JP2689254B2 - 油圧作動のクラムシェル - Google Patents

油圧作動のクラムシェル

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JP2689254B2
JP2689254B2 JP63075057A JP7505788A JP2689254B2 JP 2689254 B2 JP2689254 B2 JP 2689254B2 JP 63075057 A JP63075057 A JP 63075057A JP 7505788 A JP7505788 A JP 7505788A JP 2689254 B2 JP2689254 B2 JP 2689254B2
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勇 永山
利光 山下
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和光建設株式会社
有限会社山健重機整備
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、油圧作動によって掘削作業の能率が優れた
比較的大型のクラムシェルに関する。
(従来の技術) クラムシェルは、クレーンブームの先端から吊り下
げ、水中や接近できない場所の掘削に用いる。従来のク
ラムシェルは、ドラグラインと同様に他のウインチでク
ラムシェルバケットを開き、吊り上げる際に自重によっ
て両バケットを閉じて、地中や水中の土砂をつかみ上げ
る。
(発明が解決しようとする課題) 従来のクラムシェルのように、自重によってバケット
を開閉する構造であると、相当に大型のバケットであっ
ても一度でつかみ上げられる土砂量が限定されてしま
う。特に粘性の大きい海中の泥などをすくう場合には、
土砂よりも量も減らして両バケットを完全に閉じること
を要する。このため、クラムシェルの両バケットを油圧
シリンダで強制的に開閉する機構にすることが想定でき
るけれども、復動の油圧シリンダはロッド側とヘッド側
で開閉量が異なるので、両バケットの後端間に設置する
ことができず、仮に各バケットごとに油圧シリンダを設
置すれば、コストが極めて高くなってしまう。
本発明は、従来のクラムシェルに関する前記の問題点
を改善するために提案されたものであり、両バケットの
開閉作動が常にほぼ均等である油圧作動のクラムシェル
を提供することを目的としている。また、本発明の他の
目的は、作業台車のアームに吊り下げた際に垂直に位置
するクラムシェルを提供することと、比較的大型の油圧
シリンダが両バケット後方部間に配置できるクラムシェ
ルを提供することである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明に係るクラムシェ
ル2は、第1図に示すように、1対の対向バケット4,4
と、両バケットの後端間に軸着して両バケットを開閉す
る油圧シリンダ6と、両バケットを回動自在に対向設置
する支持プレート8とを備える。クラムシェル2におい
て、一方のバケット後方部10から延設するリンク12のピ
ン14が、他方のバケット後方部16から延設するリンク18
の長溝20と嵌合する。また、各バケット4の横板22,22
間の上方に補強パイプ24を水平に固着する。
支持プレート8の平面形状はほぼ三角形であり、例え
ば1対(第2図参照)の中間に、両バケット4,4を回動
自在に対向設置するとともに油圧シリンダ6を収納す
る。三角形平面の支持プレート8の上方頂点部に1個の
ピン孔26を設けることにより、該ピン孔においてクラム
シェル2を作業台車(例えば28、第3図参照)のアーム
29に軸着するとともに、該作業台車の油圧源を利用して
駆動させると好ましい。バケット4を回動自在に設置す
る回転軸30は、支持プレート8の他の2頂点部にそれぞ
れ配置し、且つ両バケット4の後方部10,16を均等に外
方に屈曲する。
(作用) 本発明に係るクラムシェル2は、一方のリンク12のピ
ン14と他方のリンク18の長溝20とが嵌合することによ
り、油圧シリンダ6の伸縮作動による両バケット4,4の
開閉が常にほぼ均等になる。また、1対の支持プレート
8は、ほぼ三角形の平面形状であり、該支持プレートの
上方頂点部に1個のピン孔26を設けることにより、該ピ
ン孔に作業台車(例えば28)のアーム29に軸着し、且つ
該作業台車の油圧源を利用して駆動させることが可能で
あり、作業台車のアーム29に吊り下げた際にクラムシェ
ル2は垂直に位置する。油圧シリンダ6は、支持プレー
ト8,8間に収納するけれども、回転軸30を支持プレート
8の他の頂点部に配置し、且つ両バケット後方部10,16
を均等に外方に屈曲することにより、支持プレート8の
横幅に対して大型の油圧シリンダ6を両バケット後方部
間に配置できる。
(実施例) 本発明を図面に基づいて説明すると、第1図に本発明
に係る油圧作動のクラムシェル2を示し、該クラムシェ
ルは、1対の対向バケット4,4と、両バケットの後端間
に軸着して両バケットを開閉する油圧シリンダ6とを有
する。各バケット4の前方部32には、下方に向かって内
方に屈曲する側板34(第2図)を取り付け、該側板とほ
ぼ扇形の横板22,22によって対向中空部をそれぞれ形成
する。また、両横板22,22間の上方に補強パイプ24を水
平に固着することにより、バケット4で多量の土砂をす
くった際に横板22が外方へ変形することを防止する。両
バケット4の下端辺において、複数本の先細り状の突出
歯36をほぼ水平下方に固着し、両バケット4を閉じた際
に各突出歯36が食い違い交差するように配置する。
支持プレート8の平面形状はほぼ二等辺三角形であ
り、1対のプレート間に両バケット4,4を回動自在に設
置し、且つその下方に油圧シリンダ6を収納する。第2
図から明らかなように、支持プレート8の上方部を水平
部38で接続して、プレート全体の側面は逆U字形であ
り、プレート上方頂点部は1個のピン孔26を設けたブラ
ケット40である。ブラケット40のピン孔26によって、例
えばパワーショベル28(第3図)のアーム29の先端部に
クラムシェル2に軸着し、油圧シリンダ6に配管する2
本の送油管(図示しない)は、プレート水平部38を通過
して、パワーショベル28のシリンダ42に配管していた送
油管と接続すればよい。
バケット4の後方部10,16は、それぞれ側面が二股16
a,16b(第2図参照)になった棒状平面を有し、水平の
回転軸30によって1対の支持プレート8,8間に回動自在
に対向設置する。回転軸30は、支持プレート8の他の頂
点部にそれぞれ配置し、バケット前方部32は支持プレー
ト8の下端から出ている。バケット後方部10,16は、回
転軸30の個所から外方へ約55度の角度で屈曲しこれによ
って支持プレート8の横幅に対して大型の油圧シリンダ
6を両バケット後端部間に配置でき、該シリンダは通常
複動シリンダである。両バケット4の後方部10,16で
は、それぞれ回転軸30の個所において、一方の後方部10
から横方向内方へリンク12を延設し、且つ他方の後方部
16から横方向内方へリンク18を延設する。リンク12,18
は、バケット側面が二股であることによって2組並置さ
せ、リンク12のピン14はリンク18の長溝20と嵌合する。
リンク12,18の嵌合機構は第4図から明らかであり、リ
ンク12は板状であり、且つリンク16は先端が平行板部4
4,44だけの角筒形である。両バケット4が閉じている
時、第1図の点線で示すように、ピン14が長溝20の右内
周壁と近接するとともに、リンク12の前端部46はリンク
18の上辺から突出している。バケット4,4が開き始める
と、第4図(1)のようにリンク12,18は水平に近づ
き、ピン14は長溝20の左内周壁に近接する。両バケット
4が完全に開くと、第1回の二点鎖線で示すように、ピ
ン14は長溝20の右内周壁に再び近接し、リンク12の前端
部46はリンク18の下壁凹み48に嵌まる。この結果、油圧
シリンダ6の伸縮作動によって、バケット4,4の開閉が
常にほぼ均等になる。
油圧作動のクラムシェル2は、ブラケット40のピン孔
26においてパワーショベル28のアーム29の先端部に軸着
し、油圧シリンダ6用の2本の送油管をシリンダ42に配
管していた送油管と接続することにより、該パワーショ
ベルの油圧源を利用して駆動させる。クラムシェル2に
おいて、ほぼ三角形平面の支持プレート8の上方頂点部
にピン孔26を設け、アーム29に吊り下げた際にクラムシ
ェル2を垂直に位置させる。また、一方のリンク12のピ
ン14と他方のリンク18の長溝20とが嵌合することによ
り、油圧シリンダ6の伸縮作動による両バケット4,4の
開閉が常にほぼ均等になる。この結果、パワーショベル
28だけでクラムシェル2を搬送でき、所定の作業現場で
の掘削作業を容易に遂行して他の油圧機器を必要としな
い。このクラムシェル2は、作業台車として浚渫船に取
り付けたディッパとアームの機構に搭載したり、固定設
置のディッパとアームの機構に搭載してもよく、多少の
変形を加えてクレーンと搭載することも可能である。ま
た、第3図に示すクラムシェル2では、横板22の上方に
三角形平面の補助板50を接続して土砂のすくい量を増や
し、板22と50の間に肉厚の補強部52を形成している。
(発明の効果) 本発明に係るクラムシェルは、支持プレート間に設置
した油圧シリンダの伸縮作動による両バケットの開閉が
常にほぼ均等であり、且つ作業台車のアームに吊り下げ
た際に垂直に位置することによって、油圧作動のクラム
シェルとして実用化が可能である。また、クラムシェル
を支持プレートのピン孔において作業台車のアームに軸
着し、且つ該作業台車の油圧源を利用してクラムシェル
を駆動させれば、該クラムシェルを容易に搬送すること
が可能であり、水中や接近できない場所の掘削を迅速に
遂行できる。本発明のクラムシェルでは、支持プレート
の横幅に対して大型の油圧シリンダを両バケット後方部
間に配置できるので、バケットを大型にして一度で多量
の土砂をつかみ上げ、粘性の大きい海中の泥などの場合
でも両バケットを容易に閉じることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る油圧作動のクラムシェルを一部切
り欠いて示す正面図、第2図は第1図のクラムシェルの
側面図、第3図は本発明のクラムシェルをパワーショベ
ルに搭載した状態を示す全体側面図、第4図(1)から
(3)は両バケット後方部のリンクの嵌合機構を示す部
分断面図,平面図及び一方のリンク底面図である。 2……クラムシェル、4,4……対向バケット、6……油
圧シリンダ、8……支持プレート、10……バケット後方
部、12……リンク、14……リンクピン、16……バケット
後方部、18……リンク、20……リンク長溝、22……バケ
ット横板、24……補強パイプ、26……ピン孔、28……パ
ワーショベル、29……アーム、30……回転軸。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1対の対向バケットと、両バケットの後端
    間に軸着して両バケットを開閉する油圧シリンダと、両
    バケットを回動自在に対向設置する支持プレートとを備
    え、各バケットの横板間の上方に補強パイプを水平に固
    着するとともに、一方のバケット後方部から延設するリ
    ンクのピンが他方のバケット後方部から延設するリンク
    の長溝と嵌合することにより、油圧シリンダによる両バ
    ケットの開閉作動がほぼ均等である油圧作動のクラムシ
    ェル。
  2. 【請求項2】1対の対向バケットと、両バケットの後端
    間に軸着して両バケットを開閉する油圧シリンダと、両
    バケットを回動自在に対向設置するほぼ三角形平面の支
    持プレートとを備え、各バケットの横板間の上方に補強
    パイプを水平に固着するとともに、該支持プレートの上
    方頂点部に1個のピン孔を設けることにより、該ピン孔
    においてクラムシェルを作業台車のアームに軸着すると
    ともに、該作業台車の油圧源を利用して駆動させ、作業
    台車のアームに吊り下げた際に垂直に位置する油圧作動
    のクラムシェル。
  3. 【請求項3】1対の対向バケットと、両バケットの後端
    間に軸着して両バケットを開閉する油圧シリンダと、油
    圧シリンダを収納するほぼ三角形平面の1対の支持プレ
    ートとを備え、各バケットの横板間の上方に補強パイプ
    を水平に固着するとともに、バケットを回動自在に設置
    する回転軸を支持プレートの他の2頂点部にそれぞれ配
    置し、両バケットの後方部が均等に外方に屈曲すること
    により、支持プレートの横幅に対して大型の油圧シリン
    ダを両バケット後方部間に配置できる油圧作動のクラム
    シェル。
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