JP2687851B2 - 受信機 - Google Patents

受信機

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JP2687851B2
JP2687851B2 JP5259826A JP25982693A JP2687851B2 JP 2687851 B2 JP2687851 B2 JP 2687851B2 JP 5259826 A JP5259826 A JP 5259826A JP 25982693 A JP25982693 A JP 25982693A JP 2687851 B2 JP2687851 B2 JP 2687851B2
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受信機に関し、特に、P
LL回路によって発生する局部発振周波数を利用してF
SK変調波を直交検波復調する直交検波受信方式のFS
K受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、集積回路技術の進歩によって受信
機の小型化が進んできた。しかし、無線部を例にとる
と、回路基本方式が同じであるため、集積化が不可能
か、あるいは集積困難な素子の存在により小型化の限界
に近づいているのが現状である。
【0003】たとえば、スーパーヘテロダイン受信機に
おいては、高周波、中間周波フィルタ等が大きな面積を
必要としている。この小型、軽量化のために直交検波受
信方式が提案されている。
【0004】直交検波受信方式は、受信する回線周波数
と局部発振周波数とを等しくし、ミキサによって受信周
波数と局部発振周波数とのビートを抽出したあと低域通
過フィルタ(LPF)にかけてベースバンド信号のみを
抽出し、このビートをリミッタ回路で振幅制限をしたあ
と復調処理をして復調信号を得る方式である。
【0005】この直交検波受信方式では、局部発振周波
数と回線周波数が一致しているため中間周波数がゼロと
なるので、イメージ周波数が存在しないことが特徴であ
る。このことは、高周波増幅器、中間周波数増幅器にお
いてイメージ周波数を減衰するための選択性の高いフィ
ルタを全く必要としないことを意味している。
【0006】また、隣接チャンネル妨害波を減衰させる
ためのチャンネル・フィルタは、中間周波数がゼロであ
ることから低周波のアクティブフィルタで構成が可能で
あり、集積回路上に実現可能となる。
【0007】次に、この直交検波受信と組み合わせる従
来技術として、多くの回線周波数を1つの水晶振動子で
受信可能とするPLL(Phase Locked L
oop、位相同期ループ)を局部発振回路に用いたFS
K受信機がある。
【0008】選択呼出受信機のように、地域によって回
線周波数が設定されている場合、被呼出者が他の地域に
移動したときは、固定局部発振周波数の選択呼出受信機
では呼び出すことが不可能であるのに対し、PLLを局
部発振回路に用いた選択呼出受信機では問題なく呼び出
すことが可能である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した直交検波受信
方式を用いることにより、高周波フィルタ、中間周波数
フィルタ等を削減することが可能となるため、受信機の
小型化、および軽量化が実現可能となる。
【0010】また直交検波受信方式を用いることによ
り、高周波フィルタ等が不要になるため、シングルスー
パーヘテロダイ方式において必要であった周波数ごと
の高周波フィルタの変更が不要になる
【0011】ところが、固定の水晶発振回路と比較し
て、PLL発振回路はPLL制御を行うために消費電流
が増加すると言う問題があり、特に電池駆動で電池の容
量が少ない選択呼出受信機においては、電池寿命が極め
て短くなり、大きな問題点となっていた。
【0012】本発明の目的は上述した問題点を解決し、
PLLによる局部発振周波数を利用しても消費電流を著
しく抑圧しうる受信機を提供することにある。
【0013】本発明の更に他の目的は、長寿命化が期待
できる直交検波受信方式のFSK受信機を提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、回線周
波数を有し、当該回線周波数を2値のディジタル信号の
ベースバンド信号で変調された変調波を受信し、当該変
調波から、再生されたディジタル信号を得るための復調
部を備えた受信機において、前記ベースバンド信号の前
記回線周波数からのオフセット量を求め、前記オフセッ
ト量が予め定められた範囲内に無い場合に、所定の制御
信号を出力するオフセット量検出回路と、前記変調波に
対する位相同期ループを確保し、前記復調部に対して局
部発振周波数を有する信号を送出する制御可能な局部発
振部と、前記局部発振部と前記オフセット量検出回路と
の間に設けられ、前記制御信号を受けた時には、前記制
御信号を受信しない場合に比較して、長い時間、前記局
部発振部の前記位相同期ループを動作状態にし、前記局
部発振周波数を確保する動作制御手段とを有することを
特徴とする受信機が得られる。
【0015】また本発明の受信機は、前記局部発振手段
が、電圧制御発振器と、ループフィルタと、PLL回路
とを備えた位相同期ループとして構成され、かつ前記P
LL回路は、基準発振器と、前記電圧制御発振器の出力
に対する可変分周器と、前記基準発振器の分周出力と前
記可変分周器の出力との差分を誤差信号して前記ループ
フィルタに提出する位相比較器とを含む構成を有する。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
【0017】図1は、本発明の一実施例の構成を示すブ
ロック図である。図1に示す実施例は、入力するFSK
変調波の回線周波数に対する直交検波受信を施して復調
しデータ信号を得る直交検波復調部100を備えてい
る。図示された直交検波復調部100はアンテナを含む
高周波増幅器101、ミキサ回路102・102b,L
PF103a・103b、リミッタ回路104a・10
4b、復調回路105,LPF106、コンパレータ回
路107および90度位相器108によって構成されて
いる。また、直交検波復調部100に必要な回線周波数
と等しくかつ位相同期した局部発振周波数をPLL動作
により提供するPLL局部発振手段を周波数検波手段と
しての周波数検出回路110と、周波数検出回路110
の出力にもとづいてPLL局部発振手段の動作を間欠制
御するPLL間欠動作手段を構成する受信制御回路11
3とが備えられている。
【0018】ここで、PLL局部発振手段は電圧制御発
振器(VCO)111、ループフィルタ112、及びP
LL回路109とを有している。
【0019】次に、本実施例の動作について説明する。
まず、はじめに直交検波受信方式の検波動作について説
明する。
【0020】マークあるいはスペースの2値ディジタル
信号によりベースバンド信号で周波数変調されたFSK
変調波としての受信波は、高周波増幅器101で増幅さ
れ、それぞれミキサ回路102a,102bに入力され
る。
【0021】また、局部発振周波数は、VCO111の
出力が90度位相器108に入力され、位相を+45
度、−45度に回転されてミキサ回路102a,102
bに入力される。このような回路構成をとることによ
り、互いに90度位相のずれに局部発振周波数が2つの
ミキサ回路102a,102bに供給され、入力信号が
ベースバンド信号へ周波数変換されて出力される。
【0022】回線周波数と局部発振周波数とは実質上一
致しているので、ベースバンド信号はビート周波数とな
る。LPF103a,103bはベースバンド信号のみ
を抽出し、かつ雑音の帯域制限を行なう。
【0023】ベースバンド信号は、それぞれリミッタ回
路104a,104bに入力されて2値化された信号
I,Qが得られる。
【0024】この信号波形は、例えば図2に示すように
なる。ここで、データは変調信号を示すものとする。2
値化信号I,Qを復調回路105に入力することによ
り、図2に示す様な周波数検波が行われることが示され
る。
【0025】図1に示された復調回路105は、図3に
示すようにDフリップ・フロップで構成することができ
る。
【0026】図3のDフリップ・フロップのクロック入
力CLを2値化信号I、データ入力Dを2値化信号Qと
すると、クロックの立ち上がりでデータを抽出する場合
の出力は図2の出力Lのようになり、2値化信号I,Q
の位相が90度変化することにより、出力Lも同様に変
化してデータが復調されているのがわかる。上記した説
明は2値化信号Qを復調する場合について述べたが、2
値化信号Iに対してはデータ入力Dとクロック入力CL
との関係を入れ換えれば良く、したがって、図示された
Dフリップ・フロップによって、2値化信号Iをも復調
できる。
【0027】このようにして復調された復調信号は、雑
音を取り除くためのLPF106を通り、コンパレータ
107により2値化され、2値ディジタル信号として出
力される。
【0028】次に、図1及び図4を参照してPLL回路
109の動作について説明する。
【0029】図4において、符号20は可変分周器、2
1は基準発振器、22は位相比較器、23は基準分周
器、24はPLL制御回路、25は周波数指定ROM
(Read Only Memory)である。
【0030】VCO111の発振周波数を分周する可変
分周器20の出力信号と、基準発振器21の発振周波数
を分周する基準分周器23の出力信号との位相差を位相
比較器22で比較し、その誤差信号PDをループフィル
タ112(図1)に通すことにより誤差電圧が得られ
る。
【0031】図1に示されたVCO111は、この誤差
電圧を制御電圧として発振周波数を制御し、PLL回路
109には常時誤差信号が一定となるように帰還がかけ
られる。
【0032】また、可変分周器20は、PLL制御回路
24から与えられる周波数指定信号Dによってその分周
比を変更することが可能であり、この周波数指定信号D
に対応したVCO11の発振周波数が得られる。
【0033】PLL制御回路24は、周波数指定ROM
25から周波数指定信号Sを読みだす。
【0034】いま、基準発振器21の発振周波数を10
kHzとし、周波数指定信号Sのビット数を14ビット
とすると、最大設定周波数は、 (215−1)×10kHz=327.67MHz となる。
【0035】また、受信制御回路113から与えられる
PLLオン/オフ信号(以下、PLLBS)はPLL動
作をオン/オフさせ、オフの停止状態では位相比較器2
2の出力状態を高インピーダンス状態にする。同様に受
信制御回路113から与えられるVCOオン/オフ信号
(VCOBS)は、VCO111の動作をオン/オフさ
せる。また、受信オン/オフ信号(RFBS)は直交検
波受信回路の電源回路に与えられ、この電源回路をオン
オフすることにより、受信動作をオン/オフする。
【0036】次に、図5を用いて周波数検出回路110
について説明する。
【0037】本回路の基本動作は、リミッタ回路104
aの出力する2値化信号Iもしくはリミッタ回路104
bの出力信号Qを周波数検波することにより回線周波数
に対する局部発振周波数のずれのオフセット周波数を検
出し、このオフセット周波数が一定値以上になったとき
のみ、動作停止しているPLL回路109に起動をか
け、PLL局部発振回路の発振周波数を回線周波数に追
従、同期させるものである。
【0038】図6は周波数検出回路110の各部の波形
である。これを基にして説明する。
【0039】2値化信号Qはリミッタ回路104bの出
力であり、回線周波数からのずれのオフセット周波数Δ
Fを含むものとする。つまり、マークもしくはスペース
において2値化信号Qの周波数は±FD−ΔFであると
する。
【0040】図5の周波数検出回路110に用いられて
いる復調回路10は、図7に示すような遅延時間Tの遅
延回路61と、排他的論理和(EX−OR)ゲート62
から構成される遅延検波回路である。
【0041】周波数検出回路110における復調回路1
0の出力は、図6のDで示されるパルス幅Tのパルス波
になる。復調回路10の出力Dを図8に示すLPF11
で積分することにより、図6に示されるように入力する
2値化信号Qの周波数に比例したLPF11電圧出力O
がえられる。LPF11電圧出力の平均値は、オフセッ
ト周波数ΔFと無関係であるFDの電圧出力となる。こ
のことは、2値化信号Qの周波数はFD−ΔFと|−F
D−ΔF|であるので周波数平均値はFDとなることに
よる。
【0042】LPF11電圧出力Oの平均値Aを求める
ために図5に示されるように、LPF11電圧出力Oは
平均値回路12に与えられる。この回路の時定数は受信
帯域幅等の条件を考慮して設定してある。本実施例にお
ける構成は、図9に示すように抵抗63およびコンデン
サ64を含む1次RC積分回路である。
【0043】平均値Aは図5に示されるように、オフセ
ット回路13に入力され、オフセット許容値としての±
ΔVのオフセット電圧が加えられる。
【0044】オフセット回路13は図10に示されるよ
うに、平均値Aを受けるボルテージ・ホロワ65、抵抗
62,63、及び定電流回路66,67によって構成さ
れ、出力電圧VH及びVLを出力する。この場合、出力
電圧VH及びVLはVH=A+ΔV,VL=A−ΔVに
よってあらわされる。
【0045】具体的に云えば、平均値Aはボルテージ・
ホロワ65を通して抵抗68,69と定電流回路66,
67によってオフセット電圧±ΔVを発生している。
【0046】周波数検出回路110において、オフセッ
ト回路13の出力電圧VH及びVLは2つのコンパレー
タ回路14,15に与えられる。コンパレータ14,1
5は、図11に示すように、トランジスタ77,78、
抵抗75,76、定電流回路79から成る差動増幅器
と、トランジスタ80、抵抗81から成るレベルシフト
回路により構成される。図11に示すように、コンパレ
ータ回路14,15にはそれぞれ、VHおよびLDF1
1電圧出力O,VL及びLPF11電圧出力Oが入力さ
れ、VOH,VOLを出力する。本実施例ではVOHは
O<VHのときハイ(HIGH)レベルに、VOLはO
>VLのときにハイレベルになるように設定されてい
る。
【0047】VOL,VOHは図5に示すように、NA
NDゲート16に入力され、VOL,VOH共にハイの
ときだけNANDゲート16から出力される制御信号F
Lがロウになる。このことは、LPF11電圧出力Oの
ずれが平均値AからΔV以内にあるとき制御信号FLが
ロウとなることを示す。
【0048】以上のことを具体的な数値を上げて示す。
【0049】図5及び図7の復調回路10における復調
感度をKD(V/kHz)とすると、LPF11電圧出
力OはO=KD・Δfとなり、ΔV>KD・Δfのとき
に制御信号FLがロウとなる。
【0050】KD=10mV/kHz、ΔV=10mV
とすれば、Δf>1kHzであるときFL信号がハイと
なる。
【0051】次に、受信制御回路113の動作を、図1
2のタイミングチャートを用いて説明する。
【0052】一般に、PLL回路の位相同期引込み時間
は、フリーランしている状態でのVCOの周波数誤差が
少ないほど短い。
【0053】図12に示す様な同期システムの場合で、
所望のデータは1,2,及び3のグループのうち、丸印
で示す3グループに属しているとする。
【0054】従来のタイミングでは、PLL回路の位相
同期引込み時間の余裕をみて破線で示されるようにPL
Lオン/オフ信号(PLLBS)、VCOオン/オフ信
号(VCOBS)はデータ取込みタイミングによりT2
秒早く立上げ、グループ終了タイミングで立ち下げてい
た。
【0055】本実施例では、同期が確立している場合に
はVCOの周波数誤差が少なく、位相同期引込み時間が
短いことを利用して、T2より圧縮したT1秒のタイミ
ングでPLLオン/オフ信号(PLLBS)、VCOオ
ン/オフ信号(VCOBS)を立ち上げる。
【0056】次に、データ取り込みタイミングでPLL
オン/オフ信号(PLLBS)をオフとし、VCO11
1をフリーランさせる。この時PLL回路109の位相
比較器22出力は高いインピーダンス状態であるのでV
CO111に対する制御電圧は保持される。この間欠制
御により受信時の動作電流が大幅に削減される。
【0057】次に、リーク電流、外乱等によりVCO1
11に対する制御電圧が低下し、VCOの周波数は変化
した場合について説明する。
【0058】受信中にVCO周波数が変化した場合、た
とえば図12に示す如く、VCO周波数が低下し、オフ
セット周波数Δfが位相同期の逸脱状態を示すスレッシ
ョルドの設定値を超えると、周波数検出回路110の出
力する制御信号FLはオン(ハイレベル)となる。
【0059】制御信号FLがオンとなると、受信制御回
路113は次のグループ3のタイミングでPLLオン/
オフ信号(PLLBS)、VCOオン/オフ信号(VC
OBS)の立上げタイミングをT0とし、T1より長く
することによりPLL回路の位相同期引込みを確実に行
なわせる。
【0060】このようにして、位相同期保持状態にあっ
てはPLL動作を停止してVCO11をフリーランさせ
て局部発振周波数を確保し、位相同期が正しい状態から
逸脱した状態ではPLL動作を行なって局部発振周波数
を確保する間欠PLL動作を行なう。
【0061】図13は上述した動作を行なう受信制御回
路113の構成を示している。受信制御回路113は、
コンパレータ107(図1)からの受信データを受け、
ビット同期等の同期動作を行なう同期回路113aと、
間欠動作回路113bとを備え、間欠動作回路113b
は同期回路113aからのタイミング信号と、周波数検
出回路110からの制御信号FLとから、図12に示し
たRFSB,VCOBS、及びPLLBSを発生する。
間欠動作回路113bはタイマー、及び論理回路を組み
合せることにより、容易に構成できる。
【0062】尚、実施例では、復調部では、直交検波受
信方式についてのみ説明したが、本発明は直交検波を行
なわない方式にも適用可能である。また、復調される変
調波は、FSK変調波に限らず、PSK変調波等でも良
い。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、FSK変
調波の入力を直交検波復調し、かつこの直交検波復調に
必要な局部発振周波数を発生するPLL局部発振回路の
動作を、位相同期が確保されている場合にはPLL動作
を停止させ、位相同期が外れた場合のみ活動させてVC
Oの出力を供給する間欠動作とすることにより、PLL
動作に必要な電源消費を著しく抑圧した直交検波復調が
可能となる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の復調回路105の動作を説明するための
波形図である。
【図3】図1の復調回路105の構成を示すブロック図
である。
【図4】図1のPLL回路109の構成を示すブロック
図である。
【図5】図1の周波数検出回路110の構成を示すブロ
ック図である。
【図6】図1の周波数検出回路110の動作を説明する
ための波形図である。
【図7】図5の復調回路10の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】図5のLPF11の回路図である。
【図9】図5の平均値回路12の回路図である。
【図10】図5のオフセット回路13の回路図である。
【図11】図5のコンパレータ回路14および15の回
路図である。
【図12】図1の受信制御回路113の動作を説明する
ためのタイミングチャートである。
【図13】図12の動作を行なう受信制御回路113の
構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 復調回路 11 LPF 12 平均値回路 13 オフセット回路 14,15 コンパレータ回路 16 NANDゲート 20 可変分周器 21 基準発振器 22 位相比較器 23 基準分周器 24 PLL制御回路 25 周波数指定ROM 100 直交検波復調部 101 高周波増幅器 102a,102b ミキサ回路 103a,103b LPF 104a,104b リミッタ回路 105 復調回路 106 LPF 107 コンパレータ回路 108 90度移相器 109 PLL回路 110 周波数検出回路 111 VCO 112 ループフィルタ 113 受信制御回路

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線周波数を有し、当該回線周波数を2
    値のディジタル信号のベースバンド信号で変調された変
    調波を間欠的に定められた受信期間内に受信し、当該変
    調波から、再生されたディジタル信号を得るための復調
    部を備えた受信機において、前記ベースバンド信号の前
    記回線周波数と局部発振周波数との間の周波数オフセッ
    ト量を前記間欠的な各受信期間内において求め、当該受
    信期間内における前記オフセット量が予め定められた範
    囲内に無い場合、周波数オフセット量が予め定められた
    範囲より大きいことをあらわす所定の制御信号を出力す
    るオフセット量検出回路と、前記変調波に対する位相同
    期ループを確保し、前記復調部に対して前記局部発振周
    波数を有する信号を送出する制御可能な局部発振部と、
    前記局部発振部と前記オフセット量検出回路との間に設
    けられ、前記受信期間内において前記制御信号が出力さ
    れた場合、次の受信期間内において、前記変調波に対す
    る位相同期ループを前記制御信号が出力されない場合に
    比較して長く動作状態にしておき、前記局部発振部の前
    記位相同期ループを動作状態にするような間欠動作制御
    を行うことにより、前記局部発振周波数を確保する動作
    制御手段とを有することを特徴とする受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記局部発振手段の
    位相同期ループは、電圧制御発振器と、ループフィルタ
    及び、PLL回路とによって構成され、前記動作制御手
    段は、前記PLL回路を前記電圧制御発振器に比較し
    て、短い時間、動作状態にし、PLL回路及び電圧制御
    発振器の動作状態は、前記制御信号の受信の際、長くな
    ることを特徴とする受信機。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記PLL回路は、
    所望のベースバンド信号の受信前に、動作状態にされ、
    他方、前記電圧制御発振器は前記所望のベースバンド信
    号の受信中、動作状態におかれ、前記局部発振周波数を
    維持することを特徴する受信機。
  4. 【請求項4】 2値のディジタル信号のベースバンド信
    号で周波数変調されたFSK変調波による回線周波数を
    間欠的に定められた受信期間内に受信するFSK受信機
    において、前記FSK変調波に対する位相同期ループを
    確保し、前記回線周波数と実質上同一の局部発振周波数
    を出力するPLL局部発振手段と、前記局部発振周波数
    を互いに90度の位相差を有する2つの信号に変換し、
    これら2つの信号と前記FSK変調波とのミクシングに
    より前記FSK変調波のベースバンド信号を復調抽出す
    る直交検波復調手段と、前記復調抽出したベースバンド
    信号にもとづいて、前記回線周波数と前記局部発振周波
    数との周波数差を前記間欠的な各受信期間内において求
    め、当該受信期間内における周波数差が設定値を越えて
    前記位相同期ループにより位相同期の逸脱状態を示すと
    き、当該位相同期の逸脱状態を指示する所定の制御信号
    間欠的に定められた受信期間内で出力する周波数検出
    手段と、前記受信期間内において前記制御信号が出力さ
    れた場合、次の受信期間内において、前記変調波に対す
    る位相同期ループを前記制御信号が出力されない場合に
    比較して長く動作状態にしておき、前記局部発振周波数
    を保持させるとともに、前記制御信号の入力不在のとき
    は前記位相同期ループによる位相同期の確保を示すもの
    として前記位相同期ループ動作を間欠的に停止させた状
    態で、前記局部発振周波数を保持させるPLL間欠動作
    手段とを備え、前記PLL間欠動作手段は、前記周波数
    差に応じて、前記位相同期ループの間欠動作の時間を制
    御することを特徴とするFSK受信機。
  5. 【請求項5】 請求項4において、前記PLL局部発振
    手段が、電圧制御発振器と、ループフィルタと、PLL
    回路とを備えた位相同期ループとして構成され、かつ前
    記PLL回路は、基準発振器と、前記電圧制御発振器の
    出力に対する可変分周器と、前記基準発振器の分周出力
    と前記可変分周器の出力との差分を誤差信号して前記ル
    ープフィルタに提出する位相比較器とを含んで構成され
    たことを特徴とするFSK受信機。
  6. 【請求項6】 請求項4において、前記周波数検出手段
    が、前記ベースバンド信号の周波数検波信号の平均値電
    圧に前記回線周波数からのずれの許容値に対応するオフ
    セット電圧を重畳し、前記周波数検波信号と比較した結
    果にもとづいて前記制御信号の出力の有無を決定するこ
    とを特徴とするFSK受信機。
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