JP2678411B2 - 海苔の検査方法および装置 - Google Patents
海苔の検査方法および装置Info
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Description
しているか検査する方法および装置に関するものであ
る。
る方法や装置は夫々提案されている(特開昭63−84
463号公報、特開昭63−84464号公報参照)。
これらの公報に記載されているものは、乾海苔の搬送通
路を挟んで、一方側に光源が配備され、他方側にイメー
ジセンサが配備されており、乾海苔の破損部や欠損部を
透過する光線を検出測定して、当該乾海苔の良品、不良
品の識別を行うものである。
光のみを検出測定して判断していたのでは、当該乾海苔
の表面に付着している微細な羽毛や紙屑等の異物は検出
できず、完全な良否判断をすることができなかった。そ
こで、本発明者は、乾海苔の透過光のみならず反射光を
も検出測定し、前記異物をより確実に検出する方法およ
び装置に関する発明を提案している(特願平2−172
62号参照)。
説明する。図1は正面図、図2は平面図そして図3はブ
ロック図である。これらの図において、1はシート上の
乾燥海苔で、所定の寸法に形成されている。当該海苔1
は、平行併設されている2連のベルトコンベア2、3に
載置されて図中右側から左方に約40m/分の速度で搬
送される。前記ベルトコンベア2、3は夫々上流側コン
ベア2a、3aと下流側コンベア2b、3bに分割さ
れ、当該分割部に、ガラス等にて形成されている透明板
4が装着されている。
上方に、海苔1の光電変換手段(反射パターン読取手
段)としての第1カメラ5が備えられている。当該第1
カメラ5には、前記ベルトコンベア2、3の搬送方向と
直交方向に延在するライン型固体撮像素子(CCD)が
内蔵されると共に、所定のレンズ・フィルタ6が装着さ
れている。前記CCDのライン方向の素子数は1024
画素で、そのスキャンレートは500KHzないし4M
Hzである。
前記ベルトコンベア2、3の上方には、測定光線を入射
するための露光手段としての150W程度の第1ハロゲ
ンランプ7が備えられ、当該第1ハロゲンランプ7の光
照射部にフィルタ8が装着されている。
下流側には、反射ミラー9が備えられると共に、当該反
射ミラー9によって反射された光線を海苔1の表面の被
照射部(露光される部位)に収斂するための、前記ベル
トコンベア2、3の搬送方向と直交方向に延在するシリ
ンドリカルレンズ10が備えられている。なお、前記反
射ミラー9とシリンドリカルレンズ10を使用する代わ
りに、シリンドリカルな凹面鏡を使用してもよい。 前
記シリンドリカルレンズ10と海苔1との間には、当該
シリンドリカルレンズ10を透過してきた光線を、その
振動方向を一定に偏光するための第1偏光フィルタPF
1が介装されている。
タ6の下部には前記第1偏光フィルタPF1と偏光方向
が直交し、当該第1偏光フィルタPF1にて偏光された
光線がそのまま到来した場合には、当該光線を遮断する
ための第2偏光フィルタPF2が装着されている。上流
側コンベア2a、3aと下流側コンベア2b、3bの分
割部に設けられている光拡散板4の上方には、海苔1の
透過パターン読取手段(光電変換手段)としての第2カ
メラ11が備えられている。当該第2カメラ11にもレ
ンズ・フィルタ12が装着されている。
前記ベルトコンベア2、3の下方にも、露出手段として
の、前記第1ハロゲンランプ7と同様の第2ハロゲンラ
ンプ13が設けられ、当該第2ハロゲンランプ13にも
フィルタ14が装着されている。そして、第2ハロゲン
ランプ13の水平方向下流側に、前記光拡散板4の直下
には、前述と同様な反射ミラー15が備えられると共
に、当該反射ミラー15によって反射された光線を海苔
1の裏面の被照射部(光線が透過される部位)に収斂す
るための、前述と同様のシリンドリカルレンズ16が設
けられている。
ゲンランプ13は、共通の光源用の安定化電源17に接
続されている。また、前記第1カメラ5、第2カメラ1
1はカメラコントローラ18に接続され、当該カメラコ
ントローラ18はオシロスコープ19やCRTモニタシ
ステム20に接続されている。また、機構部にはタイミ
ングセンサ(ロータリエンコーダ)21や駆動制御回路
22等が備えられている。なお、図示はしないが前記ベ
ルトコンベア2、3には不良の海苔1を選別し排出する
不良品排出装置が備えられている。
ルトコンベア2、3の中間部上方に備えられているの
は、前記第1カメラ5、第2カメラ11が海苔1から離
間し、各ベルトコンベア2、3上の2枚の海苔1のパタ
ーンが、同時にレンズ6、12にてCCD上に投影結像
されるからである。22、23はいずれもコンベアロー
ラである。
送されてきた海苔1は、第1ハロゲンランプ7にて上方
から露光され、露光された部位の反射光によって具現化
された反射パターン(異物が混入されていない海苔は略
一様に黒色を呈しており、決まった模様は存在しな
い。)は、前記第1カメラ5で読み取られる。読み取ら
れた反射パターンは電気信号に変換され、カメラコント
ローラ18にて信号処理がなされる。そして当該パター
ンが所定のパターンと比較されて、それが同一であれば
(略一様に黒色を呈していれば)、当該海苔1の表面に
は藻、海鳥の羽毛や紙片等の明度が高い異物は存在しな
いことになる。
の表面に付着している場合には、反射パターンは一様で
なくなり(明度の高い部分が形成されたパターンとな
り)、当該海苔1に異物が付着していることが検出され
る。海苔1の表面は光沢を有しているため、前記偏光フ
ィルタPF1、PF2が存在しない場合、露光された被
測定面にて測定光線が反射し、当該海苔1の表面に異物
が付着していないにもかかわらず、前記第1カメラ5に
て反射パターンが読み取られて、異物が存在するものと
誤検知される。
ている発明では、前述のように、相互に偏光方向の異な
る第1、第2偏光フィルタPF1、PF2が備えられて
いるので、海苔1の表面の光沢による反射光がカットさ
れ異物による反射光のみが第1カメラ5によって検知さ
れ、誤検知することはない。これは海苔1の表面の光沢
部では測定光線が正反射し、当該反射光はその振動方向
はあまり変えられないので、第2偏光フィルタPF2を
通過することができず、第1カメラ5によっては検知さ
れないからである。
動方向が一定にされた測定光線は、異物によって乱反射
され反射光線の振動方向は一部変えられるので、第2偏
光フィルタPF2を通過し得る光線も発生する。かかる
光線が前記第2偏光フィルタPF2を通過すると第1カ
メラ5によって、その存在が検知され、異物の存在が識
別されることになる。この第1カメラ5にて検出される
異物は、前述のように、主として海苔1の表面に付着し
た明度が高く且つ比重の小なるものでありさえすれば、
不透明のものや半透明のものは問われないが、海苔1の
裏面に付着したり内部に混入されている異物は検出する
ことはできない。そこで、かかる異物を検出するため
に、第2カメラ11が必要となる。
反射パターンが読み取られた後の海苔1は、前記光拡散
板4の上部にて、第2ハロゲンランプ13によって下方
から露光され、露光された部位の透過光によって具現化
された透過パターン(異物が混入されていない海苔は略
一様に半透明状を呈しており、決まった模様は存在しな
い。)は前記第2カメラ11で読み取られる。読み取ら
れた透過パターンは電気信号に変換され、前記反射パタ
ーンの場合と同様に処理され異物が検出される。ただ
し、この場合に検出される異物は、金属片、不透明樹脂
片や木片等の不透明のもので、その明度には関わらな
い。即ち、海苔1の表裏や内部を問わず、不透明の異物
が混入されていれば、当該異物は透過パターンとして第
2カメラ11にて読み取られ、検出されることになる。
明の異物が、海苔1の裏面や内部に混入されている場合
には、いずれのカメラ5、11にても当該異物は検出さ
れないが、一般に、海苔1に混入される明度の高い異物
は比重が小であることが経験則上知られているので、実
質的に問題となることはない。以上の様にして、第1カ
メラ5や第2カメラ11にて異物が検出された海苔1は
所定の場所に排出される。
て説明する。当該例において前述の例と同一部分には同
一の符号を付し詳細な説明は省略する。なお、この例に
おいては、1連のコンベア2のみについて説明する。上
流側コンベア2a、3aと下流側コンベア2b、3bの
分割部に設けられている透明板4の上方には、ベルトコ
ンベア2、3の搬送方向と直交する方向に延在する、露
光手段としての線上の第1発光ダイオードアレイ(LE
Dアレイ)24と、当該第1LEDアレイ24と平行併
設される線状の光電変換手段としての密着型イメージセ
ンサ(密着型一次元CCDセンサ)25とからなるイメ
ージ読取ユニット26が設けられている。
ルミニウムの引抜型材にて形成されており、上部に前記
イメージセンサ25が固着されているプリント基板2
7、下部に第1LEDアレイ24および下流側にイメー
ジセンサ25の延在方向と平行な方向に密接配列されて
いる短焦点レンズアレイ28が、夫々固設されている。
前記第1LEDアレイ24の下面には前述の例と同様の
第1偏光フィルタPF1が、短焦点レンズアレイ28の
下面には第2偏光フィルタPF2が、夫々固着されてい
る。これらの偏光フィルタPF1、PF2の作用は前述
と同様である。
ジ読取ユニット26の反対側には、即ち前記光拡散板4
の下方にも、露光手段としての、前記イメージセンサ2
5の延在方向と平行な方向に延材する前記第1LEDア
レイ24と同様の第2LEDアレイ29が固設された露
光ユニット30が、対向配備されている。前記露光ユニ
ット30も前記イメージ読取ユニット26と同様に、そ
の基体はアルミニウムの引抜型材にて形成されている。
沿って、前記イメージ読取ユニット26の上流側と下流
側には、夫々海苔1の到来を検出するための反射型フォ
トセンサ31、32が設けられている。当該例の動作は
基本的には前述の例と異なるところはないが、当該例で
は前述の例における一方のカメラ(5又は11)に対応
するイメージセンサ25しか存在せず、イメージセンサ
25が、第1カメラ5および第2カメラ11を兼用する
構成となっている。
場合には、第1LEDアレイ24が発光し、海苔1の透
過パターンを読み取る場合には、第2LEDアレイ29
が発光するように制御される。即ち図8にそのタイミン
グを示すように、第1LEDアレイ24と第2LEDア
レイ29は交互に発光し、イメージセンサ25は何れか
のLEDアレイ(24又は29)が発光している際に動
作するように制御される。従って、この装置においては
イメージセンサ25は1本でよく、反射パターンと透過
パターンは実質的に同一位置にて読み取られ、小型化、
軽量化されると共に低価格化が実現される。
と透過パターンは異なる位置に読み取られ、装置は大型
化するが、2連のベルトコンベア2、3を同時にカバー
するので高速度で大量に処理することができる。なお、
この例において処理速度を上げるために、第1LEDア
レイ24、第2LEDアレイ29やイメージセンサ25
を、その延在方向(主走査方向に)に沿って複数に分割
してもよい。また、発光色の異なるLEDアレイ(例え
ば赤色、黄色、緑色等)を複数列併設し、それらのLE
Dアレイを同時若しくは交互に発光させて、あらゆる色
の異物に対応させることも可能である。
この応用例では、透明板4を挟んで、対称形状の第1の
イメージ読取ユニット26と第2のイメージ読取ユニッ
ト33が対向配備されており、海苔1の表面側の反射パ
ターンや透過パターンのみならず、裏面側の反射パター
ンをも読み取るものである。この第2のイメージ読取ユ
ニット33において、34は第2イメージセンサ、35
は第3LEDアレイ、36は第2短焦点レンズアレイそ
して37は第2プリント基板である。而して、この応用
例の動作は、図8にその動作タイミングを示すように、
前記第1LEDアレイ24と第3LEDアレイ35が交
互に発光するが、第3LEDアレイ35は第1LEDア
レイ24の2倍の時間だけ発光する。
1LEDアレイ24と第3LEDアレイ35が発光して
いる間に1度ずつ動作し、第1LEDアレイ24の発光
時には海苔1の表面側の反射パターンを読み取り、第3
LEDアレイ35の発光時には海苔1の透過パターンを
読み取る。また、第2イメージセンサ34は、第1イメ
ージセンサ25の動作後、第3LEDアレイ35が発光
している間に1度動作して海苔1の裏面側の反射パター
ンを読み取る。
偏光フィルタPF1aおよび第2偏光フィルタPF2a
が夫々装着されると共に、下部にも第1偏光フィルタP
F1bおよび第2偏光フィルタPF2bが夫々装着され
ている。この場合、海苔1の透過光はそのまま第1イメ
ージセンサ25に到達させる必要から、少なくとも下部
と第1偏光フィルタPF1bと上部の第2偏光フィルタ
PF2aの偏光方向は同一に形成されている
び方法では、反射率や透過率が一様な一定の海苔を検査
する場合に、精度よく異物を検出できる。しかしなが
ら、海苔はその生産地、種類、収穫時期によって、厚
さ、明度、光沢、色彩等が異なり(極端な場合は同日で
あっても収穫時刻が異なるだけで変化する。)、それに
伴って光線の透過率や反射率が極端に異なる場合があ
る。従って、反射光線や透過光線の信号レベルを、常時
一定の基準値(閾値)と比較していたのでは不正確にな
る虞れがある。
から、多種類の海苔が、しかも長期にわたって供給され
るので、かかる問題が大きくクローズアップされること
になる。なお、上記の問題に対処するためには、海苔の
生産地、種類、収穫時期等が変わる毎に、操作者が基準
値を調整し再設定しなければならないが、かかる調整作
業は煩わしく、失念する虞れもある。
で、海苔の生産地、種類、収穫時期等が変わる毎に、自
動的に基準値を調整し再設定することが可能な海苔の検
査方法および検査装置を実現せんとするものである。
面に測定光線を照射し、当該海苔の表面にて反射した反
射光線を電気信号に変換して当該信号レベルを検出し、
当該信号レベルが基準値以下である場合には前記海苔が
良品であると判断する海苔の検査方法において、予め決
定された初期基準値に基づいて被検査海苔を検査して、
良品と判断された所定枚数の被検査海苔の反射光の信号
レベルを記憶し、その移動平均値に一定値を加算若しく
は一定率を乗算した値を新たな基準値として逐次設定し
て、以後の被検査海苔の良否を逐次新たな基準値に基づ
き判断することを特徴とするものである。
射し、当該海苔を透過した透過光線を電気信号に変換し
て当該信号レベルを検出し、当該信号レベルが基準値以
上である場合には前記海苔が良品であると判断する海苔
の検査方法において、予め決定された初期基準値に基づ
いて被検査海苔を検査して、良品と判断された所定枚数
の被検査海苔の透過光の信号レベルを記憶し、その移動
平均値から一定値を減算若しくは一定率を乗算した値を
新たな基準値として逐次設定して、以後の被検査海苔の
良否を逐次新たな基準値に基づき判断することを特徴と
するものである。
射する露光手段と、当該海苔の表面にて反射した反射光
線を電気信号に変換して当該信号レベルを検出する光電
変換手段と、予め決定された初期基準値が記憶される第
1メモリと、被検査海苔に測定光線を照射しその反射光
の信号レベルと前記第1メモリに記憶されている初期基
準値とを比較する第1比較手段と、反射光の信号レベル
が初期基準値以下である所定枚数の被検査海苔の当該信
号レベルの平均値を算出する平均値算出手段と、前記平
均値に一定値が加算若しくは一定率が乗算された値を新
たな基準値として設定され記憶される第2メモリと、当
該第2メモリに記憶されている新たな基準値と被検査海
苔からの反射光の信号レベルとを比較し、信号レベルが
当該新たな基準値以下である場合には前記海苔が良品で
あると判断する第2比較手段とが具備されている海苔の
検査装置である。
射する露光手段と、当該海苔を介して露光手段とは反対
側に設けられ前記海苔を透過した透過光線を電気信号に
変換して当該信号レベルを検出する光電変換手段と、予
め決定された初期基準値が記憶される第1メモリと、被
検査海苔に測定光線を照射しその透過光の信号レベルと
前記第1メモリに記憶されている初期基準値とを比較す
る第1比較手段と、透過光の信号レベルが初期基準値以
下である所定枚数の被検査海苔の当該信号レベルの平均
値を算出する平均値算出手段と、前記平均値から一定値
が減算若しくは一定率が乗算された値を新たな基準値と
して設定され記憶される第2メモリと、当該第2メモリ
に記憶されている新たな基準値と被検査海苔からの透過
光の信号レベルとを比較し、信号レベルが当該新たな基
準値以上である場合には前記海苔が良品であると判断す
る第2比較手段とが具備されている海苔の検査装置であ
る。
を検出するに際して、予め決定された初期基準値に基づ
いて被検査海苔を検査して、良品と判断された5枚ない
し50枚程度の被検査海苔の反射光の信号レベルを記憶
し、その平均値即ち移動平均値に一定値を加算若しくは
一定率を乗算した値を新たな基準値として逐次設定し
て、以後の被検査海苔の良否を逐次新たな基準値に基い
て判断すれば、新規の海苔を検出する度に操作者が基準
値を手動で調整する必要はない。この発明では、海苔の
種類等が変更になった場合のみならず、同一の海苔であ
っても、検査中に環境が変化し、それによってその反射
率が変化してきた場合にも対応することができる。
海苔を検出するに際して、予め決定された初期基準値に
基づいて被検査海苔を検査して、良品と判断された5枚
ないし50枚程度の被検査海苔の透過光の信号レベルを
記憶し、その平均値即ち移動平均値から一定値を減算若
しくは一定率を乗算した値を新たな基準値として逐次設
定して、以後の被検査海苔の良否を逐次新たな基準値に
基いて判断すれば、新規の海苔を検出する度に操作者が
基準値を手動で調整する必要はない。この発明では、海
苔の種類等が変更になった場合のみならず、同一の海苔
であっても、検査中に環境が変化し、それによってその
透過率が変化してきた場合にも対応することができる。
構成は前記従来例と実質的に同一であるが、本実施例で
は、前記図1の反射型部分の構成や図7に対応する構成
は図9に示す構成となっており、図1の透過型部分の構
成や図5に対応する構成は図10に示す構成となってお
り、いずれも前記図1、図5、図7と同一部分に同一の
符号を付し説明は省略する。
・信号処理回路18に、出力レベルを記憶するメモリ
や、基準値と比較する比較回路が接続されており、その
要部のブロック図は図11に示すとおりである。図12
は海苔1の平面と光学的な走査方向を示す平面図であ
る。この図から明らかなように、海苔1はファクシミリ
装置の原稿読取り走査と同様に、その移動方向と直交す
る方向に主走査されると共に、移動方向に副走査され
る。
射光の反射状態(1走査における信号波形)を示すのが
図13である。なお、1走査の幅は走査開始パルスから
次の走査開始パルスまでの間をTとした場合、主走査方
向はT1からT2まで、また副走査方向はS1からSn
までを有効とするようにゲート回路46を設定する。
明すると、予め良品であることが既知の海苔1が、カメ
ラ(イメージセンサ)5によって、その搬送方向と直交
する方向に主走査されて、T1からT2までの間の反射
光の信号が読取られ、その信号は走査線毎にアナログス
イッチ38を介して積分回路39に供給されて積分さ
れ、A/D変換回路40にてA/D変換される。このよ
うにして得られた、海苔1の下流側端縁から上流側端縁
にわたる各々の走査線の積分値のA/D変換値が、演算
回路41にて加算平均処理され、最適閾値(基準値)が
演算されて、そのデータ(信号レベル)がメモリ42に
記憶される。
ることが既知の海苔1を5枚ないし10枚程度について
検出してその平均値を算出し、その平均値に一定値αを
加算した値を(図14参照)として前記メモリ42に記
憶される。なお、一定値αは海苔の特性によって、経験
的に適当に見いだされるものである。また、前記基準値
は前記メモリ42とは異なる第2メモリに記憶させても
よい。更に、平均値に一定値αを加算しする代わりに、
一定率を乗算してもよい。かようにして設定された基準
値は、D/A変化回路43を介して比較回路44に供給
される。なお、第2メモリからの出力信号は、前記比較
回路とは異なる第2の比較回路に供給されてもよい。
検査海苔1の信号を前記比較回路44に供給し、前記基
準値と比較する。その際、図14に示すように、被検査
海苔1の信号レベルに基準値を越える部位があると、当
該部位は異常に多くの光線を反射していることになり不
良品と判断される。この場合、異常に多くの光線を反射
する部分には、白色系の異物WDが付着していることが
理解できる。一方、被検査海苔1の全ての領域にわたっ
て、信号レベルが基準値に到らない場合には、異常に多
くの光線が反射される部位は存在せず、良品と判断され
る。
査などで予め良品であることが既知の海苔1を検査して
基準値を設定するものであるが、検査をするに際して、
予め適当に決定された初期基準値に基づいて被検査海苔
1を検査して、良品と判断された5枚ないし50枚程度
の被検査海苔1の反射光の信号レベルを記憶し、その平
均値即ち移動平均値に一定値αを加算した値を新たな基
準値として逐次設定して、以後の被検査海苔1の良否を
逐次新たな基準値に基いて判断すれば、新規の海苔を検
出する度に操作者が基準値を手動で調整する必要はな
い。この発明では海苔1の種類等が変更になった場合の
みならず、同一の海苔1であっても、検査中に環境が変
化し、それによってその反射率が変化してきた場合にも
対応することができる。
が、この光透過系の装置は前記反射系の装置と基本構成
は同一であり、異なる点は、良品であることが既知の海
苔1を5枚ないし10枚程度について検出してその平均
値を算出し、その平均値から一定値βを減算した値を基
準値(図15参照)として前記メモリ42に記憶される
点である、なお、この場合も一定値βは海苔1の特性に
よって、経験的に適当に見いだされるものである。更
に、この場合も平均値から一定値βを減算代わりに、一
定率を乗算してもよい。
検査海苔1の信号を前記比較回路44に供給し、前記基
準値と比較する。その際、図15に示すように、被検査
海苔1の信号レベルに基準値以下の部位があると、当該
部位は光線を透過し難くなっていることになり不良品と
判断される。この場合、光線が透過し難い部分には、不
透明な異物BDが付着していることが理解できる。な
お、この光透過系の装置においても、移動平均値から一
定値βを減算した値を新たな基準値として逐次設定し
て、検査することが可能である。
決定された初期基準値に基づいて被検査海苔を検査し
て、良品と判断された5枚ないし50枚程度の被検査海
苔の反射光の信号レベルを記憶し、その平均値即ち移動
平均値に一定値を加算若しくは一定率を乗算した値を新
たな基準値として逐次設定して、以後の被検査海苔の良
否を逐次新たな基準値に基いて判断するので、新規の海
苔を検出する度に操作者が基準値を手動で調整する必要
はない。また、この発明では、海苔の種類等が変更にな
った場合のみならず、同一の海苔であっても、検査中に
環境が変化し、それによってその反射率が変化してきた
場合にも対応することができる。
定された初期基準値に基づいて被検査海苔を検査して、
良品と判断された5枚ないし50枚程度の被検査海苔の
透過光の信号レベルを記憶し、その平均値即ち移動平均
値から一定値を減算若しくは一定率を乗算した値を新た
な基準値として逐次設定して、以後の被検査海苔の良否
を逐次新たな基準値に基いて判断するので、新規の海苔
を検出する度に操作者が基準値を手動で調整する必要は
ない。この発明では、海苔の種類等が変更になった場合
のみならず、同一の海苔であっても、検査中に環境が変
化し、それによってその透過率が変化してきた場合にも
対応することができる。
る。
である。
る。
る。
の平面図である。
示すグラフである。
である。
フである。
Claims (4)
- 【請求項1】 海苔の表面に測定光線を照射し、当該海
苔の表面にて反射した反射光線を電気信号に変換して当
該信号レベルを検出し、当該信号レベルが基準値以下で
ある場合には前記海苔が良品であると判断する海苔の検
査方法において、 予め決定された初期基準値に基づいて被検査海苔を検査
して、良品と判断された所定枚数の被検査海苔の反射光
の信号レベルを記憶し、その移動平均値に一定値を加算
若しくは一定率を乗算した値を新たな基準値として逐次
設定して、以後の被検査海苔の良否を逐次新たな基準値
に基づき判断することを特徴とする海苔の検査方法。 - 【請求項2】 海苔の表面に測定光線を照射し、当該海
苔を透過した透過光線を電気信号に変換して当該信号レ
ベルを検出し、当該信号レベルが基準値以上である場合
には前記海苔が良品であると判断する海苔の検査方法に
おいて、 予め決定された初期基準値に基づいて被検査海苔を検査
して、良品と判断された所定枚数の被検査海苔の透過光
の信号レベルを記憶し、その移動平均値から一定値を減
算若しくは一定率を乗算した値を新たな基準値として逐
次設定して、以後の被検査海苔の良否を逐次新たな基準
値に基づき判断することを特徴とする海苔の検査方法。 - 【請求項3】 海苔の表面に測定光線を照射する露光手
段と、当該海苔の表面にて反射した反射光線を電気信号
に変換して当該信号レベルを検出する光電変換手段と、
予め決定された初期基準値が記憶される第1メモリと、
被検査海苔に測定光線を照射しその反射光の信号レベル
と前記第1メモリに記憶されている初期基準値とを比較
する第1比較手段と、反射光の信号レベルが初期基準値
以下である所定枚数の被検査海苔の当該信号レベルの平
均値を算出する平均値算出手段と、前記平均値に一定値
が加算若しくは一定率が乗算された値を新たな基準値と
して設定され記憶される第2メモリと、当該第2メモリ
に記憶されている新たな基準値と被検査海苔からの反射
光の信号レベルとを比較し、信号レベルが当該新たな基
準値以下である場合には前記海苔が良品であると判断す
る第2比較手段とが具備されている海苔の検査装置。 - 【請求項4】 海苔の表面に測定光線を照射する露光手
段と、当該海苔を介して露光手段とは反対側に設けられ
前記海苔を透過した透過光線を電気信号に変換して当該
信号レベルを検出する光電変換手段と、予め決定された
初期基準値が記憶される第1メモリと、被検査海苔に測
定光線を照射しその透過光の信号レベルと前記第1メモ
リに記憶されている初期基準値とを比較する第1比較手
段と、透過光の信号レベルが初期基準値以下である所定
枚数の被検査海苔の当該信号レベルの平均値を算出する
平均値算出手段と、前記平均値から一定値が減算若しく
は一定率が乗算された値を新たな基準値として設定され
記憶される第2メモリと、当該第2メモリに記憶されて
いる新たな基準値と被検査海苔からの透過光の信号レベ
ルとを比較し、信号レベルが当該新たな基準値以上であ
る場合には前記海苔が良品であると判断する第2比較手
段とが具備されている海苔の検査装置。
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JP3276074A JP2678411B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 海苔の検査方法および装置 |
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JP3276074A Expired - Fee Related JP2678411B2 (ja) | 1991-07-26 | 1991-07-26 | 海苔の検査方法および装置 |
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- 1991-07-26 JP JP3276074A patent/JP2678411B2/ja not_active Expired - Fee Related
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