JP2608011B2 - 畳の隅止め装置 - Google Patents
畳の隅止め装置Info
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- JP2608011B2 JP2608011B2 JP27535892A JP27535892A JP2608011B2 JP 2608011 B2 JP2608011 B2 JP 2608011B2 JP 27535892 A JP27535892 A JP 27535892A JP 27535892 A JP27535892 A JP 27535892A JP 2608011 B2 JP2608011 B2 JP 2608011B2
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- tatami
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、畳の製造行程におい
て、畳床上に畳表を介して平刺し縫いにより固定され、
この平刺しの縫い目および畳床の縁に沿って順に折曲げ
られて畳床の縁を被覆している縁布および縁下紙を畳床
のカマチ上縁に沿って下に折曲げ、上記カマチの端部に
ステープルを打って隅止めするための隅止め装置に関す
るものである。
て、畳床上に畳表を介して平刺し縫いにより固定され、
この平刺しの縫い目および畳床の縁に沿って順に折曲げ
られて畳床の縁を被覆している縁布および縁下紙を畳床
のカマチ上縁に沿って下に折曲げ、上記カマチの端部に
ステープルを打って隅止めするための隅止め装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】畳は(図6参照)、畳床11に畳表12
を乗せ、この畳表12の両端を畳床11のカマチ11a
に縫着し、次いで上記畳表12の側縁部に縁布13およ
び縁下紙14を順に重ねて平刺し縫いにより固定した
後、上記の縁布13および縁下紙14を平刺しの縫い目
15に沿って180度折返して縁布13を表に出し、続
いて上記の縁布13および縁下紙14が畳床11の縁か
ら外側に突出している部分13aを畳床11の縁に沿っ
て下へ約90度折曲げ(図1参照)、しかるのち縁布1
3および縁下紙14が畳床11のカマチ11aから長さ
方向に突出している部分13bを下方に折曲げて畳床1
1のカマチ端部に隅止めし、さらに畳床11の側面に重
なる上記の縁布13aおよび縁下紙を返し縫いで固定し
て製造されているが、従来は、平刺し後の縁布および縁
下紙を折返してから、縁布および縁下紙の長さ方向端部
を畳床のカマチ端部に隅止めするまでの一連の作業を全
て手作業で行っていた。
を乗せ、この畳表12の両端を畳床11のカマチ11a
に縫着し、次いで上記畳表12の側縁部に縁布13およ
び縁下紙14を順に重ねて平刺し縫いにより固定した
後、上記の縁布13および縁下紙14を平刺しの縫い目
15に沿って180度折返して縁布13を表に出し、続
いて上記の縁布13および縁下紙14が畳床11の縁か
ら外側に突出している部分13aを畳床11の縁に沿っ
て下へ約90度折曲げ(図1参照)、しかるのち縁布1
3および縁下紙14が畳床11のカマチ11aから長さ
方向に突出している部分13bを下方に折曲げて畳床1
1のカマチ端部に隅止めし、さらに畳床11の側面に重
なる上記の縁布13aおよび縁下紙を返し縫いで固定し
て製造されているが、従来は、平刺し後の縁布および縁
下紙を折返してから、縁布および縁下紙の長さ方向端部
を畳床のカマチ端部に隅止めするまでの一連の作業を全
て手作業で行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来は、畳床に平刺し
で固定された縁布および縁下紙を平刺しの縫い目に沿っ
て180度折返し、次いで畳床の縁に沿って下方へ約9
0度折曲げ、さらに縁布および縁下紙の長さ方向端部が
畳床のカマチから突出している部分を下方に折曲げて畳
床のカマチ端部に隅止めする一連の作業を手作業で行っ
ていたので、そのための人手を必要としていた。この発
明は、上記平刺し後の縁布および縁下紙の折返しから隅
止めに至る一連の作業中、縁布および縁下紙の長さ方向
端部をカマチに沿って折曲げ、隅止めする作業を機械的
に行うことのできる隅止め装置を提供するものである。
で固定された縁布および縁下紙を平刺しの縫い目に沿っ
て180度折返し、次いで畳床の縁に沿って下方へ約9
0度折曲げ、さらに縁布および縁下紙の長さ方向端部が
畳床のカマチから突出している部分を下方に折曲げて畳
床のカマチ端部に隅止めする一連の作業を手作業で行っ
ていたので、そのための人手を必要としていた。この発
明は、上記平刺し後の縁布および縁下紙の折返しから隅
止めに至る一連の作業中、縁布および縁下紙の長さ方向
端部をカマチに沿って折曲げ、隅止めする作業を機械的
に行うことのできる隅止め装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明に係る畳の隅止
め装置は(図1参照)、畳床支持台の長さ方向端部の幅
方向外側に、上記の畳床支持台に固定された畳床11の
カマチ11aの前側に向かって幅方向に進退し、かつ上
記カマチ11aの面とほぼ平行な平面内で前下がりに傾
斜した傾斜縁部26aを有する縁布押込み具26と、上
記畳床11の縁部に固定されて長さ方向に延びる縁布1
3の端部を挟持してカマチ11aの下方に向かって旋回
することができる縁布チャック30とを設け、上記畳床
11のカマチ端部に対向して隅止め用ステープルタッカ
44を上記カマチ端部に向かって進退自在に設けたこと
を特徴とする。なお、上記の隅止め用ステープルタッカ
44は(図5参照)、畳床11のカマチ端部の下方に該
カマチ端部の下面に対向して昇降自在に設けることがで
きる。
め装置は(図1参照)、畳床支持台の長さ方向端部の幅
方向外側に、上記の畳床支持台に固定された畳床11の
カマチ11aの前側に向かって幅方向に進退し、かつ上
記カマチ11aの面とほぼ平行な平面内で前下がりに傾
斜した傾斜縁部26aを有する縁布押込み具26と、上
記畳床11の縁部に固定されて長さ方向に延びる縁布1
3の端部を挟持してカマチ11aの下方に向かって旋回
することができる縁布チャック30とを設け、上記畳床
11のカマチ端部に対向して隅止め用ステープルタッカ
44を上記カマチ端部に向かって進退自在に設けたこと
を特徴とする。なお、上記の隅止め用ステープルタッカ
44は(図5参照)、畳床11のカマチ端部の下方に該
カマチ端部の下面に対向して昇降自在に設けることがで
きる。
【0005】
【作用】縁布13および縁下紙14が平刺しにより固定
された畳床11において、上記の縁布13および縁下紙
14が平刺しの縫い目15(図6参照)に沿って折返さ
れ、更に畳床11の縁に沿って折曲げられているとき、
この畳床11を畳床支持台上に固定し、縁布チャック3
0(図1参照)を上記の縁布13および縁下紙の端部側
へ前進させ、縁布チャック30を閉じて縁布13の端部
(鎖線13eの部分)を挟持する。しかるのち、上記の
縁布押込み具26を上記畳床11のカマチ端部に向かっ
て前進させると、上記の縁布13および縁下紙の下向き
部分が縁布押込み具26の傾斜縁部26aに接して押し
込まれる。すなわち、図1の鎖線13c、13dで挟ま
れた三角形の部分がカマチ11aに接するように折曲げ
られる。
された畳床11において、上記の縁布13および縁下紙
14が平刺しの縫い目15(図6参照)に沿って折返さ
れ、更に畳床11の縁に沿って折曲げられているとき、
この畳床11を畳床支持台上に固定し、縁布チャック3
0(図1参照)を上記の縁布13および縁下紙の端部側
へ前進させ、縁布チャック30を閉じて縁布13の端部
(鎖線13eの部分)を挟持する。しかるのち、上記の
縁布押込み具26を上記畳床11のカマチ端部に向かっ
て前進させると、上記の縁布13および縁下紙の下向き
部分が縁布押込み具26の傾斜縁部26aに接して押し
込まれる。すなわち、図1の鎖線13c、13dで挟ま
れた三角形の部分がカマチ11aに接するように折曲げ
られる。
【0006】次いで、縁布チャック30をカマチ11a
の下方(矢印P方向)へ旋回して上記の縁布13および
縁下紙をカマチ端部に重ね、上記の縁布押込み具26を
後退させる。しかるのち、隅止め用ステープルタッカ4
4をカマチ11aに向かって前進させ、ステープル46
をカマチ11aに打つことにより、上記の縁布13およ
び縁下紙の端部が隅止めされる。図2は、上記の隅止め
を行った畳床11である。
の下方(矢印P方向)へ旋回して上記の縁布13および
縁下紙をカマチ端部に重ね、上記の縁布押込み具26を
後退させる。しかるのち、隅止め用ステープルタッカ4
4をカマチ11aに向かって前進させ、ステープル46
をカマチ11aに打つことにより、上記の縁布13およ
び縁下紙の端部が隅止めされる。図2は、上記の隅止め
を行った畳床11である。
【0007】隅止め用ステープルタッカ44を畳床11
のカマチ端部下方に設けた場合は(図5参照)、縁布チ
ャック30の刃31、32を畳床11の下面近くまで旋
回させた後、上記のステープルタッカ44を上昇させて
畳床11の隅下面にステープル46を打つことにより、
上記縁布13の突出部分13bが隅止めされる。なお、
図5において、隅止め用ステープルタッカ44を、その
ノズル45の中心線の周りに90度回転し、ステープル
46を畳床11の長さ方向に向けてもよい。
のカマチ端部下方に設けた場合は(図5参照)、縁布チ
ャック30の刃31、32を畳床11の下面近くまで旋
回させた後、上記のステープルタッカ44を上昇させて
畳床11の隅下面にステープル46を打つことにより、
上記縁布13の突出部分13bが隅止めされる。なお、
図5において、隅止め用ステープルタッカ44を、その
ノズル45の中心線の周りに90度回転し、ステープル
46を畳床11の長さ方向に向けてもよい。
【0008】
【実施例】図3において、11は畳床、11aはカマ
チ、12は畳表、13は縁下紙を接着した縁布であり、
この畳床11は、図1におけると同様に縁布13を平刺
しにより畳床11に固定した後、縫い目に沿って180
度折返し、さらに畳床11の縁に沿って下方に約90度
折曲げた状態で畳床支持台(図示されていない)の上に
水平に固定されている。
チ、12は畳表、13は縁下紙を接着した縁布であり、
この畳床11は、図1におけると同様に縁布13を平刺
しにより畳床11に固定した後、縫い目に沿って180
度折返し、さらに畳床11の縁に沿って下方に約90度
折曲げた状態で畳床支持台(図示されていない)の上に
水平に固定されている。
【0009】上記畳床11のカマチ11aを幅方向に延
長した方向(図3の右方)に位置するフレーム20上に
L字形のシリンダ支持台21が固定され、このシリンダ
支持台21の上端に接続された水平台22上に押込み用
エアシリンダ23が幅方向に固定され、その畳床支持台
側に突出するピストンロッド24に下向きの押込みアー
ム25を介して縁布押込み具26が取付けられる。この
縁布押込み具26は、カマチ11aの面とほぼ平行な板
状のものであり、その前縁(カマチ側の縁)が前下がり
に45度傾斜する傾斜縁部26aを形成し、上記ピスト
ンロッド24の突出時に傾斜縁部26aが縁布13の突
出部13b(図1参照)の基部に接して鎖線13c、1
3dに挟まれた三角形の部分を幅方向に押込むものであ
る。ただし、上記の縁布押込み具26は、細い棒を屈曲
したものでもよい。
長した方向(図3の右方)に位置するフレーム20上に
L字形のシリンダ支持台21が固定され、このシリンダ
支持台21の上端に接続された水平台22上に押込み用
エアシリンダ23が幅方向に固定され、その畳床支持台
側に突出するピストンロッド24に下向きの押込みアー
ム25を介して縁布押込み具26が取付けられる。この
縁布押込み具26は、カマチ11aの面とほぼ平行な板
状のものであり、その前縁(カマチ側の縁)が前下がり
に45度傾斜する傾斜縁部26aを形成し、上記ピスト
ンロッド24の突出時に傾斜縁部26aが縁布13の突
出部13b(図1参照)の基部に接して鎖線13c、1
3dに挟まれた三角形の部分を幅方向に押込むものであ
る。ただし、上記の縁布押込み具26は、細い棒を屈曲
したものでもよい。
【0010】上記シリンダ支持台21の垂直部21aに
は、チャック用エアシリンダ27が固定される。このチ
ャック用エアシリンダ27は、旋回部27aと摺動部2
7bとからなり、畳床支持台側に突出するピストンロッ
ド28を水平に進退させると共に、該ピストンロッド2
8を中心線の回りに90度回転させるものであり、上記
畳床11のカマチ11aの上縁の延長線上にピストンロ
ッド28が位置するように設けられる。そして、上記ピ
ストンロッド28の先端にL字アーム29を介して縁布
チャック30が固定される。この縁布チャック30は、
水平方向の固定刃31および空気作動の可動刃32とを
有し、上記旋回部27aの作動により、ピストンロッド
28に対して紙面手前側の実線位置と下方の鎖線位置と
の間の約90度の範囲を旋回する。
は、チャック用エアシリンダ27が固定される。このチ
ャック用エアシリンダ27は、旋回部27aと摺動部2
7bとからなり、畳床支持台側に突出するピストンロッ
ド28を水平に進退させると共に、該ピストンロッド2
8を中心線の回りに90度回転させるものであり、上記
畳床11のカマチ11aの上縁の延長線上にピストンロ
ッド28が位置するように設けられる。そして、上記ピ
ストンロッド28の先端にL字アーム29を介して縁布
チャック30が固定される。この縁布チャック30は、
水平方向の固定刃31および空気作動の可動刃32とを
有し、上記旋回部27aの作動により、ピストンロッド
28に対して紙面手前側の実線位置と下方の鎖線位置と
の間の約90度の範囲を旋回する。
【0011】一方、畳床支持台の前方下部に畳床11の
長さ方向に進退する摺動ベース(図示されていない)が
設けられ、この摺動ベース上に立設された縦フレーム4
0(図4参照)にタッカ昇降用ガイドレール41が固定
され、このタッカ昇降用ガイドレール41に摺動ブロッ
ク42を介して昇降台43が昇降自在に取付けられ、こ
の昇降台43に隅止め用ステープルタッカ44が、その
ノズル45を上記畳床11のカマチ11aの端部に向け
て固定される。なお、上記の昇降台43は、昇降用エア
シリンダ(図示されていない)に接続され、その駆動に
より所定の高さを昇降する。
長さ方向に進退する摺動ベース(図示されていない)が
設けられ、この摺動ベース上に立設された縦フレーム4
0(図4参照)にタッカ昇降用ガイドレール41が固定
され、このタッカ昇降用ガイドレール41に摺動ブロッ
ク42を介して昇降台43が昇降自在に取付けられ、こ
の昇降台43に隅止め用ステープルタッカ44が、その
ノズル45を上記畳床11のカマチ11aの端部に向け
て固定される。なお、上記の昇降台43は、昇降用エア
シリンダ(図示されていない)に接続され、その駆動に
より所定の高さを昇降する。
【0012】上記の構造において、平刺しにより縁布1
3を取付け、更に縁布13を折返した畳床11を畳床支
持台上に固定する。このとき、シリンダ支持台21上の
チャック用エアシリンダ27のピストンロッド28は引
込められ、かつL字アーム29は水平位置にあって、縁
布チャック30が待機位置に後退している。そして、上
記のように畳床11が固定された後、チャック用エアシ
リンダ27の摺動部27bの作動によりピストンロッド
28を突出させると、縁布チャック30が前進して固定
刃31が縁布13の端部13e(図1参照)の水平部上
に乗り、次いで可動刃32を閉じることにより、縁布1
3の端部13eが固定刃31と可動刃32で挟持され
(図4の鎖線31、32参照)、縁布13の端部13e
の水平部に垂直部が重ねられる。
3を取付け、更に縁布13を折返した畳床11を畳床支
持台上に固定する。このとき、シリンダ支持台21上の
チャック用エアシリンダ27のピストンロッド28は引
込められ、かつL字アーム29は水平位置にあって、縁
布チャック30が待機位置に後退している。そして、上
記のように畳床11が固定された後、チャック用エアシ
リンダ27の摺動部27bの作動によりピストンロッド
28を突出させると、縁布チャック30が前進して固定
刃31が縁布13の端部13e(図1参照)の水平部上
に乗り、次いで可動刃32を閉じることにより、縁布1
3の端部13eが固定刃31と可動刃32で挟持され
(図4の鎖線31、32参照)、縁布13の端部13e
の水平部に垂直部が重ねられる。
【0013】次いで、シリンダ支持台21(図3参照)
上の押込み用エアシリンダ23を駆動してピストンロッ
ド24を突出させると、縁布押込み具26が前進し、縁
布13の突出部13b(図1参照)の下側部分が縁布押
込み具26の傾斜縁部26aによってカマチ11a側に
押込まれる。しかるのち、チャック用エアシリンダ27
の旋回部27a(図3参照)を作動させ、ピストンロッ
ド28を矢印R方向に90度回転させると、縁布チャッ
ク30の固定刃31および可動刃32が矢印P方向(図
1および図4参照)に90度旋回して上記の縁布13が
カマチ端部に重ねられる。
上の押込み用エアシリンダ23を駆動してピストンロッ
ド24を突出させると、縁布押込み具26が前進し、縁
布13の突出部13b(図1参照)の下側部分が縁布押
込み具26の傾斜縁部26aによってカマチ11a側に
押込まれる。しかるのち、チャック用エアシリンダ27
の旋回部27a(図3参照)を作動させ、ピストンロッ
ド28を矢印R方向に90度回転させると、縁布チャッ
ク30の固定刃31および可動刃32が矢印P方向(図
1および図4参照)に90度旋回して上記の縁布13が
カマチ端部に重ねられる。
【0014】次いで、押込み用エアシリンダ23を再駆
動して縁布押込み具26を後退させた後、ステープルタ
ッカ用の縦フレーム40(図4参照)を畳床11側に前
進させて隅止め用ステープルタッカ44のノズル45を
畳床11のカマチ端部に近接させ、隅止め用ステープル
タッカ44を駆動すると、ステープル46がカマチ11
aに打込まれる。そして、上記縦フレーム40上の昇降
用エアシリンダを駆動し、昇降台43を介して隅止め用
ステープルタッカ44を若干下降させ、再び隅止め用ス
テープルタッカ44を駆動することにより、最初のステ
ープル46の下に2個目のステープル46が打たれる。
動して縁布押込み具26を後退させた後、ステープルタ
ッカ用の縦フレーム40(図4参照)を畳床11側に前
進させて隅止め用ステープルタッカ44のノズル45を
畳床11のカマチ端部に近接させ、隅止め用ステープル
タッカ44を駆動すると、ステープル46がカマチ11
aに打込まれる。そして、上記縦フレーム40上の昇降
用エアシリンダを駆動し、昇降台43を介して隅止め用
ステープルタッカ44を若干下降させ、再び隅止め用ス
テープルタッカ44を駆動することにより、最初のステ
ープル46の下に2個目のステープル46が打たれる。
【0015】図5に示す実施例では、上記の隅止め用ス
テープルタッカ44が畳床11の隅部下方にノズル45
を上に向けて、かつ昇降自在に設置される。そして、チ
ャック用エアシリンダ27によるピストンロッド28の
回転角度は、その回転により縁布チャック30が畳床1
1の下面付近に達するように、旋回中心の位置に応じて
設定され、縁布チャック30の旋回後、隅止め用ステー
プルタッカ44を上昇させ、しかるのち隅止め用ステー
プルタッカ44を駆動することによりステープル46が
打たれる。なお、図示の例では、縁布チャック30の旋
回中心が畳床11の上方の点Qに設けられ、その旋回角
度がほぼ90度に設定されている。また、カマチ11a
の上縁に第1旋回中心を、下縁に第2旋回中心をそれぞ
れ設け、最初に第1旋回中心の回りに約90度旋回さ
せ、次いで第2旋回中心の回りに約90度旋回させるよ
うにしてもよい。
テープルタッカ44が畳床11の隅部下方にノズル45
を上に向けて、かつ昇降自在に設置される。そして、チ
ャック用エアシリンダ27によるピストンロッド28の
回転角度は、その回転により縁布チャック30が畳床1
1の下面付近に達するように、旋回中心の位置に応じて
設定され、縁布チャック30の旋回後、隅止め用ステー
プルタッカ44を上昇させ、しかるのち隅止め用ステー
プルタッカ44を駆動することによりステープル46が
打たれる。なお、図示の例では、縁布チャック30の旋
回中心が畳床11の上方の点Qに設けられ、その旋回角
度がほぼ90度に設定されている。また、カマチ11a
の上縁に第1旋回中心を、下縁に第2旋回中心をそれぞ
れ設け、最初に第1旋回中心の回りに約90度旋回さ
せ、次いで第2旋回中心の回りに約90度旋回させるよ
うにしてもよい。
【0016】
【発明の効果】上記のとおり、この発明は、水平に支持
された畳床のカマチ面の幅方向外側に縁布押込み具およ
び縁布チャックを設け、上記カマチの端部に対向して隅
止め用ステープルタッカを設けたものであるから、 縁
布および縁下紙が平刺しにより畳床に固定され、上記の
縁布等が平刺しの縫い目に沿って折返され、更に畳床の
縁に沿って折曲げられている畳床を支持台上に水平に支
持し、上記の縁布チャックを上記縁布等の端部側へ前進
させて縁布チャックを閉じ、しかるのち縁布押込み具を
畳床のカマチ端部に向かって前進させ、次いで縁布チャ
ックをカマチの下方へ旋回し、さらに縁布押込み具を後
退させた後、隅止め用ステープルタッカをカマチに向か
って前進させ、このステープルタッカを駆動することに
より、ステープルをカマチに打って隅止めすることがで
き、従来の隅止めに要した人手が省略される。
された畳床のカマチ面の幅方向外側に縁布押込み具およ
び縁布チャックを設け、上記カマチの端部に対向して隅
止め用ステープルタッカを設けたものであるから、 縁
布および縁下紙が平刺しにより畳床に固定され、上記の
縁布等が平刺しの縫い目に沿って折返され、更に畳床の
縁に沿って折曲げられている畳床を支持台上に水平に支
持し、上記の縁布チャックを上記縁布等の端部側へ前進
させて縁布チャックを閉じ、しかるのち縁布押込み具を
畳床のカマチ端部に向かって前進させ、次いで縁布チャ
ックをカマチの下方へ旋回し、さらに縁布押込み具を後
退させた後、隅止め用ステープルタッカをカマチに向か
って前進させ、このステープルタッカを駆動することに
より、ステープルをカマチに打って隅止めすることがで
き、従来の隅止めに要した人手が省略される。
【0017】請求項2に記載の発明は、上記のステープ
ルを畳床の隅部下面に打つことができるので、請求項1
に記載の発明と同様に隅止めを自動的に行うことができ
ると共に、畳床に打った後のステープルが浮いたり、隣
接する畳に打たれているステープルが干渉したりするこ
とがない。
ルを畳床の隅部下面に打つことができるので、請求項1
に記載の発明と同様に隅止めを自動的に行うことができ
ると共に、畳床に打った後のステープルが浮いたり、隣
接する畳に打たれているステープルが干渉したりするこ
とがない。
【図1】実施例の要部の斜視図である。
【図2】隅止めした畳床の側面図である。
【図3】実施例の一部破断正面図である。
【図4】ステープルタッカの側面図である。
【図5】他の実施例の側面図である。
【図6】平刺しされた畳の隅部の斜視図である。
【符号の説明】 11:畳床、11a:カマチ、12:畳表、13:縁
布、21:シリンダ支持台、23:押込み用エアシリン
ダ、26:縁布押込み具、26a:傾斜縁部、27:チ
ャック用エアシリンダ、27a:旋回部、27b:摺動
部、29:L字アーム、30:縁布チャック、31:固
定刃、32:可動刃、43:昇降台、44:隅止め用ス
テープルタッカ、46:ステープル。
布、21:シリンダ支持台、23:押込み用エアシリン
ダ、26:縁布押込み具、26a:傾斜縁部、27:チ
ャック用エアシリンダ、27a:旋回部、27b:摺動
部、29:L字アーム、30:縁布チャック、31:固
定刃、32:可動刃、43:昇降台、44:隅止め用ス
テープルタッカ、46:ステープル。
Claims (2)
- 【請求項1】 畳床支持台の長さ方向端部の幅方向外側
に、上記の畳床支持台に固定された畳床のカマチの前側
に向かって幅方向に進退し、かつ上記カマチの面とほぼ
平行な平面内で前下がりに傾斜した傾斜縁部を有する縁
布押込み具と、上記畳床の縁部に固定されて長さ方向に
延びる縁布の端部を挟持してカマチの下方に向かって旋
回することができる縁布チャックとを設け、上記畳床の
カマチ端部に対向して隅止め用ステープルタッカを上記
カマチ端部に向かって進退自在に設けたことを特徴とす
る畳の隅止め装置。 - 【請求項2】 畳床支持台の長さ方向端部の幅方向外側
に、上記の畳床支持台に固定された畳床のカマチの前側
に向かって幅方向に進退し、かつ上記カマチの面とほぼ
平行な平面内で前下がりに傾斜した傾斜縁部を有する縁
布押込み具と、上記畳床の縁部に固定されて長さ方向に
延びる縁布の端部を挟持してカマチの下方に向かって旋
回することができる縁布チャックとを設け、上記畳床の
カマチ端部の下方に該カマチ端部の下面に対向する隅止
め用ステープルタッカを昇降自在に設けたことを特徴と
する畳の隅止め装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27535892A JP2608011B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-09-18 | 畳の隅止め装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14350592 | 1992-05-08 | ||
JP4-143505 | 1992-05-08 | ||
JP27535892A JP2608011B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-09-18 | 畳の隅止め装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0617522A JPH0617522A (ja) | 1994-01-25 |
JP2608011B2 true JP2608011B2 (ja) | 1997-05-07 |
Family
ID=26475211
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27535892A Expired - Fee Related JP2608011B2 (ja) | 1992-05-08 | 1992-09-18 | 畳の隅止め装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2608011B2 (ja) |
-
1992
- 1992-09-18 JP JP27535892A patent/JP2608011B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0617522A (ja) | 1994-01-25 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |