JP2677478B2 - 燃焼装置 - Google Patents
燃焼装置Info
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Description
視手段で監視する燃焼装置に関する。
バーナに近接して配され、熱電対の出力電圧値が基準値
を越える場合、安全装置は燃焼状態が正常であると判断
してバーナの燃焼を維持し、基準値以下の場合、酸欠燃
焼或いは失火状態であると判断してバーナの燃焼を停止
させている。
焼装置は、以下の様な欠点がある。熱電対のばらつき、
配設位置のばらつき、経年変化等により、バーナが正常
燃焼していても熱電対の出力電圧値が設計値より低下し
て基準値以下になる場合があり、この場合、正常燃焼に
も拘わらず、バーナ燃焼が停止してしまう。一方、酸欠
燃焼になっても熱電対の出力電圧値が基準値以下になら
ず燃焼停止できない場合も考えられる。本発明の目的
は、酸欠燃焼或いは失火状態を確実に検知してバーナを
燃焼停止することができる燃焼装置の提供にある。
本発明の燃焼装置は、燃料が供給され、燃焼するバーナ
と、該バーナに臨んで配されるとともに、燃焼状態に応
じた電圧値の熱起電力を送出する熱電対と、該熱電対が
送出する熱起電力の電圧値が判定電圧値以下の場合、前
記バーナの燃焼を停止させる燃焼監視手段とを備えた燃
焼装置において、前記燃焼監視手段は、前記熱起電力の
電圧値が書き込まれる記憶手段と、前記熱起電力の安定
した電圧値を検出し、前記記憶手段に書き込む信号検出
書き込み手段とを備え、前記記憶手段から読み出される
電圧値に基づいて前記判定電圧値を決定する。
圧値の熱起電力を送出する。信号取り込み格納手段は、
熱起電力の安定した電圧値を検出し、記憶手段に記憶さ
せる。
る電圧値に基づいて判定電圧値を決定する。熱電対が送
出する熱起電力の電圧値が判定電圧値以下の場合、バー
ナの燃焼を停止させる。
性がばらついていたり、熱電対の配設位置がばらついて
いたり、熱電対が経年変化を起こしていても、バーナが
酸欠燃焼状態や失火状態となった場合には、バーナへの
燃料供給を確実に遮断することができる。
明する。図に示すガス温風暖房機Aは、電磁弁11、1
2及び比例弁13を配設したガス管路10を介してガス
が供給され、“強燃焼”、“中燃焼”、“弱燃焼”を行
うガスバーナ1と、ガスバーナ1に臨んで配されるサー
モカップル(熱電対に相当)2、3と、ガスバーナ1の
各燃焼時のサーモカップル3の出力電圧を記憶するメモ
リ411、メモリ412、メモリ413等を備えた燃焼
制御器4とを具備する。また、5は外側ケーシングであ
り、この外側ケーシング5には、温風吹出し口51、フ
ィルタ50で覆われた室内空気取入口52及び燃焼用空
気の吸込み口53が形成されている。6は貫流式の送風
機であり、対流ダクト54の温風吹出し口51付近に配
されている。更に、71はスパーカ、72はパイロット
管、73は温度設定器、74は室温センサ、75はルー
バである。
風機6の上流側に配設され、ガスバーナ1により生成さ
れた高温の燃焼ガスは、室内空気取入口52から取り込
んだ室内空気と混合して温風となり、温風吹出し口51
から吹き出される。吸込み口53からガスバーナ1へ燃
焼用空気を導入する空気導入管14の下流側にはノズル
15が配され、ノズル15から噴出するガスは、燃焼用
空気とともに、混合室16へ導かれてガスバーナ1で燃
焼する。
面に接して配され、その出力は送風制御部42に入力さ
れ、送風制御部42は送風機6の回転数を決定する。
面から若干離れて配され、燃焼炎(図示せず)の熱量に
比例した出力電圧を出力し、その出力は、比較回路44
および出力電圧取り込み回路45に入力される。
12、メモリ413(記憶手段に相当)、代用メモリ4
14、送風制御部42、運転制御部43、比較回路4
4、出力電圧取り込み回路45、温調制御部46、燃焼
量制御部47、及び判定電圧変更回路48を有する。
3は、ガスバーナ1が、おのおの、“強燃焼”、“中燃
焼”、“弱燃焼”をしている時の、安定した出力電圧値
を記憶する記憶素子であり、運転スイッチ76をオンに
している間、記憶内容を保持する。
モカップル3の出力電圧値がメモリ413に記憶される
迄、かつ、燃焼量信号が切り替わって2分経過迄の間、
判定電圧値を設定する為のものであり、本実施例では1
2mVの判定電圧値を記憶させている。
プル2の出力に基づいて送風機6の回転数を決定する。
ンになると、スパーカ71を所定時間作動させて、電磁
弁11、12を開弁するとともに、温調制御部46が所
定のシーケンスでもって、ガスバーナ1を点火→強制強
燃焼→温調燃焼に移行させる様に温調制御部46に運転
開始信号を送出する。また、ガスバーナ1が温調燃焼に
移行した際は、サーモカップル3が送出する出力電圧が
判定電圧以下であると比較回路44が判定すると、電磁
弁11、12を閉弁してガスバーナ1の燃焼を停止す
る。
する出力電圧と、判定電圧変更回路48が選択決定した
判定電圧とを比較する回路である。
号検出書き込み手段であり、燃焼量制御部47が送出す
る燃焼量信号(強制強、強、中、弱)を受け、燃焼量信
号が切り替わって2分経過した後、α時間内のサーモカ
ップル3の出力電圧(安定した値)の平均値を検出し、
メモリ411、メモリ412、メモリ413の内、該当
するメモリに書き込む(本実施例では最初の1回のみで
更新は行わない)。
設定器73、及び運転制御部43の各出力が入力され、
温度設定器73で設定した温度と室温センサ74により
検出される室温等とに基づいて燃焼形態(点火、強制
強、強、中、弱燃焼)を決定する。
定された燃焼形態(点火、強制強、強、中、弱燃焼)に
対応する様に、比例弁13を制御するとともに、出力電
圧取り込み回路45と判定電圧変更回路48とに、強燃
焼信号、中燃焼信号、又は弱燃焼信号を送出する。
7が送出する、強燃焼信号、中燃焼信号、又は弱燃焼信
号に基づいて判定電圧を変更する。
を図3とともに説明する。 1)運転スイッチ76をオンにすると、運転制御部43が
電磁弁11、12を開弁し、燃焼量制御部47がスパー
カ71を作動させ、ガスバーナ1は点火し、強制強燃焼
(100秒間)状態になる。
点)と、燃焼量制御部47は燃焼量信号(図3に示すも
のでは強燃焼信号)を送出し、同時に判定電圧変更回路
48は代用メモリ414の電圧値(12mV)を選択
し、判定電圧値はp3点直前迄、12mVとなる。ま
た、出力電圧取り込み回路45は、p2点(p1点から
2分後)からα時間後迄のサーモカップル3の出力電圧
の平均値をp3点で検出し(例えば18mV)、メモリ
411に書き込む。そして、強燃焼が維持される間(p
3点からp4点迄)、判定電圧値は15mV{18mV
−3mV(所定値)}となる。
焼信号を送出すると、判定電圧変更回路48は代用メモ
リ414の電圧値(12mV)を再び選択し、判定電圧
値はp6点直前迄、12mVとなる。また、出力電圧取
り込み回路45は、p5点(p4点から2分後)からα
時間後迄のサーモカップル3の出力電圧の平均値をp6
点で検出し(例えば16mV)、メモリ412に書き込
む。そして、中燃焼が維持される間(p6点からp7点
迄)、判定電圧値は13mV{16mV−3mV(所定
値)}となる。
焼信号を送出すると、判定電圧変更回路48は代用メモ
リ414の電圧値(12mV)を再び選択し、判定電圧
値はp9点手前迄、12mVとなる。また、出力電圧取
り込み回路45は、p8点(p7点から2分後)からα
時間後迄のサーモカップル3の出力電圧の平均値をp9
点で検出し(例えば14mV)、メモリ413に書き込
む。尚、弱燃焼時のサーモカップル3の出力電圧の平均
値がメモリ413に書き込まれると、以後、燃焼形態の
変更時から1分間、及び弱燃焼時において、判定電圧値
は11mV{14mV−3mV(所定値)}が選択され
る。
燃焼信号を送出すると、p11点(p10点から1分
後)手前迄、判定電圧値は11mVを維持し、中燃焼が
維持される間(p11点からp12点迄)、判定電圧値
は13mV{16mV−3mV(所定値)}が選択され
る。
燃焼信号を送出すると、p13点(p12点から1分
後)手前迄、判定電圧値は11mVを維持し、強燃焼が
維持される間、判定電圧値は15mV{18mV−3m
V(所定値)}が選択される。
少なくなると、ガスバーナ1は酸欠燃焼に陥り、サーモ
カップル3の出力電圧は図3に示す様に下降していく。
そして、判定電圧値以下になる(p14点)と運転制御
部43は電磁弁11、12を閉弁し、ガスバーナ1を自
動消火する。
性がばらついたり、サーモカップル3の配設位置が異な
ったり、サーモカップル3が経年変化を起こしても、ガ
スバーナ1の燃焼を停止させる判定電圧値が補正されて
決定されるので、ガスバーナ1の酸欠燃焼或いは失火状
態を確実に検知でき、ガスバーナ1を燃焼停止すること
ができる。
モリ412、メモリ413に格納された各電圧値に基づ
いた、各温調燃焼(強燃焼、中燃焼、弱燃焼)に対応し
た判定電圧とサーモカップル3の出力電圧とを比較し
て、ガスバーナ1の酸欠燃焼或いは失火状態を判断して
いる。このため、全ての温調燃焼(強燃焼、中燃焼、弱
燃焼)において、ガスバーナ1の酸欠燃焼或いは失火状
態を確実に検知できる。
量制御部47が送出する燃焼量信号(強制強、強、中、
弱)を受け、燃焼量信号が切り替わって2分経過した
後、α時間内のサーモカップル3の出力電圧の平均値を
検出し、メモリ411、メモリ412、及びメモリ41
3の内、該当するメモリに書き込んでいる(最初の1回
のみ)。
における出力電圧値を各メモリに書き込むことができ、
これにより、各燃焼形態における最適な判定電圧値を得
ることができる。また、更新を行っていないので、ガス
バーナ1の酸欠燃焼或いは失火状態を見逃すことが防止
できる。
の出力電圧の平均値がメモリ413に書き込まれた後、
燃焼形態の変更時から1分間は、メモリ413に格納さ
れた出力電圧値−所定値を判定電圧(最低判定電圧)と
している。このため、サーモカップル3の出力電圧が変
動する上記1分間に誤ってガスバーナ1の燃焼が停止し
てしまう事が防止できるとともに、この1分間の間もガ
スバーナ1の酸欠燃焼或いは失火状態を監視できる。
の出力電圧の平均値がメモリ413に書き込まれる迄、
燃焼形態の変更時から2分間+α時間の間、判定電圧値
を12mVにしている。この為、燃焼形態の変更時から
2分間+α時間の間もガスバーナ1の酸欠燃焼或いは失
火状態を確実に監視できる。
態様を含む。 a.上記実施例のガス温風暖房機Aは、ガスバーナ1の
燃焼量が3段階に変化するものであるが、バーナの燃焼
量が一定な燃焼装置であっても良い。また、メモリを必
要数用意できれば、ガスバーナ1の燃焼量の変化は何段
階でも良い。
判定電圧値をゼロに変更してガスバーナ1の酸欠燃焼や
失火状態の監視を禁止する構成であっても良い。 c.上記実施例のガス温風暖房機Aでは、サーモカップ
ル3の出力電圧の平均値の各メモリへの書き込みは、最
初の1回だけであるが、出力電圧の平均値が上昇した場
合に更新する構成を採用しても良い。
各メモリへは、サーモカップル3の出力電圧の平均値を
書き込む様にしたが、サーモカップル3の出力電圧の変
化度合を検出し、変化度合が少なくなった時、サーモカ
ップル3の出力電圧を各メモリへ書き込む様にしても良
い。
ある。
ップルの出力電圧の一例を示すグラフである。
Claims (1)
- 【請求項1】 燃料が供給され、燃焼するバーナと、 該バーナに臨んで配されるとともに、燃焼状態に応じた
電圧値の熱起電力を送出する熱電対と、 該熱電対が送出する熱起電力の電圧値が判定電圧値以下
の場合、前記バーナの燃焼を停止させる燃焼監視手段と
を備えた燃焼装置において、 前記燃焼監視手段は、前記熱起電力の電圧値が書き込まれる記憶手段と、 前記熱起電力の安定した電圧値を検出し、前記記憶手段
に書き込む信号検出書き込み手段とを備え、 前記記憶手段から読み出される電圧値に基づいて前記判
定電圧値 を決定することを特徴とする燃焼装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4029122A JP2677478B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4029122A JP2677478B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05223248A JPH05223248A (ja) | 1993-08-31 |
JP2677478B2 true JP2677478B2 (ja) | 1997-11-17 |
Family
ID=12267504
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4029122A Expired - Lifetime JP2677478B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2677478B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4041071B2 (ja) | 2004-01-06 | 2008-01-30 | リンナイ株式会社 | 温風暖房機 |
JP5046910B2 (ja) * | 2007-12-21 | 2012-10-10 | リンナイ株式会社 | 燃焼装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0623609B2 (ja) * | 1989-05-10 | 1994-03-30 | リンナイ株式会社 | 燃焼安全装置 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP4029122A patent/JP2677478B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05223248A (ja) | 1993-08-31 |
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