JP2671798B2 - ペースト滴下装置 - Google Patents
ペースト滴下装置Info
- Publication number
- JP2671798B2 JP2671798B2 JP6022335A JP2233594A JP2671798B2 JP 2671798 B2 JP2671798 B2 JP 2671798B2 JP 6022335 A JP6022335 A JP 6022335A JP 2233594 A JP2233594 A JP 2233594A JP 2671798 B2 JP2671798 B2 JP 2671798B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paste
- cylinder
- nozzle
- dropping
- dropping device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L24/00—Arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies; Methods or apparatus related thereto
- H01L24/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies
- H01L24/741—Apparatus for manufacturing means for bonding, e.g. connectors
- H01L24/743—Apparatus for manufacturing layer connectors
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ペーストを滴下するペ
ースト滴下装置に関し、特に半導体チップ接着用のペー
スト滴下装置に関する。
ースト滴下装置に関し、特に半導体チップ接着用のペー
スト滴下装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のペースト滴下装置(例えば、
(株)サンエイテックの製品カタログ「Automatic Disp
ensers Apply Precise Amounts of Liquids/Pastes」に
示された装置)を図3に示す。図においてシリンダ1の
先端にノズル3を接続し、シリンダ1内にペースト2を
密封している。シリンダ1には空気圧配管6がつながっ
ている。ペースト滴下量は、配管6からの空気圧とその
印加時間とを制御することにより、コントロールしてい
る。ペースト2を滴下する対象の半導体チップサイズに
合わせてノズル3のニードル7の数を増減させる。ペー
スト剤としては、エポキシ樹脂に、熱伝導率・抵抗率改
善用フィラーとしてAg、Cu、Al、Au等を70〜
95重量%添加したもの、あるいは、ポリイミド樹脂に
Cu、Al、Au等を添加したものを用いる。
(株)サンエイテックの製品カタログ「Automatic Disp
ensers Apply Precise Amounts of Liquids/Pastes」に
示された装置)を図3に示す。図においてシリンダ1の
先端にノズル3を接続し、シリンダ1内にペースト2を
密封している。シリンダ1には空気圧配管6がつながっ
ている。ペースト滴下量は、配管6からの空気圧とその
印加時間とを制御することにより、コントロールしてい
る。ペースト2を滴下する対象の半導体チップサイズに
合わせてノズル3のニードル7の数を増減させる。ペー
スト剤としては、エポキシ樹脂に、熱伝導率・抵抗率改
善用フィラーとしてAg、Cu、Al、Au等を70〜
95重量%添加したもの、あるいは、ポリイミド樹脂に
Cu、Al、Au等を添加したものを用いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなペースト滴下装置では時間経過とともにペーストに
添加されたフィラーが沈降し、ノズルの目詰まり、ペー
スト凝固等を生じやすい。そのため、 (1)ペーストの使用期限を短期間に限定し、厳密な管
理が必要。 (2)フィラーの種類、添加量が限定され、ペーストの
物理特性改善が困難。 といった問題点がある。
うなペースト滴下装置では時間経過とともにペーストに
添加されたフィラーが沈降し、ノズルの目詰まり、ペー
スト凝固等を生じやすい。そのため、 (1)ペーストの使用期限を短期間に限定し、厳密な管
理が必要。 (2)フィラーの種類、添加量が限定され、ペーストの
物理特性改善が困難。 といった問題点がある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明のペースト滴下装
置は、ペーストを密封するシリンダと、このシリンダの
先端に設けられたノズルと、前記シリンダの後端側に前
記ペーストの前記ノズルからの滴下を制御する空気圧を
伝える配管とを備えたペースト滴下装置において、前記
シリンダ内に設けられ複数の空孔を有する螺旋状のスク
リューで前記ペーストを撹はんすることを特徴とする。
置は、ペーストを密封するシリンダと、このシリンダの
先端に設けられたノズルと、前記シリンダの後端側に前
記ペーストの前記ノズルからの滴下を制御する空気圧を
伝える配管とを備えたペースト滴下装置において、前記
シリンダ内に設けられ複数の空孔を有する螺旋状のスク
リューで前記ペーストを撹はんすることを特徴とする。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0006】図1は本発明の第一の実施例のペースト滴
下装置の縦断面図である。内径10mm、長さ50m
m、ペースト内容量15gのシリンダ1の内部に直径7
mm、長さ35mm、羽根数10枚の螺旋状のスクリュ
ー4を設け、そのスクリュー4には直径1.8mmの空
孔5を等間隔で40個設けている。シリンダ1の先端に
はペースト滴下用のノズル3を取り付けている。シリン
ダ1の後端にはペースト2の滴下を制御する空気圧を伝
えるための配管6が接続されている。スクリュー4を1
0回/分で回転し、ペースト2を攪はんしている。ペー
スト2は、エポキシ樹脂に熱伝導率・抵抗率改善用フィ
ラーとして平均粒径25μmのAu粒子を90重量%添
加したものを用いた。Auは密度が高いので時間が経過
すると沈降し、ノズル3の目詰まり、ペースト2の凝固
などが発生しやすいが、スクリュー4でペースト2を攪
はんすることにより、それらの不具合を防止できる。連
続滴下試験(滴下量3.0mg、滴下頻度5回/分)に
おいて、従来のペースト滴下装置では、30分でフィラ
ーの沈降が発生し、ノズルの目詰まりが生じたが、本実
施例では、10時間経過後もペースト滴下状態は正常で
あった。
下装置の縦断面図である。内径10mm、長さ50m
m、ペースト内容量15gのシリンダ1の内部に直径7
mm、長さ35mm、羽根数10枚の螺旋状のスクリュ
ー4を設け、そのスクリュー4には直径1.8mmの空
孔5を等間隔で40個設けている。シリンダ1の先端に
はペースト滴下用のノズル3を取り付けている。シリン
ダ1の後端にはペースト2の滴下を制御する空気圧を伝
えるための配管6が接続されている。スクリュー4を1
0回/分で回転し、ペースト2を攪はんしている。ペー
スト2は、エポキシ樹脂に熱伝導率・抵抗率改善用フィ
ラーとして平均粒径25μmのAu粒子を90重量%添
加したものを用いた。Auは密度が高いので時間が経過
すると沈降し、ノズル3の目詰まり、ペースト2の凝固
などが発生しやすいが、スクリュー4でペースト2を攪
はんすることにより、それらの不具合を防止できる。連
続滴下試験(滴下量3.0mg、滴下頻度5回/分)に
おいて、従来のペースト滴下装置では、30分でフィラ
ーの沈降が発生し、ノズルの目詰まりが生じたが、本実
施例では、10時間経過後もペースト滴下状態は正常で
あった。
【0007】スクリュー4の回転により、ペースト2の
過度の圧力が加わると、フィラーの凝集現象が発生する
恐れがある。特にAuのフィラーの柔らかいため、その
可能性が高い。しかし、本実施例では、過度の圧力を逃
がすためにスクリュー4に空孔5を設けているため、こ
の原因によるフィラー凝集も防止できる。
過度の圧力が加わると、フィラーの凝集現象が発生する
恐れがある。特にAuのフィラーの柔らかいため、その
可能性が高い。しかし、本実施例では、過度の圧力を逃
がすためにスクリュー4に空孔5を設けているため、こ
の原因によるフィラー凝集も防止できる。
【0008】以上に述べた理由により、密度が高く、沈
降しやすいフィラーを多量に添加したペースト剤であっ
ても使用可能になるため、ペーストの物理特性改善が容
易になり、また、そのペースト剤を長期間使用できる。
降しやすいフィラーを多量に添加したペースト剤であっ
ても使用可能になるため、ペーストの物理特性改善が容
易になり、また、そのペースト剤を長期間使用できる。
【0009】図2は本発明の第二の実施例の縦断面図で
ある。第一の実施例との相違点はノズル3とシリンダ1
の接続部7を太くし、スクリュー4をノズル3の内部ま
で延長していることである。スクリュー4は、長さ42
mm、羽根数12枚、空孔数48個のものを用いた。
ある。第一の実施例との相違点はノズル3とシリンダ1
の接続部7を太くし、スクリュー4をノズル3の内部ま
で延長していることである。スクリュー4は、長さ42
mm、羽根数12枚、空孔数48個のものを用いた。
【0010】第一の実施例の場合、装置が稼働している
ときは、ノズル3内のペースト2が常に入れ替わるの
で、フィラー沈降は生じないが品種切り替えなどで停止
するとノズル3内でフィラー沈降が発生する。そのた
め、ノズル3の交換、もしくは、洗浄が必要になる。し
かし、本実施例においてはノズル3内のペースト2も攪
はんできるので、洗浄作業は不要となり、生産効率を向
上させることができる。
ときは、ノズル3内のペースト2が常に入れ替わるの
で、フィラー沈降は生じないが品種切り替えなどで停止
するとノズル3内でフィラー沈降が発生する。そのた
め、ノズル3の交換、もしくは、洗浄が必要になる。し
かし、本実施例においてはノズル3内のペースト2も攪
はんできるので、洗浄作業は不要となり、生産効率を向
上させることができる。
【0011】
【発明の効果】本発明のペースト滴下装置は、ペースト
をスクリューで攪はんすることによりペーストに添加さ
れたフィラー沈降によるノズル目詰まり、フィラー凝集
によるペースト凝固の問題点を解消し、優れた物理特性
を有するペースト剤の長期使用を可能にする。
をスクリューで攪はんすることによりペーストに添加さ
れたフィラー沈降によるノズル目詰まり、フィラー凝集
によるペースト凝固の問題点を解消し、優れた物理特性
を有するペースト剤の長期使用を可能にする。
【図1】本発明の第一の実施例の縦断面図である。
【図2】本発明の第二の実施例の縦断面図である。
【図3】従来のペースト滴下装置の縦断面図である。
1 シリンダ 2 ペースト 3 ノズル 4 スクリュー 5 空孔 6 空気圧配管
Claims (1)
- 【請求項1】 ペーストを密封するシリンダと、このシ
リンダの先端に設けられたノズルと、前記シリンダの後
端側に前記ペーストの前記ノズルからの滴下を制御する
空気圧を伝える配管とを備えたペースト滴下装置におい
て、前記シリンダ内に設けられ複数の空孔を有する螺旋
状のスクリューで前記ペーストを撹はんすることを特徴
とするペースト滴下装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022335A JP2671798B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ペースト滴下装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6022335A JP2671798B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ペースト滴下装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07232118A JPH07232118A (ja) | 1995-09-05 |
JP2671798B2 true JP2671798B2 (ja) | 1997-10-29 |
Family
ID=12079843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6022335A Expired - Lifetime JP2671798B2 (ja) | 1994-02-21 | 1994-02-21 | ペースト滴下装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2671798B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105327832B (zh) * | 2015-11-27 | 2017-08-25 | 苏州兴亚净化工程有限公司 | 一种混胶均匀的灌胶机 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0457275U (ja) * | 1990-09-21 | 1992-05-15 |
-
1994
- 1994-02-21 JP JP6022335A patent/JP2671798B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07232118A (ja) | 1995-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970610 |