JP2687438B2 - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JP2687438B2
JP2687438B2 JP63134089A JP13408988A JP2687438B2 JP 2687438 B2 JP2687438 B2 JP 2687438B2 JP 63134089 A JP63134089 A JP 63134089A JP 13408988 A JP13408988 A JP 13408988A JP 2687438 B2 JP2687438 B2 JP 2687438B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第4図及び第5図) D発明が解決しようとする問題点(第4図〜第6図) E問題点を解決するための手段(第1図) F作用(第1図) G実施例(第1図〜第3図) (G1)第1の実施例(第1図) (G2)第2の実施例(第2図) (G3)他の実施例(第3図) H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は光空間伝送装置に関し、特に空間伝送する光
ビームを介して情報を伝送するようになされた光空間伝
送装置に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、光空間伝送装置において、入射光ビーム及
び送出された光ビームを、光路折返光学系を用いて同一
方向に平行に信号する光ビームに変換して観測光学系に
導く際に、光ビームの光軸上に2枚のハーフミラーを介
挿して光軸を折り曲げるようにしたことにより、全体と
して簡易な構成で、光ビームの照射位置を高い精度で検
出することができると共に、使い勝手をよくすることが
できる。
C従来の技術 従来この種の光空間伝送装置においては、送出された
射出用光ビームが確実に受信装置を照射するように、射
出用光ビームの射出方位角を高い精度で調整するように
なされており、かかる調整作業を簡略化するために、送
信装置に対する射出用光ビームの照射位置を観測し得る
ようになされた光空間伝送装置が提案されている。
すなわち第4図において、1は全体として光空間伝送
装置の送信装置を示し、筐体1A内にレーザ光源2が配置
されている。
当該レーザ光源2は、所定の情報信号で変調された射
出用光ビームLA1を大口径のレンズ3を介して射出する
ようになされ、これにより射出用光ビームLA1を平行光
線に変換して受信装置に送出するようになされている。
筐体1Aの上部には、望遠鏡5が取り付けられ、当該望
遠鏡5の光軸と光ビームLA1の光軸とが大まかに一致す
るように粗調整されている。
さらにレンズ3及び望遠鏡5の前面には、コリメート
スコープ11が設けられ、光ビームLA1を分離して当該光
ビームLA1の光軸と平行に、望遠鏡5に導くようになさ
れている。
すなわち、コリメートスコープ11は、光ビームLA1の
光軸に対してほぼ45度の角度だけ傾いて配置されたハー
フミラー12に光ビームLA1の一部を受け、これにより光
ビームLA1を直進させると共にほぼ90度の角度で反射す
るようになされている。
これに対して、ハーフミラー13は、ハーフミラー12に
対して高い平行度で保持され、ハーフミラー12の反射光
ビームLA2を透過してコーナキユーブプリズム15に導く
ようになされている。
コーナキユーブプリズム15は、その入射面15Aに反射
光ビームLA2が入射されるように配置され、これにより
当該反射光ビームLA2と光軸が平行な反射光ビームLA3
が、当該コーナキユーブプリズム15で反射されてハーフ
ミラー13に入射されるようになされている。
従つてハーフミラー13においては、当該反射光ビーム
LA3がほぼ90度の角度で反射され、その反射光ビームLA4
が望遠鏡5に入射される。
かくして望遠鏡5に入射された当該反射光ビームLA4
に基づいて、レーザ光源2の像を観測することができ
る。
さらにコリメートスコープ11においては、望遠鏡5の
前面に窓17を備え、これによりレーザ光源2の像及び受
信装置側を同時に観測することができるようになされて
いる。
このとき、ハーフミラー12及び13を高い平行度で保持
したことにより、矢印aで示すように、コリメートスコ
ープ11が光ビームLA1の光軸に対して傾いて配置されて
いる場合でも(すなわちハーフミラー12がレンズ3に対
して正確に45度の角度で配置されていない場合でも)、
光ビームLA1の光軸と平行な反射光ビームLA4を得ること
ができる。
さらにコーナキユーブプリズム15を介して、ハーフミ
ラー12の反射光ビームLA2を折り返したことにより、矢
印bで示すように、コリメートスコープ11が光ビームLA
1の光軸に対してねじれて配置されている場合でも、光
ビームLA1の光軸と平行な反射光ビームLA4を得ることが
できる。
従つて望遠鏡5においては、光ビームLA1の照射位置
から射出されたような反射光ビームLA4を得ることがで
き、これにより当該照射位置にレーザ光源2を配置した
場合と同様の像を、受信装置側の像に重ねて観測するこ
とができ、かくして送信装置1側で光ビームの照射位置
を確実かつ容易に確認することができる。
従つてその分、全体として簡易な構成で光ビームの射
出方位角を調整することができる。
ところが、第4図の構成においては、ハーフミラー12
及び13を高い平行度で保持する必要があり、当該平行度
が狂うとその分望遠鏡5で観測される光ビームの照射位
置に誤差が生じる問題があつた。
さらに望遠鏡5及び光ビームLA1の光軸が、その配置
距離Dだけ離れてなることから(すなわち視差Dがある
ことから)、実際の照射位置と望遠鏡5で観測される照
射位置との間に誤差の発生を避け得ない問題がある。
この問題を解決するための1つの方法として、第5図
に示すように、光ビームLA1の光束内にハーフミラー21
を配置して、光ビームLA1を反射して折り返す代わり
に、入射光ビームLA5を反射して折り返す方法が考えら
れる。
すなわち、光ビームLA1の光軸Lに対してほぼ45度の
角度だけ傾いてハーフミラー21を配置し、光ビームLA1
の射出方向から、当該送信装置に入射する入射光ビーム
LA5を、当該ハーフミラー21で反射してコーナキユーブ
プリズム15で折り返す。
その結果、コーナキユーブプリズム15の反射光ビーム
LA7が、ハーフミラー21を透過して光ビームLA1の反射光
ビームと共に望遠鏡5に導かれる。
従つて高い面精度のハーフミラー21及びコーナキユー
ブプリズム15を用いることにより、光ビームLA1の光軸
Lに対して光軸が平行な入射光ビームLA5を、反射光ビ
ームLA7と平行に望遠鏡5に導くことができる。
かくして望遠鏡5においては、光ビームLA1の照射位
置から射出されたような反射光ビームLA7を得ることが
でき、これにより当該照射位置にレーザ光源2を配置し
た場合と同様の像を、視差のない状態で得ることができ
る。
さらにハーフミラー21で反射された反射光ビームLA6
を、コーナキユーブプリズム15で平行に折り返して、光
ビームLA1の反射光ビームLA8と平行に、望遠鏡5に入射
させるようにしたことにより、ハーフミラー21が正確に
45度の傾きに保持されていなくても、光ビームLA1の照
射位置から射出されたような反射光ビームLA7を得るこ
とができ、その分光ビームの照射位置を高精度で確認す
ることができる。
かくして、全体として簡易な構成で、光ビームの照射
位置を高い精度で検出することができる。
D発明が解決しようとする問題点 ところが、第5図の構成においては、ハーフミラー21
を間に挟んで、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15
を対抗するように配置しなければならない問題がある。
従つて当該望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15
が、光ビームLA1を遮らないようにするためには、望遠
鏡5及びコーナキユーブプリズム15の間隔を大きくしな
ければならず、その分送信装置全体の構成が大型化する
問題があつた。
さらに、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15を所
望の位置にそれぞれ自由に配置することが困難でなるこ
とから、その分照射位置を望遠鏡5で観察する際の使い
勝手が悪い問題がある。
具体的には、断面四角形状の筐体内に、当該送信装置
のコリメートスコープと一体に収納する場合において
は、筐体内の上方角部に望遠鏡5及びコーナキユーブプ
リズム15を接近して配置することができれば、当該筐体
内のスペースを有効利用して、使い勝手の良い光空間伝
送装置を得ることができると考えられる。
これに対して、送信装置の設置時だけコリメートスコ
ープをレンズ前面に配置する場合は、レンズに対して水
平方向から当該望遠鏡5を観察するように、望遠鏡5及
びコーナキユーブプリズム15を接近して配置することが
できれば、使い勝手の良い光空間伝送装置を得ることが
できると考えられる。
この問題を解決するための1つの方法として第6図に
示すように、光ビームLA1の光束内にコーナキユーブプ
リズム15を配置して、光ビームLA1を折り返す方法が考
えられる。
このようにすれば、望遠鏡5の配置位置を、光ビーム
LA1の光軸Lを回転中心にして自由に設定し得ると共
に、全体の構成を小型化することができる。
ところが第6図の構成においては、送出された光ビー
ムLA1及び当該送信装置に入射する入射光ビームLA5が、
コーナキユーブプリズム15で遮られる問題があり、解決
策としては未だ不十分な問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して簡易な構成で、光ビームの照射位置を高い精度で検
出すると共に、使い勝手の良い光空間伝送装置を提案し
ようとするものである。
E問題を解決するための手段 かかる問題点を解決するため本発明においては、情報
信号で変調された射出用光ビームLA1を受信装置に送出
することにより、射出用光ビームLA1を介して情報信号
を受信装置に伝送するようになされた光空間伝送装置30
において、受信装置に送出される射出用光ビームLA1の
光束中に配置されて、射出用光ビームLA1を反射すると
共に受信装置側から到来する入射光ビームLA5を透過す
る第1のハーフミラー32と、第1のハーフミラー32で反
射された射出用光ビームLA1を、射出用光ビームLA1の光
軸と平行に折り返すことにより、第1のハーフミラー32
において入射光ビームLA5の透過方向と同じ方向に反射
させる光路折返光学系15と、受信装置に送出される射出
用光ビームLA1の光束中に配置されて、第1のハーフミ
ラー32を透過した入射光ビームLA5と、第1のハーフミ
ラー32によつて反射された射出用光ビームLA1とを反射
する第2のハーフミラー31と、光路折返光学系15で折り
返されて第1及び第2のハーフミラー32、31で順次反射
されて来る射出用光ビームLA1を受けると共に、第1の
ハーフミラー32を透過して第2のハーフミラー31で反射
されて来る入射光ビームLA5を受けることにより、射出
用光ビームLA1の受信装置への照射位置を確認する観測
光学系5とを設けるようにする。
F作用 射出用光ビームLA1の光束中に第1及び第2のハーフ
ミラー32及び31を配置し、光路折返光学系15及び観測光
学系5に入射する射出用光ビームLA1の光路を折り曲げ
るようにしたことにより、光路折返光学系15及び観測光
学系5の配置位置を自由に選定することができると共
に、射出用光ビームLA1の受信装置側かち到来する入射
光ビームLA5を光路折返光学系15によつて折り返された
射出用光ビームLA1と平行に観測光学系5に入射し得る
ことにより、受信装置に対する射出用光ビームの照射位
置を確実に確認することができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 第5図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、30は全体として光空間伝送装置の送信装置を示
し、射出用光ビームLA1の光軸L上にほぼ45度の角度だ
け互いに逆方向に傾いたハーフミラー31及び32が配置さ
れ、コーナキユーブプリズム15と共にコリメートスコー
プを構成している。
ハーフミラー31及び32は、高い面精度で加工されると
共に入射光の約1/2の光量を反射するようになされてい
る。
これにより射出用光ビームLA1においては、ハーフミ
ラー31を透過して直進した後、その一部がハーフミラー
32を透過して直進するようになされ、ハーフミラー32で
反射された反射光ビームLA11がコーナキユーブプリズム
15に入射されるようになされている。
従つてコーナキユーブプリズム15を介して、反射光ビ
ームLA11と光軸が平行な反射光ビームLA12が得られ、当
該反射光ビームLA12が、ハーフミラー32及び31で順次反
射されて望遠鏡5に入射されるようになされている。
かくして反射光ビームLA12においては、コーナキユー
ブプリズム15を介して反射光ビームLA11を折り返してな
ることから、ハーフミラー32で光ビームLA1の光軸に平
行に反射された後、ハーフミラー31で反射されて望遠鏡
5に入射される。
これに対して、直進する光ビームLA1の射出方向か
ら、当該送信装置30に入射する入射光ビームLA5におい
ては、ハーフミラー32を透過した後、ハーフミラー31で
反射されて望遠鏡5に入射される。
従つて望遠鏡5においては、入射光ビームLA5の内、
光ビームLA1と光軸が平行な成分が、反射光ビームLA12
の光軸と平行に入射され、これにより光ビームLA1の照
射位置から射出されたような反射光ビームLA12を得るこ
とができる。
かくして、光ビームLA1の照射位置にレーザ光源2を
配置した場合と同様の像を、受信装置側の像に重ねて観
測することができ、かくして送信装置1側で光ビームの
照射位置を確実かつ容易に確認することができる。
このとき、光ビームLA1の光軸上に2枚のハーフミラ
ー31及び32を配置し、それぞれ入射光ビームLA1及び反
射光ビームLA12と、光ビームLA1の光路を折り曲げて望
遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15に入射させるよう
にしたことにより、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズ
ム15を接近して配置することができる。
さらに、光ビームLA1の光軸Lを回転中心にして、望
遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15の配置位置を自由
に選定することができる。
従つて所望の位置に望遠鏡5及びコーナキユーブプリ
ズム15を配置し得、その分従来に比して使い勝手の良い
光空間伝送装置得ることができると共に、全体の構成を
小型化することができる。
さらにハーフミラー31及び32を、光ビームLA1の光軸
L上に配置したことにより、視差のない状態を得ること
ができ、高い精度で光ビームLA1の照射位置を検出する
ことができる。
さらにコーナキユーブプリズム15で反射光ビームLA11
を平行に折り返して、望遠鏡5に入射させるようにした
ことにより、ハーフミラー31及び32が正確に45度の傾き
に保持されていなくても、光ビームLA1の照射位置から
射出されたような反射光ビームLA12を得ることができ
る。
従つてハーフミラー31、32及びコーナキユーブプリズ
ム15を、高い面精度で加工するだけで、光ビームLA1の
照射位置を高い精度で確認することができる。
実際上、ハーフミラー31及び32においては、コーナキ
ユーブプリズム15に比して面精度が高いことから、この
場合コーナキユーブプリズム15の加工精度さえ高くすれ
ば検出精度を高くすることができ、例えば、面精度が実
用上の範囲でなる2秒のコーナキユーブプリズム15を用
いた場合、1〔km〕離れた位置で誤差を9〔mm〕に抑え
ることができた。
さらにハーフミラー31、32及びコーナキユーブプリズ
ム15の面精度さえ高くすればよいことから、矢印cで示
すように、コリメートスコープ全体が光ビームLA1の光
軸Lに対して傾いて配置されている場合でも、矢印bで
示すように、コリメートスコープが光ビームLA1の光軸
Lに対してねじれて配置されている場合でも、さらには
望遠鏡5が傾いて配置されている場合でも、光ビームの
照射位置を高精度で確認することができる。
かくしてハーフミラー32は、光ビームLA1の光束中に
配置されて、光ビームLA1を反射する第1のハーフミラ
ーを構成するのに対し、ハーフミラー31は、第1のハー
フミラー32を透過した入射光ビームLA5を反射する第2
のハーフミラーを構成する。
さらにコーナキユーブプリズム15は、第1のハーフミ
ラー32で反射された光ビームLA1の反射光ビームLA11
を、該反射光ビームLA11の光軸と平行に折り返す光路折
返光学系を構成するのに対し、望遠鏡5は、光路折返光
学系15で折り返されて、第1及び第2のハーフミラー32
及び31で順次反射される入射光ビームLA1の反射光ビー
ムLA12を受けると共に、第1のハーフミラー32を透過し
て第2のハーフミラー31で反射する入射光ビームLA5の
反射光ビームを受ける観測光学系を構成する。
以上の構成によれば、光ビームLA1の光軸上に配置し
た2枚のハーフミラー31及び32で光路を折り曲げて、そ
れぞれ望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15に光ビー
ム及び入射光ビームを入射させるようにしたことによ
り、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15を接近させ
て配置することができると共に、光ビームLA1の光軸L
を回転中心にして、所望の位置に自由に配置することが
できる。
かくして当該配置位置を必要に応じて選定することに
より、全体として小型で、使い勝手の良い光空間伝送装
置を得ることができる。
さらにこのとき、ハーフミラー31及び32、コーナキユ
ーブプリズム15を、高い面精度で加工するだけで、光ビ
ームLA1の照射位置にレーザ光源2を配置した場合と同
様の像を得ることができ、かくして全体として簡易な構
成で、光ビームの照射位置を高い精度で検出することが
できる。
(G2)第2の実施例 第2図において、40は光空間伝送装置の送信装置を示
し、ハーフミラー31及び32に代えて直角プリズム41を用
いるようにしたものである。
すなわち、ハーフミラー31及び32に代えて、直角プリ
ズム41の直交する面41A及び41Bで光ビームLA1及び入射
光ビームLA5を反射して、コーナキユーブプリズム15及
び望遠鏡5に入射させる。
第2図に構成よれば、第1の実施例と同様の効果を得
ることができると共に、ハーフミラー31及び32に代えて
直角プリズム41を用いるようにしたことにより、全体の
構成をさらに一段と簡略化することができる。
(G3)他の実施例 なお上述の実施例においては、コーナキユーブプリズ
ム15及び望遠鏡5を、同一平面上に配置した場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、例えば第3図に示
すように、コーナキユーブプリズム15及び望遠鏡5の光
軸がねじれた位置に配置するようにしてもよい。
このようにすると、さらに一段と小型で、使い勝手の
良い光空間伝送装置を得ることができる。
さらに上述の実施例においては、レンズ3側から順次
望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15を配置する場合
について述べたが、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズ
ム15を入れ替えて配置するようにしてもよい。
すなわち、第1図〜第3図の構成においては、コーナ
キユーブプリズム15で折り返された反射光ビームLA12が
ハーフミラー32(41A)で反射された後、ハーフミラー3
1(41B)を透過してレーザ光源2に帰還される問題があ
る。
その結果、半導体レーザをレーザ光源2として用いる
場合は、送出される光ビームLA1に雑音が混入し、品位
の高い情報の伝送が困難になる。
さらに、レーザ光源2及びレンズ3間に例えばビーム
スプリツタを配置して、当該送信装置に入射した入射光
ビームを、光ビームLA1から分離して受光素子に導くこ
とにより、送受信装置間で互いに情報を送受するように
なされた双方向の光空間伝送装置においては、送出され
た光ビームLA1が受光素子に帰還されるようになり、送
受する情報にクロストークが生じ、結局品位の高い情報
の伝送が困難になる。
ところが、望遠鏡5及びコーナキユーブプリズム15の
配置を入れ替えれば、ハーフミラー32の反射光ビームが
直接望遠鏡5に入射されるようになり、望遠鏡5で反射
された光ビームがレーザ光源2に帰還される。
実際上、望遠鏡等の光学系においは、入射面にレンズ
を備えてなることから、当該入射面で反射されてレーザ
光源2まで帰還される戻り光ビームを極めて小さな光量
にすることができる。
従つて実用上十分な範囲で戻り光ビームを抑圧して、
従来に比して雑音の少ない光ビームLA1を得ることがで
きる。
さらに双方向の光空間伝送装置においては、これに加
えてクロストークの発生を未然に防止することができ、
かくして高い品位で情報を伝送することができる。
かくして第1の実施例においては、ハーフミラー31及
び32が、それぞれ第2及び第1のハーフミラーを構成す
るのに対し、この場合はこれとは逆にハーフミラー31及
び32が、それぞれ第1及び第2のハーフミラーを構成す
る。
さらに上述の実施例においては、ハーフミラー31及び
32を光ビームLA1の光軸L上に配置した場合について述
べたが、ハーフミラー31及び32の配置位置は光軸L上に
限らず、光ビームLA1の光束内であれば、実用上充分な
精度で光ビームの照射位置を検出することができる。
さらに上述の実施例においては、大口径のレンズ3を
介して送出される光ビームLA1の一部を平行に折り返し
て望遠鏡5に導く場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、光ビームLA1の全部を望遠鏡5に導き、調整
終了後、コリメートスコープを取り外すようにしてもよ
い。
さらに上述の実施例においては、光ビームLA1の光軸
Lに対して望遠鏡5を垂直に配置した場合について述べ
たが、本発明はこれに限らず、ハーフミラー31で反射さ
れた反射光ビームをさらに90度折り曲げて、レーザ光源
2側から観測するようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、望遠鏡5を用いて光
ビームLA1の照射位置を肉眼で観測する場合について述
べたが、観測光学系はこれに限らず、例えばテレビジヨ
ンカメラ等を用いるようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、送信装置30側から受
信装置に情報を伝送するようになされた光空間伝送装置
に本発明を適用した場合について述べたが、本発明はこ
れに限らず、双方向の光空間伝送装置にも適用すること
ができる。
H発明の効果 以上のように本発明によれば、送出される射出用光ビ
ームの光束内に2枚のハーフミラーを配置することによ
り、光路を折り曲げてそれぞれ観測光学系及び光路折返
光学系に入射させるようにしたことにより、観測光学系
及び光路折返手段を接近させて配置することができると
共に、射出用光ビームの光軸を回転中心にして、所望の
位置に自由に配置することができる。
かくして当該配置位置を必要に応じて選定することに
より、全体として小型で、使い勝手の良い光空間伝送装
置を得ることができる。
さらにこのとき、ハーフミラー及び光路折返光学系
を、高い面精度で加工するだけで、射出用光ビームの照
射位置にレーザ光源を配置した場合と同様の像を得るこ
とができ、かくして全体として簡易な構成を用いて射出
用光ビームの受信装置への照射位置を高い精度で確認す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による光空間伝送装置の送信
装置を示す略線図、第2図はその第2の実施例を示す略
線図、第3図はその他の実施例を示す斜視図、第4図及
び第5図は従来の送信装置を示す略線図、第6図はその
問題点の説明に供する略線図である。 1、30、40……送信装置、2……レーザ光源、3……レ
ンズ、5……望遠鏡、12、13、21、31、32……ハーフミ
ラー、15……コーナキユーブプリズム。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報信号で変調された射出用光ビームを受
    信装置に送出することにより、上記射出用光ビームを介
    して上記情報信号を上記受信装置に伝送するようになさ
    れた光空間伝送装置において、 上記受信装置に送出される上記射出用光ビームの光束中
    に配置されて、上記射出用光ビームを反射すると共に上
    記受信装置側から到来する入射光ビームを透過する第1
    のハーフミラーと、 上記第1のハーフミラーで反射された上記射出用光ビー
    ムを該射出用光ビームの光軸と平行に折り返すことによ
    り、上記第1のハーフミラーにおいて上記入射光ビーム
    の透過方向と同じ方向に反射させる光路折返光学系と、 上記受信装置に送出される上記射出用光ビームの光束中
    に配置されて、上記第1のハーフミラーを透過した上記
    入射光ビームと、上記第1のハーフミラーによつて反射
    された上記射出用光ビームとを反射する第2のハーフミ
    ラーと、 上記光路折返光学系で折り返されて上記第1及び第2の
    ハーフミラーで順次反射されて来る上記射出用光ビーム
    を受けると共に、上記第1のハーフミラーを透過して上
    記第2のハーフミラーで反射されて来る上記入射光ビー
    ムを受けることにより、上記射出用光ビームの上記受信
    装置への照射位置を確認する観測光学系と を具えることを特徴とする光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】情報信号で変調された射出用光ビームを受
    信装置に送出することにより、上記射出用光ビームを介
    して上記情報信号を上記受信装置に伝送するようになさ
    れた光空間伝送装置において、 上記受信装置に送出される上記射出用光ビームの光束中
    に配置されて、上記射出用光ビームを透過すると共に上
    記受信装置側から到来する入射光ビームを反射する第3
    のハーフミラーと、 上記第3のハーフミラーで反射された上記入射光ビーム
    を該入射光ビームの光軸と平行に折り返すことにより、
    上記第3のハーフミラーにおいて上記射出用光ビームの
    透過方向と同じ方向に反射させる光路折返光学系と、 上記受信装置に送出される上記射出用光ビームの光束中
    に配置されて、上記第3のハーフミラーを透過した上記
    射出用光ビームと、上記第3のハーフミラーによつて反
    射された上記入射光ビームとを反射する第4のハーフミ
    ラーと、 上記光路折返光学系で折り返されて上記第3及び第4の
    ハーフミラーで順次反射されて来る上記入射光ビームを
    受けると共に、上記第3のハーフミラーを透過して上記
    第4のハーフミラーで反射されて来る上記射出用光ビー
    ムを受けることにより、上記射出用光ビームの上記受信
    装置への照射位置を確認する観測光学系と を具えることを特徴とする光空間伝送装置。
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