JP2675937B2 - 形状検出装置 - Google Patents

形状検出装置

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JP2675937B2
JP2675937B2 JP3281731A JP28173191A JP2675937B2 JP 2675937 B2 JP2675937 B2 JP 2675937B2 JP 3281731 A JP3281731 A JP 3281731A JP 28173191 A JP28173191 A JP 28173191A JP 2675937 B2 JP2675937 B2 JP 2675937B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ビームを用い物体の
立体形状を検出する形状検出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の形状検出装置としては特開平1−
5650号公報で提案されたものがある。この形状検出
装置では、図21に示すように、被検査物体Xに光ビー
ムPを投光する投光手段1と、上記光ビームPの被検査
物体Xによる反射光Rを受光する受光手段2とを一定距
離だけ離して配置し、上記受光手段2に被検査物体Xま
での距離に対応する反射光Rの入射角変化を受光スポッ
トSの位置変化として検出する位置検出器3を設け、こ
の位置検出器3の出力に基づいて三角測量方式で被検査
物体Xの形状を検出している。
【0003】上記投光手段1の光学系は、レーザ光源2
0と、レーザ光源20から出力される光ビームのビーム
径を広げるビームエキスパンダ21と、光路調整用ミラ
ー22a,22bと、偏向手段を構成するビーム走査用
の振動ミラー23と、投光用の収束レンズ24aとで構
成してある。また、受光手段2の光学系は、受光用の収
束レンズ24bと、振動ミラー23に同期して駆動され
受光スポットSをビーム走査に関係なく位置検出器3上
に結像させる偏向手段を構成する振動ミラー25とで構
成してある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
この種の形状検出装置では、被検査物体Xの表面の面性
状が異なると、精度良く形状測定を行えないという問題
があった。例えば、被検査物体Xの表面の角度や反射率
の変化により、位置検出器3に入射される光量は大幅に
変動する。このため、位置検出器3のダイナミックレン
ジによっては位置検出器3の出力から正常に形状検出を
行うことができなくなる。
【0005】本発明は上述の点に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、被検査物体の表面の面
性状が異なる場合にも、精度の高い形状検出が行える形
状検出装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明では、上
記目的を達成するために、被検査物体上を走査される
査用ビームを投光する検査用の投光手段と、検査用ビー
ムの被検査物体による反射光を受光して反射光の入射角
変化を検出する位置検出器とを備え、位置検出器の出力
に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検出装置に
おいて、検査用ビームに一定距離だけ先行して被検査物
体上を走査される監視用ビームを投光する監視用の投光
手段と、監視用ビームの被検査物体による反射光を受
して反射光の光量を検出する光量検出器とを設け、検査
用ビーム及び監視用ビームを走査する走査手段を共用
し、検査用ビームの被検査物体による反射光を位置検出
器に入射させると共に監視用ビームの被検査物体による
反射光を光量検出器に入射させる偏向手段を共用し、光
量検出器の検出出力に応じて被検査物体の面性状に適応
させた形状検出を行っている。
【0007】なお、上記監視用ビームを検査用ビームの
走査方向において所定距離だけ先行させればよい。ま
た、上記監視用ビームを検査用ビームの走査方向と直交
する方向において所定距離だけ先行させるようにしても
よい。請求項4記載の発明では、上記目的を達成するた
めに、被検査物体上を走査される検査用ビームを投光す
る投光手段と、検査用ビームの被検査物体による反射光
を受光して反射光の入射角変化を検出する位置検出器
を備え、位置検出器の出力に基づいて被検査物体の形状
を検出する形状検出装置において、被検査物体上を検査
用ビームから一定距離離れて走査される監視用ビームを
検査用ビームから分岐させる分路手段と、監視用ビーム
被検査物体による反射光を受光して反射光の光量を検
出する光量検出器とを設け、検査用ビーム及び検査用ビ
ームから分岐した監視用ビームを走査する走査手段を共
用し、検査用ビームの被検査物体による反射光を位置検
出器に入射させると共に監視用ビームの被検査物体によ
る反射光を光量検出器に入射させる偏向手段を共用し、
光量検出器の検出出力に応じて被検査物体の面性状に適
応させた形状検出を行っている。
【0008】請求項5記載の発明では、上記目的を達成
するために、被検査物体上を走査される光ビームを投光
する投光手段と、光ビームの被検査物体による反射光を
受光して反射光の入射角変化及び光量を検出する位置検
出器の出力に基づいて被検査物体の形状を検出する形状
検出装置において、光ビームを走査する走査手段と、光
ビームの被検査物体による反射光を位置検出器に入射さ
せる偏向手段とを設け、光ビームを一つのラインについ
て2回ずつ走査するように走査手段を制御し、1回目の
走査時に位置検出器で検出した光量に応じて、2回目の
走査時に位置検出器への反射光の入射角変化から被検査
物体の面性状に適応させた形状検出を行っている。
【0009】なお、上記請求項1乃至請求項5のいずれ
かに記載の発明において、請求項6に示すように、上記
監視時点で検出された光量に応じて被検査物体の面性状
に適応させた形状検出を行う方法としては、形状検出時
に監視時の光量が一定となるように投光手段のビームの
強度を調整するようにすればよい。また、監視時点で検
出された光量に応じて被検査物体の面性状に適応させた
形状検出を行う他の方法としては、請求項7に示すよう
に、形状検出時に検出感度が一定となるように位置検出
器側の検出感度を調整してもよい。
【0010】さらに、請求項1乃至請求項3のいずれか
に記載において、請求項8に示すように、監視用ビーム
と検査用ビームとの波長を異ならせ、光量検出器及び位
置検出器に夫々対応するビームだけを入射させるフィル
タ手段を設けてもよい。また、請求項9に示すように、
監視用ビームと検査用ビームとの偏光モードを異なら
せ、光量検出器及び位置検出器に夫々対応するビームだ
けを入射させるフィルタ手段を設けてもよい。
【0011】なお、請求項1、請求項2、請求項4、請
求項5のいずれかに記載の発明では、請求項10に示す
ように、光量検出器と位置検出器とで同一形状のものを
用い、上記光量検出器を所定距離だけ離して位置検出器
に平行に配置することが好ましい場合がある。請求項1
1の発明では、上記目的を達成するために、被検査物体
上を走査される検査用ビームを投光する検査用の投光手
段と、査用ビームの被検査物体による反射光を受光
反射光の入射角変化及び光量を検出する位置検出器
を備え、位置検出器の出力に基づいて被検査物体の形状
を検出する形状検出装置において、検査用ビームの走査
方向と直交する方向において一定距離だけ先行して被検
査物体上を走査される監視用ビームを検査用ビームとは
異なるタイミングで投光する監視用の投光手段を設け、
検査用ビーム及び監視用ビームを走査する走査手段を共
用し、検査用ビームの被検査物体による反射光を位置検
出器に入射させると共に監視用ビームの被検査物体によ
る反射光を位置検出器に入射させる偏向手段を共用し、
監視用ビームが走査したラインで位置検出器が検出した
光量に応じて同じラインで検査用ビームを走査するとき
の位置検出器への反射光の入射角度変化から被検査物体
の面性状に適応させた形状検出を行っている。
【0012】請求項12の発明では、上記目的を達成す
るために、被検査物体上を走査される検査用ビームを投
光する検査用の投光手段と、検査用ビームの被検査物体
による反射光を選択的に受光して反射光の入射角変化を
検出する位置検出器とを備え、位置検出器の出力に基づ
いて被検査物体の形状を検出する形状検出装置におい
て、検査用ビームの走査方向と直交する方向において一
定距離だけ先行して被検査物体上を走査される監視用ビ
ームを検査用ビームとは異なる波長で投光する監視用の
投光手段と、監視用ビームの被検査物体による反射光を
選択的に受光して反射光の光量を検出する光量検出器と
を設け、位置検出器と光量検出器とは一直線上で交互に
配列された多数の感知部を備え、検査用ビーム及び監視
用ビームを走査する走査手段を共用し、検査用ビームの
被検査物体による反射光を位置検出器に入射させると共
に監視用ビームの被検査物体による反射光を光量検出器
に入射させる偏向手段を共用し、光量検出器の検出出力
に応じて被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行
っている。
【0013】なお、請求項13に示すように、上記位置
検出器として、波長の異なる監視用ビームと検査用ビー
ムとを夫々検知する検出セルを長手方向に列設して形成
されたアレイセンサを用いている。請求項14の発明で
は、上記目的を達成するために、被検査物体上を走査
れる検査用ビームを投光する検査用の投光手段と、検
用ビームの被検査物体による反射光を受光して反射光の
入射角変化を検出する位置検出器とを備え、位置検出器
の出力に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検出
装置において、検査用ビームの走査方向と直交する方向
において一定距離だけ先行して被検査物体上を走査され
監視用ビームを検査用ビームとは異なる波長で投光す
る監視用の投光手段と、検査用ビーム及び監視用ビーム
の被検査物体による反射光を波長に基づいて分岐させる
分路手段と、分路手段により分岐された監視用ビームの
被検査物体による反射光を受光して反射光の光量を検出
する光量検出器とを設け、検査用ビーム及び監視用ビー
ムを走査する走査手段を共用し、検査用ビームの被検査
物体による反射光を位置検出器に入射させると共に監視
用ビームの被検査物体による反射光を光量検出器に入射
させる偏向手段を共用し、光量検出器の検出出力に応じ
て被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行ってい
る。
【0014】
【作用】本発明は、上述のように構成することにより、
監視用ビームを用いて先行して被検査物体の面性状の監
視を行い、その結果に応じて形状検出時に適切な検出が
行えるように検査用の投光手段の検査ビームの強度や
位置検出器の検出感度の調整などを行うことができるよ
うにして、被検査物体の面性状に応じた精度の高い形状
測定が可能となるようにしたものである。しかも、監視
用ビーム及び検査用ビームを被検査物体で走査する走査
手段を共用することにより、監視用ビームと検査用ビー
ムとの位置関係を一定に保ち、先行して走査される監視
用ビームで得られた面性状に関する情報を検査用ビーム
に対して正確に反映させるようにしてある。また、監視
用ビーム及び検査用ビームの被検査物体による反射光を
偏向手段を通して位置検出器や光量検出器に入射するこ
とにより、監視用ビームや検査用ビームの走査による位
置検出器や光量検出器での受光位置の変動を抑制し、位
置検出器や光量検出器の良好(感度や線形性において)
な受光位置での使用を可能にしてある。加えて、走査手
段と偏向手段とは夫々2種類のビームについて共用され
るから、上記の作用を持ちながらも部品点数の増加を抑
制することになる。
【0015】(実施例1) 図1乃至図4に本発明の一実施例を示す。本実施例の構
成は、図1に示すように基本的には従来例のものと同じ
であり、本実施例の特徴とする点は、検査用の投光手段
1の他に、被検査物体X上に監視用ビーム(図中破線で
示す)を投光する監視用の投光手段4を設け、この監視
用の投光手段4の監視用ビームと検査用ビームとを、ハ
ーフミラー26を用いて走査手段たる振動ミラー23に
同時に入射させたことである。ここで、監視用ビームは
検査用ビームから走査方向に一定距離だけ離れて被検査
物体X上を走査されるようにしてある。そして、上記監
視用ビームの反射光を、検査用ビームの反射光と共通の
受光手段2の光学系を通して図2に示すように光量検知
器5で受光するようにしてある。
【0016】本実施例の場合においては、図2あるいは
図4に示すように、検査用ビームの走査方向において一
定距離(図4中のL)だけ先行させるようにしてある。
例えば、被検査物体X上のx0 点における監視用ビーム
の光量が時刻t0 で測定され、検査用ビームが時刻t1
でx0 点に移動したとすると、t1 −t0 の間に監視用
ビームの反射光の光量の判定を行い、検査用ビームの光
量の調整を行うようにすればよい。
【0017】このようにすれば、被検査物体Xを監視
し、検査用ビームの光量の調整を行うことができ、位置
検出器としてダイナミックレンジの広いものを用いなく
ても、精度良く形状検出を行うことができる。しかも、
監視用ビームによる被検査物体X上の監視結果を用い
て、そのポイントにおける処理方法を変更するというこ
とも可能である。例えば、被検査物体Xの検査ポイント
が鏡面で正反射を起こし、そのポイントの光量が非常に
大きい場合には、そのデータを無視したり、あるいはそ
のポイントに穴などがあり、光量が少ない場合には、上
述の場合と同様にデータを無視したり、あるいは0にプ
リセットするといった処理がリアルタイムに行える。
【0018】さらに、被検査物体Xが鏡面などの面性状
のポイントを有し、そのポイント付近で2次反射を起こ
す場合には、図3に示すように複数のスポットが発生す
ることがある。このような場合に対応できるようにする
場合には、光量検出器5として幅方向(図中の上下方
向)に複数並設したものを用い、2次反射の有無を確認
することも可能である。この場合には、例えば2次反射
がある場合には、そのポイントにおける前のデータを用
いてデータの補正を行うなどの処理を行うことが可能と
なる。
【0019】このようにすれば、予め監視用ビームを用
いて、被検査物体Xの面性状を認識することができ、従
ってその後に行われる検査用ビームでの処理方法を決定
することができ、リアルタイムで精度の良い位置検出が
行える。ところで、本実施例とは異なる方法としては、
形状検出を行う前に、検査ポイント毎に予め監視用ビー
ムを用いて反射光量を測定し、その測定結果に応じて形
状検出を行うものがある。
【0020】しかしながら、この方法では検査ポイント
毎に監視用あるいは検査用ビームを停止しなければなら
ず、しかも振動ミラーやポリゴンミラー等は検査ポイン
ト毎に停止させると、動作速度が2桁以上も落ち、この
ため検出速度が著しく低下し、リアルタイムに形状を検
出することができないという欠点がある。これに対し
て、本実施例の場合には被検査物体Xを監視しながら同
時に検査用ビームの光量を調整を行うことができるの
で、検出速度が低下することもない。
【0021】(実施例2) 図5及び図6に本発明の他の実施例を示す。上記実施例
1においては、監視用ビームを検査用ビームの走査方向
に一定距離だけ先行させて走査するようにしていたが、
本実施例では図5に示すように走査方向に直交する方向
において一定距離Lだけ先行させて走査させるようにし
たものである。このため、本実施例の場合には光量検出
器5を位置検出器3の長手方向において並設してある。
【0022】本実施例の場合においても、概念的には、
検査用ビームが監視用ビームの光量監視ポイントに達す
るまでの距離が長くなるだけで、実施例1の場合と同様
の効果を期待できる。なお、検査用ビームの走査方向と
直交する方向への移動は、1ラインの走査が終了した時
点で、被検査物体Xを移動させてもよいし、あるいは振
動ミラー23を移動させるようにしてよい。
【0023】(実施例3) 図7に本発明のさらに他の実施例を示す。上述の実施例
の場合には監視用ビームは監視用の投光手段4から投光
するようにしてあったが、本実施例は図7に示すよう
に、検査用ビームの一部を透過させ残りを監視用ビーム
として反射させるハーフミラー26を分路手段として設
け、分路手段により反射されたビームを光路調整用ミラ
ー27を用いて反射させて振動ミラー23に入射させて
いる。そして、本実施例の場合にも、検査用ビームの振
動ミラー23への入射点と、監視用ビームの振動ミラー
23への入射点とが同一点になるようにして、検視用ビ
ームを検査用ビームの走査方向に対して一定距離だけ先
行させて、被検査物体Xの面性状の監視が行えるように
してある。このようにすると、監視用の投光手段4を不
要とすることができ、装置の小型化及びコストの低減が
望める利点がある。
【0024】(実施例4)図8にさらに他の実施例を示
す。上述の各実施例の場合には監視用ビームと検査用ビ
ームとを同時に被検査物体X上に走査させる方法であっ
たが、本実施例では投光手段1のビームを用いて、まず
被検査物体Xの面性状などを監視し、その後に新たに形
状検出を行うものである。
【0025】具体的には、まず図8に示すように1ライ
ンの走査が完了する毎に、検査物体Xをビームの走査方
向に直交する方向に移動させながら、被検査物体X上で
複数ラインに渡って走査を行う。但し、この際に位置検
出器3では形状検出は行わずに、反射光の光量の検出だ
けを行っておく。そして、その上記走査が完了した時点
で上記走査を行ったラインと同一ラインを再度走査す
る。この場合には位置検出器3は形状の検出を行う。つ
まり、最初の走査で、被検査物体Xの面性状を監視し、
次の走査で実際の形状検出を行う。このようにしても、
前回の走査時点で得た反射光量の検出データに基づい
て、形状検査時における投光手段のビームの光量制御を
行うことができる。
【0026】なお、上述の場合には複数ラインの走査後
に、形状検出を行うようにしていたが、勿論1ラインの
走査が終了する毎に、そのラインの形状検査を行うよう
にしてもよい。この場合には上述した同時に監視及び検
査を行う場合よりも検出速度は落ちるが、ポイント毎に
監視及び検査を行う場合よりも数段に検出速度は改善さ
れ、しかも上述の各実施例よりも装置を簡単にでき、コ
ストを低減できる。
【0027】(実施例5) 図9及び図10に本発明の他の実施例を示す。本実施例
は、上記監視時点で検出された光量に応じて被検査物体
の面性状に適応させた形状検出を行う方法を具体的に示
した実施例であり、その方法として形状検出時において
監視時の光量が一定となるように投光手段1のビームの
強度を調整するようにしてある。従って、基本構成的に
は実施例1及び実施例2のものとは何ら変わりはなく、
本実施例の場合には、図9及び図10に示すように、光
量検出器5の出力から監視用ビームの反射光を測定して
記憶しておく光量検出部6の出力に応じてレーザ光源2
0のビーム強度調整するビーム強度調整部7を設けて
ある点に特徴がある。
【0028】具体的には、被検査物体Xの面性状(スポ
ット的な面性状)が正反射成分の多いものである場合に
は、光量測定部6で検出される光量は増加するので、レ
ーザ光源20のビーム強度を下げるように制御し、逆に
正反射成分の少ないものである場合には、光量測定部6
で検出される光量は低下するので、レーザ光源20のビ
ーム強度を上げるように制御して、検査用ビームのビー
ム強度を一定とする。
【0029】このようにすれば、形状検出部8は常に検
査ビームが被検査物体Xの面性状に応じて強度が調整さ
れた状態で、位置検出器3の出力から形状を検出を行う
ことができる。なお、図9は走査方向で一定距離だけ先
行させて被検査物体Xの面性状を監視する実施例1に対
応するもので、図10が走査方向に直交する方向で先行
させて監視する実施例2に対応するものである。
【0030】(実施例6)図11及び図12に示す実施
例は、上記監視時点で検出された光量に応じて被検査物
体の面性状に適応させた形状検出を行う他の方法を具体
的に示した実施例であり、本実施例では光量測定部6に
記憶された反射光の光量に応じて形状検出部8における
検出感度が一定となるように調整するようにしたもので
ある。つまり、上述の実施例5では検査用ビームのビー
ム強度を調整して検出感度を一定にしていたものを、形
状検出部8側の調整を行って検出感度を一定としたもの
である。
【0031】具体的には、例えば形状検出部8の増幅回
路の増幅率を調整することにより、実施例5で検査用ビ
ームのビーム強度を調整した場合と同様の効果を得るこ
とができる。なお、図11及び図12は夫々実施例5の
図9及び図10に対応するものである。 (実施例7)ところで、上述の各実施例において、被検
査物体Xが2次反射を起こすものである場合に、検査用
ビームの2次反射光が光量検出器5に入射されてしまう
恐れがあり、この場合には正確な監視を行うことができ
なくなる。
【0032】そこで、本実施例では監視用ビームと検査
用ビームとで波長を異ならせ、図13に示すように光量
検出器5及び位置検出器3の夫々の前面に、夫々に対応
するビームだけを透過する光学フィルタ10,11を設
けてある。このようにすれば、互いのビームが悪影響を
及ぼすことを防止できる。 (実施例8)上記実施例7では波長を異ならせていた
が、監視用ビーム及び検査用ビームの偏光モードを異な
らせても同様の効果を得ることができる。このようにす
る場合には、図14に示すように、上記実施例7で用い
た光学フィルタ10,11の代わりに、偏光フィルタ1
0’,11’を用いればよい。
【0033】(実施例9) 本実施例では、図15に示すように、光量検出器5とし
て位置検出器3と同形状のものを用い、上記光量検出器
5を所定距離だけ離して位置検出器3に平行に配置して
ある。このようにすると、同一測定点における監視用ビ
ームの受光スポットと、検査用ビームの受光スポットと
は同じ条件で各検出器3,5に入射される。ここで、被
検査物体Xにおける高さ方向の変位は、図16に示すよ
うに、位置検出器3上では矢印方向のスポット位置の移
動として検出される。
【0034】ところが、例えば、図3に示すように、光
量検出器5の形状を位置検出器3の形状と異ならせた場
合には、位置検出器3では検出できない2次反射光成分
までも光量検出器5に入射される。このような場合に、
図3で説明したようにデータを補正する機能を備えてい
ない場合には、光量検出器5の検出光量と位置検出器3
との対応がとれないことになる。そこで、2次反射があ
る場合の補正機能がない場合には、上述のように光量検
出器5として位置検出器3とで同一形状のものを用いる
ことが好ましいのである。
【0035】(実施例10)図17の実施例では、位置
検出器3に光量検出器5としての機能を持たせて監視及
び検査を行うものである。具体的には、監視用ビームを
被検査物体X上を走査させて、この時の反射光の光量を
位置検出器3で検知する。なお、このとき検査用ビーム
は投光していない。そして、被検査物体Xを走査方向に
直交する方向に移動させ、上記監視用ビームの走査ライ
ンに検査用ビームの走査ラインを一致させ、検査用ビー
ムを走査して形状の検出を行う。
【0036】つまり、本実施例では監視用ビームと検査
用ビームとを交互に間欠的に投光させて、同一の走査ラ
イン上を走査させ同一の位置検出器3を用いて面性状の
監視と、形状検査を行うのである。なお、図17に示す
ように、監視用ビームと検査用ビームとのスポット位置
(B’,A’)は異なる。また、振動ミラー23を用い
て監視用ビームと検査用ビームとの走査ラインを合わせ
ようにしてもよい。
【0037】(実施例11) 本実施例では、図18に示すように、監視用ビームを検
査用ビームの走査方向から直交する方向に所定距離だけ
ずらした位置で走査し、且つ監視用ビーム及び検査用ビ
ームの波長を異ならせて、監視用ビームと検査用ビーム
同時に被検査物体Xで走査している。本実施例では
上記監視用ビームと検査用ビームとの反射光を同時に
つの位置検出器3で検出する。この位置検出器3は図示
するように、監視用ビームと検査用ビームとを夫々感知
する部分を交互に櫛歯状に形成してある。つまり、櫛歯
状の2個のエレメントを備え、一方を位置検出器として
用い、他方を光量検出器として用いるものである。
お、夫々のビームを感知する部分には特定波長の光を感
知する素子を用いて形成してある。このような位置検出
器3はPSD(ポジション・センシティブ・ディテク
タ)などを用いて実現することが可能である。このよう
にすれば、一つの位置検出器3を用いて、異なる走査ラ
インにおける面性状の監視と形状検出とを同時に行うこ
とができる。
【0038】(実施例12) 本実施例は基本的には実施例11と同じであり、本実施
例の特徴とする点は、図19に示すように、位置検出器
3として、波長の異なる監視用ビームと検査用ビームと
を夫々検知する検出セルを長手方向に列設して形成され
たアレイセンサを用いたことである。
【0039】(実施例13) 本実施例も、基本的には実施例11と同じものであり、
図20に示すように、本実施例の場合には振動ミラー2
5からの光を一旦ライトガイド13を用いて受け、その
ライトガイド13で受けた光を分路手段としての波長選
択性を有したビームスプリッタ14を用いて監視用ビー
ムと検査用ビームとに分けて光量検出器5と位置検出器
3との双方で光量及び形状検出を行っている。本実施例
の構成とした場合にも、監視用ビームと検査用ビームと
の互いの干渉を防止することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明は上述のように、被検査
物体上を走査される検査用ビームを投光する検査用の投
光手段と、検査用ビームの被検査物体による反射光を受
して反射光の入射角変化を検出する位置検出器とを備
え、位置検出器の出力に基づいて被検査物体の形状を検
出する形状検出装置において、検査用ビームに一定距離
だけ先行して被検査物体上を走査される監視用ビームを
投光する監視用の投光手段と、監視用ビームの被検査物
体による反射光を受光して反射光の光量を検出する光量
検出器とを設け、検査用ビーム及び監視用ビームを走査
する走査手段を共用し、検査用ビームの被検査物体によ
る反射光を位置検出器に入射させると共に監視用ビーム
の被検査物体による反射光を光量検出器に入射させる偏
向手段を共用し、光量検出器の検出出力に応じて被検査
物体の面性状に適応させた形状検出を行うものであり、
監視用ビームを用いて先行して被検査物体の面性状の監
視を行い、その結果に応じて形状検出時に適切な検出が
行えるように検査用の投光手段の検査ビームの強度や
位置検出器の検出感度の調整などを行うことができ、こ
のため被検査物体の面性状に応じた精度の高い形状測定
が可能となり、しかも被検査物体の監視を行いながら同
時に形状検出を行うことができるので、検出速度の低下
もない利点がある。また、監視用ビーム及び検査用ビー
ムを被検査物体で走査する走査手段を共用するから、監
視用ビームと検査用ビームとの位置関係を一定に保ち、
先行して走査される監視用ビームで得られた面性状に関
する情報を検査用ビームに対して正確に反映させること
ができるという利点がある。さらに、監視用ビーム及び
検査用ビームの被検査物体による反射光を偏向手段を通
して位置検出器や光量検出器に入射するから、監視用ビ
ームや検査用ビームの走査による位置検出器や光量検出
器での受光位置の変動を抑制し、位置検出器や光量検出
器の良好(感度や線形性において)な受光位置での使用
が可能になるという効果がある。加えて、走査手段と偏
向手段とは夫々2種類のビームについて共用されるか
ら、上記の作用を持ちながらも部品点数の増加を抑制す
ることができるという利点を有する。
【0041】請求項4記載の発明は、被検査物体上を走
される検査用ビームを投光する投光手段と、検査用
ームの被検査物体による反射光を受光して反射光の入射
角変化を検出する位置検出器とを備え、位置検出器の出
力に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検出装置
において、被検査物体上を検査用ビームから一定距離離
れて走査される監視用ビームを検査用ビームから分岐さ
せる分路手段と、監視用ビームの被検査物体による反射
を受光して反射光の光量を検出する光量検出器とを
け、検査用ビーム及び検査用ビームから分岐した監視用
ビームを走査する走査手段を共用し、検査用ビームの被
検査物体による反射光を位置検出器に入射させると共に
監視用ビームの被検査物体による反射光を光量検出器に
入射させる偏向手段を共用し、光量検出器の検出出力に
応じて被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行う
ものであり、被検査物体の面性状の監視を行い、その結
果に応じて形状検出の時に適切な検出が行え、精度の高
い形状測定が可能となり、しかも被検査物体の監視を行
いながら同時に形状検出を行うことができるので、検出
速度の低下もなく、さらに監視用の投光手段が不要とな
ることにより、装置を簡素化することができる。その
他、請求項1の発明と同様の効果を奏する。
【0042】請求項5記載の発明は、被検査物体上を走
される光ビームを投光する投光手段と、光ビームの被
検査物体による反射光を受光して反射光の入射角変化
び光量を検出する位置検出器の出力に基づいて被検査物
体の形状を検出する形状検出装置において、光ビームを
走査する走査手段と、光ビームの被検査物体による反射
光を位置検出器に入射させる偏向手段とを設け、光ビー
ムを一つのラインについて2回ずつ走査するように走査
手段を制御し、1回目の走査時に位置検出器で検出し
光量に応じて、2回目の走査時に位置検出器への反射光
の入射角変化から被検査物体の面性状に適応させた形状
検出を行うものであり、監視用ビームを用いて先行して
被検査物体の面性状の監視を行い、その結果に応じて形
状検出の時に適切な検出が行え、精度の高い形状測定が
可能となる。しかも、光ビームを一つのラインに2回ず
つ走査し、1回目を監視用ビームとして光量検出に用
い、2回目を検査用ビームとして位置検出に用いるか
ら、走査手段および偏向手段を監視用ビームと検査用ビ
ームとで共用することになり、結果的に部品点数が少な
くなるという利点もある。
【0043】請求項8に示すように、監視用ビームと検
査用ビームとの波長を異ならせ、光量検出器及び位置検
出器に夫々対応するビームだけを入射させるフィルタ手
段を設けると、監視用ビームと検査用ビームとが互いに
悪影響を及ぼすことを防止できる。また、請求項9に示
すように、監視用ビームと検査用ビームとの偏光モード
を異ならせ、光量検出器及び位置検出器に夫々対応する
ビームだけを入射させるフィルタ手段を設けても、監視
用ビームと検査用ビームとが互いに悪影響を及ぼすこと
を防止できる。
【0044】請求項10の発明のように、光量検出器と
位置検出器とで同一形状のものを用い、上記光量検出器
を所定距離だけ離して位置検出器に平行に配置すると、
2次反射の影響を除去できないような装置である場合に
誤動作を防止できる。請求項11の発明は、被検査物体
上を走査される検査用ビームを投光する検査用の投光手
段と、査用ビームの被検査物体による反射光を受光
反射光の入射角変化及び光量を検出する位置検出器
を備え、位置検出器の出力に基づいて被検査物体の形状
を検出する形状検出装置において、検査用ビームの走査
方向と直交する方向において一定距離だけ先行して被検
査物体上を走査される監視用ビームを検査用ビームとは
異なるタイミングで投光する監視用の投光手段を設け、
検査用ビーム及び監視用ビームを走査する走査手段を共
用し、検査用ビームの被検査物体による反射光を位置検
出器に入射させると共に監視用ビームの被検査物体によ
る反射光を位置検出器に入射させる偏向手段を共用し、
監視用ビームが走査したラインで位置検出器が検出した
光量に応じて同じラインで検査用ビームを走査するとき
の位置検出器への反射光の入射角度変化から被検査物体
の面性状に適応させた形状検出を行うものであり、位置
検出器を監視用と検査用とに共通に用いて装置を簡素化
することができる。その他、請求項1の発明と同様の効
果を奏する。
【0045】請求項12の発明は、被検査物体上を走査
される検査用ビームを投光する検査用の投光手段と、検
査用ビームの被検査物体による反射光を選択的に受光
て反射光の入射角変化を検出する位置検出器とを備え、
位置検出器の出力に基づいて被検査物体の形状を検出す
る形状検出装置において、検査用ビームの走査方向と直
交する方向において一定距離だけ先行して被検査物体上
を走査される監視用ビームを検査用ビームとは異なる波
長で投光する監視用の投光手段と、監視用ビームの被検
査物体による反射光を選択的に受光して反射光の光量を
検出する光量検出器とを設け、位置検出器と光量検出器
とは一直線上で交互に配列された多数の感知部を備え、
検査用ビーム及び監視用ビームを走査する走査手段を共
用し、検査用ビームの被検査物体による反射光を位置検
出器に入射させると共に監視用ビームの被検査物体によ
る反射光を光量検出器に入射させる偏向手段を共用し、
光量検出器の検出出力に応じて被検査物体の面性状に適
応させた形状検出を行うものであり、監視用ビームと検
査用ビームとが互いに悪影響を及ぼすことを防止し、且
つ位置検出器を監視用と検査用とに共通に用いて装置を
簡素化することができる。その他、請求項1の発明と同
様の効果を奏する。
【0046】請求項14の発明は、被検査物体上を走査
される検査用ビームを投光する検査用の投光手段と、検
査用ビームの被検査物体による反射光を受光して反射光
の入射角変化を検出する位置検出器とを備え、位置検出
の出力に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検
出装置において、検査用ビームの走査方向と直交する方
向において一定距離だけ先行して被検査物体上を走査さ
れる監視用ビームを検査用ビームとは異なる波長で投光
する監視用の投光手段と、検査用ビーム及び監視用ビー
ムの被検査物体による反射光を波長に基づいて分岐させ
る分路手段と、分路手段により分岐された監視用ビーム
の被検査物体による反射光を受光して反射光の光量を検
出する光量検出器とを設け、検査用ビーム及び監視用ビ
ームを走査する走査手段を共用し、検査用ビームの被検
査物体による反射光を位置検出器に入射させると共に監
視用ビームの被検査物体による反射光を光量検出器に入
射させる偏向手段を共用し、光量検出器の検出出力に応
じて被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行うも
のであり、監視用ビームと検査用ビームとが互いに悪影
響を及ぼすことを防止できる。その他、請求項1の発明
と同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の構成図である。
【図2】同上の動作の説明図である。
【図3】同上で2次反射の影響を無くす方法の説明図で
ある。
【図4】監視用ビームと検査用ビームとの走査方法の説
明図である。
【図5】実施例2の動作説明図である。
【図6】同上の監視用ビームと検査用ビームとの走査方
法の説明図である。
【図7】実施例3における監視用ビームの形成方法を示
す説明図である。
【図8】実施例4の構成及びその光ビームの走査方法を
示す説明図である。
【図9】実施例5の構成を示す説明図である。
【図10】同上において監視用ビームの先行走査方法を
異ならせた場合の構成を示す説明図である。
【図11】実施例6の構成を示す説明図である。
【図12】同上において監視用ビームの先行走査方法を
異ならせた場合の構成を示す説明図である。
【図13】実施例7の要部の構成図である。
【図14】実施例8の要部の構成図である。
【図15】実施例9の要部の構成図である。
【図16】同上の動作説明図である。
【図17】実施例10の概略構成図である。
【図18】実施例11の概略構成図である。
【図19】実施例12の概略構成図である。
【図20】実施例13の概略構成図である。
【図21】従来例の構成図である。
【符号の説明】
1,4 投光手段 2 受光手段 3 位置検出器 5 光量検出器 23,25 振動ミラー 24a,24b 収束レンズ 14,26 ビームスプリッタ 10,11 光学フィルタ 10’,11’ 偏光フィルタ 13 ライトガイド X 被検査物体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−279846(JP,A) 特開 昭63−127106(JP,A) 特開 昭50−120364(JP,A) 特開 昭60−227112(JP,A) 特開 昭63−282606(JP,A) 特開 昭51−1154(JP,A) 特開 昭55−99735(JP,A) 特開 昭58−92904(JP,A) 実開 昭56−41204(JP,U) 実開 昭61−12081(JP,U)

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検査物体上を走査される検査用ビーム
    を投光する検査用の投光手段と、査用ビームの被検査
    物体による反射光を受光して反射光の入射角変化を検出
    する位置検出器とを備え、位置検出器の出力に基づいて
    被検査物体の形状を検出する形状検出装置において、検
    査用ビームに一定距離だけ先行して被検査物体上を走査
    される監視用ビームを投光する監視用の投光手段と、監
    視用ビームの被検査物体による反射光を受光して反射光
    の光量を検出する光量検出器とを設け、検査用ビーム及
    び監視用ビームを走査する走査手段を共用し、検査用ビ
    ームの被検査物体による反射光を位置検出器に入射させ
    ると共に監視用ビームの被検査物体による反射光を光量
    検出器に入射させる偏向手段を共用し、光量検出器の検
    出出力に応じて被検査物体の面性状に適応させた形状検
    出を行うことを特徴とする形状検出装置。
  2. 【請求項2】 上記監視用ビームを検査用ビームの走査
    方向において所定距離だけ先行させて成ることを特徴と
    する請求項1記載の形状検出装置。
  3. 【請求項3】 上記監視用ビームを検査用ビームの走査
    方向と直交する方向において所定距離だけ先行させて成
    ることを特徴とする請求項1記載の形状検出装置。
  4. 【請求項4】 被検査物体上を走査される検査用ビーム
    を投光する投光手段と、検査用ビームの被検査物体によ
    る反射光を受光して反射光の入射角変化を検出する位置
    検出器とを備え、位置検出器の出力に基づいて被検査物
    体の形状を検出する形状検出装置において、被検査物体
    上を検査用ビームから一定距離離れて走査される監視用
    ビームを検査用ビームから分岐させる分路手段と、監
    用ビームの被検査物体による反射光を受光して反射光の
    光量を検出する光量検出器とを設け、検査用ビーム及び
    検査用ビームから分岐した監視用ビームを走査する走査
    手段を共用し、検査用ビームの被検査物体による反射光
    を位置検出器に入射させると共に監視用ビームの被検査
    物体による反射光を光量検出器に入射させる偏向手段を
    共用し、光量検出器の検出出力に応じて被検査物体の面
    性状に適応させた形状検出を行うことを特徴とする形状
    検出装置。
  5. 【請求項5】 被検査物体上を走査される光ビームを投
    光する投光手段と、光ビームの被検査物体による反射光
    を受光して反射光の入射角変化及び光量を検出する位置
    検出器の出力に基づいて被検査物体の形状を検出する形
    状検出装置において、光ビームを走査する走査手段と、
    光ビームの被検査物体による反射光を位置検出器に入射
    させる偏向手段とを設け、光ビームを一つのラインにつ
    いて2回ずつ走査するように走査手段を制御し、1回目
    の走査時に位置検出器で検出した光量に応じて、2回目
    の走査時に位置検出器への反射光の入射角変化から被検
    査物体の面性状に適応させた形状検出を行うことを特徴
    とする形状検出装置。
  6. 【請求項6】 上記監視時点で検出された光量に応じて
    被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行う方法と
    して、形状検出時に監視時の光量が一定となるように投
    光手段のビームの強度を調整して成ることを特徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の形状検出装
    置。
  7. 【請求項7】 上記監視時点で検出された光量に応じて
    被検査物体の面性状に適応させた形状検出を行う方法と
    して、形状検出時に検出感度が一定となるように位置検
    出器側の検出感度を調整して成ることを特徴とする請求
    項1乃至請求項5のいずれかに記載の形状検出装置。
  8. 【請求項8】 監視用ビームと検査用ビームとの波長を
    異ならせ、光量検出器及び位置検出器に夫々対応するビ
    ームだけを入射させるフィルタ手段を設けて成ることを
    特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の形
    状検出装置。
  9. 【請求項9】 監視用ビームと検査用ビームとの偏光モ
    ードを異ならせ、光量検出器及び位置検出器に夫々対応
    するビームだけを入射させるフィルタ手段を設けて成る
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記
    載の形状検出装置。
  10. 【請求項10】 光量検出器と位置検出とに同形状のも
    のを用い、上記光量検出器を所定距離だけ離して位置検
    出器に平行に配置して成ることを特徴とする請求項1、
    請求項2、請求項4、請求項5のいずれかに記載の形状
    検出装置。
  11. 【請求項11】 被検査物体上を走査される検査用ビー
    ムを投光する検査用の投光手段と、査用ビームの被検
    査物体による反射光を受光して反射光の入射角変化及び
    光量を検出する位置検出器とを備え、位置検出器の出力
    に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検出装置に
    おいて、検査用ビームの走査方向と直交する方向におい
    て一定距離だけ先行して被検査物体上を走査される監視
    用ビームを検査用ビームとは異なるタイミングで投光す
    る監視用の投光手段を設け、検査用ビーム及び監視用ビ
    ームを走査する走査手段を共用し、検査用ビームの被検
    査物体による反射光を位置検出器に入射させると共に監
    視用ビームの被検査物体による反射光を位置検出器に入
    射させる偏向手段を共用し、監視用ビームが走査したラ
    インで位置検出器が検出した光量に応じて同じラインで
    検査用ビームを走査するときの位置検出器への反射光の
    入射角度変化から被検査物体の面性状に適応させた形状
    検出を行うことを特徴とする形状検出装置。
  12. 【請求項12】 被検査物体上を走査される検査用ビー
    ムを投光する検査用の投光手段と、検査用ビームの被検
    査物体による反射光を選択的に受光して反射光の入射角
    変化を検出する位置検出器とを備え、位置検出器の出力
    に基づいて被検査物体の形状を検出する形状検出装置に
    おいて、検査用ビームの走査方向と直交する方向におい
    て一定距離だけ先行して被検査物体上を走査される監視
    用ビームを検査用ビームとは異なる波長で投光する監視
    用の投光手段と、監視用ビームの被検査物体による反射
    光を選択的に受光して反射光の光量を検出する光量検出
    器とを設け、位置検出器と光量検出器とは一直線上で交
    互に配列された多数の感知部を備え、検査用ビーム及び
    監視用ビームを走査する走査手段を共用し、検査用ビー
    ムの被検査物体による反射光を位置検出器に入射させる
    と共に監視用ビームの被検査物体による反射光を光量検
    出器に入射させる偏向手段を共用し、光量検出器の検出
    出力に応じて被検査物体の面性状に適応させた形状検出
    行うことを特徴とする形状検出装置。
  13. 【請求項13】 上記位置検出器として、波長の異なる
    監視用ビームと検査用ビームとを夫々検知する検出セル
    を長手方向に列設して形成されたアレイセンサを用いて
    成ることを特徴とする請求項12記載の形状検出装置。
  14. 【請求項14】 被検査物体上を走査される検査用ビー
    ムを投光する検査用の投光手段と、検査用ビームの被検
    査物体による反射光を受光して反射光の入射角変化を検
    出する位置検出器とを備え、位置検出器の出力に基づい
    て被検査物体の形状を検出する形状検出装置において
    査用ビームの走査方向と直交する方向において一定距
    離だけ先行して被検査物体上を走査される監視用ビーム
    検査用ビームとは異なる波長で投光する監視用の投光
    手段と、検査用ビーム及び監視用ビームの被検査物体に
    よる反射光を波長に基づいて分岐させる分路手段と、分
    路手段により分岐された監視用ビームの被検査物体によ
    る反射光を受光して反射光の光量を検出する光量検出器
    とを設け、検査用ビーム及び監視用ビームを走査する走
    査手段を共用し、検査用ビームの被検査物体による反射
    光を位置検出器に入射させると共に監視用ビームの被検
    査物体による反射光を光量検出器に入射させる偏向手段
    を共用し、光量検出器の検出出力に応じて被検査物体の
    面性状に適応させた形状検出を行うことを特徴とする形
    状検出装置。
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