JP2691582B2 - 画素密度変換装置及びその方法 - Google Patents

画素密度変換装置及びその方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 技術の背景(第10図) 従来の技術(第10,11図) 発明が解決しようとする課題(第12〜14図) 課題を解決するための手段(第1,2図) 作用(第1,2,10図) 実施例(第3〜10図) 発明の効果 〔概要〕 被変換画素が配列された平面上に投影された変換画素
の位置する分割領域に応じて近傍の被変換画素の濃度か
ら各変換画素の濃度を投影法により決定する画素密度変
換装置及び方法に関し、 算術演算を極力少なくして、小規模の回路構成により
高速処理が実現でき、かつ拡大時に平滑化された画像が
得られることを目的とし、 変換画素の近傍に位置するn進法で表現された被変換
画素群の濃度データを入力し、縮小時における変換倍率
または拡大時における固定された変換倍率、及び被変換
画素の配列に基づいて、その領域内においては被変換画
素群の各濃度が、対応するnの巾乗分の一の大きさをも
つ各面積比率により変換画素の濃度へ寄与するとして、
設定された分割領域のどの分割領域に変換画素が位置す
るを判定し、判定された分割領域に基づきn進法で表示
された被変換画素の各濃度データの桁移動を行い、桁移
動された各被変換画素の濃度データから変換画素の濃度
を算出する構成である。
〔産業上の利用分野〕
本発明は画素密度変換装置及び方法に係り、特に被変
換画素が配列された平面上に投影された変換画素の位置
する分割領域に応じて近傍の被変換画素の濃度から各変
換画素の濃度を投影法により決定する画素密度変換装置
及びその方法に関する。
〔技術の背景〕
現在の画像処理システムでは白黒2値画像だけではな
く中間調及びフルカラー等の多値画像を対象としている
場合が多く、多値画像編集時の拡大・縮小技術は不可欠
となっている。画像入出力機器においても中間調及びフ
ルカラーのスキャナーやプリンタ(熱転写、電子写真)
も普及し始めており、解像度の異なる機器間での画素密
度変換装置は重要な役割を果たしている。
さて、多値画像に対する画素密度変換装置(画像拡
大、縮小)として使用される投影法は、最近傍の4画素
及び隣接する変換画素から変換画素への濃度を決める方
法である(画像電子学会誌、第11巻、第2号,72−83,19
82)。
第10図に投影法の原理を示す。幾何学モード変換の1
つである投影法では先ず、近傍の4画素A,B,C,Dを含む
被変換画素面を四等分する。近傍4画素の濃度をIA,IB,
IC,IDとし、変換画素Rを被変換画素面に投影した際
に、前記四等分領域に投影される面積比率をWA,WB,WC,W
Dとする。
そして、変換画素Rの濃度を IR=ΣIi*Wi:i=A,B,C,D…※ により求める。
ここで、一般にΣWi=1である。
尚、第10図中のp,qはX軸、Y軸方向の変換倍率であ
る。
〔従来の技術〕
従来、画素密度変換を投影法で、変換画素の濃度を求
める場合に、第11図に示す画素密度変換装置があった。
本例は第10図に示すように所定の変換画素の近傍の第
10図に示した4つの被変換画素A,B,C,Dに位置する被変
換画素の濃度データIA,IB,IC,IDを入力する手段(図示
せず)、現在の変換画素が位置する面積比率を求める面
積比率計算回路112と、当該回路112により得られた各面
積比率WA,WB,WC,WDと当該変換画素の近傍に位置する4
個の被変換画素A,B,C,Dに当該濃度データIA,IB,IC,ID
の乗算を行う乗算手段113と、乗算結果の加算を行っ
て、変換画素の濃度を出力する演算手段114とを有して
いる。
さらに、前記乗算手段113は乗算機113a,113b,113c,11
3dを有し、前記演算手段114は乗算機113a,113bの乗算結
果同士の加算を行う加算機114aと、乗算機113c,113dの
乗算結果の加算を行う加算機114bと、当該加算機114a,1
14bの加算結果の加算を行う加算機114cとを有する。
また、前記面積比率計算回路112は変換画素の位置座
標X,Yの値とそれらの±の符号及び変換倍率p,qから(0.
5+px)*(0.5+qy)を計算し、各面積比率WA,WB,WC,W
Dを求める。すると、前記乗算機113a,113b,113c,113dは
前記被変換画素入力手段(図示せず)から入力した4個
の被変換画素A,B,C,Dの各濃度データIA,IB,IC,IDと前記
各面積比率WA,WB,WC,WDとの積をとり、前記演算手段114
の加算機114a,114b,114cにより加算され、前記式※に従
って変換画素の濃度が得られることになる。
従って、第11図の回路全体では乗算を3×4+4=16
回、加減算を2×4+3=11回行うことになる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、従来では画素の変換を行う場合にあって
は、1変換画素の濃度を求めるに際し、逐次処理を行う
ならば、前述したように27(=11+16)回の算術演算を
必要とすることになり、高速演算を行うことができなか
った。
また、並列処理を行う場合には乗算回路だけでも16個
使用するパイプライン構成を採らねばならず、回路規模
が膨大になるという問題点を有していた。
また、従来の投影法では第12図に示すように、縮小の
場合では、変換画素Rの濃度の大部分は周囲4つの被変
換画素濃度を投影による面積比率によって決める為、近
接する変換画素の濃度は微妙に異なり、被変換画素の形
を示すブロック形状は解らない。しかし、第13図に示す
ように拡大の場合では変換画素Rの濃度が1つの被変換
画素濃度によって決定される部分が多くなる為、第14図
の5倍拡大例に示すように被変換画素の形を示すブロッ
ク形状がはっきりと目立ち、画質を低下させるという問
題点を有していた。
そこで、本発明は以上の問題点を解決することを技術
的課題とするものであって、算出演算を極力少なくし、
特に乗算演算を少なくすることで、小規模の回路構成に
より高速に処理をすることが可能な多値画像の画素密度
変換装置及び方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
〔課題を解決するための手段〕
以上の技術的課題を解決するため第一の発明は第1図
に示すように被変換画素が配列された平面上に投影され
た変換画素の位置する分割領域と近傍の被変換画素の濃
度から各変換画素の濃度を投影法により決定する多値画
素密度変換装置において、変換画素の近傍に位置するn
進法で表現された所定の被変換画素群の濃度データを入
力する被変換画素入力手段1と、縮小時における変換倍
率及び被変換画素の配列又は拡大時における被変換画素
の配列に基づいて、その領域内においては前記被変換画
素群の各濃度が、該領域の本来の面積比率の大小に対応
するnの巾乗分の一毎の大きさをもつ各面積比率により
変換画素の濃度へ寄与するとして、設定された分割領域
のどの分割領域に当該変換画素が位置するかを判定する
分割領域判定手段2と、当該判定手段2により判定され
た分割領域に基づいてn進法で表示された前記被変換画
素の各濃度データの桁移動を行う桁移動手段31,32,…3m
と、当該各桁移動手段31,32,…3mにより桁移動された各
被変換画素の濃度データから当該変換画素の濃度を算出
する演算手段4とを有するものである。
一方、第二の発明は第2図に示すように、被変換画素
が配列された平面上に投影された変換画素の位置する分
割領域と近傍被変換画素の濃度から各変換画素の濃度を
投影法により決定する画素密度変換方法において、変換
画素の近傍に位置するn進法で表示された所定の被変換
画素群の濃度データを順次入力する過程(S1)と、縮小
時における変換倍率及び被変換画素の配列又は拡大時に
おける被変換画素の配列に基づいて、その領域内におい
ては前記被変換画素群の各濃度が、該領域内の本来の面
積比率の大小に対応するnの巾乗分の一毎の大きさをも
つ各面積比率により変換画素の濃度へ寄与するとして、
設定された分割領域のどの分割領域に当該変換画素が位
置するかを判定する過程(S2)と、当該判定過程(S2)
により判定された分割領域に基づいてn進法で表示され
た前記被変換画素の各濃度データの桁移動を行う過程
(S3)と、当該桁移動過程(S3)により桁移動された各
被変換画素の濃度データから当該変換画素の濃度を演算
する過程(S4)とを有するものである。
〔作用〕
第一及び第二の発明の作用を説明する。
本発明により多値画像の画素密度の変換を行う場合に
は、第1図及び第2図に示すように、ステップS1におい
て、所定の変換画素に対して当該変換画素を被変換画素
で構成される平面に投影した位置に基づき前記被変換画
素入力手段1は当該変換画素の近傍に位置するn進法
(ほとんどの場合は二進法であろう)で表現された被変
換画素の各濃度データを順次当該画素変換装置に入力す
る。ここで、「近傍に位置する被変換画素」とは例えば
第10図に示すような当該変換画素を囲むA,B,C,Dの4画
素である。
ステップS2において前記分割領域判定手段2は当該変
換画素が位置する分割領域を判定する。
ここで、「分割領域」とは画素密度変換の縮小の場
合、即ち変換倍率が1以下である場合には、当該変換倍
率及び被変換画素の配列に基づき、また拡大の場合、即
ち変換倍率が1以上である場合には、当該変換倍率に拘
らず固定された所定の変換倍率及び被変換画素の配列に
基づき、その領域内においては被変換画素群の各濃度に
対してnの巾(ベキ)乗分の一の大きさをもつ面積比率
により変換画素の濃度に寄与するとして設定された領域
である。
また、「所定の変換倍率」とは拡大時における適当な
変換倍率であって、例えば、拡大時の最低の場合の変換
倍率1を使用する。このように拡大時において変換倍率
を固定したのは、処理を簡略化し、且つ斜め部分の平滑
化を行う為であり、変換倍率をなるべく小さくとるのは
変換倍率が大きくなると分割領域が小さくなって、画像
が粗くなるおそれがあるからである。
さらに、「寄与するとして」とは必ずしも当該変換画
素の位置により定まる正確な面積比率により寄与するも
のに限定されるものではなく、ある程度の傾向が考慮さ
れれば寄与するとして扱っても良い。
ある変換画素の濃度への被変換画素の濃度による影響
は、前述した式※により与えられることになる。
また、「面積比率」とは前述したように例えば近傍に
位置する被変換画素をA,B,C,Dとした場合には、変換画
素Rの濃度IRに対して各被変換画素の濃度IA,IB,IC,ID
の係数として表示されるWA,WB,WC,WDである。
ステップS3で当該分割領域判定手段2が判定して当該
分割領域に基づいて前記桁移動手段31,…3mに対して桁
移動の指示を与える。
ここで、mは当該変換画素の近傍に位置する被変換画
素の個数を示すものであり、例えば通常はm=4であ
る。
即ち、各桁移動手段31,…3mは当該変換画素の近傍に
位置する被変換画素毎に設けられているものであって、
当該変換画素が位置する分割領域に基づいて各被変換画
素毎に独立に桁移動がなされることになる。
これは前述したように当該変換画素の濃度に与える各
被変換画素の濃度の影響はnの巾乗分の一毎に刻まれた
面積比率で各分割領域に対応させているため乗算等の演
算を行なうことなく各被変換画素からの影響を桁移動の
みで得ることができるからである。
ステップS4においては前記演算手段4は当該各被変換
画素について得られた濃度の影響に基づいて、対象とす
る変換画素の濃度を演算により得ることができることに
なる。
例えば、変換画素の濃度の演算は前述した式※に基づ
いて行われる場合には、加算のみとなり、演算は大はば
に簡単化されることになる。
〔実施例〕
続いて、本発明の実施例について説明する。
本例に係る画素変換装置を第3図に示す。
本例は同図に示すように原画像から直接に読み取るカ
メラ等、またはホスト・コンピュータ等からデータを伝
送する伝送手段等の被変換画素入力手段により読み出さ
れた所定の変換画素の近傍に位置する第10図に示すよう
な4画素A,B,C,Dの二進法で表現された被変換画素の各
濃度データIA,IB,IC,IDを入力して当該濃度データにつ
いて桁濃度(ビットシフト)を行う桁移動手段31,32,3
3,34としての4→1マルチプレクサ131,132,133,134
と、現在対象なっている変換画素が属する前記分割領域
の判定を行う領域判定回路12と、変換画素の濃度IRを出
力する前記演算手段4としての演算回路14とを有する。
領域判定回路12では変換画素の座標X,Yと変換倍率p,q
から、拡大の場合には第5図と表1に従い、縮小の場合
には第6図と表2に従って設定した分割領域について領
域の判定を行う。
当該演算回路14は前記4→1マルチプレクサ131,132
からの桁移動結果同士を加算する加算機14aと、前記4
→1マルチプレクサ133,134の移動結果の加算を行う加
算機14bと、当該加算機14a,14bの加算結果同士の加算を
行う加算機14cとを有する。
ここで、前記被変換画素の濃度は単に黒か白かを表す
二値のデータではなく、中間調及びフルカラー等の多値
画像を対象としたものであって、4ビットで各濃度が表
現されているものとする。
第4図には前記マルチプレクサ131を詳細に示したも
のである。
当該マルチプレクサ131は入力する被変換画素の4ビ
ットで表示された多値濃度データの各桁IA0,IA1,IA2,I
A3毎に設けられたマルチプレクサ131a,131b,131c,131d
と、前記分割領域判定回路12から送出された現在の変換
画素が位置する分割領域に基づいて当該各マルチプレク
サ131a,b,c,dに対して桁移動を行うために必要な情報を
送出するためのデコーダ131eとを有している。
変換画素の座標を(X,Y)とした場合に、第5図の拡
大の場合(変換倍率が1以上の場合)の分割領域群1に
おいては、次に挙げる直線によって各分割領域が分割さ
れている。
尚、ここではX>0,Y>0を仮定している。また、前
述した式※の曲線を直線に簡略化し、且つ斜め部分の平
滑化を行う為、式※のp,qを各々1と固定している。
(p,qを大きくとると分割領域自体が小さくなるため画
像が粗くなるためである)第5図に示した分割領域群1
においては、変換画素の座標を(X,Y)とした場合に 直線X+Y>0・75:領域G3 面積比率WC=0.75を越えた場合にはWC=1としてIC
みで近似表現する。
直線X+Y<0.33:領域G13 面積比率WC=0.33を越えない場合はWA,WB,WC,WD=1/4
の均等結合で表現する。
直線0.33<X+Y<0.75:領域G9,G10 WC=1/2として、2番目に近い画素を次式で選択しW
=1/4とする。
(i)直線X>Y:領域G9 WA=1/8,WB=1/4,WC=1/2,WD=1/8によって表現す
る。
(ii)直線X<Y:領域G10 WA=1/8,WB=1/8,WC=1/2,WD=1/4によって表現す
る。
さらに、第6図の縮小の場合の分割領域群2では、次
に挙げる直線によって分割されている。尚、ここではX
>0,Y>0を仮定している。また、式※の曲線を直線に
簡略化しているが、縮小の場合には、倍率に従って複数
画素の情報を1つの変換画素に集合させなければならな
いため、p,qの値はそのままで使用する。
直線pX+qY>0.75:領域G3 :面積比率WC=0.75を越えた場合にはWC=1としてIC
みで近似表現する。
pX+qY<0.33:領域G13 面積比率WC=0.33を越えない場合にはWA,WB,WC,WD=1
/4の均等結合で表現する。
0.33<pX+qY<0.75:領域G9,G10 面積比率WC=1/2として、2番目に近い画素を次式で
選択し、W=1/4とする。
(i)直線Y>X:領域G9 WA=1/8,WB=1/4,WC=1/2,WD=1/8によって表現す
る。
(ii)直線Y<X:領域G10 WA=1/8,WB=1/8,WC=1/2,WD=1/4によって表現す
る。
次に本実施例の動作を説明する。
本実施例により変換画素の濃度を算出する場合には、
前記伝送手段等の被変換画素入力手段により被変換画素
を読み取って現在の変換画素の近傍に位置する被変換画
素の濃度データを入力する。入力した各被変換画素の濃
度データは前記マルチプレクサ131,132,133,134に入力
する。
その際、前記分割領域判定手段2としての分割領域判
定回路12は現在の変換画素の前記被変換画素平面上での
位置及び変換倍率p,qに基づいて当該変換画素が属する
分割領域の判定を行うことになる。
本例では第5図に示すように変換倍率p,qから拡大処
理の場合には分割領域群1を設定するとともに、当該各
分野領域に対する判定は表1に示す条件に基づいて行わ
れることになる。
さらに、第6図に示すように、変換倍率p,qから縮小
処理の場合には分割領域群2を設定するとともに、分割
領域の判定については表2に基づいて行われることにな
る。
第7図のステップSR71からステップSR85には第5図の
分割領域群1に基づき、第8図のステップSR90からステ
ップSR104には第6図の分解領域群2に基づき、当該分
割領域判定回路12が判定を行う際の処理手順の流れを示
している。例えば、第7図では、当該分割領域判定回路
12においてはX≧0か否か(ステップSR71)、Y≧0か
否か(ステップSR72,73)、X+Y≧0.75か否か(ステ
ップSR74〜77)、X+Y≧0.33か否か(ステップSR78〜
81)、Y≧Xか否か(ステップSR82〜85)について調べ
ることにより現在の変換画素がどの分割領域に属するの
かを容易に判定することになる。
尚、X+Y≧0.75、X+Y≧0.33、Y≧Xか否かにつ
いてのX,Yの符号はX≧0か否か、Y≧0か否かの符号
に存在している。
このようにして現在の変換画素が属する分割領域に関
する情報は前記マルチプレクサ131,132,133,134に4ビ
ットの情報として送出されることになる。
当該分割領域情報を受理した前記マルチプレクサ131,
132,133,134のデコーダ131e(132e,133e,134e)は当該
分割領域に基づいて各々対応する桁移動を行わせるため
に必要な2ビットの情報(各マルチプレクサの0,1,2,3,
を特定する情報)に変換して各マルチプレクサ131a,131
b,131c,131d等に送出することになる。
当該マルチプレクサ131,132,133,134及び演算回路14
は前記被変換画素の濃度データから現在の変換画素に対
応する濃度を得るために前記分割領域判定回路12が判定
した分割領域に基づいて桁移動または演算を行うもので
ある。
表3は、各分割領域毎に、当該分割領域に現在の変換
画素が位置した場合に被変換画素群の各濃度が対応する
2の巾乗分の一の大きさをもつ各面積比率を介して当該
変換画素の濃度への寄与を記載したものである。
いいかえれば、前述した式※の各面積比率WA,WB,WC,W
Dを2の巾乗分の一で表示して各分割領域に位置する各
変換画素の濃度を記載したものである。
すなわち、分割領域判定回路12により現在の変換画素
が分割領域G1,G2,G3,G4に属する場合には表3に示した
ように各々当該各分割領域に最も近い被変換画素A,B,C,
Dのみの影響が考慮されれば良い。
したがって、現在の変換画素が分割領域G1に属する場
合には、第4図に示した前記マルチプレクサ131の前記
デコーダ131eは各マルチプレクサ131a,131b,131c,131d
に対して“3"を選択するような信号を送出して、何ら桁
移動をさせないようにする。
また、現在の変換画素が分割領域のG5に属すると判定
された場合には、表3から悪かなように画素Aの濃度IA
からの当該変換画素の濃度に対する寄与は1/2のオーダ
ーであるため当該画素Aの濃度データ(二進法で表現さ
れている)について1桁だけ桁移動させれば良いことに
なる。したがって、前記マルチプレクサ131のデコーダ1
31eは各マルチプレクサ131a,131b,131c,131dにおいて
“2"を選択すれば良いことになる。
その他、表3から明らかなように当該マルチプレクサ
131は分割領域がG2,G3,G4の場合は何ら選択を行わず
“0"を出力し、分割領域がG6の場合には第4図において
“2"を選択し(1/2の寄与)、分割領域がG7,G12,G13の
場合には第4図において“1"を選択し(1/4の寄与)、
分割領域がG8,G9,G10,G11の場合には第4図において
“0"を選択することになる。
こうして、前記マルチプレクサ131,132,133,134によ
り桁移動された各被変換画素の濃度は前記演算手段14の
加算機14a,14b及び加算機14cにより加算されて、現在の
変換画素の濃度が求められる。
以上説明したように、本実施例においては、前記分割
領域判定回路12において、領域を判定する場合には拡大
の場合には加算が1回、比較が3回必要であり、縮小で
は加算が1回、乗算が2回、比較が3回必要である。ま
た、前記演算回路14内では加算が3回必要であり、また
マルチプレクサでの選択4回を加えて、10乃至12回の演
算で済み、従来(27回)と比較して演算回数が大幅に比
較することになる。特に乗算が少ない事によって回路規
模も小規模(コンパクト)にすることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明では多値画像の画素密度
の変換(拡大、縮小)を行う場合において、面積比率W
をn(ほとんどの場合は2)の巾乗分の一とすることに
より変換画素の濃度を算出する際に必要となる、被変換
画素の各濃度IとWとの乗算I*Wをビットシフト又は
桁下げのみで行い、乗算回路を局力少なくすることがで
きる。
したがって、小規模な回路で且つ飛躍的な高速処理も
実現することができる。
また、拡大時には、変換倍率に関係なく分割領域を一
定にすることで、斜め方向に対する濃度変化の平滑化が
行われ、例えば第9図に示すようにブロック形状が目立
たない滑らかな画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第一の発明の原理ブロック図、第2図は第二の
発明の原理流れ図、第3図は実施例に係るブロック図、
第4図は表3に基づき、被変換画素の濃度IA(4ビッ
ト)の桁移動を行う4→1マルチプレクサ回路を示す
図、第5図は実施例に係る拡大時の分割領域群1を示す
図、第6図は実施例に係る縮小時の分割領域群2を示す
図、第7図は第5図の領域判定処理手順を示す流れ図
(拡大)、第8図は第6図の領域判定処理手順を示す流
れ図(縮小)、第9図は実施例による5倍の拡大例を示
す図、第10図は投影法における変換画素の位置と面積比
率の関係を示す図、第11図は従来例に係るブロック図、
第12図は投影法における縮小の場合の面積比率を示す
図、第13図は投影法における拡大の場合の面積比率を示
す図、第14図は従来例による5倍拡大例を示す図であ
る。 1……被変換画素入力手段 2(12)……分割領域判定手段(分割領域判定回路) 31〜3m(131〜134)……桁移動手段(4→1マルチプレ
クサ) 4(14)……演算手段(演算回路)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被変換画素が配列された平面上に投影され
    た変換画素の位置する分割領域と近傍の被変換画素の濃
    度から各変換画素の濃度を投影法により決定する画素密
    度変換装置において、 変換画素の近傍に位置するn進法で表現された所定の被
    変換画素群の濃度データを入力する被変換画素入力縮段
    (1)と、 縮小時における変換倍率及び被変換画素の配列又は拡大
    時における被変換画素の配列に基づいて、その領域内に
    おいては前記被変換画素群の各濃度が、該領域内の本来
    の面積比率の大小に対応するnの巾乗分の一毎の大きさ
    をもつ各面積比率により変換画素の濃度へ寄与するとし
    て、設定された分割領域のどの分割領域に当該変換画素
    が位置するかを判定する分割領域判定手段(2)と、 当該判定手段(2)により判定された分割領域に基づい
    てn進法で表示された前記被変換画素の各濃度データの
    桁移動を行う桁移動手段(31、32、…3m)と、 当該各桁移動手段(31、32、…3m)により桁移動された
    各被変換画素の濃度データから当該変換画素の濃度を算
    出する演算手段(4)とを有することを特徴とする画素
    密度変換装置。
  2. 【請求項2】被変換画素が配列された平面上に投影され
    た変換画素の位置する分割領域と近傍被変換画素の濃度
    から各変換画素の濃度を投影法により決定する画素密度
    変換方法において、 変換画素の近傍に位置するn進法で表示された所定の被
    変換画素群の濃度データを順次入力する過程(S1)と、 縮小時における変換倍率及び被変換画素の配列又は拡大
    時における被変換画素の配列に基づいて、その領域内に
    おいては前記被変換画素群の各濃度が、該領域内の本来
    の面積比率の大小に対応するnの巾乗分の一毎の大きさ
    をもつ各面積比率により変換画素の濃度へ寄与するとし
    て、設定された分割領域のどの分割領域に当該変換画素
    が位置するかを判定する過程(S2)と、 当該判定過程(S2)により判定された分割領域に基づい
    てn進法で表示された前記被変換画素の各濃度データの
    桁移動を行う過程(S3)と、 当該桁移動過程(S3)により桁移動された各被変換画素
    の濃度データから当該変換画素の濃度を演算する過程
    (S4)とを有することを特徴とする画素密度変換方法。
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