JP2673673B2 - 緻密なチタン窒化膜の形成方法及びこれを用いた半導体素子の製造方法 - Google Patents

緻密なチタン窒化膜の形成方法及びこれを用いた半導体素子の製造方法

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JP2673673B2 JP10460795A JP10460795A JP2673673B2 JP 2673673 B2 JP2673673 B2 JP 2673673B2 JP 10460795 A JP10460795 A JP 10460795A JP 10460795 A JP10460795 A JP 10460795A JP 2673673 B2 JP2673673 B2 JP 2673673B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は構造が緻密で比抵抗の低
いチタン窒化膜の形成方法に係り、特にタングステンの
ような金属層とシリコン基板との拡散障壁層に適する緻
密なチタン窒化膜の形成方法とこれを用いた半導体素子
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】DRAM素子等の設計規準が厳しくなる
につれてポリシリコン等の比抵抗の高い物質をDRAM
素子等のゲート電極に使用するには多くの制約が生じ
る。このような制約を克服するために、ゲート電極の比
抵抗を低くする研究が行われてきた。
【0003】1.シリコン酸化膜のようなゲート酸化膜
との反応性の小さいタングステンやモリブデン等の金属
をゲート電極として用いた。 2.ゲート酸化膜上にタンタリウムシリサイドTaSi
2やモリブデンシリサイドMoSi2等のようなシリサイ
ドを堆積させてゲート電極として用いた。
【0004】しかしながら、前記1と2の方法はポリシ
リコン膜に比べて比抵抗の低い長所はあるが、ゲート酸
化膜と反応してゲート酸化膜の特性を悪化させたり、ゲ
ート電極物質が剥がれて離れる剥離現象が生じたりする
問題点があった。特に、ゲート酸化膜が数十Å程度の厚
さを有する超高集積素子の場合には、堆積中に放射線損
傷を蒙る。即ち、前記方法はポリシリコン膜の安定性が
得られないという問題点があった。
【0005】3.前記金属とシリサイドが有する低い比
抵抗の特性とポリシリコン膜の安定性とを同時に満足す
るポリサイドをゲート電極として使用した。ポリサイド
を形成する方法には、サリサイド方法により形成する方
法と、CVD法もしくはスパッタリング方法により堆積
して形成する方法がある。
【0006】図1は従来のポリサイドをサリサイド方法
により形成した場合の半導体素子の断面図を示す。図1
(a)を参照すると、シリコン基板10上に薄膜の酸化
膜11とポリシリコン膜12を形成し、その上にサリサ
イド方法によりポリサイド13を形成し、これらをパタ
ーニングしてゲート酸化膜とゲートを形成した。しか
し、このようにサリサイド法によりポリシリコン上にポ
リサイドを形成した場合には、ゲートを構成するポリシ
リコン膜12とポリサイド13との界面が不安定であ
る。これにより、後続の熱処理工程時、ポリサイドが凝
集されたり、ポリサイド13が図1(b)のように下部
のポリシリコン膜12に浸透する問題点が生じた。
【0007】図2は従来のポリサイドをCVD法もしく
はスパッタリング法により形成した場合の半導体素子の
断面図を示す。図2(a)のように、ゲート酸化膜21
上にポリシリコン膜22とCVD法もしくはスパッタリ
ング法により形成したポリサイド23からなるゲートが
形成した場合にも、ポリシリコン膜22とポリサイド2
3との界面が不安定なので、後続の熱処理工程時、ポリ
サイドが収縮してゲートを構成するポリシリコン膜22
とポリサイド23間に段差が生じたり、ポリサイドが剥
がれる剥離現象が生じるという問題点があった。なお、
0.1μm級の超高集積素子において、ゲートとしてポ
リサイドを用いる場合には比抵抗が急激に増加するため
に、このようなポリサイドをゲートとして適用するのに
は限界がある。
【0008】4.反応スパッタリング法によるチタン窒
化膜を不活性ゲート電極として用いた。図3(a)のよ
うにチタン窒化膜をゲートとして用いる場合、非常にゲ
ート酸化膜31厚の薄い超高集積素子は放射線損傷を蒙
る。なお、反応スパッタリング法により堆積されたチタ
ン窒化膜は図3(b)のような柱状組織を有するので、
後続の熱処理工程時、結晶粒界33を通じて不純物34
が移動するためにその特性が変化する。チタン酸化膜と
シリコン酸化膜の熱力学的形成エネルギー(gibbs
free energy)を比較してみれば、チタン
酸化膜の形成エネルギーがシリコン酸化膜の形成エネル
ギーより多いので、後続の熱処理工程時にチタン窒化膜
32とシリコン酸化膜からなるゲート酸化膜31が反応
する。従って、ゲート用チタン窒化膜とゲート酸化膜が
反応してチタン酸化膜とチタンシリサイドが形成するの
で、ゲート酸化膜が破壊されるという問題点があった。
【0009】5.複合ポリサイドをゲート電極として用
いた。前記3のゲートとしてポリサイドを用いる場合の
問題点を解決するために、図4のようにポリシリコン膜
42上にバリヤ用チタン窒化膜43を堆積し、その上に
チタンシリサイドTiSi244 をスパッタリング法で
堆積して、複合ポリサイド構造のゲートを形成した。4
0と41はシリコン基板とゲート酸化膜を各々示す。し
かし、この方法もやはりスパッタリング法を用いてチタ
ンシリサイドを形成するために、前記のように後続の熱
処理工程時、シリサイドの収縮または不純物による汚染
等の問題点が発生した。
【0010】図5はビットラインとしてポリサイドを用
いた一般的なCOB(Capacitor On Bi
tline)構造のDRAM素子の断面図を示す。図5
を参照すると、一般的に従来のCOB構造のDRAM素
子ではビットラインとしてポリサイドを、例えば、タン
グステンシリサイドWSi2 /ポリシリコン膜52、5
1を使用した。ビットラインとしてポリサイドを使用す
る場合には、熱安定性が優れたという長所はあるが、比
抵抗がタングステンシリサイドは50〜200μΩ・c
m、ポリシリコン膜は〜200μΩ・cmと高いために、
素子の動作速度が低くなる問題点があった。なお、ビッ
トライン用ポリシリコン膜は、n+ 型不純物でドープさ
れているので、n+ 型またはn- 型領域53、54にの
みコンタクトを形成することができる。従って、ビット
ラインの上部にキャパシタ57を形成した後、最終配線
形成工程時にp+ 型領域55でコンタクトを形成するた
めには、アスペクト比が3以上となる部分で絶縁膜59
をエッチングする劣悪な工程を行わなければならなかっ
た。即ち、n+ 型領域53とp+ 型領域55上にコンタ
クトを形成して配線56−2,56−1を形成する場
合、n+ 型領域53の上部にはポリシリコン膜51とタ
ングステンシリサイド52で構成されるビットラインが
形成しているので、p+ 型領域55よりアスペクト比が
一層小さいビットライン上にコンタクトを形成すること
ができる。
【0011】この際、ビットラインとして金属を使用す
る場合には、不純物領域の導電型に関係なくビットライ
ンを形成することができて工程が簡便ではあるが、図5
のようにポリシリコン膜でビットラインを構成する場合
には、アスペクト比の大きいp+ 型領域55上にコンタ
クトを形成しなければならないので、工程が一層複雑で
難しくなる問題点があった。なお、COB構造のDRA
M素子はゲート58及びビットラインの形成工程後、8
00℃以上の高温工程が数回繰り返し行われるが、この
ような熱工程を算出してみると870℃の温度で9時間
行うのと同様である。従って、ビットライン物質として
タングステンのような金属が用いられる場合には、ビッ
トライン用金属とシリコン基板との反応を抑制できる効
果的なバリヤ層が要求される。
【0012】図6(a)を参照すると、従来のCOB構
造のDRAM素子において、ビットライン用タングステ
ン64の高温拡散を防ぐために、バリヤ層としてチタン
窒化膜/チタン膜63、62を使用した。即ち、タング
ステンからなるビットライン64を形成した後、高温の
熱処理工程時にビットライン用タングステンが拡散する
のを防ぐために、チタン窒化膜/チタン膜63、62か
らなるバリヤをビットライン64とシリコン基板60と
の間に形成した。61は厚い酸化膜からなる絶縁層を示
す。
【0013】しかし、チタン窒化膜は前記で説明したよ
うに、ボイドの多い柱状組織なので、図6(b)のよう
に熱処理工程後にチタン窒化膜/チタン膜からなるバリ
ヤが破壊される。従って、バリヤが破壊されてタングス
テンと基板とが反応してタングステンシリサイド65が
形成するので、素子が損傷されるという問題点があっ
た。なお、単結晶のチタン窒化膜の比抵抗は常温で23
μΩ・cmであるが、前記のように反応スパッタリングに
より堆積されるチタン窒化膜の比抵抗は図3(b)に示
す結晶構造により200〜1000μΩ・cmと非常に高
くなる問題点があった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は熱処理
窒化工程(nitridation)により構造の緻密
なチタン窒化膜を形成する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、比抵抗が低くて熱安定性が優れた
チタン窒化膜の形成方法を提供することにある。本発明
の別の目的は、ビットライン用金属の高温拡散防止用バ
リヤに適する緻密なチタン窒化膜を提供することにあ
る。本発明の別の目的は、緻密なチタン窒化膜の形成方
法を用いたMOSトランジスタの製造方法を提供するこ
とにある。本発明の別の目的は、緻密なチタン窒化膜の
形成方法を用いたCOB構造のDRAM素子の製造方法
を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明のチタン窒化膜の形成方法は、半導体基板に反
応スパッタリング法でチタン窒化膜を堆積するステップ
と、チタン窒化膜を大気中に露出させて柱状組織のチタ
ン窒化膜の結晶粒界に酸素を満たすステップと、酸素が
満たされたチタン窒化膜上にチタン膜を堆積させるステ
ップと、2回にわたる熱処理工程を行ってチタン窒化膜
を緻密なチタン窒化膜とするステップと、を含むことを
特徴とする。
【0016】本発明は第1導電型の半導体基板上にゲー
ト酸化膜を形成するステップと、ゲート酸化膜上にポリ
シリコン膜を形成するステップと、ポリシリコン膜上に
チタン窒化膜を堆積するステップと、チタン窒化膜を大
気中に露出させるステップと、チタン窒化膜上にチタン
膜を堆積するステップと、急速熱処理してチタン膜を緻
密なチタン窒化膜とするステップと、緻密なチタン窒化
膜とその下のチタン窒化膜を順次パターニングしてゲー
トを形成するステップと、前記ゲートをマスクにして基
板に第2導電型の不純物をイオン注入して不純物領域を
形成するステップと、を含む半導体素子の製造方法を提
供する。
【0017】なお、本発明は第1導電型の半導体基板上
に第2導電型の不純物領域を形成するステップと、不純
物領域が形成した半導体基板上に絶縁膜を形成するステ
ップと、前記不純物領域上の絶縁膜を除去してコンタク
トホールを形成するステップと、第1チタン膜を基板の
全面にわたって堆積し、大気中に露出させるステップ
と、第1チタン膜上にチタン窒化膜を堆積し、大気中に
露出させるステップと、チタン窒化膜上に第2チタンを
堆積するステップと、急速熱処理工程を行って第2チタ
ン膜を緻密なチタン窒化膜とするステップと、チタン窒
化膜上にビットライン用金属層を形成するステップと、
前記チタン窒化膜と金属層を順次パターニングして、コ
ンタクトホールを介して不純物領域と接触するようにビ
ットラインを形成するステップと、通常のキャパシタ形
成工程を行ってキャパシタを形成するステップと、を含
む半導体素子の製造方法を提供する。
【0018】前記のように緻密なチタン窒化膜をMOS
トランジスタのゲートとして用いる場合に、ポリシリコ
ン膜の熱安定性とシリサイドの低抵抗特性を同時に満足
するゲートを形成することができる。前記のようにCO
B DRAM素子のビットラインをタングステンで製造
する場合に、緻密なチタン窒化膜とその下の酸素が満た
されたチタン窒化膜が後続のキャパシタ形成工程時、タ
ングステンの高温拡散を防ぐバリヤとしての役割を果た
して、コンタクト特性及びバリヤ特性に優れたタングス
テンビットラインを形成することができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例による緻密なチタン窒
化膜を形成する方法及びこれを用いた半導体素子の製造
工程を図面を参照して説明すると、次の通りである。
【0020】図7(a)〜(d)は本発明の一実施例に
よる緻密なチタン窒化膜の形成工程を示す。図7(a)
〜(b)を参照すると、シリコン基板70上に薄膜の酸
化膜71を形成し、その上に反応スパッタリング法でチ
タン窒化膜73を50〜500Å厚に堆積する。反応ス
パッタリング法でチタン窒化膜73を堆積した後、ウェ
ーハを大気中に露出させる。即ち、チタン窒化膜73を
大気中に露出させる。この際、チタン窒化膜73が大気
中に露出すると、チタン窒化膜の表面に酸素が吸着し、
吸着した酸素がチタン窒化膜の結晶粒界に満たされる。
従って、チタン窒化膜のボイドに酸素が満たされること
になるので、チタン窒化膜のボイドを通る物質の移動は
抑制される。これにより、酸素が満たされたチタン窒化
膜は拡散バリヤとしての役割を充分果たすことになる。
【0021】図7(c)のようにチタン窒化膜72上に
チタン膜74を200〜2000Å厚に堆積し、図7
(d)のように1回以上の急速熱処理工程を行ってチタ
ン膜74を窒化処理すると、チタン膜が緻密なチタン窒
化膜75になる。この際、酸素が満たされたチタン窒化
膜73が拡散バリヤとして作用して、チタン膜74と基
板70との反応を抑制して薄膜の酸化膜71の破壊を防
止することができる。本発明では熱処理工程を2回にわ
たって行ったが、最初は500℃で40秒間行い、2度
目は800℃で30秒間行う。
【0022】従来の反応スパッタリング法により形成
し、且つ酸素が結晶粒界に満たされていないチタン窒化
膜と本発明の緻密なチタン窒化膜との特性を比較して図
12に示した。二つのチタン窒化膜間の特性比較のため
に、1000Å厚のチタン窒化膜を650℃で30秒間
急速熱処理した場合、前記のように得られた緻密なチタ
ン窒化膜74は図12に示すように、熱処理時間に関係
なく殆ど一定の〜0.3Ω/□程度の面抵抗を得、比抵
抗は〜30μΩ・cm程度である。一方、従来の反応スパ
ッタリング法により堆積されたチタン窒化膜は〜28μ
/□程度の面抵抗を有し、比抵抗は〜280μΩ・cm程
度で本発明に比べて相当に大きい値を有する。
【0023】なお、本発明の緻密なチタン窒化膜74の
熱安定性を検査するために、950℃で時間を変化させ
ながら追加熱処理工程を行った結果、本発明の緻密なチ
タン窒化膜の面抵抗Rsは追加熱処理時間に関係なく殆
ど一定の値が得られたが、従来のチタン窒化膜は追加熱
処理工程時間が1分を超過する瞬間、面抵抗が相当に大
きい値に増加するので素子が破壊される。従って、本発
明の緻密なチタン窒化膜はポリサイドの熱安定性とシリ
サイドの低抵抗特性を同時に満足させることができる。
【0024】前記実施例ではチタン膜とチタン窒化膜に
ついてのみ言及したが、本発明の実施例はこれらに限ら
ず、周期率表で遷移族のIVB(Ti、Zr、Hf)及
びVB(V、Nb、Ta)族を含む高融点金属はすべて
に該当する。
【0025】図8は図7に示す緻密なチタン窒化膜の形
成方法を用いたMOSトランジスタの製造工程図を示し
たもので、緻密なチタン窒化膜をゲートとして用いた場
合である。
【0026】図8(a)〜(b)を参照すると、シリコ
ン基板80上に厚さ80Å程度の薄膜のゲート酸化膜8
1を形成し、その上にドープされたポリシリコン膜82
を500Å厚に堆積する。図8(c)を参照すると、反
応スパッタリング法でチタン窒化膜83を100Å厚に
堆積し、チタン窒化膜83を堆積した後、ウェーハを大
気中に露出させる、即ち、チタン窒化膜83を大気中に
露出させる。この際、チタン窒化膜83が大気中に露出
すると、酸素がチタン窒化膜の結晶粒界に満たされる。
図8(d)のようにチタン窒化膜83上にチタン膜84
を1000Å厚に堆積し、図8(e)のように前記急速
熱処理工程を行って緻密なチタン窒化膜85を形成す
る。図8(f)のように緻密なチタン窒化膜85及びそ
の下の酸素が満たされた窒化膜83及びポリシリコン膜
82をパターニングして、緻密なチタン窒化膜85、酸
素が満たされたチタン窒化膜83及びポリシリコン膜8
2で構成されたゲート86を形成する。図8(g)〜
(h)のように、ゲート86の側壁にスペーサ87を形
成し、ゲート86と側壁スペーサ87をマスクにして基
板と反対導電型を有する不純物を基板にイオン注入し
て、ソース/ドレーン用不純物領域88を形成する。こ
れにより、緻密なチタン窒化膜をゲートとして使用した
MOSトランジスタが製造される。この際、緻密なチタ
ン窒化膜をゲート電極として使用した場合、面抵抗が3
Ω/□程度となるので、良質のゲート電極を形成するこ
とができる。
【0027】図9(a)〜(b)は、本発明の他の実施
例による緻密なチタン窒化膜の形成工程を示す。図9
(a)を参照すると、シリコン基板90上にチタン膜9
1、チタン窒化膜92及びチタン膜93を各々堆積す
る。この時、上部チタン膜93は200〜2000Å、
チタン窒化膜92は50〜500Å、下部チタン膜91
は200Å厚以下に各々堆積する。この際、チタン膜9
1、チタン窒化膜92及びチタン膜93を基板90上に
連続的に堆積するのではなく、各膜を堆積した後大気中
に露出させて、各膜の結晶粒界に酸素が満たされるよう
にする。即ち、下部のチタン膜91を堆積した後大気中
に露出させ、チタン窒化膜92を堆積し大気中に露出さ
せた後、上部のチタン膜93を堆積させる。これによ
り、酸素が満たされた各チタン窒化膜92は拡散バリヤ
としての役割を充分果たすことになる。図9(b)のよ
うに1回以上の急速熱処理工程を行って上部のチタン膜
93を窒化処理すると、チタン膜93が緻密なチタン窒
化膜94になる。下部のチタン膜91は基板90と反応
してチタンシリサイドTiSi2 になってオーム接触を
形成するのでコンタクト特性を向上させる。この際、酸
素が満たされたチタン窒化膜92が拡散バリヤとして作
用して、上部チタン膜93と下部チタン膜91との反応
を隔離させる。
【0028】本発明の他の実施例でも熱処理工程を2回
にわたって行ったが、最初は500℃で40秒間行い、
次は800℃で30秒間行う。実施例2による緻密なチ
タン窒化膜も実施例1のチタン窒化膜と同様に図12に
示した特性が得られた。前記他の実施例ではチタン膜と
チタン窒化膜についてのみ言及したが、本発明の実施例
はこれらに限らず、周期率表で遷移族のIVB(Ti、
Zr、Hf)及びVB(V、Nb、Ta)族を含む高融
点金属の全てに該当する。
【0029】図10(a)〜(e)は図9の緻密なチタ
ン窒化膜の形成方法を用いたDRAM素子のビットライ
ンの形成工程図である。図10(a)を参照すると、ま
ずシリコン基板100内に不純物領域101を形成す
る。その不純物領域101を形成した基板100上に酸
化膜102を厚さ5000Å程度に厚く堆積する。酸化
膜102の前記不純物領域101上の部分をエッチング
してビットライン用コンタクトホール103を形成す
る。ビットラインコンタクトホール103を含んだ基板
の全面にチタン膜104、チタン窒化膜105及びチタ
ン膜106を厚さ400Å、100Å、100Å以下に
各々堆積する。この際、チタン膜104、チタン窒化膜
105及びチタン膜106を基板100上に連続的に堆
積するのではなく、各膜とも一旦堆積した後、酸素が結
晶粒界に満たされるように大気中に露出させる。図10
(c)のように1回以上の急速熱処理工程を行って上部
のチタン膜106を窒化処理すると、チタン膜106が
緻密なチタン窒化膜107になる。下部のチタン膜10
4のうち、コンタクト103内で基板100と接触して
いる部分は、基板100のシリコンと反応してチタンシ
リサイドTiSi2 108になってオーム接触が形成さ
れるのでコンタクト特性が向上する。そして、酸化膜1
02と接触しているチタン膜104は酸化膜とは反応し
ないためにチタン膜104のまま残る。この際、酸素が
満たされたチタン窒化膜105が拡散バリヤとして作用
して、上部のチタン膜106と下部のチタン膜104と
の反応を隔離する。熱処理工程は2回にわたって行った
が、最初は500℃で40秒間行い、次は800℃で3
0秒間行う。図10(d)を参照すると、CVD法でタ
ングステン膜109を2000Å厚に堆積し、タングス
テン膜109、緻密なチタン窒化膜107、酸素が満た
されたチタン窒化膜105、チタン膜104をパターニ
ングしてビットライン110を形成する。ビットライン
の形成後、キャパシタ形成工程を行ってCOB構造のD
RAM素子を製造する。ビットライン形成後のCOB構
造のDRAM素子の製造工程は870℃で9時間熱処理
工程を行うのと同様であるが、本発明の緻密なチタン窒
化膜107、酸素が満たされたチタン窒化膜105及び
チタン膜104は優れたバリヤ特性を提供することによ
り、このような高温熱処理工程時にタングステンの拡散
を防ぐことができる。即ち、図6に示すように、バリヤ
を通じたタングステンの拡散現象は本発明では発生しな
い。なお、図12に示すように、追加の熱処理工程後に
も面抵抗が変わらないという効果がある。
【0030】図11は図10のビットライン形成方法を
用いたCOB構造のDRAM素子の断面図を示す。図1
1に示すように、金属からなるビットライン110はポ
リシリコン膜とは異なって、不純物領域112、113
の導電型に関係なく全ての不純物領域内に形成すること
ができる。
【0031】図5及び図11を比較してみれば、本発明
のようにビットラインとして金属を使用した場合に、後
続の配線工程のためのコンタクトのアスペクト比が従来
より1/2程度と低くなって工程が一層容易になる。な
お、ビットラインコンタクトでチタンシリサイドが形成
されてオーム接触を成すので、ポリシリコン膜をビット
ラインとして使用する場合より接触抵抗を減少させるこ
とができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、熱
処理窒化工程により熱安定性が優れ、比抵抗が低く、構
造が緻密なチタン窒化膜を形成することができる。従っ
て、緻密なチタン窒化膜が後続の熱処理工程時に優れた
バリヤとして作用してビットライン用金属の高温拡散を
防ぐことができるので、特性が優れたDRAM素子を製
造することができる。さらに、緻密なチタン膜をMOS
トランジスタのゲートとして使用する場合に、ポリシリ
コン膜の熱安定特性とシリサイドの低抵抗特性を同時に
満足させることができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (a)は従来のサリサイド方法により形成し
たポリサイドをゲートとして用いた半導体素子の断面
図、(b)は熱処理工程後の図1(a)の半導体素子の
断面図である。
【図2】 (a)は従来の化学堆積法又はスパッタリン
グ法により形成したポリサイドをゲートとして用いた半
導体素子の断面図、(b)は熱処理後の図2(a)の半
導体素子の断面図である。
【図3】 (a)は従来のチタン窒化膜をゲートとして
用いた半導体素子の断面図、(b)は図3(a)のチタ
ン窒化膜の結晶構造図である。
【図4】 従来の複合ポリサイドをゲートとして用いた
半導体素子の断面図である。
【図5】 ビットラインとしてポリサイドを用いた場合
のCOB DRAM素子の断面構造図である。
【図6】 従来のタングステンビットライン工程におい
てチタン窒化膜/チタン膜をバリヤとして用いた場合の
COB DRAM素子の断面図で、(a)は熱処理前の
断面図、(b)は熱処理後の断面図である。
【図7】 (a)〜(d)は本発明の一実施例による緻
密な窒化膜の形成工程図である。
【図8】 (a)〜(h)は図6の緻密なチタン窒化膜
の形成方法を用いた半導体素子の製造工程図である。
【図9】 (a)と(b)は本発明の他の実施例による
緻密なチタン窒化膜の形成工程図である。
【図10】 (a)〜(e)は図9の緻密なチタン窒化
膜の形成方法を用いた半導体素子の製造工程図である。
【図11】 ビットラインとして金属を用いた場合のC
OB DRAM素子の断面構造図である。
【図12】 本発明と従来の方法により形成した緻密な
チタン窒化膜の熱処理後の面抵抗を示す図である。
【符号の説明】
70,80,90,100…シリコン基板、71…薄膜
の酸化膜、82…ゲート用ポリシリコン膜、73,8
4,91,93,104,106…チタン膜、72,8
3,92,105…反応スパッタリング法により形成し
たチタン窒化膜、74,85,94,107…緻密なチ
タン窒化膜、81…ゲート酸化膜、86…ゲート、87
…側壁スペーサ、88,101…不純物領域、102…
厚い酸化膜、103…コンタクトホール、108…チタ
ンシリサイド、109…ビットライン用タングステン
膜、110…ビットライン。

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板に酸化膜を形成するステップ
    と、 反応スパッタリング法により酸化膜上にチタン窒化膜を
    堆積するステップと、 チタン窒化膜を大気中に露出させて結晶粒界に酸素を満
    たすステップと、 チタン窒化膜上にチタン膜を堆積させるステップと、 急速熱処理してチタン膜を緻密なチタン窒化膜とするス
    テップと、を含むことを特徴とする緻密なチタン窒化膜
    の形成方法。
  2. 【請求項2】 前記チタン膜を1〜3回にわたって急速
    熱処理することを特徴とする請求項1記載の緻密なチタ
    ン窒化膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 前記熱処理工程は500℃で40秒間行
    った後、800℃で30秒間行うことを特徴とする請求
    項1記載の緻密なチタン窒化膜の形成方法。
  4. 【請求項4】 チタン膜の熱処理工程はN2又はNH3
    雰囲気で行われることを特徴とする請求項1記載の緻密
    なチタン窒化膜の形成方法。
  5. 【請求項5】 チタン膜の堆積ステップで窒素N2 を注
    入してチタン膜内に一定の窒素を含有したチタン膜を堆
    積することを特徴とする請求項1記載の緻密なチタン窒
    化膜の形成方法。
  6. 【請求項6】 チタン膜に含有されている窒素原子は4
    0%以下であることを特徴とする請求項5記載の緻密な
    チタン窒化膜の形成方法。
  7. 【請求項7】 チタン膜の厚さは200〜2000Åで
    あることを特徴とする請求項1記載の緻密なチタン窒化
    膜の形成方法。
  8. 【請求項8】 チタン窒化膜の厚さは50〜500Åで
    あることを特徴とする請求項1記載の緻密なチタン窒化
    膜の形成方法。
  9. 【請求項9】 チタン膜の急速熱処理ステップでチタン
    膜の下部のチタン窒化膜は、チタン膜と基板との反応を
    抑制するバリヤとして作用することを特徴とする請求項
    1記載の緻密なチタン窒化膜の形成方法。
  10. 【請求項10】 第1導電型の半導体基板上にゲート酸
    化膜を形成するステップと、 ゲート酸化膜上にポリシリコン膜を形成するステップ
    と、 ポリシリコン膜上にチタン窒化膜を堆積するステップ
    と、 チタン窒化膜を大気中に露出させて結晶粒界に酸素を満
    たすステップと、 チタン窒化膜上にチタン膜を堆積するステップと、 急速熱処理してチタン膜を緻密なチタン窒化膜とするス
    テップと、 緻密なチタン窒化膜とその下のチタン窒化膜を順次パタ
    ーニングしてゲートを形成するステップと、 前記ゲートをマスクにして基板に第2導電型の不純物を
    イオン注入して不純物領域を形成するステップと、を含
    むことを特徴とする半導体素子の製造方法。
  11. 【請求項11】 第1導電型の半導体基板上に第1導電
    型及び第2導電型を有する不純物領域を形成するステッ
    プと、 不純物領域が形成した半導体基板上に絶縁膜を形成する
    ステップと、 前記不純物領域上の絶縁膜を除去してコンタクトホール
    を形成するステップと、 第1チタン膜を基板の全面にわたって堆積し、大気中に
    露出させるステップと、 第1チタン膜上にチタン窒化膜を堆積し、大気中に露出
    させて結晶粒界に酸素を満たすステップと、 チタン窒化膜上に第2チタン膜を堆積するステップと、 急速熱処理工程を行って第2チタン膜を緻密なチタン窒
    化膜とするステップと、 チタン窒化膜上にビットライン用金属層を形成するステ
    ップと、 前記第1チタン膜、チタン窒化膜、緻密なチタン窒化膜
    と金属層を順次パターニングして、コンタクトホールを
    介して不純物領域と接触するようにビットラインを形成
    するステップと、 通常のキャパシタ形成工程を行ってキャパシタを形成す
    るステップと、を含むことを特徴とする半導体素子の製
    造方法。
  12. 【請求項12】 急速熱処理工程時にコンタクトホール
    内の不純物領域とチタン膜が反応して、界面に薄膜のチ
    タンシリサイドを形成することを特徴とする請求項11
    記載の半導体素子の製造方法。
  13. 【請求項13】 ビットライン用金属層がタングステン
    であることを特徴とする請求項11記載の半導体素子の
    製造方法。
  14. 【請求項14】 ビットライン用金属層をCVD法で堆
    積することを特徴とする請求項11記載の半導体素子の
    製造方法。
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