JP2691606B2 - アンテナ装置 - Google Patents

アンテナ装置

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JP2691606B2
JP2691606B2 JP1060509A JP6050989A JP2691606B2 JP 2691606 B2 JP2691606 B2 JP 2691606B2 JP 1060509 A JP1060509 A JP 1060509A JP 6050989 A JP6050989 A JP 6050989A JP 2691606 B2 JP2691606 B2 JP 2691606B2
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plane mirror
satellite
mirror
antenna device
plane
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滋 牧野
剛徳 増田
俊和 堀
知明 田中
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Mitsubishi Electric Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、2つの衛星に同時にアクセスする衛星通
信の地球局で用いられるアンテナ装置に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
第4図は例えばアンテナ工学ハンドブック(電子通信
学会編,オーム社発行)に示された従来のアンテナ装置
を示す概略構成図であり、図において、1a,1bは2つの
衛星の各々に対応して設けたこのアンテナ装置の給電
部、2a,2bは給電部1a,1bを構成する一次放射器、3はこ
の一次放射器2a,2bより放射された電磁波を反射する副
反射鏡、4は副反射鏡3で反射された電磁波を再度反射
する主反射鏡、5a,5bは主反射鏡4で反射された電磁波
が送られる2つの衛星の衛星方向である。
なお、各一次放射器2a,2bの位置および中心軸の方向
はそれぞれ、これらより放射された電磁波が副反射鏡3,
主反射鏡4で反射されて、対応する衛星方向5a,5bに放
射され、かつ、最も利得が高くなるように決められる。
次に動作について説明する。給電部1aに設けられた一
次放射器2aから放射された電磁波は、副反射鏡3,主反射
鏡4で反射された後、同時アクセスされる一方の衛星の
衛星方向5aに放射される。同様に、給電部1bに設けられ
た一次放射器2bから放射された電磁波は、他方の衛星の
衛星方向5bに放射される。従って、このアンテナ装置を
用いると、2つの衛星の衛星方向5a,5bに独立に電磁波
を放射するために、2つの衛星に同時にアクセスするこ
とができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来のアンテナ装置は以上のように構成されていたの
で、各々が独立に変動する2つの衛星を追尾して、それ
らに同時アクセスしようとする場合、各衛星の移動にあ
わせて各一次放射器2a,2bの位置を変えることが必要で
あり、また、このとき、各一次放射器2a,2bに導波管で
接続される送受信装置の位置もあわせて駆動する必要が
あるなどの問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、一次放射器およびこれに接続される送受信
装置を駆動することなく、独立に変動する2つの衛星に
簡易な構成で同時アクセス可能なアンテナ装置を得るこ
とを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
この発明に係るアンテナ装置は、2つの給電部のそれ
ぞれに、一次放射器から放射される電磁波を反射する平
面鏡と、この平面鏡の位置および法線方向の制御を行う
1つの平面鏡駆動装置とを設け、前記平面鏡駆動装置は
前記平面鏡を、それぞれの平面鏡毎に異なる2点を通り
方向が直交する2つの直線のまわりに回転して駆動する
ようにしたものである。
〔作 用〕
この発明における給電部はそれぞれ、平面鏡駆動装置
で平面鏡を駆動してその位置および法線方向を独立に制
御し、主反射鏡からの電磁波のビーム放射方向を調整す
ることによって、互いに独立に変動している衛星を追尾
し、それらに対する同時アクセスを可能にする。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第
1図において、1a,1bは給電部、2a,2bは一次放射器、3
は副反射鏡、4は主反射鏡、5a,5bは衛星方向であり、
第4図に同一符号を付した従来のそれらと同一、あるい
は相当部分であるため詳細な説明は省略する。また、6
a,6bはその位置および法線方向の制御が可能で、前記一
次放射器2aあるいは2bからの電磁波を反射する平面鏡、
7a,7bはこの平面鏡6a,6bの位置および法線方向の制御を
駆動する平面鏡駆動装置であり、これら平面鏡6a,6bお
よび平面鏡駆動装置7a,7bは、前記一次放射器2a,2bとと
もに前記給電部1aあるいは1bを構成している。さらに、
8a,8bは平面鏡6a,6bによる前記一次放射器2a,2bのイメ
ージである。
次に動作について説明する。まず、互いに独立に変動
している2つの衛星中の第1の衛星に対応する給電部1a
の初期設定は、一次放射器2aの平面鏡6aによるイメージ
8aが、第4図に示した従来の一次放射器2aの位置と重な
るように決定する。従って、一次放射器2aから放射され
た電磁波は平面鏡6aで反射された後、前記イメージ8aの
位置に一次放射器2aを置いた場合と同様に副反射鏡3,主
反射鏡4で反射されて、第1の衛星方向5aに放射され、
これによって当該第1の衛星とのアクセスが可能とな
る。また、前記第1の衛星と同時にアクセスされる第2
の衛星に対応する給電部1bも同様に初期設定され、当該
第2の衛星とアクセス可能となる。
次に、各衛星が移動して、その衛星方向5a,5bが変動
し、これを追尾する場合について説明する。給電部1aに
設けられた平面鏡6aを平面鏡駆動装置7aによって駆動
し、その位置および法線方向を調整すると、一次放射器
2aの平面鏡6aによるイメージ8aは、初期設定した場合の
イメージに対してその位置と方向が変わる。その結果、
一次放射器2aから放射された電磁波は平面鏡6aで反射さ
れた後、前記変化したイメージ8aの位置に一次放射器2a
を置いた場合と同様、副反射鏡3,主反射鏡4で反射され
て、初期設定した場合のビーム方向と異なるビーム方向
に電磁波を放射する。従って、平面鏡6aの位置および法
線方向を平面鏡駆動装置7aで制御することにより、所望
のビーム方向に電磁波を放射することができ、第1の衛
星を追尾しながら当該第1の衛星にアクセスすることが
可能となる。また、第2の衛星を追尾して、当該第2の
衛星にアクセスする場合も同様に、平面鏡駆動装置7bに
よって平面鏡6bの位置および法線方向を制御すればよ
い。
第2図はこの発明の他の実施例の要部を示す説明図で
あり、簡易な平面鏡駆動装置によって平面鏡を駆動する
場合について示している。平面鏡6a(6b)は平面鏡駆動
装置7a(7b)によってξ1i軸,ξ2i軸(i=1,2でそれ
ぞれ平面鏡6aと6bとに対応している)を回転軸として回
転駆動される。ここで、ξ1i軸は点P1iを通り方向 を向いた直線であり、また、ξ2i軸は点P2iを通り方向 を向いた直線である。このとき、方向 とは互いに直交している。独立に変動している2つの衛
星を追尾して、それらに同時アクセスする場合、平面鏡
駆動装置7a(7b)によって、平面鏡6a(6b)を点P1i
通る方向 のξ1i軸と、点P2iを通る方向 のξ2i軸の2つの軸のまわりに回転させればよい。
第1図に示した実施例では、平面鏡6a(6b)の位置お
よび法線方向を衛星方向5a(5b)の変動に応じて自由に
変化する場合を示しているが、この第2図に示す実施例
の場合には、ξ1i軸とξ2i軸との2軸で平面鏡6a(6b)
を回転駆動するため、衛星追尾特性は若干劣化するが、
平面鏡駆動装置7a(7b)の構造を簡易化できる利点があ
る。なお、衛星追尾範囲が小さければ、点P1iおよび点P
2iを適当に選ぶことにより、衛星追尾特性の劣化を小さ
くおさえることができ、第1図に示した実施例と同等の
性能を得ることもできる。
第1図および第2図の実施例において、平面鏡駆動装
置7a,7bにより平面鏡6a,6bを駆動することにより、一次
放射器2a,2bのイメージ8a,8bの位置を変えることができ
るため、衛星の変動に応じてアンテナ装置のビーム方向
を変えて衛星を追尾できるが、同時に、一次放射器2a,2
bのイメージ8a,8bも回転するため、アンテナ装置を直線
偏波で用いる場合、偏波方向が変わってしまう。
第3図は、この偏波回転を補償するためになされたこ
の発明の他の実施例を示す概略構成図である。図におい
て、9a,9bは一次放射器2a,2bの各々に取り付けられる偏
波追尾装置であり、他は第1図に同一符号を付したそれ
らと同等のものである。このアンテナ装置では、衛星を
追尾するために平面鏡駆動装置7a,7bによって平面鏡6a,
6bを駆動した結果、放射する電磁波の偏波方向が回転し
た場合、その回転した偏波方向を偏波追尾装置9a,9bに
よって所定の偏波方向に補正するものである。なお、こ
の偏波追尾装置9a,9bによる偏波方向の補正量は、ステ
ップトラック方式によって自動的に決定してもよいし、
また、平面鏡6a,6bの駆動量から計算することもできる
ので、平面鏡駆動装置7a,7bと連動してそれを決定する
ようにしてもよい。
なお、この発明では衛星追尾に用いる反射鏡が平面鏡
であるため、曲面鏡を駆動した場合のようなアンテナ特
性の劣化がないという特徴がある。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明によれば、2つの給電部のそ
れぞれに、平面鏡を設け、この平面鏡の位置および法線
方向を、異なる2点を通り、方向が直交する2つの直線
のまわりに回転して駆動する平面鏡駆動装置によって制
御するように構成したので、一次放射器、さらには衛星
通信地球局の送受信装置等を駆動することなく、互いに
独立に変動している2つの衛星の追尾が可能となり、2
つの衛星に同時にアクセスするアンテナ装置を安価に実
現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例によるアンテナ装置を示す
概略構成図、第2図はこの発明の他の実施例の要部を示
す説明図、第3図はこの発明のさらに他の実施例を示す
概略構成図、第4図は従来のアンテナ装置を示す概略構
成図である。 1a,1bは給電部、2a,2bは一次放射器、3は副反射鏡、4
は主反射鏡、5a,5bは衛星方向、6a,6bは平面鏡、7a,7b
は平面鏡駆動装置、9a,9bは偏波追尾装置。 なお、図中、同一符号は同一、または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 俊和 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 田中 知明 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (56)参考文献 特開 昭62−154905(JP,A) 特開 昭61−20404(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの給電部からの電磁波を副反射鏡およ
    び主反射鏡にて反射し、異なる衛星方向に送出して2つ
    の衛星に同時にアクセスするアンテナ装置において、前
    記給電部のそれぞれを、前記電磁波を放射する1つの一
    次放射器と、位置および法線方向の制御が可能で、前記
    一次放射器から放射される電磁波を反射する1枚の平面
    鏡と、前記平面鏡の位置および法線方向の制御を行う1
    つの平面鏡駆動装置とで構成し、前記平面鏡駆動装置は
    前記平面鏡を、それぞれの平面鏡毎に異なる2点を通り
    方向が直交する2つの直線のまわりに回転して駆動する
    ことを特徴とするアンテナ装置。
JP1060509A 1989-03-13 1989-03-13 アンテナ装置 Expired - Lifetime JP2691606B2 (ja)

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JP1060509A JP2691606B2 (ja) 1989-03-13 1989-03-13 アンテナ装置

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JPH02239702A JPH02239702A (ja) 1990-09-21
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6120404A (ja) * 1984-07-06 1986-01-29 Mitsubishi Electric Corp アンテナ装置
JPS62154905A (ja) * 1985-12-27 1987-07-09 Nec Corp マルチビ−ムアンテナ

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