JP2685698B2 - パレット供給装置のパレット補充方法 - Google Patents

パレット供給装置のパレット補充方法

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JP2685698B2 JP4294246A JP29424692A JP2685698B2 JP 2685698 B2 JP2685698 B2 JP 2685698B2 JP 4294246 A JP4294246 A JP 4294246A JP 29424692 A JP29424692 A JP 29424692A JP 2685698 B2 JP2685698 B2 JP 2685698B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はロボット等に加工あるい
は組立用のワークを供給するためのパレット供給装置の
パレット補充方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来吊りかけた構造のパレットの載置台
は、未加工あるいは組み立て用部品の収納された実パレ
ットを載置したエレベータ台が下降すると、空パレット
を載置するエレベータ台が上昇するようになされてい
る。そして、ロボットのアクセスを繰り返すことで実パ
レットのストックが無くなり、新たに複数の実パレット
の供給が必要となった場合、不用意なエレベータ台の昇
降によりロボットとの干渉を防止する為、ロボットとア
クセスしているパレットを回収した後、実パレットを供
給するようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、上
記従来の制御方法では、実パレットを供給するとき、全
実パレットのロボットとのアクセスが終了した後に実パ
レットの供給を行なう為、最後の実パレットのロボット
とのアクセスが終了してから、新たな実パレットを供給
するまでの間の時間は、ロボットは停止されなればなら
ず生産性が低下するという問題点があった。
【0004】また、上記の様な構造のパレット供給装置
においては、空パレットの回収部分は、一対のアクチュ
エータにより、2枚の平板の幅を狭める方向と広げる方
向とに動作させて、この平板上の空パレットを空パレッ
ト用のエレベータ台上に積み上げ、回収する様になされ
ていた。また、実パレットのエレベータ台上に積み上げ
られた実パレットから1つの実パレットを分離するため
には、最上段の実パレットと1段下の実パレットとの隙
間にラチェット式の平板(エレベータ台が上昇中は実パ
レットと干渉しない位置に退避し、下降中は最上段の実
パレットを係止する)を挿入し、実パレットを分離する
様になされていた。
【0005】しかしながら、この様な従来の構造におい
ては、1対のアクチュエータの他にラチェット式の機構
部分が必要となるため、装置がコスト的に高くなるとい
う問題点があった。また、パレットの厚みが薄い場合、
最上段のパレットと1段下のパレットとの隙間が小さ
く、ラチェットの挿入動作の信頼性が低いという問題点
もあった。
【0006】従って、本発明は上述した課題に鑑みてな
されたものであり、その目的は、ロボットの動作を停止
させる時間を極力短くして、生産性を向上させることが
できるパレット供給装置のパレット補充方法を提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明のパレット供給装置のパレ
ット補充方法は、組み立てあるいは加工用ワークを収納
した実パレットを複数段積み重ねた状態で載置可能な第
1の載置台と、空パレットを複数段積み重ねた状態で載
置可能な第2の載置台とを、供給装置本体に対して吊り
掛けた状態に配置し、前記供給装置本体の上部に位置す
るところの、外部のロボット装置とアクセス可能なアク
セス位置に、前記第1の載置台上に積まれた実パレット
を上段のものから順番に供給し、ワークが取り出された
後の空パレットを、前記第2の載置台上に順番に積みあ
げる様になされたパレット供給装置のパレット補充方法
であって、前記アクセス位置に設けられた実パレット有
無センサと、前記第1の載置台に設けられた実パレット
センサにより、前記アクセス位置に供給されたパレット
が、前記複数段の実パレットのうちの最下段の実パレッ
トであることを認識する第1の工程と、前記最下段の実
パレットが前記外部のロボット装置とアクセスしている
間に、前記第2の載置台から、前記空パレットを搬出す
る第2の工程と、前記最下段の実パレットが前記外部の
ロボット装置とアクセスしている間に、前記第2の載置
台を上昇させるとともに、前記第1の載置台を下降させ
る第3の工程と、前記最下段の実パレットが前記外部の
ロボット装置とアクセスしている間に、下降された前記
第1の載置台上に複数の実パレットを補充する第4の工
程とを具備することを特徴としている。
【0008】
【0009】
【作用】以上の様に、この発明に係わるパレット供給装
置のパレット補充方法は構成されているので、最下段の
実パレット、すなわちエレベータ台にストックされてい
る最後の実パレットがロボットとアクセス中に、エレベ
ータ台への実パレットの補充動作が可能となり、最後の
実パレットが空になったところで、すぐに新しい実パレ
ットをアクセス位置に供給することができるので、ロボ
ットの停止時間を短くして生産性を向上させることが可
能となる。
【0010】また、空パレットの回収動作と、実パレッ
トの分離動作を、一対のシャッターの開閉動作により実
行することができるので、装置の構成が単純化され、供
給装置のローコスト化を図ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の好適な一実施例について、添
付図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明に係わ
る制御方法が適用されるパレット供給装置の構造を示し
た外観斜視図である。
【0012】図1において、パレット供給装置10は、
工場等の床面上に固定される供給装置本体12と、この
供給装置本体12に対して上下動する第1及び第2のエ
レベータ台(以下EVと呼ぶ)14,16とを有してい
る。第1のEV14には、これから組み立てが行われる
組立ワークあるいはこれから加工が行われる未加工ワー
クが収納されたパレットPが、複数段積み重ねられた状
態で載置される。そして第1のEV14は、昇降動作を
行うことにより、一番上に積み重ねられているパレット
Pを、供給装置本体12の上端に位置するアクセス位置
に供給する。アクセス位置に供給されたパレットPから
は、加工装置あるいは組立装置に配置されたロボットが
ワークをピックし、所定の加工あるいは組み立てを行う
様になされている。
【0013】一方、第2のEV16は、昇降することに
より、全てのワークが取り出されて空になったパレット
P′を組立装置本体12の上端の位置から取り外し、ス
トックしておく様になされている。第1のEV14に載
置されるパレットPは、上述した様に1段以上の積層さ
れた段積み状態にされており、パレットPの中には組み
立て用ワークあるいは未加工ワークWが収納されてい
る。以下、このワークWが収納されているパレットを実
パレットPと呼び、ワークWが収納されていないパレッ
トを空パレットP′と呼ぶことにする。段積みされたパ
レットPは供給装置本体12のパレット案内板18に乗
った状態で第1のEV14上に人手により投入される。
投入された実パレットPは、第1のEV14により、一
番上に積み重ねられているものから順に、供給装置本体
12の上端部に位置するアクセス位置に押し上げられ、
加工装置あるいは組立装置のロボットとアクセス可能と
なる。 [供給装置本体12の構成についての説明]供給装置本
体12はレベルアジャスタ20を介して工場等の床面上
に載置され、供給装置固定ボルト22により不図示の加
工装置あるいは組立装置の架台から突出したブラケット
24に固定されている。
【0014】供給装置本体12の左右には、段積みされ
た実パレットPを載置する第1のEV14と、空パレッ
トP′を載置する第2のEV16が配置されている。夫
々のEV14,16には昇降する為のEVガイドローラ
26が取り付けられたEVガイド28,30が配設され
ている。また、第1のEV14上には実パレットPの有
無検出のための実パレットセンサ32が配置されてお
り、第2のEV16上には空パレットP′の有無検出の
ための空パレットセンサ34が配置されている。
【0015】第1のEV14のEVガイド28と第2の
EV16のEVガイド30にはエンドレスのチェーン3
6の一部が掛止されており、第1のEV14と第2のE
V16とは、このチェーン36に吊り下げられた状態
で、供給装置本体12に対して保持されている。チェー
ン36は、このチェーン36を回動させるための駆動用
スプロケット38と複数個のアイドラ用スプロケット4
0に巻き掛けられている。駆動用スプロケット38は供
給装置本体12の両側面に取り付けられており、中間歯
車44の取り付けられた回転シャフト42により連動し
て回転する様に構成されている。また、中間歯車44は
モータ46のシャフトに固定された駆動歯車48に歯合
している。従って、駆動用スプロケット38は、モータ
46により回転駆動され、モータ46が正回転/逆回転
すると、第1のEV14と第2のEV16はシーソー的
に昇降動作を行なうこととなる。
【0016】供給装置本体12には、第1のEV14と
第2のEV16の下降端を検出するために下端検出セン
サ50,52が配置されている。また、供給装置本体1
2の上面には、パレットPを係止し、あるいは係止した
パレットPを解放するシャッタ54a,54bが配置さ
れており、このシャッタ54a,54bはエアシリンダ
56により開閉駆動される。また、シャッタ54a,5
4bに近接した位置には、これらのシャッタの開閉状態
を検出するための開閉センサ58が配置されており、シ
ャッタ54a,54bの開閉動作の確認を行う様になさ
れている。シャッタ54a,54bには、パレットPを
位置決めするための左位置決めユニット60と右位置決
めユニット62が配置されており、これらはシリンダ6
4,66に位置決めローラ68,70を付加することに
より構成されている。パレットPは、その基準面を2個
の位置決めユニット60,62により、突き当てアング
ル72と基準側のシャッタ54aに押し付けられること
により位置決めされる。
【0017】また、供給装置本体12の上面には、第1
のEV14の上昇に伴って上昇してきたパレットPを検
出するために実パレット上端センサ74と、シャッタ5
4a,54b上に実パレットが存在するか否かを検出す
る実パレット有無センサ76が配置されている。また、
突き当てアングル72に対向する位置には、空パレット
P′が第1のEV14の上方の位置から第2のEV16
の上方の位置にスライドしたときのストッパとしてスト
ッパアングル78が配置されており、その側方には空パ
レット上端センサ80とシャッタ上の空パレット有無セ
ンサ82が配置されている。また、供給装置本体12の
側方には、供給装置10全体の動作の制御を行なうコン
トローラ84が配置されている。 [コントローラ84の説明]図2は、コントローラ84
の前面に配置された操作盤の構成を示した正面図であ
る。
【0018】供給装置10の動作状態を示す表示燈86
は、電源の供給状態を示す電源ランプと、ロボットとの
アクセスが可能である状態を示す起動中ランプと、異常
を示す異常表示ランプの3種類のランプを備えている。
表示灯86の下方には供給装置10の行なうべき動作を
選択するためのモード切替スイッチ88が配置されてお
り、詳細は後述するが、自動・投入・正転・逆転・分離
の5つのモードを備えている。そして選択された動作モ
ードを実行するための起動押しスイッチ90と、動作を
中断するための停止押しスイッチ92とが更に備えられ
ている。
【0019】図3はコントローラの回路構成を示すブロ
ック図である。電源94からはモータ駆動用の100V
電源とシーケンサ98及びセンサ駆動用の24V電源が
供給される。シーケンサ98は、供給装置10を動作さ
せるためのIN17点、OUT14点の入出力端子を備
えている。IN側には、供給装置10の動作状態を検出
するためのセンサ類(32,34,74,76,80,
82,58,50,52)からの信号の入力端子と、操
作スイッチ類(88,90,92)からの信号の入力端
子と、ロボットからの動作を可能にするための外部入力
のプッシュ完信号の入力端子とが配置されている。
【0020】OUT側には、モータ46を正転・逆転さ
せるためのリレー、シャッタ54a,54bを開閉させ
るための電磁弁のリレー、左位置決めユニット60のシ
リンダ駆動用電磁弁のリレー、右位置決めユニット62
のシリンダ駆動用電磁弁のリレーへの出力端子と、動作
表示燈86への出力端子と、供給装置10の状態をロボ
ット等に知らせるための出力端子が配置されている。
【0021】次に、図4乃至図12は供給装置10の動
作を説明するための図である。供給装置10に電源を投
入した直後、すなわち第1のEV14上及び第2のEV
16上に実パレットP及び空パレットP′が一つもない
状態から説明する。 [投入モード…パレットPが供給装置10内にない場
合]まず最初に、図1に示したワークWを収納した段積
みパレットPを供給装置10に投入するために、図7に
おけるステツプS101において投入モードを選択す
る。即ちコントローラ84のモード切替スイッチ88を
投入に合わせる。ステップS101aではシャッタ54
a,54b上にパレットPが存在するか否かを実パレッ
ト有無センサ76により確認する。
【0022】現在は供給装置10内にパレットPはひと
つもない状態なのでステップS101bに進み交換中信
号が出力される。ステップS101dにおいては空パレ
ットの取り出しを行なうのであるが、供給装置10内に
はパレットPが存在しないので、ステップS101eに
進み起動押しスイッチ90が押されるまで待機する。ス
テツプS101eで起動押しスイッチ90が押されると
ステップS101fに進み空パレットセンサ34により
第2のEV34上に空パレットP′が置かれてないかを
確認する。ここで、空パレットP′が第2のEV34上
に置かれていた場合には、ステップS101eに戻る。
これはステップS101dで、もし空パレットP′の取
り出しを忘れている状態で次の作業に進むと、供給装置
本体12を破損する虞があるので、それを防止するため
である。
【0023】現在は、供給装置10内にパレットはひと
つもない状態なのでステツプS101gに進む。ここで
は第1のEV14の高さ位置を確認する。第1のEV1
4の高さが下降端の場合、即ち下端センサ50がONし
ていた場合は、第1のEV14は、段積みパレットPを
受け入れる態勢が既にできているのでモータ46は回転
せず、次のステツプS101jに進む。もし、ステツプ
S101gで、第1のEV14の高さが下降端でない場
合は、モータ46がCW(時計回り)回転され、下端セ
ンサ50がONになるまで第1のEV14が下降され
る。そして、ステツプS101iでモータ46が停止さ
れる。このとき、第2のEV16は上昇端まで上昇して
いる。
【0024】ステツプS101jでは、人手により段積
みされた実パレットPを図4(a)の矢印方向から投入
する。即ち段積みされたパレットPをパレット案内板1
8に乗せ、第1のEV14上まで押し込む。このとき、
段積みされた実パレットPがフレーム13に突き当たっ
たところで、実パレットPの投入の完了とする。以上
で、この投入モードは終了する。 [分離モード]このモードはパレットがシャッタ54
a,54b上にない場合に行なうモードである。まず、
図8のステツプS102において分離モードを選択す
る。即ちコントローラ84のモード切替スイッチ88を
分離に合わせる。ステップS102aにおいては、交換
中信号が出力され、ステツプS102bに進む。ステッ
プS102bではシャッタ54a,54b上に実パレッ
トPが存在するか否かを実パレット有無センサ76によ
り確認する。これは、シャッタ54a,54b上に実パ
レットが存在した場合に、実パレットPの分離動作を行
うためにシャッタ54a,54を開くとパレットが落下
する虞があるので、これを防止するためである(即ち、
分離動作を行なう場合はシャッタ54a,54b上にパ
レットPがあってはならない)。現在、パレットPは第
1のEV14上に載置されたのみで、シャッタ54a,
54b上にはパレットPは存在しないのでステップS1
02cに進む。
【0025】ステツプS102cでは第1のEV14の
高さ位置を確認する。すなわち、第2のEV16が下降
端で第1のEV14が上昇端であるか否かを確認する。
もし、第1のEV14が上昇端にある場合、即ち第2の
EV16側の下端センサ52がONしていた場合は、第
1のEV14上には分離すべきパレットPが無いことを
意味しているので、モータ46は回転しないでステツプ
S102aに戻る。現在、第1のEV14は下降端にあ
るのでステツプS102dに進む。ステツプS102d
では実パレットセンサ32により第1のEV14上に実
パレットPが載置されているか否かを検出する。実パレ
ットPが載置されていない場合はステツプS102aに
戻る。現在は、既に投入動作により第1のEV14上に
は段積みされたパレットPが投入されているため、ステ
ツプS102eに進む。ステツプS102eでは、分離
動作を実行されるための起動押しスイッチ90が人手に
より押される。
【0026】ステップS102fでは、シャッタ54
a,54bが開いた状態になり、段積みされた実パレッ
トPは、このシャッタ54a,54bの間を通過して上
昇できるようになる。ステップS102gではシャッタ
開閉センサ58により、シャッタ54a,54bが開い
たことを確認する。ステップS102gと同時にステッ
プS102vにおいてタイマが作動を開始し、数秒間シ
ャッタ開閉センサ58の信号が検出されない場合はステ
ップS102wにおいて異常信号が出力され、供給装置
10の動作はここで終了する。
【0027】通常の場合には、シャッタ54a,54b
は開き、ステップS102hに進む。ステップS102
hではモータ46がCCW(反時計回り)回転され、第
1のEV14が上昇する。この第1のEV14の上昇動
作は、実パレット上端センサ74が実パレットPを検出
することにより停止される。しかしながら、第1のEV
14上に実パレットPが無い場合、あるいは実パレット
上端センサ74が故障している場合には、実パレット上
端センサ74からの信号が得られず、第1のEV14が
異常に上昇してしまう虞がある。そのためステツプS1
02iでは第1のEV14の異常上昇を防止するため、
第1のEV14の上昇に伴って下降する第2のEV16
の位置を下端センサ52で検出し、それ以上第2のEV
16が下降しない様に(第1のEV14が異常上昇しな
い様に)している。下端センサ52がONした場合には
ステップS102xにおいてモータ46を停止させ、ス
テップS102vにおいてタイマを作動させた後、ステ
ツプS102wにおいて異常信号を出力してこのモード
を終了する。
【0028】通常では、第2のEV16が下降端に達す
るよりも先に、段積みされたパレットPの最上段のパレ
ットが実パレット上端センサ74の位置に達して、ステ
ップS102jにおいて、実パレット上端センサ74が
ONするため、ステップS102kに進みモータ46が
停止される。ステップS102lではシャッタ54a,
54bが閉じられる。この状態で最上段のパレットPは
分離可能な状態となる。ステップS102mではシャッ
タ54a,54bの動作状態をシャッタ開閉センサ58
により確認する。シャッタ54a,54bが開いたまま
の状態のときにはステップS102vにおいてタイマ作
動後、ステップS102wにおいて異常信号を出力して
このモードを終了する。シャッタ54a,54bが閉じ
たことがシャッタ開閉センサ58により検出されれば、
ステップS102nに進みモータ46をCW(時計回
り)回転させる。
【0029】ステツプS102oでは供給装置10に規
定数以上の箱を投入した場合に、モータ46のCW(時
計回り)回転により、第1のEV14が異常下降するこ
とを防止するため、下端センサ50の状態を見ている。
下端センサ50がここでONした場合にはステツプS1
02pにおいてモータ46の停止を行ない、ステツプS
102vにおいてタイマ作動後、ステツプS102wに
おいて異常信号を出力してこのモードを終了する。
【0030】規定数以下の箱を正しく投入してある場合
はステップS102pにおいてタイマ作動後、ステップ
S102rにおいてモータ46の停止を行なう。ここで
最上段の実パレットPが1個分離(段ばらし)された状
態となる。次にパレットPの位置決め動作に進む。ここ
で最上段のパレットPが1個分離(段ばらし)された状
態は図6(a)に示されている。
【0031】ステップS102sではパレットPの左位
置決めを行なう。図6(b)にしめすように左位置決め
ユニット60のシリンダが押し出し動作されると、先端
に取り付けられた位置決めローラ68によりシャッタ5
4a,54b上のパレットPが右回転を伴いながら押し
付けられ、突き当てアングル72とシャッタ54aの突
き当て面に一部接した状態となる。
【0032】ステップS102uでは右位置決めユニッ
ト62によるセットが実行される。図6(c)に示され
るように右位置決めユニット62のシリンダが押し出し
動作されると、先端に取り付けられた位置決めローラ7
0によりシャッタ15上のパレットPは左回転を伴いな
がら押し付けられ、突き当てアングル72とシャッタ5
4aの突き当て面に完全当接し、パレットPの位置決め
が完了する。以上でこのモードは終了する。(図4
(b)の状態) [自動モード]このモードは供給装置10とロボットが
アクセスするモードである。まず、ステツプS103に
おいて自動モードを選択する。即ちコントローラ84の
モード切替スイッチ88を自動に合わせる。ステップS
103aでは、動作スタート確認の意味で人手による起
動押しスイッチ90の入力待ちをする。起動押しスイッ
チ90が押されるとステップS103bに進み、実パレ
ット有無センサ76によりシャッタ54a,54b上に
実パレットPがセットされているか否かを確認する。実
パレットPがセットされていない場合は、ステップS1
03anにおいてタイマ作動後、ステップS103ao
において異常信号を出力してこのモードを終了する。現
在、先の分離モードにてパレットPが1個分離され、位
置決めされた状態であるからステップS103bでは実
パレットPがあると判断され、ステップS103cに進
む。ステップS103cでは第1のEV14が下端か否
かをを下端センサ50により検出する。現在、パレット
Pが供給装置10内にない状態からパレットPの投入・
分離を行なってきているので、第1のEV14は最上段
のパレットPの分離動作により下端にはないのでステッ
プS103gに進む。
【0033】もし、第1のEV14が下端にある場合は
ステップ103dに進む。(ステップS103d,e,
fについてはパレットPが供給装置10内にある場合の
投入動作の説明において説明する。) ステップS103gでは第1のEV14上にパレットP
があるか否かを実パレットセンサ32により検出する。
これはロボットとのアクセスの繰り返しによりワークW
の収納されたパレットPが第1のEV14上になくなっ
た場合に供給装置10へのパレット投入をオペレーター
に促すためである。
【0034】即ち、パレットPが第1のEV14上に1
つ以上あれば、ステップS103iにおいて、供給装置
10は正常信号を出力し、第1のEV14上にパレット
Pが1つもなければ、ステップ103hにおいて、供給
装置10は残少信号を出力してパレット投入をオペレー
ターに促すようにしたものである。現在は、パレットの
投入・分離を行なってきたので、ステップS103iに
おいて正常信号を出力し、ステップS103jに進む。
ステップS103jではプッシュ完信号の入力待ち状態
である。ロボットとのアクセスはこの状態で行なう。パ
レットP内からワークWをロボット等により取り出す場
合、ロボットは取り出したワークWの数をカウント(ロ
ボットにはパレットP内のワークの数を予めインプット
しておく)しており、シャッタ54a,54b上のパレ
ットPが空になったとロボット側で判断したら、ロボッ
ト側から供給装置10へプッシュ完信号が送られる(ス
テツプS103kにおいて、起動押しスイッチ90を押
すことにより、人手によるマニュアル動作でステップS
103lに進めることもできる)。供給装置10はプッ
シュ完信号を受けると、ステップS103lにおいて左
右位置決めユニット60,62を解除し、ステップS1
03mにおいて交換準備信号を出力する。
【0035】ロボットは、この交換準備信号を受けるこ
とにより供給装置10の左右位置決めユニット60,6
2が解除されたことを確認し、ステツプS103nにお
いて、図4(c)に示すようにシャッタ54a,54b
上の空パレットP′をプッシュして、シャッタ54a,
54b上を滑らせ、第2のEV16の上空側のストッパ
アングル78に突き当てる。このプッシュ動作は、ロボ
ットによらず、プッシャー等により行っても良い。
【0036】ステップS103oでは空パレットP′を
段積みする際の重ねあわせミスを防止するために、ロボ
ット98等により押しスライドされたシャッタ54a,
54b上の空パレットP′がストッパアングル78に正
しく突き当たっているか否かを空パレット有無センサ8
2により確認する。ステツプS103mで交換準備信号
が出力された後において、空パレット有無センサ82
が、ステップS103anのタイマ作動終了後において
も空パレットP′の存在を検出しなかったときは、パレ
ットP′の段積み動作を失敗すると考えられるので、ス
テップS103aoにおいて異常信号を出力してこのモ
ードを終了する。
【0037】ロボット98等によりシャッタ54a,5
4b上のパレットP′が押しスライドされ、ロボット9
8が供給装置10の動作エリアから退避したところで、
再びロボット側から供給装置10へプッシュ完信号が送
られる(ステツプS103qにおいて、起動押しスイッ
チ90を押すことにより、人手によるマニュアル動作で
ステップS103rに進めることもできる)。供給装置
10はプッシュ完信号を受けると、ステップS103r
において交換中信号を出力しパレットP′の交換動作に
入る。ステップS103sでは動作タイマの計測が開始
される。この動作タイマの計測動作は、供給装置10に
配置されているコントローラ84にインプットされてい
る予め計測しておいたパレット交換時間と照らし合わせ
て、パレット交換中の動作不良を検出するために行なわ
れる。
【0038】例えば、動作タイマーはステップS103
amでリセットされるが、パレットの交換中にパレット
がEVに引っかかる等の異常が発生した場合、動作プロ
グラムがそのステップで停止し、インプットされている
交換時間をオーバーすることになる。その場合はステッ
プS103vにおいて、経過時間が設定値と比較して大
きいと判断されステップS103apにおいてモータ4
6が停止され、ステップS103anにおけるタイマ作
動終了後、ステップS103aoにおいて異常信号を出
力してこのモードを終了する。
【0039】ステップS103tではモータ46がCW
(時計回り)回転され、シャッタ54a,54b上の空
パレットP′の回収のために第2のEV16が上昇され
る。ステップS103uではモータ46回転中、すなわ
ち第2のEV16の上昇中における第1のEV14の異
常下降を防止するために下端センサ50の状態が監視さ
れる。
【0040】下端センサ50がここでONした場合には
ステップS103apにおいてモータ46の回転を停止
し、ステップS103anにおけるタイマ作動後、ステ
ップS103aoにおいて異常信号を出力してこのモー
ドを終了する。ステップS103wでは、ステップS1
03tでのモータ46のCW(時計回り)回転により、
第2のEV16が上昇し、空パレットP′の回収のため
にシャッタ54a,54b上にあるパレットP′を持ち
上げ、パレットがシャッタ54a,54bから離れたタ
イミングを空パレット上端センサ80で検出する。空パ
レット上端センサ80がONすることにより、ステップ
S103xでモータ46の回転が停止され、この状態で
空パレットP′は第2のEV16上に回収された状態と
なる(図5(d)の状態)。ステップS103yでは第
2のEV16上に回収されたパレットP′を下降させる
ためにシャッタ54a,54bを開く。ステップS10
3zではシャッタ開閉センサ58によりシャッタ54
a,54bの開きが検出されるとステップS103aa
に進む。シャッタ54a,54bの開きが検出されない
場合には、ステップS103anでのタイマ作動後、ス
テップS103aoにおいて異常信号を出力してこのモ
ードを終了する。
【0041】ステップS103aaでは、モータ46が
CCW(反時計回り)回転され、ワークWの収納された
実パレットPを分離(段バラシ)するために第1のEV
14が上昇する(図5(e)の状態)。この第1のEV
14の上昇動作は、実パレット上端センサ74が実パレ
ットPを検出することにより停止される。しかしなが
ら、第1のEV14上に実パレットPが無い場合、ある
いは実パレット上端センサ74が故障している場合に
は、実パレット上端センサ74からの信号が得られず、
第1のEV14が異常に上昇してしまう虞がある。その
ためステツプS103abでは第1のEV14の異常上
昇を防止するため、第1のEV14の上昇に伴って下降
する第2のEV16の位置を下端センサ52で検出し、
それ以上第2のEV16が下降しない様に(第1のEV
14が異常上昇しない様に)している。下端センサ52
がONした場合にはステップS103apにおいてモー
タ46を停止させ、ステップS103anにおいてタイ
マを作動させた後、ステツプS103aoにおいて異常
信号を出力してこのモードを終了する。
【0042】通常では、第2のEV16が下降端に達す
るよりも先に、段積みされたパレットPの最上段のパレ
ットが実パレット上端センサ74の位置に達して、ステ
ップS103acにおいて、実パレット上端センサ74
がONするため、ステップS103aeに進みモータ4
6が停止される。ステップS103afではシャッタ5
4a,54bが閉じられる。この状態で最上段のパレッ
トPは分離可能な状態となる。ステップS103agで
はシャッタ54a,54bの動作状態をシャッタ開閉セ
ンサ58により確認する。シャッタ54a,54bが開
いたままの状態のときにはステップS103anにおい
てタイマ作動後、ステップS103aoにおいて異常信
号を出力してこのモードを終了する。シャッタ54a,
54bが閉じたことがシャッタ開閉センサ58により検
出されれば、ステップS103ahに進みモータ46を
CW(時計回り)回転させる。
【0043】ステツプS103prでは、モータ46の
CW(時計回り)回転により、第1のEV14が異常下
降することを防止するため、下端センサ50の状態を見
ている。下端センサ50がここでONした場合にはステ
ツプS103apにおいてモータ46の停止を行ない、
ステツプS103anにおいてタイマ作動後、ステツプ
S103aoにおいて異常信号を出力してこのモードを
終了する。
【0044】第1のEV14の異常下降が無い場合はス
テップS103aiにおいてタイマ作動後、ステップS
103ajにおいてモータ46の停止を行なう。ここで
最上段の実パレットPが1個分離(段ばらし)された状
態となる。ステップS103akから103alは分離
モードのステップS102s〜102uと同じく分離さ
れたシャッタ上のパレットPの位置決め動作を行なう。
(図6(a)〜(c)) ステップS103amではステップS103sで計測を
開始した動作タイマをリセットする。しかし、このステ
ップS103sからステップS103amまでに何らか
の異常状態が発生したとき、パレット交換動作が終了せ
ずにリセットはされない。そのため動作タイマの加算量
は増大し、ステップS103vにおける設定値との比較
により、大きいと判断されステップap→ステップan
→ステップaoと進み異常信号を出力してモードを終了
する。
【0045】通常状態では、ステップS103bに戻り
ステップS103jまで進み、ロボットへの部品供給を
可能にすると共に供給装置10は再びロボットのプッシ
ュ完信号の入力待ちとなる(図5(f)の状態)。以
後、ステップS103jをスタートにステップS103
bからステップS103amを繰り返し行なう。この動
作の繰り返しにより第1のEV台14上のパレットPが
無くなるとステップS103gにおいて実パレットセン
サ32がパレットPが無いと判断し、ステップS103
hにおいて残少信号が出力される。オペレーターはこの
信号を受けて、さらに稼動させるためには供給装置10
に新たな実パレットPの投入を行なわなければならない
ことを知る。なお、図9のステップS103b〜ステッ
プS103gから分かるように、実パレット有無センサ
76がONで且つ実パレットセンサ32がOFFの時、
そのパレットが最下段の(最後の)実パレットである。
[パレットPが供給装置10内にある場合のパレット投
入動作]上記自動モード(最後の実パレットPがシャッ
タ54a,54b上にある状態)において、新たな実パ
レットPを投入する場合の方法について説明する。
【0046】このとき、供給装置10のシャッタ54
a,54b上には最後の実パレットPが位置決めされて
いる。図1に示したワークWを収納した段積みパレット
Pを再び投入するために、ステツプS101において投
入モードを選択する。即ちコントローラ84のモード切
替スイッチ88を自動から投入に合わせる。ステップS
101aではシャッタ54a,54b上のパレットPの
有無を実パレット有無センサ76より確認する。現在は
供給装置10のシャッタ54a,54b上にパレットP
があり、第2のEV16上には空になったパレットP′
が段積み状態にある。ステップS101cに進み投入中
信号が出力された状態になる(ロボットは正常信号と投
入中信号が出力されているときアクセスが可能である。
ただし投入中信号出力中はパレットのスライド動作はで
きないインターロックが設定されている)。
【0047】ステップS101dにおいて、第2のEV
16に段積み状態となっている空パレットP′を人手に
より取り出す。ここで起動押しスイッチ90を押すと、
空パレットセンサ34により、第2のEV16上から空
パレットP′が完全に取り除かれているかが確認される
(ステップS101f)。このとき、空パレットP′が
置かれていた場合にはステップ101eに戻る。これ
は、ステップS101dにおいて空パレットの取り出し
を忘れるといった人為的ミスが発生した場合でも、供給
装置10を破損させる様なことが無い様にするための配
慮である。現在、空パレットP′は取り除かれ第2のE
V16上には空パレットP′がひとつもない状態なので
ステップ101gに進む。
【0048】ステツプS101gでは、第1のEV14
の高さ位置を確認する。第1のEV14の高さが下降端
の場合、即ち下端センサ50がONしていた場合はモー
タ46は回転しないで次のステツプS101jに進む。
しかし第1のEV14が下降端にない場合はモータ46
をCW(正転)回転させ下端センサ50がONになるま
で第1のEV14を下降させる。このとき第2のEV1
6は上昇端まで上昇する。
【0049】ステツプS101jでは、人手により段積
みされた実パレットPを図4(a)と同じく矢印方向か
ら供給装置10内に投入する動作を行なう。即ち段積み
された実パレットPをパレット案内板18に乗せ、段積
みされたパレットPがフレーム13に突き当たるまで、
第1のEV14上に押し込まれる。次にコントローラ8
4のモード切替スイッチ88を投入から自動に合わせ、
ステツプS103において自動モードを選択する。ステ
ップS103aでは、動作スタート確認の意味で人手に
よる起動押しスイッチ90の入力待ちをする。起動押し
スイッチ90が押されるとステップS103bに進み、
実パレット有無センサ76によりシャッタ54a,54
b上に実パレットPがセットされているか否かを確認す
る。
【0050】現在はシャッタ54a,54b上の実パレ
ットPとロボットがアクセス中で、実パレットPがある
状態なのでステップ103cに進む。ステップS103
cでは第1のEV14が下端か否かを下端センサ50に
より検出する。現在、パレットPが供給装置10内にあ
る状態からの投入を行なってきたので、第1のEV14
はワークWが収納された実パレットPを満載した状態で
下降端にあるのでステップS103dに進む。ステップ
S103dでは、モータ46をCCW(反時計回り)回
転させることにより、シャッタ54a,54b上のアク
セス中のパレットPをロボットフィンガ98等によりス
ライドさせるため第2のEV16を下降させる。即ち、
パレットの投入直後では第1のEV14が下降端である
と同時に第2のEV16は上昇端になっている。この状
態でシャッタ上のパレットPをスライドさせると、この
パレットPが第2のEV16と干渉するため、第2のE
V16を下降させ逃がす必要がある。上記の動作はその
ために実行される。
【0051】ステップS103eではステップS103
dでのモータ46のCCW(反時計回り)回転をタイマ
作動させ、所定時間経過後、ステップS103fでモー
タの停止を行なう。ステップS103gで実パレットセ
ンサ32の検出により、正常信号を出力し、正常状態で
はステップS103dに戻りステップS103jまで進
みロボットへの部品供給を可能にすると共に、供給装置
10は再びロボットからのプッシュ完信号の入力待ちと
なる。
【0052】以後、ステップS103jをスタートにス
テップS103bからステップS103amを繰り返し
行なう。 [正転モード]これは手動でEVの昇降を行なうモード
である。ステツプS104において正転モードを選択す
る。即ちコントローラ84のモード切替スイッチ88を
正転に合わせる。
【0053】ステップS104aにおいて、人手により
コントローラ84の起動押しスイッチ90が押されると
ステップS104bにおいて交換中信号が出力される。
ステップS104cにおいて上昇する第1のEV14上
に実パレットPがないこと、ステップS104dにおい
て第2のEV16が下降端でないことの条件が整えばモ
ータ46をCCW(反時計回り)回転させる。ステップ
S104fにおいて起動押しスイッチ90が押されてい
ればステップS104cに戻り、さらにモータ46は連
続的に回転する。起動押しスイッチ90が押されていな
ければステップS104gに進みモータ46を停止す
る。 [逆転モード]これは手動でEV台の昇降を行なうモー
ドである。ステツプS105において逆転モードを選択
する。即ちコントローラ84のモード切替スイッチ88
を逆転に合わせる。
【0054】ステップS105aにおいて、人手により
コントローラ84の起動押しスイッチ90が押されると
ステップS105bにおいて交換中信号が出力される。
ステップS105cにおいて上昇する第2のEV16上
に空パレットP′がないこと、ステップS105dにお
いて第1のEV14が下降端でないことの条件が整えば
モータ46をCW(時計回り)回転させる。ステップS
105fにおいて起動押しスイッチ90が押されていれ
ばステップS105cに戻り、さらにモータ46は連続
的に回転する。起動押しスイッチ90が押されていなけ
ればステップS105gに進みモータ46を停止する。
【0055】なお、本発明は、その主旨を逸脱しない範
囲で上記実施例を修正または変形したものに適用可能で
ある。例えば、本発明は、複数の機器から構成されるシ
ステムに適用しても1つの機器から成る装置に適用して
も良い。また、本発明は、システム或は装置にプログラ
ムを供給することによって達成される場合にも適用でき
ることはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明のパレット供
給装置のパレット補充方法によれば、最下段の実パレッ
ト、すなわちエレベータ台にストックされている最後の
実パレットがロボットとアクセス中に、エレベータ台へ
の実パレットの補充動作が可能となり、最後の実パレッ
トが空になったところで、すぐに新しい実パレットをア
クセス位置に供給することができるので、ロボットの停
止時間を短くして生産性を向上させることが可能とな
る。
【0057】また、空パレットの回収動作と、実パレッ
トの分離動作を、一対のシャッターの開閉動作により実
行することができるので、装置の構成が単純化され、供
給装置のローコスト化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる制御方法が適用されるパレット
供給装置の構造を示した外観斜視図である。
【図2】コントローラの前面に配置された操作盤の構成
を示した正面図である。
【図3】コントローラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図4】パレット供給装置のパレット補充動作を説明す
るための図である。
【図5】パレット供給装置のパレット補充動作を説明す
るための図である。
【図6】実パレットの位置決め動作を説明するための図
である。
【図7】パレット供給装置の投入モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図8】パレット供給装置の分離モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図9】パレット供給装置の自動モードの動作を示すフ
ローチャートである。
【図10】パレット供給装置の自動モードの動作を示す
フローチャートである。
【図11】パレット供給装置の正転モードの動作を示す
フローチャートである。
【図12】パレット供給装置の逆転モードの動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】 10 パレット供給装置 12 供給装置本体 14 第1のEV 16 第2のEV 18 パレット案内板 20 レベルアジャスタ 22 供給装置固定ボルト 24 ブラケット 26 EVガイドローラ 28,30 EVガイド 32 実パレットセンサ 34 空パレットセンサ 36 チェーン 38 駆動用スプロケット 40 アイドラ用スプロケット 42 回転シャフト 44 中間歯車 46 モータ 48 駆動歯車 50,52 下端検出センサ 54a,54b シャッタ 56 エアシリンダ 60 左位置決めユニット 62 右位置決めユニット 64,66 シリンダ 68,70 位置決めローラ 72 突き当てアングル 74 実パレット上端センサ 76 実パレット有無センサ 78 ストッパアングル 80 空パレット上端センサ 82 空パレット有無センサ 84 コントローラ 86 表示灯 88 モード切替スイッチ 90 起動押しスイッチ 92 停止押しスイッチ 94 電源 98 シーケンサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組み立てあるいは加工用ワークを収納し
    た実パレットを複数段積み重ねた状態で載置可能な第1
    の載置台と、空パレットを複数段積み重ねた状態で載置
    可能な第2の載置台とを、供給装置本体に対して吊り掛
    けた状態に配置し、前記供給装置本体の上部に位置する
    ところの、外部のロボット装置とアクセス可能なアクセ
    ス位置に、前記第1の載置台上に積まれた実パレットを
    上段のものから順番に供給し、ワークが取り出された後
    の空パレットを、前記第2の載置台上に順番に積みあげ
    る様になされたパレット供給装置のパレット補充方法で
    あって、 前記アクセス位置に設けられた実パレット有無センサ
    と、前記第1の載置台に設けられた実パレットセンサに
    より、前記アクセス位置に供給されたパレットが、前記
    複数段の実パレットのうちの最下段の実パレットである
    ことを認識する第1の工程と、 前記最下段の実パレットが前記外部のロボット装置とア
    クセスしている間に、前記第2の載置台から、前記空パ
    レットを搬出する第2の工程と、 前記最下段の実パレットが前記外部のロボット装置とア
    クセスしている間に、前記第2の載置台を上昇させると
    ともに、前記第1の載置台を下降させる第3の工程と、 前記最下段の実パレットが前記外部のロボット装置とア
    クセスしている間に、下降された前記第1の載置台上に
    複数の実パレットを補充する第4の工程とを具備するこ
    とを特徴とするパレット供給装置のパレット補充方法。
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