JP2683072B2 - 工業用ロボットにおける作業プログラムの修正方法 - Google Patents

工業用ロボットにおける作業プログラムの修正方法

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JP2683072B2
JP2683072B2 JP63321837A JP32183788A JP2683072B2 JP 2683072 B2 JP2683072 B2 JP 2683072B2 JP 63321837 A JP63321837 A JP 63321837A JP 32183788 A JP32183788 A JP 32183788A JP 2683072 B2 JP2683072 B2 JP 2683072B2
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準治 橋爪
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トキコ株式会社
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【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ティーチング・プレイバック型の工業用
ロボットに係り、特に、工業用ロボットにおける作業プ
ログラムの部分修正に適用して好適な変換方法に関す
る。
「従来の技術」 従来、工業用ロボットの作業プログラムの修正は、以
下のような方法により行なわれていた。
(1)作業プログラムを歩進または逆歩進させながら、
作業ロボットにおける教示点を確認し、該教示点に不具
合があれば、適宜1ポイントずつ修正する。
(2)3次元平行シフト等の変換演算により、プログラ
ム全体を机上修正する。
「発明が解決しようとする課題」 ところで、上記(1)に示す作業プログラムの修正で
は、各ポイントについて逐一教示点を確認するので、微
細な修正が可能であるが、一方で多大な修正時間を必要
とするといった問題があり、また、上記(2)に示す作
業プログラムの修正では、多数点の再教示が不要であ
り、修正時間が短くて済むが、一方で部分的な修正がで
きず、一部の修正のために作業プログラム全体の修正を
必要とするといった問題がある。
この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、作業プログラムの修正を短い時間で行うことがで
き、かつ、該作業プログラムの部分的な修正も可能とし
た工業用ロボットにおける作業プログラムの修正方法の
提供を目的とする。
「課題を解決するための手段」 この発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであっ
て、ロボットの作業プログラムが構成されるポイントデ
ータ(教示点を表すデータ)の修正範囲を少なくとも面
積で指定する第1の工程と、この第1の工程によって指
定された範囲内にあるポイントデータを一点ずつシフト
変換させる第2の工程と、この第2の工程によってシフ
ト変換されたポイントデータから、新たな作業プログラ
ムを作成する第3の工程とから構成するようにしてい
る。
「作用」 この発明によれば、範囲を指定したポイントデータを
一点ずつシフト変換した後、これらシフト変換したポイ
ントデータから新たな作業プログラムが作成される。つ
まり、作業プログラムにおいて、範囲を指定した修正が
可能であるので、該作業プログラム全体が画一的に修正
されることがなく、また、全てのポイントデータを1つ
ずつ修正していた従来の修正方法と比較して、作業プロ
グラム全体の修正時間を短縮化することができる。
しかも、修正範囲を少なくとも面積で指定して、その
範囲内にあるポイントデータを一点ずつシフト変換させ
るため、いずれのポイントデータが修正範囲内にあるか
探したりする必要がなくなり、この点からも修正時間を
短縮化することができる。
また、修正範囲をポイントデータの繋がりとは無関係
に指定できるため、指定した範囲より外側にあるポイン
トデータについては、修正するポイントデータとの繋が
りがあっても修正させないことになり、ポイントデータ
の繋がりに拘束されることなく修正できる。
「実施例」 以下、この発明の実施例について第1図〜第3図を参
照して説明する。
まず、第1図を参照して、工業用ロボットの概略構成
を説明すると、この図面において符号1で示すものはロ
ボット本体(以下、ロボットと表現する)であって、床
面に配置される基台2と、この基台2の上部に設けられ
て、上下方向の軸(イ)を中心として回動するアーム支
持部3と、このアーム支持部3に設けられて水平方向の
軸(ロ)を中心として回動する第1のアーム4と、この
第1のアーム4の先端に設けられて、水平方向の軸
(ハ)を中心に回動する第2のアーム5と、この第2の
アーム5の先端に設けられて、互いに直交する3軸
(ニ)〜(ヘ)の6軸を中心に各手首部材6A〜6Cが相対
回転する手首機構6とから構成された多関節型ロボット
であって、前記手首機構6の先端には、ワーク(図示
略)に対して作業を施す塗布ガン等の作業装置7が取り
付けられている。
そして、前記ロボット1では、各所に設けられたサー
ボモータ等の駆動機構により、アーム支持部3、第1の
アーム4、第2のアーム5、手首機構6を各軸(イ)〜
(ヘ)を中心に相対回転させ、これにより、その最先端
に位置する作業装置をワークの周囲の任意の位置に移動
させるようにしている。
また、前記ロボット1にはロボット制御盤8が設けら
れ、また、このロボット制御盤8には、各サーボモータ
を駆動して、アーム支持部3、第1のアーム4、第2の
アーム5、手首機構6を各軸(イ)〜(ヘ)を中心に相
対回転させるための操作機能と、各サーボモータを駆動
して、その先端の作業装置を特定の位置にまで移動させ
るための作業プログラムをティーチングにより作成し、
かつこの作業プログラムを記憶する設定機能と、前記作
業プログラムに基づきロボット1をプレイバックさせる
再生機能と、前記記憶機能によって記憶された作業プロ
グラムを修正するための修正機能とが備えられている。
次に、上記ロボット制御盤8の修正機能を用いた作業
プログラムの修正方法について第2図を参照して説明す
る。
第2図において実線で示されるものは、基本となる作
業プログラムに基づき動作されるロボット1の軌道9で
あり、その軌道9は、白丸のポイントデータA1〜A20
接続することによって表される。また、同図において点
線〜実線で示されるものは、前記作業プログラムから作
成された、新たな作業プログラムに基づき動作されるロ
ボット1の軌道10であって、その軌道10は、白丸のポイ
ントデータA1〜A6,黒丸のポイントデータB7〜B9,白丸の
ポイントデータA10,黒丸のポイントデータB12〜B14,白
丸のポイントデータA15〜A16,黒丸のポイントデータB17
〜B19,白丸のポイントデータA20を順番に接続すること
により表される。
なお、前記黒丸で示すポイントデータB7〜B9,B12〜B
14,B17〜B19は、これらポイントデータB7〜B9,B12
B14,B17〜B19に対応し、かつ符号Mで示す長方形の範囲
内に存在する白丸のポイントデータA7〜A9,A12〜A14,A
17〜A19をシフト変換することによって得られるもので
ある。また、このようなシフト変換を行うに際しては、
Mで示すように絶対座標(XYZ座標)上に範囲を設定し
て変換範囲を定めた後で、この範囲M内のポイントデー
タ(白丸)A7〜A9,A12〜A14,A17〜A19を所定の演算式に
より一ポイントずつ変換するようにし、これによって新
たなポイントデータ(黒丸)B7〜B9,B12〜B14,B17〜B19
を順次得るようにしている。
ここで、新たな作業プログラムを作成する工程のフロ
ーチャートを説明する前に、前記シフト変換による変換
手順について説明する。
(1) ロボット1を直接動作させるため作業プログラ
ムは、上述したようにポイントデータによって構成され
るとともに、これらポイントデータは、通常各軸(イ)
〜(ヘ)を中心とした角度データθ〜θの集合体に
よって構成されているので、まず、これら各ポイントデ
ータ(符号Pで示す)を、予め定められた演算式によっ
て絶対座標系に変換することを行う。つまり、ポイント
データを、P(θ12345)→P′(x,
y,z,α,β,γ)と変換する。
なお、前記x,y,zは、絶対座標上におけるロボット1
の先端位置を示すものであり、また、前記α,β,γ
は、ロボット1の姿勢を示すためのX軸、Y軸、Z軸回
りの回転角度を示すものである。
(2) 予め設定しておいた移動量(Δx,Δy,Δz)分
だけ、前記ロボット1の先端位置をシフトさせる。つま
り、P′(x,y,z,α,β,γ)→P″(x+Δx,y+Δ
y,z+Δz,α,β,γ)の変換を行う。
この(2)に示す変換を指して以下シフト変換と表現
する。
(3) 前記シフト変換後の絶対座標をロボット座標に
変換する。つまり、P″(x+Δx,y+Δy,z+Δz,α,
β,γ)→Pz(θ′1,θ′2,θ′3,θ′4,θ′5,
θ′)の変換を行う。
以下、上記(1)〜(3)の変換を予め定めたポイン
トデータについて行うためのフローチャートを第3図を
参照して説明する。
なお、以下の第3図に示すフローチャートは、第2図
に示すような絶対座標上に設定した範囲M内に存在する
ポイントデータを変換する際の処理内容を示すものであ
る。また、以下の説明において使用するステップnは、
第3図のSPnに対応する。
第3図を参照して(xmin〜xmax,ymin〜ymax,zmin〜z
max)で示す範囲M内に存在するポイントデータを変換
して、新たな作業プログラムを作成するための工程を順
に説明する。
<ステップ1> スタート <ステップ2> Nに、前記範囲M内に存在する最初のポイントデータ
を示す番号1を設定する。
<ステップ3> ステップ2(あるいは後述するステップ7)で設定し
た番号NのポイントデータP(N)を絶対座標に変換す
る(前記説明(1)に対応)。
<ステップ4> ステップ3で求めたポイントデータP′(N)がxmin
〜xmax,ymin〜ymax,zmin〜zmaxで示す範囲M内にあるか
否かを判断し、YESの場合にステップ5に進み、また、N
Oの場合にステップ7に進む。
<ステップ5> ステップ3で求めたポイントデータP′(N)をシフ
ト変換してポイントデータP″(N)とし、その後、シ
フト変換した座標P″(N)をロボット座標に変換し
て、新たなポイントデータPz(N)を得る(前記説明
(2)(3)に対応)。
<ステップ6> 前記ステップ5で求めた新たなポイントデータPz
(N)をP(N)と設定して、基の作業プログラムに組
み込む。つまり、基の作業プログラムのポイントデータ
P(N)(ステップ3で示したもの)を、ステップ5で
得たポイントデータPz(N)に更新する。
<ステップ7> Nを1アップさせる。
<ステップ8>〜<ステップ9> P(N)がENDデータであるか否かを判断し、NOの場
合に前ステップ3に戻り、またYESの場合にステップ9
に進んで、このフローチャートを終了する。
以上説明したように、この発明によれば、第2図にM
(x min〜x max,y min〜y max,z min〜z max)で示すよ
うに範囲を少なくとも面積で指定し、この範囲M内のポ
イントデータを、第3図のフローチャートで示すよう
に、一点ずつシフト変換するとともに、これらシフト変
換したポイントデータから新たな作業プログラムを作成
するようにしたので、作業プログラム全体を画一的に修
正していた従来の方法より細かな修正を行うことがで
き、また、全てのポイントデータを1つずつ修正してい
た従来の修正方法と比較して、該ポイントデータの修正
時間を短縮することができて、その作業能率の向上に寄
与することができるという効果が得られる。
「発明の効果」 以上詳細に説明したように、この発明によれば、範囲
を指定したポイントデータを一点ずつシフト変換した
後、これらシフト変換したポイントデータから新たな作
業プログラムが作成される。つまり、作業プログラムに
おいて、範囲を指定した修正が可能であるので、該作業
プログラム全体を画一的に修正していた従来の方法より
細かな修正を行うことができ、また、全てのポイントデ
ータを1つずつ修正していた従来の修正方法と比較し
て、該ポイントデータの修正時間を短縮することがで
き、これによって、作業プログラム変更を行うための作
業能率が向上するという効果がある。
しかも、修正範囲を少なくとも面積で指定して、その
範囲内にあるポイントデータを一点ずつシフト変換させ
るため、いずれのポイントデータが修正範囲内にあるか
探したりする必要がなくなり、この点からも修正時間を
短縮化して、作業能率を向上させることができる。
また、修正範囲をポイントデータの繋がりとは無関係
に指定できるため、指定した範囲より外側にあるポイン
トデータについては、修正するポイントデータとの繋が
りがあっても修正させないことになり、ポイントデータ
の繋がりに拘束されることなく修正できる。したがっ
て、修正の自由度を高くすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の一実施例を示す図であって、
第1図はロボットの外観を示す斜視図、第2図は作業プ
ログラムを構成するポイントデータの修正前及び修正後
を示す説明図、第3図はポイントデータを修正するため
の工程を示すフローチャートである。 M……範囲、 A7〜A9,A12〜A14,A17〜A19……範囲指定されたポイント
データ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ロボットの作業プログラムが構成されるポ
    イントデータの修正範囲を少なくとも面積で指定する第
    1の工程と、この第1の工程によって指定された範囲内
    にあるポイントデータを一点ずつシフト変換させる第2
    の工程と、この第2の工程によってシフト変換されたポ
    イントデータから、新たな作業プログラムを作成する第
    3の工程とからなる工業用ロボットにおける作業プログ
    ラムの修正方法。
JP63321837A 1988-12-20 1988-12-20 工業用ロボットにおける作業プログラムの修正方法 Expired - Lifetime JP2683072B2 (ja)

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