JP2685376B2 - 管の段積装置における中板の供給装置 - Google Patents

管の段積装置における中板の供給装置

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JP2685376B2
JP2685376B2 JP3294716A JP29471691A JP2685376B2 JP 2685376 B2 JP2685376 B2 JP 2685376B2 JP 3294716 A JP3294716 A JP 3294716A JP 29471691 A JP29471691 A JP 29471691A JP 2685376 B2 JP2685376 B2 JP 2685376B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は管の段積装置における中
板の供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】遠心鋳造されたダクタイル鋳鉄管などを
製造工場から出荷する際には、整列された水平方向の複
数の管を複数段に段積して結束することが一般に行われ
ている。このため、このような鋳鉄管の製造ラインで
は、そのラインの終端部において、管の支持装置が設け
られている。この支持装置は、製造ラインから送り込ま
れる複数の管を整列状態で支持可能であるとともに、段
階的に下降することでこれら管を複数段に段積可能であ
る。そして、段積される管どうしの間には、これら上下
の管どうしが互いに接触して塗装膜の剥がれや管自体の
損傷が生じないように、木製の中板を介装するのが一般
的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この中板は、
支持装置上に下段側の管が供給されてから次に上段側の
管が供給されるまでの間に、この下段側の管の上部に人
手により供給されており、工数を要するうえに危険を伴
うという問題点がある。
【0004】そこで本発明はこのような問題点を解決
し、下段側の管の上部への中板の供給を、能率良くしか
も安全に行えるようにすることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、支持装置の近傍に設置された本体フレーム
と、段積される上下の管どうしの間に介装される中板を
複数積み重ねて収容可能であるとともに、前記本体フレ
ーム内に装着されるカセットとを設け、前記本体フレー
ムに、この本体フレーム内に装着されたカセットの底部
を開放可能に閉塞して、このカセットの底部を閉塞した
ときにはカセット内の中板を支持するとともに、このカ
セットの底部を開放したときには所定枚数の中板をカセ
ットから降下させる支持板と、前記カセットから降下し
た中板を受け止めるレシーバと、このレシーバによって
受け止められた中板を、前記支持装置側へ押し出してこ
の支持装置上の管の上方へ供給させる手段とを設置した
ものである。
【0006】
【作用】このような構成によれば、中板を収容したカセ
ットを本体フレーム内に装着し、支持板の作動によりカ
セットから中板を取り出してレシーバにて受け止め、こ
れを支持装置上の管の上方に向けて押し出すことで、人
手による作業を伴うことなしに、能率良くしかも安全
に、下段側の管の上方に中板が供給される。
【0007】
【実施例】図3において、1は搬送路であり、鋳造され
た管2を水平方向に搬送可能である。管2は、その一端
に受口3を有するとともに他端に挿口4を有し、これら
受口3と挿口4との方向を揃えた状態で搬送される。搬
送路1の終端部の手前には管の方向反転装置5が設けら
れており、この方向反転装置5は、1本おきの管2を搬
送路1から持ち上げて水平面内で 180度回転させること
で、隣り合う管2どうしの受口3と挿口4とを交互に配
列させる。
【0008】図1〜図3に示すように、搬送路1の終端
部に連続して、管の転送装置6が設けられている。ま
た、この転送装置6に連続して、管の段積装置7が設け
られている。段積装置において、8は管の支持装置で、
昇降台9とこの昇降台9上のL字形の支持フレーム10と
を備えている。転送装置6は、シリンダ11の作用により
支持装置8の方へ向けて送り出される支持台12を有して
いる。この支持台12は、前向きに傾斜した構成とされる
とともに、搬送路1から送られてくる所定数ずつの管2
をまとめて支持可能である。支持台12よりも先端側に
は、ストッパを兼ねた送り出しガイド13が設けられてい
る。この送り出しガイド13は、図1および図2において
実線で示したように起き上がったときには、傾斜構造の
支持台12からの管2の転落を防止し、また同図において
仮想線で示すように、支持装置8の位置において倒れた
ときには、傾斜構造の支持台12から支持フレーム10へ管
2を転がして移送するときのガイドとして機能する。
【0009】支持装置8においては、支持台12から支持
フレーム10へ一定数の管2が供給されるごとに昇降台9
が一定ピッチずつ下降することで、図示のように管2の
段積が行われる。上下の管2どうしの間には、木製の中
板14が介装される。
【0010】図12〜図14に示すように、中板14は管2の
両端の近傍に対応した2箇所に介装される。また所定数
が段積された管2は、帯鋼材15などを用いて結束され、
図示のように受口3と挿口4とが交互に反転した状態で
一体化された荷姿となって、製造工場外へ搬出される。
【0011】図1〜図3に示した段積装置7において、
16は中板の供給装置で、支持装置8にて支持された各段
の管2の上部へ中板14を送り出し可能なように、この支
持装置8の近傍において一対が設けられている。以下、
この供給装置16を詳細に説明する。
【0012】図4〜図6に示した中板の供給装置16にお
いて、17は本体フレームであり、水平方向のガイドレー
ル18を有している。19は台車で、シリンダ20により駆動
されることでガイドレール18に沿って走行し、図1にも
示すように、本体フレーム17の内部と、支持装置8に接
近した位置との間で往復動する。
【0013】台車19よりも上方における本体フレーム17
の部分には、カセット収容部21が設けられており、この
収容部21には、カセット22が装着されている。図7〜図
9に示すように、カセット22は金属製の枠体23を有し、
この枠体23の内部に、木製の多数の中板14が積み重ね状
態で収容されている。枠体23はその上端と下端とに開口
部24、25を有し、その下端の開口部25の両端には、枠体
23内に収容された中板14を支持するための挿抜式の一対
の支持板26が設けられている。この支持板26は、中板14
を支持するためにカセット22内に挿入された状態で、こ
の支持板26と枠体23とにともに挿入されるピン27にて、
抜け止めが施される。ピン27は、鎖28にて枠体23に連結
され、紛失の防止が図られている。カセット22の上端に
は一対のフック29が設けられており、ワイヤロープなど
によりこのカセット22を吊り下げて搬送する際に利用さ
れる。
【0014】カセット収容部21には一対の保持シリンダ
30が設けられており、これら保持シリンダ30にてカセッ
ト22を挟み付けることで、このカセット22が収容部21内
の所定位置に保持される。このとき、カセット22の下端
の開口部25は、本体フレーム17の内部に入り込んだ台車
19の直上に位置することになる。
【0015】またカセット収容部21には、保持シリンダ
30にてカセット22が保持されているときにこのカセット
22から中板14を受け取って支持可能な中板支持装置31が
設けられている。すなわち、図4〜図11において、本体
フレーム17内におけるカセット22の両側には、水平方向
の軸体32、33が、それぞれ軸心回りに回転可能に支持さ
れている。各軸体32、33には、これら軸体32、33から径
方向に伸びる一対ずつの支持板34がそれぞれ固定されて
いる。一方の軸体32にはレバー35を介してシリンダ36が
連結されており、このシリンダ36が伸縮することで軸体
32が所定角度範囲を回転する。軸体32と軸体33とは、リ
ンク機構37を介して互いに連動され、互いに反対方向に
同一角度ずつ回転するように構成されている。したがっ
て、シリンダ36を伸縮させることで、各軸体32、33に固
定された支持板34は、中板14を支持可能な水平位置と、
下方の台車19内への中板14の降下を許容する傾斜位置と
の間を旋回動することになる。
【0016】図4および図6に示すように、台車19に
は、カセット22から供給される所定枚数の中板14を受け
止め可能な、横断面L形で両端が開口したレシーバ38が
設けられている。このレシーバ38は、中板14の長さ方向
にわたって配置され、この中板14をその長さ方向に摺動
可能に支持しかつ案内する。台車19には、レシーバ38に
て支持された所定枚数の中板14を押して、この中板14を
台車19内から支持装置8の方へ向けて押し出し可能なシ
リンダ39が設けられている。40はシリンダ39に取り付け
られた押し板である。
【0017】このような構成において、管2を段積して
結束する際のこの管2の上部への中板14の供給は、次の
ようにして行う。まず、多数の中板14を収容したカセッ
ト22を準備し、このカセット22を供給装置16のカセット
収容部21へ搬入し、保持シリンダ30にてこのカセット22
を所定位置に保持し固定する。その後、シリンダ36にて
支持板34を水平状態としたうえで、手動操作などにより
カセット22のピン27を取り外し、支持板26をカセット22
から抜き出す。すると、それまで支持板26で支持されて
いた中板14は、今度は支持装置31の支持板34にて支持さ
れることになる。
【0018】シリンダ36を伸長させて、支持板34を傾斜
させるように軸32を回転させると、リンク機構37を介し
て、これに連動した軸33もが回転され、同様にこの軸33
の支持板34もが傾斜する。これによってカセット22の下
端の開口部25が開き、所定枚数の中板14が、カセット22
から降下して台車19のレシーバ38に受け止められる。そ
こで、支持板34を再度水平方向に閉じ、残りの中板14を
支持させる。
【0019】この状態でシリンダ20を動作させて台車19
をガイドレール18に沿って走行させ、この中板14を支持
した台車19を本体フレーム17から支持装置8の方へ向け
て突出させる。そして、さらにシリンダ39を動作させ、
押し板40によってレシーバ38上の中板14をさらに支持装
置8側へ送り出す。
【0020】こうすることで、図1などに示すように中
板14が支持装置8上の管2の上部へ供給されるため、こ
の中板14を中敷として、転送装置6からの次段の管2を
段積する。
【0021】中板14を送り出したなら、シリンダ39を元
の状態に戻すとともにシリンダ20により台車19を本体フ
レーム17内に戻し、以後、上記と同様の操作を繰り返
す。カセット22内の中板14を全部使用してしまったな
ら、その空のカセット22を収容部21から取り出し、その
代わりに、十分な数の中板14を収容した他のカセット22
をただちに搬入すれば、管2の段積み工程を休止しない
ように連続的に中板14を供給できる。
【0022】所定数の管2の段積が終了したなら、図12
〜図14に示すようにこれを結束して、製造工場からの搬
出を行う。
【0023】
【発明の効果】以上述べたように本発明によると、支持
装置の近傍に設置された本体フレームと、段積される上
下の管どうしの間に介装される中板を複数積み重ねて収
容可能であるとともに、前記本体フレーム内に装着され
るカセットとを設け、前記本体フレームに、この本体フ
レーム内に装着されたカセットの底部を開放可能に閉塞
して、このカセットの底部を閉塞したときにはカセット
内の中板を支持するとともに、このカセットの底部を開
放したときには所定枚数の中板をカセットから降下させ
る支持板と、前記カセットから降下した中板を受け止め
るレシーバと、このレシーバによって受け止められた中
板を、前記支持装置側へ押し出してこの支持装置上の管
の上方へ供給させる手段とを設置したため、中板を収容
したカセットを本体フレーム内に装着し、支持板の作動
によりカセットから中板を取り出してレシーバにて受け
止め、これを支持装置上の管の上方に向けて押し出すこ
とで、人手による作業を伴うことなしに、能率良くしか
も安全に、段積のための下段側の管の上方に中板を供給
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の中板の供給装置を備えた管
の段積装置の第1の動作状態を示す正面図である。
【図2】図1の装置の第2の動作状態を示す正面図であ
る。
【図3】図1の装置の平面図である。
【図4】図1における中板の供給装置を拡大して示す正
面図である。
【図5】図4に示した中板の供給装置の平面図である。
【図6】図4に示した中板の供給装置の側面図である。
【図7】図1におけるカセットの拡大正面図である。
【図8】図4に示した中板の供給装置における中板支持
装置の詳細平面図である。
【図9】図8に示した中板支持装置の正面図である。
【図10】図8に示した中板支持装置の右側面図である。
【図11】図8に示した中板支持装置の左側面図である。
【図12】本発明にもとづく管の結束状態を示す正面図で
ある。
【図13】図12に示した部分の側面図である。
【図14】図12に示した部分の平面図である。
【符号の説明】
2 管 8 支持装置 14 中板 16 供給装置 17 本体フレーム 19 台車 22 カセット 31 中板支持装置 39 シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 月足 照行 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (72)発明者 吉田 勝則 兵庫県尼崎市大浜町2丁目26番地 株式 会社クボタ武庫川製造所内 (56)参考文献 実開 昭61−86327(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 並列状態で供給される水平方向の複数の
    管を支持可能であるとともに、これら複数の管が供給さ
    れるごとに段階的に下降することでこれら管を複数段に
    段積させることができる支持装置を備えた管の段積装置
    において、 前記支持装置の近傍に設置された本体フレームと、 段積される上下の管どうしの間に介装される中板を複数
    積み重ねて収容可能であるとともに、前記本体フレーム
    内に装着されるカセットと、を設け、前記本体フレームに、 この本体フレーム内に装着されたカセットの底部を開放
    可能に閉塞して、このカセットの底部を閉塞したときに
    はカセット内の中板を支持するとともに、このカセット
    の底部を開放したときには所定枚数の中板をカセットか
    ら降下させる支持板と、 前記カセットから降下した中板を受け止めるレシーバ
    と、 このレシーバによって受け止められた中板を、前記支持
    装置側へ押し出してこの支持装置上の管の上方へ供給さ
    せる手段と、 を設置した ことを特徴とする管の段積装置における中板
    の供給装置。
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