JP2681642B2 - スチレン系重合体樹脂組成物 - Google Patents

スチレン系重合体樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はスチレン系重合体樹脂組成物に関し、詳しく
は耐熱性ならびに力学的物性にすぐれたスチレン系重合
体樹脂組成物に関する。本発明のスチレン系重合体樹脂
組成物は耐熱性構造材をはじめとして、耐熱性の要求さ
れる各種産業用資材,機械部品素材等として幅広く、か
つ有効に利用される。
[従来の技術及び発明が解決しよとする課題] 一般に、結晶性ポリオレフィンにおいて、その力学的
性質,熱的性質を改良するために、他樹脂とのブレンド
に無機充填材を配合することが行なわれている。
その中で熱可塑性樹脂に、本出願人が先に開発した融
点の高いシンジオタクチック構造を有するスチレン系重
合体(特開昭62−104818号公報)を配合することによ
り、熱的な性質を改善しようとする試みがなされている
(特開昭62−257950号公報)。
しかしながら、上記の従来技術では、その機械的強度
は配合する樹脂それぞれを超えることはなく不充分であ
った。
本発明は上記従来の欠点を解消し、耐熱性にすぐれ、
しかも力学的物性に優れたスチレン系重合体樹脂組成物
を提供することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] すなわち本発明は、(a)主としてシンジオタクチッ
ク構造を有するスチレン系重合体1〜98重量%,(b)
ゴムまたはゴムと熱可塑性樹脂との混合物1〜98重量%
および(C)無機充填材1〜60重量%を含むスチレン系
重合体樹脂組成物を提供するものである。
本発明の組成物においては、(a)成分として、主と
してシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体
が用いられる。
このスチレン系重合体の主としてシンジオタクチック
構造とは、立体化学構造が主としてシンジオタクチック
構造、即ち炭素−炭素結合から形成される主鎖に対して
側鎖であるフェニル基や置換フェニル基が交互に反対方
向に位置する立体構造を有するものであり、そのタクテ
ィシティーは同位体炭素による核磁気共鳴法(13C−NMR
法)により定量される。13C−NMR法により測定されるタ
クティシティーは、連続する複数個の構成単位の存在割
合、例えば2個の場合はダイアッド,3個の場合はトリア
ッド,5個の場合はペンタッドによって示すことができる
が、本発明に言う主としてシンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体とは、通常はダイアッドで75%以
上、好ましくは85%以上、若しくはペンタッド(ラセミ
ペンタッド)で30%以上、好ましくは50%以上のシンジ
オタクティシティーを有するポリスチレン,ポリ(アル
キルスチレン),ポリ(ハロゲン化スチレン),ポリ
(アルコキシスチレン),ポリ(ビニル安息香酸エステ
ル)およびこれらの混合物、あるいはこれらを主成分と
する共重合体を指称する。なお、ここでポリ(アルキル
スチレン)としては、ポリ(メチルスチレン),ポリ
(エチルスチレン),ポリ(イソプロピルスチレン),
ポリ(ターシャリーブチルスチレン)などがあり、ポリ
(ハロゲン化スチレン)としては、ポリ(クロロスチレ
ン),ポリ(ブロモスチレン),ポリ(フルオロスチレ
ン)などがある。また、ポリ(アルコキシスチレン)と
しては、ポリ(メトキシスチレン),ポリ(エトキシス
チレン)などがある。これらのうち特に好ましいスチレ
ン系重合体としては、ポリスチレン,ポリ(p−メチル
スチレ),ポリ(m−メチルスチレン),ポリ(p−タ
ーシャリーブチルスチレン),ポリ(p−クロロスチレ
ン),ポリ(m−クロロスチレン),ポリ(p−フルオ
ロスチレン)、更にはスチレンとp−メチルスチレンと
の共重合体をあげることができる。
また、本発明に用いるスチレン系重合体は、分子量に
ついては制限されないが、重量平均分子量が10,000以上
のものが好ましく、とりわけ50,000以上のものが最適で
ある。ここで重量平均分子量が10,000未満のものでは、
このものの耐熱性,機械的強度が充分でなく、配合後も
充分な改善が認められない。さらに、分子量分布につい
てもその広狭は制約がなく、様々なものを充当すること
が可能である。
なお、この(a)成分である主としてのシンジオタク
チック構造を有するスチレン系重合体は、融点が160〜3
10℃であって、従来のアタクチック構造のスチレン系重
合体に比べて耐熱性が格段に優れている。
このような主としてシンジオタクチック構造を有する
スチレン系重合体は、例えば不活性炭化水素溶媒中また
は溶媒の不存在下に、チタン化合物、及び水とトリアル
キルアルミニウムの縮合生成物を触媒として、スチレン
系単量体(上記スチレン系重合体に対応する単量体)を
重合することにより製造することができる(特開昭62−
187708号公報)。
上記(a)成分は組成物中に、1〜98重量%、好まし
くは5〜95重量%、より好ましくは10〜90重量%の割合
で含有せしめられる。ここで(a)成分の含有割合が1
重量%未満であると、このものによる耐熱性の改良が認
められない。一方、98重量%を超えると、このもの自体
の性質との有意差がなく、このシンジオタクチック構造
を有するスチレン系重合体を改質剤としてブレンドした
意味がない。
次に、本発明の組成物においては、(b)成分とし
て、ゴムまたは、ゴムと上述の主としてシンジオタクチ
ック構造を有するスチレン系重合体以外の熱可塑性樹脂
との混合物を用いる。
このような熱可塑性樹脂としては、組成物の用途等に
より様々なものが選定され、特に制限はない。例えばア
タクチック構造のポリスチレン,アイソタクチック構造
のポリスチレン,AS樹脂,ABS樹脂などのスチレン系重合
体をはじめ、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエ
ステル,ポリカーボネート,ポリフェニレンオキサイ
ド,ポリスルホン,ポリエーテルスルホンなどのポリエ
ーテル,ポリアミド,ポリフェニレンスルフィド(PP
S),ポリオキシメチレンなどの縮合系重合体、ポリア
クリル酸,ポリアクリル酸エステル,ポリメチルメタク
リレートなどのアクリル系重合体、ポリエチレン,ポリ
プロピレン,ポリブテン,ポリ4−メチルペンテン−1,
エチレン−プロピレン共重合体などのポリオレフィン、
あるいはポリ塩化ビニル,ポリ塩化ビニリデン,ポリ弗
化ビニリデンなどの含ハロゲンビニル化合物重合体など
が挙げられる。
これらの中でもアタクチック構造のポリスチレン、具
体的には重量平均分子量50,000〜500,000、密度1.04〜
1.065g/cm3の汎用ポリスチレン;ABS樹脂;ポリエステ
ル、具体的には極限粘度[η]0.4〜1.5dl/g、好ましく
は0.5〜1.4dl/g、密度1.33〜1.40g/cm3、融点255〜260
℃のポリエチレンテレフタレート;ポリカーボネート、
具体的には粘度平均分子量20,000〜40,000、密度1.19〜
1.22g/cm2のポリカーボネート;ポリエーテル、具体的
には重量平均分子量5,000〜100,000、密度1.05〜1.07g/
cm3のポリフェニレンオキサイドなどが好適である。
一方、ゴムとしては様々なものが使用可能であるが、
最も好適なものはスチレン系化合物をその一成分として
含むゴム状共重合体で、例えば、スチレン−ブタジエン
ブロック共重合体のブタジエン部分を一部あるいは完全
に水素化したゴム(SEBS),スチレン−ブタジエン共重
合体ゴム(SBR),アクリル酸メチル−ブタジエン−ス
チレン共重合体ゴム,アクリロニトリル−ブタジエン−
スチレン共重合体ゴム(ABSゴム),アクリロニトリル
−アルキルアクリレート−ブタジエン−スチレン共重合
体ゴム(AABS),メタクリル酸メチル−アルキルアクリ
レート−スチレン共重合体ゴム(MAS),メタクリル酸
メチル−アルキルアクリレート−ブタジエン−スチレン
共重合体ゴム(MABS)などが挙げられる。これらのスチ
レン系化合物をその一成分として含むゴム状共重合体
は、スチレン単位を有するため(a)成分である主とし
てシンジオタクチック構造を有するスチレン系重合体に
対応する分散性が良好であり、その結果、物性の改善効
果が著しい。さらに用いるこのとできるゴムの他の例と
しては天然ゴム,ポリブタジエン,ポリイソプレン,ポ
リイソブチレン,ネオプレン,エチレン−プロピレン共
重合体ゴム,ポリスルフィドゴム,チオコールゴム,ア
クリルゴム,ウレタンゴム,シリコーンゴム,エプクロ
ルヒドリンゴム,ポリエーテル・エステルゴム,ポリエ
ステル・エステルゴムなどが挙げられる。
上述の(b)成分は組成物中に1〜98重量%、好まし
くは5〜95重量%、より好ましくは20〜80重量%の割合
で含有せしめられる。ここで(b)成分の含有割合が1
重量%未満であると、シンジオタクチック構造を有する
スチレン系重合体単独の場合の性質との有意差がない。
一方98重量%を超えると、シンジオタクチック構造を有
するスチレン系重合体による力学的,熱的な性質の改善
が期待できない。
さらに本発明の組成物においては、(c)成分として
無機充填材を用いる。無機充填材としては繊維状のもの
であると、粒状,粉状のものであるとを問わない。繊維
状無機充填材としてはガラス繊維,炭素繊維,アルミナ
繊維等が挙げられ、特にガラス繊維,炭素繊維が好まし
い。ここでガラス繊維の形状としてはクロス状,マット
状,集束切断状,短繊維,フィラメント状のものがある
が、好ましくは集束切断状であり、長さが0.05mm〜13m
m、繊維径が5〜15μmのものであって、特にシラン系
処理を施したものが好ましい。また、炭素繊維としては
ポリアクリロニトリル(PAN)系のものが好ましく、さ
らに好ましくはチョップドファイバータイプであって、
長さが3mm程度、直径が7〜15μmの束ねたものが良
い。一方、粒状,粉状無機充填材としてはタルク,カー
ボンブラック,グラファイト,二酸化チタン,シリカ,
マイカ,炭酸カルシウム,硫酸カルシウム,炭酸バリウ
ム,炭酸マグネシウム,硫酸マグネシウム,硫酸バリウ
ム,オキシサルフェート,酸化スズ,アルミナ,カオリ
ン,炭化ケイ素,金属粉末等が挙げられ、特に二酸化チ
タンが好ましい。ここで二酸化チタンの結晶形態として
はルチル型,ブルッカイト型,アナタース型があるが、
好ましくはルチル型,アナタース型であって、平均粒度
0.15〜0.40μmのものであり、さらにZn,Al,Si等で処理
したものであってもよい。
上述の(c)成分は組成物中に1〜60重量%、好まし
くは5〜50重量%、より好ましくは10〜40重量%の割合
で含有せしめられる。ここで(c)成分の含有割合が1
重量%未満であると、充填材としての充分な効果が認め
られない。一方、60重量%を超えると均一に分散でき
ず、機械的強度に劣るものとなる。
本発明の組成物は、基本的には上述した(a),
(b)および(c)成分よりなるものであるが、さらに
必要に応じて各種添加剤、例えば核剤,酸化防止剤,可
塑剤,相溶化剤,滑剤,着色剤,帯電防止剤等を添加す
ることもでき、特に核剤,酸化防止剤,可塑剤は添加す
ることが望ましい。ここで核剤としてはタルクが好適に
用いられ、本発明の組成物100重量部に対して0.1〜10重
量部の割合で配合される。
また酸化防止剤としては様々なものがあるが、特にリ
ン系酸化防止剤およびフェノール系酸化防止剤が好まし
い。
本発明の組成物は、上述の成分をニーダーやミキシン
グロール,押出機などにより混練することにより、ある
いは溶液ブレンド等により均一に調製すればよい。
[実施例] 次に、本発明を実施例および比較例によりさらに詳し
く説明するが、本発明の範囲を超えない限り、これに限
定されるものではない。
参考例1(主としてシンジオタクチック構造を有するポ
リスチレンの製造) 反応容器に溶媒としてトルエン2と、触媒成分であ
るシクロペンタジエニルチタニウムトリクロライド1ミ
リモル、およびメチルアルミノキサンをアルミニウム原
子として0.8モル加え、20℃においてスチレン3.6を加
えて1時間重合反応を行なった。反応終了後、生成物を
塩酸−メタノール混合液で洗浄し、触媒成分を分解除去
した。ついで乾燥して重合体330gを得た。つぎに、この
重合体をメチルエチルケトンを溶媒としてソックスレー
抽出し、抽出残分95重量%を得た。この重合体は重量平
均分子量が290,000,数平均分子量158,000であり、融点
は270℃であった。また、この重合体は同位体炭素の核
磁気共鳴(13C−NMR)による分析からシンジオタクチッ
ク構造に基因する145.35ppmに吸収が認められ、そのピ
ーク面積から算出したペンタッドでのシンジオタクティ
シティーは96%のものであった。
実施例1 上記参考例1において得られたシンジオタクチック構
造を有するポリスチレン35重量部、ゴムとしてメタクリ
ル酸メチル−n−ブチルアクリレート−スチレン共重合
体(ロース&ハース(株)製,商品名:KM330)35重量部
および平均繊維長3mmのガラス繊維(旭ファイバーグラ
ス(株)製,繊維径10〜15μm,チョップドストランド
状)30重量部を、ドライブレンドし、これに結晶核剤と
てタルク(商品名:タルクーFFR,浅田製粉(株)製)1
重量部を加え、ヘンシェルミキサーで混合したのち、押
出機で混練して押出し、ペレット化した。次いで、この
ペレットから試験片を成形して機械的強度および熱変形
温度を測定した。結果を第1表に示す。
実施例2 上記参考例1において得られたシンジオタクチック構
造を有するポリスチレン35重量部,熱可塑性樹脂とし
て、アタクチックポリスチレン(商品名:出光スチロー
ルUS300,重量平均分子量370,000,メルトインデックス2,
密度1.05g/cm3,出光石油化学(株)製)20重量部,ゴム
として実施例1で用いたものと同じメタクリル酸メチル
−n−ブチルアクリレート−スチレン共重合体15重量
部,実施例1で用いたものと同じガラス繊維30重量部を
配合して用いたことの他は実施例1と同様にした。結果
を第1表に示す。
比較例1 実施例1において、ガラス繊維とメタクリル酸メチル
−n−ブチルアクリレート−スチレン共重合体とを入れ
ずに参考例1で得られたシンジオタクチック構造を有す
るポリスチレン50重量部,ポリカーボネート(実施例1
で用いた物と同じ)50重量部を用いた他は実施例1と同
様にして試験片を得た。結果を第1表に示す。
比較例2 比較例1において、ポリカーボネートの代りにポリエ
チレンテレフタレート(商品名;ダイヤナイトMA523,固
有粘度〔η〕=0.78dl/g,融点255℃,密度1.34g/cm3,三
菱レーヨン(株)製)50重量部を用いた他は比較例1と
同様にして試験片を得た。結果を第1表に示す。
比較例3 比較例1において、ポリカーボネートの代りにアタク
チックポリスチレン(実施例2で用いた物と同じ)50重
量部を用いた他は比較例1と同様にして試験片を得た。
結果を第1表に示す。
比較例4 比較例1において、ポリカーボネートの代りにポリフ
ェニレンオキサイド(カタログNo.V−100,重量平均分子
量7,200,密度1.06g/cm3,SCIENTIFIC POLYMER PRODUCTS
INC.製)50重量部を用いた他は比較例1と同様にして試
験片を得た。結果を第1表に示す。
比較例5 比較例1において、ポリカーボネートの代りにABS樹
脂(商品名:JSR ABS 15,日本合成ゴム(株)製)50重量
部を用いた他は比較例1と同様にして試験片を得た。結
果を第1表に示す。
比較例6 比較例1において、ポリカーボネートの代りにメタク
リル酸−n−ブチルアクリレート−スチレン共重合体
(実施例1で用いた物と同じ)50重量部を用いた他は比
較例1と同様にして試験片を得た。結果を第1表に示
す。
比較例7 参考例1において得られたシンジオタクチック構造を
有するポリスチレン15重量部,熱可塑性樹脂として実施
例2で用いたアタクチックポリスチレン15重量部,実施
例1で用いたガラス繊維70重量部を用いた他は実施例1
と同様にして試験片を得ようとしたが、均一に分散せ
ず、試験片が得られなかった。
*1 SPS;シンジオタクチックポリスチレン PC;ポリカーボネート PET;ポリエチレンテレフタレート aPS;アタクチックポリスチレン PPO;ポリフェニレンオキサイド ABS;アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体 MAS;メタクリル酸メチル−n−ブチルアクリレート−ス
チレン共重合体 GF;ガラス繊維 CF;炭素繊維 *2 TMA(THERMAL MECHANICAL ANALYSIS)による。
[発明の効果] 本発明のスチレン系重合体組成物は耐熱性にすぐれた
ものである。しかも引張弾性率,引張強度など力学的物
性すぐれたものである。
したがって、本発明のスチレン系重合体組成物は、耐
熱性構造材などとして有効に利用することができる。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)主としてシンジオタクチック構造を
    有するスチレン系重合体1〜98重量%,(b)ゴムまた
    はゴムと熱可塑性樹脂との混合物1〜98重量%および
    (c)無機充填材1〜60重量%を含むスチレン系重合体
    樹脂組成物。
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