JP2686619B2 - 被記録材及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

被記録材及びそれを用いた記録方法

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はインクジェット記録方法に好適に用いられる
被記録材に関し、特に水系インクの吸収性や発色性に優
れ、得られる記録画像の鮮明性に優れた被記録材に関す
る。
更に本発明は画像の室内変色等が少なく保存性に優れ
た記録画像を提供する被記録材と上記の記録画像を提供
する記録方法に関する。
(従来の技術) 従来、インクジェット用の被記録材としては、 (1)パルプを主成分とした一般の紙を低サイズ度とな
る様に抄紙して、濾紙や吸取紙の様にしたもの、 (2)特開昭56−148585号公報にある様に、基材上にシ
リカやゼオライトの様な多孔質で吸油量が大きくインク
中の着色成分を吸着する顔料を用いて塗工層を設けたも
の、 (3)基紙として低サイズ度の紙を用いてその上に上記
(2)の様な多孔質顔料を用いた塗工層を設けたもの等
が知られている。
上記被記録材(1)は低コストであり、又、インク吸
収性は優れるものの、インクが紙の繊維層に深く浸み込
んでしまうためインク中の色剤の発色性が悪く、又、イ
ンクが紙表面の繊維に沿って吸収されるためフェザリン
グと呼ばれる現象が生じてドットが円形にならずギザギ
ザになる現象や解像度の低下をきたし、良質な画像が得
られないという欠点があった。
このため、専らこの様なノンコートタイプの紙は、モ
ノクロ記録やパソコンの端末等の比較的解像度が低く高
濃度の画像を必ずしも必要としない用途に用いられてき
た。
上記被記録材(2)では、インク吸収層が多孔質で均
一になっているため、適度なインク吸収性とドット形状
や解像度に優れたものが得られる。
しかしながら、より高品位で高解像度のカラー画像を
必要とする記録方式において使用される被記録材の場合
には、更に重ねて、 (1)多色のインク滴が同じスポットに重ねて付着して
もドットが流れ出さず且つ必要以上に拡がらない様なイ
ンク吸収容量を持つこと、 (2)付着したインク滴が直後にこすられても滲まない
様なインク吸収速度及びインク定着性を有すること、 (3)インク吸収層に受容されたインク中の記録剤の発
色性が優れていること、 (4)付着したインクドットの周辺が滑らかであり、形
状が真円に近いこと、 等が要求される外、得られた記録画像の耐水性や耐光性
等の保存性も必要とされる。
この様な紙では従来は、インク吸収層の塗工量を増や
し、インク吸収層の空隙容量を大きくすることで対応し
てきたが、塗工層が厚くなるに従い被記録材が記録装置
中の搬送系等との接触時に塗工層が基紙より剥れる、い
わゆる粉落ちの問題が発生する。このような紙粉は装置
内部を汚すだけでなく、インクジェットヘッドのノズル
詰りを起こし易くなる。
更に製造工程上、多量の塗工液を急激に乾燥しなけれ
ばならないため、塗工液中のバインダーがマイグレーシ
ョンを起こし、塗工層の強度の低下やインク吸収性の低
下が激しく起こる。乾燥条件を緩やかにしたり、例え
ば、塗工回数を数回に分けて行うことによりこのような
問題は幾分は解決されるが、この場合には製造コストが
高くなるという問題もある。
又、被記録材(3)では、基紙としてサイズ度の低い
紙を用いて比較的薄い多孔質のインク吸収層を設けるた
め、優れたインク吸収性を持つ被記録材が得られる。例
えば、特開昭59−185690号公報には、サイズ度4秒以下
の基紙上に特定の物性を有するシリカを含む塗工層を有
する被記録材が例示されている。
(発明が解決しようとしている問題点) しかしながら、このような被記録材においても、 (1)多量のインクが基紙に深く浸透するため、印字濃
度が低くなること、 (2)インク吸収層が薄く殆どインクを保持できないた
め、基紙にインクが吸収される際、前記被記録材(1)
で挙げたようなドット形状が悪くなったり、付着インク
滴が滲みすぎたりすることによる解像度及び印字品位の
低下、 (3)塗工時に塗工中のバインダーが低サイズ原紙に吸
収され、その結果、塗工層が薄いにも係わらず表面に粉
落ちを生じること、 等の問題点を有している。
そのうえ最近になって、記録画像の室内変色という画
像の保存性に関する新たな問題がクローズアップされて
きた。室内変色の問題も染料の分解により生じる問題と
考えられているが、従来知られた被記録材ではこれの問
題は解決されない。
従来、問題とされてきた画像の褪色は、可視光や紫外
光により記録画像内の染料が分解して生じる現象で、直
射日光の当らない部分では発生しないものと考えられて
いた。又、日光の当るところでは、いわゆる一般のPPC
用紙や前記(1)乃至(3)のどのタイプの被記録材に
記録した画像にも褪色が起こり、被記録材がポリカチオ
ン物質を含有する場合には更に褪色が促進されることが
知られている。
一方、本発明で言う室内変色は、直射日光が当らなく
ても進行し、一般紙やノンコート紙に記録した画像には
起こらず、コート紙において生じる変色である。
尚、ここで言う褪色とは印字物の彩度が低下する現象
を言い、変色とはむしろ彩度は低下せず色相の変化を主
体とする現象を言う。
以上の様に本発明で言う室内変色の問題は、インク吸
収層を有するコート紙特有の現象であるがその明確な原
因も対策も未だ知られていない。
更にこの様なコート紙では、未印字のコート紙をポリ
プロピレンやポリエチレン製のバインダーに入れて1乃
至数カ月間保存した際に、紙の周囲が黄変したり、粘着
テープ或はプリンターのゴムローラー等に接触させる
と、接触部分の周りが黄色く着色することが解り問題と
なっている。
この様な黄変の問題も室内変色の問題と同様にノンコ
ート紙には発生しないコート紙特有の問題であり、未だ
解決手段の発見できない問題である。
そこで、本発明の目的は上述の如き問題点を解決し、
例え塗工層が薄くても速やかなインク吸収性を有し、と
りわけドット形状に優れ且つ好適なインク滴の滲み率を
有し、高精細で鮮明な画像を形成するのに適した被記録
材及び記録方法を提供することである。
本発明の別の目的は、粉落ちが少なく比較的低コスト
で製造できる高精細画像用の被記録材及びそれを用いる
記録方法を提供することである。
更に本発明の別の目的は、記録画像の保存性、特に室
内変色による劣化の少ない記録画像を与える被記録材及
びこの様な画像を形成する記録方法を提供することであ
る。
更に本発明の別の目的は、耐汚染性に優れ、特にファ
イル、バインダー等での保存時に黄変等を生じない被記
録材を提供することにある。
上記及びその他の本発明の目的は以下の本発明によっ
て達成される。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本発明は、JIS−P−8128による灰分量が
2乃至15%である基材と該基材上に設けた多孔性インク
吸収層とを有する被記録材において、ステキヒトサイズ
度が1乃至15秒であり、そのインク吸収層が、BET比表
面積が5乃至100m2/gの範囲にある顔料とカチオン性物
質とを含有し、0.5乃至8g/m2の範囲の塗工量で設けられ
ていることを特徴とする被記録材、及び該被記録材上に
酸性染料及び/又は直接染料を含有するインクを付着さ
せて記録を行うインクジェット記録方法である。
(作用) 本発明者らは室内変色がノンコート紙には発生せず、
コート紙のみに発生する現象であることから、インク吸
収層となるコート層を形成する顔料と室内変色の関係に
ついて検討した結果、インク吸収層、特に染料を捕捉す
る記録面を形成する顔料として特定の顔料を用いた場合
に室内変色の問題が生じにくいことを知見した。
更に本発明者らは水性インクを用いて記録するための
一般的な被記録材及びインクジェット記録用の被記録材
として、前記従来技術の欠点を解決した被記録材を得る
べく鋭意研究の結果、上記の被記録材が例え塗工層が薄
くとも高インク吸収性、優れた色彩性及び高い画像濃度
を与え且つ付着したインク滴が滲み過ぎず、適度な滲み
率及びドット形状を有し、高精細且つ高品位な画像を提
供するのに適した被記録材であることを知見し、本発明
に至った。
(好ましい実施態様) 次に好ましい実施態様を挙げて本発明を更に詳しく説
明する。
本発明の被記録材の第1の特徴は、JIS−P−8128に
よる灰分量が2乃至15%である基紙上に多孔性のインク
吸収層を設けた被記録材において、該被記録材のステキ
ヒトサイズ度を1乃至15秒の範囲に調整したことであ
り、更に第2の特徴は、上記被記録材のインク吸収層
が、BET比表面積が5乃至100m2/gの範囲にある顔料とカ
チオン性物質とを含有し、0.5乃至8g/m2の範囲の塗工量
で設けられていることである。
本発明において、被記録材のサイズ度は1乃至15秒の
範囲であることが必要である。1秒未満の場合にはイン
ク滴の被記録材への漏れや浸透が良過ぎる為に付着した
インク滴の拡がり過ぎやODの低下がおこる。逆に15秒を
越えた場合には、インクの吸収の大半を塗工層に頼るこ
とになり、インク吸収性が不足する。
被記録材自体のサイズ度は、使用する基紙のサイズ度
と形成される塗工層によって決まる値である。従って、
本発明に於いて基紙のサイズ度は被記録材のサイズ度を
上記の範囲に設定させるものである限り、特に限定され
るものではない。
本発明で使用する基紙のサイズ度は特に限定されない
が、好適には基紙のサイズ度は4乃至15秒の範囲が好ま
しい。特に基紙のサイズ度が4秒に満たない場合には塗
工時に塗工液中のバインダーの基紙への吸収が著しく、
塗工層表面での粉落ちが生じて好ましくない。尚、ここ
で云う基紙のサイズ度とは、抄紙時の内添サイズ剤の添
加量により調整される値であり、表面サイズは塗工層も
含むものとする。
本発明に用いられる基紙は繊維状物質からなり、この
繊維物質としては特に限定されず、従来公知のLBKPやNB
KPに代表される木材パルプを主体とするが、必要により
合成繊維やガラス繊維を混合してもよい。
本発明に用いる基紙の填料の具体例としては、一般的
に用いられるクレー、タルク、カオリナイト、酸化チタ
ン、炭酸カルシウム等であり、特に本発明に於いてはこ
れらの填料をJIS−P−8128による灰分量の換算で、2
乃至15%、より好ましくは4乃至10%の範囲で含有す
る。
又、本発明者等の知見によれば、特に被記録材に付着
したインク滴の滲みやドット形状はこのタイプの紙では
基紙の灰分含有量に大きく影響され、灰分が2%に満た
ない場合には付着したインク滴で基紙表面の繊維方向に
沿って大きく滲み、ドット形状が悪く、且つインク滴の
滲みが必要以上に大きくなってしまう。又、逆に15%を
超える場合には、被記録材自体にコシがなくなってしま
う他に基紙からの粉落ちを生じてしまう為好ましくな
い。更に上記填料のうち、炭酸カルシウムは特にドット
形状と発色性が良好となる為に好ましい。
本発明で使用する基紙は上記の材料と従来公知の抄紙
助剤、サイズ剤、歩留り向上剤、紙力増強剤等を必要に
応じて使用して抄造される。
尚、色材の発色性、記録画像の保存性等の面から、抄
紙方法は硫酸バンドを用いる酸性抄紙法によるよりも中
性抄紙法が好ましい。特に填料として炭酸カルシウムを
用いた場合には、硫酸バンドと併用出来ない為中性抄紙
法に限られる。
更に、本発明では基紙の表面の強度、平滑度、耐水性
等を強化する目的で澱粉、酸化澱粉、ポリビニルアルコ
ール等従来公知の表面サイズ剤を用いて表面サイズプレ
スを行ってもよい。
本発明の被記録材の第2の特徴は、そのインク吸収層
が、BET比表面積が5乃至100m2/gの範囲にある顔料とカ
チオン性物質とを含有し、0.5乃至8g/m2の範囲の塗工量
で設けられていることである。本発明者らは、室内変色
がノンコート紙には発生せず、コート紙のみに発生する
現象であることから、コート層を形成する顔料と室内変
色の関係について検討した結果、コート層特に染料を捕
捉する記録面を形成する顔料として特定の顔料を用いた
場合に室内変色が生じにくいことを知見して本発明に至
った。
尚、本発明の被記録材の記録面はインク吸収層の塗工
量が少ないため、BET比表面積が5乃至100m2/gの範囲の
顔料とカチオン性物質を含んでいる部分と、繊維状物質
が混在してもかまわない。
本発明者らの知見によれば、コート紙に形成した画像
の室内変色は染料の酸化分解であり、染料が被記録材の
表面で、例えば、特開昭59−185690号公報にある様に、
サイロイド(商品名、富士デヴィソン製)に代表される
様な比表面積の高いシリカ(顔料)に捕捉された場合に
は、染料分子と空気との接触面積が大きくなる他、高比
表面積のシリカは強い表面活性を有しており、この表面
活性が染料の分解に際し触媒作用を示し、室内変色を更
に促進するものと思われる。
従って、本発明においては、比表面積5乃至100m2/g
の範囲の顔料を使用することが必須であり、より好まし
くは比表面積5乃至100m2/gの範囲の含硅素系顔料、更
に好ましくは合成シリカを使用する。顔料として含硅素
系の顔料を用いた方が染料の発色性やインク吸収性に優
れるため好ましい。
従来は例えば特開昭59−185690号公報にある様に、染
料の発色性を向上させるためインクジェットコート紙用
の顔料としては、比表面積200m2/g以上の高い比表面積
を有するシリカを用いてきたが、特に上記のシリカを記
録面に有するコート紙は室内変色が著しい問題があり、
本発明は比表面積5乃至100m2/gの範囲の顔料を用いた
場合の優れた室内変色の抑制力を保持しながら、これら
の顔料を用いた場合の色剤発色性の低下を改善するもの
である。このためより十分な室内変色の抑制力を与える
ために、本発明に好適な顔料はBET比表面積5乃至100m2
/g、より好ましいものは5乃至50m2/gの顔料である。
本発明の別の特徴は上記の如き5乃至100m2/gの範囲
の比表面積を有する顔料、より好ましくは5乃至100m2/
gの範囲の比表面積を有する合成シリカとカチオン性物
質を併用することである。すなわち上記の様な比表面積
の低い顔料は、従来、インクジェット用紙に用いられて
きた高い比表面積を有するシリカと比較して染料吸着性
の面で劣るため、付着したインク滴中の染料の一部は表
層で捕捉されず、インク吸収層の内部に浸み込んでしま
い、画像濃度が不十分となる欠点を有していた。本発明
においては記録面に上記顔料とともに、カチオン性の物
質を併用することにより染料分子中の酸性基を吸着さ
せ、染料をより被記録材表層に、より多く捕捉して優れ
た画像濃度を得ようとするものである。
尚、ここで云うカチオン性とは、使用されるインク中
の酸性及び又は直接染料分子の有するスルホン基やカル
ボキシル基等の酸性の官能基と結合を形成し得る塩基性
の性状を有するものである。
以下に本発明の好ましい態様の具体例を挙げ、更に本
発明を詳しく説明する。
本発明の最も好ましい実施態様は、前記の記録面が前
記の顔料とカチオン性物質としてカチオン性のバインダ
ーを含んでなる被記録材である。
ここで云うカチオン性のバインダーとしては、従来公
知のバインダーである澱粉、ゼラチン、カゼイン、アラ
ビアゴム、アルギン酸ソーダ、カルボキシメチルセルロ
ース、ヒドロキシエチルセルロース等のセルロース誘導
体、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポ
リアクリル酸ソーダその他のアクリル系樹脂等の水溶性
高分子;SBRラテックス、MBRラテックス、酢ビエマルジ
ョン、アクリル型エマルジョン等の水分散型高分子等を
カチオン化したものが挙げられる。
上記カチオン性バインダーの有するカチオン性の官能
基としては、例えば、1乃至3級アミノ基や第4級アン
モニウム塩基、ピリジン基、ピリジニウム基、イミダゾ
ール基、イミダゾリニウム基、スルホニウム基、ホスホ
ニウム基等が挙げられる。
前記の如き通常のバンンダーをカチオン化する方法と
しては、例えば、バインダー製造時モノマーを(共)重
合する際に、 ビニロキシエチルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、 2,3−ジメチル−1−ビニルイミダゾリニウムクロラ
イド、 トリメチル−(3−アクリルアミド−3,3−ジメチル
プロピル)アンモニウムクロライド、 トリメチル−(3メタクリルアミドプロピル)アンモ
ニウムクロライド、 N−(1,1−ジメチル−3−ジメチルアミノプロピ
ル)アクリルアミド、 N−(3−ジメチルアミノプロピル)メタクリルアミ
ド、 トリメチル−(3−アクリルアミド)アンモニウムク
ロライド、 1−ビニル−2−メチル(又はエチル、フェニル)イ
ミダゾール、 1−ビニル−2,4,5−トリメチルイミダゾール、 N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリレー
ト、 N,N−ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、 N,N−ジメチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド、 N,N−ジエチルアミノプロピル(メタ)アクリルアミ
ド等の如く4級アンモニウム塩(或いはそれらの前駆
体、すなわち、1乃至3級アミノ基)を含有するビニル
モノマー、 o−、m−又はp−アミノスチレン又はこれらのモノ
アルキル、ジアルキル誘導体或いはそれらの第4級アン
モニウム塩、 o−、m−又はp−ビニルベンジルアミン又はこれの
モノアルキル、ジアルキル誘導体或いはそれらの第4級
アンモニウム塩、 N−(ビニルベンジル)ピロリドン、 N−(ビニルベンジル)ピペリジン、 N−ビニルピロリドン、 α−又はβ−ビニルピリジン或いはそれらの第4級ア
ンモニウム塩、 α−又はβ−ピペリジン或いはそれらの第4級アンモ
ニウム塩、 2−又は4−ビニルキノリン或いはそれらの第4級ア
ンモニウム塩等その他の含窒素複素環ビニル化合物或い
はそれらのニトロ誘導体の如く容易にカチオン性の基に
変え得るビニルモノマーと共重合する方法が挙げられ
る。
この様なカチオン性ポリマーの具体例としては、酢酸
ビニルとこれらのモノマーとを共重合した後に鹸化して
得られるカチオン性ポリビニルアルコールや4級化ポリ
ビニルピロリドン、カチオン性SBRラテックス、カチオ
ン性ポリアクリルアミド等が知られている。
又、別の方法として上記のポリマー中の水酸基等を利
用し、これらの官能基と反応し得る基と前記のカチオン
性の官能基とを有する化合物、 例えば、グリシジルトリメチルアンモニウムクロライ
ド、2,3−グリシジルプロピルトリメチルアンモニウム
クロライド、トリグリシジルイソシアヌレート等を用い
る方法、又、上記化合物の官能基を前述のアミン等で置
換する方法等も挙げられる。
この様なカチオン性ポリマーとしては、カチオン化ヒ
ドロキシエチルセルロース、カチオン性ポリアクリルア
ミド、カチオン化澱粉等が知られている。
本発明の一実施態様では、上記の様なカチオン性バイ
ンダーの一種以上を用いて記録面を構成するものである
が、勿論これらのカチオン性バインダーは従来公知の非
カチオン性ポリマーと併用してもよい。
以上の様なカチオン性バインダーの分子量は、好まし
くは1,000以上、より好ましくは5,000以上、更に好まし
くは10,000以上である。分子量1,000未満のポリマーを
用いた場合には、インク吸収層の塗層強度が低下し粉落
ちが生じる。
又、本発明では上記の様なカチオン性バインダーに代
えて又は加えて、従来知られているカチオン性の耐水化
剤、カチオン性の界面活性剤、カチオン性のオリゴマー
等の低分子量のものもカチオン性物質として使用可能で
あるが、これらの低分子量のカチオン性物質は結着力が
低いので多量に使用すると粉落ちの問題を発生する恐れ
があるために好ましくない。但しこれらのカチオン性物
質を架橋剤として或いは他の架橋剤を用いて架橋化して
用いる場合にはこの限りではない。
本発明において、これらのカチオン性物質は顔料との
重量比で3/50以上、好ましくは3/20以上、より好ましく
は1/4以上の割合で用いられる。使用量が3/50未満であ
っては用いない場合と比較してさしたる効果がない。
以上に本発明を実現するための好ましい一例を挙げた
が、勿論、本発明は上記の態様に限定されるわけではな
く、カチオン性物質としてカチオン性の顔料等を用いて
もよい。この場合には従来公知のバインダーが使用され
る。
その場合、インク吸収層を構成するために使用する顔
料とバインダーの好適な使用割合は1/3乃至5/1、より好
適には1/2乃至3/1の割合であり、インク吸収層が多孔質
となる範囲である。1/3よりバインダー量が多いと多孔
性が低下してインク吸収性が低下し、一方、5/1より前
記顔料が多いとインク吸収層の粉落ちが激しくなる。
本発明においては記録面を形成する層には、本発明の
目的を妨げない範囲で従来公知の顔料を併用することが
できる。これらの顔料としてはクレー、タルク、カオリ
ナイト、酸化チタン、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カ
ルシウムの他、微粉硅酸、合成硅酸塩等が挙げられる。
これらの顔料の好適な(平均)粒子径は、0.001乃至1
5μm、より好ましくは0.5乃至10μm、より好適には1
乃至5μmである。粒径が大きすぎると付着したインク
滴が星形に滲み、ドット形状が悪く、記録面が不均一と
なるためザラツキ感のある画像となる。粒径が小さい場
合には、良好な塗層強度を得るために多量のバインダー
量を必要とするためインク吸収性の低下をきたす。
この様にして得られる本発明の被記録材は、特にイン
ク吸収性と画像濃度に優れ、高精細な画像を提供するの
に適して被記録材である。
以上の様な材料を用いて構成される本発明の被記録材
はコート紙特有の室内変色の問題が発生せず、更に優れ
たインク吸収性及び画像濃度を提供し得るものである。
更にこの様な本発明の被記録材はポリプロピレン、ポ
リエチレン製等のファイルやバインダー中に1ケ月乃至
数ケ月間保存しても、従来のコート紙に見られる様な白
地部分の着色(黄変)が生じないことが確認された。
これは本発明者の想像するところであるが、コート紙
がこの様に黄色く着色する原因はポリプロピレンやポリ
エチレン等に含まれる酸化防止剤が、インク吸収層を形
成するシリカ等の多孔性顔料に吸着され、コート紙上で
酸化されるため、インク吸収層が黄色く着色するものと
考えられる。ポリプロピレンやポリエチレン等には、BH
T等分子構造内にフェノールを有する酸化防止剤を練り
込んでいるものが多く、これらのフェノール系の酸化防
止剤が酸化されると黄色くなることはよく知られてい
る。コート紙の黄変も室内変色と同様にコート紙のみに
起こる現象であり、室内変色と同じくインク吸収層上で
のコート層を触媒とする反応であると考えられる。この
ため本発明の如く特殊なインク吸収層を有する被記録材
では黄変も起こりにくいことが解った。
本発明の被記録材を調製するに当っては、前記の如き
成分を含む塗工液を、公知の方法、例えば、ロールコー
ター法、ブレードコーター法、エアナイフコーター法、
ゲートロールコーター法、サイズプレス法等により基材
表面に塗工する。尚、塗工量は、インク吸収層が0.5乃
至8g/m2の厚みになる量であることが好ましい。又、顔
料とバインダーからなる水系塗工液を基材上に塗布した
後は従来公知の乾燥方法、例えば、熱風乾燥炉、熱ドラ
ム等を用いて乾燥し本発明の被記録材が得られる。
又、インク吸収層表面を平滑化するため、或いはイン
ク吸収層の表面強度を上げるために工程上スーパーカレ
ンダーを用いてもよい。
更に本発明においてはインク吸収層に必要に応じて染
料固着剤(耐水化剤)、蛍光増白剤、界面活性剤、消泡
剤、pH調整剤、防かび剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤等
を含有させてもよい。
特に従来公知の酸化防止剤は、室内変色を抑制し、且
つインク吸収層上での黄変を発生しない傾向があり、こ
れらをインク吸収層が着色したりインク吸収層強度が低
下しない範囲で含有してもよい。
以上の様な構成の本発明の被記録材にインクジェット
記録方式を用いて、例えば、イエロー(Y)、マゼンタ
(M)、シアン(C)、ブラック(BK)等、多色の水系
インクで記録する本発明の記録方法によれば得られる画
像には室内変色が起こらず、保存性に優れた記録画像が
得られる。
本発明方法は上記本発明の被記録材を用いる記録方法
であり、この記録方法において上記の如き特定の被記録
材にインクジェット記録方法により付与するインクそれ
自体は公知のものでよく、例えば、直接染料、酸性染
料、塩基性染料、反応性染料、食用色素等に代表される
水溶性染料を含む水系のインクが特にインクジェット記
録方式のインクとして好適である。
この様な水溶性染料は、従来のインク中において一般
には約0.1乃至20重量%を占める割合で使用されてお
り、本発明においてもこの割合と同様でよい。
本発明に用いる水系インクに使用する溶媒は、水又は
水と水溶性有機溶剤との混合溶媒であり、特に好適なも
のは水と水溶性有機溶剤と混合溶媒であって、水溶性有
機溶剤としてインクの乾燥防止効果を有する多価アルコ
ールを含有するものである。又、水としては種々のイオ
ンを含有する一般の水でなく、脱イオン水を使用するの
が好ましい。
インク中の水溶性有機溶剤の含有量は、一般にはイン
クの全重量に対して重量%で0乃至95重量%、好ましく
は10乃至80重量%、より好ましくは15乃至50重量%の範
囲である。
又、本発明に用いるインクは上記の成分の外に必要に
応じて界面活性剤、粘度調整剤、表面張力調整剤等を包
含し得る。
本発明方法において前記の被記録材に上記のインクを
付与して記録を行うための方法はいずれの記録方法でも
よいが、好ましくはインクジェット記録方法であり、該
方法は、インクをノズルより効果的に離脱させて、射程
体である被記録材にインクを付与し得る方式であればい
かなる方式でもよい。
(発明の効果) 本発明の被記録材は、染料捕捉性の高い顔料をインク
吸収層に多量に含有しているので、インク滴中の染料が
顔料に捕捉及び吸収される確率が高く、その為にインク
の滲み及び拡散が抑制され、その結果ドット形状が改良
されて優れたインク吸収性、解像度、発色性、発色濃度
等を示す。
更に本発明の被記録材は上記に示す様なコート紙とし
てのインクジェット記録適性、特に優れた画像濃度特性
を有しながら、コート紙特有の画像保存性の問題やファ
イルやバインダー等への保存時の黄変の問題も少なく、
この本発明の被記録材と多色インクを用いるインクジェ
ット記録方式による本発明の記録方法においては、得ら
れた画像を1乃至数ケ月、直射日光の当らないオフィス
の壁や引き出しの中に保存しておいた際の室内変色の問
題やポリプロピレンやポリエチレン製等のファイルやバ
インダーにコート紙或いは記録画像を1乃至数ケ月保存
して入れておいた際の白地部分の着色(黄変)の問題を
生じないものである。
(実施例) 次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳細に説
明する。尚、文中、部又は%とあるのは特に断りのない
限り重量基準である。
実施例1乃至2及び比較例1乃至2 原料パルプとしてC.S.F410mlのLBKP100部を使用し、
これに填料として炭酸カルシウムを添加後、中性サイズ
剤(A.K.D.、ディックハーキュレス製)0.005部を添加
して坪量70g/m2に抄紙した。次いで、濃度1%のポリビ
ニルアルコール(PVA−117、クラレ製)溶液をサイズプ
レス装置にて付着させ、本発明に使用可能な低サイズ基
紙を得た。この基紙のJIS−P−8128の方法による灰分
量を測定したところ5%であった。
上記基紙上に下記の組成の塗工液を乾燥塗工量が5g/m
2となる様にバーコーター法により塗工し、110℃で5分
間熱風乾燥炉中にて乾燥して本発明の被記録材を得た。
塗工液組成 (実施例1) 微粉シリカ(ミズカシルP−527、BET比表面積40m2/g、
平均粒子径1.8μm、水沢化学製) 4部 カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(レオガードG
P、ライオン製、分子量約1万) 3部 水 93部 (実施例2) 微粉シリカ(ミズカシルP−527、水沢化学製) 13部 カチオン化ポリビニルアルコール(PVA−C−318−2A、
クラレ製、分子量約8万) 10部 水 77部 (比較例1) 微粉シリカ(ファインシールX−37(B)、BET比表面
積260m2/g、平均粒子径3.7μm、徳山曹達製) 4部 カチオン化ヒドロキシエチルセルロース(レオガードG
P、ライオン製) 3部 水 93部 (比較例2) 微粉シリカ(ミズカシルP−527、水沢化学製) 13部 ポリビニルアルコール(PVA−117、クラレ製) 10部 水 77部 実施例3乃至4及び比較例3 実施例1で使用した原料パルプに対し、填料として炭
酸カルシウム15部を添加した後、中性サイズ剤(ADKデ
ィックハーキュレス製)0.01部、カチオン化デンプン0.
02部を配合して坪量70g/m2に抄紙した。次いで2%のPV
A水溶液(PVA−117、クラレ製)をサイズプレス装置に
て付着させ、本発明に使用可能な低サイズ基紙を得た。
この基紙のJIS−P−8128の方法による灰分量は8%で
あった。
この基紙上に下記の組成の塗工液を乾燥塗工量が8g/m
2となる様にバーコーター法により塗工し、110℃で5分
間熱風乾燥炉中にて乾燥して本発明の被記録材を得た。
塗工液組成 (実施例3) 合成シリカ(ファインシールSP−20、BET比表面積18m2/
g、平均粒子径9.1μm、徳山曹達製) 13部 4級化ポリビニルピロリドン(Gafquat734、GAF製、分
子量約10万) 10部 水 77部 (実施例4) 合成シリカ(ファインシールSP−20、徳山曹達製)15部 カチオン性ポリアクリルアミド(XコートP−130C、星
光化学製、分子量約40万) 13部 水 72部 (比較例3) 合成シリカ(ファインシールSP−20、徳山曹達製)4部 ヒドロキシエチルセルロース(HEC AH−15、フジケミカ
ル製) 3部 水 93部 比較例4 塗工液を乾燥時の塗工量が15g/m2となる様に塗工した
以外は実施例1と同様にして比較例の被記録材を得た。
比較例5 実施例2において一般上質紙を基紙として使用した以
外は実施例2と同様にして比較例の被記録材を得た。
上記の被記録材のインクジェット記録適性は、1mmに1
6本の割合のノズル間隔で128本のノズルを備えたインク
ジェットヘッドをY、M、C、Bkの4色分有するインク
ジェットプリンター(a)と、1mmに8本の間隔で24本
のノズルを4色分有するインクジェットプリンター
(b)とを用い、下記組成のインクによりインクシェッ
ト記録を行い評価した。
インク組成(I) 染料 3部 グリセリン 10部 ジエチレングリコール 15部 水 78部 染料(インクI) Y:C.I.ダイレクトイエロー86 M:C.I.アシッドレッド35 C:C.I.ダイレクトブルー199 Bk:C.I.ダイレクトブラック17 インク組成(II) 染料 5部 ジエチレングリコール 20部 ポリエチレングリコール#200 15部 N−メチル−2−ピロリドン 10部 水 53部 染料(インクII) Y:C.I.アシッドイエロー42 M:C.I.アシッドレッド92 C:C.I.ダイレクトブルー86 Bk:C.I.ダイレクトブラック51 インク組成(III) インク組成(II)の染料としてC.I.フードブラック2
を用いた。
評価は次に示す項目について行った。結果は後記第1
表に示した。
(1)インク吸収性は、インク(I)を用いたインクジ
ェットプリンター(a)を用いて評価した。記録画像の
2色インクの混色部で単色部より線太りのひどいものを
×、線太りの無いものを○、僅かに発生するものを△と
した。更に3色の重ね部分でも線太りの発生しないもの
を◎とした。
(2)室内保存性(1)は、インク(I)、(II)及び
プリンター(a)を用いてカラー画像を形成し、オフィ
スの壁に貼って6ケ月間放置した。同じ画像を同様に6
ケ月間クリヤーポケットファイルの中に保存した画像と
比べて変色の認められないものを○、変色が激しいもの
を×、その中位のものを△とした。
(3)室内保存性(2)は、インク(III)及びプリン
ター(b)を用いてBkのベタパターンを印字し、上記
(2)と同様にオフィスの壁に貼って6週間放置した。
この画像の色度と印字直後の画像の色度との差ΔE ab
を求め、室内変色を評価した。
(4)色彩性は、インク(I)及びプリンター(a)を
用いてベタ印字した印字物(Y、M、C)の彩度を高速
カラーアナライザーCA−35(村上色彩科学製)を用いて
測定した。
(5)画像濃度は、インク(III)及びプリンター
(a)を用いてベタ印字した印字物(Bk)のO.D.をマク
ベス濃度計RD−914を用いて測定した。
(6)黄変は(2)でクリヤーポケットファイル内に保
存した画像の周囲の白地部分に黄変を発生するものを
×、黄変が認められないものを○とした。
(7)粉落ちは、記録面を接触した際、指に粉落の付着
するもの及び表面を硬度Hの鉛筆でひっかいたときにイ
ンク吸収層が剥れたり、削れることにより紙粉を発生す
るものを×、そうでないものを○とした。

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】JIS−P−8128による灰分量が2乃至15%
    である基材と該基材上に設けた多孔性インク吸収層とを
    有する被記録材において、ステキヒトサイズ度が1乃至
    15秒であり、そのインク吸収層が、BET比表面積が5乃
    至100m2/gの範囲にある顔料とカチオン性物質とを含有
    し、0.5乃至8g/m2の範囲の塗工量で設けられていること
    を特徴とする被記録材。
  2. 【請求項2】顔料が含珪素系顔料である請求項1に記載
    の被記録材。
  3. 【請求項3】顔料が合成シリカである請求項2に記載の
    被記録材。
  4. 【請求項4】前記BET比表面積が5乃至50m2/gの範囲に
    ある請求項1に記載の被記録材。
  5. 【請求項5】基紙が填料として炭酸カルシウムを含有す
    る請求項1に記載の被記録材。
  6. 【請求項6】基紙のステキヒトサイズ度が4乃至15秒で
    ある請求項1に記載の被記録材。
  7. 【請求項7】基紙の灰分量が4乃至10%の範囲にある請
    求項1に記載の被記録材。
  8. 【請求項8】前記カチオン性物質がカチオン性バインダ
    ーである請求項1に記載の被記録材。
  9. 【請求項9】前記カチオン性バインダーの分子量が、10
    00以上である請求項1に記載の被記録材。
  10. 【請求項10】水系インクの小滴を被記録材に付着させ
    て記録を行うインクジェット記録方法において、上記水
    系インクが酸性染料及び/又は直接染料を含有し、前記
    被記録材が請求項1乃至9のいずれかに記載の被記録材
    であることを特徴とするインクジェット記録方法。
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