JP2675921B2 - 内燃機関の失火検出装置 - Google Patents
内燃機関の失火検出装置Info
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- JP2675921B2 JP2675921B2 JP2414000A JP41400090A JP2675921B2 JP 2675921 B2 JP2675921 B2 JP 2675921B2 JP 2414000 A JP2414000 A JP 2414000A JP 41400090 A JP41400090 A JP 41400090A JP 2675921 B2 JP2675921 B2 JP 2675921B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は内燃機関の失火検出装
置に関し、特に内燃機関の点火系、燃料系等の異常によ
る失火を検出するための内燃機関の失火検出装置に関す
るものである。
置に関し、特に内燃機関の点火系、燃料系等の異常によ
る失火を検出するための内燃機関の失火検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の内燃機関の失火検出装置
として、例えば特開昭62−26345号公報に開示されてい
るものがある。これはエンジンのシリンダ内圧力を筒内
圧センサで検出し、この筒内圧がピークとなるクランク
角を求め、このピーク位置が予め定めたクランク角期間
内に存在するときは正常であると判断するものである。
として、例えば特開昭62−26345号公報に開示されてい
るものがある。これはエンジンのシリンダ内圧力を筒内
圧センサで検出し、この筒内圧がピークとなるクランク
角を求め、このピーク位置が予め定めたクランク角期間
内に存在するときは正常であると判断するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来装置は、筒内圧のピーク位置を検出するために所
定期間単位でクランク角毎に連続して筒内圧を計測する
必要があり、装置が複雑になり、軽負荷運転条件では筒
内圧のピーク値が圧縮上死点と、燃焼によるピークの2
通りあり、その判定が難しく、また圧縮上死点前にピー
クを有する場合には失火判定ができないなどの問題点が
あった。
な従来装置は、筒内圧のピーク位置を検出するために所
定期間単位でクランク角毎に連続して筒内圧を計測する
必要があり、装置が複雑になり、軽負荷運転条件では筒
内圧のピーク値が圧縮上死点と、燃焼によるピークの2
通りあり、その判定が難しく、また圧縮上死点前にピー
クを有する場合には失火判定ができないなどの問題点が
あった。
【0004】この発明はこのような問題点を解決するた
めになされたもので比較的簡単な構成によって、広範囲
な機関運転領域で正確な失火判定が可能な内燃機関の失
火検出装置を得ることを目的とする。
めになされたもので比較的簡単な構成によって、広範囲
な機関運転領域で正確な失火判定が可能な内燃機関の失
火検出装置を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る内燃機関
の失火検出装置は、内燃機関の所定のクランク角を基準
として前後の所定角度区間のそれぞれの所要時間の時間
比率を検出する時間比率検出手段と、上記時間比率の加
速度を求め、この加速度から失火を判定する失火判定手
段を備えたものである。
の失火検出装置は、内燃機関の所定のクランク角を基準
として前後の所定角度区間のそれぞれの所要時間の時間
比率を検出する時間比率検出手段と、上記時間比率の加
速度を求め、この加速度から失火を判定する失火判定手
段を備えたものである。
【0006】
【作用】この発明においては、失火の有無によって異な
る、時間比率を検出し、この時間比率の加速度から失火
を判定する。
る、時間比率を検出し、この時間比率の加速度から失火
を判定する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の機能ブロック図である。図1に
おいてM1はエンジン、M2はこのエンジンM1に接続
され、点火制御に用いる基準クランク角位置を出力する
クランク角検出手段、M3はこのクランク角検出手段M
2に接続され、時間比率を検出する時間検出手段及び失
火を判定する失火判定手段とを含む失火検出部であり、
この失火検出部M3はクランク角検出手段M2の信号か
ら、エンジンM1の特定の基準角度、例えば上死点をは
さむ前後の基準周期信号の時間比率の加速度から失火を
判定する。
する。図1はこの発明の機能ブロック図である。図1に
おいてM1はエンジン、M2はこのエンジンM1に接続
され、点火制御に用いる基準クランク角位置を出力する
クランク角検出手段、M3はこのクランク角検出手段M
2に接続され、時間比率を検出する時間検出手段及び失
火を判定する失火判定手段とを含む失火検出部であり、
この失火検出部M3はクランク角検出手段M2の信号か
ら、エンジンM1の特定の基準角度、例えば上死点をは
さむ前後の基準周期信号の時間比率の加速度から失火を
判定する。
【0008】第2図は第1図を具体化したこの発明の基
本概念に基づく構成図である。図において1は#1〜#
4の気筒2〜5を有するエンジン、6はエンジン1のク
ランク軸又は、カム軸に接続され、気筒2〜5の点火位
置に対応するクランク角の基準位置毎(例えば180
度)に周期信号を出力するクランク角センサである。7
はクランク角センサ6の出力を受け、時間比率を検出
し、この時間比率より失火を検出する失火検出部であ
り、この失火検出部7は、クランク角センサ6の信号を
マイクロコンピュータ9(以下マイコンと称する)に伝
達するインターフェース8と、処理手順、制御情報を記
憶するメモリ10、定時間クロック毎にカウントアップ
するタイマカウンタ(フリーランニングカウンタ)1
1、及び失火検出演算処理を実行するCPU12等を内
蔵したマイコン9とによって構成されている。上記構成
において、クランク角センサ6の信号は、インターフェ
ース8を介してマイコン9に入力され、演算処理が実行
される。
本概念に基づく構成図である。図において1は#1〜#
4の気筒2〜5を有するエンジン、6はエンジン1のク
ランク軸又は、カム軸に接続され、気筒2〜5の点火位
置に対応するクランク角の基準位置毎(例えば180
度)に周期信号を出力するクランク角センサである。7
はクランク角センサ6の出力を受け、時間比率を検出
し、この時間比率より失火を検出する失火検出部であ
り、この失火検出部7は、クランク角センサ6の信号を
マイクロコンピュータ9(以下マイコンと称する)に伝
達するインターフェース8と、処理手順、制御情報を記
憶するメモリ10、定時間クロック毎にカウントアップ
するタイマカウンタ(フリーランニングカウンタ)1
1、及び失火検出演算処理を実行するCPU12等を内
蔵したマイコン9とによって構成されている。上記構成
において、クランク角センサ6の信号は、インターフェ
ース8を介してマイコン9に入力され、演算処理が実行
される。
【0009】次に、動作について説明する。先ずクラン
ク角センサ6と点火、燃焼の関係について説明する。図
3(a),(b)に4ストロークサイクル4気筒エンジンのク
ランク角に対する各気筒2〜5の圧力変化と各部の波形
を示す。同図(a)において実線はエンジン1の第1気筒
#1の圧力波形であり、BDCは下死点、TDCは上死
点である。また、破線は第3気筒#3、一点鎖線は第2
気筒#2、2点鎖線は第4気筒#4の圧力波形である。
図3に示すように、4気筒エンジンでは各気筒の燃焼サ
イクルはクランク角180度の位相差を持っている。な
お、第2気筒#2、第3気筒#3、第4気筒#4の圧力
波形は圧縮と爆発行程のみを記載し、吸入、排気の行程
は記載を省略している。
ク角センサ6と点火、燃焼の関係について説明する。図
3(a),(b)に4ストロークサイクル4気筒エンジンのク
ランク角に対する各気筒2〜5の圧力変化と各部の波形
を示す。同図(a)において実線はエンジン1の第1気筒
#1の圧力波形であり、BDCは下死点、TDCは上死
点である。また、破線は第3気筒#3、一点鎖線は第2
気筒#2、2点鎖線は第4気筒#4の圧力波形である。
図3に示すように、4気筒エンジンでは各気筒の燃焼サ
イクルはクランク角180度の位相差を持っている。な
お、第2気筒#2、第3気筒#3、第4気筒#4の圧力
波形は圧縮と爆発行程のみを記載し、吸入、排気の行程
は記載を省略している。
【0010】クランク角センサ6は図3(b)に示すよう
に各気筒2〜5の点火時期に対応して、TDCに対して
例えば6度前の位置を基準として180度の周期で例え
ば110度のLow区間(以下Lと称す)と70度のHig
h区間(以下Hと称す)に振り分けられた周期信号を発
生する。一般的に点火制御はこの信号を参照して、ここ
に図示しない点火コイルの通電を制御する。即ち、第1
気筒#1を例にとると、クランク角180度ないし36
0度における圧縮行程のH区間に点火コイルの通電を開
始し、回転数負荷に対応して定められた点火時期にTD
C近傍でHからLに変化するクランク角センサ6の信号
を参照して、点火コイルの通電を遮断し、これによって
発生する高電圧を点火プラグに印加し、着火させる。こ
れに対応して図3(a)に実線で示すように筒内圧はクラ
ンク角360度ないし540度における爆発行程で着火
し、燃焼圧力が増大する。以下同様にして、180度周
期で、着火順序#1→#3→#4→#2→#1と燃焼サ
イクルが繰り返される。
に各気筒2〜5の点火時期に対応して、TDCに対して
例えば6度前の位置を基準として180度の周期で例え
ば110度のLow区間(以下Lと称す)と70度のHig
h区間(以下Hと称す)に振り分けられた周期信号を発
生する。一般的に点火制御はこの信号を参照して、ここ
に図示しない点火コイルの通電を制御する。即ち、第1
気筒#1を例にとると、クランク角180度ないし36
0度における圧縮行程のH区間に点火コイルの通電を開
始し、回転数負荷に対応して定められた点火時期にTD
C近傍でHからLに変化するクランク角センサ6の信号
を参照して、点火コイルの通電を遮断し、これによって
発生する高電圧を点火プラグに印加し、着火させる。こ
れに対応して図3(a)に実線で示すように筒内圧はクラ
ンク角360度ないし540度における爆発行程で着火
し、燃焼圧力が増大する。以下同様にして、180度周
期で、着火順序#1→#3→#4→#2→#1と燃焼サ
イクルが繰り返される。
【0011】次に、失火検出の具体的方法について説明
する。図3(a),(c)に燃焼と角速度の関係を示す。尚、
本図はエンジン回転数1000rpmの場合である。同図(a)に
実線で示す第1気筒#1において、クランク角360度
を中心とする波形は正常燃焼の場合であり、吸入行程で
充填された混合気は圧縮行程で加圧され、圧縮のTDC
付近で点火され、爆発行程で急激に膨張し、排気行程で
気筒外に排出される。
する。図3(a),(c)に燃焼と角速度の関係を示す。尚、
本図はエンジン回転数1000rpmの場合である。同図(a)に
実線で示す第1気筒#1において、クランク角360度
を中心とする波形は正常燃焼の場合であり、吸入行程で
充填された混合気は圧縮行程で加圧され、圧縮のTDC
付近で点火され、爆発行程で急激に膨張し、排気行程で
気筒外に排出される。
【0012】次に点火失敗あるいは、空気と燃料の混合
比が不適切な場合に発生する失火状態を説明する。クラ
ンク角1080度を中心とする圧力波形がこれに相当し、T
DCを中心として左右対称となる。この例の場合は、燃
焼が全く無い場合、即ち完全失火の状態を示している
が、失火の程度が軽微であれば、爆発行程の圧力遷移は
クランク角360度ないし540度に示す正常時の圧力
波形の中間の値となる。また、角速度は図3(c)のクラ
ンク角0ないし1080度に示すように、各気筒の爆発によ
るトルク上昇に対応して、角速度が増大し、圧縮に対応
して、減少する特性を有する。ここで、失火が発生する
と、クランク角1080度以降に示すように、爆発によるト
ルク上昇が得られないため、角速度は減少し、次の第3
気筒#3の爆発が発生するまで減少し続ける。そこで、
この発明はこのことに着目し、失火の有無により発生す
るクランク角の所定区間の角速度の変動から、失火を判
定しようとするものである。
比が不適切な場合に発生する失火状態を説明する。クラ
ンク角1080度を中心とする圧力波形がこれに相当し、T
DCを中心として左右対称となる。この例の場合は、燃
焼が全く無い場合、即ち完全失火の状態を示している
が、失火の程度が軽微であれば、爆発行程の圧力遷移は
クランク角360度ないし540度に示す正常時の圧力
波形の中間の値となる。また、角速度は図3(c)のクラ
ンク角0ないし1080度に示すように、各気筒の爆発によ
るトルク上昇に対応して、角速度が増大し、圧縮に対応
して、減少する特性を有する。ここで、失火が発生する
と、クランク角1080度以降に示すように、爆発によるト
ルク上昇が得られないため、角速度は減少し、次の第3
気筒#3の爆発が発生するまで減少し続ける。そこで、
この発明はこのことに着目し、失火の有無により発生す
るクランク角の所定区間の角速度の変動から、失火を判
定しようとするものである。
【0013】図4,図5,図6はこの発明の基本概念に
基づくマイコン9のタイムチャート及び演算フローチャ
ートである。ここではクランク角センサ6の点火周期信
号例えば図3(b)に示す上死点TDC前6度より前のク
ランク角70度のH区間TLと、TDCをはさむ110
度のL区間TUの所要時間を計測してその時間比率から
失火を検出する。
基づくマイコン9のタイムチャート及び演算フローチャ
ートである。ここではクランク角センサ6の点火周期信
号例えば図3(b)に示す上死点TDC前6度より前のク
ランク角70度のH区間TLと、TDCをはさむ110
度のL区間TUの所要時間を計測してその時間比率から
失火を検出する。
【0014】図4にクランク角と演算処理の詳細なタイ
ムチャートを示す。上死点TDCを基準に上死点前76
度(以下BTDC76度と記す)毎にクランク角センサ
6の信号によりインターフェース8を介して、マイコン
9に割り込みが発生し、割り込み処理ルーチンとして図
5のフローが実行され、上死点前6度(以下BTDC6
度と記す)毎に図6のフローが実行される。
ムチャートを示す。上死点TDCを基準に上死点前76
度(以下BTDC76度と記す)毎にクランク角センサ
6の信号によりインターフェース8を介して、マイコン
9に割り込みが発生し、割り込み処理ルーチンとして図
5のフローが実行され、上死点前6度(以下BTDC6
度と記す)毎に図6のフローが実行される。
【0015】先ず、図5において、CPU12はステッ
プS1で所定時間クロック毎にカウントアップするタイ
マ11のカウンタ値を読み込んでメモリ10内に設けら
れたメモリMB76(図示せず)にストアする。ここ
で、このストアされた値はBTDC76度における時刻
を示す。次にステップS2に移り、この処理が、プログ
ラムのスタート時点から、初回目であるか否かを図示し
ないフラグを参照して、判定する。このフラグはプログ
ラムのスタート時点で初回を示すようセットされてお
り、この場合には同フラグをクリアすると共にYesに分
岐し、処理を終了する。次にCPU12は、クランク角
センサ6の信号がBTDC6度になるまで待機する。エ
ンジンが回転し、図4に示すBTDC6度の時点に達す
ると、クランク角センサ6の信号により、再び割り込み
が発生し、図6のフローが実行される。ステップS7
で、タイマ11のカウンタ値を読み込み、BTDC6度
における時刻を示す値をメモリMB6(図示せず)にス
トアする。次いでステップS8で、図5のステップS1
で与えられたBTDC76度における時刻を参照して図
4に示す区間TLの所要時間を TL=MB76−MB6 ・・・ (1) により算出し、メモリTL(図示せず)にストアし処理
を終了する。次いで、次の気筒の点火信号に対応するB
TDC76度の位置に達すると、再び図5の処理が実行
される。ここではステップS1でメモリMB76の値を
更新し、次回の処理に備えると共にステップS2におい
て前回の処理で初期フラグがクリアされているため、ス
テップS3に移る。ステップS3では、図6のステップ
S7で与えられたBTDC6度における時刻を参照し
て、図4に示す区間TUの所要時間を TU=MB6−MB76 ・・・ (2) により算出し、次いで時間比率を 時間比率=TU/TL ・・・ (3) により算出する。次に、ステップS4で、この時間比率
が予め設定された失火に対応する所定値より大きいかど
うかを判定し、大きい時には、ステップS5に分岐し、
失火していると判定し、小さければ、正常と判定し、そ
れぞれ処理を終了する。以下、同様にして、BTDC7
6度では図5のフローが、BTDC6度では図6のフロ
ーが実行され、各気筒に対応する時間比率が順次算出さ
れる。
プS1で所定時間クロック毎にカウントアップするタイ
マ11のカウンタ値を読み込んでメモリ10内に設けら
れたメモリMB76(図示せず)にストアする。ここ
で、このストアされた値はBTDC76度における時刻
を示す。次にステップS2に移り、この処理が、プログ
ラムのスタート時点から、初回目であるか否かを図示し
ないフラグを参照して、判定する。このフラグはプログ
ラムのスタート時点で初回を示すようセットされてお
り、この場合には同フラグをクリアすると共にYesに分
岐し、処理を終了する。次にCPU12は、クランク角
センサ6の信号がBTDC6度になるまで待機する。エ
ンジンが回転し、図4に示すBTDC6度の時点に達す
ると、クランク角センサ6の信号により、再び割り込み
が発生し、図6のフローが実行される。ステップS7
で、タイマ11のカウンタ値を読み込み、BTDC6度
における時刻を示す値をメモリMB6(図示せず)にス
トアする。次いでステップS8で、図5のステップS1
で与えられたBTDC76度における時刻を参照して図
4に示す区間TLの所要時間を TL=MB76−MB6 ・・・ (1) により算出し、メモリTL(図示せず)にストアし処理
を終了する。次いで、次の気筒の点火信号に対応するB
TDC76度の位置に達すると、再び図5の処理が実行
される。ここではステップS1でメモリMB76の値を
更新し、次回の処理に備えると共にステップS2におい
て前回の処理で初期フラグがクリアされているため、ス
テップS3に移る。ステップS3では、図6のステップ
S7で与えられたBTDC6度における時刻を参照し
て、図4に示す区間TUの所要時間を TU=MB6−MB76 ・・・ (2) により算出し、次いで時間比率を 時間比率=TU/TL ・・・ (3) により算出する。次に、ステップS4で、この時間比率
が予め設定された失火に対応する所定値より大きいかど
うかを判定し、大きい時には、ステップS5に分岐し、
失火していると判定し、小さければ、正常と判定し、そ
れぞれ処理を終了する。以下、同様にして、BTDC7
6度では図5のフローが、BTDC6度では図6のフロ
ーが実行され、各気筒に対応する時間比率が順次算出さ
れる。
【0016】図3(d)は失火と時間比率TU/TL
(%)の関係を示す図である。同図において実線は、各
気筒#1〜#4に対応してそれぞれ算出される時間比率
値であり、同図に破線で示す、例えば158(%)の値
を図5のステップS4で用いる失火判定値に設定すれ
ば、クランク角1080度を中心とする第1気筒#1の失火
に対応して時間比率TU/TLが増大し、所定値以上と
なるため、失火を判定できることは明らかである。
(%)の関係を示す図である。同図において実線は、各
気筒#1〜#4に対応してそれぞれ算出される時間比率
値であり、同図に破線で示す、例えば158(%)の値
を図5のステップS4で用いる失火判定値に設定すれ
ば、クランク角1080度を中心とする第1気筒#1の失火
に対応して時間比率TU/TLが増大し、所定値以上と
なるため、失火を判定できることは明らかである。
【0017】このように上述の基本概念によれば、点火
制御に用いるクランク角センサを利用しているため特別
にセンサを設ける必要がなく、また時間比率は圧縮行程
に基づく時間で除しているので、エンジンの負荷変動を
正規化できる。次に、この発明の一実施例について詳細
に説明する。なお、本実施例の構成は上述した基本概念
で使用した図2のようなものが使用されるので、その詳
細説明は省略する。図7は、クランク角と演算処理の詳
細なタイムチャートであり、図8と図6はマイコン9の
演算フローチャートであり、図9は加速度と失火の関係
を示すタイムチャートである。ここで、本実施例におい
ては、BTDC6度毎の割り込み処理ルーチンは上述し
た基本概念と同一の図6のフローチャートを用い、BT
DC76度毎の割り込み処理ルーチンは、図5に替え
て、図8のフローチャートが用いられる。尚、図中の基
本概念と同一の部分には同一符号を付して、説明を省略
する。また、図中のiは現在値を示しi−1は前回値を
意味する。
制御に用いるクランク角センサを利用しているため特別
にセンサを設ける必要がなく、また時間比率は圧縮行程
に基づく時間で除しているので、エンジンの負荷変動を
正規化できる。次に、この発明の一実施例について詳細
に説明する。なお、本実施例の構成は上述した基本概念
で使用した図2のようなものが使用されるので、その詳
細説明は省略する。図7は、クランク角と演算処理の詳
細なタイムチャートであり、図8と図6はマイコン9の
演算フローチャートであり、図9は加速度と失火の関係
を示すタイムチャートである。ここで、本実施例におい
ては、BTDC6度毎の割り込み処理ルーチンは上述し
た基本概念と同一の図6のフローチャートを用い、BT
DC76度毎の割り込み処理ルーチンは、図5に替え
て、図8のフローチャートが用いられる。尚、図中の基
本概念と同一の部分には同一符号を付して、説明を省略
する。また、図中のiは現在値を示しi−1は前回値を
意味する。
【0018】先ず、図7において、クランク角がBTD
C76度に達すると、図8のフローが実行される。ここ
で、ステップS1とS2は図5と同一であり、プログラ
ム、スタート後初回であるため、メモリMB76にこの
時点での時刻を記憶し処理を終了する。次に、図7にお
いてBDCの直前に位置する、BTDC6度の位置に達
すると、図6のフローが実行され、この時点での時刻を
メモリMB6にストアすると共に、図7にTLi-1で示
す区間の所要時間を上記(1)式に基ずいて算出し、メモ
リTLにストアし処理を終了する。次いで、次の気筒の
点火信号に対応するBTDC76度の位置に達すると、
再び図8のフローが実行される。ステップS1では、こ
の時点での時刻をメモリMB76にストアし、次いでス
テップS2では、Noと判断し、ステップS3に分岐す
る、ステップS3では、上記(2)式に基ずいて、図7の
区間TUi-1の所要時間を算出すると共に、時間比率が
上記(3)式によって、計算される。次に、ステップS9
に移り、図7にTi-1で示す区間の所要時間をメモリT
Lの値及びステップS3で算出したTUの値を用いて Ti=TL+TU ・・・ (4) により算出する。次に、ステップS10で、この処理が
プログラムのスタート時点から、2回目であるか否か
を、図示しないフラグを参照して判定する。このフラグ
は、プログラムのスタート時点で2回目を示すようセッ
トされており、この場合には、同フラグをクリアすると
共に、Yesに分岐し、ステップS13に移る。ここで
は、メモリ10内に設けられた前回のTiの値を保持す
るメモリTi-1に今回上記(4)式で算出したTiをストア
すると共に、同様にして前回のTU/TLの値を保持す
る、メモリTUi-1/TLi-1に今回上記(3)式で求めた
時間比率TU/TLをストアし、処理を終了する。エン
ジンが回転し、図7のTDCの直前に位置する、BTD
C6度の位置に達すると、図6のフローが実行され、こ
の時点での時刻をメモリMB6にストアすると共に、図
7にTLiで示す区間の所要時間が上記(1)式によって算
出され、メモリTLにストアされる。次いで、クランク
角が次の気筒の点火信号に対応するBTDC76度の位
置に達すると、再び図8のフローが実行されるが、この
処理は3回目である為、ステップS1,S2,S3,S
9の経路で、現時点での時刻が、メモリMB76にスト
アされ、図7の区間TUiの所要時間TU及び区間Tiの
所要時間がそれぞれ上記(2)式及び(3)式で算出される。
次にステップS10に移り、処理回数を判断するが、ス
テップS10における2回目の処理でフラグがクリアさ
れているためNoに分岐し、ステップS11に移る。こ
こでは、前述のメモリの値、計算値を用いて、加速度を 加速度=TLi/(Ti-1)3×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)]・・・(5) により、算出する。次に、ステップS12で、この加速
度が予め設定された失火に対応する所定値より大きいか
どうかを判定し、大きい時には、ステップS5に分岐
し、失火していると判定し、小さければ、ステップS6
に分岐し、正常であると判定する。次に、ステップS1
3に移り、4回目以降の演算に備えて、今回のTiおよ
びTU/TLを前回のメモリTi-1およびTUi-1/TL
i-1にそれぞれ記憶し、処理を終了する。
C76度に達すると、図8のフローが実行される。ここ
で、ステップS1とS2は図5と同一であり、プログラ
ム、スタート後初回であるため、メモリMB76にこの
時点での時刻を記憶し処理を終了する。次に、図7にお
いてBDCの直前に位置する、BTDC6度の位置に達
すると、図6のフローが実行され、この時点での時刻を
メモリMB6にストアすると共に、図7にTLi-1で示
す区間の所要時間を上記(1)式に基ずいて算出し、メモ
リTLにストアし処理を終了する。次いで、次の気筒の
点火信号に対応するBTDC76度の位置に達すると、
再び図8のフローが実行される。ステップS1では、こ
の時点での時刻をメモリMB76にストアし、次いでス
テップS2では、Noと判断し、ステップS3に分岐す
る、ステップS3では、上記(2)式に基ずいて、図7の
区間TUi-1の所要時間を算出すると共に、時間比率が
上記(3)式によって、計算される。次に、ステップS9
に移り、図7にTi-1で示す区間の所要時間をメモリT
Lの値及びステップS3で算出したTUの値を用いて Ti=TL+TU ・・・ (4) により算出する。次に、ステップS10で、この処理が
プログラムのスタート時点から、2回目であるか否か
を、図示しないフラグを参照して判定する。このフラグ
は、プログラムのスタート時点で2回目を示すようセッ
トされており、この場合には、同フラグをクリアすると
共に、Yesに分岐し、ステップS13に移る。ここで
は、メモリ10内に設けられた前回のTiの値を保持す
るメモリTi-1に今回上記(4)式で算出したTiをストア
すると共に、同様にして前回のTU/TLの値を保持す
る、メモリTUi-1/TLi-1に今回上記(3)式で求めた
時間比率TU/TLをストアし、処理を終了する。エン
ジンが回転し、図7のTDCの直前に位置する、BTD
C6度の位置に達すると、図6のフローが実行され、こ
の時点での時刻をメモリMB6にストアすると共に、図
7にTLiで示す区間の所要時間が上記(1)式によって算
出され、メモリTLにストアされる。次いで、クランク
角が次の気筒の点火信号に対応するBTDC76度の位
置に達すると、再び図8のフローが実行されるが、この
処理は3回目である為、ステップS1,S2,S3,S
9の経路で、現時点での時刻が、メモリMB76にスト
アされ、図7の区間TUiの所要時間TU及び区間Tiの
所要時間がそれぞれ上記(2)式及び(3)式で算出される。
次にステップS10に移り、処理回数を判断するが、ス
テップS10における2回目の処理でフラグがクリアさ
れているためNoに分岐し、ステップS11に移る。こ
こでは、前述のメモリの値、計算値を用いて、加速度を 加速度=TLi/(Ti-1)3×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)]・・・(5) により、算出する。次に、ステップS12で、この加速
度が予め設定された失火に対応する所定値より大きいか
どうかを判定し、大きい時には、ステップS5に分岐
し、失火していると判定し、小さければ、ステップS6
に分岐し、正常であると判定する。次に、ステップS1
3に移り、4回目以降の演算に備えて、今回のTiおよ
びTU/TLを前回のメモリTi-1およびTUi-1/TL
i-1にそれぞれ記憶し、処理を終了する。
【0019】以下、同様にしてBTDC76度では図8
のフローが、BTDC6度では、図6のフローが実行さ
れ、各気筒に対応する加速度が順次算出される。
のフローが、BTDC6度では、図6のフローが実行さ
れ、各気筒に対応する加速度が順次算出される。
【0020】次にこの発明による加速度について説明す
る。往復円運動において、角加速度α(rad/s2)は α=(ωi−ωi-1)/Ti ・・・ (6) ωi:期間Tiでの角速度 Ti:各点火間の周期 であり、角速度ωi(rad/s)は ωi=4π/c×(1/Ti) ・・・ (7) c:気筒数 上記(6)および(7)式より、 α=4π/c×(1/Ti)×{Ti/Ti 2−[Ti-1/(Ti-1)2]}・・・(8) ここでTi-1=Ti+ΔTiとし、ΔTi 2≪1とすれば近
似的に α=4π/c×(Ti−Ti-1)/Ti 3 ・・・ (9) となる。また時間比率TU/TLとの関係は、Ti=T
L+TUであり、TLの項は圧縮行程に含まれる充填空
気量の情報であり、TUを空気量基準で正規化すること
を意味する。ここで、隣り合う、気筒の充填空気量が一
定とすれば、TLi=TLi-1となり、ΔTi=Ti-1−T
i=TUi-1−TUiの関係から α=4π/c×(TLi/Ti 3)×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)] ・・・ (10) となる。この発明に用いた演算式は4π/cの項を削除
して、角加速度の近似式として、加速度(1/s2)
は、 加速度=TLi/(Ti-1)3×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)] ・・・ (11) を用い、失火によって生ずる角速度変動を加速度とし
て、判定するものである。これを、時間比率の加速度と
称する。即ち、(11)式は時間比率の加速度を表して
いる。
る。往復円運動において、角加速度α(rad/s2)は α=(ωi−ωi-1)/Ti ・・・ (6) ωi:期間Tiでの角速度 Ti:各点火間の周期 であり、角速度ωi(rad/s)は ωi=4π/c×(1/Ti) ・・・ (7) c:気筒数 上記(6)および(7)式より、 α=4π/c×(1/Ti)×{Ti/Ti 2−[Ti-1/(Ti-1)2]}・・・(8) ここでTi-1=Ti+ΔTiとし、ΔTi 2≪1とすれば近
似的に α=4π/c×(Ti−Ti-1)/Ti 3 ・・・ (9) となる。また時間比率TU/TLとの関係は、Ti=T
L+TUであり、TLの項は圧縮行程に含まれる充填空
気量の情報であり、TUを空気量基準で正規化すること
を意味する。ここで、隣り合う、気筒の充填空気量が一
定とすれば、TLi=TLi-1となり、ΔTi=Ti-1−T
i=TUi-1−TUiの関係から α=4π/c×(TLi/Ti 3)×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)] ・・・ (10) となる。この発明に用いた演算式は4π/cの項を削除
して、角加速度の近似式として、加速度(1/s2)
は、 加速度=TLi/(Ti-1)3×[TUi/TLi−(TUi-1/TLi-1)] ・・・ (11) を用い、失火によって生ずる角速度変動を加速度とし
て、判定するものである。これを、時間比率の加速度と
称する。即ち、(11)式は時間比率の加速度を表して
いる。
【0021】図9は本実施例による動作のタイムチャー
トである。同図(a),(b),(c)は加速度に用いる記号が
付加されている以外は、図3に示したものと同一である
為説明を省略する。図9(d)は、失火と加速度(1/
s2)の関係を示す図であり、実線は各気筒#1〜4に
対応してそれぞれ算出される加速度である。同図に破線
で示す例えば、5(1/s2)の値を図8のステップS
12で用いる失火判定値に設定すれば、クランク角1080
度を中心とする第1気筒#1の失火を加速度から検出で
きることは明らかである。
トである。同図(a),(b),(c)は加速度に用いる記号が
付加されている以外は、図3に示したものと同一である
為説明を省略する。図9(d)は、失火と加速度(1/
s2)の関係を示す図であり、実線は各気筒#1〜4に
対応してそれぞれ算出される加速度である。同図に破線
で示す例えば、5(1/s2)の値を図8のステップS
12で用いる失火判定値に設定すれば、クランク角1080
度を中心とする第1気筒#1の失火を加速度から検出で
きることは明らかである。
【0022】このように本実施例では検出感度が極めて
良く、また時間比率は圧縮工程に基づく時間で除してい
るので、エンジンの負荷変動を正規化できる。尚、上記
実施例では、失火を判定する値を固定値としたが過去の
所定回数の時間比率または、加速度の平均値や、その他
の平均化処理値、あるいは何らかの統計処理を加えたも
のを判定値としてもよい。また、各気筒の失火判定値を
記憶しておき、所定の回数または、所定の時間内の失火
率を計算し、表示等に用いてもよい。また、失火気筒を
特定し、これを識別する様構成してもよい。また、上記
実施例では4気筒の場合について説明したが、単気筒、
その他複数気筒にも適用でき、上記実施例と同様の効果
を奏する。
良く、また時間比率は圧縮工程に基づく時間で除してい
るので、エンジンの負荷変動を正規化できる。尚、上記
実施例では、失火を判定する値を固定値としたが過去の
所定回数の時間比率または、加速度の平均値や、その他
の平均化処理値、あるいは何らかの統計処理を加えたも
のを判定値としてもよい。また、各気筒の失火判定値を
記憶しておき、所定の回数または、所定の時間内の失火
率を計算し、表示等に用いてもよい。また、失火気筒を
特定し、これを識別する様構成してもよい。また、上記
実施例では4気筒の場合について説明したが、単気筒、
その他複数気筒にも適用でき、上記実施例と同様の効果
を奏する。
【0023】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、内燃
機関の所定のクランク角を基準として前後の所定角度区
間のそれぞれの所要時間の時間比率を検出する時間比率
検出手段と、上記時間比率の加速度を求め、この加速度
から失火を判定する失火判定手段を備えたので、検出感
度が極めて良好で精度の高いものが得られ、またクラン
ク角センサは専用のものを設けてもよいし、通常のもの
を流用してもよく、しかも時間比率は圧縮行程に基づく
時間で除するようにしたので、エンジンの負荷変動を正
規化でき、エンジン回転数、負荷等の運転状態に拘らず
均一な出力が得られるという効果を奏する。
機関の所定のクランク角を基準として前後の所定角度区
間のそれぞれの所要時間の時間比率を検出する時間比率
検出手段と、上記時間比率の加速度を求め、この加速度
から失火を判定する失火判定手段を備えたので、検出感
度が極めて良好で精度の高いものが得られ、またクラン
ク角センサは専用のものを設けてもよいし、通常のもの
を流用してもよく、しかも時間比率は圧縮行程に基づく
時間で除するようにしたので、エンジンの負荷変動を正
規化でき、エンジン回転数、負荷等の運転状態に拘らず
均一な出力が得られるという効果を奏する。
【図1】 この発明の構成を示す機能ブロック図であ
る。
る。
【図2】 図1を具体化したこの発明の一実施例を示す
構成図である。
構成図である。
【図3】 この発明の一実施例の動作説明に供するため
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
【図4】 この発明の基本概念の動作説明に供するため
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
【図5】 この発明の基本概念の動作説明に供するため
の演算フローチャートである。
の演算フローチャートである。
【図6】 この発明の一実施例の動作説明に供するため
の演算フローチャートである。
の演算フローチャートである。
【図7】 この発明の一実施例の動作説明に供するため
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
【図8】 この発明の一実施例の動作説明に供するため
の演算フローチャートである。
の演算フローチャートである。
【図9】 この発明の一実施例の動作説明に供するため
のタイムチャートである。
のタイムチャートである。
M1 エンジン、M2 クランク角検出手段、M3 失
火検出部。
火検出部。
Claims (1)
- 【請求項1】 内燃機関の所定のクランク角を基準とし
て前後の所定角度区間のそれぞれの所要時間の時間比率
を検出する時間比率検出手段と、 上記時間比率の加速度を求め、この加速度から失火を判
定する失火判定手段とを備えたことを特徴とする内燃機
関の失火検出装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2414000A JP2675921B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 内燃機関の失火検出装置 |
US07/761,531 US5337240A (en) | 1990-09-20 | 1991-09-18 | Misfiring sensing apparatus |
KR1019910016429A KR950005897B1 (ko) | 1990-09-20 | 1991-09-19 | 내연기관의 실화검출장치 |
DE4131383A DE4131383C2 (de) | 1990-09-20 | 1991-09-20 | Verfahren zur Erfassung von Fehlzündungen |
DE4143605A DE4143605B4 (de) | 1990-09-20 | 1991-09-20 | Verfahren und Vorrichtung zur Erfassung von Fehlzündungen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2414000A JP2675921B2 (ja) | 1990-12-26 | 1990-12-26 | 内燃機関の失火検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04224258A JPH04224258A (ja) | 1992-08-13 |
JP2675921B2 true JP2675921B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=18522542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2414000A Expired - Lifetime JP2675921B2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-12-26 | 内燃機関の失火検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2675921B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1995017592A1 (fr) * | 1993-12-21 | 1995-06-29 | Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha | Procede d'evaluation de l'etat de combustion d'un moteur a combustion interne et procede et appareil de regulation de l'etat de combustion d'un moteur a combustion interne |
CN112761790B (zh) * | 2021-02-03 | 2022-07-01 | 联合汽车电子有限公司 | 双缸发动机的失火诊断方法以及失火诊断装置 |
CN114622991B (zh) * | 2022-03-18 | 2023-07-18 | 潍柴动力股份有限公司 | 一种发动机失火判断方法、发动机及车辆 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819532A (ja) * | 1981-07-28 | 1983-02-04 | Ngk Spark Plug Co Ltd | 往復機関の失火検出方法および装置 |
-
1990
- 1990-12-26 JP JP2414000A patent/JP2675921B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04224258A (ja) | 1992-08-13 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
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