JP2679422B2 - 冷暖房装置 - Google Patents
冷暖房装置Info
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- JP2679422B2 JP2679422B2 JP3019165A JP1916591A JP2679422B2 JP 2679422 B2 JP2679422 B2 JP 2679422B2 JP 3019165 A JP3019165 A JP 3019165A JP 1916591 A JP1916591 A JP 1916591A JP 2679422 B2 JP2679422 B2 JP 2679422B2
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- Japan
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- valve
- spring
- water
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- Other Air-Conditioning Systems (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は冷暖房を最適に制御でき
るようにした冷暖房装置に関する。
るようにした冷暖房装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】最近の空調装置では建物の一箇所に蓄熱
槽を設け、この蓄熱槽に夏は冷水を蓄え、冬は温水を蓄
えるものがある。春秋の中間期に冷温水を準備するので
ある。そして、熱的に余裕を持った状態で夏冬に対応し
ている。また、室内の熱環境に応じて温水パネルや加湿
装置を使用するが、温水パネルは結露の問題から冬専用
であり、加湿装置も夏は空気中の湿度が高まるので、何
れも冬季にのみ使用するのが普通である。
槽を設け、この蓄熱槽に夏は冷水を蓄え、冬は温水を蓄
えるものがある。春秋の中間期に冷温水を準備するので
ある。そして、熱的に余裕を持った状態で夏冬に対応し
ている。また、室内の熱環境に応じて温水パネルや加湿
装置を使用するが、温水パネルは結露の問題から冬専用
であり、加湿装置も夏は空気中の湿度が高まるので、何
れも冬季にのみ使用するのが普通である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】したがって、温水パネ
ルや加湿装置への通水バルブは年２回駆動するだけであ
る。このための通水バルブの制御は中央監視盤あるいは
リモコンパネルによって切換信号や運転信号を送信して
行っていた。自動制御装置は高価であり、またこのよう
な年２回の切換のための設備は停止している期間が長い
ために、メンテナンスを怠ると錆が原因で故障すること
も多く、一般には普及しにくい点を否めなかった。
ルや加湿装置への通水バルブは年２回駆動するだけであ
る。このための通水バルブの制御は中央監視盤あるいは
リモコンパネルによって切換信号や運転信号を送信して
行っていた。自動制御装置は高価であり、またこのよう
な年２回の切換のための設備は停止している期間が長い
ために、メンテナンスを怠ると錆が原因で故障すること
も多く、一般には普及しにくい点を否めなかった。
【０００４】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あって、その目的は設置コストやランニングコストの点
で極めて有利な簡易な構成による冷暖房装置を提供する
にある。
あって、その目的は設置コストやランニングコストの点
で極めて有利な簡易な構成による冷暖房装置を提供する
にある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る冷暖房装置は配管路を開閉する配管バ
ルブの弁躯体内に弁を開閉駆動するバネを設け、該バネ
を一定の設定温度で伸縮運動する形状記憶合金で形成し
た冷暖房装置であって、該弁躯体は、加湿装置と前記加
湿装置の給水管との間の通水を前記弁により制御する隘
路と、前記隘路から分離画成され、前記形状記憶合金か
ら成るバネ部分に熱源からの冷温水を通水するための冷
温水配管とを有するのである。
に、本発明に係る冷暖房装置は配管路を開閉する配管バ
ルブの弁躯体内に弁を開閉駆動するバネを設け、該バネ
を一定の設定温度で伸縮運動する形状記憶合金で形成し
た冷暖房装置であって、該弁躯体は、加湿装置と前記加
湿装置の給水管との間の通水を前記弁により制御する隘
路と、前記隘路から分離画成され、前記形状記憶合金か
ら成るバネ部分に熱源からの冷温水を通水するための冷
温水配管とを有するのである。
【０００６】
【作用】暖房時と冷房時とでは使用する冷温水の温度差
が摂氏４０度前後に及ぶ。したがって、弁を駆動するバ
ネは設定温度で形状を変えるマルテンサイト変態によ
り、冷水使用時と温水使用時とでは形状を変えながら弁
の位置を移動させ、冷暖房時に冷温水が流れる配管経路
を自動的に切換える。このバネ部分に冷温水を直接流す
ことにより弁の動きを機敏確実にする。
が摂氏４０度前後に及ぶ。したがって、弁を駆動するバ
ネは設定温度で形状を変えるマルテンサイト変態によ
り、冷水使用時と温水使用時とでは形状を変えながら弁
の位置を移動させ、冷暖房時に冷温水が流れる配管経路
を自動的に切換える。このバネ部分に冷温水を直接流す
ことにより弁の動きを機敏確実にする。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例について図面を
参照にして詳細に説明する。図１は冷暖房装置を構成す
る加湿装置１３を示す。空調機３の内部には加湿用ノズ
ル１５および熱交換器４７がある。熱交摸器１７はパイ
プ９に直列に挿入してあり、パイプ９内を流れる冷温水
の熱を室内１内に供給する。暖房時には室内１の空気が
乾燥するので、加湿ノズル１５を稼働させる。冷房時に
は加湿装置１３は使用しない。それ故に加湿装置１３は
加湿ノズル１５と給水管１９との間に夏冬切換用の配管
バルブ１１ａを設け、更に配管バルブ１１ａと加湿ノズ
ル１５との間に水量調節バルブ２１を具備している。暖
房時には配管バルブ１１ａが暖まって 弁が開くようにパ
イプ９をバルブ１１ａに当てるように配管して熱伝導を
生じさせている。配管バルブ１１ａが開けば水量調節バ
ルブ２１を通して加湿ノズル１５に水を供給できるもの
である。この実施例では配管バルブ１１ａが暖房時に弁
を開く構成になっている。
参照にして詳細に説明する。図１は冷暖房装置を構成す
る加湿装置１３を示す。空調機３の内部には加湿用ノズ
ル１５および熱交換器４７がある。熱交摸器１７はパイ
プ９に直列に挿入してあり、パイプ９内を流れる冷温水
の熱を室内１内に供給する。暖房時には室内１の空気が
乾燥するので、加湿ノズル１５を稼働させる。冷房時に
は加湿装置１３は使用しない。それ故に加湿装置１３は
加湿ノズル１５と給水管１９との間に夏冬切換用の配管
バルブ１１ａを設け、更に配管バルブ１１ａと加湿ノズ
ル１５との間に水量調節バルブ２１を具備している。暖
房時には配管バルブ１１ａが暖まって 弁が開くようにパ
イプ９をバルブ１１ａに当てるように配管して熱伝導を
生じさせている。配管バルブ１１ａが開けば水量調節バ
ルブ２１を通して加湿ノズル１５に水を供給できるもの
である。この実施例では配管バルブ１１ａが暖房時に弁
を開く構成になっている。
【０００８】図２、図３に配管バルブ１１ａを示す。配
管バルブ１１ａは、冷温水搬送用のパイプ９を接続し、
冷温水を通す流路（冷温水配管）３７と給水管１９を接
続する給水流路３７ａとの二つの流路を具備している。
図２の実施例は配管バルブ１１ａの上の方が給水流路３
７ａで給水管１９を接続し、加湿装置１３への給水路を
開閉している。また、下の方が流路３７になっており、
空調機３に送る冷温水がそのまま流れる。図２の実施例
では配管バルブ１１ａに冷温水の流路３７を設けている
ので、配管バルブ１１ａを通らないバイパス管３９は不
要でもあるが、配管バルブ１１ａ内の弁駆動用のバネ３
１ａに冷温水の温度を伝えるため、流路３７を最小径に
選択した場合には必ず必要である。図３に配管バルブ１
１ａの断面を示す。
管バルブ１１ａは、冷温水搬送用のパイプ９を接続し、
冷温水を通す流路（冷温水配管）３７と給水管１９を接
続する給水流路３７ａとの二つの流路を具備している。
図２の実施例は配管バルブ１１ａの上の方が給水流路３
７ａで給水管１９を接続し、加湿装置１３への給水路を
開閉している。また、下の方が流路３７になっており、
空調機３に送る冷温水がそのまま流れる。図２の実施例
では配管バルブ１１ａに冷温水の流路３７を設けている
ので、配管バルブ１１ａを通らないバイパス管３９は不
要でもあるが、配管バルブ１１ａ内の弁駆動用のバネ３
１ａに冷温水の温度を伝えるため、流路３７を最小径に
選択した場合には必ず必要である。図３に配管バルブ１
１ａの断面を示す。
【０００９】配管の接続方向に抜ける隘路２３を穿ち、
更に隘路２３を開閉する弁２５を収容した弁躯体２７か
ら成る配管バルブ１１ａは弁躯体２７の上部に隘路２３
を有し、これを遮蔽する弁２５が垂直下方へ延びる軸２
９にて上下に動くようにバネ３１ａで弁躯体２７内に吊
持してある。即ち、軸２９は弁躯体２７内において水平
に形成した部分を上下動自在に弁２５から下へ貫通し、
貫通突出した軸部分にコイルバネ３１ａを嵌装し、軸２
９の底端を蓋３３で押さえている。蓋３３は弁躯体２７
に螺着する。
更に隘路２３を開閉する弁２５を収容した弁躯体２７か
ら成る配管バルブ１１ａは弁躯体２７の上部に隘路２３
を有し、これを遮蔽する弁２５が垂直下方へ延びる軸２
９にて上下に動くようにバネ３１ａで弁躯体２７内に吊
持してある。即ち、軸２９は弁躯体２７内において水平
に形成した部分を上下動自在に弁２５から下へ貫通し、
貫通突出した軸部分にコイルバネ３１ａを嵌装し、軸２
９の底端を蓋３３で押さえている。蓋３３は弁躯体２７
に螺着する。
【００１０】図３において、配管バルブ１１ａは隘路２
３を給水管１９に接続して流路３７ａとしている。ま
た、コイルバネ３１ａ側を弁躯体２７内において隘路２
３と水平隔壁４１で分離画成し、コイルバネ３１ａの一
端を隔壁４１に係止固定している。またバネの一端を軸
２９の先端に止め、他端を水平隔壁４１に固定し、バネ
３１ａの温度が下がり収縮したときには、収縮力で強制
的に流路３７ａを閉じる。バネ３１ａに冷温水の温度を
迅速適正に伝達するため、バネ３１ａの存在する部分を
流路（冷温水配管）３７とし、またバルブ１１ａの修
理、点検を考慮すればバイパス管３９を設けておいた方
が便利である。このようにして給水管１９を開閉するバ
ルブ１１ａは冷温水の温度を直接的に検知して作動す
る。さらに、軸２９の底端部には流路３７ａの側壁に沿
って上下に案内される鍔４３を装着し、この鍔４３と水
平隔壁４１との間に反発する補助バネ４５を縮設してい
る。この補助バネ４５にて暖房時には弁２５を開き方向
に付勢しているが、弁２５が軸２９の上に位置するの
で、補助バネ４５を引張りバネとし、その上限両端部を
鍔４３と水平隔壁４１との両方に係止させ、バネ３１ａ
の収縮変形を助けるようにしても良い。
３を給水管１９に接続して流路３７ａとしている。ま
た、コイルバネ３１ａ側を弁躯体２７内において隘路２
３と水平隔壁４１で分離画成し、コイルバネ３１ａの一
端を隔壁４１に係止固定している。またバネの一端を軸
２９の先端に止め、他端を水平隔壁４１に固定し、バネ
３１ａの温度が下がり収縮したときには、収縮力で強制
的に流路３７ａを閉じる。バネ３１ａに冷温水の温度を
迅速適正に伝達するため、バネ３１ａの存在する部分を
流路（冷温水配管）３７とし、またバルブ１１ａの修
理、点検を考慮すればバイパス管３９を設けておいた方
が便利である。このようにして給水管１９を開閉するバ
ルブ１１ａは冷温水の温度を直接的に検知して作動す
る。さらに、軸２９の底端部には流路３７ａの側壁に沿
って上下に案内される鍔４３を装着し、この鍔４３と水
平隔壁４１との間に反発する補助バネ４５を縮設してい
る。この補助バネ４５にて暖房時には弁２５を開き方向
に付勢しているが、弁２５が軸２９の上に位置するの
で、補助バネ４５を引張りバネとし、その上限両端部を
鍔４３と水平隔壁４１との両方に係止させ、バネ３１ａ
の収縮変形を助けるようにしても良い。
【００１１】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る冷暖房装置は配管路を開閉する配管バルブの弁躯体内
に弁を開閉駆動するバネを設け、該バネを一定の設定温
度で伸縮運動する形状記憶合金で形成した冷暖房装置で
あって、該弁躯体は、加湿装置と前記加湿装置の給水管
との間の通水を前記弁により制御する隘路と、前記隘路
から分離画成され、前記形状記憶合金から成るバネ部分
に熱源からの冷温水を通水するための冷温水配管とを有
することとしているので、バネに冷温水の温度を伝達す
る手段が直接的になり、バネおよび弁の挙動を迅速確実
に行わせ得る効果がある。
る冷暖房装置は配管路を開閉する配管バルブの弁躯体内
に弁を開閉駆動するバネを設け、該バネを一定の設定温
度で伸縮運動する形状記憶合金で形成した冷暖房装置で
あって、該弁躯体は、加湿装置と前記加湿装置の給水管
との間の通水を前記弁により制御する隘路と、前記隘路
から分離画成され、前記形状記憶合金から成るバネ部分
に熱源からの冷温水を通水するための冷温水配管とを有
することとしているので、バネに冷温水の温度を伝達す
る手段が直接的になり、バネおよび弁の挙動を迅速確実
に行わせ得る効果がある。
【図１】本発明の冷暖房装置を構成する加湿装置を示す
系統図である。
系統図である。
【図２】加湿装置に使用する本発明の配管バルブを例示
した側面図である。
した側面図である。
【図３】図２のイ−イ矢視線で示す矢視図である。
【図４】図２の配管バルブの開閉運動とバネの挙動を示
す説明図である。
す説明図である。
３ 空調機 ９ パイプ １１ａ 配管バルブ １３ 加湿装置 １５ 加湿ノズル １７ 熱交換器 １９ 給水管 ２１ 水量調節バ
ルブ ２３ 隘路 ２５ 弁 ２７ 弁躯体 ２９ 軸 ３１ａ コイルバネ ３３ 蓋 ３７ 流路（冷温水配管） ３７ａ 隘路 ３９ バイパス管 ４１ 水平隔壁 ４３ 鍔 ４５ 補助バネ
ルブ ２３ 隘路 ２５ 弁 ２７ 弁躯体 ２９ 軸 ３１ａ コイルバネ ３３ 蓋 ３７ 流路（冷温水配管） ３７ａ 隘路 ３９ バイパス管 ４１ 水平隔壁 ４３ 鍔 ４５ 補助バネ
Claims (1)
- 【請求項１】 配管路を開閉する配管バルブの弁躯体内
に弁を開閉駆動するバネを設け、該バネを一定の設定温
度で伸縮運動する形状記憶合金で形成した冷暖房装置で
あって、該弁躯体は、加湿装置と前記加湿装置の給水管
との間の通水を前記弁により制御する隘路と、前記隘路
から分離画成され、前記形状記憶合金から成るバネ部分
に熱源からの冷温水を通水するための冷温水配管とを有
することを特徴とする冷暖房装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3019165A JP2679422B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 冷暖房装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3019165A JP2679422B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 冷暖房装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04240323A JPH04240323A (ja) | 1992-08-27 |
| JP2679422B2 true JP2679422B2 (ja) | 1997-11-19 |
Family
ID=11991766
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3019165A Expired - Fee Related JP2679422B2 (ja) | 1991-01-21 | 1991-01-21 | 冷暖房装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2679422B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020040430A1 (ko) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 주식회사 칸필터 | 공기정화장치 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4642402B2 (ja) * | 2004-07-27 | 2011-03-02 | 株式会社環境設備計画 | 空調設備の温度制御方式 |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6252043A (ja) * | 1985-08-31 | 1987-03-06 | 東洋製罐株式会社 | 継目被覆溶接缶 |
| JPS63101378U (ja) * | 1986-10-09 | 1988-07-01 | ||
| JPH01269836A (ja) * | 1988-04-22 | 1989-10-27 | Hitachi Cable Ltd | 集中冷暖房システムにおける個別負荷独立制御方法 |
| JPH0231978A (ja) * | 1988-07-22 | 1990-02-01 | Nippon Seiko Kk | パワーステアリング装置 |
| JPH0670494B2 (ja) * | 1989-07-05 | 1994-09-07 | 株式会社光合金製作所 | 温度制御弁 |
-
1991
- 1991-01-21 JP JP3019165A patent/JP2679422B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2020040430A1 (ko) * | 2018-08-20 | 2020-02-27 | 주식회사 칸필터 | 공기정화장치 |
| US11885527B2 (en) | 2018-08-20 | 2024-01-30 | Khanfilter, Inc. | Air purification device |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04240323A (ja) | 1992-08-27 |
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| JPH0120333B2 (ja) | ||
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |