JP2672763B2 - カムスイッチ装置およびその組立方法 - Google Patents
カムスイッチ装置およびその組立方法Info
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- JP2672763B2 JP2672763B2 JP5064965A JP6496593A JP2672763B2 JP 2672763 B2 JP2672763 B2 JP 2672763B2 JP 5064965 A JP5064965 A JP 5064965A JP 6496593 A JP6496593 A JP 6496593A JP 2672763 B2 JP2672763 B2 JP 2672763B2
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- Japan
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- shaft
- cam
- switch
- base
- insertion hole
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- Manufacture Of Switches (AREA)
- Mechanisms For Operating Contacts (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動販売機等に使用する
カムスイッチ装置に関する。
カムスイッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来例として、例えば実公昭55−39
503号公報に示されるようなカム板とスイッチによる
カムスイッチが知られている。このようなカムスイッチ
の従来構造を図3に示し、その構成を説明する。
503号公報に示されるようなカム板とスイッチによる
カムスイッチが知られている。このようなカムスイッチ
の従来構造を図3に示し、その構成を説明する。
【0003】図3において、(1)はカムスイッチ装置
で、ベース(2)には、モータ(3),スイッチ
(4),(5)が各々ネジ(6),(7)にて固定して
ある。(8)はモータ(3)のシャフトで、このシャフ
ト(8)はシャフト挿入孔(9)を介して延出し、カム
(10)がネジ(11)にて固定してある(12)はカ
ムの外周に設けた段部であり、スイッチ(4),(5)
のアクチュエータ(13),(14)が係合し、例えば
段部(12)に入り込んだとき、スイッチオフ、そうで
ないときスイッチオンの制御を行うものである。
で、ベース(2)には、モータ(3),スイッチ
(4),(5)が各々ネジ(6),(7)にて固定して
ある。(8)はモータ(3)のシャフトで、このシャフ
ト(8)はシャフト挿入孔(9)を介して延出し、カム
(10)がネジ(11)にて固定してある(12)はカ
ムの外周に設けた段部であり、スイッチ(4),(5)
のアクチュエータ(13),(14)が係合し、例えば
段部(12)に入り込んだとき、スイッチオフ、そうで
ないときスイッチオンの制御を行うものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、係る従
来例においては、一般にモータ(3)のシャフト(8)
中心と取付ネジ(6)の係合するネジ孔(15)には公
差があり、またネジ(6)とベース(2)のネジ取付孔
(16)のクリアランス等で、必ずシャフト(8)の中
心ズレが発生する。この中心ズレは、スイッチ(4),
(5)の動作タイミングのズレを発生し、例えば被駆動
体の停止位置の個体バラツキを生じることとなり、検査
および中心出しの調整が面倒なものであった。
来例においては、一般にモータ(3)のシャフト(8)
中心と取付ネジ(6)の係合するネジ孔(15)には公
差があり、またネジ(6)とベース(2)のネジ取付孔
(16)のクリアランス等で、必ずシャフト(8)の中
心ズレが発生する。この中心ズレは、スイッチ(4),
(5)の動作タイミングのズレを発生し、例えば被駆動
体の停止位置の個体バラツキを生じることとなり、検査
および中心出しの調整が面倒なものであった。
【0005】本発明は、上記した課題を解決するもの
で、簡単な構成、方法によりシャフトの中心ズレを防止
することを目的としている。
で、簡単な構成、方法によりシャフトの中心ズレを防止
することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、シャフトより大径のシャフト挿入孔を有するベー
スと、このベースに固定され、シャフトを前記シャフト
挿入孔を介して延出したモータと、前記シャフトへの取
付ボスとスイッチを作動する段部とを備えたカムとを有
し、前記シャフト挿入孔の内径と前記取付ボスの外径に
て位置決め可能としたことを特長とし、また、スイッチ
を取付けるベースのシャフト挿入孔にモータのシャフト
を挿入すると共に、カムを前記シャフトに挿入し、前記
カムの取付ボスを前記シャフト挿入孔に嵌合して位置決
めを図り、前記モータを前記ベースに固着し、そののち
前記カムを所定の位置に取付けることを特長とするもの
である。
めに、シャフトより大径のシャフト挿入孔を有するベー
スと、このベースに固定され、シャフトを前記シャフト
挿入孔を介して延出したモータと、前記シャフトへの取
付ボスとスイッチを作動する段部とを備えたカムとを有
し、前記シャフト挿入孔の内径と前記取付ボスの外径に
て位置決め可能としたことを特長とし、また、スイッチ
を取付けるベースのシャフト挿入孔にモータのシャフト
を挿入すると共に、カムを前記シャフトに挿入し、前記
カムの取付ボスを前記シャフト挿入孔に嵌合して位置決
めを図り、前記モータを前記ベースに固着し、そののち
前記カムを所定の位置に取付けることを特長とするもの
である。
【0007】
【作用】上記の構成および組立方法により、シャフト
は、カムの取付ボスを治具としてベースに対する位置決
めが図れるので、従来のようにカムとスイッチの位置ズ
レが発生せず、制御上のいわゆる早切れ、遅切れ等を防
止する。
は、カムの取付ボスを治具としてベースに対する位置決
めが図れるので、従来のようにカムとスイッチの位置ズ
レが発生せず、制御上のいわゆる早切れ、遅切れ等を防
止する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例を図面を参照して説明す
る。
る。
【0009】尚、従来例と同一部分には同一符号を附
し、説明を省略する。従来例と異なる部分は、カム(1
0)をシャフト(8)に固定する取付ボス(17)の外
径dを、ベース(2)のシャフト挿入孔(18)の内径
Dと嵌合可能に設定してあることである。例えばd=1
2.0mmに、D=12.1mmに設定する。
し、説明を省略する。従来例と異なる部分は、カム(1
0)をシャフト(8)に固定する取付ボス(17)の外
径dを、ベース(2)のシャフト挿入孔(18)の内径
Dと嵌合可能に設定してあることである。例えばd=1
2.0mmに、D=12.1mmに設定する。
【0010】かかる構成で、組立てる際には、モータ
(3)をベース(2)に取付けるとき、カム(10)を
シャフト(8)に挿入して、その取付ボス(17)をベ
ース(2)のシャフト挿入孔(18)に嵌合し、その状
態で、モータ(3)をネジ(6)にて固定する。そのの
ちカム(10)を所定の位置まで引き上げネジ(11)
にて取付けるとともに、スイッチ(4),(5)を組込
むものである。尚このスイッチ(4),(5)は予じめ
ベース(2)に取付けておいてもよい。
(3)をベース(2)に取付けるとき、カム(10)を
シャフト(8)に挿入して、その取付ボス(17)をベ
ース(2)のシャフト挿入孔(18)に嵌合し、その状
態で、モータ(3)をネジ(6)にて固定する。そのの
ちカム(10)を所定の位置まで引き上げネジ(11)
にて取付けるとともに、スイッチ(4),(5)を組込
むものである。尚このスイッチ(4),(5)は予じめ
ベース(2)に取付けておいてもよい。
【0011】次に前述した実施例の効果を説明する。か
かる構成および組立方法によれば、モータ(3)のシャ
フト(8)がベース(2)のシャフト挿入孔(18)と
芯出しができた状態で組立ができる。従って従来のよう
にモータ自体にそのシャフト(8)中心とネジ孔(1
5)に公差があっても、必ずシャフト(8)のセンタリ
ングができ、スイッチ(4),(5)の動作タイミング
のズレ、被駆動体の誤動作を防止できる。またカム(1
0)自体を治具として使用しているため、別途位置決め
治具が不要で、作業性がよい。
かる構成および組立方法によれば、モータ(3)のシャ
フト(8)がベース(2)のシャフト挿入孔(18)と
芯出しができた状態で組立ができる。従って従来のよう
にモータ自体にそのシャフト(8)中心とネジ孔(1
5)に公差があっても、必ずシャフト(8)のセンタリ
ングができ、スイッチ(4),(5)の動作タイミング
のズレ、被駆動体の誤動作を防止できる。またカム(1
0)自体を治具として使用しているため、別途位置決め
治具が不要で、作業性がよい。
【0012】
【発明の効果】本発明はかかる構成により従来モータの
取付ズレにより発生するスイッチの動作ズレを防止で
き、バラツキの減少、誤動作を防止できる。更に別途組
立治具等が不用で作業性がよく、再調整等が不用となり
生産性がよい等、実用効果の高いものである。
取付ズレにより発生するスイッチの動作ズレを防止で
き、バラツキの減少、誤動作を防止できる。更に別途組
立治具等が不用で作業性がよく、再調整等が不用となり
生産性がよい等、実用効果の高いものである。
【図1】本発明のカムスイッチ装置の一実施例を示す正
面図
面図
【図2】図1のII−II′線における断面図
【図3】従来技術のカムスイッチの断面図
18 シャフト挿入孔 2 ベース 3 モータ 17 取付ボス 4,5 スイッチ 12 段部 10 カム
Claims (2)
- 【請求項1】 シャフトを挿入し、かつシャフト外径よ
り大径のシャフト挿入孔を有するベースと、このベース
に固定され、シャフトを前記シャフト挿入孔を介して延
出したモータと、前記シャフトへの取付ボスとスイッチ
を作動する段部とを備えたカムとを有し、前記シャフト
挿入孔の内径と前記取付ボスの外径にて位置決め可能と
したカムスイッチ装置。 - 【請求項2】 スイッチを取付けるベースモータのシャ
フトより大径のシャフト挿入孔にモータのシャフトを挿
入すると共に、カムを前記シャフトに挿入し、前記カム
の取付ボスを前記シャフト挿入孔に嵌合して位置決めを
図り、前記モータを前記ベースに固着し、そののち前記
カムを所定の位置に取付けることを特徴とするカムスイ
ッチ組立方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064965A JP2672763B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | カムスイッチ装置およびその組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5064965A JP2672763B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | カムスイッチ装置およびその組立方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06275167A JPH06275167A (ja) | 1994-09-30 |
JP2672763B2 true JP2672763B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13273273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5064965A Expired - Fee Related JP2672763B2 (ja) | 1993-03-24 | 1993-03-24 | カムスイッチ装置およびその組立方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2672763B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5514107A (en) * | 1978-07-12 | 1980-01-31 | Toshiba Corp | Roll processing device of rotary cylinder |
-
1993
- 1993-03-24 JP JP5064965A patent/JP2672763B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06275167A (ja) | 1994-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |