JP2686890B2 - 脚 枕 - Google Patents

脚 枕

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JP2686890B2
JP2686890B2 JP4345209A JP34520992A JP2686890B2 JP 2686890 B2 JP2686890 B2 JP 2686890B2 JP 4345209 A JP4345209 A JP 4345209A JP 34520992 A JP34520992 A JP 34520992A JP 2686890 B2 JP2686890 B2 JP 2686890B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、脚の血行を促進して疲
労の回復を図るための脚枕に関する。
【0002】
【従来の技術】人が長時間にわたって立ち続けると、脚
部が鬱血し、脚がだるく感じられたり、疲労感を感じた
り、痛みを感じたりすることがあり、特に、鬱血によっ
て脚が太くなり、美容の観点からも決して好ましいもの
ではない。
【0003】このような脚の鬱血を解消するには、脚の
踵部を腰よりも高くして血を上半身に逆流させることが
有効であることが知られている。
【0004】このように、踵部を腰よりも高くする脚枕
としては、足首を突っ込む孔を有するドーナツ型のもの
が提案され、販売されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、足首だ
けをドーナツ型の枕にのせる場合には、脚の重量が足首
に集中することになり、足首で血管が圧迫されて足首か
ら先の血行が悪化し、短時間内に足先に痺れを感じた
り、足首が痛く感じたりする。このため、長時間にわた
って踵部を腰よりも高くした姿勢を保持することができ
ず、脚部の鬱血を十分に解消できないなどの課題が有
る。
【0006】本発明は、このような技術的課題を解決
し、長時間にわたって踵部を腰よりも高くした姿勢を保
持できるようにし、これによって、脚部の鬱血を防いだ
り、脚の疲れの予防や回復を図り、しかも脚を細くして
美観を向上させることができる上、脚枕の側方つまり人
が脚を載せる方向に対して直角方向に折返し布を設け、
この折返し布を敷布又は敷き布団或いは敷きマットなど
の下面に折り込むことによって当該脚枕を固定し、安価
で、しかも取り扱い易い脚枕を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の脚枕は、両脚の膝窩から踵部までを受ける
脚受面を有し、該脚受面が、膝窩を受ける側から踵部を
受ける部分に向かって次第に高くなるように形成されて
いる脚枕において、この脚枕には側方に敷布又は敷き布
団或いは敷きマットの下面に折り込む折返し布を設けて
なることを特徴とするものである。このように脚枕の側
方つまり人が脚を載せる方向に対して直角方向に折返し
布を設け、この折返し布を敷布又は敷き布団或いは敷き
マットなどの下面に折り込むことによって当該脚枕を固
定するようにしたものが安価であるうえ、取り扱い易い
ので好ましい。
【0008】この場合、脚受面の幅方向の中央部に左右
各脚の輪郭に対応する凹部を形成しても良く、又、この
ような凹部を形成することなくフラットにし、左右の脚
を交互に交えたり、寝返り等を容易に行えるように構成
しても良いのである。
【0009】本発明の脚枕においては、安楽性を高める
と共に脚を載せたときの安定感を向上させるために、踵
部を受ける部分が平坦部に形成されているものが有益で
ある。
【0010】
【0011】本発明の脚枕においては、安楽性を高める
ために、脚受面の幅方向の中央部に左右各脚の輪郭に対
応する凹部を形成し、脚受面にのせられた脚が外反する
ことを防止することが望ましい。
【0012】また、本発明の脚枕においては、使用時の
快適性を高めるとともに、脚受面に載せられた脚の血行
を良くして脚の疲労の回復や予防を図るために、内部に
ヒータ、バイブレータ、磁石或いは遠赤外線放射体など
を設けたものが有益である。
【0013】このバイブレータ、磁石或いは遠赤外線放
射体などは、脚のだるさや疲労を一層早急に回復させる
ために、大腿部及びふくらはぎに対応する箇所に設けら
れているものが好ましい。
【0014】又、上記磁石としては、自律神経に作用
し、自律神経の働きを変えて血行を良好にし、これによ
って、脚の疲れや痛み等をなくするために、特に500
ガウス以上の永久磁石を用いるのが望ましく、更に、5
00〜2500ガウスの永久磁石を用いるのが最も望ま
しい。
【0015】そして、このように磁石或いは遠赤外線放
射体を脚枕に設けるにあたり、指圧的効果を付与するた
めに、大腿部及びふくらはぎに対応する表面箇所に突起
が設けられ、且つこの突起箇所に磁石或いは遠赤外線放
射体が設けられているものが最も望ましい。
【0016】又、本発明においては、上述の脚枕に敷物
本体を設けても良いのである。この場合、この敷物本体
は脚枕の膝窩側端部に連設されたり、敷物本体を脚枕の
下に敷く等、任意の形態に形成できる。
【0017】また、本発明の脚枕においては、使用時の
快適性を高めたるとともに、脚や体中の血行を楽にする
ため、敷物本体内にヒータを設けることができる。
【0018】
【作用】本発明の脚枕は、上記構成を有し、両脚の膝窩
から踵部までを受ける脚受面を有し、該脚受面が、膝窩
を受ける側から踵部を受ける部分に向かって次第に高く
なるように形成されているので、使用者の脚は膝窩から
踵部までの広範囲にわたって脚枕に受けられるので、脚
の重量が分散し、脚の血管が局部的に圧迫されることは
ない。
【0019】したがって、本発明の脚枕は、長時間にわ
たって、脚の血行の悪化を防止できるだけでなく、長時
間使用しても脚先が痺れたり、脚の局部に痛みを感じた
りすることがなく、しかも長時間の使用によって脚部の
鬱血を防いだり、脚の疲れの予防や回復を図り、しかも
脚を細くして美観を向上させる作用を有するのである。
特に、本発明の脚枕においては、当該脚枕の側方つまり
人が脚を載せる方向に対して直角方向に、敷布又は敷き
布団或いは敷きマットの下面に折り込む折返し布を設け
てなるから、この折返し布を敷布又は敷き布団或いは敷
きマットなどの下面に折り込むことによって当該脚枕を
固定できる作用を有するのである。
【0020】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づき詳細に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。図1
び図5は本発明の一実施例に係る脚枕1の斜視図であ
り、この脚枕1は平均的な人Mの両脚の膝窩から踵部ま
でを受ける脚受面2を有している。
【0021】この脚受面2は、膝窩を受ける側から踵部
を受ける部分に向かって次第に高くなるように形成され
てなり、この場合、図1及び図5に示すように、脚受面
2をフラットにし、左右の脚を交互に交えたり、寝返り
等を容易に行えるように構成されている。そして、この
脚枕1は、図5に示すように、この脚枕1の側方つまり
人Mが脚を載せる方向に対して直角方向に折返し布1
2、12を設け、この各折返し布12を、図示しない敷
布又は敷き布団或いは敷きマットなどの下面に折り込む
ように構成されており、この各折返し布12の折り込み
によって脚枕1を敷布等に固定できるので、安価になる
と共に、取り扱い易くなるのである。ところで、以下の
実施例においては図中において上記折返し布12が省略
されている。
【0022】又、この実施例では、安楽性を高めると共
に脚を載せたときの安定感を向上させるために、踵部を
受ける部分が平坦部1aに形成されてなり、しかもこの
場合、内部にはヒータ線4と図示しないバイブレータと
が設けられる。
【0023】そして、この実施例では、脚枕1の一側面
には温度制御器5が設けられ、この温度制御器5を操作
して上記ヒータ線4の発熱温度を人Mが火傷を負うおそ
れがない温度範囲、例えば40〜60℃の範囲で調節で
きるように構成されている。
【0024】この温度制御器5は、ヒータ線4の発熱温
度を制御できるように構成してあればよく、例えばヒー
タ線4で加熱されるバイメタルを用いたサーモスタット
を用いたり、ヒータ線4の抵抗値を検出して電流をオン
オフするように構成したりすることができる。
【0025】図2は本発明の他の実施例を示し、使用時
の快適性を高めるとともに、脚受面2に載せられた脚の
血行を良くして脚の疲労の回復や予防を図るために、内
部にバイブレータ、磁石或いは遠赤外線放射体など、こ
の場合、磁石6が設けられている。
【0026】そして、この磁石6は、脚のだるさや疲労
を一層早急に回復させるために、大腿部及びふくらはぎ
に対応する箇所に設けられている。
【0027】又、上記磁石6としては、自律神経に作用
し、自律神経の働きを変えて血行を良好にし、これによ
って、脚の疲れや痛み等をなくするために、特に500
ガウス以上の永久磁石を用いるのが望ましく、更に、5
00〜2500ガウスの永久磁石を用いるのが最も望ま
しい。
【0028】そして、このように磁石6を脚枕1に設け
るにあたり、図2に示すように、指圧的効果を付与する
ために、大腿部及びふくらはぎに対応する表面箇所に突
起が設けられ、且つこの突起箇所に磁石6などが設けら
れているものが最も望ましい。
【0029】その他の作用ないし効果は上記の一実施例
と同様であるので、その説明は重複を避けるため、省略
する。
【0030】図3は本発明の敷物本体を備えた脚枕の斜
視図であり、この脚枕1はその下方に、マットレス状の
敷物本体7を備えている。
【0031】この敷物本体7は例えば1畳(180cm×
90cm)程度の平面積を有し、脚枕1は平均的な人Mの
両脚の膝窩から踵部までを受ける脚受面2を有してい
る。
【0032】この脚受面2は、膝窩から踵部に向かって
次第に高くなるように形成されているとともに、その踵
部を受ける部分が平坦部1aに形成されてなり、しかも
この場合、内部にはヒータ線4と図示しないバイブレー
タとが設けられる。
【0033】脚枕1の一側面には温度制御器5が設けら
れ、この温度制御器5を操作して上記ヒータ線4の発熱
温度を人Mが火傷を負うおそれがない温度範囲、例えば
40〜60℃の範囲で調節できるように構成されてい
る。
【0034】温度制御器5は、ヒータ線4の発熱温度を
制御できるように構成してあればよく、例えば上述のも
のと同様のものが挙げられる。
【0035】また、この場合、敷物本体7の内部にも必
要に応じてヒータ線8が埋設してあり、このヒータ線8
の発熱温度を例えば40〜60℃の範囲で調節するため
の温度制御器9が敷物本体7の一隅部に設けられる。
【0036】さらに、図示しないが、この脚枕2内にバ
イブレータを内蔵し、バイブレータの振動で脚枕1に載
せられた脚をマッサージするようにしている。
【0037】
【0038】上記敷物本体7の上に上半身を寝かせ、脚
枕1に両脚を載せる場合、両脚の膝窩から踵部までが脚
枕1の脚受面2に受けられるので、各脚の重量が膝窩か
ら踵部までの全体にわたって分散して脚受面2に受けら
れる。したがって、脚の血管が局部的に圧迫されること
はなく、血行不良によって足先が痺れたり、脚の局部が
痛くなったりすることなく、長時間にわたって踵部を高
く持ち上げて、脚部の鬱血を十分に解消することができ
る。
【0039】また、この実施例では、敷物本体7内のヒ
ータ線8や脚枕1のヒータ線4を発熱させることによ
り、快適性を高めることができるとともに、暖かくする
ことによって血行を一層良くして、脚部の鬱血を短時間
内で十分に解消することができる。
【0040】更に、脚枕1内のバイブレータを作動させ
ることにより、マッサージ効果を得ることができ、脚部
の鬱血を短時間内で一層十分に解消することができる。
【0041】加えて、脚枕1だけを使用して脚の鬱血を
解消したり、脚枕1を外して敷物本体7を寝具として使
用したりすることができる。
【0042】
【0043】図6は本発明の他の実施例に係る脚枕の斜
視図であり、使用時の快適性を高めるとともに、脚受面
2に載せられた脚の血行を良くして脚の疲労の回復や予
防を図るために、内部にバイブレータ、磁石或いは遠赤
外線放射体など、この場合、磁石6が設けられている。
【0044】そして、この磁石6は、脚のだるさや疲労
を一層早急に回復させるために、大腿部及びふくらはぎ
に対応する箇所に設けられている。
【0045】又、上記磁石6としては、自律神経に作用
し、自律神経の働きを変えて血行を良好にし、これによ
って、脚の疲れや痛み等をなくするために、特に500
ガウス以上の永久磁石を用いるのが望ましく、更に、5
00〜2500ガウスの永久磁石を用いるのが最も望ま
しい。
【0046】そして、このように磁石6を脚枕1に設け
るにあたり、図6に示すように、指圧的効果を付与する
ために、大腿部及びふくらはぎに対応する表面箇所に突
起が設けられ、且つこの突起箇所に磁石6などが設けら
れているものが最も望ましい。
【0047】その他の作用ないし効果は上記の一実施例
と同様であるので、その説明は重複を避けるため、省略
する。
【0048】図7は本発明の他の実施例に係る敷物の斜
視図であり、この脚枕1はその膝窩側に毛布状の敷物本
体1を連設させたものであることと、脚枕1に設けた温
度制御器5で脚枕1のヒータ線4及び敷物本体7のヒー
タ線8の温度制御とが行えるようにした点とを除けば、
図3の一実施例と同様に構成される。
【0049】この実施例では、不使用時には敷物本体7
を脚枕1に巻きつけて片づけることができ、しかも容積
が少なくなるために収納スペースが小さくなるので望ま
しい。
【0050】その他の作用ないし効果は上記の一実施例
と同様であるので、その説明は重複を避けるため、省略
する。
【0051】図8は本発明の更に他の実施例に係る脚枕
の斜視図であり、使用時の快適性を高めるとともに、脚
受面2に載せられた脚の血行を良くして脚の疲労の回復
や予防を図るために、内部にバイブレータ、磁石或いは
遠赤外線放射体など、この場合、遠赤外線放射体11が
設けられている。
【0052】そして、この遠赤外線放射体11は、脚の
だるさや疲労を一層早急に回復させるために、大腿部及
びふくらはぎに対応する箇所に設けられている。
【0053】そして、このように遠赤外線放射体11を
脚枕1に設けるにあたり、図8に示すように、指圧的効
果を付与するために、大腿部及びふくらはぎに対応する
表面箇所に突起が設けられ、且つこの突起箇所に遠赤外
線放射体11などが設けられているものが最も望まし
い。
【0054】その他の作用ないし効果は上記の一実施例
と同様であるので、その説明は重複を避けるために省略
する。
【0055】図9は本発明の他の一実施例に係る脚枕の
斜視図であり、この脚枕1は平均的な人Mの両脚の膝窩
から踵部までを受ける脚受面2を有している。
【0056】この脚受面2は、膝窩から踵部に向かって
次第に高くなるように形成されているとともに、その幅
方向の中央部に各脚の輪郭に対応する凹部3、3が形成
され、また、この場合、内部にはヒータ線4と図示しな
いバイブレータとが設けられる。
【0057】この脚枕1は、その幅方向の中央部に各脚
の輪郭に対応する凹部3、3が形成されている一方、踵
部を受ける部分に平坦部が形成されていない点を除く
と、図1の脚枕1と同様なので、重複説明を避けるため
に他の構成、作用及び効果の説明を省略する。
【0058】この実施例において、脚枕1に両脚を載せ
る場合、両脚の膝窩から踵部までが脚枕1の脚受面2に
受けられる。この脚受面2の中央部には左右各脚の輪郭
に対応する凹部3、3が形成されているので、この脚受
面2に載せられた脚を凹部3、3に入れると、両脚は爪
先が上を向く楽な姿勢に脚受面2に保持されるととも
に、各脚の重量が膝窩から踵部までの全体にわたって分
散して脚受面2に受けられる。したがって、脚の血管が
局部的に圧迫されることはなく、血行不良によって足先
が痺れたり、脚の局部が痛くなったりすることなく、長
時間にわたって踵部を高く持ち上げて、脚部の鬱血を十
分に解消することができる。
【0059】図10は本発明の他の実施例を示し、この
脚枕1は、その幅方向の中央部に各脚の輪郭に対応する
凹部3、3が形成されている一方、踵部を受ける部分に
平坦部が形成されていない点を除くと、図2の脚枕1と
同様なので、重複説明を避けるために、ヒータ線4及び
温度制御器5などの他の構成、或いは作用及び効果の説
明を省略する。
【0060】図11は本発明の他の脚枕の斜視図であ
り、この脚枕1はその下方に、マットレス状の敷物本体
7を備えている。
【0061】この敷物本体7は例えば1畳(180cm×
90cm)程度の平面積を有し、脚枕1は平均的な人Mの
両脚の膝窩から踵部までを受ける脚受面2を有してい
る。
【0062】この脚受面2は、膝窩から踵部に向かって
次第に高くなるように形成されるとともに、その幅方向
の中央部に各脚の輪郭に対応する凹部3、3が形成さ
れ、また、内部にはヒータ線4と図示しないバイブレー
タとが設けられる。
【0063】脚枕1の一側面には温度制御器5が設けら
れ、この温度制御器5を操作して上記ヒータ線4の発熱
温度を人Mが火傷を負うおそれがない温度範囲、例えば
40〜60℃の範囲で調節できるように構成されてい
る。
【0064】温度制御器5は、ヒータ線4の発熱温度を
制御できるように構成してあればよく、例えば上述のも
のが挙げられる。
【0065】また、この場合、敷物本体7の内部にも必
要に応じてヒータ線8が埋設してあり、このヒータ線8
の発熱温度を例えば40〜60℃の範囲で調節するため
の温度制御器9が敷物本体7の一隅部に設けられる。
【0066】さらに、図示しないが、この脚枕2内にバ
イブレータを内蔵し、バイブレータの振動で脚枕1に載
せられた脚をマッサージするようにしている。
【0067】ところで、脚枕1の下面に敷物本体7を設
けるにあたり、図4の底面図に示すように、脚枕1の下
面には、敷物本体7に対する脚枕1の横ずれを防止する
ため、多数の鉤型の突起を緻密に並べた面ファスナ10
を縫着してある。
【0068】この敷物本体7の上に上半身を寝かせ、脚
枕1に両脚を載せる場合、両脚の膝窩から踵部までが脚
枕1の脚受面2に受けられる。この脚受面2の中央部に
は左右各脚の輪郭に対応する凹部3、3が形成されてい
るので、この脚受面2に載せられた脚を凹部3、3に入
れると、両脚は爪先が上を向く楽な姿勢に脚受面2に保
持されるとともに、各脚の重量が膝窩から踵部までの全
体にわたって分散して脚受面2に受けられる。したがっ
て、脚の血管が局部的に圧迫されることはなく、血行不
良によって足先が痺れたり、脚の局部が痛くなったりす
ることなく、長時間にわたって踵部を高く持ち上げて、
脚部の鬱血を十分に解消することができる。
【0069】また、この実施例では、敷物本体7内のヒ
ータ線8や脚枕1のヒータ線4を発熱させることによ
り、快適性を高めることができるとともに、暖かくする
ことによって血行を良くして、脚部の鬱血を短時間内で
十分に解消することができる。
【0070】更に、脚枕1内のバイブレータを作動させ
ることにより、マッサージ効果を得ることができ、脚部
の鬱血を短時間内で一層十分に解消することができる。
【0071】加えて、脚枕1だけを使用して脚の鬱血を
解消したり、脚枕1を外して敷物本体7を寝具として使
用したりすることができる。
【0072】図12は本発明の他の実施例に係る脚枕の
斜視図であり、使用時の快適性を高めるとともに、脚受
面2に載せられた脚の血行を良くして脚の疲労の回復や
予防を図るために、内部にバイブレータ、磁石或いは遠
赤外線放射体など、この場合、磁石6が設けられてい
る。
【0073】この脚枕1は、その幅方向の中央部に各脚
の輪郭に対応する凹部3、3が形成されている一方、踵
部を受ける部分に平坦部が形成されていない点を除く
と、図6の脚枕1と同様なので、重複説明を避けるため
に、ヒータ線4及び温度制御器5などの他の構成、或い
は作用及び効果の説明を省略する。
【0074】図13は本発明の他の実施例に係る敷物の
斜視図であり、この脚枕1はその膝窩側に毛布状の敷物
本体1を連設させたものであることと、脚枕1に設けた
温度制御器5で脚枕1のヒータ線4及び敷物本体7のヒ
ータ線8の温度制御とが行えるようにした点とを除け
ば、図7の一実施例と同様に構成される。
【0075】この実施例では、不使用時には敷物本体7
を脚枕1に巻きつけて片づけることができ、しかも容積
が少なくなるために収納スペースが小さくなるので望ま
しい。
【0076】この脚枕1は、その幅方向の中央部に各脚
の輪郭に対応する凹部3、3が形成されている一方、踵
部を受ける部分に平坦部が形成されていない点を除く
と、図7の脚枕1と同様なので、重複説明を避けるため
に、ヒータ線4及び温度制御器5などの他の構成、或い
は作用及び効果の説明を省略する。
【0077】図14は本発明の更に他の実施例に係る脚
枕の斜視図であり、使用時の快適性を高めるとともに、
脚受面2に載せられた脚の血行を良くして脚の疲労の回
復や予防を図るために、内部にバイブレータ、磁石或い
は遠赤外線放射体など、この場合、遠赤外線放射体11
が設けられている。
【0078】そして、この遠赤外線放射体11は、脚の
だるさや疲労を一層早急に回復させるために、大腿部及
びふくらはぎに対応する箇所に設けられている。
【0079】そして、このように遠赤外線放射体11を
脚枕1に設けるにあたり、図14に示すように、指圧的
効果を付与するために、大腿部及びふくらはぎに対応す
る表面箇所に突起が設けられ、且つこの突起箇所に遠赤
外線放射体11などが設けられているものが最も望まし
い。
【0080】この脚枕1は、その幅方向の中央部に各脚
の輪郭に対応する凹部3、3が形成されている一方、踵
部を受ける部分に平坦部が形成されていない点を除く
と、図8の脚枕1と同様なので、重複説明を避けるため
に、ヒータ線4及び温度制御器5などの他の構成、或い
は作用及び効果の説明を省略する。
【0081】
【発明の効果】本発明は、上記構成を有し、本発明の脚
枕によれば、脚の重量が膝窩から踵部まで広範囲にわた
って分散して脚受面に受けられるので、脚の血管が局部
的に圧迫されることはなく、血行不良によって足先が痺
れたり、脚の局部が痛くなったりすることなく、長時間
にわたって踵部を高く持ち上げて、脚部の鬱血を十分に
解消することができる。また、これにより、疲労感や脚
のこり、痛みなどを解消できるとともに、脚が太ること
を防止して美容を向上させることができる。そして、こ
の脚枕においては、その側方つまり人が脚を載せる方向
に対して直角方向に折返し布を設け、この折返し布を敷
布又は敷き布団或いは敷きマットなどの下面に折り込む
ことによって当該脚枕を固定できるのであり、脚枕が安
価で、しかも取り扱いが至極容易なのである。
【0082】本発明の脚枕においては、踵部を受ける部
分に平坦部が形成されていると、安楽性が高められると
共に脚を載せたときの安定感が向上するので至極有益で
ある。
【0083】
【0084】また、本発明の脚枕において、特に脚受面
の幅方向の中央部に各脚の輪郭に対応する凹部を形成す
る場合には、脚受面に受け止められる脚の面積が広くな
り、脚の重量がより広範囲に分散して脚受面に受けられ
るので、その効果が一層顕著になるなどの効果を有する
のである。
【0085】更に、本発明の脚枕において、特に内部に
ヒータを設ける場合には、ヒータにより脚枕を暖めるこ
とにより、快適性が高められるとともに、血行が良くな
り、短時間内に脚部の鬱血を十分に解消することができ
る効果を有するのである。
【0086】加えて、本発明の脚枕において、特に内部
にバイブレータを設ける場合には、バイブレータのマッ
サージ効果により、脚の血行が良くなり、一層短時間内
に脚部の鬱血を十分に解消することができる効果を有す
るのである。
【0087】また、本発明の脚枕においては、使用時の
快適性を高めるとともに、脚受面に載せられた脚の血行
を良くして脚の疲労の回復や予防を図るために、磁石或
いは遠赤外線放射体などを設けたものが有益である。
【0088】この場合、上記磁石としては、自律神経に
作用し、自律神経の働きを変えて血行を良好にし、これ
によって、脚の疲れや痛み等をなくするために、特に5
00ガウス以上の永久磁石を用いたものが有益であり、
特に、500〜2500ガウスの永久磁石を用いるのが
最も有益である。
【0089】そして、このように磁石或いは遠赤外線放
射体を脚枕に設けるにあたり、指圧的効果を付与するた
めに、大腿部及びふくらはぎに対応する表面箇所に突起
が設けられ、且つこの突起箇所に磁石或いは遠赤外線放
射体が設けられているものが最も有益である。
【0090】本発明の脚枕において、敷物本体を設ける
と当該敷物本体に身体を横たえて、脚を脚枕に載せるこ
とにより、より快適に脚枕を使用することができ、より
快適に脚部の鬱血を十分に解消することができる効果を
有するのである。
【0091】本発明の脚枕において、特に敷物本体内に
ヒータを設ける場合には、ヒータにより敷物本体を暖め
ることにより、快適性が高められるとともに、血行が良
くなり、短時間内に脚部の鬱血を十分に解消することが
できる効果を有するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る脚枕の斜視図で
ある。
【図2】図2は本発明の他の実施例に係る脚枕の斜視図
である。
【図3】図3は本発明の更に他の実施例に係る脚枕の斜
視図である。
【図4】図4は本発明の一実施例に係る脚枕の斜視図で
ある。
【図5】図5は本発明の更に他の実施例に係る脚枕の斜
視図である。
【図6】図6は本発明の他の実施例の斜視図である。
【図7】図7は本発明の他の一実施例に係る脚枕の斜視
図である。
【図8】図8は本発明の他の実施例に係る脚枕の斜視図
である。
【図9】図9は本発明の更に他の実施例に係る脚枕の斜
視図である。
【図10】図10は本発明の一実施例の脚枕の底面図で
ある。
【図11】図11は本発明の他の実施例に係る脚枕の斜
視図である。
【図12】図12は本発明の更に他の実施例に係る脚枕
の斜視図である。
【図13】図13は本発明の更に他の実施例の斜視図で
ある。
【符号の説明】
1 脚枕 1a 平坦部 2 脚受面 3 凹部 4 ヒータ線 6 磁石 7 敷物本体 8 ヒータ線
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61N 2/08 A61N 5/06 A 5/06 1/42 M

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 両脚の膝窩から踵部までを受ける脚受面
    を有し、該脚受面が、膝窩を受ける側から踵部を受ける
    部分に向かって次第に高くなるように形成されている
    枕において、この脚枕には側方に敷布又は敷き布団或い
    は敷きマットの下面に折り込む折返し布を設けてなる
    とを特徴とする脚枕。
  2. 【請求項2】 踵部を受ける部分が平坦部に形成されて
    いる請求項1に記載の脚枕。
  3. 【請求項3】 脚受面の幅方向の中央部に左右各脚の輪
    郭に対応する凹部が形成されている請求項1又は2に記
    載の脚枕。
  4. 【請求項4】 ヒータが内部に設けられている請求項1
    ないしのいずれかに記載の脚枕。
  5. 【請求項5】 バイブレータが内部に設けられている請
    求項1ないしのいずれかに記載の脚枕。
  6. 【請求項6】 磁石が大腿部及びふくらはぎに対応する
    箇所に設けられている請求項1ないしのいずれかに記
    載の脚枕。
  7. 【請求項7】 磁石が500ガウス以上のものである請
    求項に記載の脚枕。
  8. 【請求項8】 磁石が500〜2500ガウスのもので
    ある請求項に記載の脚枕。
  9. 【請求項9】 大腿部及びふくらはぎに対応する表面箇
    所に突起が設けられ、且つこの突起箇所に磁石が埋設さ
    れている請求項ないしのいずれかに記載の脚枕。
  10. 【請求項10】 請求項1ないしのいずれかに記載の
    脚枕に遠赤外線放射体を設けてなる脚枕。
  11. 【請求項11】 遠赤外線放射体が表面に形成されてい
    る請求項10に記載の脚枕。
  12. 【請求項12】 大腿部及びふくらはぎに対応する表面
    箇所に突起が設けられ、且つこの突起箇所に遠赤外線放
    射体が埋設されている請求項10又は11に記載の脚
    枕。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし12のいずれかに記載
    の脚枕には敷物本体が設けられている脚枕。
  14. 【請求項14】 敷物本体が脚枕の膝窩側端部に連設さ
    れている請求項13に記載の脚枕。
  15. 【請求項15】 敷物本体が脚枕の下に敷かれている請
    求項13に記載の脚枕。
  16. 【請求項16】 敷物本体の内部にヒータが設けられて
    いる請求項13ないし15のいずれかに記載の脚枕。
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