JP2673417B2 - B型肝炎又はc型肝炎のウイルス性疾患の予防治療剤 - Google Patents

B型肝炎又はc型肝炎のウイルス性疾患の予防治療剤

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明は、B型肝炎又はC型肝
炎のウイルス性疾患の予防治療剤に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、B型肝炎及びC型肝炎を含むウイ
ルス性疾患に対しては、インターフェロン(以下IFN
という)が有効とされているが、有効率が約30%と低
く且つ高価であり、しかも、副作用が強いという問題が
ある。
【0003】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 B型肝炎又はC型肝
炎のウイルス性疾患の予防治療剤としては、内服により
副作用もなく、免疫力の増強作用により確実にウイルス
抗原を低下せしめることが必要である。
【0005】ところで、本発明者らは、慢性難治性疾患
予防治療剤として中性プロテアーゼを用い、その有効性
を認め、先に特許出願を行った(特公平2−23532
号及び特公平5−77655号)。
【0006】そこで、本発明者らがその後さらに研究を
重ねたところによると、中性プロテアーゼ(Metal Neut
ral Protease, 以下、MNP1 という)は、極めて強い
抗炎症作用、抗ウイルス作用、抗エイズ作用、免疫増強
作用とステロイド様作用を持ち、慢性肝炎、B型肝炎、
C型肝炎と、殊に驚くべきことにエイズ菌に対しても優
れた効果を認めた。即ち、免疫力の増強作用により確実
にウイルス抗元を低下せしめる効果と、エイズ菌を死滅
させる効果と神経難聴改善作用が見られた。尚、副作用
は全例にわたり全く見られなかった。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本発明は、B型肝炎又
はC型肝炎のウイルス性疾患の予防治療剤を提供するも
のであり、その手段として構成したところは、ストレプ
トミセス属の産生する中性プロテアーゼのうちMNP
を有効成分とする点にある。
【0008】
【0009】本発明の予防治療剤は、通常の製剤技術に
より、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤などとし
て経口的に、注射剤、坐薬、軟膏剤として非経口的に投
与できる。投与量は、酵素の種類、疾病の程度、投与方
法、剤型によっても異なるが、経口投与の場合は成人1
人当たり1〜5000mgにより目的を達成できる。酵素
の種類によっては腸溶経口製剤とするのが好ましい。
【0010】本発明の有効成分であるMNP1 は、スト
レプトミセス(streptomyces)属の産生する中性プロテ
アーゼであるが、この中性プロテアーゼについては難治
性慢性疾患予防治療剤に係る上記特許出願中に詳細に製
法、分子量、等電点、基質特異性、酸素活性至適、安定
性、阻害剤、溶解性、電気泳動、アミノ酸分析値などに
ついて述べた通りであるが、このMNP1 をバイオテク
ノロジーにより精製することもできる。
【0011】即ち、本発明の有効成分である中性プロテ
アーゼの一つは、ストレプトミセス(streptomyces)属
の産生する中性プロテアーゼを挙げることができる。こ
の酵素は、Streptomyces griseusの培養液より、カルボ
キシメチル(CM)セルロースやジエチルアミノエチル
(DEAE)セルロースなどのイオン交換樹脂、そして
カルボベンジルオキシグリシルロイシン(Gbz−Cl
y−Leu)、ロイシンアミド(Leu−NH2 )、フ
エニルアラニン(Phe)などをリガンドとして持つア
フィニティー担体(Sepharose 等)を用いたクロマトグ
ラフィーにより精製され、次の表1のような化学特性を
有する。
【0012】
【表1】
【0013】このストレプトミセス属の産生する中性プ
ロテアーゼなどと類似の基質特異性を示すSerratia属の
産生するセラチオ・ペプチダーゼ、Bacillus属の産生す
るサーモライシンなども本発明の有効成分として用いる
ことができる。
【0014】〔動物実験研究結果〕 MNP1 とステロイドホルモンとの比較 (1) カラゲニン浮腫 Wister系雄性ラットにMNP1 、Predonisolon, Aminop
eptidase, Trypsin, Chymoelastase, と Carboxypeptid
ase を1ml/kgを尾静脉内に投与後、カラゲニン溶液を
投与し経時的にラット足浮腫測定装置にて足容積を測定
した。その結果、MNP1 が最も強くプレドニゾロンよ
り強かった。その結果を表2に示す。
【0015】
【表2】
【0016】(2) カラゲニン胸膜炎とChemotaxis
(遊走因子) Wister系雄性ラットの胸腔内に2%カラゲニン 0.1mlを
注入し、MNP1 とプレドニゾロンを股静脉より投与し
た。カラゲニン投与後5時間目にラットを断頭放血し、
開胸して胸腔内の滲出液量、総タンパク量、総白血球の
いずれもがMNP1 の用量に依存して抑制され、その抑
制はプレドニゾロンより強かった。また、総白血球数を
測定した、その滲出白血球の90〜95%は好中球であ
った。更に胸腔内滲出液中の好中球遊走因子産生もMN
1 がプレドニゾロンより強かった。
【0017】(3) 肉芽腫抑制作用 ラットの背部にペーパー・デスクを挿入し、肉芽増殖を
MNP1 と Predonisolon を添加しその抑制作用を比較
しMNP1 が Predonisolon より遥かに強いことを示し
た。
【0018】 このように、ストレプトミセス(Str
eptomyces)属の産生するMNPは、カラゲ
ニン浮腫、胸膜炎の浮腫、遊走因子の抑制作用、および
肉芽腫の抑制作用につきプレドニゾロンと比較して極め
て優れた効果を示すことが認められた。
【0019】以上は、従来、急性神経性難聴(突発性難
聴)や顔面神経麻痺、反回神経麻痺にはステロイドホル
モンが投与され、かなりの有効性が認められていたが、
副作用が激しいので、副作用のない本発明のMNP1
使って有効性を認めたものである。
【0020】すなわち、前記の動物実験により、ステロ
イドホルモンの代表的薬理作用である抗浮腫作用と肉芽
腫抑制作用について比較検討した場合、その両者とも、
ステロイドホルモンよりも本発明のMNP1 が優れてい
ることを証明することができた。
【0021】本発明の予防治療剤は通常の製剤技術によ
り、例えば錠剤、カプセル剤、散剤、顆粒剤などとして
経口的に投与できる。さらに本剤は注射剤、坐薬、軟膏
剤として非経口的に投与できる。さらに本剤は、他の薬
剤、例えば、他の腎臓薬、肝臓薬、関節リウマチ剤、ス
テロイドホルモン、抗生物質免疫賦活剤、抗腫瘍剤など
と併用できる。
【0022】種々の炎症疾患の治療剤として使用される
副腎皮質ホルモン、すなわちステロイドホルモンは、劇
的な効果を示すが、一方劇しい副作用を持つことも良く
知られている。本発明の治療剤は、このステロイドホル
モンが示す総ての慢性炎症疾患に対する卓越した有効成
分を有し、しかもステロイドホルモンの示す激しい副作
用を全く示さないことは特記すべきことである。
【0023】 投与量は、疾病の種類、投与法、剤型な
どによっても異なるが、経口投与の場合は成人1人につ
き1日当たり1〜5000mg、胃液にて不安定な場合
は腸溶製剤として、目的を達成することができる。
【0024】 また、投与量を中性プロテアーゼの活性
単位で表した場合には、腸溶製剤にて、ストレプトミセ
ス属由来の中性プロテアーゼを5000〜500000
チロジン単位で経口投与することにより目的を達するこ
とができる。
【0025】
【実施例】以下、実施例を説明する。
【0026】
【0027】 (実施例1) Streptomyce
s griseus由来の中性プロテアーゼ2g、乳糖
40gを混合し、ヒドロキシプロピルメチルセルローズ
1.0gを加え顆粒に成形した後、酢酸フタール酸セル
ローズを用い均等に被膜した腸溶性顆粒とする。
【0028】 (実施例2) 実施例1で得た中性プロ
テアーゼ腸溶性顆粒をカプセルに充填し、カプセル剤と
する。
【0029】 (実施例3) ウイテップゾルH−15
(ダイナマイトノーベル社製:高級飽和脂肪酸トリグリ
セリド)6157mgとポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル(日光ケミカルズ社製:BL−25)325mg
を添加し、加温溶融させる。これにStreptomy
ces griseusの産生する中性プロテアーゼ粉
末500mgを添加し、分散させ、130mgの坐剤型
に注入し、固化後、型から分離する。
【0030】〔臨床例〕以下、臨床例に基づき更に詳述
する。
【0031】(調査対象と方法) (1) 調査対象 本発明者らの診療所に平成2年5月から平成3年12月
までの1年8カ月間に来院した慢性肝炎および肝硬変と
診断された患者で、患者の同意を得られたものを対象と
した。
【0032】(2) 使用薬剤・投与方法・投与期間 使用薬剤は、前述した中性プロテアーゼのMNP1 で1
カプセル中、9000チロジン単位を含有する薬剤であ
り、投与量はMNP−1(54000単位;6カプセ
ル)、MNP−2(108000単位;12カプセ
ル)、MNP−3(162000単位;18カプセル)
の3群に分けて、毎日三食後の服用として、7カ月間継
続投与した。
【0033】(成績) (1) 解析対象例 解析対象例は、全部で58例であり、除外例および中止
例はなかった。性別では、男性が49例(平均年齢5
7.7歳)であり、女性が9例(平均年齢58.6歳)
であった。
【0034】慢性活動性肝炎58症例にMNP−1、M
NP−2、MNP−3を投与し、肝機能検査値と血中の
α2 MG濃度とA/G比などを投与開始前および半月
後、以後毎月7カ月後まで測定した。その成績は、表3
(肝機能検査成績の推移)にすべての平均値を示した。
また、慢性活動性肝炎患者の肝機能改善度(軽度改善以
上)について、表4に示した。更に、MNP投与量と投
与期間による血中α2 MG濃度の消長を表5に示した。
【0035】
【表3】
【0036】
【表4】
【0037】
【表5】
【0038】投与初期の半カ月後や1カ月後に見られる
改善度の負の効果の割合は、一時的な憎悪を示すもので
ある。すなわち、投与半カ月後にMNP−1群は−20
%、MNP−2群は−37%、MNP−3群は−40%
の低下を示すものの、投与1カ月後にはMNP−1群は
25%、MNP−2群は18%、MNP−3群は−5%
と、投与用量に依存した改善度の変動と回復が見られ、
投与7カ月後にはMNP−1群は45%、MNP−2群
は62%、MNP−3群は98%の改善が見られた。こ
のように改善度はMNPの投与用量に依存した効果が見
られた。血液学的な各種検査項目の中でも血清のα2
G濃度変化に注目してみると、投与期間の初期では投与
半カ月後のα2 MG濃度は、MNP−1群は−20%、
MNP−2群は−37%、MNP−3群は−40%と奇
妙なくらい改善度の変動との一致が見られ、その後α2
MG濃度は投与用量に依存した回復を見せ、更に投与開
始時期のα2 MG濃度を超える増加が認められた。
【0039】このように肝機能改善度とα2 MGの血中
濃度は、投与初期では低下の変動の割合は同等であり、
投与の経過に伴って肝機能改善度とα2 MGの血中濃度
の変動もほぼ同じ傾向を示すことが明らかになった。こ
の事実は、投与したMNPと血中のα2 MGが血中で結
合し作用することを示唆する興味深い結果である。
【0040】本発明者らは、当初、KHR−1、KHR
−2、KHR−3の臨床効果がその用量依存性に比例し
ないことに疑問を持ち、KHRを更に精製したMNPを
使用し、その臨床効果とα2 MGの血中濃度を比較検討
したことで、肝機能改善度がα2 MGの血中濃度の変動
に依存していることが明らかになり、初期の疑問が明ら
かになった。
【0041】(ウイルス肝炎に対する適用) (1) ウイルス肝炎患者の現状 ウイルス肝炎は1970代初期にオーストラリア抗原、
いわゆるHBS抗原が臨床的に利用されるようになり、
次第に注目されてきた。今日ではA、B、C、D、E型
肝炎の血清学的診断法が確率されている。我が国には年
間200万人近くのウイルス肝炎患者がおり、A型肝炎
は散発性肝炎の30%ほどを占めていて、10万人ほど
の発症が見られるが、以前のような井戸水を介しての集
団発生は衛生環境の改善と共に減少している。一方、青
年の海外への渡航の増加に伴って旅行後や滞在中の発症
が見られる。また、急性A型肝炎の慢性化の例はなく、
ワクチンの開発により、撲滅が期待されている。B型肝
炎はやはり散発性肝炎の中で10万人ほどを占め、更に
ウイルス・キャリアの発症が見られるが、主要な感染経
路である母子感染による垂直感染の防止によりキャリア
の増加は断たれて、キャリアは200万人以下になった
と思われる。B型のキャリアは慢性肝炎患者の30万人
ほどが、肝硬変患者が肝ガン患者の40%ほどを占めて
いる。C型肝炎は主として成人の水平感染が主な感染経
路であり、B型肝炎に比して、感染性は低い。100万
人以上のウイルス・キャリアがいると推定され、輸血後
肝炎の90%以上、散発性肝炎の半分近くを占めてい
る。献血のHCV抗体検査の実施に伴って、輸血に起因
する患者は激減している。DおよびE型肝炎は国内では
稀なので主要ではない。
【0042】C型急性肝炎は高頻度で慢性肝炎へ移行す
ることが明らかにされていることから、慢性化の防止対
策が必要でありインターフェロン(IFN)療法が有効
とされているが、かなりの経済的負担、時間的拘束、副
作用による社会生活の停滞、治療の開始時期、IFNの
用法や用量、C型肝炎ウイルスの亜株による相違など検
討すべき問題も残されている。また、C型肝炎ウイルス
の持続感染により、慢性持続性肝炎になった場合には自
然治癒はあり得ないと判断して良い。病態の進展や肝機
能の差異に個人差があり、患者個々の背景によって差異
が生じることから、期待されているIFN療法は必ずし
も万能ではない。残念ながら、有効な症例と無効な症例
の違いが解明できていない現状であり、IFN療法やホ
ルモン・リバウンド療法に無効な患者に対する有効な治
療法が見当たらないようである。本発明者らは、前述の
ように慢性活動肝炎でMNPが有効な結果を示したの
で、更に、B型肝炎、C型肝炎にも適用を試み、優れた
効果を確認した。
【0043】(2) 方法 薬剤 MNP1 を1日5カプセル投与し、安全性を確認しなが
ら経過を観察した。
【0044】 症例 本発明者らの診療所に平成4年9月より平成5年7月ま
での約10カ月間に来院したB型肝炎患者5例、C型肝
炎患者6例、軽症3例で、患者の同意を得たものを対象
とした。
【0045】この場合、HCV抗原PCR定量(RNA
量)値が1010〜107 を重症、106 〜104 を中
症、103 〜100 を軽症とした。この値は、血液1ml
中のHCVウイルスの数に相当すると判断できる。
【0046】 投与計画 MEP−F投与は離脱投与方法と持続投与方法によっ
た。すなわち、離脱投与法は表6に示すごとく(A)〜
(D)の各投与方式の繰り返しによる方法で、持続投与
は薬剤を中止することなく連続投与する方法である。
【0047】
【表6】
【0048】今回は、B型肝炎、C型肝炎とも初期には
(B)方式で経過を観察し、次いで(D)方式、後期に
は(E)方式によった。但し、C型肝炎(軽症)に関し
ては(E)方式で実施した。
【0049】 検査項目 の投与方法で内服後、内服中または中止後に採血し、
次のような項目を検査した。
【0050】一般肝機能検査:α2 MG、総ビリルビ
ン、直ビリルビン、TTT、ZTT、GOT、GPT、
ALP、LDH、LAP、γ−GTP、総コレステロー
ル、コリンエステラーゼ、TP、A/G
【0051】B型肝炎検査:HBS抗原インデックス、
HBE抗原インデックス、HBE抗体阻害率
【0052】C型肝炎検査:HCV抗体インデックス、
HCV抗体ユニット、HCV抗原PCR定量(RNA)
【0053】(3) 成績 症例1:T.H 男 81歳 投与前値はHBS抗原インデックスが63.6、HBE
抗体阻害率は99.1と高い値を示した。直ちに、MN
1 剤を1日5カプセルを(B)方式により投与(12
週間)、その後(D)方式に変更し観察した。その結
果、副作用はなく、投与8週間後、16週間後にHBS
抗原インデックスは79.8、74.3と上昇したが、
以後(D)、(E)方式に変更したところ、HBS抗原
インデックスは30以下にまで、HBE抗体阻害率は1
00弱の値を保ち、HBE抗原インデックスは0.2と
下降した。その他の血液検査には全く異常は見られなか
った。本症例におけるMNP1 投与の結果を、表7及び
図1に示す。
【0054】
【表7】
【0055】症例2:T.Y 男 76歳 GOT、GPTの肝機能検査値はやや高く、HCV抗原
RNA量はおそらく1010以上あったとものと思われ
る。HCV抗体の検査値は高く、α2 MGの血中濃度も
高く、RNA量の低下傾向の持続と肝機能検査値の変化
に期待している。本症例におけるMNP1 投与の結果
を、表8及び図2に示す。
【0056】
【表8】
【0057】
【0058】
【0059】
【発明の効果】 本発明によれば、B型肝炎又はC型肝
炎のウイルス性疾患の予防治療剤として、中性プロテア
ーゼ(MNP)のみ又はMNPとその他のプロテア
ーゼにより、インターフェロンよりも経済的且つ有効で
あり、しかも、副作用なく機能する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を症例1に適用した結果を示すグラフ図
である。
【図2】本発明を症例2に適用した結果を示すグラフ図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12R 1:545) (72)発明者 藤崎 恭大 兵庫県西宮市殿山町3−28 (56)参考文献 特開 昭62−215533(JP,A) 特開 昭58−26822(JP,A) 特開 平8−27026(JP,A) 特開 平4−500518(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストレプトミセス属の産生する中性プロ
    テアーゼのうちMNPを有効成分とするB型肝炎又は
    C型肝炎のウイルス性疾患の予防治療剤。
JP6202733A 1994-08-03 1994-08-03 B型肝炎又はc型肝炎のウイルス性疾患の予防治療剤 Expired - Fee Related JP2673417B2 (ja)

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