JP2690523B2 - 広域無線電話方式 - Google Patents

広域無線電話方式

Info

Publication number
JP2690523B2
JP2690523B2 JP63250512A JP25051288A JP2690523B2 JP 2690523 B2 JP2690523 B2 JP 2690523B2 JP 63250512 A JP63250512 A JP 63250512A JP 25051288 A JP25051288 A JP 25051288A JP 2690523 B2 JP2690523 B2 JP 2690523B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wireless
notification signal
telephone system
wireless telephone
control device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63250512A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0298228A (ja
Inventor
晋 小島
泰之 兼平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
NEC Corp
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP63250512A priority Critical patent/JP2690523B2/ja
Publication of JPH0298228A publication Critical patent/JPH0298228A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2690523B2 publication Critical patent/JP2690523B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は無線電話システムの複数個から構成される広
域無線電話方式に関する。
(従来の技術) 周知のように、無線電話システムは、多数の携帯型の
無線電話機と、複数の無線ゾーンのそれぞれに配置され
その無線ゾーン内に在る前記無線電話機の1個または複
数個が無線接続される1個または多数の無線接続装置
と、固定電話網に接続され前記複数の無線ゾーンそれぞ
れの無線接続装置を統括制御する無線回線制御装置とで
構成され、複数の無線ゾーンそれぞれの無線接続装置が
無線回線制御装置からの指令を受けて所定周波数の制御
用無線回線で無線接続装置あるいは無線接続装置群の識
別番号を含む報知信号を各無線接続装置間で時間的に重
ならないように間欠送信し、報知信号を受信した無線電
話機は自己が存在する無線ゾーンの無線接続装置を介し
て無線回線制御装置に位置登録をし、無線回線制御装置
は位置登録情報に基づいて無線電話機に対する着呼接続
制御動作を行うようにし、無線電話機が発信する場合は
制御用無線回線で自己が位置登録動作により記憶してい
る無線接続装置または無線接続装置群の識別番号を情報
として含む発呼信号を送信しその発呼信号を受信した複
数の無線接続装置等のうちその信号中の無線接続装置等
番号が自己の番号と一致する無線接続装置等がその受信
した発呼信号を無線回線制御装置に送信することにより
呼接続を行うようにしたシステムである。
(発明が解決しようとする課題) ところで、この種の無線電話システムを複数個設けサ
ービスエリアの広域化を図る広域無線電話方式を構築す
る場合、無線電話機は各システムにおいて他システムと
の干渉なく報知信号を受信できるようにする必要があ
る。そして、無線電話機はシステム間で自由に移動でき
るようにするとすれば、各システムにおいて使用する制
御用無線回線の使用周波数は同一のものである方が装置
簡素化や周波数の有効利用の点で好ましい。
ここに、各システムが相互に関連性を有さずに独立に
報知信号を送信する広域無線電話方式とする場合には、
各システムのサービスエリアを地域的に重ならないよう
に設定する必要があり、サービスエリアに不連続が生じ
使い勝手の悪いものになる。この不連続性を解消するに
は少なくとも隣接するシステム間では異なる周波数の制
御用無線回線を使用する必要があるが、これは前述した
理由から好ましくない。
本発明は、このような問題点に鑑みなされたもので、
その目的は、各無線電話システムにおいて同一周波数の
制御用無線回線を用い、かつサービスエリアに不連続性
を生じさせずにサービスエリアの広域化を図り得る広域
無線電話方式を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明の広域無線電話方
式は次の如き構成を有する。
即ち、本発明の広域無線電話方式は、多数の携帯型の
無線電話機と、複数の無線ゾーンのそれぞれに配置され
その無線ゾーン内に在る前記無線電話機の1個または複
数個が無線接続される1個または多数の無線接続装置
と、固定電話網に接続され前記複数の無線ゾーンそれぞ
れの無線接続装置を統括制御する無線回線制御装置とで
構成され;複数の無線ゾーンそれぞれの無線接続装置が
無線回線制御装置からの指令を受けて所定周波数の制御
用無線回線で報知信号を各無線接続装置間で時間的に重
ならないように間欠送信し、報知信号を受信した無線電
話機は自己が存在する無線ゾーンの無線接続装置を介し
て無線回線制御装置に位置登録をし、無線回線制御装置
は位置登録情報に基づいて無線電話機に対する着呼接続
制御動作を行うようにした無線電話システムの複数個か
らなる広域無線電話方式であって; 前記報知信号はそ
れを送信する無線接続装置が属する無線回線制御装置の
識別番号を含むものからなり; ある1つの無線電話シ
ステムの無線回線制御装置に残余の無線電話システムの
無線回線制御装置それぞれに対して報知信号送出タイミ
ングを通知する手段を設け; かつ残余の無線電話シス
テムの無線回線制御装置それぞれに他の無線電話システ
ムで送信される報知信号と時間的重なりを持たないよう
に予め定められた時間だけその通知された報知信号送出
タイミングからずれたタイミングで自己の無線電話シス
テム内の無線接続装置に前記指令を発する手段を設ける
一方; 各無線回線制御装置に無線電話機の位置登録情
報を相互に送受しその位置管理を行う手段を設け; 併
せて、無線電話機に受信した報知信号の無線回線制御装
置の識別番号が自己が位置登録している無線電話システ
ムの無線回線制御装置の識別番号と異なり規定時間以上
経過しても自己が位置登録している無線電話システムの
無線回線制御装置の識別番号を含む報知信号を受信でき
ないときは前記受信した報知信号の内容で位置登録動作
を行う手段を設けてあることを特徴とするものである。
(作用) 次に、前記の如く構成される本発明の広域無線電話方
式の作用を説明する。
ある1つの無線電話システムの無線回線制御装置はい
わゆるセンターとなり残余の無線電話システムの無線回
線制御装置それぞれに対して報知信号送出タイミングを
通知し、残余の無線電話システムの無線回線制御位置そ
れぞれは他の無線電話システムで送信される報知信号と
時間的重なりを持たないように予め定められた時間だけ
その通知された報知信号送出タイミングからずれたタイ
ミングで自己の無線電話システム内の無線接続装置に報
知信号を送信させる指令を発する。ここに、報知信号
は、無線接続装置または無線接続装置群の識別番号の他
に無線回線制御装置の識別番号を含むものである。
斯くして、各無線電話システムでは、同一周波数の制
御用無線回線を用いてシステム間で干渉を生ずることな
く報知信号を送信できることになる。
即ち、サービスエリアは重なり部分を有して連続的に
設定できるのである。
そして、無線電話機は受信した報知信号の無線回線制
御装置の識別番号が自己が位置登録している無線電話シ
ステムの無線回線制御装置の識別番号と異なり規定時間
以上経過しても自己が位置登録している無線電話システ
ムの無線回線制御装置の識別番号を含む報知信号を受信
できないとき、即ちサービスエリアの重なり部分を越え
て隣接システムのサービスエリア内に入ったときは前記
受信した報知信号の内容で位置登録動作を行う。
勿論、サービスエリアの重なり部分においては、規定
時間内に自己が位置登録している無線電話システムの無
線回線制御装置の識別番号を含む報知信号を受信できる
から、その場合には改めて位置登録動作をしないように
できる。
即ち、各無線回線制御装置は無線電話機の位置登録情
報を相互に送受しその位置管理を行っているので、各シ
ステム間を移動する無線電話機は支障なく発着呼制御が
受けられるが、ホームシステムと他システムのサービス
エリアの重なる地域では無線電話機はホームシステムに
位置登録されることとなり、またそのサービスエリアの
重なる地域では無駄な位置登録動作を減らせることにな
る。
要するに、無線電話機は位置登録動作を複雑化させな
いで済むのである。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例に係る広域無線電話方式の
構成例を示す。本実施例は、サービスエリアが4つの無
線ゾーン(ゾーン1〜同4)でカバーされている無線電
話システムの3個(#1〜#3)で構成される場合を示
す。なお、無線電話機は図示省略した。
第1図において、各無線電話システムの無線回線制御
装置(10,20,30)は、主制御部(1,11,21)と、これに
制御バスを介して接続される通話路スイッチ回路(2,1
2,22),無線接続装置インターフェイス回路(31〜34,1
31〜134,231〜234),固定網インターフェイス回路(41
〜4t,141〜14m,241〜24n)および制御情報送受信回路
(51,52,15,25)とで基本的に構成される。
そして、無線回線制御装置10、同20、同30間において
は、制御情報送受信回路51と同25が、また制御情報送受
信回路52と同15がそれぞれ接続されている。
即ち、本発明の広域無線電話方式は、各無線電話シス
テムが相互に関連性を有しているのであって、その内容
は主制御部(1,11,21)と制御情報送受信回路(51,52,1
5,25)の全体によって実現される次の3つの機能であ
る。
第1は、無線電話システム#1の無線回線制御装置10
がいわゆるセンターとなって残余の無線電話システム#
2、同#3の無線回線制御装置20、同30それぞれに対し
て報知信号送出タイミングを通知することである。第2
は、各無線回線制御装置は自己の支配下にある無線接続
装置に対し報知信号を送信する指令を出すが、そのとき
無線回線制御装置20、同30は前記指令を出すタイミング
として他の無線電話システムで送信される報知信号と時
間的重なりを持たないように予め定められた時間だけそ
の通知された報知信号送出タイミングからずれたタイミ
ングを選択することである。第3は、無線回線制御装置
10、同20、同30は、無線電話機の位置登録情報を相互に
送受しその位置管理を行うことである。
なお、無線接続装置インターフェイス回路(31〜34,1
31〜134,231〜234)には各無線ゾーン(ゾーン1〜同
4)に配置される無線接続装置(61〜64,161〜164,261
〜264)が1対1対応で接続されるが、各無線ゾーンに
配置される無線接続装置は1個とは限らず、複数個とな
る場合もある。そして、1個の無線接続装置に無線接続
される無線電話機は1個または複数個であって、無線電
話機が複数となる場合でも通話は同時に複数個が可能な
のではなくその中の1つということになる。
報知信号は、1個の無線電話システムでは、無線接続
装置または無線接続装置群の識別番号を含むが、本発明
では、さらにその報知信号を送信する無線接続装置が属
する無線回線制御装置の識別番号を含むものである。
次に、第2図を参照して報知信号の送出タイミング制
御動作を説明する。
無線電話システム#1の無線回線制御装置10では主制
御部1が時間間隔TC宛離隔した,,,のタイミ
ングで該当無線接続装置インターフェイス回路(31
34)を介して無線接続装置(61〜64)に報知信号送信を
指示する。その結果、この無線電話システム#1のゾー
ン1〜同4では所定周波数の制御用無線回線で報知信号
が相互に時間間隔TCを置いて時間的に重ならないように
間欠送信される。
そして、主制御部1は、のタイミングにおいて、制
御情報送受信回路51,同52を介して無線電話システム#
2、同#3の無線回線制御装置20、同30へ報知信号送出
タイミングを通知する。すると、無線電話システム#
2では、その無線回線制御装置20の主制御部11が制御情
報送受信回路15からその通知を受け取ると、その報知信
号送出タイミングから所定時間TA後のタイミング′
を基準にし、かつ時間間隔TC宛離隔した′,′,
′,′のタイミングで該当無線接続装置インターフ
ェイス回路(131〜134)を介して無線接続装置(161〜1
64)に報知信号送信を指示する。その結果、この無線電
話システム#2のゾーン1〜同4では所定周波数の制御
用無線回線で報知信号が相互に時間間隔TCを置いて時間
的に重ならないように間欠送信される。
一方、無線電話システム#3では、その無線回線制御
装置30の主制御部21が制御情報送受信回路25からその通
知を受け取ると、その報知信号送出タイミングから所
定時間TB(TB≠TAであって図示例ではTB>TA)後のタイ
ミング″を基準にし、かつ時間間隔TC宛離隔した
″,″,″,″のタイミングで該当無線接続装
置インターフェイス回路(231〜234)を介して無線接続
装置(261〜264)に報知信号送信を指示する。その結
果、この無線電話システム#3のゾーン1〜同4では所
定周波数の制御用無線回線で報知信号が相互に時間間隔
TCを置いて時間的に重ならないように間欠送信される。
斯くして、3つの無線電話システム(#1〜#3)に
おける各無線ゾーンで発生する報知信号は相互に干渉す
ることなく送信される結果、無線電話機はいずれのシス
テムのいずれの無線ゾーンにあっても、さらには無線ゾ
ーンが相互に重なる領域にあっても1つの報知信号を確
実に識別できることとなる。なお、第2図の説明から明
らかなように、報知信号長、時間間隔TA、同TB、同TC
適切に選ぶことによってシステム数およびシステム当り
の無線ゾーン数を増大させることができる。
次に、第3図(間欠受信動作)および第4図(位置登
録動作)を参照して図示しない無線電話機の動作を説明
する。
まず、第3図は、ある1つの無線電話機が無線電話シ
ステム#1のゾーンと無線電話システム#2のゾーン4
とのオーバーラップエリア(B)に居るときの間欠受信
動作を示す。即ち、報知信号は同一内容のものがTP時間
内において複数回送信されるが、その送信タイミングは
無線電話システム#2のゾーン4とシステム#1のゾー
ン1とではTC‐TAの時間差がある。そして、無線電話機
は少なくともTP時間の間隔よりも短い周期TQごとに間欠
受信動作をし、報知信号が検出されると、その少なくと
も1回分の報知信号を受信処理する期間受信動作を休止
し、その処理を終了すると再び周期TQごとに間欠受信動
作をし、これを繰り返す。図示するように、無線電話機
はオーバーラップエリアにおいてシステム#1のゾーン
1で発生する報知信号とシステム#2のゾーン4で発生
する報知信号をそれぞれ異なるタイミングで受信処理す
ることになる。これは、各無線電話システムにおける制
御用無線回線が同一周波数のものであるから、複数の無
線電話システム間を移動する無線電話機は従来の装置構
成に後述する若干の機能を付加するのみで各無線電話シ
ステムにおいて支障なく発着呼制御が受けられることを
示すものである。
次いで、無線電話機の位置登録動作であるが、1つの
無線電話システムのみの場合には、そのシステム内を移
動しても無線接続装置(あるいは無線接続装置群)の識
別番号が変化するのみであるが、本発明では複数の無線
電話システムを対象とするから、報知信号には無線回線
制御装置の識別番号が含まれる。従って、本発明での位
置登録動作は次のようになる。
即ち、受信した報知信号の無線回線制御装置の識別番
号が自己が位置登録している無線電話システムの無線回
線制御装置の識別番号と一致する場合は、つまり同一の
無線電話システム内に居るときは、その受信した報知信
号の無線接続装置(あるいは無線接続装置群)の識別番
号で位置登録済であるか否かを確認し未登録であれば位
置登録動作をする。これは従来と同様であって、本発明
ではさらに次の機能が付加されている。受信した報知信
号の無線回線制御装置の識別番号が自己が位置登録して
いる無線電話システムの無線回線制御装置の識別番号と
異なる場合(無線ゾーンが重なる場合とその重なり部分
を越えて他システムへ入った場合がある)には、規定時
間内に自己が位置登録している無線電話システムの無線
回線制御装置の識別番号に一致する報知信号を受信でき
るか否かを調べ、受信した場合は既に位置登録済みであ
れば位置登録動作を行わず未登録ならば位置登録動作を
行い、規定時間以上経過しても自己が位置登録している
無線電話システムの無線回線制御装置の識別番号の報知
信号を受信できないときは、その受信した報知信号の無
線回線制御装置の識別番号と無線接続装置(あるいは無
線接続装置群)の識別番号で位置登録動作を行う。
以下、この付加した位置登録動作を第4図を参照して
具体的に説明する。
第4図は、無線電話機が無線電話システム#1のゾー
ン1単独のサービスエリア(A)(図中左方)から無線
電話システム#2のゾーン4とのオーバーラップエリア
(B)(図中中央)を通り無線電話システム#2のゾー
ン4単独のサービスエリア(C)(図中右方)へ移動す
る場合の位置登録動作を示す。
まず、サービスエリア(A)では、無線電話機は無線
接続装置61が送信する報知信号のみを受信し、その受信
した報知信号の無線回線制御装置の識別番号が自己が位
置登録している無線電話システム#1の無線回線制御装
置10の識別番号と一致する場合はその無線接続装置61
識別番号で位置登録済であれば位置登録動作は行わず、
例えばゾーン4から移動して来たため未登録であればそ
の無線接続装置61の識別番号でもって無線回線制御装置
10に対し位置登録動作をする。つまり、無線電話機はサ
ービスエリア(A)において位置登録済である。
この状態で、サービスエリア(A)からオーバーラッ
プエリア(B)に入ると、無線電話機は両無線ゾーンか
らの報知信号を受信することになる。
そこで、無線電話機は、受信した報知信号の無線回線
制御装置の識別番号が自己が位置登録している無線電話
システム#1の無線回線制御装置10の識別番号と異なる
場合は、規定時間TZ(例えばTZ>4TC‐TA)内に自己が
位置登録しているシステム#1のゾーン1の報知信号が
受信されるか否かを調べる。オーバーラップエリア
(B)においてはTC‐TA時間後には無線電話システム#
1のゾーン1の報知信号が受信されるので、無線電話機
は位置登録済として改めて無線回線制御装置20に対する
位置登録動作は行わない。即ち、無駄な位置登録動作を
行わないのである。
ところが、サービスエリア(C)に入ると、無線電話
システム#2のゾーン4の報知信号受信後、規定時間TZ
以上経過しても自己が位置登録している無線電話システ
ム#1の無線回線制御装置10の識別番号を含む報知信号
を受信できないので、無線電話機は無線電話システム#
2のゾーン4の報知信号で示される無線回線制御装置20
および無線接続装置164の識別番号で位置登録動作を行
う。
この位置登録の手順は次の通りである。即ち、無線電
話機が送信する位置登録信号は無線電話システム#1の
ゾーン1の無線接続装置61と無線電話システム#2のゾ
ーン4の無線接続装置164が受信するが、無線接続装置6
1は識別番号が異なるので自システムの無線回線制御装
置10への通報を行わない。無線接続装置164が自システ
ムの無線回線制御装置20へ通報する。すると、無線回線
制御装置20の主制御部11は無線接続装置インターフェイ
ス回路134からその位置登録信号を受け取ると、同134
介した無線接続装置164から無線電話機へ向けて位置登
録応答信号を送信する。これを受けて無線電話機は記憶
している位置登録情報を更新する。また、主制御部11は
制御情報送受信回路15を介してその無線電話機が無線電
話システム#2に来ていることを無線電話システム#1
の無線回線制御装置10へ通報する。
その結果、無線回線制御装置10では、固定電話網から
ある無線電話機に対し着信があると、それは固定網イン
ターフェイス回路(41〜4t)で検出され主制御部1へ通
報される。これを受けた主制御部1は該当無線電話機の
位置登録情報を記憶しているか否かを検索し、もしその
無線電話機が前述したように無線電話システム#2へ移
動してしまったものである場合には固定電話網の発呼者
に無線電話システム#2へかけ直すように例えばトーキ
ーサービスする等の呼接続を行う。一方、検索の結果、
自システムで位置登録していれば、自己が記憶している
その無線電話機の位置登録情報の無線接続装置の識別番
号に該当する無線接続装置から接続用無線回線で着呼信
号を送信して該当無線電話機を呼び出し呼接続を行う。
なお、各無線電話システム内での無線ゾーン間の移動
については、システム間で位置登録情報を送受すること
なく、自システムの無線回線制御装置に対する無線電話
機の位置登録情報の更新のみ行えば足りることは勿論で
ある。
以上説明した実施例では、報知信号送出タイミングの
送受と位置登録情報の送受を1つの送受信系を共用して
いるが、これは別々に構成しても良い。
(発明の効果) 以上詳述したように、本発明の広域無線電話方式によ
れば、複数の無線電話システム間で相互に関連付けをし
て報知信号の送出タイミングが各システムにおいて時間
的に重ならないようにしたので、各無線電話システムに
おいて同一周波数の制御用無線回線を用い、かつサービ
スエリアに不連続性を生じさせずにサービスエリアの広
域化を図り得る広域無線電話方式を提供することができ
る。
また、各システム間で位置登録情報を送受できるよう
にしたので、無線電話機は各システム間を移動しても支
障なく発着呼制御が受けられる。
そして、無線電話機の位置登録動作において自己が位
置登録しているホームシステムの報知信号Aとは異なる
報知信号Bを受信したときは、規定時間内に報知信号A
を受信できないときに報知信号Bによって位置登録をす
るようにしたので、ホームシステムと他システムのサー
ビスエリアの重なる地域では規定時間内に報知信号Aを
受信しホームシステムへの位置登録状態を継続でき、無
駄な位置登録動作を減らせる。要するに、無線電話機は
位置登録動作を複雑化させないで済む、等各種の効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る広域無線電話方式の構
成例、第2図は報知信号の送出タイミング制御のタイム
チャート、第3図は無線電話機の間欠受信動作のタイム
チャート、第4図は無線電話機の位置登録動作の説明図
である。 1,11,21……主制御部、2,12,22……通話路スイッチ回
路、31,32,33,34,131,132,133,134,231,232,233,234
…無線接続装置インターフェイス回路、41,42,43,4t,14
1,142,143,14m,241,242,243,24n……固定網インターフ
ェイス回路、51,52,15,25……制御情報送受信回路、61,
62,63,64,161,162,163,164,261,262,263,264……無線接
続装置、10,20,30……無線回線制御装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 徳永 民雄 (56)参考文献 特開 昭63−160434(JP,A) 特開 昭63−176026(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の携帯型の無線電話機と、複数の無線
    ゾーンのそれぞれに配置されその無線ゾーン内に在る前
    記無線電話機の1個または複数個が無線接続される1個
    または多数の無線接続装置と、固定電話網に接続され前
    記複数の無線ゾーンそれぞれの無線接続装置を統括制御
    する無線回線制御装置とで構成され; 複数の無線ゾー
    ンそれぞれの無線接続装置が無線回線制御装置からの指
    令を受けて所定周波数の制御用無線回線で報知信号を各
    無線接続装置間で時間的に重ならないように間欠送信
    し、報知信号を受信した無線電話機は自己が存在する無
    線ゾーンの無線接続装置を介して無線回線制御装置に位
    置登録をし、無線回線制御装置は位置登録情報に基づい
    て無線電話機に対する着呼接続制御動作を行うようにし
    た無線電話システムの複数個からなる広域無線電話方式
    であって; 前記報知信号はそれを送信する無線接続装
    置が属する無線回線制御装置の識別番号を含むものから
    なり;ある1つの無線電話システムの無線回線制御装置
    に残余の無線電話システムの無線回線制御装置それぞれ
    に対して報知信号送出タイミングを通知する手段を設
    け; かつ残余の無線電話システムの無線回線制御装置
    それぞれに他の無線電話システムで送信される報知信号
    と時間的重なりを持たないように予め定められた時間だ
    けその通知された報知信号送出タイミングからずれたタ
    イミングで自己の無線電話システム内の無線接続装置に
    前記指令を発する手段を設ける一方; 各無線回線制御
    装置に無線電話機の位置登録情報を相互に送受しその位
    置管理を行う手段を設け; 併せて、無線電話機に受信
    した報知信号の無線回線制御装置の識別番号が自己が位
    置登録している無線電話システムの無線回線制御装置の
    識別番号と異なり規定時間以上経過しても自己が位置登
    録している無線電話システムの無線回線制御装置の識別
    番号を含む報知信号を受信できないときは前記受信した
    報知信号の内容で位置登録動作を行う手段を設けてある
    ことを特徴とする広域無線電話方式。
JP63250512A 1988-10-04 1988-10-04 広域無線電話方式 Expired - Fee Related JP2690523B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63250512A JP2690523B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 広域無線電話方式

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63250512A JP2690523B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 広域無線電話方式

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0298228A JPH0298228A (ja) 1990-04-10
JP2690523B2 true JP2690523B2 (ja) 1997-12-10

Family

ID=17208994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63250512A Expired - Fee Related JP2690523B2 (ja) 1988-10-04 1988-10-04 広域無線電話方式

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2690523B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2584867B2 (ja) * 1989-07-07 1997-02-26 三菱電機株式会社 移動局位置登録方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0298228A (ja) 1990-04-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5179721A (en) Method for inter operation of a cellular communication system and a trunking communication system
JPS63248232A (ja) 移動通信方式
GB2211699A (en) Mobile radio telephone system with common control channel
JP2595758B2 (ja) コードレス電話方式
JPH07307965A (ja) 無線呼出方式
JP2690523B2 (ja) 広域無線電話方式
JPS63203025A (ja) 移動無線の位置登録方式
JP3068369B2 (ja) 無線ゾーン切替え方式
JP2516627B2 (ja) 移動無線機の位置登録方式
JP2902420B2 (ja) 移動体通信システム
JPH0226141A (ja) 無線回線制御方式
JPH0448293B2 (ja)
JP2534715B2 (ja) 移動通信システムの位置報知信号送出方式
JP3113370B2 (ja) コードレステレフォンの無線接続方法
JP2699683B2 (ja) 着信制御方式
JPH0344119A (ja) 移動無線通信装置
JPH01218138A (ja) 無線呼出方式
JP2654392B2 (ja) 無線通信装置
JP2683794B2 (ja) 無線呼出方式
JP2875116B2 (ja) 無線通信システム
JP2507628B2 (ja) 無線電話方式の自動位置登録方式
JP2611524B2 (ja) 移動端末の位置確認方式
JPH0427223A (ja) 移動通信方式
JPH1066132A (ja) 携帯電話システム
JPH0666728B2 (ja) コ−ドレス電話方式

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070829

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080829

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees