JP2681329B2 - ザントモナス・カンペストリス新菌株及びその用途 - Google Patents

ザントモナス・カンペストリス新菌株及びその用途

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、雑草を駆逐するために有用な微
生物の創製方法により単離された微生物及びその用途に
関する。
【0002】
【従来の技術】微生物の有用な用途はこの分野において
周知であり、それに関する多数の文献が発行されてい
る。抗生物質、酵素、エタノール及び他の多数の有用産
物の製造に関する微生物的方法をクレームした多くの特
許が発行されている。微生物はまた、有害廃棄物や漏れ
た石油を浄化し、害虫を殺し、鉱物を回収し、そして植
物に栄養を与えるためにも有用である。ある生物が他の
生物に対して有毒な化合物を産生することは古くから知
られている。ペニシリウムカビによる抗生物質ペニシリ
ンの産生はこの1例である。
【0003】微生物は、有機化合物を産生し配給するた
めに用いるのに特に魅力的な候補である。なぜなら、そ
れらは極めて効率が高くかつ安全であり得るからであ
る。近年の遺伝子工学は微生物の効率性と相対的安全性
の利用性を大幅に高めた。もっとも、遺伝子操作がなく
ても、微生物は、特定の用途に不可欠な、非常に特異的
な仕事を行うことができる。従って、特定の有用な性質
を有する未知の微生物を検索することは多くの分野で定
常的に行われている。本発明は、このような微生物の発
見に関する。
【0004】雑草は世界中の百姓にとって大きな問題で
ある。雑草は米国において農産物の価値を10〜12%
減らしており、最も最近の見積では年間200億ドルの
損害を与えている(McWhorter, C.G. [1984] Weed Sci.
32:850-855)。
【0005】不所望の草は、家主、ゴルフコース及び農
業従事者にとって有意な問題である。これらの草を化学
的に抑制することは環境を汚染する虞があり、所望の農
作物に害を与えることなく不所望の草のみを選択的に殺
す、必要な選択性に欠けることがしばしばである。
【0006】化学的殺生物剤を他の代替的抑制手段に置
き換えることを求める社会的な圧力が複数存在する。こ
の線に沿って活発な研究がなされている1つの領域は、
雑草を攻撃することができる、植物に対する病原体の使
用に関する。このような病原体が存在することは周知で
あり、それらの病原体のいくつかは特許されているが、
生物除草剤を用いた商品は非常に少なく、それらの使用
は限られている。採用されている生物の大部分は真菌病
原体であり細菌病原体に向けられてきた努力よりもはる
かに小さな努力で見出されたものである。このような
「生物除草剤」病原体を発見する方法は、商品化可能な
発見をするには成功率が低い。
【0007】微生物は多くの態様で植物に付随し得る。
例えば、あるものは腐植を栄養源とし、あるものは病原
的である。しかし、病原体であるものであっても、その
生活環のある相においてのみ存在し、あるいは病徴が顕
著な植物においてのみ存在することがある。ある環境下
において病原的であり得る多くの微生物は、「健康」な
植物上又は植物中に着生または内生している。このよう
な関係は文献に記載されている。
【0008】いくつかの細菌はある草に感染して、その
草の生育を阻害し又は殺すことが知られている。これら
の感染は、所望の草を維持することにとって重要な問題
として種々の地域において知られている。ゴルフグリー
ンに用いられるトロントコヌカグサの細菌感染は、Robe
rts, D.L. et al., Plant Disease 65, 1014-1015 (198
1); Roberts, D.L. et al., Plant Disease 66, 804-80
6 (1982); Roberts, D.L. et al., Scanning electron
Microscopy IV, 1719-1722 (1983) に記載されている。
この細菌は、Roberts, D.L., Phytopathology 73, 810
及び74、 813 (1984)においてザントモナス・カンペスト
リス(Xanthomonas campestris) であると同定された。
この問題の解決は、抗生物質であるオキシテトラサイク
リン処理により行われた。スズメノカタビラ(Poa annu
a L.) の病気もまたRoberts, D.L., Phytopathology 75
1289 (1985)に記載されている。この病気を引き起こす
生物はNRRL B−18018として寄託され、ここ
ではMB218と呼ぶ。1982年の論文において、Eg
liとSchmidt は、牧草の立ち枯れ病を引き起こすザント
モナス・カンペストリスの3つの新しい病原株を記載し
た。以前は、このような立ち枯れ病菌は全て、ザントモ
ナス・カンペストリスp.v.グラミニス(graminis)
と分類されていた。しかし、収集された多数の単離株を
研究することにより、彼らは、いくつかの単離株が、典
型的なグラミニス病原菌よりも宿主域がはるかに小さい
ことを見出した。これらのうちの一つであるp.v. poae
(ATCC33804;MB238)は、イチゴツナギ
属(Poa)のわずか2、3の種、特にポア・トリバリス
Poa trivalis) 、すなわちコイチゴツナギにおいて立
ち枯れを引き起こすことが示された。
【0009】本発明の目的は、スズメノカタビラ、ディ
ジタリア属植物、ブロマス属植物等の雑草の抑制に有効
な新規微生物及び該微生物を用いた雑草の抑制方法を提
供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の新規微生物は、
雑草の抑制に有用な微生物を単離するための新規な方法
を用いて発見された。この方法によると、まず、病徴を
示さない植物から微生物を単離する。次いで該微生物を
増殖させ、より高い濃度でもとの宿主又は他の標的雑草
に適用する。次いで、接種した雑草種に病徴が見られる
か観察し、病徴が見られたならば、病徴を現した植物又
は前記ストック溶液から前記微生物を回収する。この本
発明の方法により発見された有用な雑草病原菌が本明細
書に記載されている。
【0011】本発明は、雑草でない草を殺さないザント
モナス・カンペストリス(Xanthomonasca
mpestris)病原株を雑草に感染させることによ
る雑草の抑制方法に関する。すなわち、本発明は、スズ
メノカタビラに病原性を示すザントモナス・カンペスト
リスMB245株(NRRL B−18855)微生
物、スズメノカタビラに病原性を示すザントモナス・カ
ンペストリスMB249株(NRRL B−1885
7)微生物、及びスズメノカタビラに病原性を示すザン
トモナス・カンペストリスMB276株(NRRL B
−18861)微生物を提供する。また、本発明は、上
記本発明の微生物の少なくとも1つ以上から選ばれる微
生物の有効量を適用することから成る、スズメノカタビ
ラの抑制方法を提供する。さらに、本発明は、スズメノ
カタビラに対し、ザントモナス・カンペストリスMB2
45株(NRRL B−18855)及び/又は、ザン
トモナス・カンペストリスMB249株(NRRL B
−18857)の微生物の有効量を適用することから成
る、低温環境下における、スズメノカタビラの抑制方法
を提供する。さらに本発明は、上記本発明の微生物の少
なくとも1つ以上から選ばれる微生物と、植物生長調節
剤とを適用することから成る、スズメノカタビラの抑制
方法を提供する。本発明の1つの好ましい具体例におい
ては、病原細菌は、標的雑草の木部に直接接触するとい
う利益受ける。木部への接触は、一般的に標的植物の傷
を要する。本発明の1実施例においては、ザントモナス
・カンペストリス病原株で雑草を処理することにより雑
草が迅速かつ効果的に抑制される。この抑制は、細菌を
適用する前又は後に雑草を切ることによってより容易に
なる。
【0012】本発明の微生物はまた、種々の毒素をコー
ドする遺伝子で形質転換し、再び植物に適用することも
できる。毒素は、例えば、バチルススリンジエンシス
由来のものであることができる。本発明の微生物は植物
においてコロニーを形成することができる能力があるの
で、所望の毒素を分配するために有用である。
【0013】この明細書に記載する方法によって同定さ
れた微生物は、雑草又は他の不所望の植物を抑制するた
めに用いることができる。この研究分野において以前か
ら用いられている方法とは対照的に、本発明の植物病原
体は、病徴を示さない植物から単離され。従って、植
物に天然に共存する微生物を適当な濃度及び適当な条件
下で特定の標的雑草を抑制するために用いることができ
る。この植物病原体によって抑制される標的雑草は、該
病原体が単離された植物と同じ植物であっても異なる植
物であってもよい。
【0014】この明細書において、「雑草」とは、望ま
しくない又は人の活動及び福祉を妨げるあらゆる植物を
包含する。「除草剤」(あるいは化学除草剤)とは、植
物を抑制し阻害し又は殺すために、あるいはその正常な
生長過程を激しく中断させるために用いられる化学物質
を意味する。Herbicide Handbook of the Weed Society
of America,第5版(1983) , xxi-xxiv 。この明
細書において、「生物除草剤」及び「微生物除草剤」と
いう語は、植物を抑制し阻害し又は殺すために、あるい
はその正常な生長過程を激しく中断させるために用いら
れる生物を意味する。
【0015】本発明はさらに、感染可能な量のザントモ
ナス・カンペストリス病原株を雑草に適用し、それによ
って、雑草以外の植物を阻害又は殺すことなく雑草のみ
を選択的に阻害又は殺す、雑草の抑制方法に関する。
【0016】本発明の微生物及び関連する微生物の培養
物は、アメリカ合衆国イリノイ州ペオリア、ノースユニ
バーシティストリート1815所在のアグリカルチュラ
ルリサーチ サービス パテント カルチャー コレク
ション(NRRL) ノーザン リージョナル リサー
チ センターにブダペスト条約に基づいて寄託されてい
る。
【0017】本発明は、農業における雑草を抑制するた
め用いることもできるし、農業以外の分野における雑草
を抑制するためにも用いることができる。例えば、本発
明は、芝生中の雑草を抑制するために用いることがで
き、線路脇の雑草を抑制するための除草剤として用いる
こともできる。
【0018】本発明の重要な局面は、生物除草剤の活性
を大幅に高める、標的雑草の傷の使用に関する。それ自
体では雑草を抑制することができない雑草の傷は、細菌
の感染を確立し、植物の木部に活性成分が適当に接触す
るために明らかに非常に重要である。従って、本発明の
好ましい具体例では、微生物除草剤は標的雑草の木部に
直接作用する。木部への直接の接触は、例えば雑草の外
層の傷又は他の機械的破壊により容易になる。木部への
接触は、植物表面の外層の完全性を損なうための化学的
手段によっても達成され得る。例えば、種々の酵素を用
いて木部への接触を高めることができる。機械的な傷を
作り出すために、標的植物を切断し、切れ目を入れ、砂
を吹きかけ、又は刈り取る等の処理を行うことができ
る。微生物除草剤は傷を与える前又は後に適用すること
ができる。例えば、微生物除草剤を草刈り機の前又は後
ろで噴霧することができる。微生物除草剤を適用した後
の草刈りは、微生物除草剤が植物の維管束系に接触する
ことを助ける。この具体例の効果は、細菌が傷又は天然
の開口部に移動することを容易にする界面活性剤(珪素
界面活性剤等)により高めることができる。
【0019】
【0020】
【0021】EgliとSchmidt(1982)に
よって記載されたp.v.poae(ATCC3380
4、MB238)と比較して、この明細書に記載した単
離株はコイチゴツナギに対しては毒性が低いが、スズメ
ノカタビラに対してははるかに病原性が高い。
【0022】poaeのような我々の新規な単離株及び
病原株は、広い宿主域を持たないが、ある予期できない
種の全身的な立ち枯れを引き起こす。これらの種のいく
つかは米国において重要な、導入された、有害な雑草で
ある。病原株poae及びスズメノカタビラ病原体の多
くは、ダウニィ・ブロム(downy brome)(ブロマス・テ
クトラム(Bromus tectorum))のようなブロマス属の雑
草を有意に抑制することができる。病原株poaeのブ
ロマス属植物に対する病原性は以前に報告されていな
い。
【0023】メヒシバ(Digitaria sp.)は、芝生中の有
害な、導入された重要な雑草である。しかし、この宿主
の細菌による立ち枯れは報告されていない。従って、我
々のスズメノカタビラ病原体のいくつか(例えばMB2
76、MB266、MB269)又は他の単離株が、傷
接種実験においてこの雑草に対して活性を示したことは
驚くべきことである。最良のメヒシバ病原体は、健康な
スズメノカタビラ由来のものであるので、このことは、
本発明の単離方法の利点の他の一例である。
【0024】この明細書に記載する我々の観察に基づ
き、我々は、生態学的地位が病原性ではないが、植物木
部に死に到らしめないコロニーを形成するもの以上であ
る実際に多くの、広範囲の多数の異なる生物が存在する
ことを発見した。これらの細菌は、フィールドにおいて
明白な「病気」をもたらさない。これらの生物を生物抑
制剤として用いることは、宿主植物とのこの共生を人工
的にアンバランスにさせることに基づく。細菌を純粋培
養により非常に多い細胞数にまで増殖させ、新しい傷に
接種すると、病気をもたらす。この生物が自発的に病原
性を現す傾向を示さないことは、これを生物抑制剤とし
て人工的に用いても、意図的に適用した場所を除いて病
気の開始を引き起こす可能性が非常に低いという利点を
もたらす。これらの細菌が天然に存在する状態で「病
気」を引き起こすことが少ないことを考慮すると、これ
らを「植物病原体」と呼ぶよりは「木部内生体」と呼ぶ
方がより適当である。最も重要なことは、これらの生物
は、その生態学的役割が何であるにせよ、目的の雑草を
抑制するために操作されるという有用性を有しているこ
とである。
【0025】明らかに健康な組織から単離された生物の
場合、その宿主域を推定的に知る根拠はない。ある状況
において病原性であるいくつかの生物が、「病気」を起
こさずにかなり効果的に植物中にコロニーを形成するこ
とができる。従って、もしこれらが1つの宿主から単離
された場合、これらの細菌が、人工的な接種によって抑
制することができる宿主がもし存在するならば、それが
何であるかということを予言することは不可能である。
例えば、ポア・プラテンシス(Poa pratensis)(ナガハ
グサ)にMB218のような菌株を接種すると、植物全
体に非常に高レベル(>108 cfu/cm葉組織)の
木部でのコロニー形成が起きる。しかし、その植物は病
徴を示さない。
【0026】この現象は「非宿主」コロニー形成と呼ぶ
ことができるかも知れないが、この命名は単に疾病スペ
クトルに基づく分類系を反映しているのみであり、この
生物の真の生態学的理解に基づいているものではない。
【0027】本発明の新規微生物は、標的植物に接種さ
れると、該細菌は植物の全身にコロニーを形成し、最終
的には立ち枯れ及び死に至らしめるので、不所望の植物
を抑制するのに有用である。これらの細菌の使用は、ほ
とんどの所望の草に対しては安全である。なぜなら、こ
れらの細菌は全身的にコロニー形成を行わず、又はコロ
ニー形成が立ち枯れ又は死をもたらすことがないからで
ある。
【0028】本発明の細菌は、広範囲の適当な細菌培地
を用いて発酵させることができ、乾燥安定化することが
でき、冷蔵下で保存することができ、CO2 発射機を除
く広範囲の噴霧装置を用いて標的雑草に適用することが
できる。細菌製剤は、粘土、微結晶セルロース及びセラ
イトのような多くの担体及び不活性物質を含むことがで
きる。製剤はまた、糖、タンパク質及び複合炭水化物の
ような、この分野において周知の保護化合物を含むこと
もできる。上述のように、細菌の適用は、標的植物に機
械的又は化学的に傷を形成することを伴って行うことが
でき、それによって細菌が宿主にコロニーを形成するこ
とが容易になる。
【0029】本発明のザントモナス・カンペストリス
は、水溶液として又は不活性な担体に担持して適用する
ことができる。溶液及び担体は、好ましくは1グラム
(溶液の場合には1ml当たり)約10ないし10
13細胞を有する。もつとも、雑草への感染及びその抑
制が達成される限り、より多数の又はより少数の細胞を
用いることもできる。
【0030】好ましくは、ザントモナス・カンペストリ
スは、1グラム又は1ml当たり少なくとも約106
胞、通常約1013細胞を含む濃厚物の形態でユーザーに
出荷される。この濃厚物は凍結乾燥によりさらに細胞濃
度を高めることができ、また保存料と混合することがで
きる。なお、保存料の実際の組成は保存の方法に依存す
る。細胞は凍結又は凍結乾燥できる。細胞を凍結する場
合には、グリセロール又は種々の糖及び新鮮な生育培地
を保存料として用いることができる。5〜50体積%の
グリセロール又は糖を通常用いることができる。細胞が
凍結乾燥される場合には、栄養培地又は種々の糖を保存
のために用いることができる。一般に、ザントモナス・
カンペストリスは1ml当たり約109 ないし1011
胞まで増殖され、次いで遠心または培地を除去すること
によって濃縮される。次いで、菌を凍結、凍結乾燥又は
乾燥させる。上述のように、乾燥した細菌は、粘土、タ
ルクのような無機固形担体又は不活性な有機材料と混合
し、これを雑草にふりかけ、または水と混合して雑草に
噴霧することができる。
【0031】ザントモナス・カンペストリス培養物の貯
蔵、増殖及び適用のこれらの全てのバリエーションはこ
の分野において周知である。
【0032】以下に、本発明の最良の形態を含む実施例
を記載する。これらの実施例を限定的に解釈してはなら
ない。他に断りがない限り、全てのパーセンテージは重
量基準であり、溶液混合物の比率は体積基準である。
【0033】実施例1:新規微生物の単離 スズメノカタビラ、メヒシバ、オヒシバ及び他の種を包
含する無病徴植物(完全に健康であると思われる植物)
を米国内の田畑及び芝生から採集した。これらの植物の
部分(葉、茎、根)の表面を10%漂白剤又は70%エ
タノールで殺菌し、水、食塩水又はリン酸緩衝液中で1
〜2mmの小片に刻んだ。これを静かに撹拌しながら3
0分間インキュベートした。この緩衝液又は水を、非選
択性又は広範囲に選択的な適当な細菌培地上(栄養寒
天、修飾ウィルブリンク寒天(MWB)又はシクロヘキ
シミド、5−フルオロウラシル、トブラマイシン及びメ
チルグリーンを含むMWB(これはプレート上に回収さ
れた他の細菌及び真菌の数を減らすために設計した)に
プレートした。未発見の生物の抗生物質許容量を知るこ
とはできないので、高度に選択的な培地を用いることは
できない。22〜38℃で2〜10日培養後、これらの
植物から個々のコロニーを選び、針で直接接種し、ある
いは、後ではさみ又はクリップを用いて接種を行うため
に固体培地又は液体培地上で増殖させた。
【0034】これらの単離株を純粋培養物として増殖さ
せることに一旦成功すると、それらを、それらが単離さ
れた植物及び関心のある他の種の植物に接種した。所望
の活性が見られた場合には、その微生物を、接種した植
物から回収し又はストック培養物から回収した。
【0035】要するに、この方法は、健康な草の内部微
生物叢の本質的にランダムな傷接種スクリーニングであ
り、このスクリーニングは供給源となった種及び他の種
について行った。
【0036】上記した方法により発見された生物のリス
トを表1に示す。
【0037】
【表1】
【0038】これらの新しい単離株について、この拡大
された収集物の中での有用な変異性を発見するという希
望を持ってさらに研究した。これらの実験は温度許容性
及び宿主域の比較を含む。
【0039】実施例2低温条件における単離株の毒性
の比較 3つの単離株ザントモナス・カンペストリス(MB24
9、MB245及びMB218)をそれぞれ別の3つの
フラスコで培養した。培養は22℃で72時間行い、次
いでスズメノカタビラの苗に培養した菌を接種した。こ
このフラスコについて、希釈プレートカウンティングに
より細胞数を計測した。表2参照。接種された植物は、
培養室内で昼間の12時間を85 oF(約29.4
℃)、65 oF(約18.3℃)又は55 oF(約1
2.8℃)、夜の12時間を65 oF(約18.3
℃)、45 oF(約7.2℃)又は35 oF(約1.7
℃)にしてインキュベートした。雑草の抑制の評価を経
時的に行った。これらの実験の結果を表3に示す。
【0040】表2に示されるように、接種に用いた細菌
の細胞数は非常に近接していた。
【0041】
【表2】
【0042】カリフォルニア及びテキサスで採取された
単離株は、低温においてスズメノカタビラをより迅速に
抑制したが、より高い温度下においては同程度の病徴を
示した。
【0043】
【表3】
【0044】表1に示す、スズメノカタビラからの単離
株は、徹底した宿主域試験及び生化学的特徴付けにおい
て類似していたが、表1及び表3に示すように、いくつ
かの毒性の差異が見られた。2つの単離株は、低温でス
ズメノカタビラを抑制することができた。低温において
雑草を抑制することができる能力は重要である。なぜな
ら、スズメノカタビラがシードヘッド(seedhead) を生
産する前、そしてスズメノカタビラが芝生中で大きなス
ポットを確立する前の冬季にスズメノカタビラを抑制す
ることが好ましいからである。
【0045】単離株間で検出された温度応答性の差異
は、これらが異なる菌株に属することを確立するのに十
分大きな差異である。低温条件下において最も強毒性の
菌株はMB249及びMB245である。我々は、これ
らの菌株のプラスミドを研究したところ、従来報告され
ていたいずれの菌株からも識別可能であった。MB21
8株は単一のプラスミド(約35kb)を有し、Eco
RIで消化すると3つのバンドが現れる。MB249株
のプラスミドは、EcoRIで消化するとは3つの同様
なバンド及び2つの新しいバンドを示す。MB245株
はプラスミドを含まない。この違いは、これらが異なる
単離株であることを示すために有用である。
【0046】この明細書に記載しクレームする、無病徴
の植物からの微生物の単離を行うことのみによって、低
温毒性に対する単離株間の変異性を示すために十分な数
にまで単離株の数を増やすことができた。
【0047】実施例3ザントモナス属単離株の宿主域 種々のザントモナス単離株の肉汁培養物を栄養肉汁培地
又は修飾ウィルブリンク培地で室温で72時間培養し
た。必要ならばこれらを希釈して、約109 cfu/m
lの細胞濃度を達成した。はさみを細胞懸濁液中に浸漬
し、種々の種の植物の苗を切断するために用いた。な
お、はさみは、異なる単離株を扱う際にはアルコール及
び炎で殺菌した。植物を温室内でインキュベートし、徴
候を観察した。結果を表4及び表5に示す。
【0048】
【表4】
【0049】
【表5】 実施例4低温発酵比較 ザントモナス・カンペストリスの3つの単離株を無菌的
に栄養肉汁に接種し、6℃で、温度制御振盪インキュベ
ーター中で振盪フラスコ中で増殖させた。接種後、間隔
をおいて、細胞の増殖をSpecronic−20分光
光度計を用いて640nmの吸光度を測定することによ
ってモニターした。これらの条件下において、MB24
5株及びMB249株は、MB218株よりも迅速に高
細胞密度を達成した(図1)。より高い温度では、振盪
フラスコ及びファーメンター中において、より迅速に高
細胞密度が達成されることがわかっていた。従って、こ
れらの菌株は、室温以下の温度においてより優れた性質
を示す。
【0050】実施例5増大された芝生の安全性 ザントモナス・カンペストリスの単離株を室温で72時
間、修飾ウィブリンク肉汁中で培養し、種々の範囲の芝
生栽培変種植物に接種した。肉汁中の細胞密度を標準的
な希釈プレート法でモニターし、宿主域試験に対する飽
和接種レベルを確保した。植物を次いで温室中で栽培
し、これらの病原体による感染に特徴的な全身的な立ち
枯れ徴候をモニターした。感受性種(スズメノカタビ
ラ)のポジティブコントロールを個々の試験に含ませ
た。また、試験する全ての草について、公知の病原株を
接種して比較した。ほとんどの所望の芝生は、ザントモ
ナス単離株のいずれに対しても全く感受性を有さなかっ
たが、いくつかの特定の栽培変種は異なる単離株に対し
て異なる感受性を示した。これらの観察のまとめを下記
表6に示す。立ち枯れ徴候を示す苗がたまにある場合に
は、その栽培変種の感受性を「わずか」と記した。20
〜50%の苗が立ち枯れ徴候を示す場合には、感受性は
「中程度」と記した。ほとんどの苗が立ち枯れを示す場
合には、感受性は「高い」と記した。
【0051】
【表6】
【0052】ザントモナス単離株によって引き起こされ
る所望の芝生への障害の率が低いので、これらを用い
て、所望の芝生に害を与えることなく芝生中に混在する
雑草を抑制することができる。従って、本発明の単離株
は、例えば、スズメノカタビラ、ブロマス属植物、ディ
ジタリア(Digitaria)属植物及びPoa annua var. repta
nsの抑制のために芝生に安全に適用することができる。
【0053】実施例6ザントモナス・カンペストリス
単離株と植物生長調節剤メフルイジドの組合せを用い
た、スズメノカタビラのより迅速な抑制 温室で育てた、小さな鉢のスズメノカタビラに2つの異
なるザントモナス菌株の細胞懸濁液を噴霧した。噴霧し
たものは、MB245株(4x109 cfu/ml)及
びMB218(3x109 cfu/ml)をそれぞれ単
独で、又は0.03%若しくは0.15%のメフルイジ
ド(mefluidide) (Embark(商標))との組合せであっ
た。対照植物は水又は実験で用いた濃度のメフルイジド
を噴霧した。1エーカーあたり100ガロンの率で懸濁
液又は溶液を噴霧した際の植物の高さは約6cmであっ
た。噴霧した液体でまだ塗れている状態で、植物を5c
mの高さに切断した。植物を次いで培養室に入れ、夜の
12時間は45 oF(約7.2℃)で、昼の12時間は
65 oF(約18.3℃)で栽培した。処理の効果は、
10日及び14日後に土壌ラインの上にある草の全鮮重
量を測定することにより定量化した(表7)。重量が減
少したのは、それぞれの処理に応じて、植物生長調整剤
の効果又は細菌の立ち枯れ効果である。
【0054】
【表7】
【0055】これらのデータは、細菌の有利な除草効果
は、植物生長調整剤の使用により促進及び/又は加速さ
れることを示している。種々の生長促進剤が当業者に知
られており、この明細書に記載した教示に従って用いる
ことができる。
【0056】この明細書に記載した実施例及び具体例は
例示の目的のためにのみ示したものであり、種々の修飾
及び変更が特許請求の範囲に記載した本発明の精神及び
範囲内において可能であることが当業者に明らかであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】6℃における3つの単離株の増殖を比較した図
である。
フロントページの続き 微生物の受託番号 NRRL B−18863 微生物の受託番号 NRRL B−18864 微生物の受託番号 NRRL B−18865 微生物の受託番号 NRRL B−18866 (72)発明者 スティーブン ディー.サヴェイジ アメリカ合衆国 カリフォルニア州 92069 サンマルコス レッドウイング ストリート 1732 (56)参考文献 特開 昭62−278978(JP,A)

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スズメノカタビラに病原性を示すザント
    モナス・カンペストリスMB245株(NRRL B−
    18855)微生物
  2. 【請求項2】 スズメノカタビラに病原性を示すザント
    モナス・カンペストリスMB249株(NRRL B−
    18857)微生物
  3. 【請求項3】 スズメノカタビラに病原性を示すザント
    モナス・カンペストリスMB276株(NRRL B−
    18861)微生物
  4. 【請求項4】 スズメノカタビラに対し、ザントモナス
    ・カンペストリスMB245株(NRRL B−188
    55)、ザントモナス・カンペストリスMB249株
    (NRRL B−18857)、ザントモナス・カンペ
    ストリスMB276株(NRRL B−18861)の
    群の少なくとも1つ以上から選ばれる微生物の有効量を
    適用することから成る、スズメノカタビラの抑制方法
  5. 【請求項5】 スズメノカタビラに対し、ザントモナス
    ・カンペストリスMB245株(NRRL B−188
    55)及び/又は、ザントモナス・カンペストリスMB
    249株(NRRL B−18857)の微生物の有効
    量を適用することから成る、低温環境下における、スズ
    メノカタビラの抑制方法
  6. 【請求項6】 スズメノカタビラに対する微生物の有効
    量が、溶液1ml当たり10 個から10 13 個の微生
    物の細胞を含む溶液を適用することから成る請求項4又
    は5記載のスズメノカタビラの抑制方法
  7. 【請求項7】 スズメノカタビラに対し、ザントモナス
    ・カンペストリスMB245株(NRRL B−188
    55)、ザントモナス・カンペストリスMB249株
    (NRRL B−18857)、ザントモナス・カンペ
    ストリスMB276株(NRRL B−18861)の
    群の少なくとも1つ以上から選ばれる微生物と、植物生
    長調節剤とを適用することから成る、スズメノカタビラ
    の抑制方法
  8. 【請求項8】 前記植物生長調節剤はメフルイジドであ
    る請求項7記載の方法
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