JP2684316B2 - ティーアップ装置 - Google Patents

ティーアップ装置

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JP2684316B2
JP2684316B2 JP5215188A JP21518893A JP2684316B2 JP 2684316 B2 JP2684316 B2 JP 2684316B2 JP 5215188 A JP5215188 A JP 5215188A JP 21518893 A JP21518893 A JP 21518893A JP 2684316 B2 JP2684316 B2 JP 2684316B2
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照美 木村
敏之 木村
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中西 作蔵
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主にゴルフ練習のた
めに使用されるティーアップ装置に関し、特にティーグ
ラウンドを形成するフロア部材の下側に埋設されるティ
ーアップ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴルフ練習場で使用されるティー
アップ装置として、ティーグラウンドを形成するフロア
部材上に位置固定に設けられたティー部材に対し、その
フロア部材上に設けられたスイングレバーによりボール
を載せ、そのボールが打たれると再びそのスイングレバ
ーが作動して次のボールを供給するタイプのものが知ら
れている。
【0003】また、ティーグラウンドを形成するフロア
部材の下側にティーアップ装置を埋設し、ティー部材を
下降した状態でボール供給部からそのティー部材上にボ
ールを供給し、その後ティー部材を上昇させて、フロア
部材に形成されたボール通過孔からボールをティーアッ
プ位置まで突き上げるものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、位置固
定のティー部材に対しスイングバーでボールを供給する
タイプのものでは、そのティー部材を保持するマット等
が少しでもずれると、スイングバーにより供給されるボ
ールがティー部材から落ちてしまうことがしばしば生じ
る。
【0005】また、フロア部材の下側からティー部材を
突き上げるタイプでは、そのティー部材を下方のボール
供給部まで下げ、そこでボールを載せて上昇することに
よりボールをティーアップ位置に位置させるのである
が、その上昇の終端であるティーアップ位置でボールが
ティー部材からこぼれてしまうことがある。これをでき
るだけ少なくするためには、ボール供給部からティーア
ップ位置までゆっくりボールを上昇させる必要がある
が、そうするとティーアップサイクルが遅くなってしま
う。
【0006】本発明は、ボールに対する確実かつ安定し
たティーアップを行うことを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、2段のリフ
ト構造を採用し、そのために外側ボールリフタとその内
側のティー部材とを第一及び第二のリフト機構によりそ
れぞれ独立に昇降させるようにしたものである。
【0008】外側ボールリフタは、ボールを支持する
ボール支持部を備え、前記フロア部材の下側の中間高
さ位置まで上昇するように昇降可能に設けられる。ティ
ー部材は、その外側ボールリフタの内側においてそれと
は独立に昇降可能に設けられ、上端にボールを支持する
第二ボール支持部を有するとともに、ボールを前記フロ
ア部材に形成されたボール通過孔からそのフロア部材上
に突き出させるティーアップ位置まで上昇可能なもので
ある。さらにボール供給部が設けられ、このボール供給
部は、外側ボールリフタが中間高さ位置より低い下位高
さ位置に下降した状態で、前記第一ボール支持部にボー
ルを供給する役割を果たす。第一のリフト機構は、外側
ボールリフタを下位高さ位置から中間高さ位置まで上昇
させるものである。また第二のリフト機構は、上記ティ
ー部材を下位高さ位置から中間高さ位置までは前記第二
ボール支持部が外側ボールリフタに支持されて上昇する
ボールに下側から追従するように上昇させ、かつ外側ボ
ールリフタの上昇限度である中間高さ位置からはボール
を支持させつつティー部材をティーアップ位置まで上昇
させる役割を果たす。さらに前記第一及び第二のリフ
ト機構を構成するために、前記外側ボールリフタと前記
ティー部材を内側に包含するように、かつこれらと同心
的にカムドラムが設けられ、このカムドラムの周壁に沿
って螺旋状の第一カムと第二カムが形成され、前記外側
ボールリフタは第一のカムフォロワを介して前記第一カ
ムに係合し、前記ティー部材は第二のカムフォロワを介
して前記第二カムに係合する一方、前記カムドラムを前
記第一及び第二のカムフォロワに対して相対的に正転さ
せることにより前記外側ボールリフタ及びティー部材を
上昇させ、そのカムドラムを前記第一及び第二のカムフ
ォロワに対して相対的に逆転させることにより前記ティ
ー部材及び外側ボールリフタを下降させる正逆駆動装置
が設けられたことを特徴とする。
【0009】ここで、第二のリフト機構は、少なくとも
中間高さ位置からティーアップ位置まではティー部材を
第一のリフト機構による外側ボールリフタの上昇速度よ
り遅い速度で上昇させるものとすることができる。
【0010】さらに、第二のリフト機構は、ティーアッ
プ位置として予め設定された互いに高さの異なる複数の
ティーアップ位置を与えるようにすることができる。
【0011】
【作用及び効果】外側ボールリフタは下位高さ位置に下
降した状態でボール供給部から自身のボール支持部にボ
ールの供給を受ける。そして第一のリフト機構が外側ボ
ールリフタを中間高さ位置まで上昇させる。このとき、
第二のリフト機構がティー部材を外側ボールリフタに追
従するように中間高さ位置まで上昇させる。そして中間
高さ位置で外側ボールリフタは上昇限度に達するが、第
二のリフト機構はティー部材をさらに上昇させ、外側ボ
ールリフタが支持するボールを自身のボール支持部に載
せ、フロア部材に形成されたボール通過孔からそのボー
ルをティーアップ位置まで突き上げる。
【0012】このようにフロア部材の下側の中間位置ま
で外側ボールリフタでボールを上昇させ、次のティーア
ップ行程でティー部材をティーアップ位置まで上昇させ
る二段階のリフト構造を採用することにより、ボールを
確実にティーアップすることができ、そのティーアップ
の際にボールがこぼれるといったトラブルも抑制され
る。また、外側ボールリフタを下位高さ位置から中間高
さ位置まで速く上昇させ、一方、ティー部材は少なくと
も中間高さ位置からティーアップ位置まではゆっくり上
昇させるようにすれば、ティーアップサイクルタイムを
短縮しつつ、玉こぼれの少ない確実なティーアップを行
うことが可能となる。また、このような二段階のストロ
ークを、カムドラムにそれぞれ螺旋状に形成した第一カ
ム及び第二カムによって一度に達成するため、シリンダ
等の個別アクチュエータと異なり、駆動源が1個で済
み、構造も簡単なものとなる。しかも、カムドラムの内
側に外側ボールリフタ及びティー部材が組み込まれるの
で、コンパクトに構成できる。さらに、外側ボールリフ
タと一体的にボール持上部を設けることにより、カムド
ラムを駆動させるのみで3個の要素、すなわち外側ボー
ルリフタ、ティー部材及びボール持上部を共に移動させ
ることができ、駆動系の共通化によって構造をいっそう
簡素なものできる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1において50は、ティーアップ装置36の
箱型のハウジングであり、その上面をなす天井板部51
がティーグラウンドを構成するフロア部材の役割を果た
し、この上に例えば人工芝等が敷かれることとなる。天
井板部51にはゴルフボールB(以下、単にボールB又
はボールという)を通すためのボール通過孔52が形成
されており、下側から持ち上げられるボールBがこのボ
ール通過孔52を経て上方にティーアップされる。ハウ
ジング50の底板部53上にはカムドラム54が自身の
中心部に固定された垂直軸55及び軸受56を介して垂
直軸線周りに回転可能に設けられている。カムドラム5
4の底部57にはスプロケット58が固定され、このス
プロケット58とカムモータ59の出力軸に固定のスプ
ロケット60との間にチェーン61が巻き掛けられ、こ
のチェーン61を介してカムドラム54はモータ59に
よりほぼ半回転ずつ正逆両方向に交互に駆動されるよう
になっている。
【0014】カムドラム54の周縁部には第一カムC1
が形成され、またカムドラム54の内周面には螺旋状の
レール部材54aが固定されることにより、そのレール
上面が第二カムC2を構成している。これら第一カムC1
及び第二カムC2は、図2から明らかなように、カムド
ラム54の180度の範囲内にほぼ重なるように形成さ
れるとともに、カムドラム54の中心Oに関して点対称
に1組ずつ形成されている。第一カムC1は図3(展開
図)から明らかなように、原位置を付与するリフト量0
の下位平坦部aと、これからリフト量H1の傾斜部b
と、これに続くリフト量0の上位平坦部cとを備えてい
る。一方、第二カムC2は、全体として傾斜形態のカム
面で形成され、そのリフト量は回転角θaでリフト量H
2、さらに回転角θbでリフト量H3とされている。ま
た、第一カムC1の傾斜部bに比べて、第二カムC2はそ
れよりやや傾斜が緩やかなものとされている。
【0015】図1に戻って、カムドラム54と一体的な
前記垂直軸55は、カムドラム54の底部57を貫通し
て上方に延びている。この垂直軸55にはティー部材6
4と一体的な昇降部材として、円筒部材62が軸受63
を介して軸方向に摺動可能かつ周方向に相対回転可能に
嵌合されている。この円筒部材62の上端にはゴム製で
円筒状のティー部材64が同芯的に固定され、ティー部
材64の上端にはボールBを載せるボール支持部65が
フランジ形態で形成されている。ティー部材64の下側
には、それのボール支持部65上にボールBが存在する
か否かを検出する光電式のティーセンサ93が設けられ
ている。円筒部材62の下端部には、円盤状部材66が
水平な姿勢で固定され、この円盤状部材66の外周部か
ら対称に一対のアーム67が突出し、各アーム67の先
端にはローラ68がそれぞれ設けられ、各ローラ68は
カムドラム54の各第二カムC2に着座し、それぞれ第
二カムC2に対するカムフォロワの役割を果たすように
なっている。
【0016】また、図4に示すようにこれらのアーム6
7と直行する方向にも一対のアーム69が延び、それら
の各先端にガイドローラ70、70が回転可能に取り付
けられている。これらのローラ70は図5に示すよう
に、カムドラム54の内側において垂直方向に互いに平
行に設けられた一対のガイドバー71、71の間に嵌め
入れられ、これらのガイドバー71はカムドラム54の
外側に立設された支柱73によりブラケット72を介し
て支持されている。そしてガイドローラ70がこれらガ
イドバー71により上下方向にガイドされることで、図
1の円盤状部材66、円筒部材62ひいてはティー部材
64がカムドラム54と連れ回ることが防止され、第二
カムC2により昇降させられることとなる。
【0017】円筒部材62の外側には、同じく円筒状の
外側ボールリフタ74が軸受75により軸方向に摺動可
能に嵌合され、外側ボールリフタ74の上端開口がボー
ルBを支持するボール支持部76とされている。外側ボ
ールリフタ74の下端部には円盤状部材77が水平な姿
勢で同芯的に固定され、この外周から対称的にアーム7
8が延び出し、それらの先端部がベアリングブッシュ7
9を介して一対のガイドポスト80a、80bに嵌合さ
れている。これらのガイドポスト80a、80bはハウ
ジング50の底板部53に立設され、外側ボールリフタ
74をカムドラム54と連れ回ることなく回り止めした
状態で上下方向に案内する役割を果たしている。
【0018】各アーム78の中間部にはそれぞれローラ
81が回転可能に支持され、各ローラ81がカムドラム
54の各々の第一カムC1に着座し、カムフォロワの役
割を果たしている。そして、これら第一カムC1により
外側ボールリフタ74が昇降させられることとなる。本
実施例では、この第一カムC1が第一のリフト機構を、
また上述の第二カムC2が第二のリフト機構に相当する
ものとなっている。
【0019】外側ボールリフタ74に固定された図中右
側のアーム78の先端には、ボール持上部83が一体的
に形成されている。ボール持上部83はV字状断面の傾
斜ボールレーン84からボールを受け取るV字状断面の
樋状部85を有し、先端部が支柱90によりやや傾斜し
て支持された傾斜ボールレーン84に対し、その延長上
に位置するように若干傾斜して形成されている。この樋
状部85の背後に近接して垂直板86がガイドポスト8
0bの上端部側方に固定され、またこのガイドポスト8
0bの上端には、外側ボールリフタ74のボール支持部
76にボールBを供給するV字状断面のボール供給部8
7が固定されている。また、このボール供給部87に対
向して平面視でほぼC字形のストッパ金具88がブラケ
ット89を介してガイドポスト80aの上端に固定され
ている。
【0020】外側ボールリフタ74が最下位置にある状
態で、傾斜ボールレーン84及び樋状部85の傾斜に従
って複数のボールBが、樋状部85に1個、また傾斜ボ
ールレーン84に例えば4個の都合5個のボールがスト
ックされる。このボールの残数を検出するために、傾斜
ボールレーン84に近接して光電式のボールセンサ91
が設けられており、このセンサ91がオフ状態となった
とき(例えばボールの残数が2個になったとき)、所定
数のボールが補給されるようになっている。
【0021】ボール持上部83の樋状部85上のボール
Bは垂直板86で落下が防止された状態で、外側ボール
リフタ74の上昇に従って上昇し、また傾斜ボールレー
ン84の先端のボールBはボール持上部83の垂直板9
2に接触しつつその位置に待機する。樋状部85が最上
位置に至ると、これとボール供給部87とが一直線上に
連なり、これらの傾斜に従いボールBがボール供給部8
7へ転がるが、そのボールBは外側ボールリフタ74の
側面に当たってその位置に待機し、外側ボールリフタ7
4が最下位置まで下降すると、それのボール支持部76
に転がり込んで着座する。この際、ストッパ金具88が
ボールの動きを規制してその落下を防ぐ。また、外側ボ
ールリフタ74とともにボール持上部83が下方に下が
り、それの垂直板92が次に待機していたボールBから
外れると、次のボールBが樋状部85へ転がり込むこと
となる。
【0022】次に本実施例の制御系のブロック図を図6
に基づいて説明する。I/Oインタフェース94、CP
U95、ROM96、RAM97及びカムモータドライ
バ98がコンピュータ99を構成し、これにティーセン
サ93、ボールセンサ91及び地上に設けられたスイッ
チ100(例えば練習開始スイッチ、終了スイッチ、呼
出スイッチ等)が接続されている。
【0023】ROM96には本システムの作動の手順を
定めたプログラムを記憶するプログラムメモリ96aが
設けられ、またRAM97には練習者が好みに応じてテ
ィーアップ高さを選択した際、その信号を記憶するティ
ーアップ高さレジスタ97a、前述のティーセンサ93
に基づき打たれたボールの数をカウントするボールカウ
ンタ97b等が設けられている。カムモータドライバ9
8は、前述のカムドラム54を正逆両方向に交互に回転
させるカムモータ59を制御するものである。
【0024】なお、練習者に所定数のボールを供給する
際、使用可能ボール数のデータが記憶されたプリペイド
カードが使用される場合、ボールカウンタ97bのカウ
ント数と、プリペイドカードのボール数データとをCP
U95が比較・演算し、両者の数が一致したとき、以後
のボール供給がストップされる。その場合は、プリペイ
ドカードのデータを読み取るカード読取装置101がI
/Oインタフェース94に接続されることとなる。
【0025】次に、図7のフローチャートを参照しつつ
作動の流れを説明する。本システムがオン状態になる
と、初期設定のステップS1でカムドラム54の回転位
相がカムモータ59により原位置へセットされる。ま
た、練習者によってティーアップ高さが選択されなけれ
ば、それが自動的に「中」高さに設定される。
【0026】ステップS2で、ボールセンサ91がオフ
状態であれば、ステップS14でボール供給指令が出さ
れ、所定数(例えば1度に3個)のボールが図1の傾斜
ボールレーン84へ供給される。一方、ボールセンサ9
1がオン状態であればステップS3、S4でどのティー
アップ高さが設定されているかが判断され、それらの判
断に応じてステップS6〜S8で、それぞれに対応した
フラグが図6のティーアップ高さレジスタ97aにセッ
トされる。そして、ステップS9でモータ59が正方向
に起動し、カムドラム54を図1において時計方向へ1
80度以内の角度範囲で駆動する。ここで、図3に示す
ようにティーアップ高さが高く設定されているほどカム
ドラム54の回転量も大きくなり、図のH、M、Lはテ
ィーアップ高さの高、中、低に対応するものである。
【0027】カムドラム54が角度θa回転する前半の
行程では、外側ボールリフタ74が第一カムC1の傾斜
部bによりリフト量H1だけ上昇させられる。これによ
り外側ボールリフタ74は自身のボール支持部76にボ
ールBを支持し、図1の天井板部51のボール通過孔5
2の直下まで上昇する。このとき前述のようにボール持
上部83が次のボールBをボール供給部87まで持上
げ、ここへ転がり込んだボールが外側ボールリフタ74
の側面に接した状態となる。また、この外側ボールリフ
タ74の上昇に追従するように、ティー部材64が円筒
部材62及びローラ68を介して、図3の第二カムC2
により上昇する。
【0028】そして、外側ボールリフタ74のローラ8
1が第一カムC1の傾斜部bを上りきって上位平坦部c
に至れば、カムドラム54の回転にかかわらず、外側ボ
ールリフタ74はその上昇端位置(中間高さ位置)に維
持される。一方、ティー部材64は第二カムC2により
引続き上昇することにより、上昇限度にある外側ボール
リフタ74に載っているボールを下側から自身のボール
支持部65に載せて突き上げ、図1に示すように最終的
にボールBを持ち上げたティーアップ位置でカムドラム
54が停止させられる。これにより、ボールBを支持し
たティー部材64がティーアップ位置に維持される。
【0029】そして、このボールBが練習者により打た
れると、ティーセンサ93がボールがなくなったことを
検出し、図7のステップS10を経てステップS11が
実行され、図6のボールカウンタ97bが+1カウント
される。そして、ステップS12でカムドラム54が原
位置へ復帰回転するようにモータ59が逆転させられる
ことにより、まずティー部材64が図3の第二カムC2
の復路により下降し、そのボール支持部65が外側ボー
ルリフタ74のボール支持部76より下側に引っ込む。
さらにカムドラム54の逆転により、外側ボールリフタ
74のローラ81が図3の上位平坦部cから傾斜部bへ
移行すれば外側ボールリフタ74も下降し、カムドラム
54が原位置に復帰することにより、図1に示すように
外側ボールリフタ74及びティー部材64がそれぞれ最
下位置に至る。
【0030】このとき、外側ボールリフタ74の側面に
接していた次のボールBがそれのボール支持部76に着
座し、ステップS13を経て再びステップS2以降が繰
り返されることにより、練習者のボールを打つ動作に合
わせて順次ボールBがティーアップされることとなる。
また、ボールセンサ91がオフ状態となれば、ステップ
S14で所定数のボールが補給され、またプリペイドカ
ード等の設定玉数の終了あるいは練習者のスイッチ操作
等により、ステップS15で終了信号が出力されれば、
本ルーチンは終了する。
【0031】本実施例ではボールBを安定して支持でき
る外側ボールリフタ74がティーアップの直前までボー
ルをリフトし、その後ティー部材64がこのボールをテ
ィーアップ位置まで突き上げる構造のため、ボールのこ
ぼれ等のトラブルが発生しにくく、また外側ボールリフ
タ74を早く上昇させ、ティー部材64をこれよりゆっ
くり上昇させることにより、ティーアップサイクルタイ
ムを短縮しつつ、トラブルの少ない安定したティーアッ
プを行うことが可能となる。
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図。
【図2】そのカムドラムに形成された第一及び第二のカ
ムの説明図。
【図3】そのカムドラムの半周分を展開したカム線図。
【図4】図1の一部平面図。
【図5】ティー部材の昇降を案内する構造の斜視図。
【図6】制御系のブロック図。
【図7】作動の流れを示すフローチャート。
【符号の説明】
51 天井板部(フロア部材) 52 ボール通過孔 54 カムドラム 59 モータ 64 ティー部材 65 ボール支持部(第二ボール支持部) 68 ローラ74 外側ボールリフタ 76 ボール支持部(第一ボール支持部) 83 ボール持上部 84 傾斜ボールレーン 87 ボール供給部 91 ボールセンサ 93 ティーセンサ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ティーグラウンドを形成するフロア部材
    の下側に埋設されるティーアップ装置であって、 ボールを支持する第一ボール支持部を備え、そのフロア
    部材の下側の中間高さ位置まで上昇するように昇降可能
    に設けられた外側ボールリフタと、 その外側ボールリフタの内側においてそれとは独立に昇
    降可能に設けられ、上端にボールを支持する第二ボール
    支持部を有するとともに、前記ボールを前記フロア部材
    に形成されたボール通過孔からそのフロア部材上に突き
    出させるティーアップ位置まで上昇可能なティー部材
    と、 前記外側ボールリフタが前記中間高さ位置より低い下位
    高さ位置に下降した状態で前記第一ボール支持部にボー
    ルを供給するボール供給部と、 前記外側ボールリフタを前記下位高さ位置から前記中間
    高さ位置まで上昇させる第一のリフト機構と、 前記ティー部材を、前記下位高さ位置から前記中間高さ
    位置までは前記第二ボール支持部が前記外側ボールリフ
    タに支持されて上昇するボールに下側から追従するよう
    に上昇させ、かつ前記外側ボールリフタの上昇限度であ
    る中間高さ位置からは前記ボールを支持させつつ前記テ
    ィー部材を前記ティーアップ位置まで上昇させる第二の
    リフト機構と、 を含み、かつ、 前記第一及び第二のリフト機構を構成するために、前記
    外側ボールリフタと前記ティー部材を内側に包含するよ
    うに、かつこれらと同心的にカムドラムが設けられ、こ
    のカムドラムの周壁に沿って螺旋状の第一カムと第二カ
    ムが形成され、前記外側ボールリフタは第一のカムフォ
    ロワを介して前記第一カムに係合し、前記ティー部材は
    第二のカムフォロワを介して前記第二カムに係合する一
    方、前記カムドラムを前記第一及び第二のカムフォロワ
    に対して相対的に正転させることにより前記外側ボール
    リフタ及びティー部材を上昇させ、そのカムドラムを前
    記第一及び第二のカムフォロワに対して相対的に逆転さ
    せることにより前記ティー部材及び外側ボールリフタを
    下降させる正逆駆動装置が設けられたことを特徴とする
    ティーアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記第二カムは、少なくとも前記中間高
    さ位置から前記ティーアップ位置までは前記ティー部材
    を前記第一カムによる前記外側ボールリフタの上昇速度
    より遅い速度で上昇させるように、前記第一カムより傾
    斜が緩く形成されている請求項1記載のティーアップ装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第二カムは、予め設定された互いに
    高さの異なる複数のティーアップ位置を与えるものであ
    って、そのために前記カムドラムの正転限度角度を互い
    に異ならせる請求項1又は2記載のティーアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記カムドラムは自身と同心的かつ一体
    な垂直軸の軸線周りに前記正逆駆動装置により所定の
    角度範囲で正転及び逆転するようになっており、前記テ
    ィー部材は自身と一体的な昇降部材を介して前記垂直軸
    にその軸方向に移動可能に、かつ軸周りに相対回転可能
    に設けられ、前記外側ボールリフタは前記ティー部材の
    昇降部材のさらに外側に軸方向に移動可能に設けられて
    おり、これら外側ボールリフタ及びティー部材の前記
    降部材からその半径方向に延びた位置に前記第一及び第
    二のカムフォロワが設けられて、これらが前記カムドラ
    ムの正転又は逆転に従って前記第一カム及び第二カム上
    を移動する請求項1〜3のいずれかに記載のティーアッ
    プ装置。
  5. 【請求項5】 前記外側ボールリフタの前記第一のカム
    フォロワから延長された部分が、前記カムドラムの前記
    正転及び逆転を許容する状態でそのカムドラムの外側に
    突出し、その部分にボール持上部が形成されて前記外側
    ボールリフタと一体的に昇降するようになっており、そ
    のボール持上部は、前記外側ボールリフタが前記下位高
    さ位置にあるときは、適数のボールを流す傾斜ボールレ
    ーンの延長線上に位置して1個のボールを受取り可能で
    あり、前記外側ボールリフタが前記中間高さ位置にある
    ときは、受け取った1個のボールを位置固定の前記ボー
    ル供給部に受渡し可能であって、前記傾斜ボールレーン
    から1個のボールを受け取った前記ボール持上部が、前
    記カムドラムの正転に伴い前記第一カムにより前記外側
    ボールリフタと一体的に上昇する過程で、前記傾斜ボー
    ルレーンの次のボールが落下することを防止するため
    に、そのボール持上部の側部に垂直部が一体的に形成さ
    れ、またそのボール持上部に持ち上げられて前記ボール
    供給部に受け渡されたボールは、前記外側ボールリフタ
    の側面で移動が阻止される一方、次にその外側ボールリ
    フタが前記中間高さ位置から前記下位高さ位置に下降し
    た状態で、前記ボール供給部から前記1個のボールが前
    記外側ボールリフタの上端に着座する請求項4に記載の
    ティーアップ装置。
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