JP2685535B2 - 車両の床製作方法および装置 - Google Patents

車両の床製作方法および装置

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JP2685535B2 JP24100088A JP24100088A JP2685535B2 JP 2685535 B2 JP2685535 B2 JP 2685535B2 JP 24100088 A JP24100088 A JP 24100088A JP 24100088 A JP24100088 A JP 24100088A JP 2685535 B2 JP2685535 B2 JP 2685535B2
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清隆 菊本
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両の床製作方法および装置に係り、特に
鉄道車両の床に好適な車両の床製作方法および装置に関
するものである。
〔従来の技術〕
鉄道車両における床構造は、第3図および第4図に示
すように幅方向両側に配置される側はり8、該側はり8
の間に渡される横はり9および該横はり9の上面に設置
された波形鋼板1からなる台枠に、車体長手方向に所定
ピッチで設置された床板受3と、該床板受3によって両
端を支持固定される床板2と、前記床板受3,床板2と波
形鋼板1との間に充填される充填材とから構成されてい
る。前記充填材としては、発泡硬化性樹脂が用いられて
おり、前記床板2,床板受3の撓みあるいは座屈を防止す
るとともに、車内外間の断熱および遮音を行なうもので
ある。
このような床構造の製作状況について説明すると、ま
ず、波形鋼板1の上に所定のピッチで床板受3を取付
け、該床板受3の上部にその設置ピッチと同じ幅を有し
た床板2を取付ける。この時、該床板2は床板受3に対
してリベット等によって取付けられる。この後、床板受
3の車体幅方向端側の開口部6および床板2と波形鋼板
1との間の車体幅方向の端側の開口部7から発泡硬化性
樹脂をそれぞれの空隙部に注入し、発泡固化させて充填
していた。なお、この充填材4の充填作業に先立って、
前記発泡硬化性樹脂の発泡圧力によって床板2あるいは
床板受3が変形しないように、該床板2の全面に設置さ
れる拘束治具5a,該拘束治具5aの上部で車体長手方向に
設置される拘束治具5bおよび該拘束治具5bの上部で車体
幅方向に設置される拘束治具5cによって拘束した後に、
前記樹脂の注入を行なっていた。
ところで、前述のような床構造として関連するものに
例えば特開昭57−77251号公報等が挙げられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、床板を設置した後、該床板と波形鋼
板との間に発泡硬化性樹脂を注入するため、該充填材の
充填状況を十分に把握できず、注入量が不足すると、空
隙ができこれによって床板2の表面に凹凸ができるとい
った問題があった。
一方、前記発泡硬化性樹脂を注入し過ぎると該樹脂の
発泡圧力が増大して床板2に対し大きな力が加わり、こ
れによって床板2の表面に凹凸が生じるといった問題が
あった。この問題を解決するために、床板2の上面に拘
束治具5a,5b,5cを設けており、前記の問題を解決するた
めにこれら拘束治具を強固なものとすることが考えられ
るが、該拘束治具が大掛りなものになると、その設置あ
るいは除去に多大な労力と時間を要するといった問題が
あった。
また、前記床板2と波形鋼板1との間の全面に一度に
発泡硬化性樹脂の注入を行なうと、該樹脂より発生する
ガスによって空隙部が生じるといった問題があった。こ
れらの空隙部については、その補修作業は実質的に不可
能であり、この空隙部に起因して床板2に凹凸が発生す
る恐れがあった。
本発明の目的とするところは、車両の床製作時におけ
る作業性の向上および装置の簡略化を図り得る車両の床
製作方法および装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕 上記目的は、台枠の波形鋼板上面に所定ピッチで取付
けられた床板受を有した車両の床製作方法において、前
記波形鋼板上面で各床板受の間に、充填部の分割した範
囲を覆う押え部材を充填材設置空間を保って設置し、該
押え部材と波形鋼板との間に充填材を充填し、押え部材
を順次ずらして充填作業を行なうことにより、達成され
る。
また、台枠の幅方向に走行する走行手段と、該走行手
段によって支持された反力受と、波形鋼板との間に所定
の間隔を隔てて対向し該反力受に上下動可能に支持さ
れ、かつ、充填部の分割した範囲を覆う押え部材とから
構成することにより、達成される。
〔作用〕
前述のように、充填部の分割した範囲を覆う押え部材
を設置して該押え部材と波形鋼板との間に充填材を充填
し、所定範囲の充填作業を順次繰返すことにより、前記
押え部材への発泡圧力を低減でき、該押え部材およびそ
の保持構造を簡略化できるとともにその操作も簡略化で
きる。
〔実 施 例〕
以下、本発明による床製作方法および床製作装置の一
実施例および他の実施例第1図および第2図より説明す
る。同図において、前述の従来例と同一符号は同一部材
を示すものである。10は台枠の幅方向すなわち床板受3
の上面に取付金11によって取付けられる走行レールで、
充填材4を設置しようとする充填部の両側に取付けられ
る。12は該走行レール10上を走行する走行装置で、ころ
によって走行するとともに該ころを保持する受部材の先
端が前記走行レール10の走行面下方に回り込むように構
成されている。したがって、該走行装置12は走行レール
10に対して垂直方向のいずれの力、すなわち、垂直荷重
および発泡圧力を伝え得る構成となっている。前記走行
レール10と走行装置12とによって走行手段が構成されて
いる。13は前記走行装置12が両端に設けられ走行レール
10に対して支持されている反力受で、該走行装置12とに
よって充填材4を設置する部分を跨ぐように略門形に形
成されている。14は該反力受13の中間部上方に設置され
た油圧シリンダからなる駆動手段で、そのロッド15は反
力受13を貫通して下方すなわち波形鋼板1側へ突出して
設けられている。16は前記ロッド15の先端に取付けられ
た押え板で、前記駆動手段14の動作によってロッド15を
介して上下動する。また、該押え板16の下面は、充填材
4の上面を平滑化するために、平面に形成され、かつ、
発泡硬化性樹脂の発泡圧力を支え得る構成となってい
る。そして、該押え板16は、駆動手段14により上下動す
るとともに、下降して充填材4が所定の厚さとなるよう
に位置決めされる。充填材4の発泡時の圧力は、前記押
え板16,駆動手段14,圧力受13および走行装置12を介して
走行レール10に伝わり、最終的に該走行レール10によっ
て支えられる。
このような構成において、その動作状況を説明する。
まず、充填材4を設置する箇所の両側にある床板受3の
上面に走行レール10を取付金具11によって取付け、該走
行レール10上に走行装置12を走行可能にセットする。こ
れによって押え板16は両側の床板受3の間の波形鋼板1
上にセットされる。この状態で、走行装置12を台枠の幅
方向端部に移動させ、押え板16が充填材設置位置の端部
に一致するように位置決めする。その後、駆動手段14に
よって押え板16を下降させ、該押え板16の下面が充填材
4の所定厚さに対応した位置で停止させる。この状態
で、波形鋼板1と押え板16との間に開放端側から発泡注
入手段すなわちスプレーガン等によって発泡硬化性樹脂
を注入し、該樹脂が固化するまで各部材はそのままの状
態とする。なお、前記発泡硬化性樹脂としては、例えば
発泡ポリウレタン樹脂を用い、かつ、その硬化時間とし
ては5〜10分程度のものが有効である。また、押え板16
の下面には前記樹脂の付着を防止するための、剥離材が
設けられている。さらに、前述の樹脂注入は、目視確認
を行ないながら手動で行なってもよく、あるいは、押え
板16に発泡注入手段を設置して自動時に行なってもよ
い。ただし、自動的に行なう場合注入量の管理が必要と
なる。
このようにして、充填材4が固化した状態で、押え板
16を駆動手段14により上昇させ、走行装置12を台枠内側
へ移動させる。そして、前述の作業によって形成された
充填材4の先端部と押え板16の移動方向後側の端部がわ
ずかに重複位置で停止し、該押え板16を下降させて、前
述の充填作業を繰り返す。このように床板受3の間で台
枠幅方向に数回に分けて発泡充填作業を行なう。その
後、該充填材4の表面に接着剤を塗布し、床板2を取付
ける。なお、床板2に接着剤を塗布してもよい。
このような製作方法によれば、充填材設置部を狭い範
囲に分割して充填作業を行なうため、押え板16の面積が
狭く樹脂の発泡によって該押え板16が受ける圧力を軽減
できる。したがって、前記押え板16を支持する駆動手段
14,圧力受13および走行装置12の構成を簡略化できる。
さらに、前述のように構成の簡略化が図れることによ
り、従来行なっていた大掛りな拘束治具を設置あるいは
撤去する作業が不要となるため、作業性の向上が図れ
る。
また、前述のような構成によれば、充填材4の充填状
況を目視確認できるとともに、補修作業も行なえるた
め、充填材4上面の凹凸あるいは空隙の発生を防止で
き、床板1の変形を防止できる。
ところで、前述の一実施例によれば、駆動手段と油圧
シリンダを用いた例について説明したが、これに限定さ
れるものではなく、電動モータとねじ機構等の機械的な
動作機構を用いても同様な効果が得られる。また、走行
装置についても電動モータを駆動源とし、停止位置に予
め設置したリミットスイッチにより停止させ、位置決め
する構成とすれば、さらに作業性の向上が図れる。
次に、第2図に示す実施例について説明する。同図に
おいて、前記一実施例と同一符号は同一部材を示すもの
である。本実施例においては、床板受3を押え板16をボ
ルト17によって支持するためのねじ穴が設けられ、充填
材設置範囲の一部を覆う押え板16aを着脱可能に設置で
きる構成となっている。製作状況について説明すると、
まず、押え板16aをボルト17により充填しようとする箇
所に対応して床板受3に取付ける。そして、押え板16a
と波形鋼板1との間に発泡硬化性樹脂を注入し、固化し
た状態で端面を整形した後、前記押え板16aを取外す。
このようにして順次充填材4を設置して行く。
このような構成および製作方法によれば、前記一実施
例のような装置を用いることなく、充填材4を設置する
ことができる。すなわち、押え板16aが受ける樹脂から
の圧力は、該押え板16aの面積が狭いために小さく、床
板受3によって十分に支え得るものである。したがっ
て、前述のように押え板16aを床板受3に支えた状態で
充填材4の設置作業が行なえるため、設備を非常に簡単
なものとすることができる。また、作業自体も押え板16
aを順次設置するだけであるため、効率的に行なえる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、車両の床製作時
における作業性の向上が図れるとともに、装置の簡略化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による床製作装置の一実施例を示す斜視
図、第2図は本発明による床製作状況の他の実施例を示
す斜視図、第3図は車両の床構造を示す斜視図、第4図
は従来の床製作状況を示す断面図である。 1……波形鋼板、3……床板受、4……充填材、10……
走行レール、12……走行装置、13……反力受、14……駆
動装置、16……押え板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西田 真吾 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 糀谷 政人 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 菊本 清隆 山口県下松市大字東豊井794番地 株式 会社日立製作所笠戸工場内 (72)発明者 箱嶌 八郎 福岡県福岡市中央区地行1丁目14番40号 (72)発明者 杉浦 寛次 愛知県西尾市南中根町小脇1番 (56)参考文献 特開 平2−63959(JP,A)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】台枠の波形鋼板上面に所定ピッチで取付け
    られた床板受を有した車両の床製作方法において、前記
    波形鋼板上面で各床板受の間に、充填部の分割した範囲
    を覆う押え部材を充填材設置空間を保って設置し、該押
    え部材と波形鋼板との間に充填材を充填し、押え部材を
    順次ずらして充填作業を行なうことを特徴とする車両の
    床製作方法。
  2. 【請求項2】台枠の幅方向に走行する走行手段と、該走
    行手段によって支持された反力受と、波形鋼板との間に
    所定の間隔を隔てて対向し該反力受に上下動可能に支持
    され、かつ、充填部の分割した範囲を覆う押え部材とか
    ら構成したことを特徴とする車両の床製作装置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の車両の床製作装置におい
    て、前記押え部材は、反力受に備えられた駆動手段を介
    して上下動可能に支持されたことを特徴とする車両の床
    製作装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の車両の床製作装置におい
    て、前記走行手段は、台枠の幅方向に設置される走行レ
    ールと、該走行レール上を走行する走行装置とから構成
    したことを特徴とする車両の床製作装置。
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WO2016179994A1 (zh) 2015-05-12 2016-11-17 中车青岛四方机车车辆股份有限公司 设备舱底板的安装结构

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