JP2690493B2 - ウイルス感染に対するマーカー - Google Patents

ウイルス感染に対するマーカー

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、動物の細胞抽出物におけるヒト免疫不全ウ
イルス又は実質的に類似した臨床症状を惹起するその他
のウイルスの存在を測定する方法及びそれらに関連する
発明に関する。
AIDSの一般的な背景 エイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)は、20世紀の
主な公衆衛生上の脅威を代表する。その生物学的多様
性、個体から個体へと蔓延する微妙な方法、そしてその
現実の存在の早期の検出さえも不可能とする“潜伏(la
tent)”期間のために、AIDSは先例のない程の疫学的窮
地に急速に追い込まれていった。事実、診断の可能性を
高めるためにすでに開発された考えうる方策をもってし
ても、個体群のすべての区域内でこの問題をしっかりと
制御するために必要な要件はいまだ満たされていない
〔例えば、National Institutes of Health(Bethesda,
Maryland)において1985年7月31日に開催された、Cent
er for Drugs and Biologics,FDA,National Institutes
of Health,及びCenter for Disease Controlにより後
援されたタイトル“HTLV−III抗体試験における経験、
最新のスクリーニング、実験室と疫学の相関”の会報、
そしてまたBudiansky,S.,Nature,316,96頁(1985)参
照〕。
ヒト免疫不全ウイルス(HIV)についての数種の異な
る名称が存在する;LAVはパスツール研究所(Paris,Fran
ce)において分離されたAIDSウイルスに対する名称であ
り、そしてHTLV−IIIは米国国立衛生研究所(Bethesda,
Maryland,U.S.A)において分離された該ウイルスに対す
る名称である。本明細書においては、しばしば一般的な
名称、又はHTLV−IIIもしくはLAVもしくはHIVと称する
が、これらの間を区別することを意図するものではな
い。なお、本明細書における“HIV"の語は、いまだ分離
されていようと分離されてなかろうと、AIDSの発生に関
与し得るいかなるその他のウイルスをも包含する。単数
形のHIVは、それらのゲノムの内容物にかかわらずHIVタ
イプのいかなるものも包含する。同様に、AIDS症状は、
HIV(上記に定義したところの)、ARC又はAIDS関連コン
プレックス、リンパ腺症症候群(LAS)、そして実質的
に類似する臨床症状を引き起こす他のウイルスにより惹
起される症状を包含することを一般に意味する。
AIDSはヒト免疫不全ウイルス(HIV)の感染により発
病し免疫系の進行性劣化を伴う。この病気の初期に、主
にヘルパーT及びインデューサ−細胞からなるT細胞の
サブセットであるいわゆるT4抗原を発現するT(胸腺由
来)細胞の喪失を通して、細胞性免疫が低下してくる。
T4細胞の欠落は、NK(ナチュラルキラー細胞)、LAK
(リンホカインにより活性化されたキラー細胞)及び細
胞溶解性T細胞の欠損を含む細胞性免疫のいくらかの欠
損をもたらしうる。また、AIDSにおいてはB細胞(骨髄
由来)の欠損を存在する。
AIDSは、1相から他の相への遷移速度が可変的であり
うるが、進行性の病気のようである。これらの相は分類
がされている。HIVによって感染した無症状の個体が存
在する(血清陽性)、これはすなわち上記ウイルスに対
する循環する抗体の存在によって判定された(M.G.Sarn
gadharen等、Science,224,506頁,1984)。もし彼らが他
のいかなるマーカーも持たないなら、ウォルターリード
(Walter Read)分類によれば、彼らはWR1期患者である
(R.R.Redfield等、New England Journal of medicine,
314,131頁、1986)。また、これらの個体のいくらかはA
RCの症状を全く発現しないにもかかわらず、彼らはプレ
(pre)ARC(ARC=AIDS関連コンプレックス)と呼ばれ
てきた。これらの患者のいく人かは、リンパ腺症に発展
するだろうし(WR2)そしてT4細胞の欠損を示す(WR
3)。次に、抗原刺激増殖及び抗原刺激性γ−インター
フェロン産生を行うためのリンパ球の能力が低下し、そ
してさらに、これらのWR4患者は遅延性皮膚過感作を失
い始める。WR5患者はアネルギー性(anergic)である。
彼らは、帯状疱疹(Herpes Zoster)感染、口腔粘膜カ
ンジダ症(鵞口瘡)、又は長期にわたる発熱、寝汗、疲
労、下痢及び/もしくは体重減少を伴うARC症状を呈す
る。またさらに、この段階のARCは一般に進行性免疫崩
壊により特徴づけられる。最後に、WR6個体は、“本格
的”なAIDSを構成する日和見感染に冒され、12ケ月以内
に患者の50%は死に至る(H.W.Murray等、New England
Journal of Medicine,310,883頁、1984)。
〔発明の背景〕
天然の2′−5′A抗ウイルス性防御経路のHIVに向
けられたインヒビターが記載される。これらの知見は、
さまざまなウイルス疾病(例えば、ヘルペス、レトロウ
イルス感染等)及び/又はその上に潜在的な癌の症状に
ついての新診断法及び/又は治療様式に対して適切であ
る。
インターフェロンにより誘導される2−5A(2′−
5′−オリゴアデニレート)シンテターゼ/RNase L系
は、ウイルス感染に対する宿主防御機構の一部である。
上記系のいくつかの要素は、(i)dsRNA依存性2−5A
シンテターゼ、(ii)内因性(endogenous)2−5A、及
び(iii)2−5A依存性エンドリボヌクレアーゼ(RNase
L)を包含する。2−5Aシンテターゼ/RNase L経路のこ
れらの要素のいずれかの脱落は、抗ウイルス効果の完全
又は部分的な消失をもたらすであろう。
いくらかのウイルス感染を有するヒト又はインターフ
ェロン治療を受けているヒトの血清及び末梢血単核細胞
(PBMC)中に高いレベルの2−5Aシンテターゼが見い出
されている。それゆえに、PBMCにおける2−5Aシンテタ
ーゼの誘導は、限定的ではあるが潜在的な診断的価値を
有しているようだ。その上、PBMC中の高い2−5Aシンテ
ターゼレベルは、いくらかのウイルス疾患の進行した病
気の状態を示したが、対照的に、他のウイルス感染の効
果的なインターフェロン治療の徴候でもある。インター
フェロンはAIDS患者の血清中に見い出されているが、そ
れにもかかわらずARCからAIDSに進行した個体につい
て、2−5Aシンテターゼの持続的な増加が観察された。
これらの極端な実験室/臨床の矛盾は、もし上記2−5A
シンテターゼ/RNase L系の他の要素、例えば細胞間2−
5A又はRNase Lが機能しないことが見い出されれば説明
できるであろう。この可能性を探究するためには、本発
明者が本明細書で詳細に説明するように、生体内(in vi
vo)で合成された2−5A及びRNase L活性を特徴づける
ことが要求されるであろう。
本発明の説明 ヒト免疫不全ウイルスで感染した細胞により放出され
るか又は放出されるように原因付けられたインヒビター
物質が発見された。このインヒビターは、RNase L酵素
に物理的に付着し、2′−5′オリゴアデニレート/RNa
se L経路の最終生産物は、全免疫系を機能不全に至らし
め、そしてHIVが非抑制的に増殖することを許容してい
ると思われる。RNase Lの不存在又はRNase Lの不活性に
より、あるいは2′−5′A/RNase L経路中の生化学的
媒介物のインヒビター、すなわちHIV又は実質的に類似
する臨床状態を生じさせる関連ウイルスの存在を検出す
るためのマーカーとして役立つインヒビター、の存在に
より、直接的又は間接的に、これらのインヒビターを同
定する技術が開示される。
患者における、特に、それらの末梢血中に又は血液、
血液画分、移植器官の細胞及び細胞抽出物を包含する組
織中にHIVに対する抗体を有する患者における、十分に
発達したAIDSの進行に関するこのマーカーの前兆的な重
要性が検討される。RNase Lの活性化法及び/又はRNase
Lインヒビターを除去し又は不活化する方法が記載され
る。AIDS及び関連のウイルスを処置するための治療法、
並びにRNase Lを活性化しそして/又はRNase Lインヒビ
ターもしくはインヒビターに向けられたウイルスを除去
しもしくは不活性化することにより前記のようなウイル
スの発達をモニターする医療的方法は本発明の一部であ
る。RNase Lの特異的インヒビター又は2′−5′A/RNa
se L経路中の生化学的媒介物のウイルスに向けられたイ
ンヒビターを抗原として用いて、生体内(in vivo)及
び試験管内(in vitro)双方でこれらのウイルスに対
する抗体を調製する方法は本発明に包含される。上記2
−5Aシンテターゼ/RNase L抗ウイルス経路の構成要素
は、リンパ腺症(LAS)、AIDS関連コンプレックス(AR
C)及び後天性免疫不全症症候群(AIDS)を有するヒト
由来の末梢血単核細胞(PBMC)の抽出物中で測定され
た。2−5Aシンテターゼのレベルは、AIDSを有するヒト
において非常に上昇しており、そしてARC又はLASを有す
る個体において基底のレベルにあることが示された。し
かし、2−5Aシンテターゼの多様性と無関係に、高い濃
度の内因性2−5A(35nM以下)がLAS,ARC及びAIDSを有
するヒトで検出された。抽出された2−5Aは、結合アッ
セイ、コア−セルロース(core−cellulose)アッセイ
及びリボゾームのRNA分解アッセイにより測定したとこ
ろ確かに機能的であった。機能的な内因性2−5Aの濃度
が増強したにもかかわらず、LAS,ARC及びAIDSを有する
ヒトのいずれにおいてもいかなる活性化RNase L示すこ
とができなかった。しかしながら、たとえ内因性2−5A
の濃度が5nM以下であったとしても、RNase Lは全ての健
康な個体のPBMC中で活性化された。実験を組みあわせる
ことにより、LAS,ARC及びAIDSを有するヒト5人中5人
においてRNaseインヒビターが存在する証拠が提供され
た。このインヒビターは転移され、そしてL929細胞抽出
物中のrRNAの2−5Aで誘導されたRNase L特異的分解を
妨げることができる。RNaseのこのようなインヒビター
の1つはTCA及びエタノールにより沈澱する。RNase L活
性の抑制はRNase A又はプロテアーゼ処理により消失さ
れた。本発明者の研究は、LAS,ARC及びAIDSを有するヒ
トのPBMC中で、内因性dsRNAは2−5Aシンテターゼの活
性を促進し、そしてそれは内因性2−5Aの濃度を増強す
る結果をもたらすことを示唆する。RNaseを活性化する
機能的2−5Aの能力は、LAS,ARC及びAIDSを有するヒト
のPBMC中のRNase LのHIVにより誘導されるインヒビター
により抑制される。
ここに本発明者は、特異的且つ高感度のアッセイを用
いることによるPBMC抽出物中の2−5Aの濃度及びRNase
Lの機能の測定に注目し、そしてLAS,ARC及びAIDSを有す
るヒトからのPBMC中の2−5Aシンテターゼ/RNase抗ウイ
ルス系の欠損が、RNase Lインヒビターの存在に基づく
ものであって非機能的2−5Aの合成に基づくものではな
いことを証明する。ここに提示したデータは、ウイルス
感染細胞中で生じている外見上では逆説的な相互作用が
今や合理的に、理路整然と生化学的な術語で説明し得る
ことを強調する。
図面の詳細の説明 アクリル系のビーズに結合したRNase A(1mg)又はカ
ルボキシメチルセルロースに結合したプロテアーゼ(1m
g)(Sigma Chemical社)を、NP40細胞溶解緩衝液(1
6)(10μ)に30℃で2時間浸した。次に最終容量が1
5μになるようにPBMC抽出物(100μg/アッセイ)を混
合し、さらに30℃で2時間インキュベートした。二度目
のインキュベーションの間中、試験管をゆっくりと指で
数回撹拌した。対照サンプルは、いずれの酵素を加えな
いでインキュベートした。固定化された酵素を遠心(1
0,000×g,5分,室温)により沈澱させた。5μの上澄
分画をL929細胞抽出物(150μg,タンパク/アッセイ)
に加え、そしてrRNA分解アッセイを使用してRNase L特
異活性を測定した。
さらにPBMC抽出物から単離された内因性2−5Aは、rR
NA分解アッセイにより特徴づけた。PBMCから単離した2
−5AについてのRNase Lにより生成される開裂パターン
は、真正の2−5Aを用いて得られたパターンよりL929細
胞抽出物中では著しく相違した(第1図、レーン3,5,7
及び9をレーン10と比較)。例えば、PBMCから単離され
た内因性2−5AはL929細胞からのRNase Lを活性化して2
8S及び18S rRNAを開裂せしめ、3個の特徴的な開裂生成
物を形成せしめる(第1図、レーン10)。観察された開
裂パターンの相違に対する説明は、PBMCで産生した内因
性2−5Aは真正2−5Aから異るということであろう。
2−5Aに対する現在知られている標的酵素であるフリ
ーのRNase L(2−5Aで活性化されていない)のレベル
を概算するために放射線結合アッセイが用いられた。本
発明者の発見と同等な追加の標的酵素を用いることもで
きる。LAS,ARC及びAIDSを有するヒトのPBMC抽出物は、
正常者のそれよりも5−7倍低いレベルのフリーのRNas
e Lを有する(第1表,第4カラム)。しかしながら、R
Nase Lへの結合についてP3A432P〕PCPと内因性2−5A
とが競合するようなサンプルにおいては、上記放射線結
合アッセイの適用には限界がある。従って、放射線結合
アッセイで得られた結果はRNase Lのレベルを正確に反
映するものでない。それゆえに、2−5Aで活性化された
RNase Lのレベルの決定は必須であった。この目的を達
成するために、本発明者は、末梢血の1mlほどの少量か
ら単離されたPBMCの抽出物中の活性化RNase Lの測定を
許容する下記に記載する新規かつ高感度な技術を用い
た。なお、この技術はrRNAに対する2−5A活性化RNase
Lの開裂の特異性に基礎を置いた。
PBMC中のrRNAは検出限界より低いから、rRNA原として
HL929細胞(L929細胞系のRNase L欠損サブクローン)を
代用した。HL929細胞は、ブタペスト条約の規定の下
に、アメリカンタイプカルチャーコレクション(The Am
erican Type Culture Collection in Rockville,Maryla
nd,USA)に受託番号第号で寄託された。このアッセイを
使用して、本発明者は、機能的2−5Aの高い細胞内蓄積
を示すところの、LAS,ARC及びAIDSを有するヒト由来のP
BMC抽出物中ではRNase Lが活性をもたないことを証明す
ることができる(第2図、2−6レーン)。実験された
すべての健康な個体由来のPBMC抽出物は、たとえ2−5A
が<5nMで存在したとしても、特徴的開裂生成物を生じ
るRNase L活性の存在を示した(第2図、7レーン)。
LAS,ARC及びAIDSが感染した患者由来のPBMC抽出物中
に生物学的に活性な2−5Aが存在したとの本発明者の観
察は、何故RNase Lが不活性であったかについて疑問を
生じさせた。上記RNase L活性の不存在が(第2図、2
−6レーンで明らかにされたごとく)、非機能的なRNas
e Lのせいであるか、又はRNase L活性のインヒビターの
せいであるかを決定するために、混合実験を以下のよう
に行った。機能的なRNase Lを含有するL929細胞抽出物
を、LAS,ARC及びAIDSを有するヒト由来のPBMC抽出物と
混ぜ、そして同時インキュベート(co−incubate)し
た。RNase L−特徴的開裂生成物のいかなる形成物も検
出されなかった(第1図、3,5及び7レーン)。
RNase Lの活性化の原因である内因性2−5A(第1
図、3,5及び7レーン)が、これらのサンプルが調製さ
れた細胞抽出物(第1図、2,4及び6レーン)に比較し
少なくとも4倍希釈を代表することを強調することが重
要である。これらのデータは、LAS,ARC及びAIDSを有す
るヒトのPBMC中にTCA−不溶RNase Lインヒビターの存在
を示す。かかるインヒビターは健康人には見い出されな
かった。なぜなら、健康人のPBMC抽出物は、L929細胞抽
出物との同時インキュベーションに続きRNase L−特徴
的開裂生成物が生じたからである(第1図、8レー
ン)。同様に、また健康人に由来するPBMCのTCA−可溶
分画も特徴的開裂生成物を生じる(第1図、9レー
ン)。機能的2−5Aの存在、及び推測されるRNase Lイ
ンヒビターがTCA及びエタノール沈澱性であるという事
実は、上記RNase LのインヒビターはHSV−1及びレトロ
ウイルス感染細胞の培養物中で最近同定されたように2
−5A類似体ではないことを示唆する。
固相上に不溶化した分解酵素を用いる本発明者の実験
は、LAS,ARC及びAIDSを有するヒト由来のPBMC抽出物中
に見い出されるRNase Lのインヒビターの性質について
重要な新しい洞察を提供した。固定化プロテアーゼ又は
RNaseと共にAIDSを有するヒト由来のPBMC抽出物をプレ
インキュベート(preincubate)し、そして引き続きL92
9細胞抽出物とコ・インキュベートした場合は、特徴的
な生成物の出現物により明らかにしたように(第3図、
1及び2レーンと3レーンとの比較)、RNase L活性は
回復した。
LAS,ARC及びAIDSを有するヒト由来のPBMCにおける2
−5Aシンテターゼ/RNase L抗ウイルス系の欠損は、RNas
e Lのインヒビターに帰することができるが、しかし機
能的2−5Aの欠失に帰することにできないことを、本発
明者の研究は証明している。RNase Lインヒビターは、L
AS,ARC及びAIDSを有するヒトから単離されたPBMC抽出物
中に存在し、そしてこのことは該インヒビターが典型的
なレトロウイルス性疾病の進行の全ての段階において存
在でき、そしてまた種々の他の亜急性/慢性、ウイルス
性/病原体感染にも関連することを示している。ここで
実験されたLAS,ARC及びAIDSを有するヒト由来の全てのP
BMCがHIV RNA(分子ハイブリダイゼーションにより検出
されるような)及びHIV感染センター(infections cent
ers)を有するという本発明者の今までの報告を考慮す
ればRNase Lインヒビターがウイルスにより誘導される
可能性が高い。
ここに発明した発見が示唆するところによれば、ウイ
ルスの複製が2−5Aシンテターゼ/RNase L系を変化せし
め、自然の抗ウイルス状態が十分に発揮されずそして/
又は維持されなくなる。HIV及び/又は他の共存するレ
トロウイルスによりコードされたタンパク又はRNAはRNa
se Lの活性を抑制できるようである。
〔実施例〕
末梢血単核細胞(PBMC)はファイコール−ヒパキュ
(Ficoll−Hypaque)上で単離された;L929及びHL929(L
929のRNase L失損サブクローン)細胞は単層倍地中に保
存された;そしてL929及びLH929由来の細胞質抽出物は
グリセロール緩衝液中で調製されそしてPBMC抽出物はNP
40細胞溶解緩衝液中で調製された(全て公知の手法に従
う)。上記抽出物のタンパク濃度は1−15μg/μの範
囲とした。
2−5Aシンテターゼの活性はポリ(rI)−ポリ(rC)
−アガロースを用いて単離されたPBMC抽出物(50μgタ
ンパク/アッセイ)中で検出した。2−5Aは、フロン/
トリ−n−オクチルアミン中和後PBMC抽出物のTCA−可
溶性分画から単離した。TCAにより抽出された2−5A
は、その後凍結乾燥されそして水に再溶解して5μgタ
ンパク/μと同等となるよう全てのサンプルは水のあ
る量で標準化した。PBMC抽出物中に存在する2−5Aの濃
度は、RNase Lの原料としてL929細胞抽出物を用いる放
射線結合アッセイで測定された。18,900dpmのp3A
432P〕pCp(比活性3000Ci/mmol,Amersham)がアッセ
イ当り添加され、2−5Aの添加をしないときはRNase L
に9,400dpmが結合された。5μの単離した2−5Aサン
プルが添加されたアッセイにおいて約9−14%のp3A4
32P〕pCpが置換された。PBMC中の2−5A濃度は、真正な
2−5Aを用いる測定曲線との比較により決定され、そし
て25μg/μの細胞質タンパク濃度が計算の基礎とされ
た。また、PBMCから単離された2−5Aの濃度は、RNase
Lの原料としてL929細胞抽出物を用いるコアー−セルロ
ース(core−cellulose)アッセイで測定された。この
アッセイにおける2−5AによるRNaseの活性化は、ポリ
(U)〔32P〕pCpの酸性可溶化断片への転換が基礎とさ
れた。全ポリ(U)〔32P〕pCp(15,000dpm)の約5−2
0%が上記単離2−5Aサンプル2.5μの存在中で開裂さ
れた。濃度は上述のような真正な2−5Aの有する測定曲
線から決定された。無変化RNase Lレベルは、RBMC抽出
物(50μgタンパク/アッセイ)に20,000dpmのp3A4
32P〕pCpを添加した後に放射線バインディングアッセイ
で測定された。得られた結果は次のとおりであった: LAS,ARC及びAIDSを有するヒトから得られたPBMCの抽
出物中のインターフェロンにより誘導される酵素、すな
わち2−5Aシンテターゼを試験管内(in vitro)で測
定しそして表1に示したような健康人由来の抽出物中の
ものと比較した。AIDS(+3及び+5)を有するヒトに
おける2−5Aシンテターゼレベルは正常者で観察された
もの(表1、カラム1)よりも16及び20倍高かった。こ
れに対して、LAS(+1)、ARC(+2)及びカポジ(Ka
posi′s)肉腫を伴うAIDSを有する患者における2−5A
シンテターゼレベルは、1.3−5倍高められているにす
ぎず、他のものにより行われた基線観察の結果を支持し
た。
2−5Aシンテターゼのこの試験管内測定が生体内の機
能的酵素を示すものであるかを決定するために、2−5A
を上記PBMCから抽出された。PBMC抽出物のTCA−可溶性
分画由来の2−5Aの生物学的活性は、放射線結合アッセ
イ及びコアー・セルロースアッセイにより広範囲にわた
って特徴づけられた。2−5Aの濃度は上記2つのアッセ
イ手法により決定された場合(表1、カラム2及び3)
同程度であった。方法A及び方法B(表1、カラム2及
び3)によって得られた結果の間の一致は、ヒトPBMC抽
出物から単離された2−5Aが真正の2−5Aと同じ程度で
L929細胞由来のRNase Lに対して結合できそして該RNase
Lを活性化できることを明らかにしている。
LAS,ARC及びAIDSにおける2−5Aシンテターゼレベル
と内因性2−5Aのレベルとの間の量的な相関性の見かけ
上の不在(表1、カラム2及び3とカラム1を比較)
は、今や初めて次のように説明し得る。試験管内アッセ
イにおける2−5Aシンテターゼの決定は、ポリ(rI)−
ポリ(rC)−アガロースにより部分的な精製に基礎づけ
られている;従って、このアッセイではフリー2−5Aシ
ンテターゼのみが測定されそしてdsRDAにより生体内で
活性化された2−5Aシンテターゼは測定されない。しか
し、内因性2−5Aシンテターゼの直接測定に上記2−5A
変性酵素を加えた(即ち、2′−ホスホジェステラーゼ
及びホスファターゼ)。それゆえに、LAS,ARC及びAIDS
を有するヒトのPBMC中の2−5Aの蓄積は2−5A変性酵素
の低い活性を示す。またさらに、PBMC中の2−5Aの存在
は、正常な被験者においてもAIDS患者においても従来観
察されなかった内因性dsRNAが存在することを示してい
る。
ミスマッチ二重鎖(mismatched double−stranded)R
NAは高分子RNAの公知の成品であり(米国特許第4,024,2
22号及び同第4,130,641号)、そしてその中で二重鎖ら
せんの不安定性が塩基の対合を妨げる。ミスマッチdsRN
Aは、本来インターフェロンの誘導に関連性のない機構
を示すところの、そのインターフェロン誘導特性につい
て周知である〔例えば、ヨーロッパ特許出願(E.P.A)
第83305426、5号(1983年8月15日出願、発明の名称:
腫瘍細胞上のdsRNAsの抗増殖作用”)。
ミスマッチ二重鎖RNAの典型的な治療の態様は、ポリ
リボイノシン酸及びポリリボシチジル酸/ウリジル酸の
複合により調製された合成dsRNA、例えばrIn・r(Cx′
U又はG)n(但し、Xは4−29の値を有する)、より
具体的にはrIn・r(C12U)n〔本明細書ではAMPLIGEN
(HEM Research,Inc.,Rockville,Maryland,USAの米国
登録商標)〕である。アンプリゲン(AMPLIGEN)と同様
に作用する多くのミスマッチdsRNAポリマーが研究され
てきた。他の形態の天然及び/又は合成dsRNAに対する
ミスマッチdsRNAの医療的な主たる利点は、動物及びヒ
トにおけるそれらの低い毒性である。例えば、Lampson
等は種々のインターフェロン関連効果を誘因し得るdsRN
Aの初期の複合体を開示した(米国特許第3,666,646
号)。しかし、かかる化合物の毒性は、癌又は関連の疾
病の治療におけるすべての臨床的な使用を排除した。
ミスマッチdsRNA、例えばアンプリゲンは、一定のヒ
ト腫瘍、特に腎臓癌に対し治療効果を有することが今や
知られている。最近は完全に“インターフェロン誘発
剤”のように考えられているが本件の発明者がその発明
者であるとE.P.A83305426、5に十分に記載されたよう
に、dsRNAsはインターフェロンそのものに完全に耐性が
あるある種のヒト腫瘍について活性を有する。
他の特許出願(E.P.A.86306582、7,出願日:1986年8
月26日、名称「二重鎖RNAsによるウイルス関連事象の調
整」)において、本発明者は原型dsRNAとしてアンプリ
ゲンを使用してdsRNAsによるヒト細胞培養中のAIDSウイ
ルスの抑制を記載している“マッチ(matched)dsRNA"
は相対鎖間の水素結合(塩基の積重ね)がほぼ完全であ
る。即ち、中断が29個の連続する塩基残基毎に1個未満
の塩基対であることを意味する。従って、“ミスマッチ
dsRNA"の語は理解されるだろう。
上記dsRNAは、ウラシル塩基又はグアノシン塩基を例
えば塩基として、1:5−1:30の割合で含有するポリイノ
シネート及びポリシチジレートの複合体であり得る〔po
ly I.poly(C4−29X>U又はG)〕。
該dsRNAの一般式は、 rIn・(C12U)n であってもよい。dsRNAの他に適当な例は以下に説明す
る。
本発明の用途に好ましいミスマッチdsRNAは、一般式:
poly(Cn,U)及びpoly(Cn,g)(式中、nは4−29の整
数値を表わす。)で示されるものから選ばれた共重合ヌ
クレオチドに基づくものであり、そしてポリリボシチジ
レート(rCn)鎖に沿って不対塩基(unpaired base)
(ウラシル又はグアニン)を導入するためのrIn・rCnを
改変することにより調製されたポリリボイノシン酸及び
ポリリボシチジル酸の複合体のミスマッチ類以体(mism
ated analogs)である。他方、該dsRNAはポリリボイノ
シン酸(rIn)のリボシル骨格を改変する、例えば2′
−o−メチルリボシル残基を含ませる、ことによりpoly
(I)・poly(C)dsRNAから誘導されてもよい。これ
らrIn・rCnのミスマッチ類以体は、Carter及びTs′oの
米国特許第4,130,641号及び4,024,222号に記載されてい
る一般式rIn・r(C12,U)nで示されるものが好まし
く、そしてこの記載を引用することによって本明細書の
内容に含める。本明細書に一般的に記載されたdsRNA′
sは本発明の用途に適している。
本発明中で使用するためのミスマッチdsRNAの具体例
は: poly(I).poly(C4′U) poly(I).poly(C7′U) poly(I).poly(C13′U) poly(I).poly(C22′U) poly(I).poly(C20′G) poly(I).poly(C29′G)及び poly(I).poly(CP)23G>P を包含する。また、本発明により期待される医薬組成物
は、適当な医薬賦形剤中で非経口的投与のために適合さ
せた組成物を包含する。すなわち、例えば、非経口溶
液、非経口懸濁液及び非経口分散液が、溶媒/希釈剤と
して無菌の又は発熱物質を除去した水、またさらに任意
に生理学的に許容できる塩を用いて、公知の医薬製剤技
術に従い調製され得る。
投与されるミスマッチdsRNAの量は、注入部位から遠
位の箇所において投与直後の循環血液系の体液当たりの
該dsRNAが0.01μg/mlの血中濃度ピークを達成するため
に十分であるのが好ましい。
他方、有効量は患者に注入する直前に血液生成物に添
加されてもよい。かかる場合において、施術者は、dsRN
Aの必要量との平衡のために用いられる体液容量と患者
の体液容量との合計である彼又は彼女の体液容量と、受
容者の体重とを関連ずける体液容量標準表を単に引用す
ればよい。60−70kgの患者は約5−6リットルの体液を
持っているだろう。
【図面の簡単な説明】
第1図は、リボソームRNA分解アッセイにより測定したL
AS,ARC又はAIDSを有するヒトのPBMC抽出物から抽出され
た2−5AによるRNase Lの活性化を示すポリアクリルア
ミドゲル電気泳動プレートの写真である。 第2図は、リボソームRNA分解アッセイにより測定され
たところのPBMC抽出物におけるRNase Lレベルの活性化
を示すゲル電気泳動プレートの写真である。 第3図は、PBMCにおけるリボソームRNA分解活性の回復
を示したゲル電気泳動プレートの写真である。 そして、第4図は、2′−5′オリゴアデニレート/RNa
se L経路を図示したフローチャートである。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】動物中の細胞抽出物中のRNase Lインヒビ
    ター、HIVの存在を示すマーカー又はHIVにより指令され
    る遺伝情報の存在を決定することを含んでなる、ヒト免
    疫不全ウィルス又は実質的に同様な臨床症状を惹起する
    その他のウィルスの存在を測定するための方法。
  2. 【請求項2】ヒトの生物学的な流体又は細胞中のRNase
    Lインヒビターの存在を検出することを含んでなる請求
    項1記載のヒトの生物学的な流体又は細胞中の潜在性ヒ
    ト免疫不全ウィルス又の存在を測定するための方法。
  3. 【請求項3】生物学的な流体が血液又は血液分画である
    請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】動物の組織の抽出物を試験し、そして請求
    項1のRNase Lインヒビターの少なくとも1つの存在又
    は不存在を決定することを含んでなり、ここで前記存在
    はHIVウィルスの投影された存在をポジティブに示すも
    のである、動物中のHIVの投影された頻度を決定するた
    めの診断試験方法。
  5. 【請求項5】HIV又は同様な生化学的及び/又は臨床症
    状を惹起するウィルスからの回復の進行をモニターする
    方法であって、患者の細胞の抽出物中のRNase Lインヒ
    ビターの少なくとも1つが存在するか又は存在しないか
    を決定することを含んでなる方法。
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