JP3507739B2 - 空間光伝送装置 - Google Patents

空間光伝送装置

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JP3507739B2
JP3507739B2 JP34331299A JP34331299A JP3507739B2 JP 3507739 B2 JP3507739 B2 JP 3507739B2 JP 34331299 A JP34331299 A JP 34331299A JP 34331299 A JP34331299 A JP 34331299A JP 3507739 B2 JP3507739 B2 JP 3507739B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光通信に用いられ
る空間光伝送装置に関し、特に衛星間光通信に用いられ
る空間光伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】双方向の光通信が可能な空間光伝送装置
で、例えば宇宙における衛星間光通信のように通信相手
が極端に離れているものの場合は、高精度な送信光軸の
指向性能が要求されるため、受信ビームの光軸を追尾し
ながら、受信ビームの光軸方向に合せて送信ビームを出
射させるといったことが一般に行われている。
【0003】送信光軸を高精度に指向することができる
空間光伝送装置の一例として、受信光を追尾制御するた
めの受信光軸角度検出器と、送信光軸を指向制御するた
めの送信光軸角度検出器とを備え、これら検出器の間の
オフセット角度を補正するものがある。この空間光伝送
装置では、通常、送信ビームの一部を受信光軸角度検出
器に入射させ、その時の送信光軸角度検出器及び受信光
軸角度検出器のそれぞれの検出角度の差がオフセット角
度として求められる。
【0004】図11に、従来の空間光伝送装置の概略構
成を示す。光送信器11から出力された送信ビームの進
行方向に偏光子(POL)21、長波長通過フィルタ
(LPF)22、λ/2板3、送信ビーム偏向器12、
ビームスプリッタ(BS)23が順次配置され、BS2
3にて分割された一方のビームの進行方向に偏光ビーム
スプリッタ(PBS)24、光遮断器15、λ/4板2
5、コーナーキューブリフレクタ(CCR)26が順次
配置され、BS23にて分割された他方のビームの進行
方向に送信光軸角度検出器13が配置されている。BS
23から入射するビームがPBS24にて反射されたビ
ームの進行方向に送受信ビーム偏向器16が配置され、
光遮断器15を通過して入射するビームがPBS24に
て反射されたビームの進行方向に短波長通過フィルタ
(SPF)27、受信光軸角度検出器14が配置されて
いる。送信光軸角度検出器13および受信光軸角度検出
器14の出力は、それぞれオフセット角度算出部28に
入力されている。
【0005】光送信器11は、光源としてLD(レーザ
ダイオード)を備え、このLDから発せられたビームが
円形に整形され平行にコリメートされて、送信ビームと
して出力される。この光送信器11から出力される送信
ビームは直線偏光であるが、そのビームにはレーザ光成
分の他に自然発光成分が含まれている。図2にLDのレ
ーザ光成分と自然発光成分からなる送信ビームのスペク
トルを示す。自然発光成分は無偏光成分であって、その
波長域は、図2に示すようにレーザ光成分の波長の短波
長側と長波長側の両方の波長域に渡って広がっている。
通常、衛星間光通信では、送信光波長域と受信光波長域
は異なるため、図2に示すように短波長側の自然発光成
分は受信光波長域においても発生することとになる。
【0006】POL21は単一の偏光成分を透過するも
ので、その偏光方向は光送信器11から出力される送信
ビームのレーザ光成分の偏光方向と同じになっている。
ここでは、光送信器11のLDから発せられるビーム自
体がS偏光成分に偏っているため、POL21の偏光方
向はS偏光とされる。LPF22は、送信ビームの自然
発光成分のうちの短波長側の成分を遮断するものであ
る。このLPF22の分光特性を図3に示す。送信光波
長域より短波長側の波長の透過率が低くなっている。
【0007】λ/2板3は旋光性を有し、送信ビームの
偏光方向をわずかに回転するように構成されている。こ
のように構成することで、λ/2板3を通過した送信ビ
ームの偏光成分は、そのほとんどがS偏光であるが、わ
ずかにP偏光を含むことになる。S偏光は送信用に用い
られ、P偏光は送信光軸−受信光軸間のキャリブレーシ
ョンに用いられる。
【0008】送信ビーム偏向器12は、受信ビームの光
軸方向に対して送信ビームの光軸方向を制御するもので
ある。BS23は、送信ビームの一部を分岐するもの
で、分岐されたビームの一方がPBS24に入射し、他
方が送信光軸角度検出器13に入射するように構成され
ている。送信光軸角度検出器13は、入射された送信ビ
ームの光軸角度を検出するものである。この送信光軸角
度検出器13にて検出された結果が送信ビーム偏向器1
2にフィードバックされて送信ビームの光軸方向の制御
に用いられる。
【0009】PBS24は、送信光波長域(送信ビーム
のレーザ光成分の波長域を含む)においては、S偏光を
反射し、P偏光を透過し、送信光波長域より短波長側に
おいては、S偏光、P偏光共に透過し、送信光波長域よ
り長波長側においては、S偏光、P偏光共に反射するよ
うに構成されている。このPBS24の分光特性を図4
に示す。
【0010】光遮断器15は、送信ビームを装置外へ出
力するときは光を遮断し、装置内で送信光軸−受信光軸
間のキャリブレーションを行うときは光を通過するよう
に構成されている。λ/4板25は、PBS24から入
射する送信ビーム(直線偏光)を円偏光に変換し、CC
R26から入射する送信ビーム(円偏光)を直線偏光に
変換するものである。CCR26は、PBS24からλ
/4板25を介して入射する送信ビームを、その光軸方
向および円偏光の性質を保持したまま反射する。SPF
27は、受信光波長域およびそれ以下の波長域では光を
透過し、受信光波長域より長波長側では光を反射するよ
うに構成されている。このSPF27の分光特性を図
に示す。
【0011】送受信ビーム偏向器16は、送信ビームを
装置外へ送出するとともに、受信ビームが受信光軸角度
検出器14の中心に入射するように受信ビームの光軸方
向を制御するものである。受信光軸角度検出器14は、
入射された受信ビームの光軸角度を検出するものであ
る。この受信光軸角度検出器14にて検出された結果が
送受信ビーム偏向器16にフィードバックされて受信ビ
ームの光軸方向の制御に用いられる。
【0012】次に、この空間光伝送装置の動作について
詳細に説明する。
【0013】(1)キャリブレーションを行う場合 受信ビームの光軸方向に対して送信ビームの光軸方向を
制御する場合、送信光軸角度検出器13と受信光軸角度
検出器14との間のオフセット角度を予め求めて補正す
る必要がある。この空間光伝送装置では、以下のように
してオフセット角度が求められてキャリブレーションが
行われる。
【0014】光送信器11から出力された送信ビーム
は、POL21、LPF22、λ/2板3を順次通過す
る。LPF22では、図3に示した分光特性に従って送
信ビームの送信光波長域より短波長側の成分がある程度
まで除去され(完全には除去されない)、λ/2板3で
は、送信ビームの偏光方向がわずかに回転する。このた
め、λ/2板3を通過した時点の送信ビームは、S偏光
と偏光方向がわずかに回転したことにより得られたP偏
光を含む。これらS、P偏光のうちのP偏光がキャリブ
レーションに用いられる。
【0015】λ/2板3を通過した送信ビームは、送信
ビーム偏向器12を通過した後、BS23によって2方
向に分割され、一方がPBS24に入射し、他方が送信
光軸角度検出器13に入射する。BS23からPBS2
4に入射する送信ビームは、PBS24の反射面に対し
て、そのほとんどがS偏光で入射し、上記λ/2板3に
て偏光方向がわずかに回転した成分のみがP偏光として
入射する。そしてその入射光成分のうち、レーザ光成分
の波長域より長波長側の自然発光成分についてはP偏光
が、短波長側の自然発光成分についてはS、P偏光が共
にPBS24を透過する。
【0016】PBS24を透過した送信ビームは、光遮
断器15、λ/4板25を経てCCR26に入射し、こ
のCCR26にて入射光軸と同軸方向に反射され、再び
λ/4板25、光遮断器15を経てPBS24へ再入射
する。λ/4板25では、PBS24から入射する送信
ビームが直線偏光から円偏光に変換され、さらにCCR
26で反射されて再入射する送信ビームが円偏光から直
線偏光に変換される。ここで、CCR26は、ホロー型
または反射面に反射コーティングが施されたプリズム型
のものであり、このCCR26で反射される円偏光は入
射した際の円偏光とは逆回りのものとなる。このため、
このCCR26で反射されてλ/4板25を再び通過し
た送信ビームの偏光方向は、PBS24からλ/4板2
5に入射した送信ビームの偏光方向に対して90°回転
することになる。したがって、PBS24に再入射する
送信ビームはそのほとんどがS偏光となる。PBS24
では、図4に示した分光特性に従って、λ/4板25を
経てPBS24に再入射する送信ビームのうち、レーザ
光成分についてはほとんど反射され、送信光波長域より
も短波長側の自然発光成分については透過され、長波長
側の自然発光成分についてはレーザ光成分と同様に反射
される。
【0017】PBS24にて反射された送信ビーム(S
偏光)は、SPF27を経て受信光軸角度検出器14に
入射する。SPF27では、図5に示した分光特性に従
って、送信ビームのレーザ光成分の一部が遮断されると
ともに、長波長側の自然発光成分が完全に遮断され、S
PF27を通過したレーザ光成分の一部が受信光軸角度
検出器14に入射する。この受信光軸角度検出器14に
入射する送信ビームのレーザ光成分が検出器の中央に入
射するように、送信ビーム偏向器12にて送信ビームの
光軸方向を調整し、その状態で送信光軸角度検出器13
にて検出される送信光軸角度がキャリブレーションに必
要なオフセット角度として求められる。
【0018】上述のようにして求めたオフセット角度に
基づいて、送信光軸角度検出器13と受信光軸角度検出
器14の間のキャリブレーションを行うことで、初期状
態における受信ビームの光軸方向と送信ビームの光軸方
向との間のずれを補正する。
【0019】(2)空間光伝送を行う場合 空間光伝送では、上述したキャリブレーションを行った
後に、受信ビームの光軸を追尾しながら、受信ビームの
光軸方向に対して送信ビームの光軸方向が以下のように
して制御される。
【0020】上述したように、λ/2板3を通過した送
信ビームは、送信ビーム偏向器12を経た後、BS23
に入射する。そして、BS23によって2方向に分割さ
れ、一方がPBS24に入射し、他方が送信光軸角度検
出器13に入射する。PBS24に入射する送信ビーム
はそのほとんどがS偏光であることから、PBS24で
はそのほとんどが反射され、その反射された送信ビーム
(S偏光)が送受信ビーム偏向器16を経て装置外へ出
力される。この出力された送信ビームは、通信相手であ
る衛星により受信される。
【0021】受信ビームの光軸方向に対する送信ビーム
の光軸方向の調整は、送信光軸角度検出器13、受信光
軸角度検出器14によってそれぞれ検出される送信光軸
角度、受信光軸角度および上述したオフセット角度に基
づいて行われる。
【0022】一方、受信ビームは、送受信ビーム偏向器
16、PBS24、SPF27を経て受信光軸角度検出
器14に入射する。この受信光軸角度検出器14で検出
された結果は送受信ビーム偏向器16にフィードバック
されて、受信ビーム光軸方向の追尾に用いられる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来の空間光伝送装置には、以下のような問題がある。
従来の空間光伝送装置は、送信ビームの光路中にλ/2
板3が常時挿入された構成となっており、送信ビームが
このλ/2板3を通過する際に得られるわずかなP偏光
(レーザ光成分)を用いてキャリブレーション時のオフ
セット角度が求められる。そのため、受信光軸角度検出
器14に入射するLDのレーザ光成分の光強度レベルが
小さく、ノイズ(LDの自然発光成分)の影響を受け易
い構造になっていた。
【0024】また、LDのレーザ光成分はその出力が一
般に楕円であるため、光送信器11では、通常、これを
アナモルフィックプリズムペアを用いて円形に整形す
る。自然発光成分は、図2に示したようにその波長域が
広がっているため、自然発光成分がそのようなプリズム
ペアを通過すると、自然発光成分はレーザ光成分に対し
て広がって出力されることになる。このため、レーザ光
成分と自然発光成分とでは、光送信器11から出力され
た送信ビームの角度(受信光軸角度検出器への入射角
度)が異なることになり、自然発光成分の光強度レベル
がレーザ光成分と比較して無視できないレベルになる
と、装置のキャリブレーション性能を劣化させることに
なる。図11に示した構成では、受信光軸角度検出器1
4の直前に、受信光は透過するが送信ビームのクロスト
ーク成分はできるだけ抑えるように、図5に示したよう
な送信光波長域に対して急峻な遮断特性を有するSPF
27が設けられるため、光送信器11から出力された送
信ビームが受信光軸角度検出器14へ入射するまでのキ
ャリブレーション光路を経た後の送信ビームは、図12
に示すようなスペクトル特性となり、受信光と同じ波長
帯域のLDの自然発光成分(短波長側の自然発光成分)
がLDのレーザ光成分と同じ程度の光強度レベルとな
る。そのため、従来の空間光伝送装置では、短波長側の
自然発光成分がノイズとなって、受信光軸角度検出器1
4によってLDのレーザ光成分を検出する際のS/N比
が低下し、キャリブレーション性能がLDの自然発光成
分の影響により低下することとなる。
【0025】加えて、従来の空間光伝送装置では、上述
したように、キャリブレーションに用いられるLDのレ
ーザ光成分の光強度レベルが小さいため、送信ビームの
光路中に波長平坦補償フィルタを設けることができな
い。そのため、キャリブレーション光路のレーザ光成分
の波長帯域における分光特性が平坦にならず、キャリブ
レーションの際に光源の波長が多少でも変動すると、受
信光軸角度検出器14の受光レベルが不安定になり、良
好なキャリブレーションを安定して得ることができな
い。
【0026】本発明の目的は、上記各問題を解決し、良
好なキャリブレーションを安定して得ることができる空
間光伝送装置を提供することにある。さらには、SPF
の分光特性を補償できるレベル的余裕を有する空間光伝
送装置を提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の空間光伝送装置は、第1の偏光方向の送信
ビームを外部へ送信するとともに、受信ビームを外部か
ら受信する空間光伝送装置であって、前記送信ビームと
しての前記第1の偏光方向の光ビームを出力する光源
と、前記光源から出力された光ビームを第1、第2の分
岐ビームに分割するビーム分割手段と、前記光源と前記
ビーム分割手段の間に設けられ、初期状態における前記
送信ビームと前記受信ビームとの間の光軸角度のずれで
あるオフセット角度の算出を行う場合にのみ、前記光源
から出力された光ビームの偏光方向を前記第1の偏光方
向とは異なる第2の偏光方向になるように回転する偏光
方向回転手段と、前記第1の分岐ビームが入射する、前
記送信ビームの光軸角度を検出するための送信光軸角度
検出手段と、前記受信ビームと前記第2の分岐ビームが
交差する位置に設けられ、前記第2の分岐ビームの前記
第1の偏光方向の成分を前記受信ビームが受信される方
向に反射し、前記第2の分岐ビームの前記第2の偏光方
向の成分を透過する偏光ビーム分割手段と、前記偏光ビ
ーム分割手段を透過する前記第2の分岐ビームの前記第
2の偏光方向の光の進行方向に配置されたλ/4板と、
前記λ/4板を介して入射する前記第2の分岐ビームの
前記第2の偏光方向の光を折り返して前記λ/4板を介
して前記偏光ビーム分割手段に再入射させるコーナキュ
ーブリフレクタと、前記偏光ビーム分割手段と前記λ/
4板の間に設けられ、前記オフセット角度の算出を行う
場合以外は前記偏光ビーム分割手段を透過する光を遮断
する光遮断器と、前記受信ビームが前記偏光ビーム分割
手段を透過して入射するとともに、前記第2の分岐ビー
ムの、前記コーナキューブリフレクタから前記偏光ビー
ム分割手段に再入射する前記第1の偏光方向の光が、前
記偏光ビーム分割手段にて前記透過した受信ビームの進
行方向に反射されて入射する、前記受信ビームの光軸角
度を検出するための受信光軸角度検出手段とを有するこ
とを特徴とする。
【0028】上記の発明において、前記コーナキューブ
リフレクタと前記λ/4板の間に、前記送信ビームの波
長域において透過率が傾きを持つ分光特性を有する平坦
補償フィルタをさらに有していてもよい。
【0029】(作用)上記のとおりの本発明において
は、キャリブレーション時には、送信ビームの偏光方向
を90°回転させるようになっているため、偏光ビーム
分割手段に入射する送信ビームのほとんどが第2の偏光
ビームとして出力されることとなる。したがって、送信
ビームのほとんどをキャリブレーション時のオフセット
角度の算出に用いることができる。
【0030】また、本発明のうち波長平坦補償フィルタ
を有するものにおいては、キャリブレーション光路の分
光特性を平坦なものにすることができるので、キャリブ
レーションの際に光源の波長が変動しても、従来のよう
にキャリブレーション時の送信光レベルが不安定になる
ことはない。
【0031】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
【0032】図1に、本発明の第1の実施形態の空間光
伝送装置の概略構成を示す。この空間光伝送装置は、前
述の図11に示した構成において、λ/2板3に代えて
偏光方向回転手段である波長板切替器1が設けられ、さ
らにキャリブレーション光路の分光特性を平坦にするた
めの波長平坦補償フィルタ(FCF)2が設けられてい
る以外は、ほぼ同様の構成のものである。図1中、図1
1に示した構成と同じものには同じ符号を付し、ここで
はそれらの構成の詳細な説明は省略する。
【0033】波長板切替器1は、入射される送信ビーム
の偏光方向に対して45°方向の結晶軸を有するλ/2
板を備え、キャリブレーション時にはそのλ/2板を送
信ビームの光路中に挿入し、光伝送時には入射した送信
ビームをそのまま通過するように構成されている。光送
信器11から出力されるレーザ光はその偏光方向がS偏
光に偏っていることから、キャリブレーション時に波長
板切替器1によりλ/2板が送信ビームの光路中に挿入
されると、λ/2板を通過した後の送信ビームの偏光成
分はそのほとんどがP偏光になる。よって、キャリブレ
ーション時にBS23にて反射されてPBS24に入射
する送信ビームは、そのほとんどがPBS24の反射面
に対してP偏光で入射することになる。その結果、キャ
リブレーション時に受信光軸角度検出器14で検出され
る送信ビームのレーザ光成分の光強度レベルは、前述の
図11に示した構成のもに比べて約100倍程度ほど大
きくなる。
【0034】FCF2は、λ/4板25とCCR26と
の間に設けられている。送信器11から受信光軸角度検
出器14までのキャリブレーション光路における分光特
性は、FCF2を除いた状態では、図6に示すように送
信光波長域において急峻な特性を示し、平坦なものとは
ならない。その原因は、前述の課題でも説明したよう
に、受信光軸角度検出器14の直前に配置されるSPF
27が図5に示したような急峻な分光特性を有すること
による。FCF2は、図6に示した分光特性を平坦なも
のにするもので、図7に示すような分光特性、すなわち
送信光波長域を越える波長帯域では透過率が一定で、送
信光波長域以下の波長帯域では一定の傾きで透過率が減
少するような分光特性を有する。このFCF2が挿入さ
れた状態のキャリブレーション光路における分光特性
は、図8に示すように、送信光波長域において平坦なも
のになる。なお、本形態では、上述の波長板切替器1に
より、キャリブレーション時に受信光軸角度検出器14
で検出される送信ビームのレーザ光成分の光強度レベル
は従来のもに比べて約100倍程度ほど大きくなってい
るため、このFCF2にて生じる送信ビームのロスが問
題になることはない。
【0035】次に、この空間光伝送装置の動作について
詳細に説明する。
【0036】(1)キャリブレーションを行う場合 ここでは、送信光軸角度検出器13と受信光軸角度検出
器14との間のオフセット角度を以下のようにして求め
ることによりキャリブレーションが行われる。
【0037】光送信器11で円形に整形され平行にコリ
メートされて出力された送信ビームは、POL21を通
過する際にその偏光方向が制限される。ここでは、LD
のレーザ光成分はPOL21と偏光方向(S偏光)が同
じであるので、そのままほとんどロスなく通過するが、
LDの自然発光成分はその無偏光成分のうちレーザ光成
分と同じ偏光成分(ここでは、S偏光)のみがPOL2
1を透過する。
【0038】POL21を透過した送信ビーム(S偏
光)は、LPF22、波長板切替器1を順次通過する。
LPF22では、図3に示した分光特性に従って送信ビ
ームの送信光波長域より短波長側の成分がある程度まで
除去される。波長板切替器1では、送信ビームの光路中
にλ/2板が挿入された状態になっており、そのλ/2
板によって送信ビームのレーザ光成分(S偏光)および
自然発光成分(S偏光)ともに偏光方向が90°回転さ
れる。この波長板切替器1を通過した送信ビームの偏光
成分は、そのほとんどがP偏光になる。
【0039】波長板切替器1を通過した送信ビームは、
送信ビーム偏向器12を通過した後、BS23によって
2方向に分割され、一方がPBS24に入射し、他方が
送信光軸角度検出器13に入射する。BS23からPB
S24に入射する送信ビームは、レーザ光成分および自
然発光成分ともにPBS24の反射面に対してそのほと
んどがP偏光で入射し、その入射光成分のほとんどがロ
スなくPBS24を透過する。
【0040】PBS24を透過した送信ビームは、光遮
断器15、λ/4板25、FCF2を順次経てCCR2
6に入射し、このCCR26にて入射光軸と同軸方向に
反射され、再びFCF2、λ/4板25、光遮断器15
を順次経てPBS24へ再入射する。λ/4板25で
は、PBS24から入射する送信ビームが直線偏光から
円偏光に変換され、さらにCCR26で反射されて再入
射する送信ビームが円偏光から直線偏光に変換される。
ここで、CCR26は、ホロー型または反射面に反射コ
ーティングが施されたプリズム型のものであり、このC
CR26で反射される円偏光は入射した際の円偏光とは
逆回りのものとなる。このため、CCR26で反射され
てλ/4板25を再び通過した送信ビームの偏光方向
は、PBS24からλ/4板25に入射した送信ビーム
の偏光方向に対して90°回転することになる。したが
って、PBS24に再入射する送信ビームはそのほとん
どがS偏光となる。PBS24では、図4に示した分光
特性に従って、λ/4板25を経てPBS24に再入射
する送信ビームのうち、レーザ光成分についてはほとん
ど反射され、送信光波長域よりも短波長側の自然発光成
分については透過され、長波長側の自然発光成分につい
てはレーザ光成分と同様に反射される。
【0041】PBS24にて反射された送信ビーム(S
偏光)は、SPF27を経て受信光軸角度検出器14に
入射する。SPF27では、図5に示した分光特性に従
って、送信ビームのレーザ光成分の一部が遮断されると
ともに、長波長側の自然発光成分が完全に遮断され、S
PF27を通過したレーザ光成分の一部が受信光軸角度
検出器14に入射する。この受信光軸角度検出器14に
入射する送信ビームのレーザ光成分が検出器の中央に入
射するように、送信ビーム偏向器12にて送信ビームの
光軸方向を調整し、その状態で送信光軸角度検出器13
にて検出される送信光軸角度がキャリブレーションに必
要なオフセット角度として求められる。
【0042】上述のようにして求めたオフセット角度に
基づいて、送信光軸角度検出器13と受信光軸角度検出
器14の間のキャリブレーションを行うことで、初期状
態における受信ビームの光軸方向と送信ビームの光軸方
向との間のずれを補正する。
【0043】本形態では、λ/4板25とCCR26と
の間にはFCF2が設けられており、これにより、光送
信器11から受信光軸角度検出器14までのキャリブレ
ーション光路における分光特性の、送信光波長域におけ
る平坦度を補償している(図7参照)。このため、光送
信器11のLD光源の発振波長が多少変動しても、受信
光軸角度検出器14の受光レベルが大きく変動すること
はなく、受信光軸角度検出器14の検出性能を安定して
確保することができる。よって、キャリブレーションを
安定して維持することができる。
【0044】また、図7および図8に示したように、F
CF2では短波長側のLDの自然発光成分(ノイズ成
分)を大幅に除去することができるので、キャリブレー
ション性能はより一層向上することとなる。図9に、光
送信器11から受信光軸角度検出器14までのキャリブ
レーション光路を経た後のLDスペクトル特性を示す。
図9から分かるように、本形態では、レーザ光成分以外
のノイズとなる自然発光成分、特に短波長側の自然発光
成分は十分に除去されている。
【0045】(2)空間光伝送を行う場合 空間光伝送では、上述したキャリブレーションを行った
後に、受信ビームの光軸を追尾しながら、受信ビームの
光軸方向に対して送信ビームの光軸方向が以下のように
して制御される。
【0046】光送信器11から出力されPOL21を透
過した送信ビーム(S偏光)は、LPF22、波長板切
替器1を順次通過する。このとき、波長板切替器1で
は、送信ビームの光路中にλ/2板は挿入されておら
ず、入射する送信ビームはそのまま波長板切替器1を通
過するようになっている。波長板切替器1を通過した送
信ビームは、送信ビーム偏向器12を経た後、BS23
に入射する。そして、BS23によって2方向に分割さ
れ、一方がPBS24に入射し、他方が送信光軸角度検
出器13に入射する。PBS24に入射する送信ビーム
はそのほとんどがS偏光であることから、PBS24で
はそのほとんどが反射され、その反射された送信ビーム
(S偏光)が送受信ビーム偏向器16を経て装置外へ出
力される。この出力された送信ビームは、通信相手であ
る衛星により受信される。
【0047】受信ビームの光軸方向に対する送信ビーム
の光軸方向の調整は、送信光軸角度検出器13、受信光
軸角度検出器14によってそれぞれ検出される送信光軸
角度、受信光軸角度および上述したオフセット角度に基
づいて行われる。
【0048】一方、受信ビームは、送受信ビーム偏向器
16、PBS24、SPF27を経て受信光軸角度検出
器14に入射する。この受信光軸角度検出器14で検出
された結果は送受信ビーム偏向器16にフィードバック
されて、受信ビーム光軸方向の追尾に用いられる。
【0049】以上のように、LDを光源とする送信ビー
ムの直線偏光の方向を90°回転させるための波長板
(λ/2板)切替器を、光送信器と送信ビーム偏向器と
の間に配置し、送信ビームを出力する時と装置内の送信
光軸−受信光軸間のキャリブレーションを行う時とで波
長板を切り替えることにより、キャリブレーション時に
LDのレーザ光成分とは異なる自然発光成分の受信光軸
角度検出器へ戻入する量を大幅に低減することができ
る。これにより、装置のキャリブレーション性能を高め
ることができる。
【0050】(他の実施形態)上述した実施形態は、偏
光方向回転手段として波長板切替器1を備えたものであ
ったが、この波長板切替器1に代えて、2台の光送信器
を用いても同様の動作を実現することができる。
【0051】図10は、本発明の第2の実施形態の空間
光伝送装置を示すブロック図である。この空間光伝送装
置は、波長板切替器に代わる偏光方向回転手段として2
台の光送信器11a、11bが設けられた以外は、図1
に示したものとほぼ同様のものである。図10中、図1
に示した構成と同じものには同じ符号を付し、ここでは
それらの構成の詳細な説明は省略する。
【0052】2台の光送信器11a、11bは、出力さ
れる送信ビームの偏光方向が互いに直交するように構成
されており、これら光送信器が通信時とオフセット角度
の算出時で切り替えられるようになっている。ここで
は、通信時に光送信器11aからS偏光の送信ビームが
出力され、キャリブレーション時に光送信器11bから
P偏光の送信ビームが出力される。POL21は、偏光
ビームスプリッタより構成され、光送信器11a、11
bからそれぞれ出力される送信ビームを多重する機能
と、偏光子としての機能とを兼ね備える。
【0053】本形態の空間光伝送装置では、キャリブレ
ーションを行うときは光送信器11bが駆動され、空間
光伝送を行うときは光送信器11aが駆動される。これ
により、前述の図1に示したものとほぼ同様の効果を得
られる。
【0054】以上説明した各実施形態の空間光伝送装置
は、双方向かつ送受信ビームの光軸を同軸とするもの
で、送信ビームの波長が受信ビームの波長より長い場合
に適応したものであるが、反対に、送信ビームの波長が
受信ビームの波長より短くなるように構成してもよい。
また、送受信ビームの波長の間隔は、光伝送に影響がな
ければ、どのように設定してもよいが、送信ビームの光
路中に設けられるデバイスの分校特性を考慮すると、1
0〜数10nmと近接して設定することが望ましい。
【0055】また、各実施形態において、POL21や
LPF22を除いても十分なキャリブレーション性能を
確保することができる。その理由は、LDのレーザ光成
分より短波長側の自然発光成分が多少大きくなったとし
ても、キャリブレーション時にはそれでもなお十分なS
/Nが確保できるからである。
【0056】また、上述した各実施形態の空間光伝送装
置は、極めてシャープな送信ビームでも高精度に指向で
きるので、超長距離の空間光通信、例えば衛星間光通信
にも適用することができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
送信ビームのほとんどをキャリブレーション時のオフセ
ット角度の算出に用いることができるので、キャリブレ
ーション時の送信光レベルを大きくすることができる。
このため、LDの自然発光成分に対するS/Nを大幅に
向上することができるとともに、装置内の送信光軸−受
信光軸間のキャリブレーション性能を高めることがで
き、良好なキャリブレーションを安定して得ることがで
きる。また、SPFの分光特性を補償できるレベル的余
裕を得ることができる。
【0058】また、本発明によれば、波長平坦補償フィ
ルタによりキャリブレーション光路の分光特性を平坦化
することができるので、光源の波長が多少変動しても受
信光軸角度検出器には安定な受光レベルが確保でき、装
置のキャリブレーション性能をより安定に維持すること
ができる。したがって、LDの自然発光成分をさらに減
衰することができ、キャリブレーション時の送信光のS
/Nをさらに向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の空間光伝送装置の概
略構成を示すブロック図である。
【図2】LDの発光スペクトルの一例を示す図である。
【図3】LPFの分光特性を示す図である。
【図4】PBSの分光特性を示す図である。
【図5】SPFの分光特性を示す図である。
【図6】FCFを除いた状態におけるキャリブレーショ
ン光路における分光特性を示す図である。
【図7】FCFの分光特性を示す図である。
【図8】FCFが挿入された状態におけるキャリブレー
ション光路における分光特性を示す図である。
【図9】受信光軸角度検出器で検出される送信ビームの
スペクトル特性を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態の空間光伝送装置の
概略構成を示すブロック図である。
【図11】従来の空間光伝送装置の概略構成を示すブロ
ック図である。
【図12】図11に示す空間光伝送装置におけるキャリ
ブレーション光路を経た後の送信ビームのスペクトル特
性を示す図である。
【符号の説明】
1 波長板切替器 2 FCF 3 λ/2板 11、11a、11b 送信器 12 送信ビーム偏向器 13 送信光軸角度検出器 14 受信光軸角度検出器 15 光遮断器 16 送受信ビーム偏向器 21 POL 22 LPF 23 BS 24 PBS 25 λ/4板 26 CCR 27 SPF

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の偏光方向の送信ビームを外部へ送
    信するとともに、受信ビームを外部から受信する空間光
    伝送装置であって、 前記送信ビームとしての前記第1の偏光方向の光ビーム
    を出力する光源と、 前記光源から出力された光ビームを第1、第2の分岐ビ
    ームに分割するビーム分割手段と、 前記光源と前記ビーム分割手段の間に設けられ、初期状
    態における前記送信ビームと前記受信ビームとの間の光
    軸角度のずれであるオフセット角度の算出を行う場合に
    のみ、前記光源から出力された光ビームの偏光方向を前
    記第1の偏光方向とは異なる第2の偏光方向になるよう
    に回転する偏光方向回転手段と、 前記第1の分岐ビームが入射する、前記送信ビームの光
    軸角度を検出するための送信光軸角度検出手段と、 前記受信ビームと前記第2の分岐ビームが交差する位置
    に設けられ、前記第2の分岐ビームの前記第1の偏光方
    向の成分を前記受信ビームが受信される方向に反射し、
    前記第2の分岐ビームの前記第2の偏光方向の成分を透
    過する偏光ビーム分割手段と、 前記偏光ビーム分割手段を透過する前記第2の分岐ビー
    ムの前記第2の偏光方向の光の進行方向に配置されたλ
    /4板と、 前記λ/4板を介して入射する前記第2の分岐ビームの
    前記第2の偏光方向の光を折り返して前記λ/4板を介
    して前記偏光ビーム分割手段に再入射させるコーナキュ
    ーブリフレクタと、 前記偏光ビーム分割手段と前記λ/4板の間に設けら
    れ、前記オフセット角度の算出を行う場合以外は前記偏
    光ビーム分割手段を透過する光を遮断する光遮断器と、 前記受信ビームが前記偏光ビーム分割手段を透過して入
    射するとともに、前記第2の分岐ビームの、前記コーナ
    キューブリフレクタから前記偏光ビーム分割手段に再入
    射する前記第1の偏光方向の光が、前記偏光ビーム分割
    手段にて前記透過した受信ビームの進行方向に反射され
    て入射する、前記受信ビームの光軸角度を検出するため
    の受信光軸角度検出手段とを有する空間光伝送装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の空間光伝送装置におい
    て、 前記偏光方向回転手段は、前記光源から出力された光
    ームの偏光方向を90°回転するλ/2板を有し、前記
    オフセット角度の算出を行う場合にのみ該λ/2板を前
    ビームの光路中に挿入するように構成されているこ
    とを特徴とする空間光伝送装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の空間光伝送装
    置において、 前記コーナキューブリフレクタと前記λ/4板の間に、
    前記送信ビームの波長域において透過率が傾きを持つ分
    光特性を有する平坦補償フィルタをさらに有する ことを
    特徴とする空間光伝送装置。
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