JPH0699377A - ロボット軌道を教示するための方法 - Google Patents

ロボット軌道を教示するための方法

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JPH0699377A
JPH0699377A JP25286392A JP25286392A JPH0699377A JP H0699377 A JPH0699377 A JP H0699377A JP 25286392 A JP25286392 A JP 25286392A JP 25286392 A JP25286392 A JP 25286392A JP H0699377 A JPH0699377 A JP H0699377A
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JP
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robot
trajectory
teaching
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computer system
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JP25286392A
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Inventor
Kazunari Kubota
一成 久保田
Minori Kamio
視教 神尾
Takashi Sakai
高志 酒井
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 本発明の目的は、ロボット軌道に関わる情報
を入力・編集する時の利用者の負担をできるだけ軽減
し、誤差の少ない軌道情報を効率的に生成するロボット
軌道を教示する方法を提供することである。 【構成】 本発明は、コンピュータ・システムの表示装
置6内にロボット軌道情報を視覚的イメージに変換して
表示し、表示装置6上で指定された教示点または教示点
群に基づいてロボット1の動作命令を生成し、生成され
た動作命令を該ロボット・システムに転送し、ロボット
1の現在位置を該ロボット・システムから受理し、受理
したロボット1の現在位置を該表示装置6画面上に表示
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ロボット軌道を教示す
るための方法及びシステムに係り、特に、ロボット教示
技術分野、ロボット・マニピュレータの制御技術分野、
及び人間と機械の対話に関するヒューマンインタフェー
ス技術分野に属するもので、具体的にはロボット使用者
がロボットに実行してもらいたい作業をロボットに効率
的に伝えるロボット作業教示装置(情報入力インタフェ
ース装置)を用いたロボット軌道を教示するための方法
に関する。
【0002】さらに詳しくは、対象とするワークの形状
にならった軌道をもつ加工作業一般の軌道情報をコンピ
ュータの表示に基づいて効率的に生成するために改良さ
れた方法に関する。
【0003】
【従来の技術】従来、ロボットの軌道教示には位置・姿
勢情報を教示するダイレクトティーチ法、リモートティ
ーチ法、間接ティーチ法及びオフラインティーチ法があ
る(引用文献:「ロボット工学ハンドブック」、日本ロ
ボット学会編、1990年コロナ社発行pp519-529 )。
【0004】上記従来の第1の方法であるダイレクトテ
ィーチ法は、ロボットのアーム部を直接動かす方法であ
る。上記従来の第2の方法であるリモートティーチ法
は、ロボット本体から離れた場所において、ティーチン
グペンダントと呼ばれる教示装置でロボットアームに直
接触れることなく、教示を行う方法である。上記従来の
第3の方法である間接ティーチ法は、教示専用のマニピ
ュレーションアームを用意し、このアームの手先部が所
要の経路に沿って動作するように操作し、この時のアー
ム位置・姿勢を記憶させることにより教示を行う方法で
ある。上記従来の第4の方法であるオフラインティーチ
法は実際に作業を行うロボットを用いることなく、実作
業環境から離れて教示する方法である。この方法では、
すでに形状設計されたワークの幾何形状情報を利用して
ロボットの軌道を生成することができるため、作業者の
負担を大きく軽減できるという長所をもっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の第1〜第3の方法はいずれも入力された軌道情報を
先ず表示し、変更作業を行うためには、数値で表現され
た軌道情報を文字表示装置に表示し、利用者はその表示
された行を指定してその数値を変更する必要がある。利
用者はそのために数値で表現された教示点の情報により
所望の位置の教示点を発見しなければならず、使用者に
熟練を強いるという欠点がある。また、教示点を所望の
位置・姿勢に修正するには、直接その数値を変更する
か、または、上記の教示方法を用いて再度その点の新し
いデータを取り込む必要があり、操作の繁雑さを招き、
教示作業の効率を低下させることがある。
【0006】また、上記従来の第4の方法であるオフラ
インティーチ法は、軌道教示にはCAD等によりすでに
生成されたワークの幾何形状情報を前提としているた
め、CADによるワークの形状情報を利用しづらい加工
作業には適用が困難である。
【0007】オフラインティーチ法で生成された軌道を
実作業環境で動作させようとすると、マニピュレータ、
治具、ワーク等の実環境での誤差要因により誤差が生じ
ることが多い。誤差を減少させるためにマニピュレータ
のキャリブレーションを綿密に行う等の対処が行われる
が、マニピュレータの繰り返し精度に比べ、キャリブレ
ーションで追い込んだ絶対精度は一般に大きく、現物合
わせが必要である。現物合わせによる軌道の修正は、上
記のダイレクトティーチ法と同様に繁雑な操作が必要と
なる。
【0008】さらに、新しい製品に対応するために製造
ラインの更新サイクルが短くなるほど、ロボットの軌道
教示の駆動コストの示す割合が大きくなり、軌道教示の
効率が問題となる。また、上記の実環境の誤差の問題で
最初に入力された軌道を最終的な軌道に編集する編集・
調整作業が軌道教示全体に占める割合が大きく、この部
分でのヒューマンインタフェースの改善の及ぼす影響は
大きい。
【0009】また、上記の従来の方法は、いづれもマニ
ピュレータの位置・姿勢情報を教示するものであり、ロ
ボットの作業の位置・姿勢以外に力の目標及びマニピュ
レータとワークの間の相対的な柔らかさに関する設定の
ためのコンプライアンス・マトリックス等の運動に付随
した情報を直接与えることができない。
【0010】また、いずれの方法でも教示点の位置・姿
勢を与えるコマンドの前後でパラメータ設定のコマンド
を挿入したり、あるいは、教示点を与えるコマンドの引
き数として与えるしかない。このような運動に付随した
情報を編集するには一般にテキスト編集エディタを用い
て、そのコマンド行を選択し、その行を書き換えること
によって行うため、コマンド行のサーチ・選択に労力が
かかる。さらに、同様なコマンドが多箇所に出現するた
め、本当に修正すべきコマンドの発見に手間取る、ある
いは、誤りが多い等の問題点がある。
【0011】また、コンピュータシステムを用いて生成
した軌道を実際のロボット・マニピュレータで実行しよ
うとしたとき、ロボットのバックラッシュ、その他のワ
ークの位置決め精度に基づく誤差等が存在している。
【0012】本発明は上記の点に鑑みなされたもので、
上記問題点を解決し、ロボット軌道に関わる情報を入力
・編集する時の利用者の負担をできるだけ軽減し、誤差
の少ない軌道情報を効率的に生成するロボット軌道を教
示する方法を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の第1の原
理構成図を示す。
【0014】本発明は表示装置を有するコンピュータ・
システムと該コンピュータ・システムに接続されたロボ
ット・システムを利用してロボットの軌道を作成する方
法であって、コンピュータ・システムの表示装置内にロ
ボット軌道情報を視覚的イメージに変換して(ステップ
100)表示し(ステップ101)、表示装置上で指定
された教示点または教示点群に基づいてロボットの動作
命令を生成し(ステップ102)、生成された動作命令
をロボット・システムに転送し(ステップ103)、ロ
ボットの現在位置を該ロボット・システムから受理し
(ステップ104)、受理したロボット現在位置を該表
示装置画面上に表示する(ステップ105)。
【0015】また、図2は本発明の第2の原理説明図を
示す。
【0016】本発明は、表示装置を有するコンピュータ
・システムとそのコンピュータ・システムに接続された
ロボット・システムを利用してロボット軌道を作成する
方法であって、コンピュータ・システムの表示装置内に
ロボット軌道情報を視覚的イメージに変換して(ステッ
プ200)表示し(ステップ201)、表示装置上で指
定された軌道情報に含まれる教示点のそれぞれについ
て、該教示点の前後の教示点群に基づいて曲線を生成し
(ステップ202)、曲線を表現するパラメータを該ロ
ボット・システムに転送する(ステップ203)。
【0017】
【作用】本発明は、コンピュータシステムの表示画面上
で指定された教示点または教示点群へロボットが動作す
る命令をロボット・システムに用いることにより、軌道
の編集作業を行いながら、選択している教示点位置にロ
ボットを動作させることができる。また、本発明は、教
示点群に基づいた曲線を表現するパラメータをコンピュ
ータ・システムからロボット・システムに転送すること
により、ロボットが滑らかで連続的な軌道上を動作する
ことができる。また、通信上の問題、軌道生成処理等の
不測の自体により教示点がコンピュータ・システムから
転送されない時に、ロボットがパラメータによって構成
された軌道に沿って継続的に動作することにより、動作
停止を防ぐことができる。
【0018】このように、本発明は、コンピュータ・シ
ステムを用いて利用者が指定した軌道上の教示点の位置
・姿勢を実機を用いて誤差を確かめながら編集すること
ができ、誤差の少ない軌道を容易に作成することがで
き、ロボット軌道の教示時間を短縮することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の軌道教示の方法について図面
と共に説明する。
【0020】図3は、本発明の一実施例のコンピュータ
・システムとロボットシステムの構成を示す。
【0021】同図において、ロボットシステムはロボッ
トマニピュレータ1、センサー固定治具2、レーザーレ
ンジスキャナ3、照射レーザ光4により構成され、コン
ピュータシステム5は、表示装置6、キーボード7、キ
ーボード接続ケーブル8、マウス9、マウス接続ケーブ
ル10、処理装置11、マニピュレータ・コントローラ
12、コンピュータ接続ケーブル13により構成され
る。
【0022】コンピュータ・システム5の処理装置11
は、グラフィックプロセッサ、記憶装置、中央演算処理
装置(図示せず)を含むことが望ましく、本実施例では
ワークステーションを利用する。処理装置11には、表
示装置6、キーボード7及びグラフィック・ポインティ
ング装置であるマウス9が接続されている。表示装置6
は当技術分野で周知のように、カラーモニタまたは、白
黒モニタを利用して実施できる。キーボード7は標準の
コンピュータキーボードとすることが望ましく、ケーブ
ル8により処理装置11に結合されている。
【0023】なお、本実施例ではグラフィック・ポイン
ティング装置としてマウス9を用いるが、この例に限定
されることなく、ライトペンやタッチ画面、トラックボ
ール、ダイアルボタン等、どのようなグラフィックポイ
ンティング装置を用いてもよい。
【0024】ロボット・マニピュレータ1の先端にはレ
ーザ・レンジスキャナ3が結合されている。ロボット・
マニピュレータ1は各関節軸にエンコーダ(図示せず)
を含むことが望ましい。エンコーダーにより、ロボット
・マニピュレータ1の位置・姿勢をキネマティック演算
により求めることができる。ロボット・マニピュレータ
1はダンパーモードで制御されることによって、作業者
は、レーザレンジスキャナ2を把持して、ロボット・マ
ニピュレータ1の可操作域内の自由な位置・姿勢にレー
ザレンジスキャナ2を移動することができる。レーザレ
ンジスキャナ2を加工作業の軌道に沿って移動させ、移
動中にレーザ光を照射することによって、加工ワーク台
15上のワーク14の形状を計測する。
【0025】一回のレーザ光照射によって得られるワー
クの形状を表す情報をフレーム情報という。レーザ光を
照射したときのレーザレンジスキャナ2の位置・姿勢は
その時のロボット・マニピュレータ1に含まれるエンコ
ーダの値によって求められる。測定されたセンサ情報と
レーザ・レンジスキャナ2の位置・姿勢情報はコンピュ
ータ・システム5に転送される。
【0026】コンピュータ・システム5は測定されたフ
レーム情報とレーザレンジスキャナ2の位置・姿勢情報
とを演算することにより、世界座標系におけるワークの
形状の表面の位置情報を算出する。このワーク14の表
面の位置情報はサーフェスモデルと呼ばれる。
【0027】本発明では、ワーク形状のサーフェスモデ
ルを得るために、ロボット・マニピュレータ1とレーザ
レンジスキャナ2を使用するが、本発明を実現するため
にには、CAD(Computer Aided Design)システムや、
3次元レーザデジタイジングシステム等のどのようなサ
ーフェスモデル生成装置を利用して本発明の方法を実施
してもよい。
【0028】ロボット・マニピュレータ1はマニピュレ
ータ・コントローラ12に接続されており、マニピュレ
ータ・コントローラ12は、コンピュータ・システム5
から転送されたロボットの位置・姿勢目標値をもとに目
標位置姿勢となるようロボット・マニピュレータ1を制
御する。
【0029】本実施例では、ロボット・マニピュレータ
1は、6自由度垂直多関節型ロボットが使用されている
が、目標位置・姿勢に手首を制御できるどのようなロボ
ット・マニピュレータを用いてもよい。
【0030】図4は、本発明の一実施例の動作を説明す
るための図を示す。
【0031】同図にはコンピュータ表示画面16が表示
されている。このコンピュータ表示画面16には、主表
示ウィンドウ17、メニューバー18、プルダウンメニ
ュー19、マウス・カーソル20、座標アイコン21、
工具編集サブウィンンドウ23、フレーム編集サブウィ
ンドウ24、形状編集サブウィンドウ25、選択ボタン
26、選択ボタン群27、フレーム情報28、接触点軌
跡29、ロボット軌道30が示される。
【0032】表示画面16の主表示ウィンドウ17には
対象とするワーク14から得られた多数のフレーム情報
と、それぞれのフレーム情報のなかで定められた接触点
を結んだ接触点軌跡29及びロボット軌道30が表示さ
れている。フレーム情報はサーフェスモデルに含まれる
観測点群により構成され、このフレーム情報に含まれる
観測点群は順に接続されている。この実施例ではフレー
ム情報のなかでワーク14のエッジを構成する点が接触
点であり、接触点軌跡29は、接触点が順次接続されて
表示されたものである。
【0033】なお、ワーク14のサーフェスモデルの表
示は、本実施例のような複数のフレーム情報による表示
の他に三角パッチ等の平面パッチ法のようなどのような
表示法を利用して実施してもよい。
【0034】次に、メニューバー18をマウスカーソル
20でクリックすることによりプルダウンメニュー19
が表示される。利用者は、プルダウンメニュー19に含
まれるコマンドをマウスカーソル20で選択することに
より、コマンドを指定する。
【0035】なお、コマンドの選択法は、本実施例のよ
うなプルダウンメニューの他のグラフィカルユーザイン
ターフェースに基づく指定法を利用して本発明を実施し
てもよい。
【0036】なお、上記のことから、コマンド選択法は
いわゆるグラフィカルインターフェース標準、例えば、
アップル社の提唱するツールボックス或いは、オープン
ソフトウェア社の提唱するOSF/Motif などを利用し
て本発明を実施してもよい。
【0037】選択ボタン群27は、複数の選択ボタン2
6によって構成される。選択ボタン26は例えばフレー
ム情報を表示するかしないかのオン・オフを指定するた
めに用いられる。表示のオン・オフの指定には選択ボタ
ンの他にもメニューダイアログボックス等どのようなユ
ーザインターフェースを用いてもよい。
【0038】次に動作について説明する。
【0039】利用者は、ダンパー制御されたロボット・
マニピュレータ1の選択部を持ち、レーザレンジスキャ
ナ3をワーク14上での接触点軌跡となるべき軌跡をレ
ーザレンジスキャナ3のスキャン領域の中に常に含むよ
うにしてロボット・マニピュレータ1を移動させる。な
お、ロボット・マニピュレータ1の移動については、利
用者が設定した概略軌道上をロボット・マニピュレータ
1を移行させるようにしてもよい。
【0040】レーザレンジスキャナ3は移動中、一定間
隔あるいは、利用者の指定したタイミングでワーク14
の形状を計測する。レーザレンジスキャナ3が1回に計
測する情報をフレーム情報(図示せず)と呼ぶ。フレー
ム情報を計測した時点のレーザレンジスキャナ3の世界
座標系における位置・姿勢情報はロボット・マニピュレ
ータ1の各関節に設置されたエンコーダ(図示せず)に
基づいて生成される。この位置・姿勢情報をロボット位
置姿勢情報と呼ぶ。計測したフレーム情報とロボット位
置・姿勢情報は逐次コンピュータ・システム5に転送さ
れるか、あるいは、移動中の情報を蓄えておいて、運動
終了後にコンピュータ・システム5に一括転送される。
【0041】コンピュータ・システム5は転送されたフ
レーム情報とロボット位置・姿勢情報をもとにフレーム
情報を世界座標系に変換し、主表示ウィンドウ17にフ
レーム情報28として表示する。主表示ウィンドウ17
に表示されたフレーム群はワークの形状を表す形状情報
として利用者が利用することができる。フレーム情報2
8には接触点が含まれている。ユーザインターフェース
を通じて利用者がそれぞれのフレーム情報に対し1点の
接触点を定め、さらに、接触点情報の連鎖を接触点軌跡
として、主表示ウィンドウ17に表示する。この接触点
軌跡に対し、利用者はその接触点軌跡をもとに軌道の軌
跡をユーザインターフェースを用いて入力する。
【0042】形状点軌跡及び軌道はそれぞれ形状点及び
教示点で構成されている。表示画面16中ではフレーム
情報28、形状点、形状軌跡29、教示点、軌道30等
が選択対象となる。この場合の選択はマウス9の操作に
よって、画面中を移動するマウス・カーソルを上記の選
択対象上に持ってきた後、マウス9のボタンをクリック
することにより行う。選択された対象の位置・姿勢はマ
ウスを操作することにより行う。位置・姿勢の操作は、
マウス以外の多次元データの入力装置を用いて行っても
よい。
【0043】図5は本発明の位置実施例のインタクティ
ブ制御の表示画面例を示す。
【0044】同図において、主表示ウィンドウ17に
は、属性指定表示枠31、アップダウンボタン32、加
速型アップダウンボタン33、コントロールバー34、
スライダ35、ダイアログウィンドウ38、ロボット・
マニピュレータ1の現在位置・姿勢、動作開始指定点5
2、動作終了指定点53が表示される。
【0045】軌道編集ウィンドウにおいて、利用者はマ
ウスを操作して、メニューバー18内の「編集」という
メニューをマウスボタンを押下して選択し、押下したま
まメニューのなかで「インタラクティブ制御モード」と
いうコマンドをクリックすると、コンピュータ・システ
ムはマニピュレータ・コントローラ12に対してマニピ
ュレータ制御コマンドを転送できるモードとなり、主表
示ウィンドウ17はマニピュレータ制御の操作を受け付
けるようになる。
【0046】利用者はロボット・マニピュレータ1と主
表示ウィンドウ17の両方が見通せる場所に座り、理解
し易い視点となるよう主表示ウィンドウ17で軌道の表
示を調整する。
【0047】利用者が実機上で誤差が少なくなるように
軌道の位置・姿勢を修正・編集するには、マウス20を
用いて、運動の開始点52と終了点53を順番に選択す
る。本実施例では開始点52と終了点53は選択される
と教示色それぞれが、赤色、青色に変化する。
【0048】利用者はマウスを用いてメニューの中から
「動作」コマンドを選択することにより、ロボット・マ
ニピュレータ1の動作指令を行うことができる。
【0049】ロボット・マニピュレータ1は開始教示点
52から終了教示点53までの教示点の位置・姿勢に従
って動作し、終了点で停止する。マニピュレータ・コン
トローラ12は停止した位置で現在のエンコーダの値を
読み取り、現在位置・姿勢を算出してコンピュータ・シ
ステムに転送する。コンピュータ・システムは現在位置
・姿勢51を表示する。運動終了直後は、終了点53と
現在値・姿勢51は殆ど誤差を持たないため、画面上で
は、ほぼ同じ位置に表示される。
【0050】利用者がマウスで選択可能なのは、終了教
示点53である。利用者は現実のワークとロボット・マ
ニピュレータ1の相対位置を確認しながら、終了教示点
53の誤差のない位置・姿勢をコンピュータ・システム
の教示点位置・姿勢の変更機能を用いて変更する。
【0051】本実施例では、利用者がダイアログボック
ス38を用いて位置・姿勢の値を入力する。画面上の軌
道表示は、終了教示点53が入力された位置・姿勢に変
更されて表示される。利用者は「動作」コマンドを選択
して、ロボット・マニピュレータ1を移動させ、指定し
た位置・姿勢が誤差のないものかどうかを実機をみなが
ら確認する。さらに誤差がある場合には、誤差がなくな
るまで同じ手続を繰り返す。
【0052】図6は本発明の一実施例の一連の動作を示
すフローチャートを示す。
【0053】ステップ10:利用者は主表示ウィンドウ
17のメニューバー18より「編集」を選択し、さらに
「インタラクティブ制御モード」というコマンドをクリ
ックすることによりインタラクティブ制御モードを選択
する。
【0054】ステップ11:軌道情報から位置・姿勢情
報を得て、ロボット・マニピュレータ1に生成したコマ
ンドを送信する。
【0055】ステップ12:マニピュレータコンロトー
ラ12は、ロボット・マニピュレータ1の位置・姿勢を
得る。
【0056】ステップ13:主ウィンドウ17にロボッ
ト・マニピュレータ1の位置・姿勢を表示する。
【0057】ステップ14:利用者はワーク14とロボ
ット・マニピュレータ1を見ながら誤差を確認する。
【0058】ステップ15:利用者はワーク14とロボ
ット・マニピュレータ1を見ながら誤差を確認する。
【0059】ステップ16:利用者は、画面上でロボッ
ト・マニピュレータ1の移動先、変更姿勢を指示する。
【0060】ステップ17:移動先、変更姿勢からマニ
ピュレータ・コマンドを生成する。
【0061】ステップ18:マニピューレータ・コマン
ドを送信する。
【0062】ステップ19:誤差が解消されたかを判断
する。誤差が解消されていない場合にはステップ13に
戻る。
【0063】ステップ20:軌道をロボット・マニピュ
レータ1の位置・姿勢に吸着する。
【0064】上記のようにして、位置・姿勢を全ての教
示点について決定した語、軌道情報の編集を終了し、軌
道情報をロボット・コントローラ12に転送する。
【0065】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、利用者は
それぞれの教示点について誤差の少ない位置・姿勢を与
えることができる。また、実機によって、位置・姿勢を
確認しているため、実機の持つバックラッシュやワーク
の位置誤差などによる誤差を吸収した軌道情報を生成す
ることができる。
【0066】また、利用者は位置・姿勢を変更しようと
する教示点を画面を見ながら選択するため、選択が容易
であり、教示時間を大幅に短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の原理説明図である。
【図2】本発明の第2の原理説明図である。
【図3】本発明の一実施例のコンピュータシステムとロ
ボットシステムの構成図である。
【図4】本発明の一実施例の動作を説明するための図で
ある。
【図5】本発明の一実施例のインタラクティブ制御モー
ドの表示画面例を示す図である。
【図6】本発明の一実施例の一連の動作を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1 ロボット・マニピュレータ 2 センサ固定治具 3 レーザレンジスキャナ 4 照射レーザ光 5 コンピュータ・システム 6 表示装置 7 キーボード 8 キーボード接続ケーブル 9 マウス 10 マウス接続ケーブル 11 処理装置 12 マニピュレータ・コントローラ 13 コンピュータ接続ケーブル 14 ワーク 15 加工ワーク台 16 コンピュータ表示画面 17 主表示ウィンドウ 18 メニューバー 19 プルダウンメニュー 20 マウス・カーソル 21 座標アイコン 23 工具編集サブウィンドウ 24 フレーム編集サブウィンドウ 25 形状編集サブウィンドウ 26 選択ボタン 27 選択ボタン群 28 フレーム情報 29 接触点軌跡 30 ロボット軌道 31 属性指定・表示枠 32 アップダウンボタン 33 加速型アップダウンボタン 34 コントロールバー 35 スライダー 38 ダイアログウィンドウ 51 マニピュレータの現在位置・姿勢 52 動作開始指定点 53 動作終了指定点

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置を有するコンピュータ・システ
    ムと該コンピュータ・システムに接続されたロボット・
    システムを利用してロボットの軌道を作成する方法であ
    って、 該コンピュータ・システムの表示装置内にロボット軌道
    情報を視覚的イメージに変換して表示し、 該表示装置上で指定された教示点または教示点群に基づ
    いてロボットの動作命令を生成し、 生成された動作命令を該ロボット・システムに転送し、 ロボットの現在位置を該ロボット・システムから受理
    し、 受理したロボット現在位置を該表示装置画面上に表示す
    ることを特徴とするロボット軌道を教示するための方
    法。
  2. 【請求項2】 表示装置を有するコンピュータ・システ
    ムと該コンピュータ・システムに接続されたロボット・
    システムを利用してロボット軌道を作成する方法であっ
    て、 該コンピュータ・システムの表示装置内にロボット軌道
    情報を視覚的イメージに変換して表示し、 該表示装置上で指定された軌道情報に含まれる教示点の
    それぞれについて、該教示点の前後の教示点群に基づい
    て曲線を生成し、 該曲線を表現するパラメータを該ロボット・システムに
    転送することを特徴とするロボット軌道を教示するため
    の方法。
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Cited By (7)

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