JP2693889B2 - 増幅器 - Google Patents

増幅器

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JP2693889B2
JP2693889B2 JP3296351A JP29635191A JP2693889B2 JP 2693889 B2 JP2693889 B2 JP 2693889B2 JP 3296351 A JP3296351 A JP 3296351A JP 29635191 A JP29635191 A JP 29635191A JP 2693889 B2 JP2693889 B2 JP 2693889B2
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善伸 佐々木
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はマイクロ波帯の高出力
増幅器に関し、特に高調波処理回路を能動素子で構成し
た増幅器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図3はマイクロ波を増幅する従来の増幅
器のブロック構成を示す図であり、図において、21は
マイクロ波を増幅する増幅回路、22は高調波を処理す
る高調波処理回路、23はマイクロ波を入力する入力端
子、24はマイクロ波を出力する出力端子である。また
図4は増幅器内のFETの電流電圧特性を示す波形図で
ある。
【0003】次に動作について説明する。高出力増幅器
の場合、効率を高くするために、例えば増幅回路21を
構成する、図1(b) に示す最終段のFETのノードAに
おける電流電圧特性が図4に示すように電流が半波整
流,電圧が矩形波となるように受動回路で構成された高
調波処理回路を調整する。具体的には、2倍,4倍,6
倍,…といった偶高調波に対してはショート、3倍,5
倍,7倍,…といった奇数倍波に対してはオープンとな
るように調整する。このときドレイン効率は最大で10
0%になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の増幅器は以上の
ように構成されており、高調波処理回路は受動素子で構
成されており、損失があるために理想的な回路を得るこ
とは困難であるという問題点があった。また上記高調波
処理回路は基本波の整合回路に大きく影響を与えるた
め、最適化を行うことは困難であるという問題点があっ
た。
【0005】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、理想的な動作状態を実現できる
とともに、基本波と高調波とに対して別々に整合が可能
になる増幅器に関するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明に係る増幅器
は、初段の高調波発生回路により高調波を発生し、分波
器により高調波と基本波とに分波し、増幅回路により基
本波及び高調波を各周波数ごとにそれぞれを増幅し、増
幅された高調波を合成器により合成し、該合成器の出力
を方向性結合器により基本波の増幅回路へ注入するよう
にしたものである。
【0007】また、この発明に係る増幅器は、初段の高
調波発生回路により高調波を発生し、分波器により高調
波と基本波とに分波し、増幅回路により基本波を増幅
し、高調波の振幅を制御できる可変利得増幅回路により
各周波数ごとにそれぞれを増幅し、位相調整回路により
位相を調整し、可変利得増幅回路により増幅された高調
波を合成器により合成し、該合成器の出力を方向性結合
器により基本波の増幅回路へ注入するようにしたもので
ある。
【0008】
【作用】この発明においては、初段の高調波発生回路に
より高調波を発生し、分波器により高調波と基本波とに
分波し、増幅回路により基本波及び高調波を各周波数ご
とにそれぞれを増幅し、増幅された高調波を合成器によ
り合成し、該合成器の出力を方向性結合器により基本波
の増幅回路へ注入するようにしたので、高調波成分を別
々に増幅調整するために理想的な動作状態を実現できる
とともに、高調波成分の整合は別々に最適化することが
できる。
【0009】また、この発明においては、初段の高調波
発生回路により高調波を発生し、分波器により高調波と
基本波とに分波し、増幅回路により基本波を増幅し、高
調波の振幅を制御できる可変利得増幅回路により各周波
数ごとにそれぞれを増幅し、位相調整回路により位相を
調整し、可変利得増幅回路により増幅された高調波を合
成器により合成し、該合成器の出力を方向性結合器によ
り基本波の増幅回路へ注入するようにしたので、入力周
波数が変化した場合にも対応でき、より理想的な動作状
態を実現でき、より最適化できる。
【0010】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1(a) は本発明の一実施例による増幅器の構成
を示すブロック図であり、図において、1は基本波を入
力する入力端子、2は高調波を発生する高調波発生回
路、3は基本波と,2倍波及び3倍波を分波する分波
器、4は基本波を増幅する増幅回路、5は2倍波を増幅
する増幅回路、6は3倍波を増幅する増幅回路、8は上
記2倍波及び3倍波を合成する合成器、7は基本波と,
2倍波及び3倍波を結合する方向性結合器、9は負荷で
ある。また図1(b) は上記増幅回路4〜6の内部構成を
示す図であり、図において、4a,4bは整合回路であ
る。
【0011】次に動作について説明する。入力端子1よ
り入力した波は高調波発生回路2に入力され、この出力
波の中には入力波と同じ周波数の波とともに周波数が
2,3,…倍の波が含まれている。これらの波は分波器
3でそれぞれの周波数ごとに分波されて、それぞれの周
波数帯で整合をとった増幅回路4〜6に入射する。2倍
波及び3倍波の増幅回路5,6の出力は合成器8で合成
された後、方向性結合器7により基本波の増幅器4へ注
入される。増幅回路5,6は基本波の増幅回路4を構成
する、図1(b) に示すFETのノードAにおける電流電
圧特性が図4の特性になるよう調整する。
【0012】このような本実施例では、初段の高調波発
生回路2により高調波を発生し、分波器3により高調波
と基本波とに分波し、増幅回路4〜6により基本波及び
高調波を各周波数ごとにそれぞれを増幅し、増幅された
高調波を合成器8により合成し、該合成器8の出力を方
向性結合器7により基本波の増幅回路4へ注入するよう
にしたので、高調波成分を別々に増幅調整するために理
想的な動作状態を実現でき、高調波成分の整合は別々に
最適化できるため、設計が容易になる。
【0013】次に本発明の他の実施例を図について説明
する。図2は本発明の他の実施例による増幅器のブロッ
ク構成を示す図であり、図において、1は高調波を発生
する高調波発生回路、2は基本波と,2倍波及び3倍波
を分波する分波器、3は基本波を増幅する増幅回路、6
は2倍波及び3倍波を合成する合成器、7は基本波と,
2倍波及び3倍波を結合する方向性結合器、8は基本波
を入力する入力端子、9は負荷、10は2倍波の位相を
調整する位相調整回路、11は3倍波の位相を調整する
位相調整回路、12は2倍波の振幅を制御する可変利得
増幅回路、13は3倍波の振幅を制御する可変利得増幅
回路である。
【0014】次に動作について説明する。入力端子1よ
り入力した波は高調波発生回路2に入る。この出力波の
中には入力波と同じ周波数の波とともに周波数が2,
3,…倍の波が含まれている。これらの波は分波器3で
それぞれの周波数ごとに分波されて、それぞれの周波数
帯で整合をとった増幅回路4及び可変利得増幅回路1
2,13に入射する。2倍波及び3倍波の可変利得増幅
回路12,13の出力は位相調整回路10,11を通過
した後、合成器6で合成された後、方向性結合器7によ
り基本波の増幅器3へ注入される。可変利得増幅回路1
2,13は基本波の増幅回路のFETの電流電圧特性が
図4の特性になるように調整する。さらに、入力周波数
が変化した場合にも可変利得増幅器12,13及び位相
調整器10,11を調整することにより簡単に対応可能
となる。
【0015】このような本実施例では、初段の高調波発
生回路2により高調波を発生し、分波器3により高調波
と基本波とに分波し、増幅回路4により基本波を増幅
し、高調波の振幅を制御できる可変利得増幅回路12,
13により各周波数ごとにそれぞれを増幅し、位相調整
回路10,11により位相を調整し、可変利得増幅回路
12,13により増幅された高調波を合成器8により合
成し、該合成器8の出力を方向性結合器7により基本波
の増幅回路4へ注入するようにしたので、入力周波数が
変化した場合にも対応でき、より理想的な動作状態を実
現でき、より最適化できるため、より設計が容易にな
る。
【0016】
【発明の効果】以上のように、この発明に係る増幅器に
よれば、初段の高調波発生回路により高調波を発生し、
分波器により高調波と基本波とに分波し、増幅回路によ
り基本波及び高調波を各周波数ごとにそれぞれを増幅
し、増幅された高調波を合成器により合成し、該合成器
の出力を方向性結合器により基本波の増幅回路へ注入す
るようにしたので、高調波成分を別々に増幅調整するた
めに理想的な動作状態を実現できるとともに、高調波成
分の整合は別々に最適化できるため、設計が容易となる
効果がある。
【0017】また、この発明に係る増幅器によれば、初
段の高調波発生回路により高調波を発生し、分波器によ
り高調波と基本波とに分波し、増幅回路により基本波を
増幅し、高調波の振幅を制御できる可変利得増幅回路に
より各周波数ごとにそれぞれを増幅し、位相調整回路に
より位相を調整し、可変利得増幅回路により増幅された
高調波を合成器により合成し、該合成器の出力を方向性
結合器により基本波の増幅回路へ注入するようにしたの
で、入力周波数が変化した場合にも対応でき、より理想
的な動作状態を実現でき、より最適化できるため、より
設計が容易になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による増幅器のブロック構
成を示すブロック回路図及び増幅回路の内部構成を示す
回路図である。
【図2】この発明の他の実施例による増幅器のブロック
構成を示すブロック回路図である。
【図3】従来の増幅器のブロック構成を示すブロック回
路図である。
【図4】増幅器内のFETの電流電圧特性を示す波形図
である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 高調波発生回路 3 分波器 4 基本波の増幅回路 5 2倍波の増幅回路 6 3倍波の増幅回路 7 方向性結合器 8 合成器 9 負荷 10 2倍波の位相調整回路 11 3倍波の位相調整回路 12 2倍波の可変利得増幅回路 13 3倍波の可変利得増幅回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロ波を増幅する増幅器において、 初段に設けられ高調波を発生する高調波発生手段と、 該高調波発生手段の出力を、基本波と高調波の各周波数
    ごとに分波する分波手段と、 該分波手段から出力される、基本波と高調波の各周波数
    ごとに増幅する増幅手段と、 該増幅手段により増幅された高調波を合成する合成手段
    と、 該合成手段の出力を基本波の増幅手段へ注入する注入手
    段とを備えたことを特徴とする増幅器。
  2. 【請求項2】 上記高調波を増幅する増幅手段は、振幅
    を制御し増幅する振幅制御増幅手段であり、該振幅制御
    増幅手段の後段にその出力の位相を調整する位相調整回
    路を備えたことを特徴とする請求項1記載の増幅器。
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