JP2677811B2 - 熱交換器用プレコートフィン材の製造方法 - Google Patents

熱交換器用プレコートフィン材の製造方法

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JP2677811B2 JP63032465A JP3246588A JP2677811B2 JP 2677811 B2 JP2677811 B2 JP 2677811B2 JP 63032465 A JP63032465 A JP 63032465A JP 3246588 A JP3246588 A JP 3246588A JP 2677811 B2 JP2677811 B2 JP 2677811B2
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昇 曾我
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THE FURUKAW ELECTRIC CO., LTD.
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C23COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23CCOATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
    • C23C22/00Chemical surface treatment of metallic material by reaction of the surface with a reactive liquid, leaving reaction products of surface material in the coating, e.g. conversion coatings, passivation of metals
    • C23C22/82After-treatment
    • C23C22/83Chemical after-treatment

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はフィン材の表面に耐水性皮膜および親水性皮
膜を形成した、耐食性および親水性に優れた熱交換器用
プレコートフィン材の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に熱交換器、特に空気調和器の蒸発器等において
は、フィンの表面温度が大気の露点温度以下になるため
フィンの表面に水滴が付着する。このような水滴の付着
により通風抵抗が増大し、かつ風量が減少して熱交換効
率が低下する。これは熱交換器の性能向上と小型化のた
めフィンピッチを狭くした場合、特に顕著に現れる。熱
交換効率はフィン表面の水のぬれ性が大きく影響するも
のであり、フィン表面のぬれ性が良いと付着した水が水
滴となり難く、このため通風抵抗が小さくなり、風量も
多くなり熱交換効率が増大する。このような表面のぬれ
性を改良するために従来はフィンとチューブを組合わせ
て熱交換器を構成した後に溶液中に浸漬することにより
表面処理を行ない、フィンの表面に親水性皮膜を形成す
る方法が行なわれていた。
しかしこのような方法においては、チューブの両端を
完全に密閉しておく必要があるなど作業が非常に面倒で
あると共に、フィンの形状、フィンピッチなど制約があ
り、またその形状が複雑なため、液だまりの発生等によ
り、フィン全面に均一な皮膜を形成することが困難であ
り、性能にバラツキが生じた。さらに性能向上のために
フィンピッチを狭くした場合には、内部まで処理液が浸
透せず、フィン表面に親水性皮膜のない部分が生じた。
また熱交換器が大型の場合には大型の処理槽が必要とな
るなどの問題があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は上記問題について検討の結果なされたもの
で、予めフィン材の表面に耐水性皮膜および親水性皮膜
を形成し、優れた耐食性および親水性を長時間維持する
ことが可能で、かつ熱交換器として構成してからの表面
処理を不要として熱交換器用プレコートフィン材の製造
方法を開発したものである。
〔課題を解決するための手段および作用〕
本発明はアルミニウム素条に連続的にクロメート処理
を施し、次にアルカリケイ酸塩水溶液またはアルカリケ
イ酸塩水溶液と炭酸水溶液を塗布し、しかる後、アルカ
リケイ酸塩水溶液を塗布した場合は二酸化炭素雰囲気中
で加熱乾燥し、アルカリケイ酸塩水溶液と炭素水溶液を
塗布した場合は大気中で加熱乾燥することを特徴とする
熱交換器用プレコートフィン材の製造方法である。
すなわち本発明はフィン材となるアルミニウム素条に
連続的にクロメート処理を施して耐水性皮膜を形成させ
て耐食性を付与し、この上にアルカリケイ酸塩水溶液ま
たはアルカリケイ酸塩水溶液と炭酸水溶液を塗布し、そ
の後、アルカリケイ酸塩水溶液を塗布した場合は二酸化
炭素雰囲気中で加熱乾燥し、アルカリケイ酸塩水溶液と
炭酸水溶液を塗布した場合は大気中で加熱乾燥すること
により親水性皮膜を形成して親水性が良好なプレコート
フィン材を製造するものである。
しかして上記のクロメート処理はクロム酸クロメート
形成剤を濃度を1.5〜3.0wt%とし温度20〜40℃で1〜5
分間浸漬してCrの量を50〜100mg/m2付着させるものであ
り、このような条件であれば良好な耐水性皮膜が得られ
るものである。またアルカリケイ酸塩水溶液は、例えば
ケイ酸ソーダ、ケイ酸リチウムの他ケイ酸アンモニウ
ム、ケイ酸カリなどをSiO2/M2O(Mはリチウム、ナトリ
ウム、カリウムなどのアルカリ金属)で表す比が1以上
のものを使用し、SiO2の濃度を1〜15wt%とすることに
より良好な親水性皮膜が得られる。コーンましくはアル
カリケイ酸塩を使用し、濃度は2〜5wt%の範囲とする
のがよい。
さらに本発明における加熱乾燥としてはアルカリケイ
酸水溶液のみを使用した場合は、皮膜の中和と硬化のた
めに二酸化炭素雰囲気中で加熱乾燥するものであり、こ
れにより親水性でしかも強固な皮膜が得られる。この際
の二酸化炭素の濃度はVol%で100%である必要はなく5V
ol%以上であれば十分であり、焼付乾燥温度は100〜200
℃の範囲が良好な結果が得られる。
またアルカリケイ酸水溶液と炭酸水溶液を使用する場
合は、アルカリケイ酸水溶液に浸漬して皮膜を形成した
後炭酸水に浸漬し、これを大気中で加熱乾燥するもので
あるが、この場合は炭酸がアルカリケイ酸を塩を中和す
るので大気中でも乾燥固化が可能である。
この際の炭酸水の濃度は常温において水が二酸化炭素
で飽和する程度の濃度で十分であり、炭酸中に数秒間浸
漬した後100〜200℃の大気中で加熱乾燥すればよい。な
おアルカリケイ酸水溶液を塗布した後加熱乾燥してから
炭酸水に浸漬する加熱乾燥工程を入れることもできる。
〔実施例〕
以下に本発明の一実施例について説明する。
実施例1 フィン用アルミニウム素条としてJIS 1050−H24、厚
さ0.1mm、巾300mmのものを用い、クロメート処理液とし
て日本ペイント社製のアロジン600(商品名)を濃度2.0
wt%とし、液温30℃として上記素条を2分間浸漬した。
その後3号ケイ酸ソーダを純水で10倍に希釈し、数秒間
素条を浸漬し、これを10%の二酸化炭素雰囲気中で温度
200℃の条件下で30秒間加熱乾燥を行なってクロメート
皮膜およびアルカリケイ酸塩の皮膜を形成したプレコー
トフィン材を得た。
実施例2 実施例1と同様のアルミニウム素条を用い、クロメー
ト処理も実施例1と同様にした後、ケイ酸リチウムを純
水で10倍に希釈した溶液に浸漬して数秒間素条を浸漬
し、これを5%の二酸化炭素雰囲気中で温度110℃で30
秒間加熱乾燥した。
実施例3 実施例2と同様にしてクロメート処理およびケイ酸リ
チウム水溶液処理した後、これを10%の炭酸水溶液に数
秒間浸漬し、この後大気中で110℃の温度において30秒
間加熱乾燥した。
比較例1 実施例1のクロメート処理およびケイ酸塩処理したも
のを二酸化炭素雰囲気中ではなく、通常の大気中で200
℃において30秒間加熱した。
上記の実施例および比較例において作製した試料につ
いて、プレス油を表面に付着させて、そのプレス油をト
リエタンに浸漬して除去した後、流水中に8時間浸漬、
乾燥80℃16時間を1サイクルとし、これを20回継続した
ときの接触角の変化を測定して親水性の評価を行なっ
た。この結果を第1図に示す。図から明らかなように本
発明の実施例1〜3においては、サイクル回数20回にお
いても接触角は小さく、親水性が優れている。これに対
し、通常の大気中で加熱乾燥した比較例1においてはサ
イクル回数の増加と共に接触角は大きくなり、親水性が
低下することが判る。
〔効果〕
以上に説明したように本発明によれば、フィン材の表
面に耐水性皮膜および親水性皮膜を形成させることによ
り優れた耐食性および親水性を有する熱交換器用プレコ
ートフィン材が得られるもので工業上顕著な効果を有す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による親水性の試験結果を示
す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−216977(JP,A) 特開 昭61−261483(JP,A) 特開 昭57−19382(JP,A) 特開 昭60−101156(JP,A) 特開 昭62−50477(JP,A) 特開 昭53−108834(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミニウム素条に連続的にクロメート処
    理を施し、次にアルカリケイ酸塩水溶液またはアルカリ
    ケイ酸塩水溶液と炭酸水溶液を塗布し、しかる後、アル
    カリケイ酸塩水溶液を塗布した場合は二酸化炭素雰囲気
    中で加熱乾燥し、アルカリケイ酸塩水溶液と炭酸水溶液
    を塗布した場合は大気中で加熱乾燥することを特徴とす
    る熱交換器用プレコートフィン材の製造方法。
  2. 【請求項2】クロメート処理は、クロム酸クロメート形
    成剤を濃度1.5〜3.0wt%とし、温度20〜40℃で1〜5分
    間浸漬してCrの量を50〜100mg/m2付着させることを特徴
    とする請求項1記載の熱交換器用プレコートフィン材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】アルカリケイ酸塩水溶液は、ケイ酸ソー
    ダ、ケイ酸リチウム、ケイ酸カリ、ケイ酸アンモニウム
    などをSiO2/M2O(Mはリチウム、ナトリウム、カリウム
    などのアルカリ金属)で表す比が1以上のものを使用
    し、SiO2の濃度を1〜15wt%とすることを特徴とする請
    求項1記載の熱交換器用プレコートフィン材の製造方
    法。
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JPS61261483A (ja) * 1985-05-14 1986-11-19 Sumitomo Light Metal Ind Ltd 熱交換器用アルミニウムフイン材
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