JP2686704B2 - 畳の隅止め装置 - Google Patents

畳の隅止め装置

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JP2686704B2
JP2686704B2 JP13669193A JP13669193A JP2686704B2 JP 2686704 B2 JP2686704 B2 JP 2686704B2 JP 13669193 A JP13669193 A JP 13669193A JP 13669193 A JP13669193 A JP 13669193A JP 2686704 B2 JP2686704 B2 JP 2686704B2
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tatami mat
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謙一 中村
康明 松井
新 頃安
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Kyokuto Sanki Co Ltd
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Kyokuto Sanki Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、畳の製造行程におい
て、畳床上に畳表を介して平刺し縫いにより固定され、
この平刺しの縫い目および畳床の縁に沿って順に折曲げ
られて畳床の縁を被覆している縁布および縁下紙を畳床
のカマチ上縁に沿って下に折曲げ、上記カマチの端部に
ステープルを打って隅止めするための隅止め装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】畳は、畳床に畳表を乗せ、この畳表の両
端を畳床のカマチに縫着し、次いで上記畳表の側縁部に
縁布および縁下紙を順に重ねて平刺し縫いにより固定し
た後、上記の縁布および縁下紙を平刺しの縫い目に沿っ
て180度折返し、内側折り目を形成して縁布を表に出
し、続いて上記の縁布および縁下紙が畳床の縁から外側
に突出している部分を畳床の縁に沿って下へ約90度折
曲げて外側折り目を形成し、しかるのち縁布および縁下
紙が畳床のカマチから長さ方向に突出している部分を下
方に折曲げて畳床のカマチ端部に隅止めし、さらに畳床
の側面に重なる上記の縁布および縁下紙を返し縫いで固
定して製造されているが、従来は、平刺し後の縁布およ
び縁下紙を折返してから、縁布および縁下紙の長さ方向
端部を畳床のカマチ端部に隅止めするまでの一連の作業
を全て手作業で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記平刺
し後の縁布および縁下紙の折返しから隅止めに至る一連
の作業中、縁布および縁下紙の長さ方向端部をカマチに
沿って折曲げ、隅止めする作業を機械的に行うことがで
き、かつ縁布および縁下紙の長さ方向端部をカマチに沿
って畳床裏面側に折り曲げる際に、折り畳まれた縁布等
が畳床の下面から外側にはみ出ないようにすることが可
能な隅止め装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明は、畳床支持台
の長さ方向端部の幅方向外側に、上記の畳床支持台に固
定された畳床のカマチの前側に向かって幅方向に進退
し、かつ上記カマチの面とほぼ平行な平面内で前下がり
に傾斜した傾斜縁部を有する縁布押込み具と、上記畳床
の縁部に固定されて長さ方向に延びる縁布の端部を挟持
して長さ方向および幅方向の双方に進退し、かつカマチ
の下方に向かって旋回することができる縁布チャック
と、上記畳床のカマチ端部および該カマチ端部に続く畳
床裏面の少なくとも一方にステープルを打ち込むための
隅止め用ステープルタッカとからなる畳の隅止め装置で
ある。なお、上記の縁布チャックは畳床のカマチと対向
する位置で上下に開閉するチャック板を備えたもの、ま
たは畳床の側縁の延長線の外側から内側に延び、上下に
開閉して縁布および縁下紙の全幅を挟持するチャックバ
ーを備えたもののいずれでもよい。
【0005】また、第2発明は、畳床支持台の長さ方向
端部の幅方向外側に、上記の畳床支持台に固定された畳
床のカマチの前側に向かって幅方向に進退し、かつ上記
カマチの面とほぼ平行な平面内で前下がりに傾斜した傾
斜縁部を有する縁布押込み具と、上記畳床の縁部に固定
されて長さ方向に延びる縁布の端部を挟持して長さ方向
および幅方向の双方に進退することができる第1チャッ
クと、この第1チャックによる縁布の挟持部と畳床のカ
マチとの間で上記縁布を全幅にわたって弾力的に挟持し
てカマチの下方に向かって旋回し、かつ畳床の下側で長
さ方向に進退することができる第2チャックと、上記畳
床のカマチ端部および該カマチ端部に続く畳床裏面の少
なくとも一方にステープルを打ち込むための隅止め用ス
テープルタッカとからなる畳の隅止め装置である。
【0006】
【作用】第1発明において、縁布および縁下紙が平刺し
により固定された畳床における上記の縁布および縁下紙
が平刺しの縫い目に沿って折返されて内側折り目が形成
され、更に畳床の縁に沿って折曲げられて外側折り目が
形成されているとき、この畳床を畳床支持台上に固定
し、カマチに対向するチャック板を備えた縁布チャック
を開いて上記の縁布および縁下紙の端部側へ前進させ、
次いで縁布チャックを、該チャックが畳床下面の側縁延
長線から外に突出しない程度にその幅方向位置を調節し
て閉じることにより縁布の端部の幅方向内側半部のみを
挟持し、この縁布チャックを畳床から遠くなる方向に移
動して上記の縁布および縁下紙を緊張する。このとき、
上記の縁布および縁下紙の内側折り目は、カマチとの交
差部よりも外側の部分が畳床上の部分に対して外側に折
れているので、上記の縁布および縁下紙の内側折り目が
真っ直ぐな直線となるように縁布チャックを幅方向に移
動する。この場合、畳床と縁布チャックとの間に上記の
内側折り目を検出するための折り目センサを設け、この
センサによる検出信号で縁布チャックの幅方向移動を制
御することが好ましい。
【0007】次いで、待機中の縁布押込み具を上記畳床
のカマチ端部に向かって前進させると、上記の縁布およ
び縁下紙の外側折り目から下の部分が縁布押込み具の傾
斜縁部に接して押し込まれ、図1の鎖線で挟まれた三角
形の部分がカマチに接するように折曲げられる。しかる
のち、上記の縁布チャックをカマチの下方へ90度以上
旋回して上記の縁布および縁下紙をカマチ端部および裏
面に重ね、上記の縁布押込み具を後退させ、待機位置に
戻したのち、隅止め用ステープルタッカを駆動して畳床
のカマチ端部および該カマチ端部に続く畳床裏面の少な
くとも一方にステープルを打ち込んで縁布および縁下紙
の端部を畳床に固定し、上記の縁布チャックを開いても
との位置に復帰させる。
【0008】上記第1発明の縁布チャックとして、チャ
ックバーからなる縁布チャックを使用し、上記縁布の突
出部をその先端とカマチとの間で全幅にわたって挟持し
た場合は、縁布チャックを閉じることにより、突出部が
先端にいくほど幅が狭くなるように二重に折り畳まれ
る。そして、この挟持後に待機中の縁布押込み具を上記
畳床のカマチ端部に向かって前進させると、上記の縁布
および縁下紙の外側折り目から下の部分が縁布押込み具
の傾斜縁部に接して押し込まれ、図1の鎖線で挟まれた
三角形の部分がカマチに接するように折曲げられる。し
かるのち、上記の縁布チャックを長さ方向外向きに移動
して縁布等を緊張し、さらに内側に移動して縁布および
縁下紙の内側折り目を真っ直ぐな直線状に修正する。次
いで、この縁布チャックをカマチの下方へ90度以上旋
回して上記の縁布および縁下紙をカマチ端部および裏面
に重ね、上記の縁布押込み具を後退させ、待機位置に戻
したのち、前記同様に隅止め用ステープルタッカを駆動
する。
【0009】第2発明において、第1発明におけると同
様に畳床を畳床支持台上に固定し、第1チャックを開い
て上記の縁布および縁下紙の端部側へ前進させ、この第
1チャックを閉じて縁布等の端部を挟持し、次いで第1
チャックを畳床から遠くなる方向に移動して上記の縁布
および縁下紙を緊張する。しかるのち、第1チャックを
幅方向に移動して内側折り目を真っ直ぐな直線状に修正
する。この第1チャックの幅方向移動が停止した後、開
いた状態の第2チャックを閉じて第1チャックと畳床と
の中間で上記の縁布および縁下紙を第2チャックで挟持
し、この挟持と共に第1チャックを開き、この第1チャ
ックが畳床下面の縁の延長線から外に出ない位置まで第
1チャックを幅方向内側に移動し、しかるのち再び第1
チャックを閉じて縁布および縁下紙の端部を挟持し直
す。そして、挟持のし直しが終わった後、第2チャック
を開き、待機中の縁布押込み具を上記畳床のカマチ端部
に向かって前進させると、上記の縁布および縁下紙の外
側折り目から下の部分が縁布押込み具の傾斜縁部に接し
て押し込まれる。
【0010】次いで、第2チャックを再び閉じ、第1チ
ャックを開いた後、第2チャックをカマチの下方へ約9
0度旋回して上記の縁布および縁下紙をカマチ端部に重
ねる。次いで、上記の縁布押込み具を後退させ、待機位
置に戻したのち、上記の第2チャックで挟持している縁
布および縁下紙をしごくように第2チャックを畳床の下
面に沿って移動し、縁布および縁下紙が第2チャックの
挟持部から抜け出す前にいったん停止させる。そして、
この状態で隅止め用ステープルタッカを駆動して畳床の
カマチ端部および該カマチ端部に続く畳床裏面にそれぞ
れステープルを打ち込んで縁布および縁下紙の端部を畳
床に固定し、しかるのち再び第2チャックを畳床下面に
沿って移動し、縁布および縁下紙を第2チャックから脱
出させて隅止めを完了する。
【0011】
【実施例】図1において、11は畳床、11aはカマ
チ、12は畳表、13は縁下紙(図示されていない)を
重ねた縁布であり、この畳床11は、縁布13を平刺し
により畳床11に固定した後、縫い目に沿って180度
折返して内側折り目13aを付け、さらに畳床11の縁
に沿って下方に約90度折曲げて外側折り目13bを付
けた状態で畳床支持台(図示されていない)の上に水平
に固定されている。なお、縁布13が畳床11のカマチ
11aから突出している部分13cには外側折り目13
bが付けられないため、上記の突出部分13cは、ほぼ
平らな形に広がりながら下向きに傾斜する。
【0012】先ず、第2発明の実施例に付いて説明する
と、上記畳床11のカマチ11aを幅方向に延長した方
向(図1の右下方)に縁布押込み具21が幅方向摺動自
在に設けられる。この縁布押込み具21は、カマチ11
aの面とほぼ平行な板状のものであり、その前縁(カマ
チ側の縁)が前下がりに45度傾斜する傾斜縁部21a
を形成し、エアシリンダ(図示されていない)の駆動に
よって幅方向に進退し、その前進時に傾斜縁部21aが
縁布13の突出部13cの基部に接して鎖線13d、1
3eに挟まれた三角形の部分を幅方向に押込むものであ
る。ただし、上記の縁布押込み具21は、細い棒を屈曲
したものでもよい。
【0013】上記畳床11のカマチ11aに対向して第
1チャック25が設置される。この第1チャック25
は、上記のカマチ11aに向かって上下に開閉可能な上
下1組のチャック板26、27を有し、かつ矢印A、B
で示すように、畳床11の幅方向および長さ方向の双方
に進退できるように形成され、幅方向の進退用サーボモ
ータ(図示されていない)および長さ方向の進退用エア
シリンダ(図示されていない)がそれぞれ連結される。
なお、チャック板26、27の対向面にはゴム板を貼付
けたり、該対向面に凹凸を付したり、複数本の針を植え
たりすることにより縁布13との摩擦を大きくし、縁布
13を挟持した際のスリップを防ぐようになっている。
また、この第1チャック25は、幅方向の支軸に対して
上下揺動自在に形成し、縁布13を緊張したとき、畳床
11から第1チャック25に至る縁布13を真っ直ぐに
することができる。
【0014】上記の第1チャック25および畳床11の
中間上方に光センサ30がその光軸を鉛直下向きにし
て、かつ上記の光軸が畳床11上の縁布13の内側折り
目13aの延長線と交差するように設置される。この光
センサ30は、図示のように、第1チャック25に縁布
13の端部を挟持させ、縁布13を緊張状態に保ちなが
ら第1チャック25を幅方向に進退させたとき、縁布1
3の突出部13cにおける内側折り目13aが上記の光
軸と交差する位置に第1チャック25を停止させるため
のものである。
【0015】上記光センサ30の側方(図1の右下方)
に第2チャック31が設置される。この第2チャック3
1は、上からみてL字形のブラケット32の上記カマチ
11aと平行な幅方向部分32aに支点33a、34a
を有し、約90度の範囲を回動自在な上下一対の細長い
チャックバー33、34からなり、このチャックバー3
3、34が閉じたとき、鎖線で示すように、縁布13の
突出部13cを幅方向と平行に挟持するものである。た
だし、このチャックバー33、34は、エアシリンダ
(図示されていない)の駆動で開閉し、閉じた際に挟持
されている縁布13を引張ると縁布13を引き出すこと
ができる程度に弾力的に挟持するものである。しかし
て、上記L字形ブラケット32の幅方向部分32aと直
交する長さ方向部分32bには幅方向の支軸35が外向
きに突設されており、長さ方向部分32bが支軸35の
回りを図示の水平位置から下方の下向き位置との間をエ
ア駆動により回転できる(矢印C参照)と共に、エア駆
動によって長さ方向(矢印D参照)にも進退可能に形成
される。
【0016】一方、上記第1チャック25の上方に隅止
め用ステープル45をカマチ11aに打ち込むための第
1ステープルタッカ41が高さ調節自在に、かつカマチ
11aに向かって進退自在に設置される。また、畳床1
1の縁部下方に上記同様の隅止め用ステープル45を畳
床11の下面に打ち込むための第2ステープルタッカ4
2が高さ調節自在に、かつ畳床11の長さ方向に進退自
在に設置される。
【0017】上記の構造において、平刺しにより縁布1
3を取付け、更に縁布13を折返して内側折り目13a
および外側折り目13bを付けた畳床11を畳床支持台
(図示されていない)上に固定する。このとき、上記の
内側折り目13aおよび外側折り目13bは、それぞれ
畳床11上の縁布13には明瞭に付けられているが、畳
床11から離れた突出部13cには付けられていないた
め、突出部13cは、平らに広がりながら下向きに傾斜
している。したがって、第1チャック25を閉じて上記
突出部13cの端部を挟持し、この第1チャック25を
畳床11から遠ざかる方向に移動して縁布13を緊張し
たとき、突出部13cにおける内側折り目13aは、多
くの場合、畳床11上の内側折り目13aの延長線から
外側に外れた位置にある。
【0018】第1チャック25で縁布13を緊張したの
ち、この第1チャック25を幅方向に摺動させ、縁布1
3の内側折り目13aを光センサ30が検出したとき、
第1チャック25の幅方向摺動を停止させ、これによっ
て畳床11上から突出部13cに至る上記の内側折り目
13aを真っ直ぐな直線状に修正する。上記修正の終了
後、開いた状態の第2チャック31を閉じて第1チャッ
ク25と畳床11との中間で上記の縁布13を第2チャ
ック31で挟持し(図2参照)、代わりに第1チャック
25を開き、この第1チャック25が畳床11の下面の
側縁から外に出ない位置まで第1チャック25を幅方向
内側に移動し、しかるのち再び第1チャック25を閉じ
て縁布13端部を挟持し直す。そして、挟持のし直しが
終わった後、第2チャック31を開き、待機中の縁布押
込み具21を上記畳床11のカマチ11a端部に向かっ
て前進させると(図3参照)、上記の縁布13の外側折
り目13bから下の部分が縁布押込み具21の傾斜縁部
21aに接して押し込まれ、図1の鎖線13d、13e
で挟まれた三角形部分がカマチ11aに重ねられ、残り
の部分が畳床11上に重なる縁布13aの延長部分の下
に曲げられる。
【0019】次いで、第2チャック31を再び閉じ、第
1チャック25を開いた後(図4参照)、第2チャック
31を図1の支軸35の回りにカマチの下方へ約90度
旋回して上記の縁布13をカマチ11a端部に重ねる。
次いで、上記の縁布押込み具21を待機位置に戻したの
ち、第2チャック31で挟持している縁布13をしごく
ように第2チャック31を畳床11の下面に沿って移動
し、縁布13が第2チャック31の挟持部から抜け出す
手前でいったん停止させる(図5参照)。そして、この
状態で隅止め用第1ステープルタッカ41および第2ス
テープルタッカ42を駆動して畳床11のカマチ端部お
よび該カマチ端部に続く畳床11裏面にそれぞれステー
プル45を打ち込んで縁布13の端部を畳床11に固定
し、しかるのち再び第2チャック31を畳床下面に沿っ
て移動し、縁布13を第2チャック31から脱出させて
隅止め処理を完了する。
【0020】上記の第2発明の実施例において、第2チ
ャック31を省略し、第1チャック25を畳床11のカ
マチ11a下方まで旋回可能に形成して縁布チャックと
することにより、第1発明の第1実施態様が得られる。
この場合は、第1チャック(縁布チャック)25で縁布
13を挟持する際、その幅方向位置を調節し、該チャッ
クが畳床11下面の側縁延長線から外に突出しない程度
に位置決めすることにより、縁布13の端部の幅方向内
側半部のみが挟持され、この状態で縁布13が緊張さ
れ、さらに縁布13の内側折り目13aが真っ直ぐな直
線となるように縁布チャックを幅方向に移動する。次い
で、縁布押込み21を押し込み、しかるのち、上記の第
1チャック25をカマチの下方へ90度以上旋回し、隅
止め用ステープルタッカ41、42が駆動される。
【0021】また、反対に第1チャック25を省略し、
第2チャック31を幅方向および長さ方向の双方に進退
自在に形成することにより、第1発明の第2実施態様が
得られる。この場合は、縁布11の突出部13cをフリ
ーな状態の先端と畳床11との中間で第2チャック(縁
布チャック)31で挟持するので、縁布13の突出部が
二重に、かつ先細の形に折り畳まれる。そして、この折
畳み後、待機中の縁布押込み具21を押し込み、上記の
第2チャック31を長さ方向外向きに移動して縁布13
を緊張し、さらに内側に移動して縁布13の内側折り目
13aを真っ直ぐな直線状に修正し、さらにカマチ11
aの下方へ90度以上旋回し、上記の縁布押込み具21
を後退させ、同様に隅止め用ステープルタッカを駆動す
る。
【0022】
【発明の効果】上記のとおり、第1発明は、縁布押込み
具と、縁布チャックと、隅止め用ステープルタッカとか
らなり、平刺しの縫い目に沿って折返され、更に畳床の
縁に沿って折曲げられている畳床を支持台上に水平に支
持したのち、上記の縁布チャック、縁布押込み具および
ステープルタッカを駆動することにより、隅止めを機械
的に行うことができる。しかも、上記の縁布チャックが
幅方向および長さ方向の双方に移動可能であるから、畳
床上から縁布突出部先端に至る内側折り目を一直線に形
成し、かつ縁布を畳床の下まで回した際に、その畳床下
面からのはみ出しがなく、良好な仕上がりとなる。
【0023】また、第2発明は、第1チャックおよび第
2チャックの2種類のチャックを使用し、第1チャック
で縁布等の端部を挟持し縁布等を緊張したのち、第1チ
ャックを幅方向に移動して縁布等の内側折り目を真っ直
ぐな直線状に修正し、しかるのち第1チャックと畳床と
の中間で縁布等を第2チャックで挟持して第1チャック
を畳床下面の側縁延長線から外に出ない位置に移動して
縁布等を挟持し直し、この挟持のし直しが終わった後、
第2チャックを開いて縁布押込み具を畳床のカマチ端部
に向かって前進させ、縁布および縁下紙の外側折り目か
ら下の部分を押し込み、この押込みによって縁布および
縁下紙の内側部分と外側部分とが重なった部分を第2チ
ャックで挟持し、第1チャックを開いた後、第2チャッ
クをカマチの下方へ約90度旋回し、更に第2チャック
を、縁布および縁下紙をしごくように畳床の下面に沿っ
て移動するので、畳床のカマチから下面に回される縁布
および縁下紙が畳床の下面側縁からはみ出すことがな
く、隅止めの仕上がりが良好になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の要部の斜視図である。
【図2】第1チャックおよび第2チャックで最初に挟持
した状態の平面図である。
【図3】縁布押込み具を前進させた状態の平面図であ
る。
【図4】第2チャックの旋回状態を説明する側面図であ
る。
【図5】第2チャックで縁布をしごく状態の側面図であ
る。
【符号の説明】
11:畳床 11a:カマチ 12:畳表 13:縁下紙を接着した縁布 13a:内側折り目 13b:外側折り目 13c:突出部 21:縁布押込み具 21a:傾斜縁部 25:第1チャック 26、27:チャック板 30:光センサ 31:第2チャック 32:ブラケット 32a:幅方向部分 32b:長さ方向部分 33、34:チャックバー 35:支軸 41、42:ステープルタッカ 45:ステープル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畳床支持台の長さ方向端部の幅方向外側
    に、上記の畳床支持台に固定された畳床のカマチの前側
    に向かって幅方向に進退し、かつ上記カマチの面とほぼ
    平行な平面内で前下がりに傾斜した傾斜縁部を有する縁
    布押込み具と、上記畳床の縁部に固定されて長さ方向に
    延びる縁布の端部を挟持して長さ方向および幅方向の双
    方に進退し、かつカマチの下方に向かって旋回すること
    ができる縁布チャックと、上記畳床のカマチ端部および
    該カマチ端部に続く畳床裏面の少なくとも一方にステー
    プルを打ち込むための隅止め用ステープルタッカとから
    なる畳の隅止め装置。
  2. 【請求項2】 畳床支持台の長さ方向端部の幅方向外側
    に、上記の畳床支持台に固定された畳床のカマチの前側
    に向かって幅方向に進退し、かつ上記カマチの面とほぼ
    平行な平面内で前下がりに傾斜した傾斜縁部を有する縁
    布押込み具と、上記畳床の縁部に固定されて長さ方向に
    延びる縁布の端部を挟持して長さ方向および幅方向の双
    方に進退することができる第1チャックと、この第1チ
    ャックによる縁布の挟持部と畳床のカマチとの間で上記
    縁布を全幅にわたって弾力的に挟持してカマチの下方に
    向かって旋回し、かつ畳床の下側で長さ方向に進退する
    ことができる第2チャックと、上記畳床のカマチ端部お
    よび該カマチ端部に続く畳床裏面の少なくとも一方にス
    テープルを打ち込むための隅止め用ステープルタッカと
    からなる畳の隅止め装置。
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JP13669193A Expired - Lifetime JP2686704B2 (ja) 1993-05-14 1993-05-14 畳の隅止め装置

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JPH06322941A (ja) 1994-11-22

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