JP2693464B2 - 非常用照明装置 - Google Patents

非常用照明装置

Info

Publication number
JP2693464B2
JP2693464B2 JP63017983A JP1798388A JP2693464B2 JP 2693464 B2 JP2693464 B2 JP 2693464B2 JP 63017983 A JP63017983 A JP 63017983A JP 1798388 A JP1798388 A JP 1798388A JP 2693464 B2 JP2693464 B2 JP 2693464B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
circuit
output
lamp load
reference voltage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63017983A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01194294A (ja
Inventor
茂章 山崎
隆正 糸田川
誠二 浜端
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP63017983A priority Critical patent/JP2693464B2/ja
Publication of JPH01194294A publication Critical patent/JPH01194294A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2693464B2 publication Critical patent/JP2693464B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Control Of Voltage And Current In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば電池で白熱ランプなどを点灯させ
る非常用照明装置に関するものである。
〔従来の技術〕
非常用照明装置に用いられる従来の電圧制御装置は、
第13図に示すように、電池からなる直流電源の電圧VIN
をスイッチングトランジスタQ3で断続し、得られたパル
ス状の電圧をチョークコイルL1およびコンデンサC11
平滑し、コンデンサC11の両端より平坦な電圧VOUTを出
力するようになっており、電圧VOUTを抵抗R101,R102
分圧した電圧に基づいて制御回路CRがスイッチングトラ
ンジスタQ3のオン時間とオフ時間の比を変化させること
により、電圧VOUTを一定に制御するようになっている。
なお、R103,R104はそれぞれ抵抗、D1はダイオード、B
1は基準電圧源である。
非常用照明装置に用いられる他の従来の電圧制御装置
は、第14図に示すように、電池BT2とランプLP2との間に
介挿したトランジスタQ4,抵抗R111およびツェナーダイ
オードZD11からなる周知の回路からなり、ランプLP2
加える電圧VLPを一定に制御している。
上記の第13図および第14図の電圧制御装置は、出力さ
れる電圧VOUT,VLPが平坦な直流電圧であって、定電圧が
保証されていて、ランプ負荷に給電する場合に、負荷電
圧が一定になり、したがってランプ負荷に供給する電力
を一定にすることができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、第13図の電圧制御装置は、平滑用のチョーク
コイルL1およびコンデンサC11が必要なため、大型化す
るという問題がある。なお、平滑を行わなければ、小型
化することができるが、この場合に電圧制御を行って
も、ランプ負荷への供給電力を一定にすることができ
ず、例えば白熱ランプを点灯させる場合において、電池
の消耗によってその電圧が低下したときに、白熱ランプ
の明るさが変化するという問題があった。
また、第14図の電圧制御装置は、平滑用のチョークコ
イルやコンデンサが不要であり、小型化できるが、制御
用のトランジスタQ4が能動領域で動作するため、トラン
ジスタQ4での電力損失が大きく、限られた容量の電池BT
2のエネルギーを有効にランプ負荷へ供給することはで
きなかった。
この発明の目的は、ランプ負荷に供給する電力を一定
に制御することができるとともに制御のための回路を小
型化することができ、しかも電池のエネルギーを有効に
ランプ負荷へ供給することができる非常用照明装置を提
供することである。
〔課題を解決するための手段〕
請求項(1)記載の非常用照明装置は、電池と、電池
で駆動される非常照明用のランプ負荷と、ランプ負荷と
電池との間に介挿したスイッチング素子と、ランプ負荷
に印加される電圧(瞬時値)の二乗平均値を検出する二
乗平均回路と、スイッチング素子をオンオフさせること
によりランプ負荷にパルス状の電圧を印加するときに、
二乗平均回路の出力電圧と基準電圧発生回路から出力さ
れる基準電圧との差に応じてスイッチング素子のオン時
間とオフ時間との比を変化させることにより二乗平均回
路の出力電圧が基準電圧に一致するように制御するスイ
ッチング制御回路とを備えている。
この場合、スイッチング素子は、スイッチング制御回
路から与えられるパルス信号に従ってオンオフしてラン
プ負荷に印加する電圧を断続する。また、スイッチング
制御回路は、二乗平均回路の出力電圧と基準電圧発生回
路から出力される基準電圧とを入力し、二乗平均回路の
出力電圧が基準電圧より大きければ出力のパルス信号の
デューティ比を小さくし、二乗平均回路の出力電圧が基
準電圧より小さければ出力のパルス信号のデューティ比
を大きくするような制御動作を行うことにより、二乗平
均回路の出力電圧が基準電圧に一致させるようにしてい
る。
請求項(2)記載の非常用照明装置は、電池と、電池
で駆動される非常照明用のランプ負荷と、ランプ負荷と
電池との間に介挿したスイッチング素子と、ランプ負荷
に印加される電圧(瞬時値)の二乗に直線近似した検出
回路と、スイッチング素子をオンオフさせることにより
ランプ負荷にパルス状の電圧を印加するときに、二乗に
直線近似した検出回路の出力電圧と基準電圧発生回路か
ら出力される基準電圧との差に応じてスイッチング素子
のオン時間とオフ時間との比を変化させることにより二
乗に直線近似した検出回路の出力電圧が基準電圧に一致
するように制御するスイッチング制御回路とを備えてい
る。
この場合、スイッチング素子は、スイッチング制御回
路から与えられるパルス信号に従ってオンオフしてラン
プ負荷に印加する電圧を断続する。また、スイッチング
制御回路は、二乗に直線近似した検出回路の出力電圧と
基準電圧発生回路から出力される基準電圧とを入力し、
二乗に直線近似した検出回路の出力電圧が基準電圧より
大きければ出力のパルス信号のデューティ比を小さく
し、二乗に直線近似した検出回路の出力電圧が基準電圧
より小さければ出力のパルス信号のデューティ比を大き
くするような制御動作を行うことにより、二乗に直線近
似した検出回路の出力電圧が基準電圧に一致させるよう
にしている。
〔作用〕
この発明の構成によれば、ランプ負荷に印加される電
圧の二乗平均値を検出する二乗平均回路の出力電圧もし
くはランプ負荷に印加される電圧の二乗に直線近似した
検出回路の出力電圧と基準電圧発生回路から出力される
基準電圧との差に応じてスイッチング素子のオン時間と
オフ時間との比を変化させることにより二乗平均回路も
しくは検出回路の出力電圧が基準電圧に一致するように
制御しているので、電池の消耗等による電池の電圧の変
動(下降)にかかわらずランプ負荷に加えられる電圧の
実効値を一定に制御することができ、この結果電池の電
圧の変動にかかわらず負荷へ供給する電力を一定に制御
することができる。
また、ランプ負荷に加える電圧を平滑しなくても、ラ
ンプ負荷へ供給する電力を一定に制御することができる
ので、チョークコイルやコンデンサが不要で小型化する
ことができる。
さらに、電池とランプ負荷との間に介挿するスイッチ
ング素子の電力損失は少ないものであり、限られた容量
の電池のエネルギーを有効にランプ負荷へ供給すること
ができる。
また、ランプ負荷への供給電力を一定に制御すること
ができ、しかもそのために電池のエネルギーをほとんど
無駄にしないため、電池からランプ負荷への給電開始初
期における使用エネルギー量をランプ負荷への供給電力
の一定制御を行わない場合に比べて削減することがで
き、この結果ランプ負荷に対する有効給電時間を延ばす
ことができる。
〔実施例〕
この発明の実施例を第1図ないし第12図に基づいて説
明する。この非常用照明装置は、第1図に示すように、
電圧VCCを出力する電池BT1で駆動される例えば白熱ラン
プからなるランプ負荷LP1と電池BT1との間にスイッチン
グ素子Iを介挿し、スイッチング制御回路IIでもってス
イッチング素子Iをオンオフさせることにより、ランプ
負荷LP1にパルス状の電圧を印加するようにしている。
また、二乗平均回路IIIでランプ負荷LP1に印加される
電圧(瞬時値)VLPの二乗平均値を検出し、スイッチン
グ制御回路IIでもって二乗平均回路IIIの出力電圧VA1
基準電圧発生回路IVから出力される基準電圧VA2との差
に応じてスイッチング素子Iのオン時間とオフ時間との
比を変化させることにより二乗平均回路IIIの出力電圧V
A1が基準電圧VA2に一致するように制御している。
この場合、スイッチング素子Iは、スイッチング制御
回路IIから与えられるパルス信号に従ってオンオフして
ランプ負荷LP1に印加する電圧VLPを断続することにな
る。
また、スイッチング制御回路IIは、二乗平均回路III
の出力電圧VA1と基準電圧発生回路IVから出力される基
準電圧VA2とを入力し、二乗平均回路IIIの出力電圧VA1
が基準電圧VA2より大きければ出力のパルス信号のデュ
ーティ比Dを小さくし、二乗平均回路IIIの出力電圧VA1
が基準電圧VA2より小さければ出力のパルス信号のデュ
ーティ比Dを大きくするような制御動作を行う。なお、
パルス信号のデューティ比Dは、第2図に示すパルス信
号において、スイッチング素子Iがオンでランプ負荷LP
1への印加電圧がVCCであるオン時間をTONとし、スイッ
チング素子Iがオフでランプ負荷LP1へ印加電圧が零で
あるオフ時間をTOFFとしたときに、 D=TON/(TON+TOFF) で表される。
さらに、二乗平均回路IIIは、ランプ負荷LP1に印加さ
れる電圧VLPを二乗して平均した値を求めるものであ
る。これは、一定に制御すべき電圧VLPの実効値Vrmsで表され、したがって、 であり、電圧VLP(瞬時値)を二乗して平均した値を一
定とすれば、実効値Vrmsも一定になるからである。
この非常用照明装置は、二乗平均回路IIIの出力電圧V
A1と基準電圧発生回路IVから出力される基準電圧VA2
の差に応じてスイッチング素子Iのオン時間とオフ時間
との比を変化させることにより二乗平均回路IIIの出力
電圧VA1が基準電圧VA2に一致するように制御しているの
で、電池BT1の消耗等による電池BT1の電圧VCCの変動
(下降)にかかわらずランプ負荷LP1に加えられる電圧V
LPの実効値を一定に制御することができ、この結果電池
BT1の電圧VCCの変動にかかわらずランプ負荷LP1へ供給
する電力を一定に制御することができる。
また、ランプ負荷LP1に加える電圧VLPを平滑しなくて
も、ランプ負荷LP1へ供給する電力を一定に制御するこ
とができるので、チョークコイルやコンデンサが不要で
小型化することができる。
さらに、電池BT1とランプ負荷LP1との間に介挿するス
イッチング素子Iの電力損失は少ないものであり、限ら
れた容量の電池BT1のエネルギーを有効にランプ負荷LP1
へ供給することができる。
また、ランプ負荷LP1への供給電力を一定に制御する
ことができ、しかもそのために電池BT1のエネルギーを
ほとんど無駄にしないため、電池BT1からランプ負荷LP1
への給電開始初期における使用エネルギー量をランプ負
荷LP1への供給電力の一定制御を行わない場合に比べて
削減することができ、この結果ランプ負荷LP1に対する
有効給電時間を延ばすことができる。
つぎに、この非常用照明装置の具体回路構成を図面に
従って説明する。
第3図はランプ負荷に印加される電圧の二乗平均値を
検出する二乗平均回路の具体回路例を示し、第4図およ
び第5図は二乗平均回路の変形例としてランプ負荷に印
加される電圧の二乗に直線近似した検出回路の具体回路
例をそれぞれ示している。
第3図の二乗平均回路は、電界効果トランジスタのゲ
ート・ソース間電圧VGSとドレイン電流IDとの関係が、
Kを定数、VTHを電界効果トランジスタのスレッショル
ド電圧としたときに、 ID=K(VGS−VTH となることを利用して回路構成したものであり、電界効
果トランジスタのゲート・ソース間電圧VGSとドレイン
電流IDとの関係は第6図に実線で示すようになる。
この電界効果トランジスタを利用した二乗平均回路
は、端子T11にランプ負荷LP1の電圧VLPを印加し、端子T
12にスレッショルド電圧VTHの2倍の電圧(2×VTH)を
印加するようにしている。この結果、演算増幅器OP11
出力電圧としては、電圧VLPが零の期間(スイッチング
素子Iがオフの期間)では、電圧VTHがそのまま出力さ
れ、電圧VLPが高レベルの期間(スイッチング素子Iが
オンの期間)では、電圧VLPを電圧VTHだけオフセットし
たものが出力されることになり、この電圧が電界効果ト
ランジスタQ2のゲート・ソース間に印加されることにな
る。
この結果、電界効果トランジスタQ2には、電圧VLP
二乗に比例した第6図に破線で示すドレイン電流IDが流
れることになる。
そして、このドレイン電流IDに比例した電圧が抵抗R
61の両端に現れ、演算増幅器OP12から出力されて端子T
13に現れる電圧VOも抵抗R61の両端の電圧と等しい値と
なる。したがって、電圧VOとして電圧VLPの二乗に比例
した電圧が得られることになり、この電圧VOをCR回路で
積分すれば、二乗平均電圧(実効電圧)が得られること
になる。
なお、第3図の回路において、R41〜R44はそれぞれ同
一の抵抗値を有する抵抗、R51は抵抗、R71〜R74はそれ
ぞれ同一の抵抗値を有する抵抗である。VCCは電池によ
る電源電圧である。
第4図の検出回路は、電源として使用する電池が第7
図に示すような電圧−時間特性を有していて、電池の実
使用範囲が電圧VCCがV1からV2の範囲に限られ、電圧V1
〜V2の範囲で二乗特性をもたせればよいことに着目して
簡略的に回路構成したものである。
この検出回路は、第4図に示すように、ツェナーダイ
オードZD5と抵抗R81の直列回路からなり、端子T21に電
圧VLPを印加し、ツェナーダイオードZD5と抵抗R81の接
続点である端子T22より電圧VOを出力するものである。
この回路は、ツェナーダイオードZD5のツェナー電圧をV
ZDとしたときに、電圧VLPの変化に対し電圧VOが第8図
において実線で示すような特性を有し、第8図において
破線で示す二乗特性の電圧V2〜V1の範囲を近似すること
になる。
電池を電源としたパルス駆動(パルス点灯)の場合、
0Vと電池を有効に使用できる電圧V1〜V2の範囲であるの
で、第8図において電圧V1〜V2の範囲を直線近似し、電
圧VLPが0Vのときに0Vの出力を発生できれば十分であ
り、第4図の簡略回路でも使用上支障はない。
第5図の検出回路は、第4図におけるツェナーダイオ
ードZD5と抵抗R81による特性を演算増幅器OP21と抵抗R
91,R92とで実現したものであり、端子T31に電圧VLPを加
え、端子T32に適当なオフセット電圧VOFSを加え、端子T
33から電圧VOを取り出す構成である。この検出回路によ
れば、オフセット電圧VOFSを適正に設定することによ
り、第9図に実線で示す特性を得ることができ、電圧V2
〜V1の範囲において、第9図に破線で示す二乗特性を近
似することができる。
なお、第5図の回路における電圧VOと電圧VLPおよび
電圧VOFSとの関係は、一般に VO=(1+R2/R1)VLP−(R2/R1)VOFS で表される。上式において、 VLP=0 のときは、演算増幅器OP21から出力される電圧VOは、 VO=−(R2/R1)VOFS となるが、演算増幅器OP21を単一電源で使用すれば、V
LP=0のときにVO=0になるので、第9図の実線の特性
を得ることができるのである。
第4図の検出回路はツェナーダイオードZD5に比較的
大きい電流を流す必要があって、消費電力が大きいが、
第5図の場合は上記のような大電流を流す必要はなく、
消費電力を低減することができる。
つぎに、第3図ないし第5図に示した二乗平均回路ま
たは検出回路と同様の構成の二乗平均回路または検出回
路をそれぞれ使用して構成した非常用照明装置の全体の
回路図を第10図ないし第12図に示す。
まず、第10図に示した非常用照明装置は、第3図の二
乗平均回路と同様の二乗平均回路III Aを用いて回路構
成したものである。第10図において、スイッチング素子
Iは、スイッチングトランジスタTr1よりなる。
二乗平均回路III Aは、演算増幅器OP3,OP4と電界効果
トランジスタQ1と抵抗R6,R7,R13〜R21,コンデンサC2
りなり、第3図に示したものと同様の動作をして電圧V
LPを二乗平均した電圧VA1を出力する。なお、抵抗R22
よびツェナーダイオードZD2は、二乗平均回路III Aに対
し、第3図における2×VTHに相当する電圧を与える。
また、コンデンサC2および抵抗R7は平均用の積分回路を
構成している。
基準電圧発生回路IVは、抵抗R8およびツェナーダイオ
ードZD1よりなり、それらの接続点より基準電圧VA2を出
力する。
スイッチング制御回路IIは、基準電圧VA2と二乗平均
回路III Aから出力される電圧VA1との差を検出する差動
増幅器II Aと、三角波電圧を発生する三角波発生回路II
Bと、差動増幅器II Aの出力電圧と三角波発生回路II B
の出力電圧とを比較することによりパルス信号を発生し
てスイッチングトランジスタTr1をオンオフさせる比較
回路II Cとから構成されている。
差動増幅器II Aは、演算増幅器OP2と抵抗R3〜R5とコ
ンデンサC1とからなる。また、三角波発生回路II Bは、
反転増幅器IC1〜IC3と抵抗R9〜R12とコンデンサC3,C4
からなる。さらに、比較回路II Cは、演算増幅器OP1
抵抗R1,R2とトランジスタTr2とからなる。
ここで、スイッチング制御回路IIの動作を説明する。
差動増幅器II Aは、演算増幅器OP2の反転入力端に基
準電圧VA2が加えられ、非反転入力端に電圧VA1が加えら
れ、演算増幅器OP2の出力端より電圧VA1から基準電圧V
A2を差し引いた電圧VA1−VA2をR4/R5倍した電圧VXを出
力する。
比較回路II Cは、演算増幅器OP1の非反転入力端に加
えられる三角波電圧と反転入力端に加えられる電圧VX
を比較し、三角波電圧の方が高い期間は演算増幅器OP1
の出力電圧を高レベル(VCC)にしてトランジスタTr2
導通させ、したがってスイッチングトランジスタTr1
導通させ、電池BT1からランプ負荷LP1へ電圧印加させ
る。一方、電圧VXの方が高い期間は演算増幅器OP1の出
力電圧を低レベル(零)にしてトランジスタTr2を遮断
させ、したがってスイッチングトランジスタTr1を遮断
させて、電池BT1からランプ負荷LP1への電圧印加を停止
させる。
このように動作することで、二乗平均回路III Aから
出力される電圧VA1によって差動増幅器II Aの出力電
圧、すなわち電圧VXが変化すると、スイッチングトラン
ジスタTr1がオンとなって電池BT1からランプ負荷LP1
電圧印加される時間とスイッチングトランジスタTr1
オフとなってランプ負荷LP1への電圧印加が停止される
時間との比が変化し、この比は演算増幅器OP2の両入力
電圧が等しくなった状態で安定することになり、これに
よって、ランプ負荷LP1に加わる電圧VLPの実効値が一定
に制御されることになる。なお、抵抗R6,R7およびコン
デンサC2は図面の都合でスイッチング制御回路II内に記
載している。
つぎに、第11図に示した非常用照明装置は、第4図に
示した検出回路と同じ構成の検出回路III Bを用いて回
路構成したものである。この検出回路III Bは、ツェナ
ーダイオードZD3と可変抵抗VR1と抵抗R6,R7およびコン
デンサC2とからなる。その他は第10図のものと同様であ
る。なお、抵抗R6,R7およびコンデンサC2は図面の都合
でスイッチング制御回路II内に記載している。
最後に、第12図に示した非常用照明装置は、第5図に
示した検出回路と同じ構成の検出回路III Cを用いて回
路構成したものである。この検出回路III Cは演算増幅
器OP5,抵抗R6,R7,R23〜R27およびコンデンサC2で構成さ
れている。その他は第10図のものと同様である。なお、
抵抗R6,R7およびコンデンサC2は図面の都合でスイッチ
ング制御回路II内に記載している。
〔発明の効果〕
この発明の非常用照明装置によれば、ランプ負荷に印
加される電圧の二乗平均値を検出する二乗平均回路の出
力電圧もしくはランプ負荷に印加される電圧の二乗に直
線近似した検出回路の出力電圧と基準電圧発生回路から
出力される基準電圧との差に応じてスイッチング素子の
オン時間とオフ時間との比を変化させることにより二乗
平均回路もしくは検出回路の出力電圧が基準電圧に一致
するように制御しているので、電池の消耗等による電池
の電圧の変動(下降)にかかわらずランプ負荷に加えら
れる電圧の実効値を一定に制御することができ、この結
果電池の電圧の変動にかかわらずランプ負荷へ供給する
電力を一定に制御することができる。
また、ランプ負荷に加える電圧を平滑しなくても、ラ
ンプ負荷へ供給する電力を一定に制御することができる
ので、チョークコイルやコンデンサが不要で小型化する
ことができる。
さらに、電池とランプ負荷との間に介挿するスイッチ
ング素子の電力損失は少ないものであり、限られた容量
の電池のエネルギーを有効にランプ負荷へ供給すること
ができる。
また、ランプ負荷への供給電力を一定に制御すること
ができ、しかもそのために電池のエネルギーをはとんど
無駄にしないため、電池からランプ負荷への給電開始初
期における使用エネルギー量をランプ負荷への供給電力
の一定制御を行わない場合に比べて削減することがで
き、この結果ランプ負荷に対する有効給電時間を延ばす
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の構成を示すブロック図、第
2図はパルス波形のデューティ比を説明するための説明
図、第3図は二乗平均回路の具体構成を示す回路図、第
4図および第5図はそれぞれ検出回路の具体構成を示す
回路図、第6図は第3図の回路における電圧VGS,VLP
電流IDとの関係を示す特性図、第7図は電池の電圧変化
を示す電圧−時間特性図、第8図は第4図の回路におけ
る電圧VLPと電圧VOとの関係を示す特性図、第9図は第
5図の回路における電圧VLPと電圧VOとの関係を示す特
性図、第10図,第11図および第12図はそれぞれ実施例の
非常用照明装置の具体回路構成を示す回路図、第13図お
よび第14図はそれぞれ従来例の構成を示す回路図であ
る。 BT1……電池、I……スイッチング素子、II……スイッ
チング制御回路、III……二乗平均回路、IV……基準電
圧発生回路、LP1……ランプ負荷
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−139495(JP,A) 特開 昭61−135092(JP,A) 特開 昭57−23122(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電池と、前記電池で駆動される非常照明用
    のランプ負荷と、前記ランプ負荷と前記電池との間に介
    挿したスイッチング素子と、前記ランプ負荷に印加され
    る電圧の二乗平均値を検出する二乗平均回路と、前記ス
    イッチング素子をオンオフさせることにより前記ランプ
    負荷にパルス状の電圧を印加するときに、前記二乗平均
    回路の出力電圧と基準電圧発生回路から出力される基準
    電圧との差に応じて前記スイッチング素子のオン時間と
    オフ時間との比を変化させることにより前記二乗平均回
    路の出力電圧が前記基準電圧に一致するように制御する
    スイッチング制御回路とを備え、 前記スイッチング素子は、前記スイッチング制御回路か
    ら与えられるパルス信号に従ってオンオフして前記ラン
    プ負荷に印加する電圧を断続し、 前記スイッチング制御回路は、前記二乗平均回路の出力
    電圧と前記基準電圧発生回路から出力される基準電圧と
    を入力し、前記二乗平均回路の出力電圧が前記基準電圧
    より大きければ出力のパルス信号のデューティ比を小さ
    くし、前記二乗平均回路の出力電圧が前記基準電圧より
    小さければ出力のパルス信号のデューティ比を大きくす
    るような制御動作を行うことにより、前記二乗平均回路
    の出力電圧が前記基準電圧に一致させるようにしたこと
    を特徴とする非常用照明装置。
  2. 【請求項2】電池と、前記電池で駆動される非常照明用
    のランプ負荷と、前記ランプ負荷と前記電池との間に介
    挿したスイッチング素子と、前記ランプ負荷に印加され
    る電圧の二乗に直線近似した検出回路と、前記スイッチ
    ング素子をオンオフさせることにより前記ランプ負荷に
    パルス状の電圧を印加するときに、前記二乗に直線近似
    した検出回路の出力電圧と基準電圧発生回路から出力さ
    れる基準電圧との差に応じて前記スイッチング素子のオ
    ン時間とオフ時間との比を変化させることにより前記二
    乗に直線近似した検出回路の出力電圧が前記基準電圧に
    一致するように制御するスイッチング制御回路とを備
    え、 前記スイッチング素子は、前記スイッチング制御回路か
    ら与えられるパルス信号に従ってオンオフして前記ラン
    プ負荷に印加する電圧を断続し、 前記スイッチング制御回路は、前記二乗に直線近似した
    検出回路の出力電圧と前記基準電圧発生回路から出力さ
    れる基準電圧とを入力し、前記二乗に直線近似した検出
    回路の出力電圧が前記基準電圧より大きければ出力のパ
    ルス信号のデューティ比を小さくし、前記二乗に直線近
    似した検出回路の出力電圧が前記基準電圧より小さけれ
    ば出力のパルス信号のデューティ比を大きくするような
    制御動作を行うことにより、前記二乗に直線近似した検
    出回路の出力電圧が前記基準電圧に一致させるようにし
    たことを特徴とする非常用照明装置。
JP63017983A 1988-01-26 1988-01-26 非常用照明装置 Expired - Fee Related JP2693464B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63017983A JP2693464B2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26 非常用照明装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63017983A JP2693464B2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26 非常用照明装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01194294A JPH01194294A (ja) 1989-08-04
JP2693464B2 true JP2693464B2 (ja) 1997-12-24

Family

ID=11958954

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63017983A Expired - Fee Related JP2693464B2 (ja) 1988-01-26 1988-01-26 非常用照明装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2693464B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53139495A (en) * 1977-05-11 1978-12-05 Zeni Lite Buoy Co Ltd Dry battery power source for beacon light
JPS5723122A (en) * 1980-07-18 1982-02-06 Ricoh Co Ltd Load-power stabilizer
JPS61135092A (ja) * 1984-12-05 1986-06-23 スタンレー電気株式会社 照明ランプの駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01194294A (ja) 1989-08-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11716802B2 (en) Load control device having a wide output range
US6150739A (en) Circuit configuration for supplying power to electronic tripping device
US4878147A (en) Electromagnetic coil drive device
JP2000340385A (ja) 放電灯点灯装置
US4219761A (en) Incandescent lamp dimmer providing control voltage IES square law compliance correction
JP2693464B2 (ja) 非常用照明装置
JPH04368469A (ja) スイッチング電源
JP2983038B2 (ja) スイッチング装置
JPH11339993A (ja) 放電灯点灯装置
JP3463865B2 (ja) Acーdcコンバータ
JP2735918B2 (ja) 正負両出力形電源装置
JP3829532B2 (ja) 放電灯点灯装置
JPS6146187A (ja) 直流電動機の速度制御装置
JP3829533B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP2647668B2 (ja) 電圧制御装置
JPH0713430Y2 (ja) 交流電力の位相制御回路
JPH02294269A (ja) 電源装置
JP2893865B2 (ja) スイッチング電源装置の出力電圧可変方式
JPS60207294A (ja) 点灯装置
JPH0412800Y2 (ja)
JP2001284092A (ja) 放電灯点灯装置
SU1510053A1 (ru) Устройство дл управлени силовым тиристором
JP2915976B2 (ja) 照明負荷制御装置
RU2108652C1 (ru) Регулятор напряжения с фазовым управлением тиристорами
KR930011247B1 (ko) 트라이액을 이용한 전압 레귤레이터

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees