JP2683433B2 - 磁気ディスク装置 - Google Patents

磁気ディスク装置

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JP2683433B2
JP2683433B2 JP29829489A JP29829489A JP2683433B2 JP 2683433 B2 JP2683433 B2 JP 2683433B2 JP 29829489 A JP29829489 A JP 29829489A JP 29829489 A JP29829489 A JP 29829489A JP 2683433 B2 JP2683433 B2 JP 2683433B2
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正夫 大北
泰洋 秋山
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Alps Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ディスク状に形成された磁気記録媒体に
対し、信号の書込みおよび/または読み出しを行う磁気
ディスク装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の磁気ヘッド支持装置は、第7図の斜視図に示す
ように磁気ヘッド1と、支持体2とから構成されてい
る。磁気ヘッド1は、取付孔3に嵌挿されており、その
際、ギャップ形成部4が後述の周縁部7よりも若干量
(例えば30μm程度)突出するように固定される。
支持体2は、平面視略長方形に形成された支持板5
と、支持板5の下面側に接着剤を介して一体に接着され
たベース6とからなり、このベース6を介して図示しな
いキャリッジに取り付けられる。支持板5の図において
上面には、磁気ディスク回転方向(矢印R方向)下流側
の辺8を除いて中央部よりも若干高く平面状に周縁部7
が形成されている。この平面視略逆C字状の周縁部7の
内側に上記辺8側を解放したような形で、凹陥部9が形
成されている。なお、この従来例の場合、支持板5の磁
気ディスク回転方向に略平行な辺の長さは8mm、これに
直角な方向の辺の長さは5mmに設定され、凹陥部9は深
さ70μm、長手方向の幅は3.6mm、解放端の幅は2.4mm
で、磁気ヘッド1の回転方向上流側を半径2.2mmの円弧
で切り欠いたような形状に形成されている。なお、これ
らの寸法は種々の設計条件に応じて適宜変更されること
はいうまでもない。また、この支持板5の磁気ディスク
回転方向上流側にあたる前縁部は、所定の角度、例えば
周縁部7の平面から下側にθ=2゜の角度で切り落とさ
れたような斜めの平面10になっている。
上記のように構成された磁気ヘッド支持装置は、磁気
ディスク11が高速で回転した状態で支持体5に対向す
る。これにより、磁気ディスク11の表面に沿って気流が
発生し、その気流が支持板5の回転方向の前縁に斜めに
形成された上記平面10に流れ込むと、磁気ディスク11と
その平面10によって形成される経路が未窄まりになるた
め、この平面10部分に正圧が発生する。言い換えれば、
この平面10部分が正圧発生部として機能する。そして、
この正圧発生部10から周縁部7に流れ込んだ空気は、周
縁部7と磁気ディスク11の変形によって決定される間隔
により圧縮あるいは膨張し、正圧あるいは負圧を発生す
る。ところが例えば各部の寸法が上記のようになってお
れば、後述するように凹陥部9で負圧を発生し、周縁部
7の磁気ディスク回転方向上流側の部分7aでは流入側が
流出側より安定して間隔が大きくなり、かつ空気の粘性
が及ぶに充分な距離であるため空気が圧縮され安定した
正圧を発生させる。周縁部7の磁気ディスク回転方向に
沿った両側の部分7bでは平面10部及び上記磁気ディスク
回転方向上流側の部分7aを通過した空気の一部が流れ込
み上流側の部分7aより小さい間隔を保ちながら磁気ディ
スク11との非接触状態を安定的に保持する。したがっ
て、この周縁部7が安定浮上部として機能する。
そして、周縁部7の上記磁気ディスク回転方向上流側
の部分7aを通過した気流は、凹陥部9に至ると磁気ディ
スク11と凹陥部9との間隔が広がるため圧力が下がって
負圧になる。これにより、この凹陥部9が負圧発生面と
して機能する。
このようにして凹陥部9で負圧になると、磁気ディス
ク11は吸引され、凹陥部9の底面に沿って凹面状に窪
み、張力が発生する。一方、磁気ヘッド1は上記のよう
に周縁部7の上面から若干量突出しているので、凹面状
に窪んだ磁気ディスク11をその部分だけ上方に押し上
げ、ギャップ形成部4がディスク11の記録面に密着す
る。これにより、磁気ヘッド1に高密度記録を安定して
実現できるたけのロード圧を付与することができる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、第8図に示すように、磁気ディスク11をデ
ィスク回転方向(矢印R方向)に回転させると、磁気デ
ィスク11表面の気体は、磁気ディスク11上を磁気ディス
クの円周とほぼ同じ円弧状の曲線(図中矢印A)を描い
て流れる。この気流に対し、支持体2の磁気ディスク11
外周側の側部2aは、平面状に形成されているので、支持
体2の側部2a近傍に、気体の流れない領域B(第8図中
斜線部分)ができる。そして、曲線を描く気流は、領域
Bの気体を吸い出し、領域Bが気圧の低い負圧部とな
る。この為、支持体2が磁気ディスク11の外周方向に引
張られ、磁気ヘッド1の磁気ディスク11上でトラックず
れが発生することがあった。また、領域Bの負圧は、磁
気ディスク11を引きつけることにもなり、磁気ディスク
11に不要な変形をもたらし、磁気ディスク11の寿命の低
下の一因にもなっていた。
この発明は、上記のような点に鑑みてなされたもの
で、磁気ヘッドが磁気ディスク上のトラックを正確にト
レースし得るような支持体を提供することを目的とす
る。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明に係る磁気ディスク装置では、可撓性を有する
磁気ディスクの径方向に可動自在に磁気ヘッドを支持す
る支持体を有し、該支持体の磁気ディスク外周側を磁気
ディスクの記録領域のRに沿った略円弧状に突出形成し
たことを特徴とする。
〔作用〕
上記手段によれば、支持体20の磁気ディスク外周側の
側部20aを円弧状に突出形成したので、磁気ディスク表
面の気流が、支持体20の側部20aに沿ってスムーズに流
れ、側部20aに負圧が発生することはない。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図乃至第6図を用いて説明す
る。なお、従来例と同一の構成には同一番号を付与し、
詳しい説明は省略する。
本発明の第1の実施例は、第1図乃至第2図に示すよ
うに、支持体20の磁気ディスク11外周側の側部20aが、
磁気ディスク11の円周方向に磁気ディスク11の信号記録
領域Cとほぼ同じ曲率の円弧状に突出形成されている。
そして、磁気ディスク11を磁気ディスク回転方向(第2
図中矢印R)に高速回転した状態で支持体20と対向させ
る。この時、磁気ディスク11上の気流は磁気ディスク11
とほぼ同じ曲率の曲線(第2図中矢印A)を描く。そし
てこの気流が磁気ディスク11と支持体20の間に入り込
み、支持体20は磁気ディスク11上を浮上し、かつ凹陥部
9で磁気ディスク11を吸引する。また、支持体20の側部
20aでは、側部20aが気流の曲線と同じ曲率を持ち、気流
が側部20aに沿ってスムーズに流れるので、従来のよう
な気圧の低下する領域が発生しない。
第3図は、本発明の第2の実施例である。第2の実施
例では、支持体20の磁気ディスク11内周側の側部20b
が、磁気ディスク11の円周方向に、磁気ディスク11の信
号記録領域とほぼ同じ曲率の凹円弧状に形状されてい
る。本構成によれば、支持体20の側部20b近傍を流れる
気流は、側部20bに沿ってスムーズに流れ、側部20bにぶ
つかることはない。このため、支持体20が磁気ディスク
11外周側に押されることがない。また、従来のように、
支持体20の側部20bで気流の流れが阻止されることがな
いので、気流が支持体20の側部20b側から支持体20と磁
気ディスク11の間に入り込むことがなく、磁気ディスク
11と支持体20との関係が安定する。
第4図は本発明の第3の実施例である。第3の実施例
では、支持体20の磁気ディスク11対向面側に、磁気ディ
スク11の円面とほぼ同じ曲率の内壁を有する凹陥部21が
形成されている。支持体20と磁気ディスク11の間隙の気
流も、磁気ディスク11の円周とほぼ同じ曲率の曲線を描
くが、凹陥部21の内壁が円弧状に形成されているので、
凹陥部21内の気流は、支持体20を磁気ディスク11外周方
向や内周方向に押圧するようには働かず、凹陥部21の内
壁に沿ってスムーズに流れる。
第5図は本発明の第4の実施例である。第4の実施例
では、支持体20の磁気ディスク11外周側の側部20aの磁
気ディスク11円周方向の長さが、磁気ディスク11内周側
の側部20bの磁気ディスク11円周方向の長さより長くな
るように、平面視略扇状に形成されている。磁気ディス
ク表面の気流は外周側に行くほど速く流れているが、上
記構成とすれば、磁気ディスク11と支持体20との間隙の
外周側と内周側で同時に入り込んだ気流が、同時に排出
される。従って、磁気ディスク11と支持体20との間隙の
内・外周側で気圧差が発生せず、磁気ディスク11と支持
体20との関係が安定する。
第6図の本発明の第5の実施例である。第5の実施例
では、支持体20の周縁部22に、平面22aから辺22b、22b
に渡り、磁気ディスク11回転方向上流側から下流側にか
けて断面積が除々に小さくなる溝23,23、が、形成され
ている。辺22b,22bは幅が狭く、気流が辺22b,22bと磁気
ディスク11との間隙から逃げやすく、辺22b,22bの磁気
ディスク11回転方向下流側で、正圧が弱い場合があった
が、この溝23,23の形成により、気流を辺22b,22bの磁気
ディスク11下流側にまで確実に導くので、辺22b,22bの
磁気ディスク11回転方向下流側に安定した正圧を発生さ
せることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、支持体20の磁気ディスク外周側の側
部20aに沿って、気体がスムーズに流れ、負圧が発生し
ないので、支持体20の動作が安定し、磁気ヘッド1が磁
気ディスク11上のトラックを正確にトレースできる。ま
た、磁気ディスク11が支持体20の側部20aに吸引される
こともないので、磁気ディスク11の不要な変形をなくす
ことができ、磁気ディスク11の寿命が延びる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明の実施例を示し、第1図は第
1の実施例に係る支持体の平面図、第2図は第1の実施
例の磁気ディスクと支持体との関係を示す説明図、第3
図は第2の実施例に係る支持体の平面図、第4図は第3
の実施例に係る支持体の平面図、第5図は第4の実施例
に係る支持体の平面図、第6図は第5の実施例に係る支
持体の平面図である。第7図乃至第8図は従来例を示
し、第7図は支持体と磁気ディスクとの関係を示す斜視
図、第8図は支持体と磁気ディスクとの関係を示す説明
図である。 1……磁気ヘッド、2,20……支持体、20a,20b……側
部、11……磁気ディスク、9,21……凹陥部、23……溝。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】可撓性を有する磁気ディスクの径方向に移
    動自在に磁気ヘッドを支持する支持体を有し、該支持体
    の磁気ディスク外周側を磁気ディスクの信号記録領域の
    曲率に沿った略円弧状に突出形成したことを特徴とする
    磁気ディスク装置。
  2. 【請求項2】支持体の磁気ディスク内周側を、磁気ディ
    スクの信号記録領域の曲率に沿った略円弧状に陥没形成
    したことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の磁気
    ディスク装置。
  3. 【請求項3】支持体の磁気ディスク対向面に、磁気ディ
    スクの記録領域の曲率に沿った略円弧状の内壁を有する
    凹陥部が形成されていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項乃至第2項記載の磁気ディスク装置。
  4. 【請求項4】支持体の磁気ディスク外周側の側部の円周
    方向の長さが、内周側の側部の円周方向の長さより長く
    形成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項
    乃至第3項記載の磁気ディスク装置。
  5. 【請求項5】支持体の磁気ディスク対向面に、磁気ディ
    スク回転方向上流側から下流側にかけて断面積が小さく
    なる溝を形成したことを特徴とする特許請求の範囲第1
    項乃至第4項記載の磁気ディスク装置。
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