JP2678841B2 - 微粒子分散ぺースト及びこれを用いた金属膜の製造方法 - Google Patents

微粒子分散ぺースト及びこれを用いた金属膜の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は微粒子分散ぺースト及び
これを用いた金属膜の製造方法に係り、詳しくは例えば
セラミックス基材上へ塗布することにより電極、配線、
回路等の導電膜が容易に作製できる微粒子分散ぺースト
及びこれを用いた金属膜の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】今日、導電性を有する機能性高分子とし
て種々のものが開発されているが、その中でもP−アセ
チレン、P−パラフェニレン、P−パラフェニレンビニ
レン、P−チオフェン、P−アニリン、P−ピロール等
に代表されるπ共役系電子を利用する高分子群があり、
導電率1〜105 S/cmとほぼ金属と同等になるもの
が知られている。一方、他の導電性を有する高分子材料
としては、高分子マトリックスに金属粉、金属繊維、カ
ーボンブラック等の導電体を充填したものがあるが、そ
の導電率は10-4〜1S/cmと低いものである。
【0003】ところが、上記導電性高分子は共役結合が
できてしまうと、溶剤にも溶けず成形加工ができないた
め、導電膜を作製するのは困難であること、また空気中
に長時間放置すると導電率が低下するといった大きな問
題があった。また、他の導電膜を作製する方法として
は、金属の真空蒸着法、スパッタ法、メッキ法、金属ペ
ースト等によって基材上に金属膜を作っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の真空蒸
着法、スパッタ法、メッキ法では比較的薄い金属膜を作
製することができるが、厚い膜を形成することは不適切
であり、基材との付着力も充分ではなかった。また、金
属ペーストでは金属を溶かすための温度が高いため、使
用できる基材が限られ、あるいは基材が熱で損傷した
り、基材や金属膜がこれに生じた残留応力により外力を
受けると破損しやすくなることがあった。本発明は、こ
のような問題点を改善するものであり、特にセラミック
ス基材上へ強固に付着する電極、配線、回路等の導電膜
を水素ガス等の還元性雰囲気中でなくても大気中あるい
は減圧中で容易に作製でき、しかも低温で金属膜を作製
できて基材や金属膜に損傷を与えにくい微粒子分散ぺー
スト及びこれを用いた金属膜の製造方法を提供する。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の特徴とす
るところは、融解した結晶性高分子を蒸発固化させるか
あるいは超急冷させることによって得られる熱力学的に
不安定な高分子層を作製し、この高分子層の表面に金属
層を密着した後、上記高分子層を該融解温度以下で加熱
して高分子層を安定化させることで金属層から微粒子化
した金属あるいは金属酸化物の微粒子を高分子内に分散
し、得られた高分子複合物を有機溶剤に溶解させること
により該微粒子を分散させた微粒子分散ぺーストにあ
る。また、本発明では溶解した結晶性高分子と、予め結
晶性高分子中に分散した金属あるいは金属酸化物の微粒
子と、金属粉末とからなる微粒子分散ぺーストも含む。
【0006】また 他の特徴とするところは、融解した
結晶性高分子を蒸発固化させるかあるいは超急冷させる
ことによって得られる熱力学的に不安定な高分子層を作
製し、この高分子層の表面に金属層を密着した後、上記
高分子層を該融解温度以下で加熱して高分子層を安定化
させることで金属層から微粒子化した金属あるいは金属
酸化物の微粒子を高分子内に分散させ、これにより得ら
れた高分子複合物を有機溶剤に溶解することによって微
粒子分散ぺーストとし、これを基材の表面に塗布し、大
気圧下あるいは減圧下にて加熱し、ぺースト中の高分子
を分解させることにより金属膜を作製することを特徴と
する微粒子分散ぺーストを用いた金属膜の製造方法にも
ある。
【0007】即ち、本発明においては、図1より図4に
示すように、高分子複合物を得る工程からなる。まず、
第1に高分子層を熱力学的に不安定な状態に成形するこ
とである。これは具体的に言うと、結晶性高分子を真空
中で加熱して融解し蒸発させて下地1の上に高分子層2
を固化する真空蒸着方法、あるいは結晶性高分子を融解
温度以上で融解し、この状態のまま直ちに液体窒素等に
投入して急冷し、下地1の上に高分子層2を付着させる
融解急冷固化方法などがある。
【0008】真空蒸着方法の場合には、通常の真空蒸着
装置を使用して10-4〜10-6Toorの真空度、蒸着
速度0.1〜100μm/分、好ましくは0.5〜5μ
m/分で、ガラス等の下地1の上に高分子層2を得るこ
とができる。融解急冷固化方法では、結晶性高分子を融
解し、該高分子固有の臨界冷却速度以上の速度で冷却
し、高分子層2を得る。得られた高分子層2は熱力学的
に不安定な状態におかれ、時間の経過につれて平衡状態
へ移行する。
【0009】本発明で使用する結晶性高分子は、例えば
ナイロン6、ナイロン66、ナイロン11、ナイロン1
2、ナイロン69、ポリエチレンテレフタレート(PE
T)、ポリビニルアルコール、ポリフェニレンスルフィ
ド(PPS)等である。
【0010】 続いて、前記熱力学的に不安定にある高
分子層は、第3図に示すように、その表面に金属層3
を密着させる工程へと移される。この工程では真空蒸着
装置によって金属3を高分子層2に蒸着させるか、もし
くは金属箔、金属板を直接高分子層2に密着させる等の
方法で金属層3を高分子層2に積層させる。その金属材
料としては銅、金、銀、白金、鉄、ニッケル、コバル
ト、スズ、亜鉛、セリウム、イットリウム等であり、特
に銅がよい。
【0011】 上記金属層3と高分子層2とが密着した
複合物を、加熱して高分子層2を安定状態へ移行させ
る。この工程では前記金属層付の高分子層2を恒温槽中
で結晶性高分子の融解温度以下において加熱する。その
結果、第図に示されるように金属層3の金属は、粒径
300nm以下、より好ましくは100nm以下の金属
もしくは金属酸化物の微粒子4となって高分子層2内へ
拡散浸透し、この状態は高分子層2が完全に緩和するま
で続き、高分子層2に付着している金属層3はその厚さ
も減少して最終的に無くなる。(図3及び図4参照)従
って、金属層3が全て金属もしくは金属酸化物の微粒子
4となって高分子層2に分散するためには、その厚みを
調節する必要がある。
【0012】前記微粒子4は金、銀、白金等の金属と、
Cu2 O、Fe3 4 、ZnO、Y2 3 等の金属酸化
物を含んでいる。
【0013】尚、この工程で高分子層2を加熱すると、
高分子層2が金属もしくは金属酸化物の微粒子4との相
互作用で固有の着色を示し、金属もしくは金属酸化物の
微粒子4が高分子層2内へ浸透していることがわかる。
また、この色は金属もしくは金属酸化物の種類、金属も
しくは金属酸化物の粒子径、高分子の種類により変化し
うる。このようにして得られた高分子複合物5は、図4
に示すように微粒子4が独立した状態で分離分散してい
る。
【0014】得られた高分子複合物5は、図5に示すよ
うに、メタクレゾール、ジメチルホルムアミド、シクロ
ヘキサン、ギ酸等の有機溶剤に混合し溶解させ、微粒子
4を均一に分散させたペーストにする。微粒子は粒径が
小さく高分子との相互作用が存在するためにペースト中
で高分子との分離、沈澱が生じない。この場合、微粒子
の含有量は5〜80重量%、好ましくは20〜60重量
%である。また、金属粉末を高分子複合物5とともに併
用することができ、これによって抵抗値を下げることが
できる。ペーストの金属もしくは金属酸化物の微粒子4
は、粒子径の大きい金属粉末の間隙やその周囲を包囲し
た状態で焼結して金属粉末間を連結させるために抵抗値
が低下し、しかも金属粉末を基材に付着させる。この金
属粉末は銅、金、銀、白金、鉄、ニッケル、コバルト、
スズ、亜鉛、セリウム、イットリウム等であり、その添
加量は1〜90重量%で、粒径は0.1〜30μmであ
る。
【0015】このペースト6は、図6および図7に示す
ように、アルミナ、窒化アルミニウム、炭化珪素、窒化
珪素、サイアロン、チタン酸バリウム、PBZT等から
なる基材7に塗布した後、大気圧下あるいは減圧下にて
加熱してぺースト中の高分子を分解させることにより金
属もしくは金属酸化物の微粒子4を焼結して基材7上に
金属膜8を作製する。尚、ペースト6を基材7に塗布し
た後、乾燥しなくてもよいが、好ましくは常圧下で50
〜200°Cで乾燥し溶剤を除去するほうがよく、更に
は0.5〜2Torrの減圧下150〜200°Cで乾
燥し溶剤を除去するとよい。また、加熱温度は微粒子4
によって異なるが、Cu2 Oの場合は400〜900°
C、好ましくは500〜700°Cであり、通常の銅粉
末を溶融させる温度よりはるかに低い。
【0016】
【作用】本発明のペースト6に含有している粒径300
nm以下の金属もしくは金属酸化物の微粒子4は、粒径
が小さく高分子との相互作用が存在するためにペースト
中で高分子との分離、沈澱が起こらず、また融点の低下
によって低温で基材7と反応し、付着強度の大きな強固
な金属膜8が得られる。つまり、このペースト6中の微
粒子4は低温で溶融、焼結して金属膜を形成するため、
基材7や金属膜8の熱による損傷が少なく、また残留応
力が小さくて外力に対して破壊しにくい。しかも、微粒
子4の含有量や塗布量を変えることによっても、金属膜
8の厚みを調整することができる。
【0017】更に、金属粉末を高分子複合物5とともに
併用することができ、これによって抵抗値を下げること
ができる。これは、ペーストの金属もしくは金属酸化物
の微粒子4を粒子径の大きい金属粉末の間隙やその周囲
を包囲した状態で焼結して金属粉末間を連結させるため
に導電性を高めている。しかも、金属粉末を覆う微粒子
4がは基材7に付着するため、強固に基材7と反応す
る。このため、このペースト6は、例えばセラミックス
基材上へ電極、配線、回路等の導電膜を容易に作製でき
る。
【0018】
【実施例】次に、本発明を具体的な実施例により更に詳
細に説明する。 実施例1、比較例1〜2 真空蒸着装置を用いて、ナイロン11のポリマーペレッ
ト5gをタングステンボード中に入れ、10-6Torr
に減圧する。次いで、電圧を印加してタングステンボー
ドを真空中で加熱してポリマーを融解させ、取り付け台
の上部に設置した下地(ガラス板)上に、10-4〜10
-6Torrの真空度で約1μm/分の速度で厚さ約5μ
mの蒸着膜の高分子層を得た。この高分子層の分子量は
前記ポリマーペレットの1/2〜1/10程度になって
いる。
【0019】更に、銅チップをタングステンボード中に
入れて加熱融解して10-4〜10-6Torrの真空度で
蒸着を行って高分子層の上に銅蒸着膜を付着させた。こ
れを真空蒸着装置から取り出し、120°Cに保持した
恒温槽中に10分間放置して複合物を得た。その結果、
この高分子複合物にはCu2 Oが40vol%含有し、
その大きさは1〜15nmであった。
【0020】 上記高分子複合物をメタクレゾールに溶
解させてペーストとし、これを基板(窒化アルミニウ
ム)の1cmの領域に塗布し、これを所定温度で10
分間、減圧下で加熱して微粒子をメタライジングして金
属膜を作製した。上記金属膜を入射角1.0°の薄膜X
線回折装置(理学電機社製RIN1200)を用いて
X線回折パターンを測定した。図8に示すように、メタ
ライジングした金属膜はナイロン11が存在せず、しか
も微粒子のCuOが還元されてCuを生成し、結晶子
サイズの大きい膜に成長していることが判る。
【0021】 この金属膜の上に2mm×2mmの大き
さでハンダ付けした領域を2か所設けた。これらのハン
ダ付け部の間隔は5mmである。また、このハンダ付け
部に直径0.8mmのリード線を取り付けた。電気抵抗
値はこの2本のリード線間をデジタルマルチメータによ
り測定した。膜強度は2mm×2mmの金属膜に直径
0.8mmのリード線をハンダ付けし、基材とリード線
の付着力をバネ計りで計測した。この結果を表1に示
す。
【0022】
【表1】
【0023】また、比較例1として粒径5μmの銅粉を
基板(窒化アルミ)の1cm2 の領域にばらまき、所定
温度で加熱したとき金属膜が形成されるか否かを観測し
た。更に、比較例2としてナイロン11のポリマーペレ
ット30gをメタクレゾール50gに溶解させ、これに
同じ粒径5μmの銅粉20gを混合してペースト化し
た。これを基板(窒化アルミニウム)の1cm2の領域
に塗布し、これを所定温度で10分間、減圧下で加熱し
て金属膜が形成されるか否かを観測した。この結果を表
2に示す。
【0024】
【表2】
【0025】これによると、本発明のペーストでは50
0°Cで加熱してもCu2 Oの微粒子が基板上で溶融、
焼結して金属膜が形成されたが、比較例の銅粉では12
00°Cで溶融したが、基板上で凝集して球形状となっ
て基板に付着せず、濡れが悪いことが判った。
【0026】実施例2 実施例1と同じ高分子複合物に比較例1に用いた粒径5
μmの銅粉を25重量%添加し、これをメタクレゾール
に溶解させてペーストとした。これを実施例1と同じよ
うに、これを基板(窒化アルミニウム)の1cm2 の領
域に塗布し、所定温度で10分間、減圧下で加熱して金
属膜を作製した。この金属膜の特性を表3に示す。
【0027】
【表3】
【0028】 この結果によると、実施例2ように銅
粉を含有したペーストを用いても、銅粉の融点より低い
温度で導電性があり膜強度の大きい金属膜を形成するこ
とできる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、本発明における微粒子化
した金属もしくは金属酸化物を含有させた微粒子分散ぺ
ースト及びこれを用いた金属膜の製造方法では、微粒子
の粒径が小さく高分子との相互作用が存在するためにペ
ースト中で高分子との分離、沈澱が起こらず安定したも
のになり、またこのペースト中の微粒子が低温で溶融、
焼結して基材上と反応し、付着強度の大きな強固な金属
膜を形成するため、基材や金属膜の熱による損傷が少な
く、また残留応力が小さくて外力に対して破壊しにく
い。しかも、微粒子の含有量を変えることにより、膜の
厚みを調整することができる。また、このぺーストに金
属粉末も含めることができてこれによって抵抗値を下
げ、しかも金属粉末を含む金属膜を強固に基材に付着す
ることができる。特に、微粒子としてCu2 Oを分散さ
せたぺーストでは、例えばセラミックス基材上へ電極、
配線、回路等の導電膜が容易に作製できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】下地の上に高分子層を形成した後の状態を示す
断面図である。
【図2】高分子層の上に金属層を付着させた状態を示す
断面図である。
【図3】高分子層の表面に金属層を積層した積層物を加
熱した後の状態を示す断面図である。
【図4】本発明において使用する高分子複合物の断面図
である。
【図5】本発明の微粒子分散ぺーストを容器に入れた状
態を示す図である。
【図6】本発明の金属膜の製造方法であり、微粒子分散
ぺーストを基材の上に塗布した状態を示す図である。
【図7】本発明の金属膜の製造方法であり、基材の上に
塗布した微粒子分散ぺーストを加熱して金属膜を得た状
態を示す図である。
【図8】実施例1により得られた微粒子分散ぺーストと
これを加熱して得られた金属膜との薄膜X線回折パター
ン図である。
【符号の説明】
1 下地 2 高分子層 3 金属層 4 微粒子 5 高分子複合物 6 ぺースト 7 基材 8 金属膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き 審査官 中田 とし子

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融解した結晶性高分子を蒸発固化させる
    かあるいは超急冷させることによって得られる熱力学的
    に不安定な高分子層を作製し、この高分子層の表面に金
    属層を密着した後、上記高分子層を該融解温度以下で加
    熱して高分子層を安定化させることで金属層から微粒子
    化した金属あるいは金属酸化物の微粒子を高分子内に分
    散し、得られた高分子複合物を有機溶剤に溶解させるこ
    とにより該微粒子を分散させたことを特徴とする微粒子
    分散ぺースト。
  2. 【請求項2】 溶解した結晶性高分子と、予め結晶性高
    分子中に分散させた金属あるいは金属酸化物の微粒子
    と、金属粉末とからなる請求項1記載の微粒子分散ぺー
    スト。
  3. 【請求項3】 結晶性高分子中に分散していた金属ある
    いは金属酸化物の微粒子が粒径300nm以下である請
    求項1または2記載の微粒子分散ぺースト。
  4. 【請求項4】 微粒子化した金属酸化物がCu2 Oであ
    る請求項1記載の微粒子分散ぺースト。
  5. 【請求項5】 融解した結晶性高分子を蒸発固化させる
    かあるいは超急冷させることによって得られる熱力学的
    に不安定な高分子層を作製し、この高分子層の表面に金
    属層を密着した後、上記高分子層を該融解温度以下で加
    熱して高分子層を安定化させることで金属層から微粒子
    化した金属あるいは金属酸化物の微粒子を高分子内に分
    散させ、これにより得られた高分子複合物を有機溶剤に
    溶解することによって微粒子分散ぺーストとし、これを
    基材の表面に塗布し、大気圧下あるいは減圧下にて加熱
    し、ぺースト中の高分子を分解させることにより金属膜
    を作製することを特徴とする微粒子分散ぺーストを用い
    た金属膜の製造方法。
  6. 【請求項6】 高分子複合物と金属粉末とを有機溶剤に
    溶解させた微粒子分散ぺーストを用いる請求項5記載の
    微粒子分散ぺーストを用いた金属膜の製造方法。
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