JP2683120B2 - インクジエツトカートリツジの収納容器 - Google Patents

インクジエツトカートリツジの収納容器

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JP2683120B2
JP2683120B2 JP1318079A JP31807989A JP2683120B2 JP 2683120 B2 JP2683120 B2 JP 2683120B2 JP 1318079 A JP1318079 A JP 1318079A JP 31807989 A JP31807989 A JP 31807989A JP 2683120 B2 JP2683120 B2 JP 2683120B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、振動や落下等による衝撃がインクジエツト
カートリツジに及ぶことを防止することができ、運搬等
に際しても取り扱いが容易であるインクジエツトカート
リツジの収納容器(梱包容器)に関する。
[背景の技術と発明が解決しようとする課題] 梱包によって破損し易い内容物を保護する方法として
は、紙、段ボール、発泡シート、発泡スチロールやポリ
ウレタン等の樹脂成型品などの衝撃緩衝作用を有する梱
包材で梱包する方法が利用されてきた。
段ボール箱を利用した梱包では、段ボール自体の局部
適な強度が必ずしも充分でなく、局部的に力がかかった
場合に、その部分にへこみや破損を生じ易く、それが内
容物まで及ぶことが少なくない。特に、内容物と段ボー
ルとのサイズがマツチしている場合はまだ良いが、内容
物に凹凸がある場合や段ボールとサイズがあわない場合
には、落下や振動の衝撃で梱包に局部的な力が加わる
と、梱包が破損するばかりでなく、内容物の変形や破損
を招くことがある。
また、段ボール箱と同様に、紙、樹脂、木などからな
る箱での梱包の場合、内容物と収納領域の形状がマツチ
していない場合、梱包の運搬中に内容物が箱内で踊り、
その衝撃で内容物に何らかの破損を招くことがある。
更に、段ボール箱や紙は、比較的高価である。
一方、エサーホーム(商品名)等の発泡シート、エア
バツク(商品名)という名で知られている空気泡を有す
るシート等を衝撃緩衝材として内容物に巻き付けた状態
で梱包する方法は、内容物の保護という面ではある程度
満足でる結果を得ることができる。ところが、内容物へ
のこれらシートの巻き付け固定、及び箱や包装体などの
外装材での梱包と、梱包操作が煩雑である。更に、梱包
にかかる費用が高くなり、しかもこれらシートの巻き付
けによってその容積が増大し、より大きな外装用梱包材
が必要になり、運搬や保管の時により大きなスペースが
必要となるなどの問題点を有している。しかも、これら
シートを用いた場合でも、内容物に複雑な凹凸があると
きには、その保護機能は必ずしも満足できるものではな
い。
破損し易い内容物の梱包において、内容物を保護する
他の方法として、衝撃緩衝作用のある発泡樹脂成型品を
梱包における衝撃緩衝材として用いる方法がある。発泡
樹脂としては、発泡ウレタン及び発泡スチロールが代表
的であるが、価格の点から発泡スチロールの利用が多
い。
発泡スチロールは、内容物の形状に適合させて成型す
ることが容易であり、また衝撃緩衝性も良好であるの
で、発泡スチロール成型品からなるケースや保護部材を
用いることで、梱包内での内容物の保護及び位置固定が
容易に行える。
しかしながら、発泡スチロール成型品において充分な
衝撃緩衝性を得るには、肉厚を厚く成型しなければなら
ず、梱包物の体積が増大し、運搬や保管時により大きな
スペースが必要となる。例えば、発泡スチロール成型品
からなるケース、あるいは衝撃緩衝及び内容物の位置固
定用の保護部材を用いた梱包の体積は、段ボール箱のみ
を用いた梱包の通常2〜3倍に達する。このような大幅
な占有スペースの増加は、倉庫スペースや物流コストの
面で大きな負担となる。
尚、発泡スチロール成型品自体の強度はそれ程高くな
く、局部的な衝撃などにより裂けやすいので、発泡スチ
ロールケースの上にスリーブ状の段ボールシートを挿着
したり、段ボールで外装したりするのが一般的であり、
梱包にかかる費用も高い。
この様に、内容物の保護、梱包物の占有スペース、梱
包にかかる費用等における要求を満足できる梱包材はな
かなか見当らないのが現状である。
更に、内容物の保護に加えてその湿度環境の維持が重
要な場合には、より高度で煩雑な梱包技術が必要とさ
れ、そのような梱包技術を用いた場合、梱包にかかる費
用が更に高くなるのが通常である。例えば、防湿のため
にアルミニウムの薄膜からなる袋に内容物を入れて密封
し、更に上述の方法で梱包する方法、或いはアルミニウ
ム板からなる丈夫なケース内に各種衝撃緩衝材とともに
収納する方法などがある。
しかしながら、いずれの方法においても梱包に必要な
部材のコストが高く、また保護機能においても必ずしも
十分でない場合が多い。しかも搬送時において他の物品
と衝突させた場合や落下させた場合に、気密性が損なわ
れ易いという欠点を有している。また、アルミニウム箱
の場合は、それ自体が変形してしまい、その変形が内容
物にまで悪影響を及ぼしてしまう場合も少なくない。
本発明の目的は、上述した梱包材、収納容器における
問題点を解決し、内容物の保護、特にインクジェットヘ
ッド部の保護、梱包物の占有スペース、梱包にかかる費
用等における要求をどれも十分に満足し、且つ内容物の
湿度環境の維持も行えるインクジエツトカートリツジの
収納容器(梱包容器)を提供することである。
[課題を解決するための手段] 前述の課題を解決するための本発明のインクジェット
カートリッジの収納容器は、蓋部材と、インクを吐出す
る吐出口を有するインクジェットヘッド部を備えたイン
クジェットカートリッジの収納空間となる凹部を有する
とともに、前記インクジェットカートリッジの一部に接
触し前記インクジェットカートリッジを支持する前記収
納空間に突出した支持部を有した容器本体と、を具備し
たインクジェットカートリッジの収納容器において、前
記インクジェットカートリッジは、前記吐出口を覆うシ
ールテープと、該シールテープを上方から覆い、前記吐
出口に対応する位置にインク吸収体が配されるととも
に、前記インクジェットヘッド部の一部に弾性係合する
係合腕部を備えたキャップ部材とが取り付けられてお
り、前記キャップ部材が前記容器本体の凹部及び支持部
を構成する内壁に対して非接触の状態で収納されている
ことを特徴とする。
[作用] 本発明の梱包容器は、インクジェットヘッド部と係合
させたキャップ部材によって保護することに加え、キャ
ップ部材は梱包容器の内壁と非接触状態を維持できるよ
うに構成されているため、外部からの振動や衝撃がキャ
ップ部材に伝わることがなく、十分な緩衝作用を達成
し、確実な保護状態を達成できる。
また、本発明の梱包容器を用いることにより、インク
ジェットカートリッジを運搬時等における振動や落下に
よる衝撃から確実かつ安価に保護することができる。
すなわち、内容物を適当な間隔をもって支持するよう
に、容器本体の内壁とインクジェットカートリッジとが
直接接触することを防ぐ支持部を配しているので、イン
クジェットカートリッジの位置固定が効果的になされ、
かつ衝撃緩和をバランスよく発揮できる。
さらに、本発明の梱包容器では、インクジェットカー
トリッジの梱包状態での湿度環境の維持機能をシールテ
ープを配することで付与でき、収納空間内での湿度を適
切に保つことができる。そのため、蓋部材の変形を防止
することにつながり、インクジェットカートリッジのイ
ンク供給経路の状態を良好に保つことができる。
くわえて、吐出口部におけるキャップの存在は、イン
クジェットカートリッジを収納容器から取り出す際に、
手などが吐出口に触れることを防止することにもなる。
[実施例] 第13図(a)、(b)は本発明の第1実施例の説明図
で、順に斜視図、その部分分解図を示し、第2図
(a)、(b)は第13図実施例の部分説明図で、順に上
面図、側面図を示し、第3図(a)、(b)及び第4図
(a)、(b)は、夫々第2図の変形実施例説明図で、
順に上面図、側面図を示し、第5図は本発明の他の実施
例の部分分解図、第6図は第5図実施例の記録ヘッド断
面の説明図、第7図(a)、(b)、(c)と第8図
(a)、(b)、(c)と第9図(a)、(b)、
(c)は、夫々、本発明のさらに別の実施例の説明図で
あって、順に側面図、正面図、上面図を示し、第10図、
第11図は、更に記録ヘッド構成を変形した本発明実施例
の斜視図、第12図は、本実施例の記録ヘッドを記録装置
本体に対しての着脱構成を説明する部分断面説明図であ
る。
第13図で、IJCはインクジェットカートリッジで、イ
ンク収納部内にインク吸収体を内蔵し、そこから連通す
る供給管によって、インク供給される記録ヘッド(第5
図に示す熱エネルギー発生体91と、電極92が形成された
基板100と、吐出口41を複数個備えるオリフィスプレー
ト400を備えている。本実施例では液路140を形成するた
めの天板1300とレート400とが一体化成型されてい
る。)が一体化された記録装置本体に対して着脱可能な
記録ヘッドを示している。Sは、後述する電気的接合部
を監視できる開口部で、記録ヘッドの上面部に設けられ
ている。10は、記録ヘッドの基板のベースプレートで、
第12図の記録装置本体のキャリッジの位置決め部4010に
係合して記録ヘッド全体の位置決めを行うための位置決
め部位8が一体的に形成されたアルミプレートである。
1は、オリフィスプレートを含めた吐出部表面を示し、
41は、記録用インク吐出部である。本実施例中には、記
録時のバック波を吸収するための開口やダミーノズルな
どの開口を開示していないが、以下これらをも含めた場
合でも吐出部表面1として見なすことができる。2は、
吐出部表面1よりも後退した上下の面に設けられた溝部
で本例では4本の溝が図のように形成されている。53
は、ベースプレート10に対向する側面に位置し、溝部2
の溝に連続する4本の溝を備えた側面溝部で、インク飛
散によって、インクがこの溝部2に大量に蓄積された場
合に、これを下方に案内する作用を達成できる。この記
録ヘッド溝部2は、キャップ4の溝部51に弾性押圧力を
受けて、係合状態を保持するためのものである。
3はシール用シートで、記録ヘッドの吐出部表面1を
全面的に覆う大きさを有し、第2図(a)に示すように
記録ヘッド端部よりも外側に突出する部分を有してい
る。この突出部は、シールを記録ヘッドから剥離するさ
いのツバなる。上記記録ヘッドに対するシート3の取り
付けは、第1図(a)で、シート3とこの吐出部表面1
との間に接着剤を介在させて簡単な接着状態を形成して
いる。
第13図キャップ4は吐出部表面1に対応した幅を有
し、2つの対向する腕部5、5と、この腕部から離れ本
体内面側に固着された弾性体6と、ベースプレート10側
に位置する本体側方に設けられた位置決め用または弾性
変形量規制用部位7と、キャップ4自体を記録ヘッドに
対して着脱する際に利用できるツバ9,9とを、一体的に
備えている。腕部5、5は、内面に上記溝部2に係合す
る溝部51を夫々3本ずつ有している。
本実施例では、第2図(a)(b)で分かるようにシ
ール3をベースプレート10上にまで延長し、同時に弾性
体6をベースプレート10上に対向するまで設けている。
これは、吐出口41がベースプレート10に近接しているた
めに、その密閉効果を一層向上するための構成である。
部位7は、記録ヘッドに対してキャップ4が装着される
ときにベースプレート10の裏面にわずかに当接する長さ
を有している。この当接長は本例では1mm程度である。
このようなわずかな構成によって、キャップの弾性体6
は、結果的に腕部5、5と位置決め用部位7とで、ベー
スプレート10を挟み込み範囲内に確実に位置決めされ
る。つまり簡単な構成によって、上記開口部の密閉効果
が接着剤の上述した問題を発生することなく達成でき
る。
第3図(a)(b)は、弾性体による押圧領域を吐出
口に集中させた構成であって、そのために第2図の弾性
体6の構成中ベースプレート10に対向する部分を削除し
ている。また、本実施例では、部位7、7を弾性変形量
規制用部位として機能させてこの構成によって、均一化
された圧力分布で吐出口全体を密閉できるので、好まし
い実施例の1つである。第3図での上記以外の構成は、
第1、第2図と同様である。
第4図(a)(b)は、第2図の部位7、7を更に延
長して、キャップ、部材4を記録ヘッドに装着する際の
案内ガイドとしての機能を付加させた構成である。本実
施例では、腕部5、5と同等の長さとしてあるので、キ
ャップ装着時には、部位7、7が、ベースプレート10の
裏面側に確実に位置しないと装着できないので、キャッ
プ4、弾性体とを小型化して装着する際の操作性を一層
向上できたものである。
上記実施例での溝部2、51の係合状態について簡単に
説明すると、装着時にツバ部9、9を内側に移動させる
と、腕部5、5は、その間隔を広げるように弾性変形
し、その状態で、キャップの腕5、5間に記録ヘッドを
位置せしめツバ部を離すことで溝部2、51の係合が達成
できる。このとき位置ずれが溝1つ分生じていても、溝
部の深さを1mm以下とすることでその腕部の弾性押圧力
と弾性体6の変形による弾性力との相互バランスで容易
に調製できる。この状態で、上下の溝部の係合が同数ず
つ係合すると、全体のバランスは適正化されるので、密
閉状態は、強固になり、且つ圧力分布も適正化されるの
で、密閉性は確保される。弾性体6の弾性材料や、厚み
は、上記溝部2、51の係合状態において、上記シート3
を圧着して、上記密閉力を保持出来るもの出あればいず
れも採用出来る。
本実施例の具体的構成は、シート3として、ポリエチ
レンテレフタレート、4フッカエチレン等の厚さが12〜
30μm程度の可撓性シートとし、弾性体としては、厚み
3mm程度のスポンジで、シリコーンスポンジ、ポリウレ
タンスポンジである。本発明としては、上記構成に限定
されるものではないことはいうまでもない。
第5、6図では、70μm程度の段差形成面Gに対して
上下の面が高い30μm程度の段差が形成されている吐出
部の実施例である。本発明は、このような段差形状の表
面に対しても確実な密閉状態を形成出来る。
第6図で解るように、液室は、液路に連続して上記イ
ンク受け部側に広がる領域Zと、上記インク受け部から
該領域に向かう斜面21と、を有し、該斜面の延長線が該
領域に対向する上記液路の上記吐出エネルギー発生手段
Hの配置側面である基板8の表面位置P0に至っている。
本実施例では、この斜面21がインク液路の中心線C2およ
び液路の延長線に対して角度が22度で、左右の内壁面
が、角度Bが15度である。
この広がる領域Zが存在することによって、微小気泡
の集約をここで行うだけではなく集約された気泡が吐出
エネルギー発生手段Hのある液路の延長上から離れた領
域に気泡を保持しているだけで仮に大型化した場合でも
上記斜面に沿って液路から遠ざかる方向に気泡を案内す
るので記録不良の発生を大幅に遅らせることができる。
しかも、斜面の延長線が該領域に対向する上記液路の上
記吐出エネルギー発生手段配置側面に至るために、衝撃
が発生して存在する気泡が斜面に沿って、上記液路内に
入り込もうとしても吐出エネルギー発生手段配置側面が
障壁として存在するので、液路内に大きな気泡が侵入し
て記録不良を発生することはない。このインクジエツト
記録ヘッドでは、上記角度に限定れるものではない。無
論、この構成に上記角度限定が加われば一層効果が向上
することは上記説明から明らかである。
次に説明する構成は、吸引回復する際に特に有効であ
るが、加圧回復にも有効な構成を開示している。141
は、液路のオリフィスプレート側端部開部の等脚台形形
状を示し、111はこれに接するオリフィスプレートの内
側開部の等脚台形形状を示し、吐出部も等脚台形形状を
示している。本実施例は、液路から吐出部までのインク
搬送経路が等脚台形の断面形状となっている。つまり、
吐出エネルギー発生手段側を底辺とする断面台形形状の
液路とすれば、気泡の発生に対して、液路の内面全体に
分散する条件が不均一化できているので、発生又は侵入
した気泡はこの台形形状の短辺側に集約されていく他、
回復時の気泡の排出ルートを集中化出来るので、気泡排
出効果を一層向上できる。又、上記断面台形形状の液路
に対応する吐出部が、液路の上記断面台形形状の短辺側
を短辺とし、この長辺側を長辺とする台形形状である構
成によれば、回復時のインク乱流状態の発生を防止でき
気泡排出効果を安定化できる。更に、この形状を等脚台
形形状とすれば一層好ましい。本実施例では最も好まし
い形状として、該液路の吐出部近傍に等脚台形形状のま
ま液路が広がっている第1領域(ラインP1から開部14
1、111までの液路)と、等脚台形形状のままこの液路よ
りも狭くなって等脚台形形状の吐出部につながる第2領
域(開部11から開部11まで)と、を有しているので、上
記インクの乱流をほとんど発生することなく気泡を確実
に除去できる。更に本実施例では、第6図面上で上記液
路の断面等脚台形の脚の中心同士を結んで形成される面
(ラインC1)に関して、上記第1、2領域は対称である
ので、回復時に加わる圧力分布を均一化して、排出領域
での微小乱流の発生を大幅に減少できる。尚、ラインC1
の延長鎖は熱発生素子Hの面上地点P3に至っているた
め、吐出エネルギーは効率よく吐出に使われる。
又、本発明によれば、共通液室を形成する天板部材と
吐出部形成部材とを一体化し、記基板に係合するための
段差部を有する液路形成部材と、上記液路形成部材の上
記液路の上方から該液路の配列方向に線圧加圧して上記
段差部に上記基板の先端部が係合した状態で加圧保持す
る加圧部材と、による簡単な構成を採用しても気泡の発
生による上述した不都合がほとんどない、優れた記録を
行うことが可能になる。
本実施例では、オリフィスプレートが異なる角度(偏
曲点H、I)OP1、OP2、OP3から形成されており、液滴
の吐出方向は上記ラインC1の延長方向に一定化するので
記録面は、上記ラインC1に垂直な面となっている。本例
では、紙面の下から上へ記録媒体が移動する。オリフィ
スプレートは、板状部材の、吐出部に設けられた側の面
が勾配の緩やかな段状の側断面形状を有するので、キヤ
ツプ内外に特別な部品をとりつけることなくワイピング
の際の清浄化の確実性が一層向上する上、キャッピング
の際の吐出部におけるインクのメニスカスの後退を防ぐ
効果も向上し、故にインクの吐出不良とそれから派生す
る種々の問題を簡易な構成のまま一層良好に解決するこ
とができる。
上記領域Zの第6図での高さは液路乃高さと同じかそ
れよりも小さいことが好ましく、上記領域Zが形成する
図中の角度θ2は、10度としてあり、上記斜面21の角度
θ1に対して、半分以下が好ましい。
第6図で分かるように吐出口の表面およびその周面
は、シート3で確実に密閉されており、この状態を弾性
体6の弾性変形状態で確保維持しているので、従来より
も優れた効果を発揮出来る。
第7図実施例では、第2図実施例の部位7、7を無く
した構成である。
従って、ベースプレート10に対して押圧する弾性体6
の部分をキャップ本体の延長部分41によって確実に押圧
する構成となっている。これは、キャップ部材の簡略化
と、キャップの記録ヘッドに対する着脱を上記溝部51に
沿ってスライドすることで行える利点もある。
第8図は、上記キャップ構成をベースプレート10の位
置決め部位8、8と溝部53とに係合する構成としたもの
で、シール3は、キャップ内部のみとなっている。この
構成は、記録ヘッドの記録装置に対しての位置決め精度
を利用して、実質装着精度を向上させた実施例である。
第9図実施例は、第2図実施例のキャップ幅を記録ヘ
ッドの吐出部表面1を有する記録ヘッド部前方表面全体
に拡大したもので、装着状態をより安定化した実施例で
ある。
第10図は、上記第9図実施例の部位7、7を取り除い
た実施例で、この大きさがあれば位置精度を正確にする
構成を付加する必要性がなく、記録ヘッドに合わせて装
着することだけで、簡単に安定装着状態を得ることが出
来る。
第11図は、上記シール3をキャップの弾性体の表面に
一体化した構成のキャップ部材と、これを用いた記録ヘ
ッド、および、その保存方法を開示するもので、第12図
に開示構成のキャリッジから取り出した後の記録ヘッド
自体に対して有効な構成である。
上記IJCは、第12図の斜視図でわかるように、インク
の収納割合が大きくなっているもので、インクタンクの
前方面よりもわずかにインクジエツトユニツトの先端部
が突出した形状である。このインクジエツトカートリツ
ジIJCは、インクジエツト記録装置本体IJRAに記載され
ているキヤリツジHC後述する位置決め手段及び電気的接
点とによって固定支持されると共に、該キヤリツジHCに
対して着脱可能なデイスポーザブルタイプである。
第12図において、5000はプラテンローラで、記録媒体
Pを紙面下方から上方へ案内する。キヤリツジHCは、プ
ラテンローラ3000に沿って移動するもので、キヤリツジ
の前方プラテン側にインクジエツトカートリツジIJCの
前面側に位置する前板4000(厚さ2mm)と、カートリツ
ジIJCの配線基板200のパツド201に対応するパツド2011
を具備したフレキシブルシート4005及びこれを裏面側か
ら各パツド2011に対して押圧する弾性力を発生すための
ゴムパツドシート4007を保持する電気接続部用支持板40
03と、インクジエツトカートリツジIJCを記録位置へ固
定するための位置決め用フツク4001とが設けられてい
る。前板4000は位置決め用突出面4010をカートリツジの
支持体300の前述した位置決め突起2500,2600に夫々対応
して2個有し、カートリツジの装着後はこの突出面4010
に向う垂直な力を受ける。このため、補強用のリブが前
板のプラテンローラ側に、その垂直な力の方向に向って
いるリブ(不図示)を複数有している。このリブは、カ
ートリツジIJC装着時の前面位置L5よりもわずかに(約
0.1mm程度)プラテンローラ側に突出しているヘツド保
護用突出部をも形成している。電気接続部用支持板4003
は、補強用リブ4004を前記リブの方向ではなく垂直方向
に複数有し、プラテン側からフツク4001側に向って側方
への突出割合が減じられている。これは、カートリツジ
装着時の位置を図のように傾斜させるための機能も果し
ている。又、支持板4003は電気的接触状態を安定化する
ため、上記2つの位置決め用突出面4010がカートリッジ
に及ぼす作用方向と逆方向に、カートリッジへの作用力
を及ぼすためのフツク側の位置決め面4006を突出面4010
に対応して2個有し、これらの間にパツドコンタクト域
を形成すると共にパツド2011対応のボツチ付ゴムシート
4007のボツチの変形量を一義的に規定する。これらの位
置決め面は、カートリツジIJCが記録可能な位置に固定
されると、配線基板300の表面に当接した状態となる。
本例では、さらに配線基板300のパツド201を前述した線
L1に関して対称となるように分布させているので、ゴム
シート4007の各ボツチの変形量を均一化してパツド201
1,201の当接圧をより安定化している。本例のパツド201
の分布は、上方,下方2列、縦2列である。
フツク4001は、固定軸4009に係合する長穴を洗し、こ
の長穴の移動空間を利用して図の位置から反時計方向に
回動した後、プラテンローラ5000に沿って左方側へ移動
することでキヤリツジHCに対するインクジエツトカート
リツジIJCの位置決めを行う。このフツク4001の移動は
どのようなものでも良いが、レバー等で行える構成が好
ましい。いずれにしてもこのフツク4001の回動時にカー
トリツジIJCはプラテンローラ側へ移動しつつ位置決め
突起2500,2600が前板の位置決め面4010に当接可能な位
置へ移動し、フツク4001の左方側移動によって90゜のフ
ツク面4002がカートリツジIJCの爪2100の90゜面に密着
しつつカートリツジIJCを位置決め面2500,4010同志の接
触域を中心に水平面内で旋回して最終的にパツド201,20
11同志の接触が始まる。そしてフツク4001が所定位置、
即ち固定位置に保持されると、パツド201,2011同志の完
全接触状態と、位置決め面2500,4010同志の完全面接触
と、90度面4002と爪の90度面の2面接触と、配線基板30
00と位置決め面4006との面接触とが同時に形成されてキ
ヤリツジに対するカートリツジIJCの保持が完了する。
この図面上でキヤリツジの位置決め用フツク4001の90
゜角の係合面4002が係合する爪2100が位置しており、キ
ヤリツジに対する位置決めの作用力が基準面に平行な面
領域で作用するように構成されている。
上記実施例では、本発明に請求項に開示された構成の
組み合わせのすべてを開示していないが、音発明として
は、上記構成の適切な組み合わせ構成をも発明に含むも
のである。
前述した第2図乃至第13図と技術的に関係する本発明
について、以下、第1図及び第14図以降を用いて詳述す
る。
第1図は本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の一例を示す展開斜視図、第14図はそ
の組立て後の斜視図である。また第15図は、夫々本発明
の収納容器の一例を示す上面図(a)、正面図(b)及
び右側面図(c)、並びにインクジェットカートリッジ
の吐出口の部分の収納状態を示す部分拡大図(d)、収
納容器本体のフランジ部を示す部分拡大図(e)であ
る。
この梱包容器は容器本体61と蓋部材63とで形成され、
これらが接合一体化されて梱包容器として用いられる。
容器本体61には、内容物であるインクジエツトカート
リッジIJCと非接触状態に維持される壁部61c、該壁部61
cから内容物収容領域へ向けて突出し、そこに収容され
るインクジエツトカートリッジIJCを支持して、その位
置固定を行う凹部61a、及び蓋部材63との接合一体化の
ためのフランジ部61bが設けられている。インクジエツ
トカートリツジIJCの吐出口は、収納空間において壁部
と非接触状態に維持されている。これらの図面に示され
る様に、収納空間に突出する四つの凹部61aの内、吐出
口が位置する側の凹部の掘り込み程度を大きくして吐出
口が収納空間内深くに位置する様にすれば、吐出口は一
層良好に保護される。同時に、この様にすれば、ユーザ
ーがインクジエツトカートリツジを逆向きに入れること
を防止する(所謂誤挿入防止)こともできる。
壁部61cは特に十分な強度を有する必要があり、その
様な材質及び厚さで形成される。壁部61cの厚みは、そ
の構成材料の種類によって適宜選択すればよいが、例え
ば0.1mm以上、好ましくは0.3mm以上、より好ましくは0.
5mm以上とされ、上限としては例えば1.2mm以下とされ
る。
一方、凹部61aは、内容物の保護のために衝撃を緩衝
あるいは吸収するクツシヨン性を有することが好まし
い。即ち、壁部61cと同様の強度及び剛性を有する様に
凹部61aを形成すると、壁部61cの受けた衝撃が内容物に
直接伝わりやすく、内容物の破損等の原因とならないと
も限らない。この様な観点から、凹部61aは比較的薄い
肉厚で形成され、かつ弾性を有することが望ましい。凹
部61aの厚さもまたその構成材料に応じて適宜選択する
ことができるが、例えば0.8mm以下、好ましくは0.6mm以
下、より好ましくは0.4mm以下とされ、下限としては例
えば0.05mm以上とされる。
容器本体61の構成材料としては各種の樹脂等を挙げる
ことができる。容器本体61は例えば樹脂を用いた一体成
型によって作製される。一体成型による方法は、加工
性、生産コスト等の面から好適である。
一体成型による容器本体61の作製には、各種の樹脂の
射出成型、真空成型等が利用できる。中でも、例えばア
クリルニトリル−ブタジエン−スチレン共重合樹脂(AB
S樹脂)、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリエチレンテレフタレート等の樹脂を用いた射出
成型による方法は、壁部61c及び凹部61aの厚みの調整が
容易であり、且つ比較的低コストで行え、各部に所望の
特性を容易に付与できるといった点から好適である。
また、フランジ部61bを容器本体61の底部に設けるこ
とによって、容器本体61と底板63との接合を簡便かつ確
実に行うことができる。フランジ部61bは、容器本体61
の一体成型時に他の部分と同時に成型することができ
る。フランジ部61bの厚さは、壁部61cと同程度とすれば
よい。このフランジ部61bには、容器本体61と蓋部材63
との接合領域62に沿って補強のためのリブ61eが設けら
れているのが好ましい。このリブ61eは、第15図では蓋
部材63の方に出っ張る様に設けられているが、この出っ
張り方は逆であってもよい。但し、前者の方が、容器本
体61と蓋部材63との接合がその出っ張り部を使って一層
確実になされるもので好ましい。
凹部61aや壁部61cの立ち上り部等の角部を図示した様
に湾曲状とすることによって、その衝撃緩衝性をより良
好なものとすることができる。該湾曲部の曲率半径は比
較的大きい方がよく、凹部61aの大きさに応じて適宜選
択されるが、例えば2mm以上、好ましくは3mm以上、より
好ましくは5mm以上とされる。
凹部61aの形状は、インクジェットカートリッジIJCの
保護および梱包容器内での位置固定が効果的に行える様
に適宜選択される。図示した例では、4カ所の凹部61a
によってインクジェットカートリッジIJCが支持されて
おり、この形態がインクジェットカートリッジIJCの保
護、位置固定という点から最も好適であると言うことが
できるのであるが、凹部61aの個数は適宜選択できるも
のではある。
凹部61aのインクジェットカートリッジの支持部分と
インクジェットカートリッジとのクリアランスは、大き
過ぎるとインクジェットカートリッジの梱包容器内での
ガタツキやズレが生じるので好ましくないが、逆に小さ
過ぎるとインクジェットカートリッジの容器本体61への
収納性が悪くなり、また壁部61cからの衝撃が伝達され
やすくなるので好ましくない。これらのクリアランス
は、凹部61aの構造および凹部61aとインクジェットカー
トリッジとのマツチングにおいて適宜選択すればよい
が、例えば0.5mm〜3mm、好ましくは0.5mm〜2mm程度とす
ることができる。
蓋部材63の材質や厚さは、インクジェットカートリッ
ジの重量や強度等に応じて選択される。蓋部材63として
は、例えば樹脂製乃至金属製のフイルム、シートや板、
或いはそれらの少なくとも一つを含む積層体等が用いら
れる。この積層体を蓋部材63として用いる場合、蓋部材
63の容器本体61との非接着面側の表面(以下、「外層」
と称す)が紙であると、環境変化、特に湿度変化の影響
を受けて紙が放湿、吸湿してカール変形することがある
ため、外面にもアルミニウム、塩化ビニリデン、ポリプ
ロピレン等の防湿層をコーテイングし変形を防止するの
が好ましい。この場合、カール変形による容器本体61と
蓋部材63との接着部62に、剥離方向に力が加わるのを防
止することもできる。防湿層としては、コスト、強度的
な面から、15〜100μm厚のポリプロピレンが最も好ま
しい。
インクジェットカートリッジIJCを容器本体61に収容
した後の容器本体61と蓋部材63との接合には、各種の接
合方法が利用できる。例えば、容器本体61と蓋部材63を
同種の樹脂材料で形成し、熱融着、超音波熔着等の方法
でこれらを接合することができる。また、イージー・ピ
ール層を底板63の少なくとも接合に必要な領域に設け
て、それを利用してこれらの接着を行うことができる。
イージー・ピール層を利用する方法は、梱包を解く際
に、容器本体61から蓋部材63を容易に取り外すことがで
きるので、インクジェットカートリッジを破損させる恐
れが一層少ないという利点を有している。この様に防湿
性等の内容物の湿度維持性及び開封の容易性などを考慮
した場合、イージー・ピールが好適である。このイージ
ー・ピール層としては、例えば各種のホツトメルト系、
ポリエチレン系、エバール系等からなる層が利用でき
る。
蓋部材63には、容器本体61との接合をはがす際に用い
られるつまみ部63aが設けられているのが取扱い上好ま
しい。このつまみ部63aは、第1図などではインクジェ
ットカートリッジの吐出口の部分に近い個所に設けられ
ているが、より好ましくは吐出口の部分からできるだけ
遠く離れた位置に設ける方がよい。その理由は、つまみ
部63aをもって蓋部材63を容器本体61からはがす際に、
インクジェットカートリッジの中でも特に保護すべき吐
出口の部分に手が過って触れたりするのを避けるためで
ある。
また、本発明の梱包容器の構成材料を選択すること
で、内容物の湿度環境を維持する、即ち防湿機能や内容
物の有する水分の外部への蒸発を防ぐ機能を得ることが
できる。
例えば、容器本体61の構成材料として、各種樹脂に塩
化ビニリデン層やアルミニウム層をコートした材料、湿
度透過防止性のある材料、例えばポリプロピレンなどを
用いることによって、上述の湿度環境維持機能を得るこ
とができる。尚、製造コスト、成型性、加工性などの面
からは、ポリプロピレンが好適である。
これと同様に、蓋部材63の構成材料として、樹脂のフ
イルム、シートまたは板材、或いは紙のシート板材に塩
化ビニリデン層やアルミニウム層をコートした材料、湿
気透過防止性のあるポリプロピンレンなどを用いること
によって、良い湿度環境維持機能を得ることができる。
衝撃緩衝性及び湿度環境維持機能の両方について良好な
ものとするには、例えば、紙にアルミニウム層を設けた
材料からなり、容器本体との密封接着のための層(例え
ばイージー・ピール層)を有し、なおかつ、カール防止
に非接着面(外面)にポリプロピレン層を設けた蓋部材
が好適である。特に、アルミニウム層を設け非接着面側
の最外層としてポリプロピレン層を設けた積層体が、コ
スト、衝撃緩衝性及び湿度環境維持機能の面から好まし
い。
また、容器本体61の形成にポリプロピレンを用いた真
空成型法を利用する場合に、先に述べた様に凹部61aや
壁部61cの立ち上り部などを湾曲部として成型すること
は、容器本体61の衝撃緩衝性をより良好とするととも
に、容器本体61に上述のような湿度環境維持機能を得る
上でも好ましい。
更に、容器本体61の天井61c−2から底面(フランジ6
1b)方向に、原料シートの天井部61c−2となる部分以
外の部分を真空で延ばして凹部61a、壁部61cの側面61c
−1、湾曲部等を成型するオス型成型によれば、各部毎
の厚みの均一性をより良好なものとすることができ、ピ
ンホールの発生もなく、各部における湿気透過防止性を
高める上で好ましい。
また、真空成型で得られる容器本体に湾曲部を設けな
い場合は、容器本体の壁部と凹部の境界及び壁部とフラ
ンジの境界などが肉厚の薄い角部として形成され、ピン
ホールが生じたり、落下時の破損が起こりやすくなった
り、その部分の湿気透過防止性が低下したりすることが
ある。このために、これらの境界部を湾曲部として成型
することによって、肉厚の薄い部分が形成されることが
一層効果的に防止され、良好な湿気透過防止性を容器本
体全体にわたって一層均一に得ることができ、かつ落下
衝撃に一層強い外周部を得ることができる。
また、容器本体61及び/または底板63に透明もしくは
半透明な材料を選択すれば、梱包状態でインクジエツト
カートリツジ62を透視できる。
ところで、第1図に示す様に、インクジエツトカート
リツジの吐出口面にある吐出口を覆う(シールする)覆
い部材3を設けることにより、吐出口からのインクの蒸
発を極めて少なくすることができるので、収容空間の湿
度を適切に保つことができ、故に蓋部材のカール変形を
防止することができる上、インクタンクから吐手口に至
るインクの供給経路の状態を良好な状態に保つことがで
きる。
本発明に係る覆い部材3としては、前述したテープ状
のものに限られるものではないが、取り扱いが容易であ
る点(例えば、はがすのも簡単である)や吐出口の気密
状態を保つのに優れている点、更には薄いのでインクジ
エツトカートリツジの大きさにほとんど影響しない点、
比較的少ないコストで形成することができる点などの理
由により、テープ状のものが好適である。覆い部材3の
材料としては、例えばポリエチレンテレフタレートを挙
げることができる。
更に、第1図においては、覆い部材3をインクジエツ
トカートリツジIJCに押えるための押え部材4が、イン
クジエツトカートリツジに設けられている。この押え部
材4の好ましい態様としては、吐出口に対応する位置に
インク吸収体6が配されたキャップ部材を挙げることが
できる。
この様な押え部材4を設けることは、ユーザーがイン
クジェットカートリッジIJCを収納容器から取り出す際
に吐出口の部分に手を差し込む様なことが避けられるの
で、インクジェットカートリッジの中でも特に保護すべ
き吐出口の部分の保護という点から一層好適である。こ
の押え部材4は、インクジェットカートリッジがクリア
ランスの範囲内で収納容器内において動いても、収納容
器本体61の壁部61cと接触して動いたりしない様に設け
られるのが好ましい。
第16図は本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の他の例を示す展開斜視図、第17図は
その組立て後の斜視図である。また第18図は、夫々本発
明の収納容器の他の例を示す左側面図(a)、上面図
(b)、正面図(c)、右側面図(d)及び下面図
(e)、並びに収納容器本体のフランジ部を示す部分拡
大図(f)である(但し、第15図とは‘正面図’として
扱っている個所が異なっている)。
本例は、容器本体61の凹部61aの形状以外について
は、前述の第1図、第14図及び第15図に示された例と同
じである。本例における容器本体61の凹部61aは、ラン
ジ部61bにまで達せずにその途中まで形成されたものと
なっており、また所定の角度の勾配が形成されてインク
ジェットカートリッジを支持するものとなっている。イ
ンクジェットカートリッジの収納空間での位置固定とい
う点では前者の例の方が勝るが、本例によっても実質的
に十分本発明の目的を達成することができる程度の効果
を得ることができる。
尚、覆い部材3は設けた方が好ましいが必ずしも設け
なくてもよく、この設けない構成をも本発明は請求項
(9)の発明として含むものである。
インクジエツトカートリツジに充填されたインクの水
分の蒸発防止という点において請求項(1)の発明の方
が勝るが、請求項(9)の発明によれば、実質的に十分
本発明の目的を達成することができる程度の効果を得る
ことができる。
(実施例1) 厚さ1mmのポリプロピレンのシートを用いて第1図に
示した構造の容器本体を、天井部61c−1以外の材料部
分が底部に向って引き延ばされて成型されるチス型真空
成型により作製した。各部のサイズは以下の通りであ
る。
最小肉厚:0.2mm 角部の曲率半径:3mm 一方、ポリプロピレン層(厚さ30μm)、ポリエチレ
ンテレフタレート層(厚さ12μm)、アルミニウム層
(厚さ9μm)、ポリエチレン系イージー・ピール層
(厚さ30μm)を容器本体との接着面側からこの順に積
層して蓋部材3を作製した。
次に、インクを貯留するインクタンクを具備し、吐出
口面に覆い部材3として吐出口をシールするポリエチレ
ンテレフタレート製の保護テープが設けられ、更に保護
テープを押える押え部材4してインク吸収体6付きのキ
ャップ部材が設けられたインクジエツトカートリツジIJ
Cを容器本体61に収納し、容器本体底面に蓋部材63を合
せて、フランジ61bと蓋部材63とを超音波熔着機により
接着した。
得られた梱包物の単体及びこれらの集合体について所
定高さからの落下試験を行って、梱包されたインクジエ
ツトカートリツジの保護状態を検査したともろ、インク
ジエツトカートリツジに損傷等の発生は全くなかった。
また、得られた梱包物について所定雰囲気の条件下に
所定期間放置した後、インクジエツトカートリツジに充
填されたインクの水分の蒸発量をインクジエツトカート
リツジの重量を計測することによって検査したところ、
わずかな重量減少が計測されただけであった。
更に、所定期間放置後の蓋部材のカール等の変形も全
く見られなかった。
(実施例2) 厚さ30μmの塩化ビニリデンをコートした塩化ビニル
シートを用いる以外は、実施例1と同様にして容器本体
を作製し、インクジエツトカートリツジの梱包を行っ
た。
得られた梱包物の落下試験を実施例1と同様にして行
ったところ、梱包されたインクジエツトカートリツジに
損傷などの異常の発生はなかった。
また、梱包されたインクジエツトカートリツジに充填
されたインクの水分の蒸発量を実施例1と同様にして測
定したところ実施例1と同様にわずかであり、蓋部材の
カール等の変形も全く見られなかった。
(実施例3) 各湾曲部の半径Rを1mmとする以外は実施例1と同様
にして容器本体を作製し、インクジエツトカートリツジ
の梱包を行い、落下試験および水分蒸発量の測定を行っ
た。
なお、得られた容器本体の肉厚の最小の厚みは0.05mm
であった。
その結果、落下試験において、梱包物の容器本体部分
にわずかなへこみが認められたが、梱包されたインクジ
エツトカートリツジに異常はなかった。
また、インクジエツトカートリツジに充填されたイン
クの水分の蒸発量はわずかであり、蓋部材の変形も見ら
れなかった。
(実施例4) ポリプロピレンシートにおけるフランジ61bとなる部
分から、それ以外の部分(凹部61aおよび側部61c)が真
空によって引っ張られて成型されるメス型成型によって
容器本体を成型し、且つフランジ部61bの角部の曲率半
径を0.5mmとし、それ以外の角部の極率半径を2mmとする
以外は実施例1と同様にしてインクジエツトカートリツ
ジの梱包を行った。
得られた梱包物について、実施例1と同様の落下試験
およびインクからの水分の蒸発量の測定を行った。
落下試験においては、梱包されたインクジエツトカー
トリツジには何の異常もなかった。
インクの水分蒸発量はわずかであり、蓋部材の変形も
見られなかった。
(実施例5,6,7及び8) インクジエツトカートリツジの吐出口面に吐出口の覆
い部材である保護テープを設けることをしないことを除
いて、夫々実施例1,2,3及び4と同様に梱包を行った。
その結果、いずれの実施例でも実施例1,2,3及び4に
較べて、インクジエツトカートリツジに充填されたイン
クの水分の蒸発量が少し増えたが、実質的に十分本発明
の目的を達成することができる程度の効果を得ることが
できる。
尚、本発明は、特にインクジエツト記録方式の中でも
バブルジエツト方式の記録ヘツド、記録装置に於いて、
優れた効果をもたらすものである。
その代表的な構成や原理については、例えば、米国特
許第4723129号明細書、同第4740796号明細書に開示され
ている基本的な原理を用いて行うものが好ましい。この
方式は所謂オンデマンド型、コンテイニユアス型のいず
れにも適用可能であるが、特に、オンデマンド型の場合
には、液体(インク)が保持されているシートや液路に
対応して配置されている電池熱変換体に、記録情報に対
応していて核沸騰を越える急速な温度上昇を与える少な
くとも一つの駆動信号を印加することによって、電気熱
交換体に熱エネルギーを発生せしめ、記録ヘツドの熱作
用面に膜沸騰させて、結果的にこの駆動信号に一対一対
応し液体(インク)内の気泡を形成出来るので有効であ
る。この気泡の成長,収縮により吐出用開口を介して液
体(インク)を吐出させて、少なくとも一つの滴を形成
する。この駆動信号をパルス形状とすると、即時適切に
気泡の成長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液
体(インク)の吐出が達成でき、より好ましい。このパ
ルス形状の駆動信号としては、米国特許第4463359号明
細書、同第4345262号明細書に記載されているようなも
のが適している。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関す
る発明の米国特許第4313124号明細書に記載されている
条件を採用すると、更に優れた記録を行うことができ
る。
記録ヘツドの構成としては、上述の各明細書に開示さ
れているような吐出口、液路、電気熱交換体の組み合わ
せ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に熱作用部
が屈曲する領域に配置されている構成を開示する米国特
許第4558333号明細書、米国特許第4459600号明細書を用
いた構成も本発明に含まれるものである。加えて、複数
の電気熱交換体に対して、共通するスリツトを電気熱交
換体の吐出部とする構成を開示する特開昭59年第123670
号公報や熱エネルギーの圧力波を吸収する開孔を吐出部
に対応させる構成を開示する特開昭59年第138461号公報
に基づいた構成としても本発明は有効である。
更に、記録装置が記録できる最大記録媒体の幅に対応
した長さを有するフルラインタイプの記録ヘツドとして
は、上述した明細書に開示されているような複数記録ヘ
ツドの組み合わせによって、その長さを満たす構成や一
体的に形成された一個の記録ヘツドとしての構成のいず
れでも良いが、本発明は、上述した効果を一層有効に発
揮することができる。
加えて、装置本体に装着されることで、装置本体との
電気的な接続や装置本体からのインクの供給が可能にな
る交換自在のチツプタイプの記録ヘツド、あるいは記録
ヘツド自体に一体的に設けられたカートリツジタイプの
記録ヘツドを用いた場合にも本発明は有効である。
又、本発明の記録装置の構成として設けられる、記録
ヘツドに対しての回復手段、予備的な補助手段等を付加
することは本発明の効果を一層安定できるので好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘツドに
対しての、キヤピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸収手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせによる予備加熱手段、記録とは別
の吐出を行う予備吐出モードを行うことも安定した記録
を行うために有効である。
更に、記録装置の記録モードとしては黒色等の主流色
のみの記録モードだけではなく、記録ヘツドを一体的に
構成するか複数個の組み合わせによってでもよいが、異
なる色の複色カラー又は、混色によるフルカラーの少な
くとも一つを備えた装置にも本発明は極めて有効であ
る。
[発明の効果] 本発明の梱包容器は、インクジェットヘッド部と係合
させたキャップ部材によって保護することに加え、キャ
ップ部材は梱包容器の内壁と非接触状態を維持できるよ
うに構成されているため、外部からの振動や衝撃がキャ
ップ部材に伝わることがなく、十分な緩衝作用を達成
し、確実な保護状態を達成できる。
また、本発明の梱包容器を用いることにより、インク
ジェットカートリッジを運搬時等における振動や落下に
よる衝撃から確実かつ安価に保護することができる。
すなわち、内容物を適当な間隔をもって支持するよう
に、容器本体の内壁とインクジェットカートリッジとが
直接接触することを防ぐ支持部を配しているので、イン
クジェットカートリッジの位置固定が効果的になされ、
かつ衝撃緩和をバランスよく発揮できる。
さらに、本発明の梱包容器では、インクジェットカー
トリッジの梱包状態での湿度環境の維持機能をシールテ
ープを配することで付与でき、収納空間内での湿度を適
切に保つことができる。そのため、蓋部材の変形を防止
することにつながり、インクジェットカートリッジのイ
ンク供給経路の状態を良好に保つことができる。
くわえて、吐出部におけるキャップの存在は、インク
ジェットカートリッジを収納容器から取り出す際に、手
などが吐出口に触れることを防止することにもなる。
【図面の簡単な説明】
第13図(a)、(b)は本発明の第1実施例の説明図
で、順に斜視図、その部分分解図を示し、第2図
(a)、(b)は第13図実施例の部分説明図で、順に上
面図、側面図を示し、第3図(a)、(b)及び第4図
(a)、(b)は、夫々第2図の変形実施例説明図で、
順に上面図、側面図を示し、第5図は本発明の他の実施
例の部分分解図、第6図は第5図実施例の記録ヘッド断
面の説明図、第7図(a)、(b)、(c)、と第8図
(a)、(b)、(c)と第9図(a)、(b)、
(c)は、夫々、本発明のさらに別の実施例の説明図で
あって、順に側面図、正面図、上面図を示し、第10図、
第11図は、更に記録ヘッド構成を変形した本発明実施例
の斜視図、第12図は、本実施例の記録ヘッドを記録装置
本体に対しての着脱構成を説明する部分断面説明図であ
る。 第1図は、本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の一例を示す展開斜視図である。 第14図は、本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の一例の組立て後の斜視図である。 第15図は、夫々本発明の収納容器の一例を示す上面図
(a)、正面図(b)及び右側面図(c)、並びにイン
クジェットカートリッジの吐出口の部分の収納状態を示
す部分拡大図(d)、収納容器本体のフランジ部を示す
部分拡大図(e)である。 第16図は、本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の他の例を示す展開斜視図である。 第17図は、本発明のインクジェットカートリッジの収納
容器(梱包容器)の他の例の組立て後の斜視図である。 第18図は、夫々本発明の収納容器の他の例を示す左側面
図(a)、上面図(b)、正面図(c)、右側面図
(d)及び下面図(e)、並びに収納容器本体のフラン
ジ部を示す部分拡大図(f)である。 3:覆い部材 4:押え部材 6:インク吸収体 61:容器本体 61a:凹部 61b:フランジ部 61c:壁部 61e:リブ 63:底板 63a:つまみ部 IJC:インクジエツトカートリッジ 91、H:熱エネルギー発生素子 2、51:溝部 10:ベースプレート 7:位置決め用または弾性変形量規制用部位 8:カートリッジのキャリッジに対する位置決め部位 9:キャップ着脱用ツバ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】蓋部材と、インクを吐出する吐出口を有す
    るインクジェットヘッド部を備えたインクジェットカー
    トリッジの収納空間となる凹部を有するとともに、前記
    インクジェットカートリッジの一部に接触し前記インク
    ジェットカートリッジを支持する前記収納空間に突出し
    た支持部を有した容器本体と、を具備したインクジェッ
    トカートリッジの収納容器において、 前記インクジェットカートリッジは、前記吐出口を覆う
    シールテープと、該シールテープを上方から覆い、前記
    吐出口に対応する位置にインク吸収体が配されるととも
    に、前記インクジェットヘッド部の一部に弾性係合する
    係合腕部を備えたキャップ部材とが取り付けられてお
    り、前記キャップ部材が前記容器本体の凹部及び支持部
    を構成する内壁に対して非接触の状態で収納されている
    ことを特徴とするインクジェットカートリッジの収納容
    器。
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