JP2683637B2 - 研削盤 - Google Patents

研削盤

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JP2683637B2
JP2683637B2 JP9949989A JP9949989A JP2683637B2 JP 2683637 B2 JP2683637 B2 JP 2683637B2 JP 9949989 A JP9949989 A JP 9949989A JP 9949989 A JP9949989 A JP 9949989A JP 2683637 B2 JP2683637 B2 JP 2683637B2
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登 長瀬
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は回転砥石によりワークの研削加工を行う研
削盤に関するものである。
[従来の技術] 従来の研削盤として、ワークを保持するテーブルをカ
バーで覆い、このカバーには回転砥石を備えた砥石ヘッ
ドを貫通させ、かつカバーと砥石ヘッドとの相対移動を
許容し得る透孔を形成し、この透孔と砥石ヘッドとの間
隙を塞ぐように砥石ヘッドとカバーとの間には合成樹脂
製の蛇腹状シートを装着し、研削加工時において供給さ
れる研削液の作業場内への飛散を防止するようにしたも
のが提案されている。
[発明が解決しようとする課題] ところが、上記従来の研削盤においては、単に可撓性
を有する合成樹脂製の蛇腹状シートによりカバーの透孔
と砥石ヘッドとの間隙を塞ぐ構成であるため、蛇腹状シ
ートの占める占有面積が大きく、砥石ヘッドの下部有効
寸法が小さくなってしまい、かつ、長期間使用すると蛇
腹状シートの伸張や劣化が激しく、実用的に充分といえ
るものではなかった。
この発明は砥石ヘッドの下部有効寸法を確保しつつ、
長期間、研削液の作業場内への飛散を確実に防止できる
研削盤を提供することにある。
[課題を解決するための手段] この発明は上記目的を達成するため、ベッド上に支持
されかつワークを保持するテーブルと、このテーブルを
覆うカバーと、前記カバー内に位置するように回転砥石
を設けた砥石ヘッドとを備え、前記テーブルと砥石ヘッ
ドとを相対移動させてワークの研削加工を行うようにし
た研削盤において、カバー後面の側板には砥石ヘッドを
貫通させて同側板と砥石ヘッドとの相対移動を許容し得
る透孔を形成い、この側板には砥石ヘッドを貫通させる
透孔を備えかつ同砥石ヘッドとともに少なくとも上下動
可能な第1可動板を前記透孔を覆うように設け、この第
1可動板には砥石ヘッドに追従して左右動可能な第2可
動板を前記透孔を覆うように設けている。
[作用] 従って、砥石ヘッドとテーブルとの相対移動に伴って
第1可動板が上下動するとともに、第2可動板が砥石ヘ
ッドに追従して左右動されるため、砥石ヘッドの下部有
効寸法を確保でき、研削加工に支障を生じることはな
い。又、第1可動板により遮蔽板の透孔が覆われ、第2
可動板により第1可動板の透孔が覆われるため、研削液
のカバー外への飛散を確実に防止することができる。
[実施例] 以下、この発明の具体化した一実施例を図面に従って
説明する。
研削盤1のベッド2上面にはサドル3が回動可能に支
持され、このサドル3の中央部に設けたサドル駆動用モ
ータ4が正逆回転されることにより、サドル3がベッド
2の垂直軸線を中心に水平面内にて回動されるようにな
っている。この実施例では第3図に実線で示す位置を基
準として、二点鎖線で示すように正逆方向に所定角度回
動されるようになっている。
第1,4図に示すように、サドル3上にはテーブル5が
支持され、前記サドル3の右側に設けたテーブル駆動用
モータ6の正逆回転に伴い、左右方向へ往復動されるよ
うになっている。第4,5図に示すように、テーブル5上
にはワークWを保持するための主軸台7及び心押し台8
が設けられている。
第4図に示すように、テーブル5には研削液を回収す
るための回収樋9がその左端ほど低くなるように設けら
れるとともに、その左端部は前記サドル3に設けた収容
枠10内に配置されている。又、前記テーブル5には主軸
台7及び心押し台8の両側方を覆うように側枠11が設け
られ、側枠11の上部には第3図に示すように、採光用窓
12が設けられるとともに、側枠11の前面には第1図に示
すように、スライドドア13が設けられている。側枠11の
後面には前記サドル3に立設固定した補強アングル14に
より側板としての遮蔽板15が配置されている。そして、
この実施例では前記側枠11、採光用窓12、スライドドア
13及び遮蔽板15によりカバーCが構成されている。
一方、テーブル5の後方においてベッド2上にはコラ
ム16が支持され、ベッド2の後端部に設けられたコラム
駆動用モータ17が正逆方向に回転されることにより、同
コラム16は前後方向(第2図の左右方向)へ往復動され
るようになっている。コラム16の前端上部には砥石ヘッ
ド18が上下往復動可能に設けられ、コラム16の上部に設
けたヘッド駆動用モータ19により上下往復動されるよう
になっている。そして、砥石ヘッド18は前記遮蔽板15の
透孔15aを通して前記テーブル5上に配置され、その前
端部には下端部を除いて砥石カバー21により覆われた回
転砥石20が回転可能に支持されている。又、コラム16に
は回転砥石20を回転駆動させる砥石駆動用モータ22が配
置され、前記砥石ヘッド18とともに上下動されるように
なっている。
前記砥石カバー21にはノズル23が設けられており、図
示しない研削液供給パイプを介してノズル23より前記回
転砥石20とワークWとの研削点に研削液が供給されるよ
うになっている。
第6図に示すように、前記遮蔽板15の前面上端部及び
中間部には状の案内部材24が複数のビス25により固定
され、両案内部材24間には前記透孔15aを覆うように第
1可動板26が支持されている。この第1可動板26は両ビ
ス25A,25B間において左右方向へ移動可能となっている
とともに、上下方向へ移動可能となっている。第7図に
示すように、第1可動板26には前記砥石ヘッド18を貫通
させる透孔26が形成されている。なお、この透孔26aは
砥石ヘッド18の上下両側面にほぼ接するように形成され
るとともに、左右両側面に対しては余裕をもって形成さ
れており、前記サドル3の回動に伴う前記テーブル5と
砥石ヘッド18との相対移動を許容し得るようになってい
る。
第6図に示すように、第1可動板26には透孔26aの上
下において水平方向に延びる一対の案内レール27が設け
られ、両案内レール27間には砥石ヘッド18を挟むよう
に、左右一対の第2可動板28,29がスライド可能に設け
られている。両第2可動板28,29には砥石ヘッド18の左
右両側面に接触するように弾性を備えた合成樹脂製のシ
ート30(第8図に示す)が取着されるとともに、両可動
板28,29の上下両端部間にはコイルスプリング31が介装
され、両コイルスプリング31により両第2可動板28,29
は前記砥石ヘッド18の左右両側面に圧接されるようにな
っている。このため、第1可動板26の透孔26aの砥石ヘ
ッド18を貫通させる部分以外の部分は両第2可動板28,2
9により閉鎖されるため、研削加工時における研削液の
遮蔽板15後方への飛散を防止できる。又、第7,8図に示
すように、各第2可動板28,29にはシート30の後方に位
置するように、それぞれローラ32が設けられ、各第2可
動板28,29と砥石ヘッド18の左右両側面との相対移動を
容易にしている。
なお、第1図に示すように、ベッド2の一側には回動
アーム33を介してNC制御装置34が位置切換可能に設けら
れ、このNC制御装置34は前記各駆動用モータ4,6,17,19
及び砥石駆動用モータ22等を駆動制御するようになって
いる。
次に前記のように構成した研削盤1の作用について説
明する。
まず、第4図に示すように主軸台7と心押し台8との
間に円柱状のワークWを支持する。この後、NC制御装置
34によりコラム駆動用モータ17を正方向又は逆方向に回
転させて回転砥石20の前後位置を設定するとともに、ヘ
ッド駆動用モータ19を正方向又は逆方向に回転させて回
転砥石20の上下位置を設定する。この砥石ヘッド18の上
下方向への移動に伴って、第1可動板26は遮蔽板15の透
孔15aを閉鎖したまま移動し、砥石ヘッド18と遮蔽板15
との相対移動が許容される。
NC制御装置34にテーブル5の送り量を設定し研削盤1
をスタートさせると、回転砥石20が高速回転され、ワー
クWには主軸台7により前記回転砥石20の回転数に応じ
た回転が付与されるとともに、テーブル駆動用モータ6
が回転されてテーブル5に送りが付与される。そして、
研削点にノズル23より研削液が供給されてワークWの外
面の研削加工が行われる。この研削加工時において、回
転砥石20の回転により研削液が飛び散るのであるが、カ
バーCにより研削盤1前方への飛散が防止されるととも
に、シート30が砥石ヘッド18と第1可動板26の透孔26a
との間隙を確実に塞いでいるので、研削盤1後方への飛
散が防止される。
又、リード等の曲線状の切削加工を行う場合には、NC
制御装置34により例えば、サドル駆動用モータ4を正方
向に回転させてサドル3を第3図に二点鎖線で示すよう
に回動させ、ワークWに対する回転砥石20の傾斜角度を
設定する。そして、前記と同様にコラム駆動用モータ17
及びヘッド駆動用モータ19を作動させて回転砥石20の前
後位置及び上下位置を設定する。サドル3の回動に伴っ
て、例えば第2可動板28がローラ32を介して砥石ヘッド
18の側面により押されて両案内レール27間を摺動する
と、他方の第2可動板29はコイルスプリング31の付勢力
により、砥石ヘッド18の側面に圧接された状態で前記可
動板28に追従して移動し、砥石ヘッド18と遮蔽板15との
相対移動が許容されるとともに、砥石ヘッド18と遮蔽板
15との間の隙間の発生が防止される。
NC制御装置34にテーブル5の送り量を設定し研削盤1
をスタートさせると、回転砥石20が高速回転され、ワー
クWには主軸台7により前記回転砥石20の回転数に応じ
た回転が付与されるとともに、テーブル駆動用モータ6
が回転されてテーブル5に送りが付与される。そして、
研削点にノズル23より研削液が供給されてワークWの外
面にリード等の曲線状の切削加工が行われる。この研削
加工時において、サドル3の回動に伴って、両第2可動
板28,29は砥石ヘッド18に追従して移動し、砥石ヘッド1
8と遮蔽板15との間の隙間の発生が防止されるととも
に、シート30が砥石ヘッド18と第1可動板26の透孔26a
との間隙を確実に塞いでいるので、研削盤1後方への研
削液の飛散が防止される。
さて、この実施例では遮蔽板15の透孔15aを覆うよう
に第1可動板26を上下動可能に支持し、第1可動板26に
はその透孔26aを貫通する砥石ヘッド18を挟むように左
右一対の第2可動板28,29を案内レール27によりスライ
ド可能に設けるとともに、両第2可動板28,29の上下両
端部間にはコイルスプリング31を介装して、両第2可動
板28,29を前記砥石ヘッド18の左右両側面に圧接した状
態で左右動可能に設けたので、従来の研削盤とは異なり
砥石ヘッド18の下部有効寸法を確保しつつ、第1可動板
26の透孔26aの砥石ヘッド18を貫通させる部分以外の部
分は両第2可動板28,29により閉鎖することができ、
又、両第2可動板28,29には砥石ヘッド18左右両側面に
接するように弾性を備えた合成樹脂製のシート30を設け
たので、砥石ヘッド18と第1可動板26の透孔26aとの間
隙を確実に塞ぐことができ、研削加工時における研削液
の遮蔽板15後方への飛散を防止できる。
又、各第2可動板28,29にローラ32を設けたので、両
可動板28,29と砥石ヘッド18との相対移動を容易に行わ
せることができる。
[発明の効果] 以上詳述したように、この発明によれば砥石ヘッドの
下部有効寸法を確保しつつ、研削液の作業場内への飛散
を長期間確実に防止できる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を具体化した一実施例を示す正面図、
第2図は側面図、第3図は平面図、第4図はカバーを破
断した状態を示す正面図、第5図は部分断面図、第6図
は第1可動板を示す斜視図、第7図は第1可動板を示す
部分背面図、第8図は第2可動板を示す斜視図である。 図中、2はベッド、5はテーブル、15は側板としての遮
蔽板、15a,26aは透孔、18は砥石ヘッド、20は回転砥
石、26は第1可動板、28,29は第2可動板、Cはカバ
ー、Wはワークである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ベッド(2)上に支持されかつワーク
    (W)を保持するテーブル(5)と、このテーブル
    (5)を覆うカバー(C)と、前記カバー(C)内に位
    置するように回転砥石(20)を設けた砥石ヘッド(18)
    とを備え、前記テーブル(5)と砥石ヘッド(18)とを
    相対移動させてワーク(W)の研削加工を行うようにし
    た研削盤において、 カバー(C)後面の側板(15)には砥石ヘッド(18)を
    貫通させて同側板(15)と砥石ヘッド(18)との相対移
    動を許容し得る透孔(15a)を形成し、この側板(15)
    には、砥石ヘッド(18)を貫通させる透孔(26a)を備
    えかつ同砥石ヘッド(18)とともに少なくとも上下動可
    能な第1可動板(26)を前記透孔(15a)を覆うように
    設け、この第1可動板(26)には砥石ヘッド(18)に追
    従して左右動可能な第2可動板(28,29)を前記透孔(2
    6a)を覆うように設けたことを特徴とする研削盤。
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