JP2675023B2 - 遊戯装置 - Google Patents
遊戯装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、遊戯装置の前面部に設けた表示窓部と、こ
の表示窓部の後方に複数の回転表示体を臨ませるととも
に各回転表示体により複数の識別情報を表示可能な可変
表示装置と、前記表示窓部の下方に前記各回転表示体毎
にストップスイッチを備えたストップ操作部とを備えた
遊戯装置において、遊戯者がより快適に遊戯することが
できるような遊戯装置の量改良に関すう。 (従来の技術) 従来から、複数の図柄等の識別情報を可変表示できる
複数の回転表示体(例えば回転ドラム)を持つ可変表示
装置を備えた遊戯装置が知られている。 このような遊戯装置ては、その前面部に、遊戯者が遊
技に賭ける遊技媒体を投入して賭け点のグレードを設定
する賭け操作部(例えば、ゲームに賭けるコイン、パチ
ンコ球、カードに記録されている得点等を取り込むため
の取込操作部)と、可変表示装置を作動させるためのス
タート操作部、可変表示装置の作動を停止させるための
ストップ操作部等の操作部が設けられ、遊戯者はこれら
の操作部を順に操作して遊戯を行う。この結果、可変表
示装置の作動停止時の識別情報(遊戯が進行して最終的
に表示された識別情報)が特定の組み合わせ態様になる
と、これに対応した所定の賞態様が発生され、遊戯者に
所定の対価が与えられるようになっている。 (発明が解決しようとする課題) したがって、このような遊戯装置では、遊戯者は可変
表示装置の表示を確認しながら適切なタイミングで各操
作部を操作することが必要となる。特に、ストップ操作
部は、これを操作して回転表示体が停止した際の識別情
報の組み合わせが賞態様を決定するものであるから、各
回転表示体に対応して設けられた複数のストップスイッ
チを、遊戯者の望む適切な操作タイミングで連続して操
作できるようにすることが強く望まれている。 しかしながら、従来の遊戯装置では、遊戯者は回転表
示体の識別情報を注視すると同時に、操作部の位置を目
視で確認しなければならず、これでは操作部の操作のタ
イミングが遅れてしまう恐れがある。また、操作部と回
転表示体の間で頻繁に視線を移動させるために目が疲れ
易く、遊戯に集中できなくなってしまいかねない。 本発明は、このような問題点の解消を目的とするもの
である。 (課題を解決するための手段) 本発明は、遊戯装置の前面部に設けた表示窓部(例え
ば、後述の実施例の可視窓70)と、この表示部窓部の後
方に複数の回転表示体(例えば、後述の実施例の回転ド
ラム4)を臨ませるとともに各回転表示体により複数の
識別情報を表示可能な可変表示装置(例えば、後述の実
施例のゲーム装置3)と、前記表示窓部の下方に前記各
回転表示体毎にストップスイッチを備えたストップ操作
部とを備えた遊戯装置において、前記複数のストップス
イッチを所定方向に所定間隔で一列状に配設するととも
に、このストップスイッチが配設された列上にへこみ部
または突起部を延設し、このへこみ部または突起部をス
イッチ操作案内用のガイド部としている。 (作用) 本発明の遊戯装置によれば、遊戯者は、ストップ操作
部にへこみ部または突起部として設けられたガイド部に
触れながら、このガイド部に沿って自らの手を所定方向
に移動させることが可能となり、各回転表示体を停止さ
せる複数のストップスイッチを、連続的かつ円滑に操作
することができる。 (実施例) 以下、本発明を実施の一例を示す図面に基づいて説明
する。図示の実施例は、所定数のパチンコ球を一単位と
してゲームに賭け、ゲーム結果の重みに応じて予め定め
られた球数のパチンコ球を支払うスロットマシン形式の
遊戯機である。 第1図及び第2図に於て、1は中空箱状の収納枠であ
り、4枚の板材を縦長に矩形に囲った構成である。3は
収納枠1内の棚板2上に着脱容易な形式で設置したゲー
ム装置であり、3個の回転ドラム4から成る。5は収納
枠1の開口端面の下部に固定した前面補強板、6は該前
面補強板5の前面に固定した下台である。下台6には、
供給皿18の下方に球箱50を収納配置するための収納空間
が凹部62により形成されている。 7は主構成枠であり、収納枠1の開口端面のうち前面
補強板5よりも上方の領域を覆うように配置され且つ収
納枠1に対し開閉可能に装着されている。8は、主構成
枠7の前面に固定した第1表構成部材としての上部カバ
ー、9は同じく主構成枠7の前面に固定した第2表構成
部材としての正面カバーであり、それぞれ主構成枠7側
に未形成空間8A、9Aが残るように膨出して形成されてい
る。 表構成部材(8、9)は主構成枠7に一体化されてい
るので、収納枠1に対する主構成枠7の開閉に伴なって
一緒に開閉される。この実施例では、表構成部材を第1
の表構成部材(上部カバー8)と第2の表構成部材(正
面カバー9)とに分けているが、両者を1つにまとめて
構成することもできる。 最上部に位置する第1表構成部材たる上部カバー8
は、その中央にゲーム態様を表示する特別遊戯表示装置
としてのキャラクタ装置部10を有し、左右には、照明装
置により内部から照明されるゲームに関する表示機能部
11A、11Bを有する。 第2表構成部材たる正面カバー9は、遊戯者から見て
正面となる位置に、遊戯及び結果態様を表示するゲーム
表示部12を有する。 ゲーム表示部12の下方には、遊戯に関するスタート、
ストップ、取込み操作等をなすための各種操作手段から
なる操作機能部15を有する。 その下方には下側の蛍光灯照明装置17により照明し第
2のゲーム表示部として機能させ得る下部表示部16を有
し、更にその下方には、機械内部にパチンク球を整列状
態で供給するための供給皿18を収納凹所19内に有する。 第3図及び第4図に於て、表構成部材(8、9)全体
の中程に位置するゲーム表示部12は、正面カバー9に長
方形に開放したゲーム表示開口部12Aに、ゲーム表示パ
ネル69を収納し、その背後に装着した補助構成部材13の
上枠に設けた蛍光灯照明装置(上側の蛍光灯照明装置)
14等により、前方及び下方照明される。正面カバー9の
正面のうち、ゲーム表示部12に対応する部分、斜めにカ
ットされており、ゲーム表示開口部12Aは、正面カバー
9の正面より奥まった所に位置している。従って、正面
カバー9自体は、ゲーム表示パネル60の周囲の取囲む、
上下左右の鎧部9B及び下辺斜めに鎧部9Cを有する。この
ゲーム表示パネル69は、第4図に示すように、可視部材
としてのクリアープレイト69Aとゲーム表示プレイト69B
とを重ね合せて構成したものであり、その表示を遊戯者
が容易に視認し得るようにするため、第2図に示すよう
に、ゲーム表示パネル69は主構成枠7の面に対して傾む
けてある。 第4図に於て、ゲーム表示パネル69には、各回転ドラ
ム4に対応する3つの可視窓70が設けてあり、主構成枠
7の開口7A内に入り込んだ各回転ドラム4の一側面を視
認し得るようになっている(第2図参照)。各回転ドラ
ム4の外周面には、周方向に多種の符号(所定の図形、
記号、数字等)を連続的に付してあり、静止した状態下
では、これらの符号のうち各回転ドラム4毎に上段、中
段、下段の3個、従って計9個が同時に正面の可視窓70
から表示される。この計9個の表示符号の組合せ方向を
特定するため、ゲーム表示パネル69には、上中下3本の
横方向ラインと2本の斜方向ラインから成る方向ライン
71が設けてある。また、3つの可視窓70の上方には、蛍
光灯表示部68が設けてある。 ゲーム表示パネル69の可視窓70の左隣りには、各方向
ライン上の組合せを賭の対象とするかどうかを示す賭ラ
イン表示ランプ(プレイランプ)72が設けてある。プレ
イランプ72は各方向ライン毎に5個設けてあるため、全
体として賭率表示器を構成し、その点灯位置及び点灯個
数により賭厘率を表示する。 尚、正確には、このプレイランプ72は、ゲーム表示パ
ネル69上の窓部と、補助構成部材13に設けたランプ本体
72aとを以って構成されるものであるが、第4図に於て
は、便宜上、ゲーム表示パネル69上の窓部に、このプレ
イランプ72等の参照符号(72〜82)を付すことにする。
以下の述べる表示ランプや表示器(73〜82)について
も、同様である。 上記プレイランプ72の下側には、ゲーム開始が可能な
ときに点滅されるスタートランプ73が、プレイランプ72
の左側には、賞球の支払が所定数に達した打止時に点灯
されるウエイトランプ(完了ランプ)74が設けてある。
また、各可視窓70の下側には、ストップランプ75が設け
てある。 ゲーム表示パネル69の可視窓70の右側には、供給皿18
への球の投入を催促する投入要求ランプ76、賞球発生時
に点灯する賞球ランプ77、賞球発生時にその得点をディ
ジタル表示する得点表示器78、小ボーナス又は大ボーナ
ス中のボーナスゲームの際に点灯する第1のボーナスラ
ンプ79、そのボーナスゲーム中の大当り回数(最大6
回)をディジタル表示する大当り回転表示器80、大ボー
ナス中のボーナス回数(最大3回)を表示する3つのLE
Dより成るボーナス回数表示器81、大ボーナス終了時に
点灯されるゲームオーバーランプ82が設けてある。 第1図乃至第3図に於て、正面カバー9の操作機能部
15は、上記ゲーム表示パネル69下方より膨出状に形成
し、ここにスタート、ストップ、取込の各操作部(84、
86、88)を横方向に設けてある。 詳述するに、正面カバー9の操作機能部15には、一定
の賭け点(単位球数の整数倍)でゲーム装置3を始動さ
せるためのレバー式のスタートスイッチ85を有するスタ
ート操作手段84、各回転ドラム4に一個宛所属させた押
しボンタ式のストップスイッチ87を有するストップ操作
手段86が設けてある。またストップ操作手段86の右横に
は、賭け点のグレード操作、即ち、単位球数に乗算され
る定数(整数)を決定するための3つの取込スイッチ89
を有する取込操作手段88が設けてある。本実施例では、
ゲームにかけるれる最小単位球数を5個とし、賭け得る
グレード(賭率)は、最大3単位(15球)までである。 第5図に於て、取込操作手段88は、取付基板881と、
該取付基板881の片面にい3個配設したスイッチ本体882
と、該スイッチ本体882のアクチュエータに設けた操作
ボタン883と、この取付基板881を覆う表構成部材として
の操作カバー884とから構成されており、正面カバー9
に設けた開口部15C(第3図)に取着される。スイッチ
本体882と操作ボタン883とは、賭け点のグレード、即
ち、単位球数に乗算される定数(整数)と選定するため
の第1、第2、第3の取込スイッチ89(取込SW1、取込S
W2、取込SW3)の各々を構成する。これらの取込スイッ
チ89の操作が有効かどうかは、後述のように、この真上
方に位置する取込表示装置90(取込表示1、取込表示
2、取込表示3)の点滅移動により表示される。 操作カバー884はその全体を膨出部X2として示すよう
に膨出形成、その頂面に平らな操作接触面885を形成
し、その周囲外側領域には、指の操作をスムーズにする
ための傾斜した操作案内面885aを形成してある。 このように、操作接触面885を操作機能部15の表面
(表機構部材9表面)から膨出させることによって、操
作機能部15表面を模索しながら移動する指先に、取込操
作手段84の位置を容易に感知させることができ、その操
作案内面885aによって指先を滑らか操作接触面885に運
ぶことができる。 操作接触面885には、操作ボタン883に対応させて3個
のボタン挿入穴886を間隔を置いて横並びに穿設してあ
り、ボタン挿入穴886とボタン挿入穴886との間の操作接
触面885には、操作ボタン883から操作ボタン883への指
移動を案内するためのガイド部100を設けている。第5
図に示すガイド部100は2本の凸状100A、100Aを横方向
に平行に延在させており、その平行間隔及び間隔内の深
さ(凸状の高さ)は、指先の腹部分が僅かに半嵌入する
程度としてある。従って、指を次の操作ボタン883に横
移動させる際には、操作ボタン883上の指をボタン頭か
ら横方向に滑らすだけでガイド部10に接触し、ガイト部
100を構成する2本の凸状100A、100Aがレール如きの機
能を果して、隣りの操作ボタン883へ直線的に案内す
る。この場合、指の腹部分が凸状100A、100Aの間に半嵌
合して安定した状態で横移動されるから、指が上下方向
へ振れ迷うことがない。従って、操作が迅速に行なえる
だけでなく、指の無用な移動もなくなるから、腕の疲労
を大幅に軽減することができる。ガイド部100は、この
ように、操作ボタン883から操作ボンタン883への指の移
動に際して、指の上下方向の振れをなくし、横並びに設
けられた操作ボタン883への移動を直線的になさしめる
ためのものであるから、指の上下方向の移動に対しては
抵抗となり、横方向の移動に対しては滑らかな形状とし
て操作接触面885に形成されるものであればよい。指の
上下方向の移動に対する抵抗とは、物理的な抵抗に限ら
ず、例えば、指先の接触感覚で与えられる移動方向に対
する心理的抵抗であってもよい。 従って、ガイド部100は第5図に示す実施例の凸状に
限らず、凹状であってもよいし、凸状或いは凹状は1本
でも複数本であってもよい、又、凹・凸条は操作カバー
884と一体形成してもよいし、別部材を操作接触面885に
取付てもよい。 操作ボタン883の操作部883aの頂面883bには、本実施
例で設定したゲームに賭けられる最小単位球数5個を意
味する数字『5』が表示されている。取込スイッチ98毎
に賭け得るグレードは1単位(5個)であるから、最大
3単位まで賭ける時は、取込スイッチ89を3個操作する
ことになる。このように取込球数を設定しておくと、順
次賭け点を考慮出来る点で便利である。賭け得るグレー
ドは、最大3単位(15球)までと決めてあることから、
3個の取込スイッチ89を設置するに留めているが、4単
位以上が賭られるように、取込スイッチ89を増設するこ
ともできる。 ここで本実施例では、取込スイッチ89毎に同じ取込単
位球数(5球)を設定したが、予めスイッチ本体882毎
に異なる取込球数(5、10、15)を設定しておき、取込
球数に応じて該当する取込スイッチ89を択一的に選択操
作するように構成しても良い。 第1図、第3図、第6図に於て、90は取込表示装置で
ある。取込表示装置90は、上記の取込操作手段88の操作
が有効なことを、上から下への点滅移動で報知する3つ
の取込表示器91(取込表示1、取込表示2、取込表示
3)を有する。この取込表示装置90は、上記ゲーム表示
パネル69の下方から操作機能部15への傾斜した鎧部9Cの
面に設けてあり、3つの各取込表示器91が取込操作手段
88の取込スイッチ89に対応するように位置させてある。 第6図に於て、取込表示装置90は、配線基板891及び
該肺炎基板891に設けた3つの取込表示器91と、可視窓
プレート895とから構成され、正面カバー9のゲーム表
示開口部12A下方より操作機能部15への傾斜した鎧部9C
に設けた開口部90A(第3図)に装着される。 取込表示装置90の3つの取込表示器91は、それぞれ配
線基板891に縦一列に等間隔で配設された5個のLED892
により構成されている。これら3組のLED892の列、即ち
取込表示器91(取込表示1、取込表示2、取込表示3)
は、その下方に位置する取込スイッチ89の操作ボタン88
3の間隔に対応させて、互いに離して横に並置されてい
る。 LED892は、上述した取込スイッチ89の操作が有効なこ
とを表示する目的からすれば、本来は、取込表示器91ご
とに最低1個あればよい。しかし、本実施例では、特に
複数個(5個)のLED892を1列に並べ、それらのLED892
を上から下へ点滅移動(スクロール)表示をさせること
により、あたかも取込操作手段88の操作を促すような相
乗効果を生む働きを、取込表示器91の機能に追加させて
いる。かかる取込操作を促す働きは、最低3個のLED892
により実現できるものである。 可視窓プレート895は、肉厚板状のレンズ部896と、レ
ンズ部896より上下に段差を以って延在する肉薄の板状
部897とを有する。レンズ部896は、正面カバー9の鍔部
9Cに設けた開口部90A(第3図)に、正面カバー9の裏
面側から嵌入される。可視窓プレート895の両側は後方
に延在しており、その延在部895Aには外向き止着片895B
が、水平面に対し斜め下りに形成されている。この外向
き止着片895Bを以って、可視窓プレート895は、正面カ
バー9の鍔部9Cの裏面に立設された止着ボス(図示せ
ず)にネジ止めされる。止着片895Bをレンズ部896から
見て斜め下り傾斜させたのは、この止着片895Bのネジ止
め作業に際し、ドライバの軸が横方向になるようにして
止着作業を容易にするためである。 板状部897の裏面には、円柱状の基板止着ボス898が立
設してあり、該基板止着ボス898の頂部に配線基板891が
乗せられ、ネジ穴893を介して止着される。この場合、
円柱状の基板止着ボス898の長さは、配線基板891に担持
されたLED892よりも若干長く定めてあり、従って、配線
基板891をネジ止める際に、LED892の破壊や、可視窓プ
レート895の損傷という問題は生じない。 上記のように、取込表示装置90は傾斜している鍔部9C
に取付けられるため、遊技者の視線に対して見える角度
ないし面積が増し、取込表示器91の点滅移動表示が見易
くなる。また、取込表示装置90は、点滅移動している取
込表示器91に対応する取込スイッチ89、従って、操作が
有効な取込スイッチ89がどれかを明確に遊戯者に報知す
る。そして、この取込スイッチ89を操作した後は、消灯
して、そのスイッチは操作無効なことを表示し、取込表
示器91が3つとも全部消灯した場合には、これ以上賭け
られないことを表示することによって遊戯者に報知す
る。 更に、この表示に関連づけて効果音を流すようにする
と更に効果的である。例えば、有効の時には操作ボタン
883が1つ押される度に「ピー」の音を発生させる。こ
の音は各ボタン共通でもよいし、ボタン毎に異ならしめ
てもよい。又、無効の時には操作ボタン883が押されて
も効果音を発生させないようにしてもよいし、或いは、
遊戯者に取込み操作ボタン883が無効であることを積極
的に報知するため、有効時の音とは異なる音(「ブ
ー」)を発生させてもよい。 第7図及第8図に於て、84はスタート操作手段であ
る。スタート操作手段84は、取込操作手段88の操作後に
有効となる装置で、ゲーム装置3(第2図)を始動させ
るスイッチ装置であり、操作機能部15の左方に位置して
いる(第1図)。 840は、スタート操作手段84に於るレバー式スタート
スイッチ85の一構成要素である操作レバーであり、その
中間部には、操作レバー840の揺動中心となる膨出形成
した支点部841を有する。一方、第2表構成部材たる正
面カバー9の操作機能部15には膨出部15Aが形成してあ
る。膨出部15Aは、上記操作レバー840のスイッチング操
作の際、指をスムーズに動かせるようにするため、正面
カバー9の膨出部15Aには、その頂面から滑らかに傾斜
した円錐状の操作案内面15aを形成してある。 膨出部15Aの内部には、正面カバー9の背面に開放さ
れた円筒状の支承部846を形成してある。操作レバー840
の支店部841は、この円筒状の支承部846に上下方向に回
動自在に支承されている。 操作レバー840の揺動中心となる支点部841は、球状に
形成することもできるが、ここでは円柱状の支持面841a
とその両脇に滑らかに続く球状面841bとで形成し、操作
レバー840の中心位置を確保している。この支点部841を
中心として、操作レバー840の前側腕842には、その先端
に球状の操作ヘッド843をネジ着し、滑らかな操作を可
能としている。支承部846内には、その前側に仕切板847
が設けてあり、この仕切板847により、操作レバー840が
前側方向に抜けなくしてある。操作レバー840が後側方
向に抜けないようにするため、操作レバー840の後側腕8
45には、支点部841の付近に、球状面841bに向って先太
となるテーパ部844が設けてある。 正面カバー9の裏面には、断面コ字状の基板850が、
その下方延在部851を正面カバー9の裏面のボス849にネ
ジ止めすることにより、取付けられている。このネジ止
めに際し、基板850が動かないように安定よく固定する
ため、正面カバー9の裏面には、頂部にスリットを付け
た固定台848を設け、この固定台848のスリットに、基板
850の上縁を嵌合させる。 基板850には、縦長の長方形状の開口部852が設けてあ
り、この開口部852に前記操作レバー840の後側腕845を
挿入すると、開口部852が縦長の長方形状であるため
に、後側腕845の移動方向が上下2方向に制約される。
又、横方向の側面は、操作レバー840のテーパ部844と協
働して、操作レバー840が後側に抜けるのを防止してい
る。 基板850の裏面には、スタートスイッチ85の構成要素
となる上下2組から成るリーフ接点機構853、854が担持
されている。各リーフ接点機構853、854は、それぞれ、
外側の固定リーフ接点板856と、内側の可動リーフ接点
板857と、更に内側の可動リーフ絶縁板858とを有し、こ
れらは片側が端子基部859に固定されている。第8図に
点線で示唆するように、操作レバー840の後側腕845の後
端部は、この上下の可動リーフ絶縁板858、858間に位置
する。 上述のように、リーフ接点機構853、854が上下に設置
され、操作レバー840は基板850の開口部852により移動
方向が上下2方向に制約されているため、スイッチング
は操作レバー840の上下2方向で可能となる。今、操作
レバー840が中立位置にある場合には、外側の固定リー
フ接点板856と内側の可動リーフ接点板857とは、第7図
に示すように、互いに離れており、従ってスタートスチ
ッチ85はOFFしている。しかし、操作レバー840を上方向
又は下方向に動かすと、内側の可動リーフ接点板857が
押し上げ又は押し下げられ、外側の固定リーフ接点板85
6と接触し、スタートスイッチ85はONする。 このスタート操作手段84が有効か否かは、スタート表
示部(スタートランプ)73にて表示される。 有効の時にはスタート表示部(スタートランプ)73を
点滅或いは点灯させ、無効の時には消灯させておく。差
にこの有効無効に関連づけて、操作レバー840が操作さ
れたとき効果音を流すようにすると効果的である。例え
ば、有効の時に操作レバー840が操作されると所定の効
果音を発生させ、無効の時には操作レバー840が操作さ
れても効果音を発生させないようにする。 第9図及び第10図に於て、ストップ操作手段86の構成
例を示す。 ストップ操作手段86は、正面カバー9の操作機能部15に
設けた開口部15B(第3図)に後部を挿入する形で取付
けられる。ストップ操作手段86は、スタート操作手段84
の操作により始動したゲーム装置3の複数個の移動表示
手段、本実施例では一斉に回転した3個の回転ドラム4
(第2図)を停止させる装置であり、各回転ドラム4に
一個宛所属させた計3個のストップスイッチ87を有して
いる。任意のストップスイッチ87を押すことにより、そ
れに対応する1つの回転ドラム4を停止させる機能を持
っている。つまり操作は、順不同である。 このストップ操作手段87が有効であるか否かは、各回
転ドラム3毎に対設されたストップ表示部(ストップラ
ンプ)75にて表示される。 有効の時にはストップ表示部(ストップランプ)75を
点灯し、無効の時には消灯させておく。更にこの有効無
効に関連づけて、効果音を流すようにすると効果的であ
る。例えば、有効の時には1つの操作ボタン871が押さ
れるたびに所定に効果音を発生させる。この効果音は各
操作ボタン871共通でもよいし、操作ボタン871毎に異な
らしめてもよい。又、無効の時には操作ボタン871が押
されてても効果音を発生させないようにしてもよいし、
或いは、遊戯者に無効であることも積極的に報知するた
め、有効時の音と異なる音を発生させてもよい。 第10図に於て、ストップ操作手段86は、正面カバー9
の開口部15Bに嵌合する嵌合枠部862A及び正面カバー9
の前面に当接するフランジ826Bを有する位置決め枠862
と、該位置決め枠862の前面を覆う表構成枠861と、回転
ドラム4を停止させる3個のスイッチ本体870を取付け
たスイッチ保持枠863と、各スイッチ本体870を操作する
ための操作ボタン871とを備えている。 表構成枠861は全体として台形状に膨出形成され、そ
の台形の頂面に相当する平らな部分は、遊戯者の指
(手)が触れる操作接触面861Aとして機能するようにな
っている。この操作接触面861Aには、操作ボタン871の
円筒状の操作部871Aを突出させる3個の操作ボタン穴86
4を穿設し、その周囲にそれぞれ環状へこみ部865aを設
けている。また、各環状へこみ部865aの両側には、既述
した取込操作手段の操作接触面885に形成したのと同様
に機能するガイド部110として、操作ボタン871の直径よ
り小さい幅狭の直線状へこみ部865bを設けている。各環
状へこみ部865a間即ち操作ボタン871間に設けたガイド
部110としての直接状へこみ部865bは、環状へこみ部865
aと互いに一本に接続してある。この直線状へこみ部865
bは、遊戯者が指を横方向に操作移動させてストップ操
作する際、その指移動を横方向に誘導し、上下方向に対
しては指の移動幅を幅狭に規制する操作案内面ないし操
作誘導面865として機能する。又、環状へこみ部865a
は、操作接触面861上を迷う指に対して、横並びに配置
された操作ボタン871の位置を迅速且つ的確に感知させ
る機能を果している。この実施例では、左右外側の操作
ボタン871を囲む環状へこみ部865aから、更に左右外側
方向へ直線状へこみ部865bを延在させて、操作機能部15
表面から操作接触面861上移動して来た指をいち早く、
操作ボタン871ヘ誘導するようにしている。 表構成枠861の裏面には、操作ボタン穴864同士間に於
る誘導面865の2箇所から、ストップ操作手段86を組立
てるためのボルト866が立設されている。 3個のスイッチ本体870は押ボタン式のものであり、
第11図に示すように、前側のアクチュエータ873をスイ
チ保持枠863の後から貫通させた上、前側にてスイッチ
保持枠863に固定してある。各スイッチ本体870の後側の
端子は、共通の配線基板872にハンダ付けしてある(第1
3図参照)。 隣り合うスイッチ本体870と870の中間位置に於て、ス
イッチ保持枠863の前側と後側には、位置決め枠862との
間隔並びに配線基板872との間隔を確保するため、筒状
のスペーサ877Aと877Bが同軸的に突設してある。この同
軸的な各スペーサ877A、877Bには、表構成枠861の裏面
に立設したボルト866を通す貫通孔878を設けてある。前
側のスペーサ877Aには、その周囲に補強リブ877bを設
け、スペーサ877Aの先端には、一段細くなった嵌め合い
用の段差部877aを設けてある。 位置決め枠862は3個のボタン挿入孔867を穿設し、こ
の相隣るボタン挿入孔867に挟また部分には、スペーサ8
77Aの先端に設けた段差部877aが嵌入する円筒状の係合
部868を穿設してある。尚、嵌合枠部862Aは、これらの
ボタン挿入孔867及び係合部868を取囲んでおり、複数の
補強桟862aで補強されている。 操作ボタン871は、偏平の円柱状の操作部871Aと、該
操作部871Aの底面に設けた円筒状の茎部871Bと、操作部
871Aと茎部871Bとの境界に設けた鍔部871Cとから成る、
茎部871Bは、スイッチ本体870のアクチュエータ873に嵌
装できるように、中空に形成されている。ボタン操作を
スムーズにするため、操作部871Aの角はなめらかにカー
ブした曲面部871aとして形成ある。 組立なし取付けは、次のようにして行なう。まず、位
置決め枠852は、その裏面の嵌合枠部862Aを、正面カバ
ー9の前側よりその開口部15B内に嵌合させ、フランジ
部862Bを正面カバー9の前面に当接し、フランジ部862B
に設けた止着孔862Cに、正面カバー9の裏面よりビス止
めする。次に、表構成枠861を位置決め枠862の上に重
ね、表構成枠861の周縁を、位置決め枠862のフランジ部
862Bの前面に形成した嵌合スリト862D内に嵌合させる
(第12図)。このとき、表構成枠861の裏面に立設され
たボルト866は、位置決め枠862の係合部868の円筒内部
に設けた小孔868Aを貫通させる。また、表構成枠861と
位置決め枠862との間には操作ボタン871を介在させてお
き、その操作部871Aが表構成枠861の操作ボタン穴864に
挿入され、その茎部871Bが位置決め枠862のボタン挿入
孔867に挿入されるようにしておく。次いで、スイッチ
保持枠863を後方より取付ける。即ち、第12図に示すよ
うに、位置決め枠862の係合部868より突出しているボル
ト866に、スイッチ保持枠863のスペーサ877A、877Bの貫
通孔878を嵌装させ、スペーサ877Aの段差部877aを位置
決め枠862の係合部868に加入させる。また、第13図に示
すように、スイッチ本体870のアクチュエータ873は、操
作ボタン871の茎部871Bの後端部に挿入する。これで、
ボルト866の後端は、スイッチ保持枠863のスペーサ877B
を貫通し、更に、配線基板872に設けた小孔872Aを貫通
して後方に突出する。この後方に突出したボルト866の
後端部に、座金を介してナット879を螺着して締付け
る。かくして、ストップ操作手段86が正面カバー9に取
付できた。 操作ボタン871は、スイッチ本体870内部のバネにより
アクチュエータ873が外方向に押圧されているため、通
常、第13図に示すように位置決め枠862より浮び上った
状態に有り、鍔部871Cが操作ボタン穴864の周縁に当接
して安定している。この状態下では、操作部871Aは第13
図に示す距離X1だけ表構成枠861の操作接触面861Aより
膨出している。これは、操作部871Aの頂部が操作接触面
861Aと同一もしくはそれより低い場合よりも、はるかに
押ボタンの存在の把握と押ボタンの操作を容易にする効
果がある。また、操作部871Aの周囲には、環状へこみ部
865aを設けてあり、この環状へこみ部865aが指を呼び込
む機能を果すので、押圧操作の操作性が向上する、操作
部871Aの押圧操作は、最大限、操作ボタン871の鍔部871
Cが位置決め枠862に当接するまで沈み込ませることがで
き、そのとき同時にアクチュエータ873も後退してスイ
ッチ本体870がONする。 3つの操作ボタン871に関して連続的になされるボタ
ン操作については、第1に、このストップ操作手段86に
は、操作接触面861Aが膨出形成されていること、その操
作接触面861Aに誘導面865が形成してあるため、誘導面8
65に沿って指を横方向に抵抗なくスムースに動かすこと
ができる。即ち、スムースに操作することができる結
果、長時間の遊戯を行なっても疲れない。第2に、操作
誘導面865は操作ボタン871の左右両側に直線的に延在し
ているので、押すのではなく、横方向の一連の流れで指
を移動させ、この流れにおいて操作ボタン871が操作で
きる。この場合にも、環状へこみ部865aが指を呼び込む
機能を果す。また、操作部871Aの角はなめらかにカーブ
した曲面部871aとして形成されている。従って、3つの
操作ボタン871の操作性も極めて良好となる。 上記実施例では、操作接触面361Aに設けたガイド部11
0として直線状へこみ部865bを凹状に形成したが、これ
を第14図に示すように凸状に形成しても良いし、第15図
に示すように多数の線状突起を横方向に平行に形成した
ものであってもよい。 ガイド部(100、110)は、既述の取込操作手段88のガ
イド部100でも説明した通り、取込操作用或いはストッ
プ操作用をとわず、横並びに配列された操作ボタンから
操作ボタンへの指の移動に際して、指の上下方向の振れ
をなくし、横並びに設けられた次の操作ボタンへの移動
を直線的に、従って上下幅の狭い範囲で移動なさしめる
ためのものであるから、指の上下方向の移動に対しては
抵抗となり、横方向の移動に対しては滑らかな形状とし
て操作接触面に形成されるものであればよい。 従って、第14図及び第15図に示したストップ操作手段
86のガイド部110の構成は、既述した取込操作手段88の
操作接触面に適応できる。 (発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、遊戯者は、スト
ップ操作部にへこみ部または突起部として設けられたガ
イド部に触れながら、このガイド部に沿って自らの手を
所定方向に移動させることが可能となるので、複数のス
トップスイッチの位置を一々目視で確認することなく、
各ストップスイッチを連続して円滑に操作することが可
能となる。したがって、遊戯者はストップスイッチを自
らの望むタイミングで操作することが容易となるととも
に、遊戯者が識別情報の表示窓とストップ操作部との間
で視線を頻繁に移動させる必要もなくなり、遊戯者の目
の疲労も抑制され集中して遊戯を継続するこが可能とな
るので、遊戯装置による遊戯の快適性が著しく向上す
る。
の表示窓部の後方に複数の回転表示体を臨ませるととも
に各回転表示体により複数の識別情報を表示可能な可変
表示装置と、前記表示窓部の下方に前記各回転表示体毎
にストップスイッチを備えたストップ操作部とを備えた
遊戯装置において、遊戯者がより快適に遊戯することが
できるような遊戯装置の量改良に関すう。 (従来の技術) 従来から、複数の図柄等の識別情報を可変表示できる
複数の回転表示体(例えば回転ドラム)を持つ可変表示
装置を備えた遊戯装置が知られている。 このような遊戯装置ては、その前面部に、遊戯者が遊
技に賭ける遊技媒体を投入して賭け点のグレードを設定
する賭け操作部(例えば、ゲームに賭けるコイン、パチ
ンコ球、カードに記録されている得点等を取り込むため
の取込操作部)と、可変表示装置を作動させるためのス
タート操作部、可変表示装置の作動を停止させるための
ストップ操作部等の操作部が設けられ、遊戯者はこれら
の操作部を順に操作して遊戯を行う。この結果、可変表
示装置の作動停止時の識別情報(遊戯が進行して最終的
に表示された識別情報)が特定の組み合わせ態様になる
と、これに対応した所定の賞態様が発生され、遊戯者に
所定の対価が与えられるようになっている。 (発明が解決しようとする課題) したがって、このような遊戯装置では、遊戯者は可変
表示装置の表示を確認しながら適切なタイミングで各操
作部を操作することが必要となる。特に、ストップ操作
部は、これを操作して回転表示体が停止した際の識別情
報の組み合わせが賞態様を決定するものであるから、各
回転表示体に対応して設けられた複数のストップスイッ
チを、遊戯者の望む適切な操作タイミングで連続して操
作できるようにすることが強く望まれている。 しかしながら、従来の遊戯装置では、遊戯者は回転表
示体の識別情報を注視すると同時に、操作部の位置を目
視で確認しなければならず、これでは操作部の操作のタ
イミングが遅れてしまう恐れがある。また、操作部と回
転表示体の間で頻繁に視線を移動させるために目が疲れ
易く、遊戯に集中できなくなってしまいかねない。 本発明は、このような問題点の解消を目的とするもの
である。 (課題を解決するための手段) 本発明は、遊戯装置の前面部に設けた表示窓部(例え
ば、後述の実施例の可視窓70)と、この表示部窓部の後
方に複数の回転表示体(例えば、後述の実施例の回転ド
ラム4)を臨ませるとともに各回転表示体により複数の
識別情報を表示可能な可変表示装置(例えば、後述の実
施例のゲーム装置3)と、前記表示窓部の下方に前記各
回転表示体毎にストップスイッチを備えたストップ操作
部とを備えた遊戯装置において、前記複数のストップス
イッチを所定方向に所定間隔で一列状に配設するととも
に、このストップスイッチが配設された列上にへこみ部
または突起部を延設し、このへこみ部または突起部をス
イッチ操作案内用のガイド部としている。 (作用) 本発明の遊戯装置によれば、遊戯者は、ストップ操作
部にへこみ部または突起部として設けられたガイド部に
触れながら、このガイド部に沿って自らの手を所定方向
に移動させることが可能となり、各回転表示体を停止さ
せる複数のストップスイッチを、連続的かつ円滑に操作
することができる。 (実施例) 以下、本発明を実施の一例を示す図面に基づいて説明
する。図示の実施例は、所定数のパチンコ球を一単位と
してゲームに賭け、ゲーム結果の重みに応じて予め定め
られた球数のパチンコ球を支払うスロットマシン形式の
遊戯機である。 第1図及び第2図に於て、1は中空箱状の収納枠であ
り、4枚の板材を縦長に矩形に囲った構成である。3は
収納枠1内の棚板2上に着脱容易な形式で設置したゲー
ム装置であり、3個の回転ドラム4から成る。5は収納
枠1の開口端面の下部に固定した前面補強板、6は該前
面補強板5の前面に固定した下台である。下台6には、
供給皿18の下方に球箱50を収納配置するための収納空間
が凹部62により形成されている。 7は主構成枠であり、収納枠1の開口端面のうち前面
補強板5よりも上方の領域を覆うように配置され且つ収
納枠1に対し開閉可能に装着されている。8は、主構成
枠7の前面に固定した第1表構成部材としての上部カバ
ー、9は同じく主構成枠7の前面に固定した第2表構成
部材としての正面カバーであり、それぞれ主構成枠7側
に未形成空間8A、9Aが残るように膨出して形成されてい
る。 表構成部材(8、9)は主構成枠7に一体化されてい
るので、収納枠1に対する主構成枠7の開閉に伴なって
一緒に開閉される。この実施例では、表構成部材を第1
の表構成部材(上部カバー8)と第2の表構成部材(正
面カバー9)とに分けているが、両者を1つにまとめて
構成することもできる。 最上部に位置する第1表構成部材たる上部カバー8
は、その中央にゲーム態様を表示する特別遊戯表示装置
としてのキャラクタ装置部10を有し、左右には、照明装
置により内部から照明されるゲームに関する表示機能部
11A、11Bを有する。 第2表構成部材たる正面カバー9は、遊戯者から見て
正面となる位置に、遊戯及び結果態様を表示するゲーム
表示部12を有する。 ゲーム表示部12の下方には、遊戯に関するスタート、
ストップ、取込み操作等をなすための各種操作手段から
なる操作機能部15を有する。 その下方には下側の蛍光灯照明装置17により照明し第
2のゲーム表示部として機能させ得る下部表示部16を有
し、更にその下方には、機械内部にパチンク球を整列状
態で供給するための供給皿18を収納凹所19内に有する。 第3図及び第4図に於て、表構成部材(8、9)全体
の中程に位置するゲーム表示部12は、正面カバー9に長
方形に開放したゲーム表示開口部12Aに、ゲーム表示パ
ネル69を収納し、その背後に装着した補助構成部材13の
上枠に設けた蛍光灯照明装置(上側の蛍光灯照明装置)
14等により、前方及び下方照明される。正面カバー9の
正面のうち、ゲーム表示部12に対応する部分、斜めにカ
ットされており、ゲーム表示開口部12Aは、正面カバー
9の正面より奥まった所に位置している。従って、正面
カバー9自体は、ゲーム表示パネル60の周囲の取囲む、
上下左右の鎧部9B及び下辺斜めに鎧部9Cを有する。この
ゲーム表示パネル69は、第4図に示すように、可視部材
としてのクリアープレイト69Aとゲーム表示プレイト69B
とを重ね合せて構成したものであり、その表示を遊戯者
が容易に視認し得るようにするため、第2図に示すよう
に、ゲーム表示パネル69は主構成枠7の面に対して傾む
けてある。 第4図に於て、ゲーム表示パネル69には、各回転ドラ
ム4に対応する3つの可視窓70が設けてあり、主構成枠
7の開口7A内に入り込んだ各回転ドラム4の一側面を視
認し得るようになっている(第2図参照)。各回転ドラ
ム4の外周面には、周方向に多種の符号(所定の図形、
記号、数字等)を連続的に付してあり、静止した状態下
では、これらの符号のうち各回転ドラム4毎に上段、中
段、下段の3個、従って計9個が同時に正面の可視窓70
から表示される。この計9個の表示符号の組合せ方向を
特定するため、ゲーム表示パネル69には、上中下3本の
横方向ラインと2本の斜方向ラインから成る方向ライン
71が設けてある。また、3つの可視窓70の上方には、蛍
光灯表示部68が設けてある。 ゲーム表示パネル69の可視窓70の左隣りには、各方向
ライン上の組合せを賭の対象とするかどうかを示す賭ラ
イン表示ランプ(プレイランプ)72が設けてある。プレ
イランプ72は各方向ライン毎に5個設けてあるため、全
体として賭率表示器を構成し、その点灯位置及び点灯個
数により賭厘率を表示する。 尚、正確には、このプレイランプ72は、ゲーム表示パ
ネル69上の窓部と、補助構成部材13に設けたランプ本体
72aとを以って構成されるものであるが、第4図に於て
は、便宜上、ゲーム表示パネル69上の窓部に、このプレ
イランプ72等の参照符号(72〜82)を付すことにする。
以下の述べる表示ランプや表示器(73〜82)について
も、同様である。 上記プレイランプ72の下側には、ゲーム開始が可能な
ときに点滅されるスタートランプ73が、プレイランプ72
の左側には、賞球の支払が所定数に達した打止時に点灯
されるウエイトランプ(完了ランプ)74が設けてある。
また、各可視窓70の下側には、ストップランプ75が設け
てある。 ゲーム表示パネル69の可視窓70の右側には、供給皿18
への球の投入を催促する投入要求ランプ76、賞球発生時
に点灯する賞球ランプ77、賞球発生時にその得点をディ
ジタル表示する得点表示器78、小ボーナス又は大ボーナ
ス中のボーナスゲームの際に点灯する第1のボーナスラ
ンプ79、そのボーナスゲーム中の大当り回数(最大6
回)をディジタル表示する大当り回転表示器80、大ボー
ナス中のボーナス回数(最大3回)を表示する3つのLE
Dより成るボーナス回数表示器81、大ボーナス終了時に
点灯されるゲームオーバーランプ82が設けてある。 第1図乃至第3図に於て、正面カバー9の操作機能部
15は、上記ゲーム表示パネル69下方より膨出状に形成
し、ここにスタート、ストップ、取込の各操作部(84、
86、88)を横方向に設けてある。 詳述するに、正面カバー9の操作機能部15には、一定
の賭け点(単位球数の整数倍)でゲーム装置3を始動さ
せるためのレバー式のスタートスイッチ85を有するスタ
ート操作手段84、各回転ドラム4に一個宛所属させた押
しボンタ式のストップスイッチ87を有するストップ操作
手段86が設けてある。またストップ操作手段86の右横に
は、賭け点のグレード操作、即ち、単位球数に乗算され
る定数(整数)を決定するための3つの取込スイッチ89
を有する取込操作手段88が設けてある。本実施例では、
ゲームにかけるれる最小単位球数を5個とし、賭け得る
グレード(賭率)は、最大3単位(15球)までである。 第5図に於て、取込操作手段88は、取付基板881と、
該取付基板881の片面にい3個配設したスイッチ本体882
と、該スイッチ本体882のアクチュエータに設けた操作
ボタン883と、この取付基板881を覆う表構成部材として
の操作カバー884とから構成されており、正面カバー9
に設けた開口部15C(第3図)に取着される。スイッチ
本体882と操作ボタン883とは、賭け点のグレード、即
ち、単位球数に乗算される定数(整数)と選定するため
の第1、第2、第3の取込スイッチ89(取込SW1、取込S
W2、取込SW3)の各々を構成する。これらの取込スイッ
チ89の操作が有効かどうかは、後述のように、この真上
方に位置する取込表示装置90(取込表示1、取込表示
2、取込表示3)の点滅移動により表示される。 操作カバー884はその全体を膨出部X2として示すよう
に膨出形成、その頂面に平らな操作接触面885を形成
し、その周囲外側領域には、指の操作をスムーズにする
ための傾斜した操作案内面885aを形成してある。 このように、操作接触面885を操作機能部15の表面
(表機構部材9表面)から膨出させることによって、操
作機能部15表面を模索しながら移動する指先に、取込操
作手段84の位置を容易に感知させることができ、その操
作案内面885aによって指先を滑らか操作接触面885に運
ぶことができる。 操作接触面885には、操作ボタン883に対応させて3個
のボタン挿入穴886を間隔を置いて横並びに穿設してあ
り、ボタン挿入穴886とボタン挿入穴886との間の操作接
触面885には、操作ボタン883から操作ボタン883への指
移動を案内するためのガイド部100を設けている。第5
図に示すガイド部100は2本の凸状100A、100Aを横方向
に平行に延在させており、その平行間隔及び間隔内の深
さ(凸状の高さ)は、指先の腹部分が僅かに半嵌入する
程度としてある。従って、指を次の操作ボタン883に横
移動させる際には、操作ボタン883上の指をボタン頭か
ら横方向に滑らすだけでガイド部10に接触し、ガイト部
100を構成する2本の凸状100A、100Aがレール如きの機
能を果して、隣りの操作ボタン883へ直線的に案内す
る。この場合、指の腹部分が凸状100A、100Aの間に半嵌
合して安定した状態で横移動されるから、指が上下方向
へ振れ迷うことがない。従って、操作が迅速に行なえる
だけでなく、指の無用な移動もなくなるから、腕の疲労
を大幅に軽減することができる。ガイド部100は、この
ように、操作ボタン883から操作ボンタン883への指の移
動に際して、指の上下方向の振れをなくし、横並びに設
けられた操作ボタン883への移動を直線的になさしめる
ためのものであるから、指の上下方向の移動に対しては
抵抗となり、横方向の移動に対しては滑らかな形状とし
て操作接触面885に形成されるものであればよい。指の
上下方向の移動に対する抵抗とは、物理的な抵抗に限ら
ず、例えば、指先の接触感覚で与えられる移動方向に対
する心理的抵抗であってもよい。 従って、ガイド部100は第5図に示す実施例の凸状に
限らず、凹状であってもよいし、凸状或いは凹状は1本
でも複数本であってもよい、又、凹・凸条は操作カバー
884と一体形成してもよいし、別部材を操作接触面885に
取付てもよい。 操作ボタン883の操作部883aの頂面883bには、本実施
例で設定したゲームに賭けられる最小単位球数5個を意
味する数字『5』が表示されている。取込スイッチ98毎
に賭け得るグレードは1単位(5個)であるから、最大
3単位まで賭ける時は、取込スイッチ89を3個操作する
ことになる。このように取込球数を設定しておくと、順
次賭け点を考慮出来る点で便利である。賭け得るグレー
ドは、最大3単位(15球)までと決めてあることから、
3個の取込スイッチ89を設置するに留めているが、4単
位以上が賭られるように、取込スイッチ89を増設するこ
ともできる。 ここで本実施例では、取込スイッチ89毎に同じ取込単
位球数(5球)を設定したが、予めスイッチ本体882毎
に異なる取込球数(5、10、15)を設定しておき、取込
球数に応じて該当する取込スイッチ89を択一的に選択操
作するように構成しても良い。 第1図、第3図、第6図に於て、90は取込表示装置で
ある。取込表示装置90は、上記の取込操作手段88の操作
が有効なことを、上から下への点滅移動で報知する3つ
の取込表示器91(取込表示1、取込表示2、取込表示
3)を有する。この取込表示装置90は、上記ゲーム表示
パネル69の下方から操作機能部15への傾斜した鎧部9Cの
面に設けてあり、3つの各取込表示器91が取込操作手段
88の取込スイッチ89に対応するように位置させてある。 第6図に於て、取込表示装置90は、配線基板891及び
該肺炎基板891に設けた3つの取込表示器91と、可視窓
プレート895とから構成され、正面カバー9のゲーム表
示開口部12A下方より操作機能部15への傾斜した鎧部9C
に設けた開口部90A(第3図)に装着される。 取込表示装置90の3つの取込表示器91は、それぞれ配
線基板891に縦一列に等間隔で配設された5個のLED892
により構成されている。これら3組のLED892の列、即ち
取込表示器91(取込表示1、取込表示2、取込表示3)
は、その下方に位置する取込スイッチ89の操作ボタン88
3の間隔に対応させて、互いに離して横に並置されてい
る。 LED892は、上述した取込スイッチ89の操作が有効なこ
とを表示する目的からすれば、本来は、取込表示器91ご
とに最低1個あればよい。しかし、本実施例では、特に
複数個(5個)のLED892を1列に並べ、それらのLED892
を上から下へ点滅移動(スクロール)表示をさせること
により、あたかも取込操作手段88の操作を促すような相
乗効果を生む働きを、取込表示器91の機能に追加させて
いる。かかる取込操作を促す働きは、最低3個のLED892
により実現できるものである。 可視窓プレート895は、肉厚板状のレンズ部896と、レ
ンズ部896より上下に段差を以って延在する肉薄の板状
部897とを有する。レンズ部896は、正面カバー9の鍔部
9Cに設けた開口部90A(第3図)に、正面カバー9の裏
面側から嵌入される。可視窓プレート895の両側は後方
に延在しており、その延在部895Aには外向き止着片895B
が、水平面に対し斜め下りに形成されている。この外向
き止着片895Bを以って、可視窓プレート895は、正面カ
バー9の鍔部9Cの裏面に立設された止着ボス(図示せ
ず)にネジ止めされる。止着片895Bをレンズ部896から
見て斜め下り傾斜させたのは、この止着片895Bのネジ止
め作業に際し、ドライバの軸が横方向になるようにして
止着作業を容易にするためである。 板状部897の裏面には、円柱状の基板止着ボス898が立
設してあり、該基板止着ボス898の頂部に配線基板891が
乗せられ、ネジ穴893を介して止着される。この場合、
円柱状の基板止着ボス898の長さは、配線基板891に担持
されたLED892よりも若干長く定めてあり、従って、配線
基板891をネジ止める際に、LED892の破壊や、可視窓プ
レート895の損傷という問題は生じない。 上記のように、取込表示装置90は傾斜している鍔部9C
に取付けられるため、遊技者の視線に対して見える角度
ないし面積が増し、取込表示器91の点滅移動表示が見易
くなる。また、取込表示装置90は、点滅移動している取
込表示器91に対応する取込スイッチ89、従って、操作が
有効な取込スイッチ89がどれかを明確に遊戯者に報知す
る。そして、この取込スイッチ89を操作した後は、消灯
して、そのスイッチは操作無効なことを表示し、取込表
示器91が3つとも全部消灯した場合には、これ以上賭け
られないことを表示することによって遊戯者に報知す
る。 更に、この表示に関連づけて効果音を流すようにする
と更に効果的である。例えば、有効の時には操作ボタン
883が1つ押される度に「ピー」の音を発生させる。こ
の音は各ボタン共通でもよいし、ボタン毎に異ならしめ
てもよい。又、無効の時には操作ボタン883が押されて
も効果音を発生させないようにしてもよいし、或いは、
遊戯者に取込み操作ボタン883が無効であることを積極
的に報知するため、有効時の音とは異なる音(「ブ
ー」)を発生させてもよい。 第7図及第8図に於て、84はスタート操作手段であ
る。スタート操作手段84は、取込操作手段88の操作後に
有効となる装置で、ゲーム装置3(第2図)を始動させ
るスイッチ装置であり、操作機能部15の左方に位置して
いる(第1図)。 840は、スタート操作手段84に於るレバー式スタート
スイッチ85の一構成要素である操作レバーであり、その
中間部には、操作レバー840の揺動中心となる膨出形成
した支点部841を有する。一方、第2表構成部材たる正
面カバー9の操作機能部15には膨出部15Aが形成してあ
る。膨出部15Aは、上記操作レバー840のスイッチング操
作の際、指をスムーズに動かせるようにするため、正面
カバー9の膨出部15Aには、その頂面から滑らかに傾斜
した円錐状の操作案内面15aを形成してある。 膨出部15Aの内部には、正面カバー9の背面に開放さ
れた円筒状の支承部846を形成してある。操作レバー840
の支店部841は、この円筒状の支承部846に上下方向に回
動自在に支承されている。 操作レバー840の揺動中心となる支点部841は、球状に
形成することもできるが、ここでは円柱状の支持面841a
とその両脇に滑らかに続く球状面841bとで形成し、操作
レバー840の中心位置を確保している。この支点部841を
中心として、操作レバー840の前側腕842には、その先端
に球状の操作ヘッド843をネジ着し、滑らかな操作を可
能としている。支承部846内には、その前側に仕切板847
が設けてあり、この仕切板847により、操作レバー840が
前側方向に抜けなくしてある。操作レバー840が後側方
向に抜けないようにするため、操作レバー840の後側腕8
45には、支点部841の付近に、球状面841bに向って先太
となるテーパ部844が設けてある。 正面カバー9の裏面には、断面コ字状の基板850が、
その下方延在部851を正面カバー9の裏面のボス849にネ
ジ止めすることにより、取付けられている。このネジ止
めに際し、基板850が動かないように安定よく固定する
ため、正面カバー9の裏面には、頂部にスリットを付け
た固定台848を設け、この固定台848のスリットに、基板
850の上縁を嵌合させる。 基板850には、縦長の長方形状の開口部852が設けてあ
り、この開口部852に前記操作レバー840の後側腕845を
挿入すると、開口部852が縦長の長方形状であるため
に、後側腕845の移動方向が上下2方向に制約される。
又、横方向の側面は、操作レバー840のテーパ部844と協
働して、操作レバー840が後側に抜けるのを防止してい
る。 基板850の裏面には、スタートスイッチ85の構成要素
となる上下2組から成るリーフ接点機構853、854が担持
されている。各リーフ接点機構853、854は、それぞれ、
外側の固定リーフ接点板856と、内側の可動リーフ接点
板857と、更に内側の可動リーフ絶縁板858とを有し、こ
れらは片側が端子基部859に固定されている。第8図に
点線で示唆するように、操作レバー840の後側腕845の後
端部は、この上下の可動リーフ絶縁板858、858間に位置
する。 上述のように、リーフ接点機構853、854が上下に設置
され、操作レバー840は基板850の開口部852により移動
方向が上下2方向に制約されているため、スイッチング
は操作レバー840の上下2方向で可能となる。今、操作
レバー840が中立位置にある場合には、外側の固定リー
フ接点板856と内側の可動リーフ接点板857とは、第7図
に示すように、互いに離れており、従ってスタートスチ
ッチ85はOFFしている。しかし、操作レバー840を上方向
又は下方向に動かすと、内側の可動リーフ接点板857が
押し上げ又は押し下げられ、外側の固定リーフ接点板85
6と接触し、スタートスイッチ85はONする。 このスタート操作手段84が有効か否かは、スタート表
示部(スタートランプ)73にて表示される。 有効の時にはスタート表示部(スタートランプ)73を
点滅或いは点灯させ、無効の時には消灯させておく。差
にこの有効無効に関連づけて、操作レバー840が操作さ
れたとき効果音を流すようにすると効果的である。例え
ば、有効の時に操作レバー840が操作されると所定の効
果音を発生させ、無効の時には操作レバー840が操作さ
れても効果音を発生させないようにする。 第9図及び第10図に於て、ストップ操作手段86の構成
例を示す。 ストップ操作手段86は、正面カバー9の操作機能部15に
設けた開口部15B(第3図)に後部を挿入する形で取付
けられる。ストップ操作手段86は、スタート操作手段84
の操作により始動したゲーム装置3の複数個の移動表示
手段、本実施例では一斉に回転した3個の回転ドラム4
(第2図)を停止させる装置であり、各回転ドラム4に
一個宛所属させた計3個のストップスイッチ87を有して
いる。任意のストップスイッチ87を押すことにより、そ
れに対応する1つの回転ドラム4を停止させる機能を持
っている。つまり操作は、順不同である。 このストップ操作手段87が有効であるか否かは、各回
転ドラム3毎に対設されたストップ表示部(ストップラ
ンプ)75にて表示される。 有効の時にはストップ表示部(ストップランプ)75を
点灯し、無効の時には消灯させておく。更にこの有効無
効に関連づけて、効果音を流すようにすると効果的であ
る。例えば、有効の時には1つの操作ボタン871が押さ
れるたびに所定に効果音を発生させる。この効果音は各
操作ボタン871共通でもよいし、操作ボタン871毎に異な
らしめてもよい。又、無効の時には操作ボタン871が押
されてても効果音を発生させないようにしてもよいし、
或いは、遊戯者に無効であることも積極的に報知するた
め、有効時の音と異なる音を発生させてもよい。 第10図に於て、ストップ操作手段86は、正面カバー9
の開口部15Bに嵌合する嵌合枠部862A及び正面カバー9
の前面に当接するフランジ826Bを有する位置決め枠862
と、該位置決め枠862の前面を覆う表構成枠861と、回転
ドラム4を停止させる3個のスイッチ本体870を取付け
たスイッチ保持枠863と、各スイッチ本体870を操作する
ための操作ボタン871とを備えている。 表構成枠861は全体として台形状に膨出形成され、そ
の台形の頂面に相当する平らな部分は、遊戯者の指
(手)が触れる操作接触面861Aとして機能するようにな
っている。この操作接触面861Aには、操作ボタン871の
円筒状の操作部871Aを突出させる3個の操作ボタン穴86
4を穿設し、その周囲にそれぞれ環状へこみ部865aを設
けている。また、各環状へこみ部865aの両側には、既述
した取込操作手段の操作接触面885に形成したのと同様
に機能するガイド部110として、操作ボタン871の直径よ
り小さい幅狭の直線状へこみ部865bを設けている。各環
状へこみ部865a間即ち操作ボタン871間に設けたガイド
部110としての直接状へこみ部865bは、環状へこみ部865
aと互いに一本に接続してある。この直線状へこみ部865
bは、遊戯者が指を横方向に操作移動させてストップ操
作する際、その指移動を横方向に誘導し、上下方向に対
しては指の移動幅を幅狭に規制する操作案内面ないし操
作誘導面865として機能する。又、環状へこみ部865a
は、操作接触面861上を迷う指に対して、横並びに配置
された操作ボタン871の位置を迅速且つ的確に感知させ
る機能を果している。この実施例では、左右外側の操作
ボタン871を囲む環状へこみ部865aから、更に左右外側
方向へ直線状へこみ部865bを延在させて、操作機能部15
表面から操作接触面861上移動して来た指をいち早く、
操作ボタン871ヘ誘導するようにしている。 表構成枠861の裏面には、操作ボタン穴864同士間に於
る誘導面865の2箇所から、ストップ操作手段86を組立
てるためのボルト866が立設されている。 3個のスイッチ本体870は押ボタン式のものであり、
第11図に示すように、前側のアクチュエータ873をスイ
チ保持枠863の後から貫通させた上、前側にてスイッチ
保持枠863に固定してある。各スイッチ本体870の後側の
端子は、共通の配線基板872にハンダ付けしてある(第1
3図参照)。 隣り合うスイッチ本体870と870の中間位置に於て、ス
イッチ保持枠863の前側と後側には、位置決め枠862との
間隔並びに配線基板872との間隔を確保するため、筒状
のスペーサ877Aと877Bが同軸的に突設してある。この同
軸的な各スペーサ877A、877Bには、表構成枠861の裏面
に立設したボルト866を通す貫通孔878を設けてある。前
側のスペーサ877Aには、その周囲に補強リブ877bを設
け、スペーサ877Aの先端には、一段細くなった嵌め合い
用の段差部877aを設けてある。 位置決め枠862は3個のボタン挿入孔867を穿設し、こ
の相隣るボタン挿入孔867に挟また部分には、スペーサ8
77Aの先端に設けた段差部877aが嵌入する円筒状の係合
部868を穿設してある。尚、嵌合枠部862Aは、これらの
ボタン挿入孔867及び係合部868を取囲んでおり、複数の
補強桟862aで補強されている。 操作ボタン871は、偏平の円柱状の操作部871Aと、該
操作部871Aの底面に設けた円筒状の茎部871Bと、操作部
871Aと茎部871Bとの境界に設けた鍔部871Cとから成る、
茎部871Bは、スイッチ本体870のアクチュエータ873に嵌
装できるように、中空に形成されている。ボタン操作を
スムーズにするため、操作部871Aの角はなめらかにカー
ブした曲面部871aとして形成ある。 組立なし取付けは、次のようにして行なう。まず、位
置決め枠852は、その裏面の嵌合枠部862Aを、正面カバ
ー9の前側よりその開口部15B内に嵌合させ、フランジ
部862Bを正面カバー9の前面に当接し、フランジ部862B
に設けた止着孔862Cに、正面カバー9の裏面よりビス止
めする。次に、表構成枠861を位置決め枠862の上に重
ね、表構成枠861の周縁を、位置決め枠862のフランジ部
862Bの前面に形成した嵌合スリト862D内に嵌合させる
(第12図)。このとき、表構成枠861の裏面に立設され
たボルト866は、位置決め枠862の係合部868の円筒内部
に設けた小孔868Aを貫通させる。また、表構成枠861と
位置決め枠862との間には操作ボタン871を介在させてお
き、その操作部871Aが表構成枠861の操作ボタン穴864に
挿入され、その茎部871Bが位置決め枠862のボタン挿入
孔867に挿入されるようにしておく。次いで、スイッチ
保持枠863を後方より取付ける。即ち、第12図に示すよ
うに、位置決め枠862の係合部868より突出しているボル
ト866に、スイッチ保持枠863のスペーサ877A、877Bの貫
通孔878を嵌装させ、スペーサ877Aの段差部877aを位置
決め枠862の係合部868に加入させる。また、第13図に示
すように、スイッチ本体870のアクチュエータ873は、操
作ボタン871の茎部871Bの後端部に挿入する。これで、
ボルト866の後端は、スイッチ保持枠863のスペーサ877B
を貫通し、更に、配線基板872に設けた小孔872Aを貫通
して後方に突出する。この後方に突出したボルト866の
後端部に、座金を介してナット879を螺着して締付け
る。かくして、ストップ操作手段86が正面カバー9に取
付できた。 操作ボタン871は、スイッチ本体870内部のバネにより
アクチュエータ873が外方向に押圧されているため、通
常、第13図に示すように位置決め枠862より浮び上った
状態に有り、鍔部871Cが操作ボタン穴864の周縁に当接
して安定している。この状態下では、操作部871Aは第13
図に示す距離X1だけ表構成枠861の操作接触面861Aより
膨出している。これは、操作部871Aの頂部が操作接触面
861Aと同一もしくはそれより低い場合よりも、はるかに
押ボタンの存在の把握と押ボタンの操作を容易にする効
果がある。また、操作部871Aの周囲には、環状へこみ部
865aを設けてあり、この環状へこみ部865aが指を呼び込
む機能を果すので、押圧操作の操作性が向上する、操作
部871Aの押圧操作は、最大限、操作ボタン871の鍔部871
Cが位置決め枠862に当接するまで沈み込ませることがで
き、そのとき同時にアクチュエータ873も後退してスイ
ッチ本体870がONする。 3つの操作ボタン871に関して連続的になされるボタ
ン操作については、第1に、このストップ操作手段86に
は、操作接触面861Aが膨出形成されていること、その操
作接触面861Aに誘導面865が形成してあるため、誘導面8
65に沿って指を横方向に抵抗なくスムースに動かすこと
ができる。即ち、スムースに操作することができる結
果、長時間の遊戯を行なっても疲れない。第2に、操作
誘導面865は操作ボタン871の左右両側に直線的に延在し
ているので、押すのではなく、横方向の一連の流れで指
を移動させ、この流れにおいて操作ボタン871が操作で
きる。この場合にも、環状へこみ部865aが指を呼び込む
機能を果す。また、操作部871Aの角はなめらかにカーブ
した曲面部871aとして形成されている。従って、3つの
操作ボタン871の操作性も極めて良好となる。 上記実施例では、操作接触面361Aに設けたガイド部11
0として直線状へこみ部865bを凹状に形成したが、これ
を第14図に示すように凸状に形成しても良いし、第15図
に示すように多数の線状突起を横方向に平行に形成した
ものであってもよい。 ガイド部(100、110)は、既述の取込操作手段88のガ
イド部100でも説明した通り、取込操作用或いはストッ
プ操作用をとわず、横並びに配列された操作ボタンから
操作ボタンへの指の移動に際して、指の上下方向の振れ
をなくし、横並びに設けられた次の操作ボタンへの移動
を直線的に、従って上下幅の狭い範囲で移動なさしめる
ためのものであるから、指の上下方向の移動に対しては
抵抗となり、横方向の移動に対しては滑らかな形状とし
て操作接触面に形成されるものであればよい。 従って、第14図及び第15図に示したストップ操作手段
86のガイド部110の構成は、既述した取込操作手段88の
操作接触面に適応できる。 (発明の効果) 以上説明したように本発明によれば、遊戯者は、スト
ップ操作部にへこみ部または突起部として設けられたガ
イド部に触れながら、このガイド部に沿って自らの手を
所定方向に移動させることが可能となるので、複数のス
トップスイッチの位置を一々目視で確認することなく、
各ストップスイッチを連続して円滑に操作することが可
能となる。したがって、遊戯者はストップスイッチを自
らの望むタイミングで操作することが容易となるととも
に、遊戯者が識別情報の表示窓とストップ操作部との間
で視線を頻繁に移動させる必要もなくなり、遊戯者の目
の疲労も抑制され集中して遊戯を継続するこが可能とな
るので、遊戯装置による遊戯の快適性が著しく向上す
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものにして、第1図は遊技
機の斜視図、第2図は縦断面図、第3図は操作機能部の
分解説明図、第4図はゲーム表示部の分解図、第5図は
取込操作手段の分解図、第6図は取込表示装置の分解
図、第7図はスタート操作手段の縦断面図、第8図はス
タート操作手段の分解図、第9図はストップ操作手段の
斜視図、第10図はストップ操作手段の分解図、第11図は
ストップスイッチ本体の取付状態を示す図、第12図はス
トップ操作手段断面図、第13図はストップ操作手段の操
作ボタンの縦断面図、第14図はストップ操作手段の他の
実施例を示す図、第15図はストップ操作手段の更に他の
実施例を示す図である。 3……ゲーム、4……回転ドラム 7……主構成枠、8……上部カバー 9……正面カバー、12……ゲーム表示部 15……操作機能部、69……ゲーム表示パネル 70……可視窓、73……スタートランプ 75……ストップランプ、76……投入要求ランプ 84……スタート操作手段 85……スタートスイッチ 86……ストップ操作手段 87……ストップスイッチ 88……取込操作手段、89……取込スイッチ 90……取込表示装置、91……取込表示器 100,110……ガイド部、100A……凸状 840……作レバー、871……操作ボタン 883……操作ボタン、885……操作接触面 895……可視窓プレート
機の斜視図、第2図は縦断面図、第3図は操作機能部の
分解説明図、第4図はゲーム表示部の分解図、第5図は
取込操作手段の分解図、第6図は取込表示装置の分解
図、第7図はスタート操作手段の縦断面図、第8図はス
タート操作手段の分解図、第9図はストップ操作手段の
斜視図、第10図はストップ操作手段の分解図、第11図は
ストップスイッチ本体の取付状態を示す図、第12図はス
トップ操作手段断面図、第13図はストップ操作手段の操
作ボタンの縦断面図、第14図はストップ操作手段の他の
実施例を示す図、第15図はストップ操作手段の更に他の
実施例を示す図である。 3……ゲーム、4……回転ドラム 7……主構成枠、8……上部カバー 9……正面カバー、12……ゲーム表示部 15……操作機能部、69……ゲーム表示パネル 70……可視窓、73……スタートランプ 75……ストップランプ、76……投入要求ランプ 84……スタート操作手段 85……スタートスイッチ 86……ストップ操作手段 87……ストップスイッチ 88……取込操作手段、89……取込スイッチ 90……取込表示装置、91……取込表示器 100,110……ガイド部、100A……凸状 840……作レバー、871……操作ボタン 883……操作ボタン、885……操作接触面 895……可視窓プレート
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.遊戯装置の前面部に設けた表示窓部と、 この表示窓部の後方に複数の回転表示体を臨ませるとと
もに各回転表示体により複数の識別情報を表示可能な可
変表示装置と、 前記表示窓部の下方に前記各回転表示体毎にストップス
イッチを備えたストップ操作部と、 を備えた遊戯装置において、 前記複数のストップスイッチを所定方向に所定間隔で一
列状に配設するとともに、 このストップスイッチが配設された列上にへこみ部また
は突起部を延設し、このへこみ部または突起部をスイッ
チ操作案内用のガイド部としたことを特徴とする遊戯装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261411A JP2675023B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 遊戯装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62261411A JP2675023B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 遊戯装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01104284A JPH01104284A (ja) | 1989-04-21 |
JP2675023B2 true JP2675023B2 (ja) | 1997-11-12 |
Family
ID=17361498
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62261411A Expired - Lifetime JP2675023B2 (ja) | 1987-10-16 | 1987-10-16 | 遊戯装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP2001314551A (ja) * | 2000-05-09 | 2001-11-13 | Sankyo Kk | スロットマシンおよび記録媒体 |
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JP4377368B2 (ja) * | 2005-10-14 | 2009-12-02 | アルゼ株式会社 | 遊技機 |
JP2008073271A (ja) * | 2006-09-22 | 2008-04-03 | Daito Giken:Kk | 遊技台 |
JP2009000570A (ja) * | 2008-10-03 | 2009-01-08 | Abilit Corp | スロットマシン |
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-
1987
- 1987-10-16 JP JP62261411A patent/JP2675023B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH01104284A (ja) | 1989-04-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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