JP3021506B2 - 光空間伝送装置 - Google Patents

光空間伝送装置

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JP3021506B2
JP3021506B2 JP02020916A JP2091690A JP3021506B2 JP 3021506 B2 JP3021506 B2 JP 3021506B2 JP 02020916 A JP02020916 A JP 02020916A JP 2091690 A JP2091690 A JP 2091690A JP 3021506 B2 JP3021506 B2 JP 3021506B2
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Description

【発明の詳細な説明】 以下の順序で本発明を説明する。
A産業上の利用分野 B発明の概要 C従来の技術(第8図) D発明が解決しようとする問題点(第9図) E問題点を解決するための手段(第1図及び第6図) F作用(第1図及び第6図) G実施例(第1図〜第7図) (G1)第1の実施例(第1図) (G2)第2の実施例(第2図) (G3)第3の実施例(第3図) (G4)第4の実施例(第4図) (G5)第5の実施例(第5図) (G6)第6の実施例(第6図) (G7)第7の実施例(第7図) (G8)他の実施例 H発明の効果 A産業上の利用分野 本発明は光空間伝送装置に関し、例えば双方向の光空
間伝送装置に適用して好適なものである。
B発明の概要 本発明は、光空間伝送装置において、伝送対象に送出
する光ビーム又は観測光を平行光線に変換した後、光路
を折り返して観測光又は光ビームと共に観測することに
より、全体を小型化して確実に光ビームの照射位置を検
出することができる。
このとき第1の発明においては、当該光ビーム及び観
測光を平行光線に変換した後、光路を折り曲げて光路折
返光学系及び観測光学系に導くことにより、確実に光ビ
ームの照射位置を検出することができる。
さらに第2の発明においては、光路を折り曲げた後、
光ビーム又は観測光を平行光線に変換して光路折返光学
系に導くことにより、簡易な構成で確実に光ビームの照
射位置を検出することができる。
C従来の技術 従来、この種の光空間伝送装置においては、光ビーム
の照射位置を送信側で簡易に検出し得るようになされた
ものが提案されている(特願昭63−123543号、特願昭63
−134230号、特願昭63−123543号)。
すなわち第8図において、1は全体として光空間伝送
装置を示し、筐体2内に、所定の情報信号で変調された
光ビームLA1を射出するレーザ光源3が配置されるよう
になされている。
当該レーザ光源3の前面には大口径のレンズ4が配置
され、レーザ光源3から射出された光ビームLA1を平行
光線に変換して伝送対象に送出するようになされてい
る。
これに対して、レンズ4の前面にはコリメートスコー
プ6が設けられ、これにより光ビームLA1の照射位置を
検出し得るようになされている。
すなわちコリメートスコープ6は、光学ブロツク7の
ハーフミラー面7Aで光ビームLA1をほぼ90度の角度で反
射することにより、光ビームLA1の一部を分離し、その
結果得られる反射光ビームLA2をコーナキユーブプリズ
ム9に導くようになされている。
従つてコーナキユーブプリズム9を介して、反射光ビ
ームLA2に対して光軸を平行に折り返した反射光ビームL
A3が得られ、当該反射光ビームLA3が光学ブロツク7の
ハーフミラー面7Bで反射されて望遠鏡8に導かれるよう
になされている。
かくして望遠鏡8においては、当該反射光ビームLA3
に基づいて、レーザ光源3の像を観測し得るようになさ
れている。
さらにコリメートスコープ6においては、望遠鏡8の
前面に窓10を有し、伝送対象側から到来する光(以下観
測光と呼ぶ)LA4をハーフミラー面7Bを透過させて望遠
鏡8に導くようになされている。
これにより望遠鏡8を介して、レーザ光源3の像に加
えて伝送対象側を観測し得るようになされている。
このとき光ビームLA1をハーフミラー面7Aで反射した
後光軸を平行に折り返したことにより、観測光LA4にお
いては、光ビームLA1に対して光軸が平行な成分が反射
光ビームLA3と平行に望遠鏡8に入射する。
その結果、光ビームLA1の照射位置から射出されたよ
うな反射光ビームLA3を得ることができ、これにより光
ビームLA1の照射位置にレーザ光源3を配置した像を観
測し得るようになされている。
従つて、望遠鏡8を介して、当該光空間伝送装置1側
で光ビームLA1の照射位置を簡易に検出し得ることか
ら、これにより当該光空間伝送装置1の設置作業を簡略
化し得る。
D発明が解決しようとする問題点 ところで第8図の構成の光空間伝送装置1において
は、レンズ4から空間伝送路に射出された直径D1の光ビ
ームLA1の内、ハーフミラー面7Aの大きさで決まる光ビ
ームLA1の一部の反射光ビームLA2に基づいて、光ビーム
LA1の照射位置を観測するようになされている。
このため第9図に示すように、ハーフミラー面7Aがレ
ンズ4の光軸からオフセツトされて取り付けられている
場合は、実際に光ビームLA1が照射される領域に対し
て、反射光ビームLA2で観測される照射位置がずれて観
測されるおそれがある。
さらにハーフミラー面7Aがレンズ4の光軸上に配置さ
れている場合でも、実際に照射される領域に対して、狭
い領域しか照射されていないような誤つた観測結果が得
られる恐れがある。
このため光空間伝送装置1においては、光ビームLA1
の照射位置を確実に検出する点で未だ不十分な問題があ
つた。
この問題を解決するためには、ハーフミラー面7Aの大
きな光学ブロツクを用いて、光ビームLA1の一部だけで
なく、直径D1でなる当該光ビームLA1全体から反射光ビ
ームLA2を作成すればよい。
ところがこのようにすると、大きな光学ブロツクを用
いた分、コリメータスコープ6の構成が大型化し、その
分光空間伝送装置全体の構成が大型化する問題がある。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、全体と
して小型形状で光ビームの照射位置を確実に検出するこ
とができる光空間伝送装置を提案しようとするものであ
る。
E問題点を解決するための手段 かかる問題点を解決するため第1の発明においては、
所定の情報信号で変調された光ビームLA1を射出する光
源3と、光ビームLA1を平行光線に変換する第1の光学
系21と、平行光線に変換された光ビームLA1を、空間伝
送路に送出する伝送光学系22、23と、第1の光学系21及
び伝送光学系22、23間に介挿されて、平行光線に変換さ
れた光ビームLA1を分岐すると共に、伝送光学系22、23
を介して入射する観測光LA4を反射する光分岐手段25
と、光分岐手段25で反射された観測光LA4又は光分岐手
段25で分岐された光ビームLA2の光路を、平行に折り返
す光路折返光学系9と、光路折返光学系9で折り返され
た光ビームLA3又は観測光LA4を、光分岐手段25で反射さ
れた観測光LA4又は光分岐手段25で分岐された光ビームL
A2と共に観測する観測光学系27、29とを備えるようにす
る。
さらに第2の発明においては、所定の情報信号で変調
された光ビームLA1を射出する光源3と、光ビームLA1を
空間伝送路に送出する伝送光学系23と、光源3及び伝送
光学系23間に介挿されて、光ビームLA1を分岐すると共
に、伝送光学系23を介して入射する観測光LA4を反射す
る光分岐手段25と、光分岐手段25で反射された観測光LA
4又は光分岐手段25で分岐された光ビームLA1を平行光線
に変換する光学系71と、平行光線の光路を、平行に折り
返す光路折返光学系9と、光路折返光学系9で折り返さ
れた光ビームLA1又は観測光LA4を、光分岐手段25で反射
された観測光LA4又は光分岐手段25で分岐された光ビー
ムLA1と共に観測する観測光学系29とを備えるようにす
る。
F作用 光ビームLA1を平行光線に変換して観測光LA4と共に観
測し、このとき平行光線に変換された光ビームLA1を空
間伝送路に送出すれば、光分岐手段25及び光路折返光学
系9を小型化しても、確実に光ビームLA1の照射位置を
検出することができる。
従つて全体の形状を小型化して、光ビームLA1の照射
位置を確実に検出することができる。
さらにこのとき光分岐手段25及び光路折返光学系9間
で光ビームLA1又は観測光LA4を平行光線に変換すれば、
光源3に光分岐手段25を近接して配置して、光ビームLA
1の照射位置を確実に検出することができる。
G実施例 以下図面について、本発明の一実施例を詳述する。
(G1)第1の実施例 第8図との対応部分に同一符号を付して示す第1図に
おいて、20は全体として双方向の光空間伝送装置を示
し、レーザ光源3から射出された光ビームLA1を、レン
ズ21で光束の小さな平行光線に変換する。
さらにレンズ21の光路上にはレンズ22及び23が配置さ
れ、レンズ21で平行光線に変換された光ビームLA1を、
所定の広がり及び大きさの光束に変換して光空間伝送路
に送出する。
これにより伝送対象側においては、光ビームLA1を受
光して、当該光ビームLA1から情報信号を復調すること
ができる。
これに対してレンズ21及び22間にはハーフミラー25が
介挿され、当該ハーフミラー25で光ビームLA1を分岐し
て、ほぼ90度の角度で反射するようになされている。
これにより、光ビームLA1の光束全体から、当該光ビ
ームLA1の一部を分岐し、その結果得られる反射光ビー
ムLA2をコーナキユーブプリズム9に導くようになされ
ている。
従つてコーナキユーブプリズム9を介して、反射光ビ
ームLA2に対して光軸を平行に折り返した反射光ビームL
A3が得られ、当該反射光ビームLA3がハーフミラー25を
透過してレンズ27に導かれるようになされている。
撮像素子29は、撮像面がレンズ27の焦平面上なるよう
に配置され、これにより反射光ビームLA3を集光して、
レーザ光源3の像を撮像面上に形成するようになされて
いる。
従つて当該撮像素子29から得られる撮像信号をモニタ
装置に表示することにより、反射光ビームLA3に基づい
て、レーザ光源3の像を観測することができる。
さらに光空間伝送装置20においては、伝送対象から到
来する観測光LA4をハーフミラー25で反射した後、レン
ズ27を介して撮像面上に結像するようになされている。
従つてモニタ装置の表示画面上においては、伝送対象
の像に重ねてレーザ光源3の像を検出することができ
る。
このとき、光ビームLA1をハーフミラー25で反射した
後光軸を平行に折り返したことにより、観測光LA4にお
いては、光ビームLA1に対して光軸が平行な成分が反射
光ビームLA3と平行にレンズ27に入射する。
その結果、光ビームLA1の照射位置から射出されたよ
うな反射光ビームLA3を得ることができ、これにより光
ビームLA1の照射位置にレーザ光源3を配置した像を観
測することができる。
このとき当該光空間伝送装置20においては、光ビーム
LA1を光束が小さな平行光線に変換した後、ハーフミラ
ー25で光ビームLA1の光束全体から当該光ビームLA1の一
部を分岐して反射光ビームLA3を形成したことから、形
状の小さいハーフミラー25を用いても、光ビームLA1の
照射位置を確実に検出することができる。
従つてその分小型形状で確実に光ビームLA1の照射位
置を検出することができる。
さらにハーフミラー25だけでなく、コーナキユーブプ
リズム9、レンズ27の光学系も小型化することができ、
その分光空間伝送装置20全体を小型化することができ
る。
また全体を小型化することができることから、全体を
簡易に密閉して保持し得、これにより簡易な構成で当該
光空間伝送装置20の耐候性を向上することができる。
さらにハーフミラー25を小型化することができること
から、従来ハーフミラーの保持機構をレンズ4(第8
図)の前面に配置した場合避け得なかつた光ビームLA1
のケラレを有効に回避し得、かくして効率良く光ビーム
LA1を伝送することができる。
因にこの実施例において、レーザ光源は所定の情報信
号で変調された光ビームLA1を射出する光源を構成する
のに対し、レンズ21は光ビームLA1を平行光線に変換す
る第1の光学系を構成する。
さらにレンズ22及び23は、平行光線に変換した光ビー
ムLA1を、空間伝送路に送出する伝送光学系を構成する
のに対し、ハーフミラー25は第1の光学系及び伝送光学
系間に介挿されて、平行光線に変換された光ビームLA1
を分岐すると共に、伝送光学系を介して入射する観測光
LA4を反射する光分岐手段を構成する。
またコーナーキユーブプリズム9は、光分岐手段で分
岐された光ビームLA2の光路を平行に折り返す光路折返
光学系を構成し、レンズ27及び撮像素子29は光路折返光
学系で折り返された光ビームLA3を、光分岐手段で反射
された観測光LA4と共に観測する観測光学系を構成す
る。
以上の構成によれば、平行光線に変換された光ビーム
LA1を分岐して伝送対象に送出すると共に、当該光ビー
ムを観測光と共に観測することにより、光学系を小型化
して確実に光ビームLA1の照射位置を検出することがで
きる。
従つてその分光空間伝送装置20を小型化して、確実に
光ビームLA1の照射位置を検出することができる。
(G2)第2の実施例 第1図との対応部分に同一符号を付して示す第2図に
おいて、30は光空間伝送装置を示し、撮像素子29に代え
て接眼レンズ33を設け、これにより光ビームLA1の照射
位置を肉眼で検出し得るようになされている。
かくしてこの実施例においては、レンズ27及び33が観
測光学系を構成する。
第2図の構成によれば、撮像素子29に代えて接眼レン
ズ33を設けることにより、光ビームLA1の照射位置を肉
眼で検出し得、その分全体として簡易な構成で、確実に
光ビームLA1の照射位置を検出することができる光空間
伝送装置を得ることができる。
(G3)第3の実施例 第3図の光空間伝送装置40においては、ハーフミラー
25を90度回転させて配置する。
この場合、平行光線に変換された光ビームLA1におい
ては、ハーフミラー25で分岐された成分がレンズ27を介
して直接撮像素子29に入射する。
これに対して観測光LA4においては、ハーフミラー25
で反射された後、コーナキユーブプリズム9で折り返さ
れ、レンズ27を介して撮像素子29に導かれる。
従つて第1の実施例と同様に、観測光LA4において
は、光ビームLA1に対して光軸が平行な成分が、ハーフ
ミラー25で分岐された光ビームLA1と平行にレンズ27に
入射し、これにより光ビームLA1の照射位置を検出する
ことができる。
かくしてこの実施例において、コーナキユーブプリズ
ム9は、光分岐手段でなるハーフミラー25で反射された
観測光LA4の光路を平行に折り返す光路折返光学系を構
成するのに対し、レンズ27及び撮像素子29は光路折返光
学系で折り返された観測光LA4を、光分岐手段で分岐さ
れた光ビームLA1と共に観測する観測光学系を構成す
る。
第3図の構成によれば、ハーフミラー25を90度回転さ
せて配置し、コーナキユーブプリズム9で観測光LA4を
折り返すようにしても、第1の実施例と同様の効果を得
ることができる。
(G4)第4の実施例 第4図において、50は全体として光空間伝送装置を示
し、レンズ22及びハーフミラー25間にハーフミラー52を
介挿する。
ハーフミラー52は、伝送対象から送出された光ビーム
LB1をレンズ23及び22を介して受け、当該光ビームLB1の
光路を90度折り曲げた後、レンズ54を介して光検出素子
56に導く。
これにより光検出素子56で伝送対象から送出された光
ビームLB1を検出し、当該光検出素子56の出力信号を所
定の復調回路で復調することにより、伝送対象から送出
された情報信号を検出するようになされている。
さらにこのとき観測光LA4においては、ハーフミラー5
2を透過してハーフミラー25で折り曲げられた後、コー
ナキユーブプリズム9の反射光ビームと共に撮像素子29
に導かれるようになされている。
これにより光空間伝送装置50においては、光ビームLA
1の照射位置を確認して、光ビームLA1を伝送対象に確実
に照射することができる。
さらに光ビームLA1と逆に、伝送対象から送出された
光ビームLB1をレンズ23を介して確実に受光し得、これ
により確実に双方向で所望の情報を伝送することができ
る。
第4図の構成によれば、伝送対象からの光ビームLB1
を受光する場合においても、光ビームLA1及び観測光LA4
を平行光線に変換して同時に観測することにより、第1
の実施例と同様の効果を得ることができる。
(G5)第5の実施例 第5図において、60は全体として光空間伝送装置を示
し、第4図に示す光空間伝送装置50に対して撮像素子29
及び受光素子56を入れ換えて配置する。
すなわちレンズ23及び22を介して得られる観測光LA4
を直接ハーフミラー25で反射し、レンズ27を介して撮像
素子29を導く。
さらに伝送対象からの光ビームLB1をハーフミラー25
を介してハーフミラー52に受け、レンズ54を介して受光
素子56に導く。
これにより光ビームLA1においては、レンズ21で平行
光線に変換された後、ハーフミラー52及び25、レンズ22
及び23を順次介して伝送対象に送出される。
さらに光ビームLA1においては、ハーフミラー25で分
岐された後、コーナキユーブプリズム9で折り返されて
撮像素子29で導かれ、これにより光ビームLA1の照射位
置を検出することができる。
第5図の構成によれば、撮像素子29及び受光素子56を
入れ換えて配置するようにしても、第1の実施例と同様
の効果を得ることができる。
(G6)第6の実施例 第1図との対応部分に同一符号を付して示す第6図に
おいて、70は全体として光空間伝送装置を示し、レンズ
21、22、27を省略して、コーナキユーブプリズム9及び
ハーフミラー25間にレンズ71を配置する。
すなわち第1図の構成において、光ビームLA1はレン
ズ21で平行光線に変換された後、レンズ22及び23を介し
て所定口径の平行光線に変換されて出力されると共に、
レンズ27で撮像素子29に集光される。
すなわち光源3及び撮像素子29は、それぞれレンズ21
及び27の焦平面上に配置されていることがわかる。
従つてレンズ21及び27に代えてコーナキユーブプリズ
ム9及びハーフミラー25間にレンズ71を配置し、当該レ
ンズ71の焦平面上にそれぞれ光源3及び撮像素子29を配
置すれば、第1図の実施例と同様に、コーナキユーブプ
リズム9に、平行光線に変換された光ビームLA1を入射
することができる。また、光源3の像を撮像素子29の撮
像面上に形成することができる。
さらにこのとき第1の実施例においては、レンズ23で
観測光LA4を一旦集光した後、レンズ22で平行光線に変
換し、レンズ27で撮像素子29に集光することから、レン
ズ22を省略しても、レンズ23を後退させて当該レンズ23
の焦平面が撮像素子29の撮像面になるように配置すれ
ば、観測光LA4を当該撮像面上に集光することができ
る。
さらにこのようにすれば、撮像素子29の撮像面がレン
ズ71及び23の焦平面上に位置することから、光ビームLA
1においては、第1の実施例と同様に平行光線に変換さ
れて送出されることがわかる。
これに対してコーナキユーブプリズム9においては、
ハーフミラー25で分岐した光ビームLA1をレンズ71で平
行光線に変換して入射することから、光ビームLA1の照
射位置から射出されたような反射光ビームLA3を得るこ
とができる。
従つてレンズ21、22、27を省略し、これに代えてコー
ナキユーブプリズム9及びハーフミラー25間にレンズ71
を介挿して光ビームLA1を平行光線に変換するようにし
ても、光ビームLA1の照射位置を送信側で観測すること
ができる。
さらにこのときハーフミラー25においては、レンズ71
の焦平面上にそれぞれ光源3及び撮像素子29を配置しさ
えすれば、配置位置を自由に選定することができる。
従つてハーフミラー25を光源3に近接して配置するこ
とにより、小型のハーフミラー25、レンズ71、コーナキ
ユーブプリズム9を用いて、照射位置を正確に確認する
ことができる。
従つてその分、全体として小型形状で光ビームLA1の
照射位置を確実に検出することができる。
さらにこのときレンズ21、22、27を省略した分、第1
の実施例に比してさらに一段と全体形状を小型化するこ
とができる。
第6図の構成によれば、コーナキユーブプリズム9及
びハーフミラー25間にレンズ71を配置し、当該レンズ71
で光ビームLA1を平行光線に変換することにより、第1
の実施例に比してさらに小型で光ビームLA1の照射位置
を確実に検出することができる光空間伝送装置を得るこ
とができる。
(G7)第7の実施例 第6図との対応部分に同一符号を付して示す第7図に
おいて、80は全体として光空間伝送装置を示し、受光素
子56で伝送対象から送出された光ビームLB1を検出す
る。
この場合受光素子56においては、レンズ52の焦平面
上、すなわちレンズ23に対して受光素子56及び撮像素子
29が共役の関係になるように配置され、これにより簡易
な構成で光ビームLA1の照射位置を確認すると共に、双
方向で所望の情報を伝送し得るようになされている。
第6図の構成によれば、伝送対象からの光ビームLB1
を受光する場合においても、コーナキユーブプリズム9
及びハーフミラー25間にレンズ71を配置し、当該レンズ
71で光ビームLA1を平行光線に変換することにより、第
6の実施例と同様の効果を得ることができる。
(G8)他の実施例 なお上述の実施例においては、光分岐手段としてハー
フミラーを用いた場合について述べたが、光分岐手段は
これに限らず、例えばレーザ光源から赤外光又は近赤外
光の光ビームを射出する場合は、波長選択性を有するミ
ラー(すなわちコールドミラー等でなる)を用いるよう
にしてもよい。
このようにすれば、伝送対象に効率良く光ビームを伝
送すると共に、明るい伝送対象の像を得ることができ
る。
また併せて、レーザ光源3に帰還される光ビームLA1
の光量も低減することができ、高品質の通信を行うこと
ができる。
さらに上述の第1〜第5の実施例においては、伝送光
学系として2つの凸レンズを用いる場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、例えば凹レンズ及び凸レン
ズを組み合わせるようにしてもよい。
このようにすれば、当該レンズ間の距離を短縮し得、
光空間伝送装置の形状をさらに小型化することができ
る。
さらに上述の実施例においては、レーザ光源を用いて
光ビームLA1を送出する場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、例えば発光ダイオード等の光源を用い
る場合にも広く適用することができる。
さらに上述の第4〜第7の実施例においては、光ビー
ムLA1をコーナキユーブプリズム9で折り返す場合につ
いて述べたが、本発明はこれに代え、観測光LA4をコー
ナキユーブプリズム9で折り返すようにしてもよい。
さらに上述の第4〜第7の実施例においては、撮像素
子を用いて光ビームLA1の照射位置を確認する場合につ
いて述べたが、本発明はこれに限らず、接眼レンズを用
いて肉眼で観測するようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、ハーフミラー25で分
岐した光ビームLA1を直接又はレンズ71を介してコーナ
キユーブプリズム9に入力する場合について述べたが、
本発明はこれに限らず、例えばNDフイルタ等の透過光量
制限手段を配置して、所望の明るさで光ビームLA1の照
射位置を観測し得るようにしてもよい。
さらに上述の実施例においては、本発明を双方向の光
空間伝送装置に適用した場合について述べたが、本発明
は双方向の光空間伝送装置に限らず、種々の光空間伝送
装置に広く適用することができる。
H発明の効果 上述のように第1の発明によれば、平行光線に変換し
た光ビームを分岐し、伝送対象に送出すると共に、観測
光と同時に観測することにより、光分岐手段等の光学系
を小型化して確実に光ビームの照射位置を検出すること
ができ、これにより小型化形状で確実に光ビームの照射
位置を検出することができる光空間伝送装置を得ること
ができる。
さらに第2の発明によれば、光分岐手段及び光路折返
光学系間で光ビーム又は観測光を平行光線に変換するこ
とにより、全体形状を小型化して確実に光ビームの照射
位置を検出することができる光空間伝送装置を得ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による光空間伝送装置を示す
略線図、第2図は第2の実施例を示す略線図、第3図は
第3の実施例を示す略線図、第4図は第4の実施例を示
す略線図、第5図は第5の実施例を示す略線図、第6図
は第6の実施例を示す略線図、第7図は第7の実施例を
示す略線図、第8図は従来の光空間伝送装置を示す略線
図、第9図はその問題点の説明に供する略線図である。 1、20、30、40、50、60、70、80……光空間伝送装置、
3……レーザ光源、4、21、22、23、27、33、54、71…
…レンズ、9……コーナキユーブプリズム、25、52、…
…ハーフミラー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−131638(JP,A) 特開 平1−302926(JP,A) 特開 平1−300724(JP,A) 特開 平1−302925(JP,A) 特開 昭63−108317(JP,A) 特開 平2−137532(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 10/00 - 10/28

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の情報信号で変調された光ビームを射
    出する光源と、 上記光ビームを平行光線に変換する第1の光学系と、 上記平行光線に変換された光ビームを、空間伝送路に送
    出する伝送光学系と、 上記第1の光学系及び上記伝送光学系間に介挿されて、
    上記平行光線に変換された光ビームを分岐すると共に、
    上記伝送光学系を介して入射する観測光を反射する光分
    岐手段と、 上記光分岐手段で反射された観測光又は上記光分岐手段
    で分岐された光ビームの光路を、平行に折り返す光路折
    返光学系と、 上記光路折返光学系で折り返された光ビーム又は観測光
    を、上記光分岐手段で反射された観測光又は上記光分岐
    手段で分岐された光ビームと共に観測する観測光学系と を具えることを特徴とする光空間伝送装置。
  2. 【請求項2】所定の情報信号で変調された光ビームを射
    出する光源と、 上記光ビームを空間伝送路に送出する伝送光学系と、 上記光源及び上記伝送光学系間に介挿されて、上記光ビ
    ームを分岐すると共に、上記伝送光学系を介して入射す
    る観測光を反射する光分岐手段と、 上記光分岐手段で反射された観測光又は上記光分岐手段
    で分岐された光ビームを平行光線に変換する光学系と、 上記平行光線の光路を、平行に折り返す光路折返光学系
    と、 上記光路折返光学系で折り返された光ビーム又は観測光
    を、上記光分岐手段で反射された観測光又は上記光分岐
    手段で分岐された光ビームと共に観測する観測光学系と を具えることを特徴とする光空間伝送装置。
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