JP2671906B2 - 立体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装置 - Google Patents
立体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装置Info
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Description
体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装
置に関し、詳細には複数の視点の異なる画像を同時にレ
ンチキュラーレンズを介して各種の感光材料または電子
的感光体もしくはスクリーンなどの被投影体に線状画像
要素として投影する立体写真投映方法および前記感光材
料に前記線状画像要素を焼き付ける立体写真焼付方法に
も関し、さらに本発明は立体写真焼付装置、特にレンチ
キュラー方式の立体写真投影記録を行う場合に、複数の
視点の異なる原画像を同時に投影し、各々を多数の広幅
の線状画像要素として焼き付ける立体写真焼付装置に関
するものである。
ート)と感光層とからなるレンチキュラー感光材料を用
いて立体視を得るための方式は、例えば図9に示す2眼
方式のように、レンチキュラーレンズCの裏面に感光層
Dを設けたレンチキュラー感光材料Fに投映レンズB
1,B2を通して左右異なった視点からの画像情報即ち
左右の画像A1,A2を投映し、線状画像要素に分解し
て記録する。この投映記録されたレンチキュラー感光材
料Fを図10の如く左右の眼L,Rによりレンチキュラ
ー感光材料FのレンチキュラーレンズCを通して立体視
するものである。しかし、この方式では、立体視の得ら
れる両眼の位置が極めて限られ、それを外れると急激な
光学濃度(以下単に「濃度」という)低下が生じ、立体
感が減退する。
る線状画像要素の線巾を適当量ずつ拡げれば改善される
ことが知られている。(1)例えば特公昭49−607
号公報に記載されている装置のように、感光材料と投影
レンズを同一方向に所定の速度比で動かし線画像の巾を
拡大する感材相対運動方式や、(2)例えば特公昭53
−33847号公報に記載されている装置のように、レ
ンチキュラー感光材料をその中心部のレンズの母線を軸
として所定の角度傾動させる揺動方式や、(3)例えば
特公昭49−25902号公報に記載されている方式の
ように、レンチキュラー感光材料の表面に全体としてレ
ンチキュラーレンズの屈折力を変えるようなカバーを貼
り重ねて画像要素の線幅が拡がった状態で記録する附加
レンチキュラーレンズ方式などの各種の方式がある。
−33847号公報に記載されているように、2原画を
レンズ系を通して投映してレンチキュラー感光材料に画
像を焼き付ける2眼(2原画)方式においては、2原画
の同時露光が可能であり、しかも装置が簡単であるとい
う利点はあるが、逆に、焼き付けられる原画数が2原画
に限られるため、引伸レンズ(投映レンズ)の2つの鏡
像の間隔を観察者の両眼の間隔とし、引伸レンズからレ
ンチキュラーシートまでの距離を観察時の観察距離にほ
ぼ等しいものにする必要があり、また、露光された立体
画像を観察する場合においても、立体的に観察可能な位
置が制限され、レンチキュラーシートのピッチ内に含ま
れる2個の線状画像要素の幅を拡げたとしても画像に隙
間が生じやすいため立体感が不十分であり、また視点の
移動のさせ方によっては、逆立体像を生じやすいという
欠点を有している。また、2原画の場合、揺動方式によ
り線状画像要素の巾を広げる際には揺動角度が大きくな
り、立体画像の周辺部の画質を低下させてしまうことに
なる。
提案されたが、焼付方法が複雑かつ非能率または大型か
つ高価となる。多眼方式の装置例としては、例えば特公
昭58−7981号公報に提案されている装置が挙げら
れる。この公報中(同図4)に示される装置において
は、所定間隔で配置されるN個の2次元像を、所定の間
隔で離間した投影の角度を変えることができるN個の投
影用のレンズを介してピッチWのレンチキュラー感光材
料の感光層に投影し、レンチキュラー感光材料のピッチ
内にN個の均一な焦点の合った集光像を形成している。
いても前述した焼付方法が複雑かつ非能率または大型か
つ高価となる欠点を有している。即ちかかる装置におい
ては、多数の原画と多数の投映レンズとで一度に焼付す
るため、高速で原画の焼付が完了するが、複数の原画は
所定の投映角度となる位置に配置するため、所定間隔離
間する必要があり、一枚一枚のフィルムが分離されてお
り、また一枚一枚の原画からの投映像を所望の投映角度
で結像させるため、個々のレンズを調整するレンズ移動
機構が必要となり、このレンズ移動機構は複雑である。
さらに線状画像要素の線幅を拡げるための操作が必要で
あり、全体の機構が一層複雑になっている。しかも、原
画を連続したまま焼き付けるためには、レンズの間隔が
可変である特殊なカメラで原画を作製する必要がある。
報には、複数の原画をそれぞれ所定の複数の配列でフィ
ルム支持板に配置したものに、光源から投影光を当て
て、レンズ支持板に拡大レンズを所定の複数の配列で配
置したレンズ系を介して結像して、同一露光工程で複数
の原画に対する露光を行う立体画像装置が開示されてい
る。しかし、この装置においても、立体写真の原画を分
離して、フィルム支持板に個々に配列し、またこのよう
に複数列に配列した原画に対応してレンズ系を複数列に
配列する必要があり、原画を準備するのに手間がかか
り、装置全体を大型化する欠点もある。
35号公報には、多原画を露光する際に、レンチキュラ
ー感光材料の微小レンズの1ピッチ内の中央の画像を外
側の画像より幅広くする方法が記載されているが、具体
的な装置、手段が開示されていないという問題点があ
る。
は、3次元レンチキュラー感光材料をレンズが移動する
ことなく非走査で露光するために、多数の原画を連続し
て有するフィルムとレンチキュラー感光材料の間に、固
定された潜望鏡レンズと、光軸に直角な第1および第2
の軸を中心として回動自在な平行ミラーとを含む潜望鏡
光学系とを配置し、前記フィルム上の各原画を光軸に対
して角度露光領域を形成するようにフィルムの原画を移
動させ、各角度露光領域に対応するフィルムの各原画に
対して投影光を照射して、角度露光領域の中心に沿って
潜望鏡光学系に向けてフィルムの各原画の画像露光を行
う方法および装置が開示されている。この装置におい
て、投影レンズを固定させることができて、従来のよう
にフィルムの移動に合わせてレンズの角度を変える走査
を必要としなくなり、画像露光による結像画像のレンズ
光軸からのずれを、平行ミラーの2軸を中心に回動させ
て解決している。しかし、この装置は、4原画に対して
は、フィルムをその都度移動し、ミラーを調節して露光
することを4回行い、ミラー系の回転は同一レンズ、ミ
ラー位置で各原画像に所定の焼込角を与えるために行っ
ているため、工程が4回必要であるという欠点がある。
方式に改良を施し、3以上の原画を同時(同一工程)に
投映可能とし、それを画像要素記憶媒体に記憶するか、
画像要素表示媒体に表示し、それを種々の方法で観察可
能とする立体写真投映方法を提供することを目的とす
る。また、本発明は、3以上の原画を同時(同一工程)
に焼付可能とし、しかも簡単に高品質な立体写真を得る
ことができるレンチキュラー方式の立体写真焼付方法お
よび立体投映焼付装置を提供することを目的とする。
め、3以上の異なる視点からの複数の原画像をレンチキ
ュラーレンズを介してそれぞれ複数の線状画像要素とし
てレンチキユラーレンズの裏面に配される画像要素記憶
媒体あるいは画像要素表示媒体に投映するに当たり、各
原画像からの光束を一つの投映レンズに入射させ、透過
した光束を各原画像毎に少なくとも2枚のミラーからな
るミラー光学系において原画像毎に光束を分離し、かつ
このミラー光学系にて各光束の画像要素記憶媒体あるい
は画像要素表示媒体までの光路長を調整し、かつ各光束
を各レンチキュラーレンズに所定の焼付角度で入射し、
前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表示媒体に線状
画像要素として結像させ、同時に3以上の異なる視点か
らの原画像を前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表
示媒体に投映することを特徴とする立体写真投映方法を
提供する。
示媒体が感光材料であるのが好ましい。また、前記原画
像を前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表示媒体へ
の投映中に、レンチキュラーレンズと前記画像要素記憶
媒体あるいは画像要素表示媒体とを、基準面に対して所
定角度範囲内で、より詳細には、レンチキュラーレンズ
の各レンチキュラー下の前記画像要素記憶媒体あるいは
画像要素表示媒体において、前記n枚の原画像からの光
束がn個の線状画像を形成する状況にある面を基準面と
して、レンチキュラーレンズの開口角の略1/nの角度
範囲内で、投映レンズの光軸と交わる前記画像要素記憶
媒体あるいは画像要素表示媒体の中心部のレンチキュラ
ーレンズの母線を軸として揺動させるのが好ましい。
の原画像をレンチキュラーレンズを介して投映し、それ
ぞれ複数の線状画像要素としてレンチキュラーレンズの
裏面側に配される感光材料に焼き付けるに当たり、各原
画像からの光束を一つの投映レンズに入射させ、透過し
た光束を各原画像毎に少なくとも2枚のミラーからなる
ミラー光学系において原画像毎に光束を分離し、かつこ
のミラー光学系にて各光束の感光材料までの光路長を調
整し、かつ各光束を各レンチキュラーレンズに所定の焼
付角度で入射し、前記感光材料に線状画像要素として結
像させ、同時に3以上の異なる視点からの原画像を感光
材料に焼き付けることを特徴とする立体写真焼付方法を
提供する。また、本発明の好適な態様として、前記原画
像を前記レンチキュラーレンズの裏面側に配される感光
材料に焼き付中に、レンチキュラーレンズと前記感光材
料とを、基準面に対して所定角度範囲内で、より詳細に
は、レンチキュラーレンズの各レンチキュラー下の感光
材料において、前記n枚の原画像からの光束がn個の線
状画像を形成する状況にある面を基準面として、レンチ
キュラーレンズの開口角の略1/nの角度範囲内で、投
映レンズの光軸と交わる感光材料の中心部のレンチキュ
ラーレンズの母線を軸として揺動させるのが好ましい。
原画像をレンチキュラーレンズを介して投映し、それぞ
れ複数の線状画像要素としてレンチキュラ感光材料の感
光層に焼き付ける立体写真焼付装置であって、焼付光源
と、複数の原画像を担持するフィルムを保持するフィル
ム保持手段と、前記フイルムを透過し、複数の原画像情
報を有する投映光を前記レンチキュラー感光材料の感光
層に結像する1個の投映レンズと、少なくとも前記投映
レンズを透過した複数の原画像情報を有する投映光を各
原画像毎に分離する、各原画像に対応する第1のミラー
群、ならびに各々原画像情報を有する投映光をそれぞれ
前記レンチキュラー感光材料に所定の角度で入射させ、
前記レンチキュラー感光材料に対応する線状画像要素と
して結像させるように反射する各々の第2のミラー群と
からなり、各々の投映光の感光層への焼付角度および光
路長を調整するミラー光学系と、前記各々の投映光を多
数の線状画像要素として結像させる多数のレンチキュラ
レンズおよび該レンチキュラレンズの裏面側に配され線
状画像要素に分解された投映画像を焼き付けるための感
光層を有するレンチキュラ感光材料を保持するレンチキ
ュラー保持手段とを、前記光源から射出された投映光の
進行方向に沿ってこの順序で配置されることを特徴とす
る立体写真焼付装置を提供する。
画像の感光層への焼付中に、前記レンチキュラー感光材
料保持手段に保持される感光材料を水平面に対して所定
角度範囲内で、投影レンズの光軸と交わるレンチキュラ
ー感光材料の中心部のレンチキュラーレンズの母線を軸
として揺動させる揺動手段を備えるのが好ましい。
の主被写体が感光層で焦点が合うように投影レンズをそ
の光軸方向に移動可能とするのが好ましい。
画像の露光量を個別に調整し得、かつ露光量調整を全体
で調整しえる露光量調整系を備えるのが好ましい。
光束を1個の投影レンズを経て所定の焦点距離にて結像
するように収束光とされ、続くミラー光学系にて各原画
像毎の光束に分けられ、全ての光束のレンチキュラーレ
ンズまでの光路長が一定となるように調節された後、そ
れぞれ所定の焼付角度にてレンチキュラーレンズに入射
し、レンチキュラーレンズの裏面上に線状画像要素とし
てそれぞれ結像される。このため、連続した複数の原画
を所定位置に保持したまま、投影レンズを介して、レン
チキュラーレンズの裏側の所定位置に配置される画像要
素記憶媒体に記憶保持された後、画像要素記憶媒体を介
して、あるいは所定位置に配置される画像要素表示媒体
に直接投映表示して種々の立体観察がなされる。
や電子的感光体、その他磁気記録媒体や光記憶媒体をも
含むものであり、レンチキュラーレンズを介して投影画
像が画像要素に分解されて、これが一時記憶され、この
記憶画像を間接的に種々の立体視可能な媒体に利用する
ものである。例えば、CCDなどの電子的感光体を用い
る場合には、感光体に線画像として受け、これをビデオ
信号として送りCRT等に投影し、CRTでは画像サイ
ズに対応したレンチキュラーレンズがCRT画面上に取
り付けられており、投影された蛍光素子で発光した画面
をレンチキュラーレンズを通して見ることにより立体視
することができる。また画像要素表示媒体としては、拡
散板、スクリーン、フレネルレンズを用いるもの、反射
ミラー、あるいはレンチキュラーレンズと組み合わせた
2重レンチキュラースクリーン等が代表的に挙げられ
る。
ーレンズの裏面に感光材料を配設した場合には、同様
に、複数の原画像を含む光束を1個の投影レンズを経て
所定の焦点距離にて結像するように収束光とされ、続く
ミラー光学系にて各原画像毎の光束に分けられ、全ての
光束のレンチキュラーレンズまでの光路長が一定となる
ように調節された後、それぞれ所定の焼付角度にてレン
チキュラーレンズに入射し、レンチキュラーレンズ裏面
に配される感光材料上に線状画像要素としてそれぞれ結
像される。このため、連続した複数の原画を所定位置に
保持したまま、投影レンズを介して、レンチキュラー感
光材料に、同時に焼き付けることができる。
ト)は、かまぼこ型のレンズを複数個一体に形成した、
上面が複数の円筒状のレンズ形状であり、底面が平坦な
面であり、レンチュラーの幅方向にのみ屈折率を有す
る。また裏面に配置される感光材料は、従来公知の写真
感光材料や電子式写真感光材料等を用いることができ
る。
感光材料とは、種々のレンズ径、厚み、寸法等のものを
組み合わすことができる利点があるため、別体である
が、所定の条件のもとでは、所定の組合せで一体型とし
てもよい。レンチキュラーレンズと感光材料とを一体と
する場合には一体型のものをレンチキュラー感光材料と
称することとする。好ましくは、従来知られている感光
材料の最上層の上にレンチキュラーレンズシートを配設
したものが好ましい。
保持される前記レンチキュラー感光材料を基準面に対し
て所定角度範囲内で、レンチキュラー感光材料の中心部
のレンチキュラーレンズの母線を軸として揺動させる揺
動手段を備えることにより、投映レンズにより集光さ
れ、レンチキュラーレンズを経て分解して結像された線
状画像要素の線幅を所定角度範囲にわたって拡巾するこ
とができる。
光材料(レンチキュラシート)で合致するようにレンチ
キュラー感光材料の感光層に投映する。すなわち、各原
画の主被写体の投映像がレンチキュラ感光材料で一致す
るようにミラー光学系のミラー群の例えば第1のミラー
の角度を調整することにより、原画像の特定の主被写体
を立体画像の基準平面内に存在させ、立体感のある鮮明
な立体像を得ることができる。
材料で合致しているか否かを確認する手段として、レン
チキュラー感光材料上に開閉自在の遮光板を設け、これ
に複数原画を同時または個別に投映して第1ミラーによ
る主被写体の合致調整が行われたかどうかを確認する。
さらに、各画像の主被写体画像の一致を確認する装置と
して、例えば、画像コントラストを測定するセンサー装
置をこの遮光板の主被写体の投映位置に置き、投映画像
のコントラストが最高になるように第1ミラーを自動調
整するようにしてもよい。
った物体を選択するのがよいが、その他の物体を主被写
体とすることもできる。なお、主被写体とは、原画像が
露光されたレンチキュラー感光材料を見た場合に、立体
映像の丁度基準平面内にあるように見える物体をいう。
得、かつ露光量調整を全体で調整しえる露光調整系を備
えることにより、適切な明度の立体画像を得ることがで
きる。
は、従来の2原画の焼付方式と比べて、焼付後の立体画
像の画素の飛びが少なく、また装置における光路を投影
レンズ光軸を中心に周辺も利用して投影光をミラー反射
して露光することにより、原画数3以上に対応する。ま
た、焼付中に揺動走査を行いレンチキュラーシート下の
線状画像要素の線幅を拡げ、チラツキの少ない立体画像
を得る。
個で済み、相対運動方式と比べてフィルムまたはレンチ
キュラー感光材料を搬送する手段を必要とせず、投影レ
ンズ系の角度を調整する必要もないので構造が簡単とな
る。複数の原画を同時に露光することにより原画数n枚
の場合、能率は約n倍となる。露光中に全原画同時に揺
動走査し、線状画像要素の拡大が単純なメカニズムで高
能率に行える。露光中にネガや感光材料を移動する必要
がないため小型化が可能となる。
焼付方法を実施する装置を添付の図面に示す好適実施例
を参照して詳細に説明する。
を異なる撮影点から多数の2次元画像として撮影し、次
に構成用レンズ状スクリーンとしてのレンチキュラー感
光材料を通じてこの2次元画像を投影することによって
3次元画像を構成する間接立体写真法に本発明を適用す
る場合について説明する。
1を異なる視点から3個のレンズ531,532,533 を
通して原画フィルム(感光材料)55に撮影することが
できる3眼のカメラ57にて立体写真用の複数、この場
合には3個の原画131,13 2,133 を得る。
有するフィルムから感光層を裏面に有する立体写真用の
レンチキュラー感光材料に露光を行う場合の光学系につ
いて以下に説明する。ただし、前記3個の原画像が焼き
付けられたフィルムは、3個の原画像131,132,13
3 をそれぞれ分離して露光を行ってもよいが、この場合
には、3個の原画像は分離せずに、連続してフィルム上
に配列しているものとする。このようにしていると一般
のユーザが撮影したフィルムに加工を施すことなく焼き
付けを行えるので実用的でもある。
本発明に係る立体写真焼付装置は、光源11と、コンデ
ンサレンズ12と、前述したカメラにて異なる視点から
撮影した複数、例えば3個の原画13;131,132,1
33 を所定位置に保持するフィルムホルダ30と、3個
の原画に共通の1個の投影レンズ14と、各原画毎に異
なる光路を通り、レンチキュラー感光材料18に所定の
入射角度となるように調整可能であるミラー光学系15
と、レンチキュラーシート19の裏面に感光層20を有
するレンチキュラー感光材料18を所定位置に保持する
感材保持台31とから主に構成される。
ゲンランプなどが挙げられる。コンデンサレンズ12
は、光源11からの発散光を集光し、ほぼ平行光にし、
またはミラーボックスを用いて拡散光として原画を照射
する。フィルムホルダ30は、原画像が例えば連続して
形成されている例えばネガまたはポジ型のフィルムを担
持し、光学系およびレンチキュラー感光材料に対し一定
の距離に保つ。このフィルムホルダ30は、またリール
等を用いて搬送可能とすることもできる。
料内でほぼ焦点を結ぶように、所定の焦点距離を有する
凸レンズまたは所定の収差を取り除く組合せレンズを選
択する。またこの投影レンズはその光軸方向に移動可能
とし、原画全体のピント調整を行えるようにするのが好
ましい。また、投影レンズ14の後または前、または投
影レンズ14が組合せレンズである場合にはそのレンズ
の間には、図示しないが、絞りを設けると、投影したい
画像以外の光束によるフレアを防止して投影しようとす
る原画像のみを感光材料に投影することができるので望
ましい。例えばF16〜22程度の絞りを入れると、露
光量もそれほど低下せず、画像品質も保てるので好まし
い。
ラー感光材料18までの光路長を同一となるように調整
し、レンチキュラー感光材料18に所定の入射角度とな
るように調整可能であるミラー光学系15は、ネガまた
はポジフィルムに形成された原画を透過したこれら画像
情報を含む光束を、各原画画素毎の画像情報を含む光束
に分離するための第1のミラー161,162,163 と、
分離された各原画に対応する光束をレンチキュラー感光
材料に所定の入射角度で入射させ、かつ各々の光束のレ
ンチキュラー感光材料の感光層までの光路長を同一に調
整するための光路長調整用の第2のミラー171,172,
173 とを備える。ただし、図2においては、中央の原
画132 からの投影光に相当する中央光束に応じた、第
1のミラー162 および第2のミラー172 は、紙面に
垂直な方向の手前(または奥)側に配置されているた
め、図面の簡略化のため図示を省略している。中央の原
画132 について図4を参照しつつ後段で説明する。
ラーのうち主に第1のミラー16;161,162,1
63を用いて行い得る。鮮明な立体像を得たい場合には
投影された主被写体の像をレンチキュラ感光材料で合致
して配列させる必要がある。
右方向の光路におけるミラー光学系15の配置は、スペ
ース性を考慮すると、図2のように原画131 に対応す
る第1ミラー161 および第2ミラー171 と、原画1
33 に対応する第1ミラー163 および第2ミラー17
3 との配置を、レンチキュラー感光材料18の母線に垂
直な、光学系全体の光軸(中央の原画に垂直な光軸)O
に対し対称配置とすることもできるが、図3に示すよう
に、光軸沿いに互いに前後させ(オフセットし)て配置
することもできる。このように配置した方がスペース的
に小さくすることができる利点がある。このようにミラ
ー光学系により光路を変更することは、光路長を延ばす
が、この場合の原画131 ,133 の鏡像を符号131'
, 133'にてそれぞれ図示する。図示のミラー光学系に
おいて、第1および第3の原画131 ,133 からの画
像情報を含む光束は、第1のミラー161 ,163 およ
び第2のミラー171 ,173 のミラーを経てレンチキ
ュラー感光材料18に投影レンズ142 の光軸に対し2
θの角度をもって、光軸に対称に投影される。なお、図
3において、レンチキュラー感光材料18のレンチキュ
ラーレンズ19および感光層20は簡略化して示してい
る。
2 からの投影光について説明する。この場合には、光路
長を他のレンズにおける光路と等しくするため、光路調
整用の2枚のミラー162,172 を用いる。このミラー
光学系のため2枚のミラー162,172 の間のほぼ光路
分だけ光路を延ばすことができる。この場合に投影光
は、レンチキュラー感光材料18の感光層20の垂線に
対して所定の入射角γで入射する。これは画像面の天地
のずれを生じるが、画像面の天地のずれはミラー調整に
より除去できる。しかし、画像面が傾くことによる台形
歪が残る。この歪は、入射角γが十分に小さければ、実
用上その影響は立体写真に生じない。また、入射角γが
無視し得ない程度であるならば、原画132 の直後にく
さび形のプリズムを配置して、レンチキュラー感光材料
18へ入射した画像の像面の傾きを補正することができ
る。
ミラーを全部で4枚使用して、原画132 からの投影光
の光路をコの字型に迂回させることにより、光路長を延
長して、他の原画からの投影光の光路長と同一とすると
ともに、レンチキュラー感光材料18への入射角γも小
さくすることができる。
132 の画像情報を含む光束は、第1のミラー162 で
原画131 ,133 に対応した光学系を含む平面に垂直
な方向に反射され、第1および第3の原画131 ,13
3 の画像情報を含む光束と同一光路長となるように調節
する第2のミラー172 でさらに反射されて、レンチキ
ュラー感光材料18の感光層20の面に垂直またはレン
チキュラーシートの母線方向に若干傾斜した形(角度
γ)で投影される。レンチキュラー感光材料18内で
は、各原画131 ,132 ,133 からの光束は、レン
チキュラーレンズ19の曲率中心で交差して、感光層2
0に照射される。
めにミラーを用いたが、ミラーの代わりにプリズムを用
いても同様の効果を達成することができる。さらに感光
層において露光量が大きい場合には、光束の照度を個別
にまたは全体的に調整しえるように、NDフィルタなど
を前記ミラー光学系に配設してもよい。この他に、各原
画毎の光束の光量調節のために、光学系と各原画との間
に偏光フィルタと液晶シャッタとを組み合わせた光量調
節器などをそれぞれ配設してもよい。
して、レンチキュラー感光材料の感光層の中央部と周辺
部との照射光量にむらが生じるが、これを補正するた
め、即ち周辺光量の低下をcos4乗法則によって補正
するため、投影レンズの前側または後側に(またはレン
ズが組合せレンズである場合には投影レンズ中に)co
s4乗法則による補正用のマスクを配置するか、光源を
cos4乗法則に従って周辺光量を多くしたものを使用
してもよい。
ように、光束が入射する側は、所定の曲率(例えば円筒
面、放物面など)を有する複数の連続する円筒状レンズ
部を有し、感光層20が設けられた側は、平坦な面とな
る外形を有し、レンチキュラーの円筒状レンズ部の幅方
向にのみ屈折率を有している。この円筒状レンズ部は屈
折率が1.4〜1.6程度の材質の透明物質より形成さ
れている。このレンチキュラーシート19は、理想的に
は各原画像が結ばれる感光層上の線状画像要素を軸とし
て揺動させるのがよいが、それは困難なので、実用的に
はレンチキュラー感光材料18の中心部上のレンチキュ
ラーの円筒状レンズの曲率中心を軸として揺動自在とす
るか(図6参照示)、または投影レンズの光軸と交わる
レンチキュラーレンズの母線(円筒状曲面上の線)を軸
として揺動自在に支持してもよい(図示せず)。また図
示しない駆動装置にて露光時にレンチキュラーシートを
前記支持軸を中心として水平面に対し、±θの範囲で揺
動させる。このようにすることにより、各線状画像要素
は各レンチキュラーレンズ下の感光層面に2θの角度範
囲に渡って巾が拡がる効果があり、レンズピッチ内で各
原画に対応する線状画像要素が万遍なく拡がる。例えば
この実施例のように3個の原画を用いて一つのレンズピ
ッチ内に3個の広がった線状画像要素を形成しようとす
る場合、図7に示すように、レンチキュラー感光材料に
記録される各線状画像要素は、レンズピッチを3分割し
た領域内で、その線幅に拡がりを持たせることができ
る。また、この場合においては、レンチキュラ感光材料
を固定して、投影レンズ14、第1のミラー16、第2
のミラー17等からなる光学系(一体的に)を揺動し
て、同様の効果を得ることもできる。
と、レンチキュラーシート19のレンズのピッチをP、
厚みをtとし、屈折率n=1.5のレンズを使用する場
合にレンズの曲率中心が厚みtの下から2/3tの箇所
にあって、そこに各光束が交差すると仮定して、 tan3θ=(1/2P)/(2/3t)即ち、 3θ=tan −1 (1/2P)/(2/3t)即ち、 θ=(1/3)tan −1 (3P)/(4t) (1) で与えられる。
とレンチキュラー感光材料の揺動角とを適切に調節する
ことにより、レンチキュラーレンズ下の線状画像要素の
拡幅を中央と左右とで変えることができる。例えば、レ
ンチキュラー感光材料の感光層に形成される帯画像の線
幅を均等にして焼き付けるのに必要な揺動角以上に大き
な揺動角で揺動設定しておき、各光束毎にシャッタをそ
の揺動操作露光中に個別に異なるタイミングでオン/オ
フすることにより、レンチキュラーレンズ下の帯画像の
線幅を個別に重なることなく拡げたり、狭めたりする。
したがって、特公昭56−31577号公報に記載され
た技術を達成することができる。
を一つの投影用レンズを通して、少なくともミラー光学
系のn個の第1のミラーおよびn個の第2のミラーを経
てレンチキュラーシートの感光層面に一つのレンズピッ
チ内に均等にn個の線状画像要素が形成される場合にお
いても、線状画像要素の線幅をピッチの1/nの巾に拡
げることができるものである。
によると、視点を異にして撮影されたn個の原画をレン
チキュラーシートに焼き付ける場合、レンチキュラーシ
ートにおける各立体画素像を簡単にレンチキュラーレン
ズのピッチのほぼn分の一の線幅に拡張して記録するこ
とができ、観察の際には両眼の位置が相当広い範囲に移
動しても正しく立体視することができて、観察を便利に
し得る効果がある。また、本発明の装置では、原画を形
成したフィルムを分離する必要がなく、一つの投影レン
ズを用いて露光が行え、また調整自在のミラー光学系を
備えればよいので、通常の写真用のプリンターを改造す
ることにより、容易に実施することができる。
の原画とし、それをレンチキュラー感光材料に投影して
3次元画像を構成する場合の例について説明したが、4
個以上の異なる視点からの原画を焼き付ける場合につい
ても、投影レンズは一つで済み、またミラー光学系を空
間的に互いに妨害しないように3次元空間内に配置する
ことにより、4原画以上を同時露光することが可能であ
る。
のレンズを有する立体写真用カメラ57によって、被写
体を撮影し、フィルムに異なる視点からの原画13 1 、
13 2 、13 3 、13 4 を焼付け、立体写真用のフィル
ムを制作する。 4原画を本発明に従って同時露光する場
合におけるミラー光学系の配置のさせ方は、例えば2原
画については、3原画の実施例で説明したように、図2
に示す光学的配置とすればよいが、他の原画についての
ミラー光学系は水平面以外、例えば図8に示すように、
投影レンズの光軸に垂直面内に対称な光学的配置するこ
とができる。 すなわち、各2個の系がレンチキュラー感
光材料18の中心の光軸(投映レンズの光軸)に対し、
画像面の左右方向に対し対称な配置、画像面の天地方向
に対し対称な配置となるようにそれぞれ2個のミラー光
学系同士を配置してもよい。図8において、4枚の原画
13 1 ,13 2 ,13 3 ,13 4 を通った投映光は、ミ
ラー16 1 ,16 2 ,16 3 ,16 4 でそれぞれ反射さ
れ、次いでミラー17 1 ,17 2 ,17 3 ,17 4 でそ
れぞれレンチキュラー感光材料18にそれぞれ所定の投
映角で入射するように反射される。 また、このような4
原画の画像を焼き付ける際にも、先の3原画と同様に、
図示しない駆動装置にて露光時にレンチキュラーシート
を前記支持軸を中心として基準面(この図では水平面)
に対し、±θの範囲で揺動させてもよく、レンズピッチ
内で各原画像に対応する線状画像要素が万遍なく拡げる
ことができる。
ば、銀塩写真式感光材料、電子写真式感光材料(感光
体)、感熱感圧式感光材料、感圧性樹脂感光材料、熱現
像感光材料、感熱性感光材料等が挙げられる。
本発明は、上記実施例に限定されるものではなく、本発
明の要旨の範囲内において、種々様々に変形、変更する
ことができるものである。
保持される前記レンチキュラー感光材料を基準面に対し
て所定角度範囲内で、あるいはレンチキュラ感光材料を
固定して光学系を、レンチキュラー感光材料の中心部の
レンチキュラーレンズの母線を軸として揺動させる、揺
動手段を備えることにより、投影レンズにより集光さ
れ、レンチキュラーレンズを経て分解して結像された線
状画像要素の線幅を所定角度範囲にわたって拡巾するこ
とができる。
は、レンチキュラーレンズの大きさによって、一般写
真、大型写真の他、立体絵はがき、ディスプレイ、商品
公告、ショーウィンドーディスプレイなどが挙げられ
る。
解できるように、本発明の立体写真投映方法によれば、
連続した複数の原画を所定位置に保持したまま、投影レ
ンズを介して、レンチキュラーレンズの裏側の所定位置
に配置される画像要素記憶媒体に記憶保持された後、画
像要素記憶媒体を介して、あるいは所定位置に配置され
る画像要素表示媒体に直接投映表示して種々の立体観察
がなされる。本発明の立体写真焼付方法およびその装置
によれば、複数の原画像を含む光束は1個の投影レンズ
を経て収束光にされ、続くミラー光学系にて各原画像毎
の光束に分けられ、レンチキュラーシートの感光材料上
にそれぞれ結像される。このため、複数の原画を所定位
置に保持したまま、投影レンズを介して、所定位置に配
設されるレンチキュラー感光材料に、同時に焼き付ける
ことができる。
致するようにミラー光学系のミラー群の例えば第1のミ
ラーの角度を調整することにより、原画像の特定の主被
写体を立体画像の基準平面内に存在させ、立体感のある
鮮明な立体像を得ることができる。
個で済み、相対運動方式と比べてフィルムまたはレンチ
キュラー感光材料を搬送する手段を必要とせず、投影レ
ンズ系の角度を調整する必要もないので構造が簡単とな
る。複数の原画を同時に露光することにより原画数n枚
の場合、能率は約n倍となる。露光中に全原画同時に揺
動走査し、線状画像要素の拡大が単純なメカニズムで高
能率に行える。露光中にネガや感光材料を移動する必要
がないため小型化が可能となる。
画をフィルムに作成する様子を示す説明図である。
キュラー感光材料に焼き付ける例のレンチキュラー感光
材料の像面に対し左右方向における光学的配置の様子を
示す線図である。
向における他の光学的配置の様子を示す線図である。
向における光学的配置の様子を示す線図である。
向における光学的配置の様子を示す線図である。
合の揺動角度を説明する説明図である。
合の揺動角度を詳細に説明する説明図である。
ラー感光材料の像面の天地方向における光学的配置の様
子を示す線図である。
方式における原画焼付を行う場合を説明する説明図であ
る。
シートを観察する場合を説明する説明図である。
Claims (9)
- 【請求項1】3以上の異なる視点からの複数の原画像を
レンチキュラーレンズを介してそれぞれ複数の線状画像
要素としてレンチキュラーレンズの裏面に配される画像
要素記憶媒体あるいは画像要素表示媒体に投映するに当
たり、 各原画像からの光束を一つの投映レンズに入射させ、透
過した光束を各原画像毎に少なくとも2枚のミラーから
なるミラー光学系において原画像毎に光束を分離し、か
つこのミラー光学系にて各光束の画像要素記憶媒体ある
いは画像要素表示媒体までの光路長を調整し、かつ各光
束を各レンチキュラーレンズに所定の焼付角度で入射
し、前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表示媒体に
線状画像要素として結像させ、同時に3以上の異なる視
点からの原画像を前記画像要素記憶媒体あるいは画像要
素表示媒体に投映することを特徴とする立体写真投映方
法。 - 【請求項2】前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表
示媒体が感光材料である請求項1に記載の立体写真投映
方法。 - 【請求項3】 前記原画像を前記画像要素記憶媒体あるい
は画像要素表示媒体への投映中に、レンチキュラーレン
ズと前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表示媒体と
を、基準面に対して所定角度範囲内で、投映レンズの光
軸と交わる前記画像要素記憶媒体あるいは画像要素表示
媒体の中心部のレンチキュラーレンズの母線を軸として
揺動させる請求項1または2に記載の立体写真投映方
法。 - 【請求項4】3以上の異なる視点からの複数の原画像を
レンチキュラーレンズを介して投映し、それぞれ複数の
線状画像要素としてレンチキュラーレンズの裏面側に配
される感光材料に焼き付けるに当たり、 各原画像からの光束を一つの投映レンズに入射させ、透
過した光束を各原画像毎に少なくとも2枚のミラーから
なるミラー光学系において原画像毎に光束を分離し、か
つこのミラー光学系にて各光束の感光材料までの光路長
を調整し、かつ各光束を各レンチキュラーレンズに所定
の焼付角度で入射し、前記感光材料に線状画像要素とし
て結像させ、同時に3以上の異なる視点からの原画像を
感光材料に焼き付けることを特徴とする立体写真焼付方
法。 - 【請求項5】 前記原画像を前記レンチキュラーレンズの
裏面側に配される感光材料に焼き付中に、レンチキュラ
ーレンズと前記感光材料とを、基準面に対して所定角度
範囲内で、投映レンズの光軸と交わる感光材料の中心部
のレンチキュラーレンズの母線を軸として揺動させる請
求項4に記載の立体写真焼付方法。 - 【請求項6】複数の異なる視点からの複数の原画像をレ
ンチキュラーレンズを介して投映し、それぞれ複数の線
状画像要素としてレンチキュラ感光材料の感光層に焼き
付ける立体写真焼付装置であって焼付光源と、複数の原
画像を担持するフィルムを保持するフィルム保持手段
と、前記フィルムを透過し、複数の原画像情報を有する
投映光を前記レンチキュラー感光材料の感光層に結像す
る1個の投映レンズと、少なくとも前記投映レンズを透
過した複数の原画像情報を有する投映光を各原画像毎に
分離する、各原画像に対応する第1のミラー群、ならび
に各々原画像情報を有する投映光をそれぞれ前記レンチ
キュラー感光材料に所定の角度で入射させ、前記レンチ
キュラー感光材料に対応する線状画像要素として結像さ
せるように反射する各々の第2のミラー群とからなり、
各々の投映光の感光層への焼付角度および光路長を調整
するミラー光学系と、前記各々の投映光を多数の線状画
像要素として結像させるレンチキュラレンズおよび該レ
ンチキュラレンズの裏面側に配され線状画像要素に分解
された投映画像を焼き付けるための感光層を有するレン
チキュラ感光材料を保持するレンチキュラー保持手段と
を、前記光源から射出された投映光の進行方向に沿って
この順序で配置されることを特徴とする立体写真焼付装
置。 - 【請求項7】前記原画像の感光層への焼付中に、前記レ
ンチキュラー保持手段に保持される感光材料を水平面に
対して所定角度範囲内で、投映レンズの光軸と交わるレ
ンチキュラー感光材料の中心部のレンチキュラーレンズ
の母線を軸として揺動させる揺動手段を備える請求項6
に記載の立体写真焼付装置。 - 【請求項8】各原画の主被写体が感光層で焦点が合うよ
うに投映レンズをその光軸方向に移動可能とする請求項
6または7に記載の立体写真焼付装置。 - 【請求項9】前記原画像の露光量を個別に調整し得、か
つ露光量調整を全体で調整しえる露光量調整系を備える
請求項6〜8のいずれかに記載の立体写真焼付装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6726091A JP2671906B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 立体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装置 |
US07/858,652 US5192969A (en) | 1991-03-29 | 1992-03-27 | Stereographic projecting and recording method and apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6726091A JP2671906B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 立体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0566530A JPH0566530A (ja) | 1993-03-19 |
JP2671906B2 true JP2671906B2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=13339814
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6726091A Expired - Lifetime JP2671906B2 (ja) | 1991-03-29 | 1991-03-29 | 立体写真投映方法および立体写真焼付方法ならびにその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671906B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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---|---|---|---|---|
KR100658671B1 (ko) * | 2002-08-20 | 2006-12-15 | 삼성에스디아이 주식회사 | 2차원 영상과 3차원 영상 겸용 디스플레이 장치 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP6726091A patent/JP2671906B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0566530A (ja) | 1993-03-19 |
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