JP2679556B2 - コーティング用樹脂組成物 - Google Patents

コーティング用樹脂組成物

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、基材表面に良好な離型
性、潤滑性を与えることができ、かつむらのない均一な
コーティング膜を得ることができるコーティング用樹脂
組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、各種基材表面に離型性、潤滑性を付与する方法とし
て、離型性、潤滑性に優れたシリコーン系オイル、フッ
素系オイル又はシリコーンレジンをコーティング剤に添
加し、これを基材表面に塗布してコーティング膜を形成
する方法が知られている。
【0003】しかし、シリコーン系オイル又はフッ素系
オイルを含有するコーテイング剤を基材表面に塗布した
場合、経時に伴ってオイル分が失われるため、離型剤又
は潤滑剤としての効力が失われてしまうという問題があ
る。
【0004】また、シリコーンレジンを用いて形成した
コーティング膜は、伸び性が十分でなく、伸びが要求さ
れる分野に使用した場合、耐屈曲性等に問題がある。
【0005】そこで、特開平3−62855号、4−7
6060号公報等においては、分子鎖末端に水酸基又は
アルコキシ基を有するジオルガノポリシロキサンを用
い、硬化時の反応でコーティング膜中にジオルガノポリ
シロキサン単位を導入する方法が提案されている。
【0006】しかし、これらのコーティング剤は、オイ
ル成分を含んでいるため、基材に塗布した際、塗りむら
を抑えることが難しい上、上記アルコキシ基の縮合反応
も遅いので、これが未反応オイルとなって表面に残存
し、外観不良を起こし易い。
【0007】本発明は上記事情に鑑みなされたもので、
基材に経時によって低下し難い良好な離型性、潤滑性を
付与することができ、しかも濡れ性が良好で塗布むらの
ない均一なコーティング膜を形成し得るコーティング用
樹脂組成物を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明者は上記
目的を達成するため鋭意検討を行った結果、(A)1分
子中にシラノール基を3個以上有するシリコーンワニス
100重量部に(B)下記式(1)又は(2)で表され
る2官能架橋剤0.1〜50重量部、(C)縮合反応用
触媒0.01〜5部を配合した場合、好ましくは更に
(D)下記式(3)又は(4)で表される3官能架橋剤
を配合した場合、即ち、2官能架橋剤を単独で配合する
か、又はこれに更に3官能架橋剤を併用したコーティン
グ用樹脂組成物を基材表面に塗布した場合、基材表面に
むらなく均一に塗布することができると共に、これを硬
化させて得られたコーティング膜はその表面にジメチル
シロキサン単位が形成されるため、離型性、潤滑性に優
れ、経時によって離型性、潤滑性が劣化することがない
上、金属、ゴム、プラスチック等への密着もよく、また
耐薬品性、耐湿性、撥水性、耐候性等に優れた物性をも
付与することができることを見い出した。更に、粉体状
物質の表面をこのコーティング剤で処理した場合、流動
性が向上し、従ってこのコーティング用樹脂組成物は、
建築外装用、各種有機ゴム表面の改質用、鉄,フェライ
ト,マグネシア等の無機粉体の流動性向上剤、シリコー
ン系シーリング剤の防汚シート剤などとして好適に応用
することができることを知見し、本発明をなすに至っ
た。
【0009】
【化3】 (式(1),(2)において、R1,R2,R3は1価炭
化水素基、Meはメチル基、nは0〜4の整数であ
る。)
【0010】
【化4】 (式(3),(4)において、R4,R5,R6,R7は1
価炭化水素基である。)
【0011】この場合、本発明の組成物を基材に塗布
し、硬化させることにより、塗膜表面にジメチルシロキ
サン単位が形成されることはESCAによって確認でき
るが、このような現象は上記式(1),(2)の2官能
架橋剤を使用することによって達成されるもので、上記
式(3),(4)の3官能架橋剤を単独で用いてもかか
る現象は見られないものである。
【0012】従って、本発明は、(A)1分子中にシラ
ノール基を3個以上有するシリコーンワニス100重量
部、(B)上記式(1)又は(2)で表される2官能架
橋剤0.1〜50重量部、(C)縮合反応用触媒0.0
1〜5重量部を配合してなることを特徴とするコーティ
ング用樹脂組成物、好ましくは、更に(D)上記式
(3)又は(4)で表される3官能架橋剤を配合してな
ることを特徴とするコーティング用樹脂組成物を提供す
る。
【0013】以下、本発明を更に詳しく説明すると、本
発明のコーティング用樹脂組成物は、(A)1分子中に
シラノール基を3個以上有するシリコーンワニス、
(B)2官能架橋剤、(C)縮合反応用触媒、好ましく
は更に(D)3官能架橋剤を配合したものである。
【0014】ここで、(A)成分のシリコーンワニスは
1分子中にシラノール基を3個以上有するものであれば
特に限定されるものではないが、特に下記一般式(5)
で示されるオルガノポリシロキサンを用いることが好ま
しい。
【0015】
【化5】
【0016】式中、R8は好ましくは置換又は非置換の
炭素数1〜6の1価炭化水素基であり、具体的にはメチ
ル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基、フェニル
基等のアリール基などが挙げられる。aは0.8〜1.
8、bは0.01〜3の正数であり、a+bは0.8〜
3.5、特に0.8〜2.5である。このオルガノポリ
シロキサンは、R9SiO3/2単位、R10SiO3/2
位、R1112SiO単位(R9,R10,R11,R12はR8
と同様の1価炭化水素基)からなり、数平均分子量は
1,000〜50,000であることが好ましく、ま
た、OH基量は0.5〜20重量%、特に3〜10重量
%であることが好ましい。
【0017】このようなオルガノポリシロキサンはクロ
ロシラン、アルコキシシラン類などを原料として合成す
ることができる。
【0018】また、下記式(6)で表されるシランを単
独で又は他のシランと共に加水分解することによって得
られたブロック共重合オルガノポリシロキサンを(A)
成分として用いることもできる。
【0019】
【化6】 (式中、Xはメトキシ基,エトキシ基,プロポキシ基等
のアルコキシ基、トリメトキシシリルエチル基、クロル
基などである。xは10以上の正数である。)
【0020】(B)成分は下記式(1)又は(2)で表
される2官能架橋剤であり、硬化したときにジメチルシ
ロキサン単位を形成し得るものである。
【0021】
【化7】
【0022】式中R1〜R3は、好ましくは置換又は非置
換の炭素数1〜6の1価炭化水素基であり、具体的には
メチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基、フェ
ニル基等のアリール基などを挙げることができる。nは
0〜4の整数である。nが4を超えると本発明の樹脂組
成物から得られるコーティング膜の表面にジメチルシロ
キサン単位を形成することが困難となる。
【0023】このような(B)成分として、具体的には
ジメチルジ(メチルケトオキシム)シラン、ジメチルジ
(ジメチルケトオキシム)シラン、ジメチルジ(イソプ
ロペニルオキシ)シラン、ジメチルジ(ジビニロキシ)
シラン等が挙げられる。
【0024】この(B)成分の配合量は(A)成分10
0部(重量部、以下同じ)に対して0.1〜50部であ
るが、特に0.5〜20部とすることが好ましい。この
配合量が0.1部未満であると、ジメチルシロキサン単
位を表面に形成することができず、また50部を超える
とコーティング膜が軟らかくなってしまい、また、樹脂
組成物の硬化性も落ちてしまう。
【0025】(C)成分の縮合反応用触媒としては、通
常のシラノール脱水縮合に使用される有機金属触媒やア
ミノ基含有シランカップリング剤を用いることができ
る。このような有機金属触媒として、具体的には錫、
鉄、マンガン、コバルト、アルミニウム、亜鉛、ジルコ
ニウム、チタニウム等の有機金属触媒、例えばジブチル
スズジアセテート、ジブチルスズジラウレート、ジオク
チルスズジラウレート、ジブチルスズジオクトエート、
オクチル酸スズ、ナフテン酸亜鉛、オクチル酸コバル
ト、オクチル酸鉄、オクチル酸亜鉛、オクチル酸ジルコ
ニウム、オクチル酸マンガン、ジブトキシアセトアルコ
キシアルミニウム、ジイソプロポキシアセトアルコキシ
アルミニウムなどが挙げられ、アミノ基含有シランカッ
プリング剤としてN−(β−アミノエチル)アミノプロ
ピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリエト
キシシラン、トリ(n−ヘキシル)アミン、ジアザビシ
クロウンデセン等の有機アミン触媒などが挙げられる。
【0026】この触媒の配合量は、(A)成分100部
に対して0.001〜5部であるが、特に0.1〜2部
とすることが好ましい。この配合量が0.001部未満
の場合は樹脂組成物が硬化せず、また、5部を超えると
ゲル化、触媒沈殿などが起こり、保存安定性上に問題が
ある。
【0027】本発明の樹脂組成物には、更に(D)成分
として下記式(3)又は(4)で表される3官能架橋剤
を配合することが好ましく、この(D)成分は、(B)
成分の配合だけでは硬度や硬化性が十分に得られない場
合に効果的に用いられる。
【0028】
【化8】
【0029】式中R4〜R7は、好ましくは置換又は非置
換の炭素数1〜6の1価炭化水素基であり、具体的には
メチル基,エチル基,プロピル基等のアルキル基、フェ
ニル基等のアリール基などを挙げることができる。この
ような3官能架橋剤として、具体的にはメチルトリ(メ
チルエチルケトオキシム)シラン、ビニルトリ(メチル
エチルケトオキシム)シラン、メチルトリ(ジメチルケ
トオキシム)シラン、ビニルトリ(ジメチルケトオキシ
ム)シラン、メチルトリ(イソプロペニルオキシ)シラ
ン、ビニルトリ(イソプロペノキシ)シラン、フェニル
トリ(イソプロペノキシ)シランなどが挙げられる。
【0030】(D)成分の配合量は(A)成分100部
に対して0〜50部、特に5〜40部とすることが好ま
しい。この配合量が50部を超えるとコーティング膜が
脆くなって柔軟性がなくなる場合がある。
【0031】本発明の組成物は、塗布作業の効率の点か
ら有機溶剤で希釈して用いることが好ましい。このよう
な有機溶剤としては、トルエン,キシレン,ベンゼン等
の芳香族炭化水素、メタノール,エタノール,イソプロ
ピルアルコール等のアルコール類、n−ヘキサン,n−
ヘプタン,オクタン,リグロイン,工業用ガソリン等の
脂肪族炭化水素、トリクロロエチレン,四塩化炭素,
1,1,1−トリクロロエタン,パークロロエチレン等
の塩素化溶剤、メチルエチルケトン,メチルイソブチル
ケトン,シクロヘキサノン等のケトン系有機溶媒などが
挙げられる。このうち、特にオルガノポリシロキサンへ
の溶解性の高いトルエン、キシレンが好ましい。なお、
この有機溶剤の使用量は任意量とすることができる。
【0032】また、本発明の組成物には金属、ゴム等へ
の密着性を向上させる目的で、シランカップリング剤を
添加することもできる。このシランカップリング剤とし
ては、例えば下記式で示すものが挙げられる。なお、こ
れらは単独で用いても2種以上を混合して用いてもよ
い。
【0033】
【化9】
【0034】シランカップリング剤の添加量は(A)成
分100部に対して0.01〜10部とすることが好ま
しい。
【0035】更に、本発明の組成物には、離型性、潤滑
性を向上させる目的で、タルク,シリカ,窒化珪素粉末
等の無機質微粉末又はシリコーン樹脂微粉末,ポリエチ
レン微粉末等の有機質微粉末を配合することができる。
この場合、配合量は(A)成分100部に対して0.0
1〜10部とすることが好ましい。
【0036】また、本発明の目的を損なわない範囲で染
料、顔料等の着色剤を添加することも可能である。
【0037】本発明の組成物を硬化させるには常法を採
用することができ、例えば室温中に1〜7日間放置する
ことによって空気中の湿分で硬化させてもよく、また、
80〜150℃程度に加熱することによって熱硬化させ
る方法を採用することもできる。
【0038】
【実施例】以下、実施例と比較例を示し、本発明を具体
的に説明するが、本発明は下記の実施例に制限されるも
のではない。各例の説明に先立ち、本発明の組成物に配
合されるオルガノポリシロキサンの製造例について説明
する。
【0039】[製造例]CH3Si(OCH33109
部、下記式(7)で表されるシロキサン14.8部、ト
ルエン74.9部を混合し、次いでメタンスルホン酸
3.4部、水25.9部を滴下し、50℃で5時間かけ
て熟成させ、炭酸水素ナトリウム4.7部を投入して中
和した。次にメタノールを留去し、トルエンで希釈し、
不揮発分40%、オルガノポリシロキサントルエン溶液
(以下、レジンA溶液という)を製造した。レジンA溶
液の25℃における粘度は10センチストークス(c
s)であった。なお、得られたレジンAは下記の通りの
ものである。
【0040】
【化10】
【0041】[実施例1]レジンA溶液100部、ゴム
揮発油100部、下記式(8)で表される2官能架橋剤
12部、下記式(9)で表されるシランカップリング剤
0.8部、ジブチルスズジオクテート0.4部を混合
し、厚さ0.3mmのみがき軟鋼板に流し塗りし、これ
を5分間風乾し、150℃で30分間かけて熱硬化さ
せ、5μmのコーティング膜を得た。
【0042】
【化11】
【0043】得られたコーティング膜について下記の物
性試験を行った。結果を表1に示す。
【0044】密着性:JIS−K5400の6〜15項
に準じ、被膜を1mm間隔で縦、横11本ずつナイフで
カッティングして100個の枡目を形成し、粘着性セロ
ハンテープ(セロテープ、ニチバン社製)をこの枡目に
貼着して剥がすことによって、剥離テストを行い、剥離
後に残存する枡目の数で評価した。 耐屈曲性:JIS−K5400の6〜16項に準じ、マ
ンドレステスト(間隔2mm)を行い、下記基準で評価
した。 ○:外観異常なし ×:外観異常あり 撥水性:水接触角で示した。 潤滑性:動摩擦係数で示した。
【0045】[実施例2]実施例1において、式(8)
で表される2官能架橋剤の代わりに下記式(10)で表
される2官能架橋剤を用いた以外は実施例1と同様にし
てコーティング膜を得、同様の物性試験を行った。結果
を表1に併記する。
【0046】
【化12】
【0047】[実施例3]実施例1において式(8)で
表される2官能架橋剤の配合量を8部とし、下記式(1
1)で表される3官能架橋剤を12部加えた以外は実施
例1と同様にしてコーティング膜を得、同様の物性試験
を行った。結果を表1に併記する。
【0048】
【化13】
【0049】[実施例4]実施例1において式(8)で
表される2官能架橋剤の配合量を2部とし、上記式(1
1)で表される3官能架橋剤を12部加えた以外は実施
例1と同様にしてコーティング膜を得、同様の物性試験
を行った。結果を表1に併記する。
【0050】[実施例5]実施例1において式(8)で
表される2官能架橋剤の代わりに下記式(12)で表さ
れる2官能架橋剤を用いた以外は実施例1と同様にして
コーティング膜を得、同様の物性試験を行った。結果を
表1に併記する。
【0051】
【化14】
【0052】[比較例1]実施例1において式(8)で
表される2官能架橋剤の代わりに実施例3で用いたもの
と同様の式(11)で表される3官能架橋剤を用いた以
外は実施例1と同様にしてコーティング膜を得、同様の
物性試験を行った。結果を表1に併記する。
【0053】[比較例2]実施例1において式(8)で
表される2官能架橋剤の配合量を60部とし、実施例3
で用いたものと同様の式(11)で表される3官能架橋
剤を12部加えた以外は実施例1と同様にしてコーティ
ング膜を得たが、この膜は脆いものであった。また、こ
のコーティング膜について実施例1と同様の物性試験を
行った。結果を表1に併記する。
【0054】[比較例3]実施例1においてジブチルス
ズオクテートを用いない以外は実施例1と同様にして得
られた組成物を硬化させたところ、150℃/30分の
硬化条件で硬化したものの、空気中では硬化しなかっ
た。また、実施例1と同様の物性試験を行った。結果を
表1に併記する。
【0055】[比較例4]実施例1においてジブチルス
ズオクテートの配合量を6部とした以外は実施例1と同
様して硬化物を得たところ、密栓で2日後ゲル化した。
また、実施例1と同様の物性試験を行った。結果を表1
に併記する。
【0056】
【表1】
【0057】また、実施例1及び比較例1で得られたコ
ーティング膜をESCA分析した。結果を表2に示す。
【0058】
【表2】
【0059】表2の結果から、実施例1におけるコーテ
ィング膜表面の組成比はSi:O:C=1:1:2であ
り、ジメチルシロキサン単位がコーティング膜の表面に
存在していることがわかる。
【0060】
【発明の効果】本発明によれば、濡れ性が良好で塗布む
らがなく、均一なコーティング膜が得られ、かつ基材に
経時によって低下し難い良好な離型性及び潤滑性を付与
することができるコーティング用樹脂組成物を得ること
ができる。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)1分子中にシラノール基を3個以
    上有するシリコーンワニス100重量部、 (B)下記式(1)又は(2)で表される2官能架橋剤
    0.1〜50重量部、 【化1】 (式(1),(2)において、R1,R2,R3は1価炭
    化水素基、Meはメチル基、nは0〜4の整数であ
    る。) (C)縮合反応用触媒0.01〜5重量部、を配合して
    なることを特徴とするコーティング用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の組成物に、更に (D)下記式(3)又は(4)で表される3官能架橋剤
    を配合してなることを特徴とする請求項1記載のコーテ
    ィング用樹脂組成物。 【化2】 (式(3),(4)において、R4,R5,R6,R7は1
    価炭化水素基である。)
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