JP2688952B2 - 自動二輪車等鞍乗形車両の燃料タンク取付装置 - Google Patents

自動二輪車等鞍乗形車両の燃料タンク取付装置

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JP2688952B2 JP28283688A JP28283688A JP2688952B2 JP 2688952 B2 JP2688952 B2 JP 2688952B2 JP 28283688 A JP28283688 A JP 28283688A JP 28283688 A JP28283688 A JP 28283688A JP 2688952 B2 JP2688952 B2 JP 2688952B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、自動二輪車等鞍乗形車両の燃料タンク取
付装置に関する。
(従来の技術) 鞍乗形車両の一例としての自動二輪車では、通常、そ
の車体フレームはヘッドパイプから後下方に向って延び
る主フレームを有している。そして、この主フレームに
跨り正面視で倒立U字状をなす燃料タンクが設けられ
る。そして、この燃料タンクの底板外面が車体フレーム
側に取付具によって取り付けられることにより、この燃
料タンクを車体フレーム側に支持させたものがある(例
えば、特開昭55−110676号公報)。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、上記構成において、燃料タンクの底板外面
で囲まれた凹部を有効に利用するため、この凹部にエア
クリーナなど種々の部品を配設することがある。
しかし、このように構成すると、凹部に配設した種々
の部品によって、燃料タンクを取り付けるための上記取
付具の配置が制限されることになる。この結果、第1
に、車体フレームに対して燃料タンクを取り付けた場合
に、その取付強度を十分に確保することが困難になるお
それがある。また、第2に、車体フレームに対する燃料
タンクの取り付け時の良好な作業性が得られなくなるお
それもある。
(発明の目的) この発明は、上記のような事情に注目してなされたも
ので、燃料タンクの底板外面で囲まれた凹部に、エアク
リーナなどの部品を配設してこの凹部の有効利用を図
り、また、車体フレームに対する燃料タンクの取付強度
を十分に確保できるようにすると共に、車体フレームに
対する燃料タンクの取り付け時に良好な作業性が得られ
るようにすることを目的とする。
(発明の構成) 上記目的を達成するためのこの発明の特徴とするとこ
ろは、燃料タンクの底板外面に沿って延び正面視で倒立
U字状をなす取付フレームを設け、この取付フレームを
車体フレームに支持させると共に、同上取付フレームに
燃料タンクを取付具により取り付けた点にある。
(実施例) 以下、この発明の実施例を図面により説明する。
第2図において、1は自動二輪車、2はその車体フレ
ームで、この車体フレーム2はセミダブルクレードル形
をなしている。即ち、この車体フレーム2はその前部に
ヘッドパイプ3を有し、このヘッドパイプ3の上部から
後下方に向って主フレーム4が延び、更に、この主フレ
ーム4の後端から左右一対のシートピラーチューブ5が
下方に向って延び、その各下端にリヤアームブラケット
6が取り付けられている。一方、上記ヘッドパイプ3の
下部から後下方に延びてその後端が上記リヤアームブラ
ケット6の下端に連結される左右一対のダウンチューブ
7が設けられる。
上記ヘッドパイプ3にはフロントフォーク8が操向自
在に支承される。そして、このフロントフォーク8の下
端には前輪9が支承され、同上フロントフォーク8の上
端にはハンドル10が取り付けられている。
前記リヤアームブラケット6には枢支軸12によりリヤ
アーム13が上下揺動自在に枢支され、このリヤアーム13
の揺動端に後輪14が支承されている。また、上記シート
ピラーチューブ5の上部とリヤアーム13との間には緩衝
器15がリンク機構16を介して介在している。
18は4サイクル並列2気筒のエンジンで、このエンジ
ン18は車体フレーム2の内部に位置してこの車体フレー
ム2に締結されている。このエンジン18の吸気孔には気
化器19が取り付けられ、また、この気化器19を通してエ
ンジン18に吸入される外気を清浄にするためのエアクリ
ーナ20が設けられる。
上記気化器19に燃料を供給する板金製燃料タンク22が
設けられる。この燃料タンク22は正面視で倒立U字状を
なし、この燃料タンク22の下面側に形成された凹部23が
前記主フレーム4に嵌合しており、つまり、この燃料タ
ンク22は主フレーム4に跨るように設けられている。ま
た、この場合、前記気化器19やエアクリーナ20は上記凹
部23に配設され、この凹部23の有効利用が図られてい
る。なお、22aはキャップである。
前記主フレーム4の後端から後上方に向って左右一対
のシートレール24が延びている。このシートレール24の
後端はバックステー25によってリヤアームブラケット6
に強固に支持されており、上記シートレール24上にシー
ト26が取り付けられている。その他、28はカウリングで
ある。
そして、前記エンジン18はエアクリーナ20や気化器19
を通して外気を吸入すると共に、気化器19を介して燃料
タンク22からの燃料を吸入することにより作動する。そ
して、このエンジン18の動力を後輪14に伝えることによ
り、自動二輪車1を走行させることができるようになっ
ている。
前記燃料タンク22は後部取付装置30と前部取付装置31
とにより車体フレーム2に取り付けられている。
まず、上記後部取付装置30につき、第2図と第3図と
により説明する。この後部取付装置30は燃料タンク22の
後端を左右シートレール24上に取り付けるためのもので
ある。即ち、上記左右シートレール24間に板状のクロス
メンバ32が架設され、このクロスメンバ32を貫通してこ
れに左右一対のナット33が取り付けられている。この各
ナット33には上下一対の緩衝材34,34が外嵌しており、
これら両緩衝材34,34間に燃料タンク22後部のフランジ2
2bが挟まれている。また、上記緩衝材34上に座金35が設
けられ、この座金35を貫通してナット33にねじ込まれる
ボルト36により、両緩衝材34,34とフランジ22bとが上記
クロスメンバ32と座金35との間に挟み付けられている。
そして、この場合、フランジ22bが両緩衝材34,34間に弾
性力で挟まれることにより、燃料タンク22の後部が車体
フレーム2に強固に支持され、また、この際、上記緩衝
材34,34が車体フレーム2から燃料タンク22に伝わろう
とする振動を効果的に吸収する。
次に、第1図、および第4図から第7図により、前記
前部取付装置31について説明する。
第1図と第4図において、上記燃料タンク22の底板39
は左右に対面する側板39a,39aと、これら側板39a,39aの
上端同士を連結する天井板39bとで正面視で倒立U字状
に形成されており、この底板39の外面で囲まれた部分が
前記凹部23となっている。
上記底板29の外面に沿って延び、かつ、前記主フレー
ム4を跨ぐ正面視倒立U字状の取付フレーム40が設けら
れる。この取付フレーム40の左右側部はそれぞれ倒立L
字状に折り曲げたパイプ材41,41で形成され、また、こ
の左右パイプ材41,41の各上端は前記主フレーム4の上
方に位置する板金材42で互いに連結されている。そし
て、この取付フレーム40は十分の剛性を有している。
上記各パイプ材41の下端は各ダウンチューブ7の外側
面に突設されたブラケット43に対しそれぞれボルト44に
より着脱自在にねじ止めされている。また、上記板金材
42に突設された取付片46が主フレーム4上に溶接された
ブラケット47に対しボルト48により着脱自在にねじ止め
されている。即ち、これらの構成によって、取付フレー
ム40は車体フレーム2に強固に支持されている。
第1図、第4図、および第5図において、上記各パイ
プ材41に各側板39aがそれぞれ第1取付具50により取り
付けられている。この第1取付具50は上記側板39aの上
下中途部に溶接される平面視ハット形のブラケット51を
有し、このブラケット51に上下一対の緩衝材52,52がそ
れぞれボルト53により着脱自在にねじ付けられている。
この緩衝材52はゴム製で、軸心が車幅方向に延びる円柱
形をなし、この緩衝材52の外周面には円弧状の周溝54が
形成されている。
一方、各パイプ材41には上下一対の環状体56,56が溶
接されている。この各環状体56の軸心は軸幅方向に延び
ており、これが上記緩衝材52に外嵌して周溝54に嵌め込
まれている。そして、これによって、上記側板39aが取
付フレーム40を介して車体フレーム2に支持されてい
る。
第1図、第4図、第6図、および第7図において、上
記板金材42に前記天井板39bが第2取付具57により取り
付けられている。この第2取付具57は左右一対のボルト
体58,58を有している。この各ボルト体58は板金材42に
対し、上下位置が調整できるようにしてナット59により
ねじ付けられている、この各ボルト体58は板金材42から
上方に向って突出しており、その上端に緩衝材60が取り
付けられ、この緩衝材60上に上記天井板39bの左右中途
部が圧接しており、これによって、上記天井板39bが取
付フレーム40を介して車体フレーム2に支持されてい
る。
即ち、上記燃料タンク22は、第1、第2取付具50,57
により取付フレーム40に取り付けられることによって、
この取付フレーム40を介し車体フレーム2に強固に支持
されている。
なお、上記の場合、車体フレーム2から燃料タンク22
に伝わろうとする振動は上記各緩衝材52,60が効果的に
吸収する。また、上記側板39aや天井板39bは平板状であ
り、そのため、その各中途部は十分の強度を有するもの
ではないが、この各中途部は第1、第2取付具50,57に
より取付フレーム40に取り付けられるため、これら側板
39aや天井板39bは取付フレーム40により補強されて十分
の剛性を有することとなっている。更に、取付フレーム
40は底板39に沿った形状であるため、凹部23の空間が徒
らに狭められることは防止されている。このため、取付
フレーム40に邪魔されることなく前記したようにエアク
リーナ20が凹部23内に配設されている。
(発明の効果) この発明によれば、燃料タンクを車体フレームに支持
させるための取付フレームは上記燃料タンクの底板外面
に沿って延び正面視で倒立U字状をなしている。このた
め、燃料タンクの底板外面で囲まれた凹部の空間がこの
取付フレームによって徒らに狭められることは防止され
ている。このため、上記凹部にエアクリーナ等の部品を
配設するなどして、この凹部を有効に利用することがで
きる。
しかも、上記したように、取付フレームは底板外面に
沿って延びているため、この取付フレームに燃料タンク
を取り付けるための取付具の設置位置は、上記取付フレ
ームに沿った所望の部位を選択することができる。つま
り、取付具の設置位置を選択する際の自由度が高いこと
から、上記したように底板で囲まれた凹部内にエアクリ
ーナ等の部品を配設して、この凹部の有効利用を図った
場合でも、これらエアクリーナ等からの制限を受けない
で、取付フレームに沿った所望位置で、取付具により燃
料タンクを取付フレームに対し取り付けることができ
る。よって、車体フレームに対する燃料タンクの取付強
度を十分に確保できると共に、車体フレームに対する燃
料タンクの取り付け時に良好な作業性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
図はこの発明の実施例を示し、第1図は第4図のI−I
線矢視断面図、第2図は自動二輪車の前部側面図、第3
図は第2図のIII−III線矢視断面図、第4図は第2図の
部分拡大断面図、第5図は第1図のV−V線矢視断面
図、第6図は同上第1図のVI−VI線矢視断面図、第7図
は同上第1図のVII−VII線矢視断面図である。 1……自動二輪車、2……車体フレーム、3……ヘッド
パイプ、4……主フレーム、20……エアクリーナ、22…
…燃料タンク、23……凹部、39……底板、40……取付フ
レーム、50……第1取付具(取付具)、57……第2取付
具(取付具)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームがヘッドパイプから後下方に
    向って延びる主フレームを有し、この主フレームに跨り
    正面視で倒立U字状をなす燃料タンクを設けた自動二輪
    車等鞍乗形車両において、上記燃料タンクの底板外面に
    沿って延び正面視で倒立U字状をなす取付フレームを設
    け、この取付フレームを上記車体フレームに支持させる
    と共に、同上取付フレームに燃料タンクを取付具により
    取り付けた自動二輪車等鞍乗形車両の燃料タンク取付装
    置。
JP28283688A 1988-11-09 1988-11-09 自動二輪車等鞍乗形車両の燃料タンク取付装置 Expired - Lifetime JP2688952B2 (ja)

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