JP2691685B2 - 溶解ろう材の供給方法 - Google Patents

溶解ろう材の供給方法

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JP2691685B2
JP2691685B2 JP1480794A JP1480794A JP2691685B2 JP 2691685 B2 JP2691685 B2 JP 2691685B2 JP 1480794 A JP1480794 A JP 1480794A JP 1480794 A JP1480794 A JP 1480794A JP 2691685 B2 JP2691685 B2 JP 2691685B2
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誠 権田
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黒田電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は主としてガラス基材面
等に点(ポイント)状又は線状のろう付を行う際の溶解
ろう材の供給方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例えば特開平1−286229号公
報に示されるように、ブラウン管等のディスプレイ装置
の表面や、該表面に設けられたパネル表面の反射防止膜
に帯電防止のためのアース用リード端子を付着させるべ
く予備はんだ付を施す場合のほか、太陽電池の集電パネ
ルの端子部等のはんだ付では、点状又は線状の予備はん
だ付を超音波振動を与えたはんだごての先端に、固形は
んだを溶解付着させて基材表面に供給しながら行う方法
が知られている。
【0003】そして上記はんだの供給は図4(A)〜
(E)に示すように、線(ワイヤ)状の固形はんだ51
をワイヤホルダ52の先端から順次繰り出し供給しなが
ら、加熱されたはんだごて53の端面を上記固形はんだ
51の繰り出し端に押接させて溶解し、溶解はんだ51
aをはんだごて3の端面に付着保持させてはんだ付部に
供給するとともに、基材表面にこてを押接する際に、こ
てに超音波振動を与えてはんだ付するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記方法
においては、加熱はんだごて53を固形はんだ51の上
端に押接して溶解付着させる際に、固形はんだ51の先
端の溶解はんだ51aちが図4(D)に示すように不規
則な釘頭状に変形し、はんだごて53を離した時には同
図(E)に示すように固形はんだ51側にヘッド状部5
1bが残されて再固化するとともに、はんだごて53側
には僅かな溶解はんだ51aが不規則形状で付着した状
態となる。
【0005】このため、はんだごて53への溶解はんだ
51aの付着量及び付着形状が不均一で、基材表面への
はんだ付のはんだ付着量や付着形状が不均一となる不都
合が生じ、また固形はんだ51の上端から次工程ではん
だをこてに溶解付着させる際も、そのヘッド形状の不均
一性からこて53への付着はんだ量及び形状が一層不規
則になるという問題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの本発明の溶解ろう材の供給方法は、第1に加熱され
たこて53を固形ろう材51に押接して該こて53にろ
う材51を溶解付着させ、該付着ろう材51aを基材1
の表面にろう付する方法において、上記こて53を固形
ろう材51に押接する際にこて53に対して超音波振動
を付与することにより、こて53の押接面側に溶解ろう
材51aを保持させて基材1の表面に供給することを特
徴としている。また第2に固形ろう材51を順次繰り出
し供給される線状ろう材とし、こて53の端面を該線状
ろう材の供給端に押接することを特徴としている。
【0007】
【作用】加熱されたこて53を固形ろう材51に押接す
る際に、こて53が超音波振動をしているために、固形
ろう材51の溶解部分がこて53の押接部近傍で規則的
範囲(形状)で溶解するとともに、こて53を固形ろう
材51から引き離した時も、上記溶解部分を略その溶解
範囲に応じた量でしかも略球面状を保って付着してい
る。このため、次工程のろう付に際し、基材へのろう材
付着量が一定し、且つろう付形状が一定で均一に保たれ
る。
【0008】また上記固形ろう材51が線状材で順次繰
り出し供給される場合は、固形ろう材51の先端に釘頭
状のヘッド51bが残存せず、次の回のろう材溶解及び
こて53への付着時に形状や量が安定する。
【0009】
【実施例】図1〜図3は本発明の1実施例を示し、図1
は例えばブラウン管等のディスプレイにおける表装用透
明パネル1を基材とする自動ろう付装置と該装置による
ろう付作業状態の概要を示す全体斜視図である。
【0010】装置は作業台2とその背面側に連設された
パネル(基材)1の搬入及び搬出用のコンベア3,4と
を備え、作業台2上の後端にはゲート状の横送りフレー
ム6が立設され、該横送りフレーム6にはダブルアクシ
ョン型の横送り装置7を付設してパネルホルダ8が昇降
作動自在に付設されている。そして該ホルダ8は、搬入
コンベア3によって搬入されたパネル1を着脱自在に把
持して、作業台2上の搬入位置Aからこれに隣接する中
央の待機位置B又はさらに右端の搬出位置Cに横移送す
るものである。
【0011】上記待機位置Bの前方は作業位置Dとなっ
ており、待機位置Bと作業位置D間にはシリンダ等から
なる前後送り装置9によって前後水平移動するパネル1
のチャック台11が設けられ、搬入位置Aから待機位置
Bに送られたパネル1はチャック台11によってはんだ
付面を上にして適正姿勢に把持される。
【0012】作業位置Dの前方の作業台2上には横送り
用のベッド12が水平方向に横設され、該ベッド12上
には横送り駆動されたスライダ13を介して前後移動装
置14が前後方向に取り付けられている。そして前後移
動装置14の後端にはブラケット16を介してろう付装
置17の昇降装置18及び超音波発振器19が前後移動
装置14によって前後水平移動可能に取り付けられてい
る。
【0013】昇降装置18には昇降駆動されるラム21
を介してろう付装置17が一体昇降可能に付設されてお
り、ろう付装置17は図3に示すように、ラム21に突
設された前後(Y)方向の軸22に傾動調整部23及び
前後調整部24により、傾動及び前後位置調節可能に付
設された取付プレート26と、該取付プレート26に対
して左右(X)方向調整部27及び上下(Z)方向調整
部28により、左右及び上下位置調節可能に取り付けら
れた取付台29と、該取付台29に上下方向に取り付け
られた超音波の振動子系31とを備えている。
【0014】該超音波振動子系31は前述した超音波発
振器19によって超音波振動を発生させられ、その下端
中央には加熱装置(ヒーター)32付のこて53が突設
され、こて53は超音波振動を受ける構造になってい
る。そして上記こて53は、ろう付装置17の昇降時に
上述した調整部23等によってプレート(基材)1の表
面(ろう付面)に対して直角又は湾曲した基材面に対し
ては法線方向に先端面が密着当接するように予め調節さ
れる。
【0015】Eは搬出位置Cの前方に設けられたはんだ
等のろう材を供給する供給スペースで、該供給スペース
Eには、線状(ワイヤ状)の固形ろう材51を繰り出し
可能にストックするボビン36と、連続的又は間欠的に
所要量のろう材51を繰り出すローラ等からなるフィー
ダー37と、先端から線状の固形ろう材51の繰り出し
を定位置で案内するホルダ52が配置されている。38
は作業台2の前端部側に付設された操作パネルで、自動
ろう付装置におけるパネル1の搬入,搬出及び作業位置
Dや待機位置B等への移動、ろう付装置17のろう付作
動、ろう材供給作動等の各種作動部のコンピュータによ
る作動設定を行い、または必要に応じて手動により装置
の操作を行うものである。
【0016】上記装置によってパネル1の表面へ所定パ
ターンのろう付を行うには、まずろう材を溶解させ得る
温度に加熱されたこて53をろう材51の繰り出し供給
端上に移動させ、図3(A),(B)に示すように線状
固形ろう材51を所定寸法だけ繰り出し供給するととも
に、超音波振動を付与(印加)させながら、同図
(C),(D)のように下降させて、こて53の先端を
ろう材51の上端に押接する。
【0017】上記押接によりろう材51の先端は溶解ろ
う材51aとなってろう材51と連続したヘッド状をな
し、続いてこて51aを同図(E)のように上昇させる
と、溶解ろう材51aは図のようにこて53の下端面に
下向きの半球形をした水滴状をなして付着して保持され
る。このような形状はろう材51の繰り出し量、こて5
3の下降量、こて53の加熱温度とともに、こて53に
印加される超音波振動との関係によって初めて所定形状
に形成され且つ保持される。
【0018】図3(E)の状態でこて53に付着した溶
解ろう材51aは、図2に示すようにパネル1の表面の
所定の設定位置にそのままで移動され、超音波振動する
こて53をパネル表面に押接することによりろう付され
る。この時パネル1とこて53の平面的な移動を行わせ
ない場合はポイント状のパターンのろう付となり、これ
らの相対的な移動を行わせると線状又は面状のパターン
となる。このようなろう付作業を繰り返しながらパネル
1への必要なろう付作業を完了する。
【0019】なお上記ろう材51としては通常はんだが
用いられるが、はんだ以外の例えばアルミニウム又はア
ルミ合金等でも応用可能であり、その固体形状は必ずし
も線状に限らず、ボール状その他の粒状であってもよ
い。
【0020】その他、自動ろう付装置全体を完全にロボ
ット化して上記ろう付作業を行わせることも可能である
ほか、必ずしも自動ろう付に限らず、手動操作によるろ
う付を行う場合にも応用できる。
【0021】
【発明の効果】以上のように構成される本発明の方法に
よれば、固形ろう材に対して加熱ごてを押接した際、こ
てに超音波振動が与えられているために、固形ろう材側
が不規則な形崩れを伴わず、こてを離した際も溶解ろう
材が一定の付着形状及び付着量で付着するので、こてに
よる基材へのろう付が量、質ともに良好で且つ不均一に
行われるという利点を生じている。また線状の固形ろう
材を繰り出し供給する場合は、加熱ごて押接時にろう材
繰り出し端に釘頭状のヘッド部が残存せず、次回のろう
材の溶解及び付着がスムース適正に行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動ろう付装置の全体斜視図である。
【図2】ろう付装置の背面図である。
【図3】(A)〜(E)は本発明によるろう材のこてへ
の溶解及び付着を伴うろう材供給方法を示す作業状態図
である。
【図4】(A)〜(E)は従来のろう材供給方法を示す
作業状態図である。
【符号の説明】
1 基材(プレート) 32 ヒーター 51 固形ろう材 51a 溶解ろう材 53 こて

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱されたこて(53)を固形ろう材
    (51)に押接して該こて(53)にろう材(51)を
    溶解付着させ、該付着ろう材(51a)を基材(1)の
    表面にろう付する方法において、上記こて(53)を固
    形ろう材(51)に押接する際にこて(53)に対して
    超音波振動を付与することにより、こて(53)の押接
    面側に溶解ろう材(51a)を保持させて基材(1)の
    表面に供給する溶解ろう材の供給方法。
  2. 【請求項2】 固形ろう材(51)を順次繰り出し供給
    される線状ろう材とし、こて(53)の端面を該線状ろ
    う材の供給端に押接する請求項1の溶解ろう材の供給方
    法。
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JP4665003B2 (ja) * 2008-02-21 2011-04-06 三菱電機エンジニアリング株式会社 超音波半田付装置
JP5576090B2 (ja) * 2009-10-27 2014-08-20 黒田テクノ株式会社 半田付け方法及び装置
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