JP2676651B2 - 溶融金属の移送装置 - Google Patents

溶融金属の移送装置

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JP2676651B2
JP2676651B2 JP2316971A JP31697190A JP2676651B2 JP 2676651 B2 JP2676651 B2 JP 2676651B2 JP 2316971 A JP2316971 A JP 2316971A JP 31697190 A JP31697190 A JP 31697190A JP 2676651 B2 JP2676651 B2 JP 2676651B2
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幸一 相上
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有明セラコ 株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、金属湯を定量宛移送することを目的とし
た溶融金属の移送方法及び装置に関する。
(従来の技術) 従来金属湯を定量移送するには、機械的ポンプを用い
て時間制御するか、金属湯を分注器に分取する方法が知
られている。
(発明により解決すべき課題) 然るに、機械的ポンプを用いる方法は、排出量を時間
制御で規制しているけれども、金属湯温により同一時間
に流れる金属湯量が異なる為に不正確であり、量的信頼
度が低い(例えば5%以上の誤差がある)。また、機械
的ポンプなるが為に故障を生じ易い問題点もあった。次
に、金属湯を分注器に分取し、これを必要筒所に配る方
法は、入力が介在する為に、重労働になるのみならず、
危険を生じ易い問題点があった。
(課題を解決する為の手段) 然るにこの発明は、必要量の金属湯を分取し、これを
不活性ガスの圧力により取出すようにしたので、金属湯
の移送が自動化され人力の介在もなく、しかも、金属湯
内の機械的機動部品がないなど、前記従来の問題点を悉
く解決することに成功したのである。
即ちこの発明は、金属湯を分取すると共に、分取した
金属湯に不活性ガスにより圧力を加えて、移動させるこ
とを特徴とした溶融金属の移送方法である。また、金属
湯の分取は、不活性ガスの圧力により、金属湯を定量室
に満たすこととしたものである。次に、金属湯の分取
は、定量器への分注により行うこととしたものである。
この発明の装置は、金属湯内へ挿入できる一体成形さ
れたポンプであって、中央下部に定量室を設け、該定量
室の上部に通孔付の塞板を介して、加圧室を連設し、該
加圧室の上端部を密封すると共に、開閉バルブを有する
不活性ガス出入用のガス管の下端を連結開口し、前記加
圧室の下部に金属湯の導入路の上端を連結開口し、前記
定量室底は、排出路の入口方向へ下向傾斜させて排出路
の下端を連結開口し、前記導入路の下端は金属湯炉の底
側へ、前記定量室底より低くなるように突出しており、
前記排出路の上端は湯面より上方へ取出されており、前
記排出路の上端における金属湯の押出圧力は、前記導入
路の下端における金属湯の押出圧力より十分小さく保つ
ように設定したことを特徴とする溶融金属の移送装置で
ある。
またこの発明における他の装置は、金属湯内へ挿入す
る上端密閉の筒体であって、該筒体内に昇降手段を備え
た定量器を収容すると共に、前記定量器の上昇位置に金
属湯の加圧排出手段を設置し、前記筒体の上部に加圧不
活性ガスの給排手段を付設したこととを特徴とする溶融
金属の移送装置である。次に、定量器の昇降手段は、流
体圧シリンダのロッドとしたものである。更に、加圧排
出手段は、筒体の内外を貫通する排出管であって、下端
部は定量器内へ挿入できるようになっており、上端部は
金属湯排出嘴としたものである。また、不活性ガスの給
排手段は三方バルブを有するガス管の先端を連設したも
のである。
前記のようにこの発明は、直接金属湯に触れる動力部
分がないので、長期に亘って使用しても故障を生じるお
それがない。また、定量室に分取するので、量的精度が
良好である等の特質がある。前記における不活性ガスと
しては、例えば窒素ガスを用いる。また、溶融金属はア
ルミニウムその他であって材質に制限はない。
(作 用) この発明は加圧不活性ガスを使用して金属湯を押し出
すので、圧力が均等に作用すると共に、圧力を同一にす
れば、同一動作を正確に繰り返すことができる。また、
不活性ガスの圧力と、金属湯の重力による圧力を利用し
ているので、常時一定の状態が繰り返される。しかも、
加圧室は金属湯により密封されているので、外気が侵入
するおそれがない。即ち、加圧室の金属湯は不活性ガス
に接触するのみとなっている。
(実施例1) この発明を第1図に基づいて説明する。
金属湯1内へポンプ2を挿入し、ポンプ2を所定のレ
ベルに固定する。ついで、ガス管3から矢示4のように
窒素ガスを加圧挿入すれば(例えば水柱200mm)、ポン
プ2の加圧室5の金属湯レベル6は逐次下降する。金属
湯レベル6が定量室7の上端に達したならば、窒素ガス
の圧力を水柱500mmに高める。このようにすれば、定量
室7内の金属湯は矢示8、9、10のように排出路11を経
て外界へ排出される。一方、導入路12の金属湯面は、前
記水柱500mm分だけ下降する。従って導入路12の下端
は、前記導入路12の金属湯面の下降高さ以下にしておく
必要がある。このようにして定量室7内の金属湯を前部
排出したならば、コック13を切換えて加圧室内の窒素ガ
スを放出すれば、金属湯は導入路12から塞板16の通孔16
aを介して自動的に定量室7内へ流入するので、定量室
7内の金属湯面は矢示14のように自動的に旧位置へ復帰
し、加圧前の状態に戻る。そこで再びコック13を切換
え、窒素ガスを加圧送入することにより、前記動作を繰
り返すことができる。前記において、当初窒素ガスの圧
力を水柱200mmとし、ついで水柱500mmにするのは、当初
定量室7内へ一定の金属湯を入れる為である。実験の結
果によれば、この実施例による金属湯量の誤差は2%以
下であって、此の種ポンプとしてはきわめて高精度であ
ることが認められた。
前記において定量室7の入口を塞板16により狭め、か
つ定量室7の底部15を排出路11の入口方向に下向傾斜さ
せたものである。このように形状することによって一回
に排出する金属湯の定量精度を一層向上させることがで
きた。
前記実施例において、金属湯面が定量室7の上部より
低くなると、金属湯の自動供給はできないが、通常移送
装置は中間槽に設置するので、中間槽の湯面を制御する
ことにより金属湯の移送に支障を来すおそれはない。ま
た不活性ガスの排出を排気ポンプに連結しておけば、湯
面の制約を小さくし、金属湯を減圧吸入することもでき
る。
前記における不活性ガスの加圧力及び金属湯面の高さ
によって、ポンプ内の湯面の定量室の上端面7aに到る間
の排出路11に流入する金属湯量が異なるけれども、排出
路11の断面積は一定にしてあるので、実験的に算出でき
る。従ってポンプの仕様に基づいて運転すれば定量精度
を容易に±2%以下に抑えることができる。
(実施例2) 次にこの発明の他の実施例を第2図及び第3図に基づ
いて説明する。
金属湯槽17の一側に排出装置18を挿入設置する。前記
排出装置18は上部を閉塞した筒体19内に定量器20を昇降
自在に収容すると共に、前記筒体19の塞板21を貫通し
て、流体圧シリンダー22のロッド23を下降させ、前記定
量器20を、前記ロッド23の下端に固定する。また、前記
定量器20の上昇位置には屈曲排出管24(排出手段)を貫
通設置し、屈曲排出管24の下端部24aは前記定量器20へ
挿入し得る位置に垂下され、上端部の排出嘴24bは屈曲
して横方向に伸ばしてある。前記流体圧シリンダー22
は、筒体19の塞板21上へ立設した案内筒25の上方へ倒立
設置されている。前記案内筒25には窒素ガスのガス管26
が連結開口してある。図中27は給湯口、28は給湯蓋、29
は仕切板である。
前記実施例において、流体圧シリンダー22の上部に加
圧流体を供給すると、ロッド23は矢示30のように下方へ
伸びるので、定量器20は金属湯内へ入る。そこで流体圧
シリンダー22の下部に加圧流体を供給すると、ロッド23
は矢示31のように上昇するので、定量器20も同方向へ上
昇する。そこで定量器20内へ屈曲排出管24の下端が挿入
される。そこでガス管26から矢示33のように窒素ガスを
加圧送入すれば、筒体19内の圧力が高まるので、定量器
20内の金属湯面は加圧され、金属湯は矢示32、34のよう
に屈曲排出管24を経て外界へ排出される。このようにし
て定量器内の金属湯を全部排出したならば、ガス管26か
らの窒素ガスの送入を中止し、再びロッド23を下降し
て、定量器20に金属湯を満した後、再び引上げ、前記動
作を繰り返す。前記実施例によれば、定量器内の金属湯
を全部排出する為に、一回に排出する金属湯の定量精度
が極めてよいことが認められた。
前記において、ロッド23のストロークを調節し、又は
シリンダーの設置位置を上下することによって、定量器
20内へ突入する屈曲排出管端の深さを調節し、これによ
り金属湯の一回分の排出量を規定することができる。
(発明の効果) この発明によれば、不活性ガスの圧力によって金属湯
を排出するので、金属湯に接触する物は機械的動作をし
ない特質がある。従って長期に使用しても故障を生じる
おそれはない。
また、定量室又は定量器を使用するので、一階に排出
する金属湯の量的精度を極めて高精度にできると共に、
排出に際し外気に接触することなく、定量器等へは溶湯
の下部から吸入するので異物の混入するおそれがないな
どの諸効果がある。また定量室の上部に通孔付の塞板を
介して加圧室を連設すると共に、定量室底は、排出路の
入口方向へ下向傾斜させて排出路の下端を連結開口した
ので、前記塞板によって定量室上部における加圧面積が
小さくなり誤差要因が小さくなると共に、定量室底の傾
斜によって定量室内の溶融金属が少なくなっても円滑に
流出できることなどにより、定量精度を一層向上させる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例の一部を省略した拡大断面
図、第2図は同じく他の実施装置の使用状態における拡
大側面図、第3図は同じく正面図である。 1……金属湯、2……ポンプ 3……ガス管、5……加圧室 6……金属湯レベル、7……定量室 11……排出路、12……導入路 16……塞板、17……金属湯槽 18……排出装置、19……筒体 20……定量器、21……塞板 22……流体圧シリンダー 23……ロッド、24……屈曲排出管 25……案内筒、26……ガス管 27……給湯口、28……給湯蓋 29……仕切板

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属湯内へ挿入できる一体成形されたポン
    プであって、中央下部に定量室を設け、該定量室の上部
    に通孔付の塞板を介して、加圧室を連設し、該加圧室の
    上端部を密封すると共に、開閉バルブを有する不活性ガ
    ス出入用のガス管の下端を連結開口し、前記加圧室の下
    部に金属湯の導入路の上端を連結開口し、前記定量室底
    は、排出路の入口方向へ下向傾斜させて排出路の下端を
    連結開口し、前記導入路の下端は金属湯炉の底側へ、前
    記定量室底より低くなるように突出しており、前記排出
    路の上端は湯面より上方へ取出されており、前記排出路
    の上端における金属湯の押出圧力は、前記導入路の下端
    における金属湯の押出圧力より十分小さく保つように設
    定したことを特徴とする溶融金属の移送装置。
  2. 【請求項2】金属湯内へ挿入する上端を密封した筒体で
    あって、該筒体内に流体圧シリンダによる昇降手段を備
    えた定量器を収容すると共に、前記定量器の上昇位置に
    下端を金属湯内に突出し、上端を金属湯の排出側に開口
    した金属湯の排出手段を設置し、前記筒体の上部に金属
    湯面を加圧する不活性ガスの給排手段を付設したことを
    特徴とする溶融金属の移送装置。
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