JPH0231978A - パワーステアリング装置 - Google Patents
パワーステアリング装置Info
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- JPH0231978A JPH0231978A JP63181496A JP18149688A JPH0231978A JP H0231978 A JPH0231978 A JP H0231978A JP 63181496 A JP63181496 A JP 63181496A JP 18149688 A JP18149688 A JP 18149688A JP H0231978 A JPH0231978 A JP H0231978A
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- steering
- shaft
- gear mechanism
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- torque
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 4
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 4
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 13
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 239000003638 chemical reducing agent Substances 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 2
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 1
- 230000036316 preload Effects 0.000 description 1
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- Power Steering Mechanism (AREA)
- Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、軽自動車におけるワンボックスカー等の運転
席及び車体前端間のスペースが少ない自動車に好適なパ
ワーステアリング装置に関する。
席及び車体前端間のスペースが少ない自動車に好適なパ
ワーステアリング装置に関する。
一般に、軽自動車におけるワンボックスカー等において
は、運転席と車体前端部間のスペースが少ないため、普
通乗用車に使用するパワーステアリング装置をそのまま
適用することはレイアウト上困難である。
は、運転席と車体前端部間のスペースが少ないため、普
通乗用車に使用するパワーステアリング装置をそのまま
適用することはレイアウト上困難である。
このため、従来、軽自動車に採用するパワーステアリン
グ装置としては、例えば実開昭63−43874号公報
(以下、第1従来例と称す)に記載されているように、
ステアリングシャフトとステアリングギヤ機構との間に
操舵力の伝達方向を変換するトランスファギヤ機構を設
け、その入力軸又は出力軸に補助操舵力を発生する電動
機を接続し、この電動機をステアリングシャフトに設け
たトルク検出器の検出信号に基づいて制御する構成が知
られている。
グ装置としては、例えば実開昭63−43874号公報
(以下、第1従来例と称す)に記載されているように、
ステアリングシャフトとステアリングギヤ機構との間に
操舵力の伝達方向を変換するトランスファギヤ機構を設
け、その入力軸又は出力軸に補助操舵力を発生する電動
機を接続し、この電動機をステアリングシャフトに設け
たトルク検出器の検出信号に基づいて制御する構成が知
られている。
また、トルク検出器としては、特開昭61−41672
号公報(以下、第2従来例と称す)に記載されているよ
うに、ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置
のピニオン軸を支承するベアリング部にトルク検出器を
設けた構成が知られている。
号公報(以下、第2従来例と称す)に記載されているよ
うに、ラックアンドピニオン式パワーステアリング装置
のピニオン軸を支承するベアリング部にトルク検出器を
設けた構成が知られている。
しかしながら、上記第1従来例にあっては、ステアリン
グシャフトにトルク検出器を設けるようにしているので
、ステアリングシャフトの重量が増加し、高速走行時等
にステアリングホイールが振動して操舵感覚が低下する
という未解決の課題があった。
グシャフトにトルク検出器を設けるようにしているので
、ステアリングシャフトの重量が増加し、高速走行時等
にステアリングホイールが振動して操舵感覚が低下する
という未解決の課題があった。
また、第2従来例にあっては、ステアリングギヤ機構に
トルク検出器を設けているので、ヒステリシスが大きく
なると共に、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さが長
くなり、スペースを確保することができないという未解
決の課題があった。
トルク検出器を設けているので、ヒステリシスが大きく
なると共に、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さが長
くなり、スペースを確保することができないという未解
決の課題があった。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に鑑みて
なされたもので、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さ
を短くし、且つステアリングシャフトの高速走行時等の
振動を抑制し、さらにステアリングシャフト及びステア
リングギヤ間の操舵系のレイアウトの自由度を大きくし
、しかもヒステリシスの少ないトルク検出特性を得るこ
とができるパワーステアリング装置を提供することを目
的としている。
なされたもので、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さ
を短くし、且つステアリングシャフトの高速走行時等の
振動を抑制し、さらにステアリングシャフト及びステア
リングギヤ間の操舵系のレイアウトの自由度を大きくし
、しかもヒステリシスの少ないトルク検出特性を得るこ
とができるパワーステアリング装置を提供することを目
的としている。
本発明のパワーステアリング装置は、ステアリングホイ
ールの操舵力を伝達するステアリングシャフトと、該ス
テアリングシャフトの回転変位を直線変位に変換するス
テアリングギヤ機構と、該ステアリングギヤ機構に操舵
補助力を伝達する操舵補助機構とを備えたパワーステア
リング装置において、前記ステアリングシャフトと前記
ステアリングギヤ機構との間に操舵力の伝達方向を変換
するトランスファギヤ機構を設け、該トランスファギヤ
機構の入力軸及び出力軸の何れか一方にトルク検出器を
設けたことを特徴としている。
ールの操舵力を伝達するステアリングシャフトと、該ス
テアリングシャフトの回転変位を直線変位に変換するス
テアリングギヤ機構と、該ステアリングギヤ機構に操舵
補助力を伝達する操舵補助機構とを備えたパワーステア
リング装置において、前記ステアリングシャフトと前記
ステアリングギヤ機構との間に操舵力の伝達方向を変換
するトランスファギヤ機構を設け、該トランスファギヤ
機構の入力軸及び出力軸の何れか一方にトルク検出器を
設けたことを特徴としている。
ここで、トルク検出器としては、トランスファギヤ機構
の入力軸又は出力軸を支承するベアリング部に設けた圧
電素子、抵抗線歪ゲージ等の感圧素子で構成することが
小型化するために好ましい。
の入力軸又は出力軸を支承するベアリング部に設けた圧
電素子、抵抗線歪ゲージ等の感圧素子で構成することが
小型化するために好ましい。
本発明では、ステアリングシャフト及びステアリングギ
ヤ機構間に設けたトランスファギヤ機構の入力軸又は出
力軸にトルク検出器を設けるようにしているので、トル
ク検出器でステアリングシャフトに伝達される操舵力を
少ないヒステリシスで正確に検出することができると共
に、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さを短くするこ
とができる。さらに、トランスファギヤ機構にトルク検
出器を設けることにより、このトランスファギヤ機構の
基本的形状をマニュアルステアリングと略同じものとし
得るので、当該機構の取付位置の制約がパワーステアリ
ングであるがために生じることはなく、パワーステアリ
ング装置のレイアウトの自由度を大きくすることができ
る。
ヤ機構間に設けたトランスファギヤ機構の入力軸又は出
力軸にトルク検出器を設けるようにしているので、トル
ク検出器でステアリングシャフトに伝達される操舵力を
少ないヒステリシスで正確に検出することができると共
に、ステアリングギヤ機構の入力軸の長さを短くするこ
とができる。さらに、トランスファギヤ機構にトルク検
出器を設けることにより、このトランスファギヤ機構の
基本的形状をマニュアルステアリングと略同じものとし
得るので、当該機構の取付位置の制約がパワーステアリ
ングであるがために生じることはなく、パワーステアリ
ング装置のレイアウトの自由度を大きくすることができ
る。
以下、本発明の実施例を図面について説明する。
第1図は、本発明の第1の実施例を示す概要図であり、
ステアリングホイール1がステアリングコラム2内に回
動自在に支承されたステアリングシャフト3、トランス
ファギヤ機構4を介してラックピニオン式ステアリング
ギヤ5のピニオン軸5aに連結されている。
ステアリングホイール1がステアリングコラム2内に回
動自在に支承されたステアリングシャフト3、トランス
ファギヤ機構4を介してラックピニオン式ステアリング
ギヤ5のピニオン軸5aに連結されている。
トランスファギヤ機構4は、第2図に示すように、中心
軸が交差するように形成された円筒部6a、5bを一体
に形成した全体としてく字状のハウジング6を有し、そ
の円筒部6a内にステアリングシャフト3にユニバーサ
ルジヨイント7を介して連結された入力軸8がボールベ
アリング9a及びニードルベアリング9bによって回動
自在に支承され、円筒部6b内にユニバーサルジヨイン
ト10及びインクミディ二一トシャフト1)を介してス
テアリングギヤ5に連結された出力軸12が同様にボー
ルベアリング13a及び二−ドルベアリング13bによ
って回動自在に支承されている。入力軸8及び出力軸1
2は、両者の近接端部に形成された傘歯車14及び15
が噛合してこれらによって入力軸8に伝達される操舵力
が出力軸12に伝達される。ここで、ボールベアリング
9aは、その外輪が円筒部6aの端部に螺合されロック
ナツト16で固定されたスリーブ17に保持され、この
スリーブ17のボールベアリング9aより外方側にオイ
ルシール18が介挿されている。
軸が交差するように形成された円筒部6a、5bを一体
に形成した全体としてく字状のハウジング6を有し、そ
の円筒部6a内にステアリングシャフト3にユニバーサ
ルジヨイント7を介して連結された入力軸8がボールベ
アリング9a及びニードルベアリング9bによって回動
自在に支承され、円筒部6b内にユニバーサルジヨイン
ト10及びインクミディ二一トシャフト1)を介してス
テアリングギヤ5に連結された出力軸12が同様にボー
ルベアリング13a及び二−ドルベアリング13bによ
って回動自在に支承されている。入力軸8及び出力軸1
2は、両者の近接端部に形成された傘歯車14及び15
が噛合してこれらによって入力軸8に伝達される操舵力
が出力軸12に伝達される。ここで、ボールベアリング
9aは、その外輪が円筒部6aの端部に螺合されロック
ナツト16で固定されたスリーブ17に保持され、この
スリーブ17のボールベアリング9aより外方側にオイ
ルシール18が介挿されている。
また、ボールベアリング13aは、外輪が円筒部6bに
形成された段部に係合し、内輪が出力軸12に螺合され
ロックナツト19によって固定されたスリーブ20に当
接され、このスリーブ20と円筒部6aとの間にオイル
シール21が配設されている。なお、22は先端に入力
軸8の傘歯車14に当接するフリクションブロック23
を形成したフリクション調整部材、23.24はダスト
カバーである。
形成された段部に係合し、内輪が出力軸12に螺合され
ロックナツト19によって固定されたスリーブ20に当
接され、このスリーブ20と円筒部6aとの間にオイル
シール21が配設されている。なお、22は先端に入力
軸8の傘歯車14に当接するフリクションブロック23
を形成したフリクション調整部材、23.24はダスト
カバーである。
そして、円筒部6bの出力軸12を支承するニードルベ
アリング13bに、その軸心を通り入力軸8と出力軸1
2とのなす平面に直交する平面上の左右対称位置にトル
ク検出器25が配設されている。このトルク検出器25
は、第3図に示すように、円筒部6bの内周面に形成さ
れた凹部26a、Zsb内にニードルベアリング13b
の外輪130に当接するように保持された感圧素子とし
ての一対の圧電素子27a、27bで構成されている。
アリング13bに、その軸心を通り入力軸8と出力軸1
2とのなす平面に直交する平面上の左右対称位置にトル
ク検出器25が配設されている。このトルク検出器25
は、第3図に示すように、円筒部6bの内周面に形成さ
れた凹部26a、Zsb内にニードルベアリング13b
の外輪130に当接するように保持された感圧素子とし
ての一対の圧電素子27a、27bで構成されている。
一方、ラックピニオン式ステアリングギヤ5には、第1
図に示すように、操舵補助力を発生する電動モータ30
が電磁クラッチ31及び減速機32を介して連結されて
いる。
図に示すように、操舵補助力を発生する電動モータ30
が電磁クラッチ31及び減速機32を介して連結されて
いる。
電動モータ30及び電磁クラッチ31は、前記圧電素子
27a、27bのトルク検出信号及び車速検出器33か
らの車速検出信号が入力されるコントローラ34によっ
て駆動制御される。このコントローラ34は、トルク検
出器27a、27bのトルク検出信号に基づいて所定の
演算処理を実行して電動モータ30を駆動する駆動電流
を設定し、これを電動モータ30に出力すると共に、車
速検出器33からの車速検出信号に基づいて車速か所定
設定車速未満のときに電磁クラッチ31を接続状態に、
所定設定車速以上のときに電磁クラッチ31を切断状態
にそれぞれ制御Bする。
27a、27bのトルク検出信号及び車速検出器33か
らの車速検出信号が入力されるコントローラ34によっ
て駆動制御される。このコントローラ34は、トルク検
出器27a、27bのトルク検出信号に基づいて所定の
演算処理を実行して電動モータ30を駆動する駆動電流
を設定し、これを電動モータ30に出力すると共に、車
速検出器33からの車速検出信号に基づいて車速か所定
設定車速未満のときに電磁クラッチ31を接続状態に、
所定設定車速以上のときに電磁クラッチ31を切断状態
にそれぞれ制御Bする。
次に、上記実施例の動作を説明する。今、車両が停車状
態にあるときには、車速検出器33の車速検出信号が零
であるので、電磁クラッチ31がコントローラ34によ
って接続状態に制御される。
態にあるときには、車速検出器33の車速検出信号が零
であるので、電磁クラッチ31がコントローラ34によ
って接続状態に制御される。
この状態で、ステアリングホイール1に操舵力を作用さ
せていないときには、トランスファギヤ機構4に操舵力
が伝達されていないので、その出力軸12を左右方向に
移動させる外力が作用することがな(、圧電素子27a
、27bのトルク検出信号は零又は零近傍の値となって
いる。このため、コントローラ34から電動モータ30
に対する駆動電流は出力されず、電動モータ30は回転
停止状態を維持する。
せていないときには、トランスファギヤ機構4に操舵力
が伝達されていないので、その出力軸12を左右方向に
移動させる外力が作用することがな(、圧電素子27a
、27bのトルク検出信号は零又は零近傍の値となって
いる。このため、コントローラ34から電動モータ30
に対する駆動電流は出力されず、電動モータ30は回転
停止状態を維持する。
この状態からステアリングホイール1を例えば右切りし
て所謂据え切り状態とすると、その回転力がステアリン
グシャフト3、トランスファギヤ機構4、インタミディ
エートシャフト1)を介してラックピニオン式ステアリ
ングギヤ5のピニオン軸5aに伝達され、ここで直線駆
動力に変換されて転舵輪(図示せず)を右方向に転舵す
る。
て所謂据え切り状態とすると、その回転力がステアリン
グシャフト3、トランスファギヤ機構4、インタミディ
エートシャフト1)を介してラックピニオン式ステアリ
ングギヤ5のピニオン軸5aに伝達され、ここで直線駆
動力に変換されて転舵輪(図示せず)を右方向に転舵す
る。
このとき、車両が停車状態であるので、転舵輪を転舵さ
せる際に、ステアリングホイール1にある程度大きな操
舵力を必要とし、この操舵力がステアリングシャフト3
を介してトランスファギヤ機構4の入力軸8に伝達され
る。一方、トランスファギヤ機構4の出力軸12は、イ
ンタミディエートシャフト1)を介して負荷としてのラ
ンクアンドビニオン式ステアリングギヤ5に連結されて
いるので、入力軸8に伝達された右回転方向の操舵力に
より、出力軸12の傘歯車15が第2図で紙面と直交す
る手前側即ち第3図で左方向に押圧されることになり、
これに伴ってニードルベアリング13bの外輪も手前側
に押圧されて、これと当接する圧電素子27aから操舵
力に応じた操舵トルク検出信号がコントローラ34に出
力される。
せる際に、ステアリングホイール1にある程度大きな操
舵力を必要とし、この操舵力がステアリングシャフト3
を介してトランスファギヤ機構4の入力軸8に伝達され
る。一方、トランスファギヤ機構4の出力軸12は、イ
ンタミディエートシャフト1)を介して負荷としてのラ
ンクアンドビニオン式ステアリングギヤ5に連結されて
いるので、入力軸8に伝達された右回転方向の操舵力に
より、出力軸12の傘歯車15が第2図で紙面と直交す
る手前側即ち第3図で左方向に押圧されることになり、
これに伴ってニードルベアリング13bの外輪も手前側
に押圧されて、これと当接する圧電素子27aから操舵
力に応じた操舵トルク検出信号がコントローラ34に出
力される。
したがって、コントローラ34から操舵トルク検出信号
の値に応じた駆動電流が電動モータ30に出力され、こ
れが時計方向に回転駆動されて操舵補助力が発生され、
この操舵補助力が接続状態に制御されている電磁クラッ
チ31及び減速機32を介してラックアンドピニオンギ
ヤ5のランク軸5bに伝達され、これによってステアリ
ングホイール1の操舵を軽く行うことができる。
の値に応じた駆動電流が電動モータ30に出力され、こ
れが時計方向に回転駆動されて操舵補助力が発生され、
この操舵補助力が接続状態に制御されている電磁クラッ
チ31及び減速機32を介してラックアンドピニオンギ
ヤ5のランク軸5bに伝達され、これによってステアリ
ングホイール1の操舵を軽く行うことができる。
また、ステアリングホイール1を左切りした場合には、
その操舵力がトランスファギヤ機構4の入力軸8に伝達
されるので、これにより出力軸12が第2図でみて紙面
と直交する後方側即ち第3図で右側に押圧され、圧電素
子27bから操舵力に応じた値の操舵トルク検出信号が
コントローラ34に出力され、このコントローラ34に
よって電動モータ30が反時計方向に回転駆動されて、
所定の操舵補助力がラックアンドビニオン式ステアリン
グギヤ5のラック軸5bに与えられる。
その操舵力がトランスファギヤ機構4の入力軸8に伝達
されるので、これにより出力軸12が第2図でみて紙面
と直交する後方側即ち第3図で右側に押圧され、圧電素
子27bから操舵力に応じた値の操舵トルク検出信号が
コントローラ34に出力され、このコントローラ34に
よって電動モータ30が反時計方向に回転駆動されて、
所定の操舵補助力がラックアンドビニオン式ステアリン
グギヤ5のラック軸5bに与えられる。
そして、車両を発進させて、所定設定車速に達するまで
の間は前記と同様にステアリングホイール1の操舵力に
応じた操舵補助力がラックアンドピニオン式ステアリン
グギヤ5に与えられて操舵を軽く行うことができ、車速
か所定設定車速以上となると、コントローラ34によっ
て電磁クラッチ31が切断状態に制御されるので、電動
モータ30の操舵補助力が遮断され、ステアリングホイ
ール1の操舵力のみによってラックアンドピニオン式ス
テアリングギヤ5のラック軸5bが移動される。
の間は前記と同様にステアリングホイール1の操舵力に
応じた操舵補助力がラックアンドピニオン式ステアリン
グギヤ5に与えられて操舵を軽く行うことができ、車速
か所定設定車速以上となると、コントローラ34によっ
て電磁クラッチ31が切断状態に制御されるので、電動
モータ30の操舵補助力が遮断され、ステアリングホイ
ール1の操舵力のみによってラックアンドピニオン式ス
テアリングギヤ5のラック軸5bが移動される。
このように、上記実施例によると、ステアリングシャフ
ト3及びランクアンドビニオン式ステアリングギヤ5間
に操舵力の伝達方向を変更するトランスファギヤ機構4
を設け、このトランスファギヤ機構4にトルク検出器と
しての圧電素子27a、27bを設けたので、圧電素子
27a、27bから操舵力に応じたヒステリシスの少な
い正確なトルク検出信号を得ることができる。また、ト
ランスファギヤ機構4の円筒部6a、6bの交差角度、
インタミディエートシャフト1)の長さ等は、任意に選
定することができるので、ステアリングシャフト3及び
ラックアンドビニオン式ステアリングギヤ5間の操舵系
の配置自由度(レイアウト)を向上させることができる
。さらに、トルク検出器が設けられたステアリングシャ
フト3の重量増加による高速走行時の振動の発生を低減
することができると共に、ラックアンドピニオン式ステ
アリングギヤ5のピニオン軸5aにトルク検出器を設け
る場合に比較して、ピニオン軸5aの長さを短くするこ
とができ、配置自由度をより向上させることができる。
ト3及びランクアンドビニオン式ステアリングギヤ5間
に操舵力の伝達方向を変更するトランスファギヤ機構4
を設け、このトランスファギヤ機構4にトルク検出器と
しての圧電素子27a、27bを設けたので、圧電素子
27a、27bから操舵力に応じたヒステリシスの少な
い正確なトルク検出信号を得ることができる。また、ト
ランスファギヤ機構4の円筒部6a、6bの交差角度、
インタミディエートシャフト1)の長さ等は、任意に選
定することができるので、ステアリングシャフト3及び
ラックアンドビニオン式ステアリングギヤ5間の操舵系
の配置自由度(レイアウト)を向上させることができる
。さらに、トルク検出器が設けられたステアリングシャ
フト3の重量増加による高速走行時の振動の発生を低減
することができると共に、ラックアンドピニオン式ステ
アリングギヤ5のピニオン軸5aにトルク検出器を設け
る場合に比較して、ピニオン軸5aの長さを短くするこ
とができ、配置自由度をより向上させることができる。
なお、上記実施例では、トルク検出器を一対の圧電素子
27a、27bで構成した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、何れか一方の圧電素子を
省略し、他方の圧電素子にプリロードを与えておくこと
により、一つの圧電素子で操舵方向に応じたトルク検出
値を得ることができる。
27a、27bで構成した場合について説明したが、こ
れに限定されるものではなく、何れか一方の圧電素子を
省略し、他方の圧電素子にプリロードを与えておくこと
により、一つの圧電素子で操舵方向に応じたトルク検出
値を得ることができる。
また、上記実施例においては、トランスファギヤ機構4
の出力軸12を支承するニードルベアリング13bに圧
電素子27a、27bを当接させる場合について説明し
たが、これに限らず出力軸12を支承するボールベアリ
ング13a、入力軸8を支承するニードルベアリング9
b、ボールベアリング9aに圧電素子を当接するように
してもよい。
の出力軸12を支承するニードルベアリング13bに圧
電素子27a、27bを当接させる場合について説明し
たが、これに限らず出力軸12を支承するボールベアリ
ング13a、入力軸8を支承するニードルベアリング9
b、ボールベアリング9aに圧電素子を当接するように
してもよい。
さらに、トルク検出器25としては、圧電素子27a、
27bに限らず、第4図に示すように、トランスファギ
ヤ機構4の出力軸12にかかる操舵力による円筒部6b
の歪を検出する抵抗線歪ゲージ40a、40bを適用す
るようにしてもよく、その他任意の感圧素子を適用し得
る。
27bに限らず、第4図に示すように、トランスファギ
ヤ機構4の出力軸12にかかる操舵力による円筒部6b
の歪を検出する抵抗線歪ゲージ40a、40bを適用す
るようにしてもよく、その他任意の感圧素子を適用し得
る。
またさらに、上記実施例においては、操舵補助力を発生
させる操舵補助機構として、電動モータ30を適用する
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、流体圧シリンダを適用し、流体圧シリンダに供給す
る油圧又は流量をコントローラで制御するようにしても
よい。
させる操舵補助機構として、電動モータ30を適用する
場合について説明したが、これに限定されるものではな
く、流体圧シリンダを適用し、流体圧シリンダに供給す
る油圧又は流量をコントローラで制御するようにしても
よい。
以上のように、本発明によれば、ステアリングシャフト
とステアリングギヤ機構との間にトランスファギヤ機構
を設け、このトランスファギヤ機構の入力軸又は出力軸
にトルク検出器を設けた構成としたので、トルク検出器
でヒステリシスの少ない正確なトルク検出値を得ること
ができ、しかもステアリングシャフトの荷重増加がない
ので高速走行時の振動を低減させることができると共に
、ステアリングギヤ機構のピニオン軸の長さを短くする
ことができ、さらにステアリングシャフト及びステアリ
ングギヤ機構間の操舵系のレイアウトの自由度を向上さ
せることができる等の効果が得られる。
とステアリングギヤ機構との間にトランスファギヤ機構
を設け、このトランスファギヤ機構の入力軸又は出力軸
にトルク検出器を設けた構成としたので、トルク検出器
でヒステリシスの少ない正確なトルク検出値を得ること
ができ、しかもステアリングシャフトの荷重増加がない
ので高速走行時の振動を低減させることができると共に
、ステアリングギヤ機構のピニオン軸の長さを短くする
ことができ、さらにステアリングシャフト及びステアリ
ングギヤ機構間の操舵系のレイアウトの自由度を向上さ
せることができる等の効果が得られる。
また、トルク検出器として感圧素子を使用することによ
り、検出器自体の構成を小型化することができる。
り、検出器自体の構成を小型化することができる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す概要図、第2図は
トランスファギヤ機構の一例を示す縦断面図、第3図は
トルク検出器を示す第2図のAA線断面図、第4図はト
ルク検出器の他の例を示す第3図と同様の断面図である
。 ■・・・・・・ステアリングホイール、3・・・・・・
ステアリングシャフト、4・・・・・・トランスファギ
ヤ機構、5・・・・・・ラックピニオン式ステアリング
ギヤ、5a・・・・・・ビニオシ軸、5b・・・・・・
ラック軸、6・・・・・・ハウジング、8・・・・・・
入力軸、9a・・・・・・ボールベアリング、9b・・
・・・・ニードルベアリング、12・・・・・・出力軸
、13a・・・・・・ボールベアリング、13b・・・
・・・ニードルベアリング、25・・・・・・トルク検
出器、27a。 27b・・・・・・圧電素子、30・・・・・・電動モ
ータ、31・・・・・・電磁クラッチ、32・・・・・
・減速機、34・・・・・・コントローラ、40a、4
0b・・・・・・抵抗線歪ゲージ。
トランスファギヤ機構の一例を示す縦断面図、第3図は
トルク検出器を示す第2図のAA線断面図、第4図はト
ルク検出器の他の例を示す第3図と同様の断面図である
。 ■・・・・・・ステアリングホイール、3・・・・・・
ステアリングシャフト、4・・・・・・トランスファギ
ヤ機構、5・・・・・・ラックピニオン式ステアリング
ギヤ、5a・・・・・・ビニオシ軸、5b・・・・・・
ラック軸、6・・・・・・ハウジング、8・・・・・・
入力軸、9a・・・・・・ボールベアリング、9b・・
・・・・ニードルベアリング、12・・・・・・出力軸
、13a・・・・・・ボールベアリング、13b・・・
・・・ニードルベアリング、25・・・・・・トルク検
出器、27a。 27b・・・・・・圧電素子、30・・・・・・電動モ
ータ、31・・・・・・電磁クラッチ、32・・・・・
・減速機、34・・・・・・コントローラ、40a、4
0b・・・・・・抵抗線歪ゲージ。
Claims (4)
- (1)ステアリングホィールの操舵力を伝達するステア
リングシャフトと、該ステアリングシャフトの回転変位
を直線変位に変換するステアリングギヤ機構と、該ステ
アリングギヤ機構に操舵補助力を伝達する操舵補助機構
とを備えたパワーステアリング装置において、前記ステ
アリングシャフトと前記ステアリングギヤ機構との間に
操舵力の伝達方向を変換するトランスファギヤ機構を設
け、該トランスファギヤ機構の入力軸及び出力軸の何れ
か一方にトルク検出器を設けたことを特徴とするパワー
ステアリング装置。 - (2)前記トルク検出器は、入力軸又は出力軸を支承す
るベアリング部に設けられた感圧素子で構成されている
請求項(1)記載のパワーステアリング装置。 - (3)前記感圧素子は、圧電素子である請求項(2)記
載のパワーステアリング装置。 - (4)前記感圧素子は、抵抗線歪ゲージである請求項(
2)記載のパワーステアリング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63181496A JPH0231978A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | パワーステアリング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63181496A JPH0231978A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | パワーステアリング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0231978A true JPH0231978A (ja) | 1990-02-01 |
Family
ID=16101775
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63181496A Pending JPH0231978A (ja) | 1988-07-22 | 1988-07-22 | パワーステアリング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0231978A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240323A (ja) * | 1991-01-21 | 1992-08-27 | Ohbayashi Corp | 冷暖房装置 |
-
1988
- 1988-07-22 JP JP63181496A patent/JPH0231978A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04240323A (ja) * | 1991-01-21 | 1992-08-27 | Ohbayashi Corp | 冷暖房装置 |
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