JP2675514B2 - 建築資材の揚重方法および揚重装置 - Google Patents
建築資材の揚重方法および揚重装置Info
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- JP2675514B2 JP2675514B2 JP24266493A JP24266493A JP2675514B2 JP 2675514 B2 JP2675514 B2 JP 2675514B2 JP 24266493 A JP24266493 A JP 24266493A JP 24266493 A JP24266493 A JP 24266493A JP 2675514 B2 JP2675514 B2 JP 2675514B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、建築資材の揚重方法お
よび揚重装置に関する。さらに詳しくは、建築中の建物
の所定階に建築資材を揚重する建築資材の揚重方法の揚
重作業性に係る改良と、この建築資材の揚重方法を実施
するに好適な建築資材の揚重装置とに関する。
よび揚重装置に関する。さらに詳しくは、建築中の建物
の所定階に建築資材を揚重する建築資材の揚重方法の揚
重作業性に係る改良と、この建築資材の揚重方法を実施
するに好適な建築資材の揚重装置とに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、建築資材の揚重方法としては、タ
ワークレーン，クローラクレーンで建築資材を吊上げ揚
重したり、エレベータで建築資材を載承揚重することが
行われている。
ワークレーン，クローラクレーンで建築資材を吊上げ揚
重したり、エレベータで建築資材を載承揚重することが
行われている。
【０００３】この従来の建築資材の揚重方法は、揚重駆
動源，建築物載承面等の関係から揚重する建築資材の大
きさ，重量に限界があるため、建築資材をブロック化，
プレハブ化された状態で揚重することができず、ストッ
クヤードに集積した建築資材を単品または数個づつ揚重
している。
動源，建築物載承面等の関係から揚重する建築資材の大
きさ，重量に限界があるため、建築資材をブロック化，
プレハブ化された状態で揚重することができず、ストッ
クヤードに集積した建築資材を単品または数個づつ揚重
している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述の従来の建築資材
の揚重方法では、建築現場にかなり広い建築資材のスト
ックヤードを確保しなければならず、建築現場に無用の
デッドスペースが形成されてしまう問題点を有してい
る。さらに、建築資材の揚重効率が低く、建築物の施工
期間が長くなってしまうという問題点を有している。
の揚重方法では、建築現場にかなり広い建築資材のスト
ックヤードを確保しなければならず、建築現場に無用の
デッドスペースが形成されてしまう問題点を有してい
る。さらに、建築資材の揚重効率が低く、建築物の施工
期間が長くなってしまうという問題点を有している。
【０００５】なお、この問題点を解決するために揚重駆
動源，建築物載承面等の設置される装置を大型化する
と、小型の建築資材の揚重では無用の揚重エネルギを喪
失したり使い勝手が悪くなってしまうという新たな問題
点が生ずることになる。
動源，建築物載承面等の設置される装置を大型化する
と、小型の建築資材の揚重では無用の揚重エネルギを喪
失したり使い勝手が悪くなってしまうという新たな問題
点が生ずることになる。
【０００６】本発明は、このような問題点を考慮してな
されたもので、建築現場に建築資材の広いストックヤー
ドを確保したり設置される装置を大型化することなく、
建築資材の大きさ，重量に対応して効率的に揚重するこ
とのできる建築資材の揚重方法と、この建築資材の揚重
方法を実施するに好適な建築資材の揚重装置とを提供す
ることを課題とする。
されたもので、建築現場に建築資材の広いストックヤー
ドを確保したり設置される装置を大型化することなく、
建築資材の大きさ，重量に対応して効率的に揚重するこ
とのできる建築資材の揚重方法と、この建築資材の揚重
方法を実施するに好適な建築資材の揚重装置とを提供す
ることを課題とする。
【０００７】本発明に係る建築資材の揚重方法は、建設
中の建物の壁に沿って少なくとも縦方向へ配設されると
ともに、横移動自在とされたレールに複数台の自走式の
揚重台を走行可能に装備し、揚重しようとする建築資材
の大きさ，重量に対応させて揚重台を複数台組合せ、組
合された揚重台の全部または一部で建築資材を載承し
て、各揚重台を協調走行させるようにしたものである。
中の建物の壁に沿って少なくとも縦方向へ配設されると
ともに、横移動自在とされたレールに複数台の自走式の
揚重台を走行可能に装備し、揚重しようとする建築資材
の大きさ，重量に対応させて揚重台を複数台組合せ、組
合された揚重台の全部または一部で建築資材を載承し
て、各揚重台を協調走行させるようにしたものである。
【０００８】さらに、本発明に係る建築資材の揚重装置
は、請求項２に記載のように、建築中の建物の壁に沿っ
て縦方向へ配設された縦レールと、建築中の建物の壁に
沿って横方向へ配設され縦レールを横方向へ移動可能な
横レールと、縦レール，横レールを直接または間接に乗
換え走行する複数台の揚重台とを備えてなる手段を採用
する。また、請求項３に記載のように、請求項２の建築
資材の揚重装置において、縦レールには縦レール，横レ
ールの交差部に横レールに沿って移動可能な横移動用縦
レールを分離可能に設け、揚重台が縦レール，横移動用
縦レールを直接走行し横レールを横移動用縦レールと一
体的に走行するようにしたことを特徴とする手段を採用
する。
は、請求項２に記載のように、建築中の建物の壁に沿っ
て縦方向へ配設された縦レールと、建築中の建物の壁に
沿って横方向へ配設され縦レールを横方向へ移動可能な
横レールと、縦レール，横レールを直接または間接に乗
換え走行する複数台の揚重台とを備えてなる手段を採用
する。また、請求項３に記載のように、請求項２の建築
資材の揚重装置において、縦レールには縦レール，横レ
ールの交差部に横レールに沿って移動可能な横移動用縦
レールを分離可能に設け、揚重台が縦レール，横移動用
縦レールを直接走行し横レールを横移動用縦レールと一
体的に走行するようにしたことを特徴とする手段を採用
する。
【０００９】
【作用】前述の手段によると、請求項１では、揚重台が
複数台組合わされることにより、装置の建築資材の揚重
能力が建築資材の大きさ，重量に合致したものに構成さ
れる。複数台の揚重台がレールを協調走行することによ
り、複数台の揚重台が一体化され構成された揚重能力が
維持される。
複数台組合わされることにより、装置の建築資材の揚重
能力が建築資材の大きさ，重量に合致したものに構成さ
れる。複数台の揚重台がレールを協調走行することによ
り、複数台の揚重台が一体化され構成された揚重能力が
維持される。
【００１０】また、請求項２，３では、前述の揚重台の
複数台の組合わせは、縦レールにおける揚重台の上下の
連結と隣接する縦レールの接近，離間とによってなされ
る。また、請求項３では、揚重台の縦レール，横レーの
乗換えが横移動用縦レールによって円滑になされる。
複数台の組合わせは、縦レールにおける揚重台の上下の
連結と隣接する縦レールの接近，離間とによってなされ
る。また、請求項３では、揚重台の縦レール，横レーの
乗換えが横移動用縦レールによって円滑になされる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明に係る建築資材の揚重方法およ
び揚重装置の実施例を図面に基いて説明する。
び揚重装置の実施例を図面に基いて説明する。
【００１２】まず、本発明に係る建築資材の揚重装置の
実施例を説明する。
実施例を説明する。
【００１３】この実施例では、建築中のビル等の建物１
０に沿って配設された縦レール１，横移動用縦レール
２，横レール３とこれ等を走行する揚重台４とからなる
構成となっている。
０に沿って配設された縦レール１，横移動用縦レール
２，横レール３とこれ等を走行する揚重台４とからなる
構成となっている。
【００１４】縦レール１は、Ｈ型，箱型等の１本直線レ
ールからなるもので、複数本が横レール３に横方向へ移
動可能に支持されて略垂直に配設されている。この縦レ
ール１には、揚重台４の走行を確実にするためのラック
を設けたり、揚重台４の走行エネルギ（電気）を伝導す
るための送電板を設けたりすることができる。なお、こ
の縦レール１は、図３，図５，図７に示すように、建物
１０寄りの位置と建物１０から少し離れた位置とに相対
して配設されている。
ールからなるもので、複数本が横レール３に横方向へ移
動可能に支持されて略垂直に配設されている。この縦レ
ール１には、揚重台４の走行を確実にするためのラック
を設けたり、揚重台４の走行エネルギ（電気）を伝導す
るための送電板を設けたりすることができる。なお、こ
の縦レール１は、図３，図５，図７に示すように、建物
１０寄りの位置と建物１０から少し離れた位置とに相対
して配設されている。
【００１５】横移動用縦レール２は、縦レール１と横レ
ール３との交差部に縦レール１から分離可能に設けら
れ、横レール３に横方向へ移動可能に支持されて配設さ
れている。この横移動用縦レール２は、駆動部２１を備
えて、縦レール１と連結した状態で縦レール１と一体的
に横レール３を横方向へ移動したり、縦レール１と分離
した状態で縦レール１から離れて横レール３を横方向へ
移動したりすることができる。なお、この横移動用縦レ
ール２にも前記ラック，送電板を設けたりすることがで
きるが、これ等のラック，送電板は縦レール１側と断続
可能な構造としておく。また、横移動用縦レール２の縦
長は、１台または２台の揚重台４の高さの和となってい
る。（図は２台の場合を示す）さらに、横移動用縦レー
ル２の背部側（建築資材２０の揚重ラインの反対側）に
は、コ字形の横レールガイド２２が設けられている。
ール３との交差部に縦レール１から分離可能に設けら
れ、横レール３に横方向へ移動可能に支持されて配設さ
れている。この横移動用縦レール２は、駆動部２１を備
えて、縦レール１と連結した状態で縦レール１と一体的
に横レール３を横方向へ移動したり、縦レール１と分離
した状態で縦レール１から離れて横レール３を横方向へ
移動したりすることができる。なお、この横移動用縦レ
ール２にも前記ラック，送電板を設けたりすることがで
きるが、これ等のラック，送電板は縦レール１側と断続
可能な構造としておく。また、横移動用縦レール２の縦
長は、１台または２台の揚重台４の高さの和となってい
る。（図は２台の場合を示す）さらに、横移動用縦レー
ル２の背部側（建築資材２０の揚重ラインの反対側）に
は、コ字形の横レールガイド２２が設けられている。
【００１６】なお、横移動用縦レール２は、縦レール１
と横レール３との交差部以外に、予備のものが複数個横
レール３に設けられている。
と横レール３との交差部以外に、予備のものが複数個横
レール３に設けられている。
【００１７】横レール３は、箱型等の１本直線レールか
らなるもので、建物１０の各階ごとに建物１０と建物１
０から少し離れて立設された支柱５とに固定支持されて
略水平に配設されている。この横レール３には、横移動
用縦レール２の走行を確実にするためのラックを設けた
り、横移動用縦レール２の走行エネルギ（電気）を伝導
するための送電板を設けたりすることができる。
らなるもので、建物１０の各階ごとに建物１０と建物１
０から少し離れて立設された支柱５とに固定支持されて
略水平に配設されている。この横レール３には、横移動
用縦レール２の走行を確実にするためのラックを設けた
り、横移動用縦レール２の走行エネルギ（電気）を伝導
するための送電板を設けたりすることができる。
【００１８】揚重台４は、駆動部４１を備えて、縦レー
ル１，横移動用縦レール２を走行可能に装備され、上面
で建築資材２０を載承することができるようになってい
る。この揚重台４には、図３に示すように、上下面と側
面とに互いに機械的または電気的に接続，切断可能な連
結部４２が設けられている。また、揚重台４の建物１０
側の縦レール１等に装備されたものは、上面に建物１０
へ向けてスライドさせることのできるスライド部４３が
設けられている。
ル１，横移動用縦レール２を走行可能に装備され、上面
で建築資材２０を載承することができるようになってい
る。この揚重台４には、図３に示すように、上下面と側
面とに互いに機械的または電気的に接続，切断可能な連
結部４２が設けられている。また、揚重台４の建物１０
側の縦レール１等に装備されたものは、上面に建物１０
へ向けてスライドさせることのできるスライド部４３が
設けられている。
【００１９】なお、揚重台４は、複数台が装備され、縦
レール１の延長レール６に収納されるようになってい
る。また、複数台の揚重台４の一部には、図５に示すよ
うに、隣接する縦レール１を走行する揚重台４の位置を
光を利用して検出する光素子４４が設けられている。
レール１の延長レール６に収納されるようになってい
る。また、複数台の揚重台４の一部には、図５に示すよ
うに、隣接する縦レール１を走行する揚重台４の位置を
光を利用して検出する光素子４４が設けられている。
【００２０】次に、この実施例の使用例に基づいて、本
発明に係る建築資材の揚重装置の実施例を説明する。
発明に係る建築資材の揚重装置の実施例を説明する。
【００２１】使用に際しては、まず、図２に示すよう
に、建築資材２０の大きさ，重量に対応して揚重台４を
複数台組合せる。即ち、ブロック化，プレハブ化された
建築資材２０であればそれに対応することになり、その
結果としてストックヤードが不要になる。
に、建築資材２０の大きさ，重量に対応して揚重台４を
複数台組合せる。即ち、ブロック化，プレハブ化された
建築資材２０であればそれに対応することになり、その
結果としてストックヤードが不要になる。
【００２２】揚重台４の組合せの態様の１つは、水平面
において行われる。即ち、横移動用縦レール２の走行移
動によって、縦レール１，横移動用縦レール２を一体的
に横移動させて、建築資材２０の下面を載承する好適な
位置に揚重台４をもってくる。なお、このとき、建築資
材２０の大きさ，重量に対応して、図３に示すように揚
重台４を相対させて使用するか否かを選択する。
において行われる。即ち、横移動用縦レール２の走行移
動によって、縦レール１，横移動用縦レール２を一体的
に横移動させて、建築資材２０の下面を載承する好適な
位置に揚重台４をもってくる。なお、このとき、建築資
材２０の大きさ，重量に対応して、図３に示すように揚
重台４を相対させて使用するか否かを選択する。
【００２３】また、揚重台４の組合せの態様の他の１つ
は、垂直線において行われる。即ち、揚重台４を延長レ
ール６から走行させて１本の縦レール１内で１階（建築
資材２０の搬入階）３０に位置させて重ね合わせ、建築
資材２０の重量を上昇させるに好適な揚重台４の台数を
選択する。
は、垂直線において行われる。即ち、揚重台４を延長レ
ール６から走行させて１本の縦レール１内で１階（建築
資材２０の搬入階）３０に位置させて重ね合わせ、建築
資材２０の重量を上昇させるに好適な揚重台４の台数を
選択する。
【００２４】この揚重台４の複数台の組合せが行われる
と、１本の縦レール１内および相対する縦レール１同士
では 揚重台４が連結部４２によって機械的または電気
的に連結されることになる。
と、１本の縦レール１内および相対する縦レール１同士
では 揚重台４が連結部４２によって機械的または電気
的に連結されることになる。
【００２５】次に、建物１０の１階３０から、建築資材
２０を揚重台４に載承する。
２０を揚重台４に載承する。
【００２６】建築資材２０の揚重台４への載承では、直
接載承とすることもできるが、受板等を掛け渡して台車
を利用して台車ごとまたは搬入トラックを利用して搬入
トラックごと載承することもできる。
接載承とすることもできるが、受板等を掛け渡して台車
を利用して台車ごとまたは搬入トラックを利用して搬入
トラックごと載承することもできる。
【００２７】揚重台４に建築資材２０を載承した後に
は、図４に示すように、駆動部４１によって揚重台４を
上昇走行させる。
は、図４に示すように、駆動部４１によって揚重台４を
上昇走行させる。
【００２８】揚重台４の上昇走行の際には、前述した連
結部４２による連結と、図５に示す前述の光素子４４の
検出に基づくその揚重台４の走行速度調整とによって、
各揚重台４を協調させ一体的走行させることができる。
この揚重台４の走行は、建築資材２０の大きさ，重量に
合致した揚重能力に基づいて行われるものであり、建築
資材２０の大小，軽重にかかわらず安全，確実である共
に、無駄な揚重エネルギの損失がない。
結部４２による連結と、図５に示す前述の光素子４４の
検出に基づくその揚重台４の走行速度調整とによって、
各揚重台４を協調させ一体的走行させることができる。
この揚重台４の走行は、建築資材２０の大きさ，重量に
合致した揚重能力に基づいて行われるものであり、建築
資材２０の大小，軽重にかかわらず安全，確実である共
に、無駄な揚重エネルギの損失がない。
【００２９】揚重台４が最上階４０に到達した後には、
建築資材２０を荷下ろしする。
建築資材２０を荷下ろしする。
【００３０】建築資材２０の荷下ろしは、図７に示すよ
うに、揚重台４のスライド部４３を建物１０に掛け渡す
ことによって安全，確実に行うことができる。
うに、揚重台４のスライド部４３を建物１０に掛け渡す
ことによって安全，確実に行うことができる。
【００３１】建築資材２０の荷下ろしが終了した後に
は、図８に示すように、揚重台４を元の位置に復帰させ
る。
は、図８に示すように、揚重台４を元の位置に復帰させ
る。
【００３２】揚重台４を元の位置に復帰させるには、ま
ず、横移動用縦レール２に位置している揚重台４を横移
動用縦レール２と一体的に横レール３を走行させて別の
縦レール１にまで移動させる。このとき、この縦レール
１とこの横レール３との交差部には、他の横移動用縦レ
ール２を位置させないでおく。別の縦レール１にまで移
動した揚重台４は、縦レール１を降下走行して１階３０
に到達する。このとき、この縦レール１と１階３０の横
レール３との交差部には、予め横移動用縦レール２を位
置させておく。そして、１階３０に到達した揚重台４を
横移動用縦レール２と一体的に横レール３を走行させ
て、元の縦レール１にまで移動させることになる。な
お、この間に、別の揚重台４で次の建築資材２０を揚重
することもできる。
ず、横移動用縦レール２に位置している揚重台４を横移
動用縦レール２と一体的に横レール３を走行させて別の
縦レール１にまで移動させる。このとき、この縦レール
１とこの横レール３との交差部には、他の横移動用縦レ
ール２を位置させないでおく。別の縦レール１にまで移
動した揚重台４は、縦レール１を降下走行して１階３０
に到達する。このとき、この縦レール１と１階３０の横
レール３との交差部には、予め横移動用縦レール２を位
置させておく。そして、１階３０に到達した揚重台４を
横移動用縦レール２と一体的に横レール３を走行させ
て、元の縦レール１にまで移動させることになる。な
お、この間に、別の揚重台４で次の建築資材２０を揚重
することもできる。
【００３３】また、途中階５０に建築資材２０を揚重す
る場合には、基本的には前述の最上階４０の場合と同じ
であるが、縦レール１が荷下ろしの邪魔になる。このた
め、図８に示すように、揚重台４を横移動用縦レール２
と一体的に横レール３を走行させて、縦レール１を避け
た位置で荷下ろしを行うことになる。
る場合には、基本的には前述の最上階４０の場合と同じ
であるが、縦レール１が荷下ろしの邪魔になる。このた
め、図８に示すように、揚重台４を横移動用縦レール２
と一体的に横レール３を走行させて、縦レール１を避け
た位置で荷下ろしを行うことになる。
【００３４】なお、図８に示すように途中階５０で荷下
ろしを行う場合には、予備の横移動用縦レール２を縦レ
ール１に配置しておく、途中階５０での荷下ろし中にこ
の途中階５０以上の階に建築資材２０を揚重することが
できる。また、また、この途中階５０の荷下ろし態様に
ついては、建築資材２０の揚重順序の途中変換の建築資
材２０の退避として利用することができる。
ろしを行う場合には、予備の横移動用縦レール２を縦レ
ール１に配置しておく、途中階５０での荷下ろし中にこ
の途中階５０以上の階に建築資材２０を揚重することが
できる。また、また、この途中階５０の荷下ろし態様に
ついては、建築資材２０の揚重順序の途中変換の建築資
材２０の退避として利用することができる。
【００３５】また、揚重台４の走行域が縦レール１，横
レール３によって規制されているため、縦レール１，横
レール３の延長によって揚重台４の走行域を拡大し、建
築資材の揚重範囲を簡単に広げることができる。
レール３によって規制されているため、縦レール１，横
レール３の延長によって揚重台４の走行域を拡大し、建
築資材の揚重範囲を簡単に広げることができる。
【００３６】以上、図示した実施例の外に、横移動用縦
レール２には駆動部２１を設けず、揚重台４の駆動部４
１により揚重台４と一体的に横移動用縦レール２が走行
する実施例とすることも可能である。
レール２には駆動部２１を設けず、揚重台４の駆動部４
１により揚重台４と一体的に横移動用縦レール２が走行
する実施例とすることも可能である。
【００３７】さらに、縦レールを１本または数本以上に
配設する実施例とすることも可能である。
配設する実施例とすることも可能である。
【００３８】さらに、揚重台４が縦レール１，横レール
３を直接乗換えることができる構造の実施例とすること
も可能である。
３を直接乗換えることができる構造の実施例とすること
も可能である。
【発明の効果】以上のように本発明に係る建築資材の揚
重方法は、建築資材の大きさ，重量に対応して組合され
た揚重台で建築資材を揚重するため、建築現場に建築資
材の広いストックヤードを確保したり設置される装置を
大型化することなく、建築資材の大きさ，重量に対応し
て効率的に揚重することができ、さらに資材を揚重の上
部に停滞させることによりストックさせることができる
ため、ＪＩＴ（Justin Time ）搬送が出来る効果があ
る。
重方法は、建築資材の大きさ，重量に対応して組合され
た揚重台で建築資材を揚重するため、建築現場に建築資
材の広いストックヤードを確保したり設置される装置を
大型化することなく、建築資材の大きさ，重量に対応し
て効率的に揚重することができ、さらに資材を揚重の上
部に停滞させることによりストックさせることができる
ため、ＪＩＴ（Justin Time ）搬送が出来る効果があ
る。
【００３９】さらに、以上のように本発明に係る建築資
材の揚重装置は、請求項１，２共通として、揚重台をレ
ール構造で走行させるため、簡単に設備しまた延長する
ことができる効果がある。
材の揚重装置は、請求項１，２共通として、揚重台をレ
ール構造で走行させるため、簡単に設備しまた延長する
ことができる効果がある。
【００４０】さらに、本発明に係る建築資材の揚重装置
は、請求項２共通のみとして、揚重台の縦レール，横レ
ールの乗換えが円滑，確実である効果がある。
は、請求項２共通のみとして、揚重台の縦レール，横レ
ールの乗換えが円滑，確実である効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係る建築資材の揚重方法および揚重装
置の実施例を示す斜視図である。
置の実施例を示す斜視図である。
【図２】図１における揚重台の組合せを示す正面図であ
る。
る。
【図３】図２の要部の拡大側面図である。
【図４】図１における揚重台の上昇走行を示す正面図で
ある。
ある。
【図５】図４の要部の拡大斜視図である。
【図６】図１における揚重台の横走行を示す正面図であ
る。
る。
【図７】図４，図６の間の状態の要部の拡大側面図であ
る。
る。
【図８】図１における他の使用状態の揚重台の走行を示
す正面図である。
す正面図である。
１ 縦レール ２ 横移動用縦レール ３ 横レール ４ 揚重台 １０ 建物５ ２０ 建築資材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水谷 亮 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (72)発明者 岸 光輝 東京都港区元赤坂一丁目２番７号 鹿島 建設株式会社内 (56)参考文献 実開 昭61−80920（ＪＰ，Ｕ)
Claims (3)
- 【請求項１】建設中の建物の壁に沿って少なくとも縦方
向へ配設されるとともに、横移動自在とされたレールに
複数台の自走式の揚重台を走行可能に装備し、揚重しよ
うとする建築資材の大きさ，重量に対応させて揚重台を
複数台組合せ、組合された揚重台の全部または一部で建
築資材を載承して、各揚重台を協調走行させる建築資材
の揚重方法。 - 【請求項２】 建築中の建物の壁に沿って縦方向へ配設
された縦レールと、建築中の建物の壁に沿って横方向へ
配設され縦レールを横方向へ移動可能な横レールと、縦
レール，横レールを直接または間接に乗換え走行する複
数台の揚重台とを備えてなる建築資材の揚重装置。 - 【請求項３】 請求項２の建築資材の揚重装置におい
て、縦レールには縦レール，横レールの交差部に横レー
ルに沿って移動可能な横移動用縦レールを分離可能に設
け、揚重台が縦レール，横移動用縦レールを直接走行し
横レールを横移動用縦レールと一体的に走行するように
したことを特徴とする建築資材の揚重装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24266493A JP2675514B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 建築資材の揚重方法および揚重装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24266493A JP2675514B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 建築資材の揚重方法および揚重装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0797160A JPH0797160A (ja) | 1995-04-11 |
| JP2675514B2 true JP2675514B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17092412
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24266493A Expired - Fee Related JP2675514B2 (ja) | 1993-09-29 | 1993-09-29 | 建築資材の揚重方法および揚重装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2675514B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2019105684A1 (en) * | 2017-11-29 | 2019-06-06 | Vsl International Ag | Assembly and method for lifting, lowering and installing load elements |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59167136A (ja) * | 1983-03-11 | 1984-09-20 | Hitachi Ltd | 光回路 |
-
1993
- 1993-09-29 JP JP24266493A patent/JP2675514B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0797160A (ja) | 1995-04-11 |
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