JP2689963B2 - 積層断面を有するコンクリートブロックの成型方法 - Google Patents
積層断面を有するコンクリートブロックの成型方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は異種のブロック材
料を積層形成したブロック体から所謂割りブロックを得
る積層断面を有するコンクリートブロックの成型方法に
関するものである。
料を積層形成したブロック体から所謂割りブロックを得
る積層断面を有するコンクリートブロックの成型方法に
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、建材等に用いるコンクリートブ
ロックの形成としては、砂，セメント，水等の原料を単
に所定割合で混練りしてブロック材料とし、このブロッ
ク材料を型枠に適宜充填してブロック成型機において振
動と加圧を与えて方形状ブロックを形成し、所定養生期
間を経て固めてブロック製品を得るものである。この種
のブロック製品は、単一のブロック材料を用い所定型枠
に充填して成型機の成形加工でブロック状に固めただけ
のため、単調なブロック（コンクリート塊）製品が仕上
がるだけである。このため、例えばこのブロック体を基
として割り加工を施し割りブロックを形成しても、この
割り面（断面）は単なる割り作動からくる凹凸形状が現
れるだけであり、単調さを拭いきるこはできず、趣味の
多様化時代に追従するカラフルな形状，模様，柄等をか
もし出す建材とはならない。
ロックの形成としては、砂，セメント，水等の原料を単
に所定割合で混練りしてブロック材料とし、このブロッ
ク材料を型枠に適宜充填してブロック成型機において振
動と加圧を与えて方形状ブロックを形成し、所定養生期
間を経て固めてブロック製品を得るものである。この種
のブロック製品は、単一のブロック材料を用い所定型枠
に充填して成型機の成形加工でブロック状に固めただけ
のため、単調なブロック（コンクリート塊）製品が仕上
がるだけである。このため、例えばこのブロック体を基
として割り加工を施し割りブロックを形成しても、この
割り面（断面）は単なる割り作動からくる凹凸形状が現
れるだけであり、単調さを拭いきるこはできず、趣味の
多様化時代に追従するカラフルな形状，模様，柄等をか
もし出す建材とはならない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】即ち、表面に自然石を
割ったような凹凸をもつ従来の割りブロックでは、ブロ
ック本体の形成が前記のように単一のブロック材料を用
いただけのため、その割り面には単一のブロック材料が
そのまま現れるだけで面白みを欠くものである。なお、
最近はブロックの表面に別途のカラー材料を積層した所
謂カラーブロックも出現しているが、これは表面だけに
薄いカラー層を配するだけであり、ブロックの断面全域
に特殊な模様・柄又は積層が現れるものでもなく、用途
が例えば舗装用ブロックなどに限定されるもので、塀等
の使用に最適とは云えない。
割ったような凹凸をもつ従来の割りブロックでは、ブロ
ック本体の形成が前記のように単一のブロック材料を用
いただけのため、その割り面には単一のブロック材料が
そのまま現れるだけで面白みを欠くものである。なお、
最近はブロックの表面に別途のカラー材料を積層した所
謂カラーブロックも出現しているが、これは表面だけに
薄いカラー層を配するだけであり、ブロックの断面全域
に特殊な模様・柄又は積層が現れるものでもなく、用途
が例えば舗装用ブロックなどに限定されるもので、塀等
の使用に最適とは云えない。
【０００４】本発明は上記実情に鑑み、少なくとも２種
類の異なるブロック材料を交互に多数積層の配列を採る
ことで全体としてアンチックな柄を割り面に現わすよう
にし、上記課題を解決する積層断面を有するコンクリー
トブロックの成型方法を提供することを目的としたもの
である。
類の異なるブロック材料を交互に多数積層の配列を採る
ことで全体としてアンチックな柄を割り面に現わすよう
にし、上記課題を解決する積層断面を有するコンクリー
トブロックの成型方法を提供することを目的としたもの
である。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、異なるブロッ
ク材料をそれぞれ入れた少なくとも２基の材料供給ホッ
パーより交互に繰り出す各ブロック材料を単一の給送ベ
ルトコンベヤ上に交互間隔に載置し、このブロック材料
を給送ベルトコンベヤの移動で枠状給材箱の受ホッパー
部に順次落下の積層とし、該受ホッパー部を経て積層ブ
ロック材料を全域に詰めた枠状給材箱をブロック成型機
側に移行しブロック用型枠に積層状態のまま充填し、こ
の後型枠内のブロック材料に所定加圧と振動を加え積層
状ブロック体を形成し、次いで型抜きした積層状ブロッ
ク体を所定幅に縦割りし割り断面に装飾積層柄を現わす
ものである。
ク材料をそれぞれ入れた少なくとも２基の材料供給ホッ
パーより交互に繰り出す各ブロック材料を単一の給送ベ
ルトコンベヤ上に交互間隔に載置し、このブロック材料
を給送ベルトコンベヤの移動で枠状給材箱の受ホッパー
部に順次落下の積層とし、該受ホッパー部を経て積層ブ
ロック材料を全域に詰めた枠状給材箱をブロック成型機
側に移行しブロック用型枠に積層状態のまま充填し、こ
の後型枠内のブロック材料に所定加圧と振動を加え積層
状ブロック体を形成し、次いで型抜きした積層状ブロッ
ク体を所定幅に縦割りし割り断面に装飾積層柄を現わす
ものである。
【０００６】また、異なるブロック材料をそれぞれ入れ
た少なくとも２基の材料供給ホッパーより繰り出す各ブ
ロック材料を、各材料供給ホッパーの下方に臨む給送ベ
ルトコンベヤ上にそれぞれ載置し、この両給送ベルトコ
ンベヤを交互に移動し各ブロック材料を単一の枠状給材
箱の受ホッパー部に順次落下の積層とし、該受ホッパー
部を経て積層ブロック材料を全域に詰めた枠状給材箱を
ブロック成型機側に移行しブロック用型枠に積層状態の
まま充填し、この後型枠内のブロック材料に所定加圧と
振動を加え積層状ブロック体を形成し、次いで型抜きし
た積層状ブロック体を所定幅に縦割りし割り断面に装飾
積層柄を現わすものである。
た少なくとも２基の材料供給ホッパーより繰り出す各ブ
ロック材料を、各材料供給ホッパーの下方に臨む給送ベ
ルトコンベヤ上にそれぞれ載置し、この両給送ベルトコ
ンベヤを交互に移動し各ブロック材料を単一の枠状給材
箱の受ホッパー部に順次落下の積層とし、該受ホッパー
部を経て積層ブロック材料を全域に詰めた枠状給材箱を
ブロック成型機側に移行しブロック用型枠に積層状態の
まま充填し、この後型枠内のブロック材料に所定加圧と
振動を加え積層状ブロック体を形成し、次いで型抜きし
た積層状ブロック体を所定幅に縦割りし割り断面に装飾
積層柄を現わすものである。
【０００７】この場合、異なるブロック材料が、異色の
顔料で着色したブロック材料である。
顔料で着色したブロック材料である。
【０００８】この様に、異色の着色を施した異なるブロ
ック材料を各材料供給ホッパーからの排出で給送ベルト
コンベヤ上に交互に載置して移送し、又は各材料供給ホ
ッパーから排出で各給送ベルトコンベヤ上に載置をして
から交互に移送して枠状給材箱に多層詰めをし、該枠状
給材箱を移行しブロック成型機のブロック用型枠に積層
状態のまま充填し、所定のブロック成型をして積層状ブ
ロック体を形成したため、該積層状ブロック体を所定幅
に縦割りすれば、その割り面には異色のブロック材料が
直線的でない積層状態（変形積層）のまま現れ一種の装
飾積層柄となるので、趣向に応じたブロック使用ができ
る。
ック材料を各材料供給ホッパーからの排出で給送ベルト
コンベヤ上に交互に載置して移送し、又は各材料供給ホ
ッパーから排出で各給送ベルトコンベヤ上に載置をして
から交互に移送して枠状給材箱に多層詰めをし、該枠状
給材箱を移行しブロック成型機のブロック用型枠に積層
状態のまま充填し、所定のブロック成型をして積層状ブ
ロック体を形成したため、該積層状ブロック体を所定幅
に縦割りすれば、その割り面には異色のブロック材料が
直線的でない積層状態（変形積層）のまま現れ一種の装
飾積層柄となるので、趣向に応じたブロック使用ができ
る。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明を直接実施する装置
の実施例の図に基づいて説明すれば、次の通りである。
の実施例の図に基づいて説明すれば、次の通りである。
【００１０】図１乃至図３は異なるブロック材料の材料
供給ホッパーを２基並設したコンクリートブロック成型
装置の実施例を示す。異なるブロック材料Ａ，Ｂを別個
に入れる材料供給ホッパー１，２を背合わせ状態に並設
し、該材料供給ホッパー１，２は各漏斗状出口１ａ，２
ａにゲート（ダンパ）３，３を配設し、上端を枢着した
リンクモーション用シリンダ４，４の下端を連結して開
閉する構成としている。また、前記２基の材料供給ホッ
パー１，２のゲート３，３の下方位置には単一の給送ベ
ルトコンベヤ５を敷設し、このヘッド部５ａの下方に枠
状給材箱６の上部に配設した受ホッパー部７を臨ませて
なる。８は枠状給材箱６が摺動する案内台板９の摺動面
９ａの線上に上縁が臨むブロック成型機１０側のブロッ
ク用型枠である。この型枠８は分離自在の底枠となる底
面パレット８ａが公知の振動機１１を組み込んだ昇降台
１２に載置され、且つ型枠８の枠内に下降する加圧体１
３を機体上方に設置している。
供給ホッパーを２基並設したコンクリートブロック成型
装置の実施例を示す。異なるブロック材料Ａ，Ｂを別個
に入れる材料供給ホッパー１，２を背合わせ状態に並設
し、該材料供給ホッパー１，２は各漏斗状出口１ａ，２
ａにゲート（ダンパ）３，３を配設し、上端を枢着した
リンクモーション用シリンダ４，４の下端を連結して開
閉する構成としている。また、前記２基の材料供給ホッ
パー１，２のゲート３，３の下方位置には単一の給送ベ
ルトコンベヤ５を敷設し、このヘッド部５ａの下方に枠
状給材箱６の上部に配設した受ホッパー部７を臨ませて
なる。８は枠状給材箱６が摺動する案内台板９の摺動面
９ａの線上に上縁が臨むブロック成型機１０側のブロッ
ク用型枠である。この型枠８は分離自在の底枠となる底
面パレット８ａが公知の振動機１１を組み込んだ昇降台
１２に載置され、且つ型枠８の枠内に下降する加圧体１
３を機体上方に設置している。
【００１１】次にこのブロックの成型方法を説明する
と、先ず異なるブロック材料Ａ，Ｂとしては、例えば赤
色顔料で着色したブロック材料Ａ（図示にあって点印部
分）と黒色顔料で着色したブロック材料Ｂ（図示にあっ
て×印部分）とし、この２種類のブロック材料Ａ，Ｂを
並設した２基の材料供給ホッパー１，２に適宜手段（図
示せず）をもって別個に投入しておく。
と、先ず異なるブロック材料Ａ，Ｂとしては、例えば赤
色顔料で着色したブロック材料Ａ（図示にあって点印部
分）と黒色顔料で着色したブロック材料Ｂ（図示にあっ
て×印部分）とし、この２種類のブロック材料Ａ，Ｂを
並設した２基の材料供給ホッパー１，２に適宜手段（図
示せず）をもって別個に投入しておく。
【００１２】ここで、例えば材料供給ホッパー１のゲー
ト３をそのシリンダ４の動作をもって適宜角度を開き所
定量のブロック材料Ａを繰り出し（排出し）給送ベルト
コンベヤ５に山盛り状態（堆積状）に載置する。次に給
送ベルトコンベヤ５を少し移動させたところで、次段の
材料供給ホッパー２のゲート３をシリンダ４の動作をも
って開き所定量のブロック材料Ｂを供給ベルトコンベヤ
５に山盛り状態に載置する（図１参照）。即ち、給送ベ
ルトコンベヤ５上に異なるブロック材料Ａ，Ｂが所定間
隔をもって山盛り状態に順次連続的に載置される。
ト３をそのシリンダ４の動作をもって適宜角度を開き所
定量のブロック材料Ａを繰り出し（排出し）給送ベルト
コンベヤ５に山盛り状態（堆積状）に載置する。次に給
送ベルトコンベヤ５を少し移動させたところで、次段の
材料供給ホッパー２のゲート３をシリンダ４の動作をも
って開き所定量のブロック材料Ｂを供給ベルトコンベヤ
５に山盛り状態に載置する（図１参照）。即ち、給送ベ
ルトコンベヤ５上に異なるブロック材料Ａ，Ｂが所定間
隔をもって山盛り状態に順次連続的に載置される。
【００１３】この後（ブロック材料Ａ，Ｂを載置した状
態）、給送ベルトコンベヤ５を回転させれば最先のブロ
ック材料Ａから受ホッパー部７に順次落下し、該受ホッ
パー部７にあって異なるブロック材料Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂ・
・と積層され、下方に連設の枠状給材箱６に多層として
詰まって行く。但し、この積層詰まり状態は給送ベルト
コンベヤ５上の載置形状が一定厚さでなく山盛り状態の
ため、画一的な積層とならず屈曲した変形積層となる。
ここで、枠状給材箱６の箱内に一定量のブロック材料
Ａ，Ｂが詰まったら、該給材箱６は後方に配置した摺動
用シリンダ１４の動作で前方に押され案内台板９上を摺
動しながら移行しブロック成型機１０側のブロック用型
枠８の真上位置に臨ませる。この場合、枠状給材箱６の
移行時に、この後部上縁に水平突設した仕切り蓋部１５
が前記受ホッパー部７の下端を一旦仕切り塞ぐものとな
る。
態）、給送ベルトコンベヤ５を回転させれば最先のブロ
ック材料Ａから受ホッパー部７に順次落下し、該受ホッ
パー部７にあって異なるブロック材料Ａ，Ｂ，Ａ，Ｂ・
・と積層され、下方に連設の枠状給材箱６に多層として
詰まって行く。但し、この積層詰まり状態は給送ベルト
コンベヤ５上の載置形状が一定厚さでなく山盛り状態の
ため、画一的な積層とならず屈曲した変形積層となる。
ここで、枠状給材箱６の箱内に一定量のブロック材料
Ａ，Ｂが詰まったら、該給材箱６は後方に配置した摺動
用シリンダ１４の動作で前方に押され案内台板９上を摺
動しながら移行しブロック成型機１０側のブロック用型
枠８の真上位置に臨ませる。この場合、枠状給材箱６の
移行時に、この後部上縁に水平突設した仕切り蓋部１５
が前記受ホッパー部７の下端を一旦仕切り塞ぐものとな
る。
【００１４】このブロック成型機１０側のブロック用型
枠８の真上位置に臨んだ給材箱６は底無しの枠構造のた
め、該給材箱６に詰まった多層のブロック材料Ａ，Ｂは
開口底６ａより抜け積層状態のまま落下しブロック用型
枠８に充填される。この後、前進した給材箱６は摺動用
シリンダ１４の戻り作動で元の受ホッパー部７の真下位
置まで後退し待機する。
枠８の真上位置に臨んだ給材箱６は底無しの枠構造のた
め、該給材箱６に詰まった多層のブロック材料Ａ，Ｂは
開口底６ａより抜け積層状態のまま落下しブロック用型
枠８に充填される。この後、前進した給材箱６は摺動用
シリンダ１４の戻り作動で元の受ホッパー部７の真下位
置まで後退し待機する。
【００１５】このブロック用型枠８に充填された積層状
態のブロック材料Ａ，Ｂは、上方に配設した加圧体１３
が適宜手段（図示せず）をもって下降して所定加圧（圧
縮）をし昇降台１２側の振動機１１の振動と相俟って固
められ積層状ブロック体１６が形成される。次に、この
積層状ブロック体１６は、下部の底面パレット８ａとと
もに昇降台１２を下降させながらブロック用型枠８の上
方の加圧体１３を型枠内に挿入すれば、積層状ブロック
体１６は所謂型抜きがなされる。
態のブロック材料Ａ，Ｂは、上方に配設した加圧体１３
が適宜手段（図示せず）をもって下降して所定加圧（圧
縮）をし昇降台１２側の振動機１１の振動と相俟って固
められ積層状ブロック体１６が形成される。次に、この
積層状ブロック体１６は、下部の底面パレット８ａとと
もに昇降台１２を下降させながらブロック用型枠８の上
方の加圧体１３を型枠内に挿入すれば、積層状ブロック
体１６は所謂型抜きがなされる。
【００１６】更に、この積層状ブロック体１６を公知の
割りブロック装置（図示せず）にセットし、所定割り位
置に刃体１９を当でがい（図３に示すブロック体は２個
分の幅をもつブロック塊で、この中央を割るように刃体
を臨ませる）、加圧衝撃を与えて縦割りをすれば、ブロ
ック体１６の割り断面１６ａに異なるブロック材料Ａ，
Ｂの積層面Ａ′，Ｂ′が変形積層のまま現れ、割り作用
による凹凸１７の形状と相俟って装飾積層柄１８を得る
（図４参照）。
割りブロック装置（図示せず）にセットし、所定割り位
置に刃体１９を当でがい（図３に示すブロック体は２個
分の幅をもつブロック塊で、この中央を割るように刃体
を臨ませる）、加圧衝撃を与えて縦割りをすれば、ブロ
ック体１６の割り断面１６ａに異なるブロック材料Ａ，
Ｂの積層面Ａ′，Ｂ′が変形積層のまま現れ、割り作用
による凹凸１７の形状と相俟って装飾積層柄１８を得る
（図４参照）。
【００１７】また、図５は他の実施例の要部を示すもの
である。これは異なるブロック材料Ａ，Ｂを入れる材料
供給ホッパー１，２を独立して備え、且つ該材料供給ホ
ッパー１，２の下方にもそれぞれ給送ベルトコンベヤ２
０，２１を独立に敷設する。この場合、給送ベルトコン
ベヤ２０，２１のヘッド部２０ａ，２１ａをそれぞれ単
一の枠状給材箱６の上部の受ホッパー部７の上方に臨ま
せる構成とする。
である。これは異なるブロック材料Ａ，Ｂを入れる材料
供給ホッパー１，２を独立して備え、且つ該材料供給ホ
ッパー１，２の下方にもそれぞれ給送ベルトコンベヤ２
０，２１を独立に敷設する。この場合、給送ベルトコン
ベヤ２０，２１のヘッド部２０ａ，２１ａをそれぞれ単
一の枠状給材箱６の上部の受ホッパー部７の上方に臨ま
せる構成とする。
【００１８】ここで、材料供給ホッパー１，２に投入し
た異なるブロック材料Ａ，Ｂの繰り出しは、前記同様で
各側部に備えたシリンダ４，４を適宜作動しゲート３，
３を開いて所定量のブロック材料Ａ，Ｂをそれぞれ給送
ベルトコンベヤ２０，２１に山盛り状態に排出の載置と
する。
た異なるブロック材料Ａ，Ｂの繰り出しは、前記同様で
各側部に備えたシリンダ４，４を適宜作動しゲート３，
３を開いて所定量のブロック材料Ａ，Ｂをそれぞれ給送
ベルトコンベヤ２０，２１に山盛り状態に排出の載置と
する。
【００１９】次に、給送ベルトコンベヤ２０，２１を交
互に回せば、該給送ベルトコンベヤ２０，２１上の異な
るブロック材料Ａ，Ｂが単一の受ホッパー部７に順次交
互に落下して積層され、この変形積層のまま枠状給材箱
６に詰まる。この後、前記同様に枠状給材箱６をブロッ
ク成型機１０側のブロック用型枠８に移行させれば、枠
状給材箱６が底無しのため詰まった多層のブロック材料
Ａ，Ｂが抜け落ちブロック用型枠８に積層状態のまま充
填される。この後、型枠８内のブロック材料Ａ，Ｂは前
記同様に上方の加圧体１３の下降による加圧と型枠８自
体に掛かる振動と相俟って積層状ブロック体１６が形成
される。
互に回せば、該給送ベルトコンベヤ２０，２１上の異な
るブロック材料Ａ，Ｂが単一の受ホッパー部７に順次交
互に落下して積層され、この変形積層のまま枠状給材箱
６に詰まる。この後、前記同様に枠状給材箱６をブロッ
ク成型機１０側のブロック用型枠８に移行させれば、枠
状給材箱６が底無しのため詰まった多層のブロック材料
Ａ，Ｂが抜け落ちブロック用型枠８に積層状態のまま充
填される。この後、型枠８内のブロック材料Ａ，Ｂは前
記同様に上方の加圧体１３の下降による加圧と型枠８自
体に掛かる振動と相俟って積層状ブロック体１６が形成
される。
【００２０】更に、この積層状ブロック体１６を所定の
割り工程をもって縦割りすれば、この割り面に異なるブ
ロック材料Ａ，Ｂの積層面Ａ′，Ｂ′が変形積層のまま
現れ、割り作用による凹凸１７の形状と相俟って装飾積
層柄１８を得る。
割り工程をもって縦割りすれば、この割り面に異なるブ
ロック材料Ａ，Ｂの積層面Ａ′，Ｂ′が変形積層のまま
現れ、割り作用による凹凸１７の形状と相俟って装飾積
層柄１８を得る。
【００２１】
【発明の効果】上述の様に、本発明の積層断面を有する
コンクリートブロックの成型方法は、少なくとも２種の
異なるブロック材料をそれぞれ入れる材料供給ホッパー
から、単一の給送ベルトコンベヤに交互に繰り出し受ホ
ッパーに順次落下の積層か、又は材料供給ホッパーにそ
れぞれ臨む給送ベルトコンベヤを交互に回し受ホッパー
に異なるブロック材料を交互落下の積層とすることで、
異種のブロック材料を積層状態のままブロック成型機の
型枠に充填され、所定の成型工程を経て積層状ブロック
体となる。このため積層状ブロック体を割れば、異なる
ブロック材料が山盛り状態で積層した変形積層で固まっ
たため、割り面が画一な積層でなく一種の装飾積層柄と
して現れ、従来にない模様・柄をもつ装飾ブロックとな
る。例えば、異なるブロック材料を赤色着色と黒色着色
の異色材料の組み合わせとすれば、全体としてアンチッ
ク模様・柄の断面をもつブロック体となり、趣向に応じ
たブロック製品が提供され、塀用ブロックとか、装飾用
ブロックとしての態様に適する。しかも、本発明は成型
方法は給送ベルトコンベヤに対する異なるブロック材料
の載置と移送制御等をもって行うため、極めて簡単な装
置で変形積層を得ることができ、量産に適する連続製法
となる等の効果を有する。
コンクリートブロックの成型方法は、少なくとも２種の
異なるブロック材料をそれぞれ入れる材料供給ホッパー
から、単一の給送ベルトコンベヤに交互に繰り出し受ホ
ッパーに順次落下の積層か、又は材料供給ホッパーにそ
れぞれ臨む給送ベルトコンベヤを交互に回し受ホッパー
に異なるブロック材料を交互落下の積層とすることで、
異種のブロック材料を積層状態のままブロック成型機の
型枠に充填され、所定の成型工程を経て積層状ブロック
体となる。このため積層状ブロック体を割れば、異なる
ブロック材料が山盛り状態で積層した変形積層で固まっ
たため、割り面が画一な積層でなく一種の装飾積層柄と
して現れ、従来にない模様・柄をもつ装飾ブロックとな
る。例えば、異なるブロック材料を赤色着色と黒色着色
の異色材料の組み合わせとすれば、全体としてアンチッ
ク模様・柄の断面をもつブロック体となり、趣向に応じ
たブロック製品が提供され、塀用ブロックとか、装飾用
ブロックとしての態様に適する。しかも、本発明は成型
方法は給送ベルトコンベヤに対する異なるブロック材料
の載置と移送制御等をもって行うため、極めて簡単な装
置で変形積層を得ることができ、量産に適する連続製法
となる等の効果を有する。
【図１】本発明の積層断面を有するコンクリートブロッ
クの成型方法の一実施例を示す装置の概略説明図であ
る。
クの成型方法の一実施例を示す装置の概略説明図であ
る。
【図２】同積層状ブロック体を型抜きする説明図であ
る。
る。
【図３】同積層状ブロック体を縦割りする説明図であ
る。
る。
【図４】割り断面に装飾積層が現れた割りブロックの斜
視図である。
視図である。
【図５】他の実施例の要部を示す説明図である。
１ 材料供給ホッパー ２ 材料供給ホッパー ５ 給送ベルトコンベヤ ６ 枠状給材箱 ７ 受ホッパー ８ ブロック用型枠 １０ ブロック成型機 １１ 振動機 １２ 昇降台 １６ 積層状ブロック体 １８ 装飾積層柄 １９ 刃体 ２０ 給送ベルトコンベヤ ２１ 給送ベルトコンベヤ Ａ，Ｂ 異なるブロック材料
Claims (3)
- 【請求項１】 異なるブロック材料をそれぞれ入れた少
なくとも２基の材料供給ホッパーより交互に繰り出す各
ブロック材料を単一の給送ベルトコンベヤ上に交互間隔
に載置し、各ブロック材料を給送ベルトコンベヤの移動
で枠状給材箱の受ホッパー部に順次落下の積層とし、該
受ホッパー部を経て積層ブロック材料を全域に詰めた枠
状給材箱をブロック成型機側に移行しブロック用型枠に
積層状態のまま充填し、この後型枠内のブロック材料に
所定加圧と振動を加え積層状ブロック体を形成し、次い
で型抜きした積層状ブロック体を所定幅に縦割りし割り
断面に装飾積層柄を現わすことを特徴とする積層断面を
有するコンクリートブロックの成型方法。 - 【請求項２】 異なるブロック材料をそれぞれ入れた少
なくとも２基の材料供給ホッパーより繰り出す各ブロッ
ク材料を、各材料供給ホッパーの下方に臨む給送ベルト
コンベヤ上にそれぞれ載置し、この両給送ベルトコンベ
ヤを交互に移動し各ブロック材料を単一の枠型給材箱の
受ホッパー部に順次落下の積層とし、該受ホッパー部を
経て積層ブロック材料を全域に詰めた枠状給材箱をブロ
ック成型機側に移行しブロック用型枠に積層状態のまま
充填し、この後型枠内のブロック材料に所定加圧と振動
を加え積層状ブロック体を形成し、次いで型抜きした積
層状ブロック体を所定幅に縦割りし割り断面に装飾積層
柄を現わすことを特徴とする積層断面を有するコンクリ
ートブロックの成型方法。 - 【請求項３】 異なるブロック材料が、異色の顔料で着
色したブロック材料である請求項１又は２記載の積層断
面を有するコンクリートブロックの成型方法。
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| JP19141395A JP2689963B2 (ja) | 1995-07-27 | 1995-07-27 | 積層断面を有するコンクリートブロックの成型方法 |
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| JP (1) | JP2689963B2 (ja) |
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| KR20180036061A (ko) * | 2016-09-30 | 2018-04-09 | 주식회사 청진이엔씨 | 건식공법을 이용한 콘크리트 제품 제조장치 및 이를 이용한 콘크리트 제품 제조방법 |
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1995
- 1995-07-27 JP JP19141395A patent/JP2689963B2/ja not_active Expired - Fee Related
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