JP2687272B2 - 薄肉ヒンジの構造 - Google Patents

薄肉ヒンジの構造

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JP2687272B2
JP2687272B2 JP5056377A JP5637793A JP2687272B2 JP 2687272 B2 JP2687272 B2 JP 2687272B2 JP 5056377 A JP5056377 A JP 5056377A JP 5637793 A JP5637793 A JP 5637793A JP 2687272 B2 JP2687272 B2 JP 2687272B2
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将典 辻
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01RELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
    • H01R13/00Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
    • H01R13/40Securing contact members in or to a base or case; Insulating of contact members
    • H01R13/42Securing in a demountable manner
    • H01R13/422Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means
    • H01R13/4223Securing in resilient one-piece base or case, e.g. by friction; One-piece base or case formed with resilient locking means comprising integral flexible contact retaining fingers

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、着脱自在に組み合わさ
れる2個の部品を一体的に結合し、且つこれらを着脱す
る場合の回動支点となるヒンジに関し、特にこれら2部
品と一体成形される可撓性の薄肉ヒンジの構造の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、着脱自在に組み合わされる2
個の部品を一体的に結合し、且つこれらを着脱する場合
の回動支点となる可撓性の薄肉ヒンジは、各種分野にお
いて使用されている。例えば、蓋部付容器のように蓋部
と容器本体とを薄肉のヒンジ部を介して結合することに
より、蓋部を容器本体に開閉自在にするヒンジ構造が容
易に製造できると共に、蓋部と容器本体の一体成形が可
能となって量産によるコスト引き下げの効果も大きくな
るという利点があり、このような蓋部付容器に限らず、
ヒュ−ズボックスやワイヤーハーネス用のプロテクタを
はじめ電気部品等に数多く使用されている。
【0003】この種の薄肉ヒンジは、開閉の際に曲げ伸
ばされて圧縮と引張りの応力を受けるため、薄肉に形成
することによって、曲げられたときの曲率半径がある程
度大きくなるようにして、開閉に伴う圧縮と引張りの応
力に充分耐え得るように構成されている。また、ハウジ
ングに通常の係止手段により1次係止された端子の保持
力を向上させるために、ハウジング本体に可撓性の薄肉
ヒンジを介して二重係止部材を設けたハウジングが知ら
れている。図6にこの種の二重係止部材を具備した端子
ハウジングの斜視図を示した。
【0004】端子ハウジングは、略函形に成形されたハ
ウジング本体41の中間部に雄端子50の前方抜け防止
用の仕切壁56が前壁42a及び後壁42bの内面から
内方に突設されると共に、仕切壁56の下方の下部ハウ
ジング本体43は前壁43aと後壁43bとの間隔が収
容される雄端子50のガタ付き防止のため上方の上部ハ
ウジング本体42に比し狭く形成され、更に仕切壁56
より下方の前壁43aは、雄端子50のガタ付き防止部
分を残し、その下方は開口部46に形成されている(図
8参照)。
【0005】又、ハウジング本体41の側壁42c内面
には雄端子50の1次係止部材であるハウジングランス
47が設けられ、さらに側壁42cの下部外面には後述
する二重係止部材44がロックされる係止突起48が設
けられている。二重係止部材44は、板体44aの両側
縁に係止孔部45を設けた側板44bを板体44aの内
側に向けて屈折形成してなるものである。該二重係止部
材44は、板体44aの上端部を薄肉ヒンジ49及びヒ
ンジ取り付け基部49aを介してハウジング本体41の
前壁42a下部に、開口部46に対し開閉自在に装着さ
れる。
【0006】前記薄肉ヒンジ49は、所定幅を以て前記
前壁42a下部と前記ヒンジ取り付け基部49aとを連
結する一対の矩形状帯片であり、二重係止部材44の開
閉を妨げないようにするため、極めて小さな力で撓む薄
肉状に形成されている。また、薄肉ヒンジ49が適当な
幅を有していることによって、該薄肉ヒンジ49の折れ
曲がりが狭い箇所に集中するのを回避することができ、
故にこの二重係止部材44の開閉が繰り返されても、ヒ
ンジ部分の部分的な破損を防止することができる。
【0007】しかして、上記の如き端子ハウジングに対
する雄端子50の係止は、先ず雄端子50を矢印方向に
ハウジング本体41内に挿入して雄端子50の電気接触
部51後部側面に形成された突設部52をハウジング本
体41の仕切壁56下面及び前壁43a、後壁43bに
当接させて前方抜け及びガタ付き防止を図ると共に、雄
端子50の基板53に設けられた係止孔54をハウジン
グ本体41のハウジングランス47に係合させることに
より1次係止させる。
【0008】次に、二重係止部材44を薄肉ヒンジ49
を介してハウジング本体41の開口部46に閉じ、側板
44bの係止孔部45をハウジング本体41の係止突起
48にロックさせ、雄端子50の突設部52の一方の下
面に板体44aの上端面44cを係合させることにより
二重係止される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような薄肉ヒンジ49は、二重係止部材44をハウジン
グ本体41の開口部46に閉じる際に、必ずしもその開
閉方向に沿った長手方向中央部で湾曲するとは限らな
い。即ち、図7に示すように、薄肉ヒンジ49が長手方
向中央部で湾曲せずに長手方向中央部からずれた位置で
折れ曲がることがある。この為、ヒンジの回動支点がず
れ、この回動支点を回動中心として回動する二重係止部
材44の回動半径に長短が生じ、二重係止部材44の係
止孔部45がハウジング本体41の係止突起48へ届か
ずその手前でひっかかるか、あるいは前記係止突起48
を通り越してしまうなどの状態が生じる。このため、正
常に二重係止部材44をハウジング本体41へロックす
るには手間と熟練を要する。また、前記薄肉ヒンジ49
を湾曲し易くする為の薄肉化にも限界があり、極端な薄
肉化はヒンジ部の強度低下を招いてしまう。
【0010】従って、前記薄肉ヒンジ49のように、着
脱自在に組み合わされる2個の部品を一体的に結合し且
つこれらを着脱する場合の回動支点となる可撓性の薄肉
ヒンジにおいては、ロック手段の係合の点で円滑な嵌入
が行えないといった操作上の問題点があった。更に、上
述の如く薄肉ヒンジが所望の位置以外で折れ曲がってし
まうと、折れ曲がり部から破損し易くなると共に、折れ
曲がり部が鋭角となって操作者の手指が引っ掛かり易く
なり、見栄えも良くないという問題がある。
【0011】更に、上述した二重係止部材を具備した端
子ハウジングのように、二重係止部材44をハウジング
本体41へ薄肉ヒンジ49を介して結合した場合には、
二重係止部材44をハウジング本体41の開口部46に
閉じる際に、薄肉ヒンジ49が所望の位置以外で折れ曲
がってしまうと、図8に示すように板体44aの上端面
44cを浮き上がらせようとする力が働き、二重係止部
材44の係止孔部45をハウジング本体41の係止突起
48にロックさせても、雄端子50の突設部52の一方
の下面に板体44aの上端面44cが係合せず、確実な
二重係止を行えない可能性がある。
【0012】即ち、本発明の目的は上記の如き課題を解
消することに係り、薄肉ヒンジの不所望な折れ曲がりを
防ぐと共に、2個の部品を着脱する際の作業性を向上さ
せることができる良好な薄肉ヒンジの構造を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、着
脱自在に組み合わされる2個の部品を一体的に結合する
薄肉ヒンジの構造において、均一な肉厚を以て一方の部
品接合部から他方の部品接合部に延びる薄肉ヒンジの幅
が連続的に狭まるように形成されていることを特徴とす
る薄肉ヒンジの構造により達成される。
【0014】
【作 用】上記構成によれば、薄肉ヒンジの各横断面の
断面係数が曲げモーメントに比例して変化するため、2
個の部品を着脱する場合に湾曲されて回動支点となる該
薄肉ヒンジは、その長手方向(曲げ方向に沿った方向)
に沿って曲げ応力が一様になるので、回動動作によって
曲げモーメントが作用する際には一点に曲げ力が集中す
ることなく一定の湾曲形状をもって変形することができ
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明を添付図面に基づいて詳細に説
明する。なお、図1〜図3は本発明の一実施例に基づく
薄肉ヒンジを介して結合された二重係止部材を具備した
雌コネクタを示す全体斜視図、正面図及び縦断面図であ
る。図1に示すように、本実施例の雌コネクタ1は、電
線13の端部に圧着された雄端子12を収容する端子収
容室5と後述する雄コネクタ21を収容するコネクタ収
容室6とを備たハウジング本体2と、端子収容室5内に
収容された雄端子12を二重に係止する為の二重係止部
材3と、これらハウジング本体2と二重係止部材3を一
体的に結合する一対の薄肉ヒンジ4とから成る。
【0016】前記ハウジング本体2は両端が開口した略
函形に成形されており、雄コネクタ21が収容されるコ
ネクタ収容室6に比して狭く形成された端子収容室5の
上壁2aの内面には雄端子12の1次係止部材であるハ
ウジングランス11が設けられ、さらに側壁2bの雄端
子挿入側外面には前記二重係止部材3がロックされる係
止突起7が設けられている。
【0017】前記二重係止部材3は、略U字形状の板体
3aの両側縁に係止孔部8を設けた側板3bを該板体3
aの内側に向けて屈折形成してなるものであり、電線挿
通用切り欠き部10が形成された板体3aの開放端縁と
反対側の基端縁3cを一対の薄肉ヒンジ4を介して端子
収容室5の下壁2cの雄端子挿入側外面に、端子収容室
5の開口部に対し開閉自在に装着される。
【0018】前記薄肉ヒンジ4は、前記下壁2cの雄端
子挿入側外面と板体3aの基端縁3cとを連結する一対
の台形状帯片であり、二重係止部材3の開閉を妨げない
ようにするため、極めて小さな力で撓む薄肉状に形成さ
れると共に均一な肉厚を以て前記下壁2c側の接合部か
ら前記板体3a側の接合部に向かってその幅が連続的に
狭まるように形成されている。そこで、図2に示すよう
にハウジング本体2側の幅W1 は二重係止部材3側の幅
2 に比べて広くなっている。
【0019】即ち、薄肉ヒンジ4の長手方向(図2中、
上下方向)に沿った各横断面の断面係数がこれに作用す
る曲げモーメントに比例して変化するため、二重係止部
材3を開閉する際に湾曲されて回動支点となる該薄肉ヒ
ンジ4は、その長手方向(曲げ方向に沿った方向)に沿
って曲げ応力が一様になるので、必要以上にヒンジ部の
肉厚を薄くしなくとも、回動動作によって曲げモーメン
トが作用する際には一点に曲げ力が集中することなく一
定の湾曲形状をもって滑らかに変形する。そこで、該薄
肉ヒンジ4が長手方向中央部で湾曲せずに長手方向中央
部からずれた位置で折れ曲がり、ヒンジの回動支点がず
れてしまうことがない。尚、薄肉ヒンジの幅が前記板体
3a側の接合部から前記下壁2c側の接合部に向かって
連続的に狭まるように形成しても良い。
【0020】しかして、上記の如き雌コネクタ1に対す
る雄端子12の係止は、先ず雄端子12をハウジング本
体2の端子収容室5内に挿入し、該雄端子12の電気接
触部16の後部底面に形成された係止突起部16aを端
子収容室5の下壁2cに形成された前方抜け防止段部5
aに当接させると共に、電気接触部16の後部上面に形
成された係合部14を端子収容室5の上壁2aの内面に
設けたハウジングランス11に係合させることにより1
次係止させる。
【0021】次に、図3に示すように、二重係止部材3
を薄肉ヒンジ4を介して端子収容室5の開口部に閉じ、
側板3bの係止孔部8をハウジング本体2の係止突起7
にロックさせると共に、雄端子12の電線被覆かしめ部
15後端縁に板体3aの電線挿通用切り欠き部10の周
縁近傍に突設した係止段部9を係合させることにより、
雄端子12を雌コネクタ1に二重係止する。
【0022】この時、薄肉ヒンジ4は一定の湾曲形状を
もって変形し、長手方向中央部からずれた位置で折れ曲
がってヒンジの回動支点がずれてしまうことがないの
で、係止孔部8と係止突起7とは常時適正な位置で係合
することができると共に、係止段部9も電線被覆かしめ
部15後端縁に常時適正な位置で係合することができる
ので、二重係止部材3のハウジング本体2への確実なロ
ックが容易となる。従って、雌コネクタ1に対する雄端
子12の組み立て作業性が向上する。
【0023】また、薄肉ヒンジが折れ曲がってしまうこ
とにより、折れ曲がり部から破損し易くなったり、折れ
曲がり部が鋭角となって操作者の手指が引っ掛かり易く
なったりすることがなく、見栄えも良好となる。図4及
び図5は本発明の他の実施例に基づく薄肉ヒンジを介し
て結合された二重係止部材を具備した雄コネクタを示す
縦断面図及び正面図であり、該雄コネクタは前記実施例
の雌コネクタに嵌挿されるものである。
【0024】図4に示すように、本実施例の雄コネクタ
21は、電線33の端部に圧着された雌端子32を収容
する端子収容室25と、前記雌コネクタに嵌挿された際
に雄端子12が挿通される端子挿入口26と、コネクタ
ロック手段30とを備たハウジング本体22と、端子収
容室25内に収容された雌端子32を二重に係止する為
の二重係止部材23と、これらハウジング本体22と二
重係止部材23を一体的に結合する薄肉ヒンジ24とか
ら成る。
【0025】前記ハウジング本体22は両端が開口した
略函形に成形されており、端子収容室25の上壁22a
の内面には雌端子32の1次係止部材であるハウジング
ランス31が設けられ、さらに側壁22bの雌端子挿入
側には前記二重係止部材23がロックされる係止孔部2
7が設けられている。前記二重係止部材23は、断面略
U字形状の躯体の両側面に係止突起28を設けられてお
り、その基端部23aを薄肉ヒンジ4を介して端子収容
室25の下壁22cの雌端子挿入側外面に、端子収容室
25の開口部に対し開閉自在に装着される。 前記薄肉
ヒンジ24は、前記下壁22cの雌端子挿入側外面と二
重係止部材23の基端部23aとを連結する一つの台形
状帯片であり、二重係止部材23の開閉を妨げないよう
にするため、極めて小さな力で撓む薄肉状に形成される
と共に均一な肉厚を以て前記下壁2c側の接合部から前
記二重係止部材23側の接合部に向かってその幅が連続
的に狭まるように形成されている。そこで、前記実施例
の薄肉ヒンジ4と同様に、薄肉ヒンジ24の長手方向に
沿った各横断面の断面係数がこれに作用する曲げモーメ
ントに比例して変化するため、二重係止部材23を開閉
する際に湾曲されて回動支点となる該薄肉ヒンジ24
は、その長手方向(曲げ方向に沿った方向)に沿って曲
げ応力が一様になるので、必要以上にヒンジ部の肉厚を
薄くしなくとも、回動動作によって曲げモーメントが作
用する際には一点に曲げ力が集中することなく一定の湾
曲形状をもって滑らかに変形する。そこで、該薄肉ヒン
ジ24が長手方向中央部で湾曲せずに長手方向中央部か
らずれた位置で折れ曲がり、ヒンジの回動支点がずれて
しまうことがない。
【0026】しかして、上記の如き雄コネクタ21に対
する雌端子32の係止は、先ず雌端子32をハウジング
本体22の端子収容室25内に挿入し、該雌端子32の
電気接触部36の先端部を端子収容室25内に形成され
た前方抜け防止段部25aに当接させると共に、電気接
触部36に形成された係合孔34を端子収容室25の上
壁22aの内面に設けたハウジングランス31に係合さ
せることにより1次係止させる。
【0027】次に、二重係止部材23を薄肉ヒンジ24
を介して端子収容室25の開口部に嵌入し、係止突起2
8をハウジング本体22の係止孔部27にロックさせる
と共に、雌端子32の電線被覆かしめ部35後端縁に二
重係止部材23の係止凸部29を係合させることによ
り、雌端子32を雄コネクタ21に二重係止する。この
時、薄肉ヒンジ24は一定の湾曲形状をもって変形し、
長手方向中央部からずれた位置で折れ曲がってヒンジの
回動支点がずれてしまうことがないので、係止孔部27
と係止突起28とは常時適正な位置で係合することがで
きると共に、係止凸部29も電線被覆かしめ部35後端
縁に常時適正な位置で係合することができるので、二重
係止部材23のハウジング本体22への確実なロックが
容易となる。従って、雌コネクタ21に対する雄端子3
2の組み立て作業性が向上し、前記雄コネクタ1と同様
の効果を得ることができる。
【0028】尚、本発明は上記各実施例に限定されるも
のではなく、薄肉ヒンジの形状や数は、その必要に応じ
て適宜変更することができるものである。また、前記実
施例においては、コネクタにおけるハウジング本体と二
重係止部材とを結合する薄肉ヒンジについて述べたが、
本発明は冒頭にも述べたように、着脱自在に組み合わさ
れる2個の部品を一体的に結合し、且つこれらを着脱す
る場合の回動支点となる可撓性の薄肉ヒンジ構造を有す
るものであればよく、各種の部材間に適用できる。
【0029】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の薄肉ヒンジ
は、均一な肉厚を以て一方の部品接合部から他方の部品
接合部に延びる薄肉ヒンジの幅が連続的に狭まるように
形成された構造を有しているので、薄肉ヒンジの各横断
面の断面係数が曲げモーメントに比例して変化するた
め、2個の部品を着脱する場合に湾曲されて回動支点と
なる該薄肉ヒンジは、その長手方向(曲げ方向に沿った
方向)に沿って曲げ応力が一様になる。そこで、必要以
上にヒンジ部の肉厚を薄くして強度を低下させなくと
も、回動動作によって曲げモーメントが作用する際には
一点に曲げ力が集中することなく一定の湾曲形状をもっ
て滑らかに変形することができる。
【0030】従って、薄肉ヒンジの不所望な折れ曲がり
を防ぐと共に、2個の部品を着脱する際の作業性を向上
させることができる良好な薄肉ヒンジの構造を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に基づく薄肉ヒンジを介して
結合された二重係止部材を具備した雌コネクタを示す全
体斜視図である。
【図2】図1に示した雌コネクタの正面図である。
【図3】図1に示した雌コネクタの縦断面図である。
【図4】本発明の他の実施例に基づく薄肉ヒンジを介し
て結合された二重係止部材を具備した雄コネクタを示す
縦断面図である。
【図5】図4に示した雄コネクタの正面図である。
【図6】従来の薄肉ヒンジを介して結合された二重係止
部材を具備した端子ハウジングの全体斜視図である。
【図7】図6に示した端子ハウジングと二重係止部材の
係合状態を示す側面図である。
【図8】図6に示した端子ハウジングに雄端子を二重係
止させた状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 雌コネクタ 2 ハウジング本体 3 二重係止部材 4 薄肉ヒンジ 5 端子収容室 6 コネクタ収容室 7 係止突起 8 係止孔部 9 係止段部 10 電線挿通用切り欠き部 11 ハウジングランス 12 雄端子 13 電線 14 係合部 15 電線被覆かしめ部 16 電気接触部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着脱自在に組み合わされる2個の部品を
    一体的に結合する薄肉ヒンジの構造において、均一な肉
    厚を以て一方の部品接合部から他方の部品接合部に延び
    る薄肉ヒンジの幅が連続的に狭まるように形成されてい
    ることを特徴とする薄肉ヒンジの構造。
JP5056377A 1993-02-23 1993-02-23 薄肉ヒンジの構造 Expired - Lifetime JP2687272B2 (ja)

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