JP2679819B2 - メタクリル酸またはエステル製造における使用済み酸の再循環 - Google Patents

メタクリル酸またはエステル製造における使用済み酸の再循環

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    • C07C67/20Preparation of carboxylic acid esters by conversion of a group containing nitrogen into an ester group from amides or lactams

Description

【発明の詳細な説明】 メタクリル酸及びそのエステルは、従来、(1)アセ
トンシアノヒドリンを硫酸と反応させてメタクリルアミ
ドを得、そして(2)メタクリルアミドを水と、または
アルキルアルコールと反応させてそれぞれメタクリル酸
又はアルキルメタクリレートを得ることによつて製造さ
れている。この2段階方法ではメタクリルアミドを得た
場合に水による加水分解ではメタクリル酸含有混合物を
生ずるが、水及びメタノールのようなアルキルアルコー
ルとの反応ではメタクリル酸エステル例えばメチルメタ
クリレートを生成する。かかる製造法は米国特許第2,04
2,458号及び第2,416,756号に記載されている。いずれか
の段階の収率の改良はこの方法の経済を改良するであろ
う。
第1段階における硫酸:アセトンシアノヒドリンの比
を増加させるとアセトンシアンヒドリンのメタクリルア
ミドへの収率を改良することも知られている。この比の
増加による収率改良は十分量の未使用(virgin)硫酸の
製造又は供給の費用によつて制限される。余分の酸の費
用は回収される余分のメタクリルアミドの価値よりしば
しば大きくなる。従つて、通常の慣習ではこの比は合理
的な商業的収率を与えるが最高収率を与えな比に限定さ
れる。
上述の方法は使用済み酸(spent acid)の生成をもた
らす。“使用済み酸”という用語は最終生成物、すなわ
ちメタクリル酸又はメタクリル酸エステルのいずれかを
反応混合物から除去した後に残つた溶液を意味する。こ
の溶液は反応中に生成した硫酸アンモニウム+少量の未
反応有機化合物及び有機副生成物と共に主として硫酸を
含む。使用済み酸は通常無用の副生成物と考えられ、投
棄又は他の使用のための重硫酸アンモニウムの単離に、
あるいは重硫酸アンモニウムの他の使用のための硫酸塩
への転化に、あるいは使用済み酸の高温接触燃焼による
未使用酸への転化にかなりの費用がかかる。
本発明においては、最終生成物を得た後に残る使用済
み酸を再循環させることによつてメタクリルアミド段階
の収率を増加させる。本発明は、中に存在している重硫
酸塩を含む使用済み算を未使用硫酸の代わりにほぼ1:1
モル基準で直接使用することができるという発見に基づ
くものである。従つて、高価な未使用酸の代わりに低価
な使用済み酸をメタクリルアミド段階で用いることがで
き、最低の費用で改良された収率を与える。その上、使
用済み酸に関する投棄の問題も解消される。
特に、本発明は約96〜101%の酸濃度を有する硫酸又
は発煙硫酸供給物をアセトンシアノヒドリンと接触さ
せ、それによつてメタクリルアミド含有溶液を生成さ
せ、かつ次にこのメタクリルアミド混合物をメタクリル
アミド1モルにつき少なくとも約1モルの水と接触させ
てメタクリル酸含有混合物を得るか、または水及びアル
キルアルコールと接触させてアルキルメタクリレート含
有混合物を得ることによるメタクリル酸又はそのアルキ
ルエステルの製造方法における改良を提供するものであ
り、この改良は (a) 混合物から場合に応じてメタクリル酸又はアル
キルメタクリレートを分離して使用済み酸を得、 (b) この使用済み酸を硫酸又は発煙硫酸供給物へ添
加して供給物の約6〜90%を構成しかつ約96〜101%の
供給物の酸濃度を与える。
ことからなる。
硫酸とアセトンシアノヒドリンとからのメタクリル酸
又はアルキルメタクリレートの製造は2段階法で行われ
る。第1段階では、アセトンシアノヒドリンを、すべて
の硫酸及びアセトンシアノヒドリンを添加した後の反応
混合物中で少なくとも約96%の酸濃度を与えるのに十分
な三酸化硫黄を含む硫酸で処理する。これによつてメタ
クリルアミド含有混合物を生成する。好ましくは、用い
られる硫酸は発煙硫酸すなわちオレウムの形である。か
かる硫酸の使用量は、好ましくは約1.3〜1.8、特に約1.
5〜1.8のアセトンシアノヒドリンに対する重量比を与え
る量である。2成分を約110℃より低温で有利に混合
し、次に130〜150℃の範囲の温度で最適の収率を与える
のに十分な時間処理する。最適収率は、規則的な間隔で
試料を取り出し、試料を分析して決定される。
フエノチアジンのような重合禁止剤が通常用いられ
る。所望ならば、アセトンシアノヒドリンを、2又は3
つ以上の部分に分けて添加することができる。この実施
態様においては、第1部分(全シアノヒドリンの50〜75
%)を110℃未満で添加し、その温度で約10分間保ち、
残りのシアノヒドリンを好ましくは110℃未満で添加す
る。よく混合された試料を、次に130〜150℃の温度に於
て最適収率を得るのに十分な時間処理する。
第2段階においては、第1段階から得られた混合物
を、約100〜150℃の温度において、メタクリルアミド1
モルにつき少なくとも約1モルの水で処理してメタクリ
ル酸を得るか、または約100〜140℃において、過剰の水
及びアルキルアルコール(好ましくは1〜8個の炭素原
子のアルコール)で処理してメタクリル酸のアルキルエ
ステルを得る。
メタクリル酸又はそのアルキルエステルをデカンテー
シヨン、蒸留又は抽出のような通常の手段で除去した
後、副生成物、主として重硫酸アンモニウム、を含む水
性硫酸である“使用済み酸”が残る。本発明の方法にお
いては、使用済み酸を直接又は濃縮してい用いることが
できる。濃縮は、一般に含水量を約12重量%未満、好ま
しくは8〜10重量%へ減少させるために行われる。濃縮
を行う場合、約12%より大きい含水量は濃縮の費用に対
する利益が最小となる。約8%未満の含水量は重硫酸ア
ンモニウムを溶液中に保持するのに不十分であり、使用
済み酸の輸送の困難さを増すことになる。
使用済み酸中の重硫酸アンモニウム含量は広範囲に変
化することが可能であり、本発明の方法のアミド化工程
の酸:アセトンシアノヒドリンの比ならびに加水分解又
はエステル化工程中に添加される水の量の直接関数であ
る。例えば、メタクリルアミド工程の酸:アセトンシア
ノヒドリン比が1.4〜1.8で、かつエステル化工程の通常
の操作では、メチルメタクリレートの製造からの使用済
み酸は通常約25〜75重量%の重硫酸アンモニウムを含
む。
先行技術で理解されていることとは反対に、重硫酸ア
ンモニウムの存在は方法全体にとつて有利であり、この
副生成物の除去のために従来用いられている精製操作は
不必要であることが発見された。例えば、ボレル(Borr
el)らの米国特許第2,890,101号では、重硫酸アンモニ
ウムを無用な生成物として処理し、大部分の重硫酸アン
モニウムを除去した後にのみ硫酸を再循環させている。
使用済み酸又はその一部分は第1段階で用いられる酸
供給物へ戻され、すなわち再循環される。この再循環使
用済み酸は未使用酸の代わりに用いられて、好ましく高
い1.5〜1.8比が保持又は達成することができる。使用済
み酸中の重硫酸塩イオン(重硫酸アンモニウムとして存
在する)及び硫酸は約1:1モル基準で未使用硫酸の代わ
りに用いることができる。未使用硫酸の代わりのこの使
用済み酸の使用によつて高収率のための高酸比操作が経
済的に実施可能になる。
初期の酸供給物へ添加される使用済み酸の量は、一般
に供給物の約6〜90%であることができる。第1段階へ
添加することができる未濃縮使用済み酸の最高量は、一
般に、全アセトンシアノヒドリンを添加した後に96%以
上の所要酸濃度を保つために、全酸の約6〜25%に限定
される。
好ましくは、使用済み酸は、含水量が約12%未満に、
特に約8〜10%になるまで水を蒸発することによつて濃
縮される。添加される使用済み酸濃縮物の量は、一般
に、全硫酸重量の10〜90%、通常25〜40%である。この
場合、使用済み酸+未使用酸、あるは使用済み酸濃縮物
+未使用酸の混合物を本発明の方法の第1段階へ供給す
る。
使用済み酸の再循環は初期の酸供給物の調製に大きな
融通性を与える。例えば、供給物の調製に用いられる未
使用酸の量を減少させ、使用済み酸で一部分を置換する
ことができる。未使用酸の量を同じレベルに保持するか
又は増加させる場合には、酸:アセトンシアノヒドリン
の比を増加するために使用済み酸を用いることができ、
かくしてメタクリルアミドの収率を増加することができ
る。
使用済み酸の再循環には、使用済み酸の投棄費用を減
少させ、重硫酸アンモニウムの除去又は重硫酸アンモニ
ウムの硫酸アンモニウムへの転化の必要及び費用を排除
し、かつ未使用硫酸の再生のために使用済み酸を燃焼す
る費用を減少又は排除するという付加的な利益を有す
る。
未濃縮使用済み酸再循環のもう1つの利益は、使用済
み酸中の有機残留物を反応系へ送り返しかつ一部分を有
用なメタクリル酸又はメタクリル酸アルキルエステルと
して回収することがある。濃縮使用済み酸再循環に於て
は、留出物を標準方法でさらに精留して有用な有機化合
物を回収することができる。
以下、本発明を実施例及び比較実施例によつてさらに
説明する。特に断らない限り、実施例中の部及び%は重
量による。
比較実施例 A 下記のようにしてメタクリルアミドを製造した。
101.88%硫酸437部と水8部とから100.1%濃度の硫酸
445部を調製した。得られた100.1%酸150部へ、よく撹
拌しながら、アセトンシアノヒドリン(純度98.7%)10
0部+0.1%フエノチアジンを徐々に添加して最終の硫
酸:アセトンシアノヒドリン比を1.50とした。アセトン
シアノヒドリンの最初の2/3の添加中は温度を80℃未満
に保ち、残りの添加には110℃未満に保つた。おのおの
約1.5gの試料をとり出し、140℃に種々の時間加熱して
最適収率を決定した。最適収率は約25分後に得られ、最
適収率は初めに存在したアセトンシアノヒドリン基準で
91.3%であつた。
収率は、試料をpH3.5に緩衝した水で重量で400:1に希
釈した後、HPLC〔ヒユーレツト・パツカード(Hewlett
−Packard)1085−B型〕で分析することによつて測定
された。使用カラムはデユポン・インストルーメンツ・
ゾーバツクスODS(Du Pont Instruments Zorbax ODS)4
6mm×15cmであり、40℃であつた。メタクリルアミドの
%は、既知%のメタクリルアミドの外部標準と比較する
ことによつて測定された。検出は、紫外線により240nm
で行つた。
比較実施例 B 比較実施例Aの操作を繰返した。但し、1.70の最終
酸:アセトンシアノヒドリン比を与えるために100.1%
硫酸170部を用いた。最適収率は92.9%であつた。
実施例 1 商業的なメチルメタクリレート製造装置から使用済み
酸を得た。この使用済み酸は水約16%、重硫酸アンモニ
ウム68%、硫酸13%、並びに有機及びスルホン化有機化
合物3%を含んでいた。この使用済み酸を50mmHg絶対圧
の真空下で釜温度が110℃に達するまで加熱した。塔頂
組成物は大体に於て水を含み、未確認の有機化合物の痕
跡を含んでいた。釜内容物は全部の硫酸および重硫酸ア
ンモニウムと幾らかの高沸点不純物を含んでいた。含水
量は10.2%であつた。これらの釜内容物を“濃縮使用済
み酸”と称する。
濃縮使用済み酸65部と未使用硫酸(濃度101.88%)38
0部とを混合して100.1%濃度の混合酸445部を得た。次
に、この100.1%硫酸150部を用いて比較実施例Aの反応
を繰返した。最適収率は比較実施例Aの91.3%に対して
91.6%であつた。この収率の差は実験誤差内であり、
酸:アセトンシアノヒドリン比が同じであるがかなりの
比率の未使用酸の代わりに濃縮使用済み酸を用いてほぼ
同じ収率が得られることを確証している。
実施例 2 濃縮使用済み酸+未使用酸混合物170部を用いる以外
は実施例1の操作を繰返した。最適収率は、比較実施例
Bの92.9%に対して93.2%であつた。この収率の差は実
験誤差内である。
実施例 3 商業的メチルメタクリレート製造装置から使用済み酸
を得た。この使用済み酸は水16%、硫酸13%、重硫酸ア
ンモニウム68%、並びに有機及びスルホン化有機化合物
3%を含んでいた。この使用済み酸を“未濃縮使用済み
酸”と称する。
未濃縮使用済み酸45部と未使用硫酸(濃度101.88%)
400部とを混合して濃度100.1%の酸を得た。次に、この
硫酸混合物150部を比較実施例Aの反応工程に用いた。
最適収率は、比較実施例の91.3%に対して91.7%であつ
た。この収率の差は実験誤差内であり、同じ酸:アセト
ンシアノヒドリン比から、但し未使用酸の一部分の代わ
りに未濃縮使用済み酸を用いてほぼ同じ収率が得られる
ことを示す。この収率の差は未濃縮使用済み酸を用いる
ときには、濃縮使用済み酸よりもむしろ少ない再循環物
が使用され得ることを示している。
この許容される再循環量が少ないことは、未濃縮の場
合に於ける余分の水に関係があり、使用済み酸+未使用
酸混合物の酸強度を保持するために必要である。
実施例 4 未濃縮酸+未使用酸混合物170部を用いた以外は実施
例3の操作を繰り返した。最適収率は、比較実施例の9
2.9%に対して93.2%であつた。この収率の差は実験誤
差内である。
実施例 5 実施例5では、実施例3の操作を繰返した。但し、未
濃縮使用済み酸97部を104.5%濃度酸(20%発煙硫酸)3
48部と混合して100.1%酸445部を得た。次に、この硫酸
混合物150部を用いて比較実施例Aの操作を繰返した。
最適収率は、比較実施例Aの91.3%に対して91.3%であ
つた。
このことは、未使用酸濃度が高くなれば、より多量の
未濃縮使用済み酸を再循環させることを示す。
以上、本発明を詳細に説明したが、本発明はさらに次
の実施態様によつてこれを要約して示すことができる。
1. 酸濃度が約96〜101%の硫酸又は発煙硫酸供給物を
アセトンシアノヒドリンと接触させ、それによつてメタ
クリルアミド含有溶液を製造し、かつ次に該メタクリル
アミド混合物をメタクリルアミド1モルにつき少なくと
も約1モルの水と接触させてメタクリル酸含有混合物を
得るか、または水及びアルキルアルコールと接触させて
アルキルメタクリレート含有混合物を得ることによるメ
タクリル酸またはそのアルキルエステルの製造方法にお
いて、 (a) 混合物から場合に応じてメタクリル酸またはア
ルキルメタクリレートを分離して使用済み酸を得る工程
と、 (b) この使用済み酸を硫酸または発煙硫酸供給物へ
添加して供給物の約6〜90%を構成しかつ約96〜101%
の供給物の酸濃度を与える工程と を含むことを特徴とする方法。
2. 供給物へ添加される未濃縮使用済み酸の量が少なく
とも約99.5%の酸濃度を与えるような量である前項1記
載の方法。
3. 工程(a)の使用済み酸を濃縮して水を除去して水
約12重量%未満の濃縮使用済み酸を与える前項1記載の
方法。
4. 工程(a)の使用済み酸を水約8〜10重量%へ濃縮
する前項3記載の方法。
5. 硫酸又は発煙硫酸供給物へ添加される使用済み酸が
未濃縮でありかつ供給物の約6〜25重量%を構成する前
項1記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロナルド・エイチ・ハリウエル アメリカ合衆国カリフオルニア州 (94965)ソーサリート・スタールート 1313 (56)参考文献 特公 昭36−23022(JP,B1) 特公 昭53−35052(JP,B1) 特公 昭42−2819(JP,B1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】酸濃度が約96〜101%の硫酸又は発煙硫酸
    供給物をアセトンシアノヒドリンと接触させ、それによ
    つてメタクリルアミド含有溶液を製造し、かつ次に該メ
    タクリルアミド混合物をメタクリルアミド1モルにつき
    少なくとも約1モルの水と接触させてメタクリル酸含有
    混合物を得るか、または水及びアルキルアルコールと接
    触させてアルキルメタクリレート含有混合物を得ること
    によるメタクリル酸またはそのアルキルエステルの製造
    方法において、 (a)メタクリル酸含有混合物またはアルキルメタクリ
    レート含有混合物からメタクリル酸またはアルキルメタ
    クリレートを分離して使用済み酸を得る工程と、 (b)この使用済み酸を硫酸または発煙硫酸供給物へ添
    加して供給物の約6〜90%を構成しかつ約96〜101%の
    供給物の酸濃度を与える工程とを含むことを特徴とする
    方法。
JP63204894A 1987-08-20 1988-08-19 メタクリル酸またはエステル製造における使用済み酸の再循環 Expired - Lifetime JP2679819B2 (ja)

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