JP2682040B2 - クロマトグラム作成用データ処理装置 - Google Patents

クロマトグラム作成用データ処理装置

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JP2682040B2
JP2682040B2 JP63210941A JP21094188A JP2682040B2 JP 2682040 B2 JP2682040 B2 JP 2682040B2 JP 63210941 A JP63210941 A JP 63210941A JP 21094188 A JP21094188 A JP 21094188A JP 2682040 B2 JP2682040 B2 JP 2682040B2
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宏 太田
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  • Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明はクロマトグラム作成用、特に吸収スペクト
ルデータを処理して特定官能基のクロマトグラムを作成
するデータ処理装置に関する。
(ロ)従来の技術 従来、GC−FTIRシステムで測定した等時間間隔の吸収
スペクトル群をデータとして取込み、部分構造解析のた
めに、特定官能基のクロマトグラムを作成するのに、使
用者がクロマトグラムを作成しようとする特定官能基の
吸収波数領域をキー入力部から数値指定入力し、データ
処理装置で、その波数領域での吸収量を各時間毎に累積
処理していた。
(ハ)発明が解決しようとする課題 特定官能基の吸収波数領域領域は、単一でない場合が
多い。例えば特定しようとする化合物が酢酸ビニルの場
合、CH3COOH=CH2であり、ビニル基−CH=CH2と、カル
ボニル基CH3COO−を含むが、カルボニル基の赤外吸収波
長領域は2980〜2940cm-1(CH3st)、2890〜2860cm-1(C
H3st)、1760〜1730cm-1(C=Ost)、1470〜1450cm-1
(CH3b)…などである。このような特定官能基の吸収波
長領域を従来のようにキー入力部より、キー操作で入力
するとなると、各官能基の吸収波長領域を使用者が記憶
しておらねばならず、記憶していないと、調べる必要が
あり、使用者にとって非常に面倒であった。また、吸収
波長領域をいちいちキーで入力するので操作が煩雑であ
る上に、時間を費やすという問題があった。特に、吸収
波数領域が複数の官能基については、煩雑さがより顕著
であり、また、各波数領域を別々のクロマトグラムとし
て入力しなければならないという問題があった。
この発明は、上記問題点に着目してなされたものであ
って、各官能基の吸収波数領域を記憶し、あるいは調べ
る手間を省き、簡単な操作で官能基に対して選択性を持
つクロマトグラムを作成し得るデータ処理装置を提供す
ることを目的としている。
(ニ)課題を解決するための手段及び作用 この発明のクロマトグラム作成用のデータ処理装置
は、複数の官能基につき、各官能基毎の吸収波数領域を
予め記憶した官能基吸収波数領域記憶手段と、前記複数
の官能基のうち、所定のものを指定入力する官能基指定
手段と、被分析試料の所定時間毎の吸収スペクトルデー
タを入力する吸収スペクトルデータ入力手段と、前記官
能基指定手段で指定された官能基の吸収波数領域を前記
官能基吸収波数領域記憶手段から読出す吸収波数領域読
出し手段と、前記所定時間の吸収スペクトルデータか
ら、前記読出された吸収波数領域上の吸収量を積算して
クロマトグラムを作成する手段とから構成されている。
このデータ処理装置において、リアルタイムの、ある
いはすでに測定済の被分析試料の吸収スペクトルデータ
につき、特定官能基のクロマトグラムを作成する場合に
は、その特定官能基を官能基指定手段で指定入力する。
この官能基の指定入力により応答して、官能基吸収波数
記憶手段から、指定された官能基の吸収波数領域が読出
される。そして、その吸収波数領域について、所定時間
毎に吸収スペクトルデータの吸収量を積算し、その各時
間毎の積算値を時系列上に得てクロマトグラムを得る。
このデータ処理装置では、官能基を指定入力するだけ
で、その官能基の吸収波数領域が特定され、吸収波数領
域をキー操作で入力する必要がない。
(ホ)実施例 以下、実施例により、この発明をさらに詳細に説明す
る。
第1図は、この発明が実施されるデータ処理装置のブ
ロック図である。
このデータ処理装置は、GC−FTIR検出器1からのリア
ルタイムで取り込まれる等時間間隔のスペクトル群をデ
ジタル値に変換するA/D変換器2と、CPU3と、CPU3の処
理プログラムを記憶するROM4と、リアルタイムで取り込
まれたデータを一時記憶し、さらに演算データを記憶す
るためのRAM5と、種々のスペクトルデータを記憶するハ
ードディスクドライブ6と、キー入力部7と、官能基記
憶メモリ(官能基ライブラリ)8と、クロマトグラムを
表示するCRTディスプレイ9と、プリンタ10を備えてい
る。
官能基記憶メモリ8には、種々の官能基に対応する吸
収波数領域が予め記憶されている。例えばNo.1の官能基
がCH3COO−(カルボニル基)である場合には、このカル
ボニル基の吸収波数領域として2980乃至2940cm-1(CH3s
t)、2890乃至2860cm-1(C=Ost)、1470〜1450cm
-1(CH3b)…などが記憶されており、No.2として、ビニ
ル基−CH=CH2の場合には、やはり対応する吸収波数領
域がそれぞれ記憶されており、同様にして、1からn個
までの各官能基の吸収波数領域が記憶されている。これ
ら官能基記憶メモリ8の各官能基は、キー入力部7のキ
ーによって指定される。各官能基の指定は、例えば各官
能基に対応するNo.キー1、…、nを入力してもよい
し、キー入力部7に各官能基に対応するキーを設けてお
き、これを操作するようにしてもよい。また、キー入力
部7には、ANDキーやORキー等の論理キーが備えられて
いる。
次に、このデータ処理装置を用いて、特定の化合物に
含まれる官能基のクロマトグラムを作成する場合の動作
について第2図に示すフロー図を参照して説明する。
特定の官能基に対するクロマトグラム作成処理に入る
と、先ず官能基指定有か否か判定される(ステップST
1)。キー入力部7でいずれか特定の官能基が指定され
ていると、この判定がYESとなり、その指定入力された
官能基がCPU3に取り込まれる(ステップST2)。次に、
官能基ライブラリ、つまりメモリ8から指定官能基の吸
収波長領域の検索がなされ、読出される(ステップST
3)。例えば指定された官能基が酢酸ビニルの場合であ
り、カルボルニル基CH3COO−の場合には、対応する上記
した波数領域2980乃至2940cm-1(CH3st)、…等の吸収
波長がそれぞれ読出される。次に、処理しようとする吸
収スペクトルデータの特定時間のスペクトル上から上記
検索によって、得られた波長領域上の吸収量をこの時間
に限り積算し、これをRAM5に記憶する(ステップST
4)。そして、この記憶された吸収量をCRTディスプレイ
9にプロット表示し、あるいはプリンタ10にプリントア
ウトする(ステップST5)。そして、この処理をデータ
が終了するまで繰り返す(ステップST6)。つまりサン
プリング時間毎に上記官能基に対応する波長領域上の吸
収量の積算を繰り返し、それを時間順次にプロットし、
例えばCRTディスプレイ9上に表示していく。
以上のような処理を繰り返すことにより、例えば指定
された官能基がカルボニル基である場合、第3図に示す
ように、時間経過による吸収量の変化、つまりカルボニ
ル基のクロマトグラムを得ることができる。同様にし
て、例えば、キー入力部7より、酢酸ビニルのビニル基
を官能基として指定し、第2図に示す処理を実行した場
合に、例えば第3図に示すクロマトグラムが得られる。
さらにキー入力部7のキーでカルボニル基とビニル基を
指定し、例えばANDキーを操作すると、カルボニル基と
ビニル基のANDが取られるプログラムを作成すると、第
3図の最下段に示すクロマトグラムとなる。これは、カ
ルボニル基とビニル基の双方を含む特定の化合物である
から、酢酸ビニルに関するクロマトグラムであると特定
することができる。
なお、上記実施例において、官能基記憶メモリ8、つ
まり官能基ライブラリは、それぞれ官能基に対する各吸
収波長領域において、吸収特性の違いによって、“記号
N"、“記号O"、“記号なし”の3タイプに区分されるも
のであるため、“記号N"はNecessoryで必ず吸収のある
もの、“記号O"はOrdinaryで通常の吸収ピーク、“記号
なし”は特定できなものと区別して記憶しておき、これ
らの記号によって各吸収領域の吸収量に係数をかけて、
クロマトグラムのピーク強度を強調することもできる。
また、上述したように複数の官能基を指定した場合、
例えば、ビニル基とカルボニル基のそれぞれのクロマト
グラムを得、得られた各々のクロマトグラムのANDまた
はORをとってより選択性を高めたクロマトグラムを作成
することも可能である。
さらに、上記実施例では、GC−FTIRで測定されたデー
タにつき、クロマトグラムを作成する場合を説明した
が、分光器で測定した一連のスペクトルデータに対し
て、この発明を適用することができる。例えば、LC−FT
IR、TLC−FTIR、SFC−FTIR、TGA−FTIR等にも適用する
ことができる。
(ヘ)発明の効果 この発明によれば、予め官能基に対応する吸収波数領
域をメモリに記憶しておき、入力指定により、官能基を
指定すれば、対応する官能基の波数領域が特定され、こ
の吸収波数に従った特定の官能基に対するクロマトグラ
ムが作成されるので、使用者は特別に官能基の波数領域
を記憶しておく必要もないし、記憶していない場合に調
べるという手間も省かれ、操作するば自動的に官能基を
指定することができ、操作が極めて簡単となる。さら
に、官能基を複数個指定することにより、適宜の選択性
のあるクロマトグラムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明が実施されるデータ処理装置のブロ
ック図、第2図は、同データ処理装置において、特定の
官能基のクロマトグラムを作成する場合の動作を示すフ
ロー図、第3図は、特定の官能基のクロマトグラム例を
示す図である。 3:CPU、7:キー入力部、8:官能基記憶メモリ、9:CRTディ
スプレイ。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の官能基につき、各官能基毎の吸収波
    数領域を予め記憶した官能基吸収波数領域記憶手段と、
    前記複数の官能基のうち、所定のものを指定入力する官
    能基指定手段と、被分析試料の所定時間毎の吸収スペク
    トルデータを入力する吸収スペクトルデータ入力手段
    と、前記官能基指定手段で指定された官能基の吸収波数
    領域を前記官能基吸収波数領域記憶手段から読出す吸収
    波数領域読出し手段と、前記所定時間の吸収スペクトル
    データから、前記読出された吸収波数領域上の吸収量を
    積算してクロマトグラムを作成する手段とを備えたこと
    を特徴とするクロマトグラム作成用データ処理装置。
JP63210941A 1988-08-25 1988-08-25 クロマトグラム作成用データ処理装置 Expired - Lifetime JP2682040B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000131224A (ja) * 1998-10-23 2000-05-12 Jasco Corp スペクトルデータ処理装置
JP2008185599A (ja) * 2008-04-28 2008-08-14 Jasco Corp スペクトルデータ処理装置

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