JP2671712B2 - プリント板ユニットの放熱構造 - Google Patents

プリント板ユニットの放熱構造

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリント板ユニットの
放熱構造に関する。電子・通信装置などは、装置回路を
構成するために筐体内に多数のプリント板ユニットが実
装された装置構成がなされる。
【0002】このような装置構成によれば、装置全体を
大形化することなく回路機能を具えた多数のプリント板
ユニットをより高密度に実装するためには、プリント板
ユニットに実装されているLSIなどの発熱部品からの
発生熱を効率よく除去して装置内部の温度を所定以下に
維持させることが肝要である。また、装置を小形化する
ために高密度に実装する場合にも同様なことが要求され
る。
【0003】一方、上記装置は長期にわたって連続した
動作が行なわれることから、電動フアンなどの可動部品
を使用して装置内部の放熱冷却を行なうことは電動フア
ンの信頼度と、そのためのスペースおよび電力を要する
ことからこれを使用することは望ましくなく、自然通風
による放熱冷却とすることが好ましい。
【0004】
【従来の技術】自然通風による放熱冷却を行なうように
した電子・通信装置など(以下単に装置と略称する)
は、図9の概略図に示されるような構成が多く採用され
ている。すなわち、図9の(a)図の側断面図、(b)
図の正面図のように縦長の筐体1の内部にシエルフ2が
間隔を設けて上下方向多段(図は3段)に収容される。
間隔部分には冷却空気の誘導板3が図示左方向の斜め後
ろ上がりに取り付けられている。
【0005】シエルフ2の内部には多数のプリント板ユ
ニット5が縦配置として並列に挿入されており、各段の
プリント板ユニット5の横方向の間隔はプリント板ユニ
ット5の発熱量に応じてその間隔幅が設定されている。
プリント板ユニット5には図示省略のLSIなどの発熱
部品が実装されており、これらから発生される熱はプリ
ント板に伝達される以外は主として空間に放熱される。
【0006】この放熱された熱はシエルフ2の下方の誘
導板3の上面に沿って前面から入り込む筐体外部の空気
に伝導して空気の温度を上昇させることにより、空気が
上方に向かって上昇し、上の誘導板3の下面に沿って筐
体1の背面外部に流れ出る。
【0007】このように上下のシエルフ2,2間に冷暖
の冷却空気の混入がないように誘導板3によって区画さ
れ、シエルフ2には前面外部からの冷気を取り込み自然
対流によって温度の高くなった空気を矢印Aで示される
経路で筐体外部背面に流れ出るように構成されている。
【0008】プリント板ユニット5の発熱量に応じて外
部の空気を取り入れるための開口を大きく、かつ排出口
も大きく設定することが必要なことから、シエルフ2,
2の上下間の高さ間隔が拡がることになり、全体の高さ
が高くなる。これを縮小するためには1シエルフ当たり
のプリント板ユニット5の収容枚数を少なくするしかな
いが、高密度実装に逆行することになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術の問題点
はシエルフへのプリント板ユニットの収容枚数を多くす
ると、冷却用空気の入出口を大きく(高く)することに
なるが、これにも自ずから限界があり無制限に大きく
(高く)することはできない。むしろ逆により多くのプ
リント板ユニットを搭載することが求められる。電動フ
アンなどによる強制換気による冷却は前述の理由から好
ましくない。
【0010】このようなことから、本発明は冷却用空気
の入出口を最小限の大きさとして、積極的に放熱を行な
うようにしたプリント板ユニットの放熱構造の提供をす
ることを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明手段の構成要旨は、プリント板ユニットの前面
に着脱可能に取り付けられる前面板と、上記プリント板
ユニットに設けられる発熱部品と該発熱部品からの発生
熱を伝達させる熱伝導部材と、上記熱伝導部材の前端に
設けられ上記前面板に接触される伝熱面と該伝熱面を前
面板に圧接させる弾性体からなる圧接手段とを具えた伝
熱部材と、を具えてなること、にある。
【0012】上記伝熱部材は熱伝導部材に接合された筒
状の金属体と、該金属体に摺動可能に嵌合されかつ前面
板に圧接状態に接触する伝熱面を有する伝熱体と、から
なること。
【0013】上記熱伝導部材は好ましくはヒートパイプ
である。
【0014】
【作用】上記本発明構成要旨によると、プリント板ユニ
ットの発熱部品からの発生熱を熱伝導部材に伝導させる
とともに、この熱伝導部材前端の伝熱部材の伝熱面をプ
リント板ユニットの前面に取り付けられる前面板に弾性
体によって圧接させて伝熱させ、前面板から効率よく放
熱させるようにする。
【0015】また、熱伝導部材の前端に伝熱部材を設け
ることにより前面板との間に間隔誤差があっても確実な
圧接状態が得られる。さらには、熱伝導部材をヒートパ
イプとすることにより、より効率的な熱伝導状態を得る
ことができる。
【0016】
【実施例】上記本発明のプリント板ユニットの冷却構造
を構成要旨にもとづき、図を参照して具体的実施例で詳
細に説明する。
【0017】図1は、本発明のプリント板ユニットの放
熱構造の基本的な側断面図(a)と、B−B矢視の正面
図(b)である。なお、(a)図で図示面を側面、右手
側を前面、左手側を背面、上側を上部、手前側を下部、
と称する。図1において、シエルフ11の内部には前面
からプリント板ユニット12が縦配置に挿入され、背面
側のバックボード13にコネクタ15同士電気回路のプ
ラグイン接続がなされている。
【0018】シエルフ11の上部と下部にはそれぞれ冷
却空気の誘導板16,17が斜め後ろ上がりに配置され
ている。プリント板ユニット12の上部にはプリント板
に沿って前面から背面にかけて熱伝導部材19が水平姿
勢で固定的に取り付けられている。この熱伝導部材19
には要所(図は5箇所)に熱吸収板21が縦位置に取り
付けられている。
【0019】熱伝導部材19の前面端部には前後方向に
嵌合摺動構成で伸縮可能な伝熱部材22の内部部材が取
り付けられ、この伝熱部材22の外部部材の前面が内装
された圧接手段23によって仮想線で示される前面板2
5の裏面に圧接されている。プリント板ユニット12に
はLSIなどの高発熱部品27が実装されている。
【0020】上記構成で、回路機能の動作にともないL
SI27などからの発熱によって周囲の空気が熱せら
れ、その空気はプリント板に沿って上昇する。空気の上
昇は矢印Cのように上部の誘導板16の下面に沿ってシ
エルフ11の外部背面側に流出されるが、これにより前
面下部から外部の冷却空気が下部の誘導板17の上面に
沿って導入され補給される。
【0021】このような冷却空気の流れにより、熱せら
れて上昇する空気は熱吸収板21に接触し、この熱吸収
板21に相当程度の熱が吸収される。熱吸収板21から
熱伝導部材19に伝達され前面端部の伝熱部材22を介
して前面板25に伝達させ、この広面積な前面板25か
ら空間およびこれが固定されているシエルフ11または
筐体に伝導放熱させる。
【0022】このように前面板25によって放熱冷却さ
れるから、熱伝導部材19が低温度であることにより、
効率よく熱吸収板21に熱が吸収される。上記熱伝導部
材19と熱吸収板21および伝熱部材22は熱抵抗の少
ない、たとえば銅,銅合金,アルミニウムおよびその合
金材などからなり、板材,棒材,管材などの組み合わせ
によって構成される。しかしながら、熱伝導部材19を
公知なヒートパイプとすることにより、もっとも好まし
い態様を得ることができる。また、熱吸収板21はその
熱吸収を積極的とさせるために輻射率の良好な粗面、黒
色などの表面状態にすることも好ましい結果を得ること
ができる。
【0023】図2の(a)図はシエルフ11を前面から
みた図である。プリント板ユニット12は縦配置として
横方向に並列にプラグイン実装されている。熱吸収板2
1は発生される熱量に応じてその大きさが変えられてお
り、同様にプリント板ユニット12の間隔も変えられて
いる。伝熱部材22の高さ方向の位置は一定線上となる
ように設定されている。
【0024】シエルフ11の左右端にはねじ孔26が設
けられており、このねじ孔26に(b)図に示される狭
幅な高さの前面板25−1がねじ27によって取り付け
られ、横列している伝熱部材22に圧接し、この前面板
25−1から放熱するようにする。この前面板25−1
は放熱とともに、各プリント板ユニット12がシエルフ
11から抜け出るのを防止するように機能している。
【0025】上記狭幅な前面板25−1に代えて(c)
図に示されるシエルフ11の前面開口全面を覆う高さの
前面板25−2を用いてねじ27で取り付けることによ
り、より大きな放熱面積を得ることができる。この前面
板25−2はプリント板ユニット12の各機能の表示、
制御操作のための部品を取り付ける機能を具えるものと
しても利用される。勿論各プリント板ユニット12の抜
け止め機能も有している。
【0026】上記前面板25−1,−2の放熱機能につ
いては、その機能をさらに向上させるために、図3に示
されるように前面側に多数の放熱ひれ(フイン)28を
有する前面板25−3とすることにより、一層放熱能力
が大きくなる。また、前面板の材料は好ましくはアルミ
ニウム材などの熱抵抗の少ないものがよいが、構造用鋼
板などは低コストであって経済的である。
【0027】上記伝熱部材の好ましい第1の実施例につ
いて図4を参照して以下説明する。図4の(a)図は側
断面図であり、前面側から見たD−D矢視図を(b)図
に示す。
【0028】図において、伝熱部材30は、熱伝導部材
19に圧入、半田付けなどの手段によって接合された筒
状の金属体31と、金属体31に摺動可能に嵌合され前
面側に伝熱面32および貫通孔33内に圧縮コイルばね
34とこのばね34を係止するためのC形止め輪35を
溝36に嵌めてなる伝熱体37とからなる。
【0029】背面側には伝熱体37の半径方向を貫通す
る孔にピン38が圧入されており、先端が金属体31の
縦溝39に嵌まり相互の回転をなくするとともに、金属
体31から伝熱体37がばね34の圧縮反力によって抜
け出るのを防止している。
【0030】伝熱面32の前面視は(b)図から明らか
なように、縦長であり横方向の幅は狭くに形成されてい
る。これはプリント板ユニットの実装間隔を高密度とす
ることに適している。伝熱面32の前面と接する前面板
25との間には伝熱ゴムシート41が介在挿入されてお
り、全面が有効に密着されるように配慮されている。
【0031】熱伝導部材19の伝導熱は矢印E方向に伝
達され、接合された金属体31に伝わりこれと嵌合して
いる伝熱体37に伝達される。伝熱体37はC形止め輪
と金属体31との間のばね34の圧力によって前面側に
押し付けられているので、伝熱面32が前面板25に圧
接され前面板25への熱の伝熱が行なわれ、前面板25
から空間に対して放熱される。および、シエルフ11に
も熱伝導されてシエルフからの放熱も行なわれる。
【0032】前面板25が外された場合にはピン38が
金属体31の縦溝39の端部に当接し、伝熱体37が金
属体31と分離することのないように保護される。伝熱
ゴムシート41の介在されることによって伝熱面32と
前面板25との間に僅かな傾きなどがあったとしても、
効果的に相互が密着して熱伝導がなされる。
【0033】圧接手段としての圧縮コイルばね34の存
在は、多数のプリント板ユニット21それぞれに設けら
れた伝熱部材30(22)と前面板25との間の僅かな
前後方向の位置誤差に対して、すべての伝熱面32が前
面板25と圧接するように機能する。
【0034】上記金属体31と伝熱体37とは熱伝導の
良好な金属、たとえば銅、銅合金、アルミニウムおよび
その合金などから形成され、嵌合部には熱伝達を良好と
するために熱伝導性グリースなどを供給するのが好まし
く、嵌合部の摺動移動が好適に行なえる。
【0035】つぎに、伝熱部材の好ましい第2の実施例
について図5を参照して以下説明する。図5の(a)図
は側断面図であり、前面側から見たF−F矢視図を
(b)図に示す。
【0036】図において、伝熱部材50は、熱伝導部材
19に圧入、半田付けなどの手段によって接合された筒
状の金属体51と、金属体51に摺動可能に嵌合され前
面側に伝熱面52および背面端を開口した穴53内に圧
縮コイルばね54の嵌め込まれた伝熱体55とからな
る。
【0037】背面側には伝熱体55の半径方向のねじ孔
にねじ57がねじ込まれており、先端が金属体51の背
面端に当接するように位置している。これによって金属
体51から伝熱体55がばね54の圧縮反力によって抜
け出るのを防止している。また、伝熱体55の穴53の
底部近傍に半径方向の貫通孔58が設けられて穴53と
外部とが連通されている。
【0038】伝熱面52と接する前面板25との間には
伝熱ゴムシート59が介在挿入されており、全面が有効
に密着されるように配慮されている。熱伝導部材19の
伝導熱は矢印E方向に伝達され、接合された金属体51
に伝わりこれと嵌合している伝熱体55に伝達される。
伝熱体55は穴53の底部と金属体51との間のばね5
4の圧力で前面側に押し付けられているので、伝熱面5
2が前面板25に圧接され前面板25への熱の伝熱が行
なわれ、前面板25から空間に対して放熱される。一部
はシエルフ11にも熱伝導されてシエルフからの放熱も
行なわれる。
【0039】前面板25が外された場合にはねじ57が
金属体51の端面に当接し、伝熱体55が金属体51と
分離することのないように保護される。伝熱ゴムシート
59は図4の実施例と同様の材料であり同様に機能す
る。
【0040】金属体51と伝熱体55とについても図4
の実施例と同様の材料、同様の作用が行なわれる。嵌合
部への熱伝導グリースなどの供給も同様である。なお、
伝熱体55の貫通孔58は穴53内部の密閉状態の空間
への空気の出入りのためのものである。
【0041】上記伝熱ゴムシート41,59について
は、かならずしもゴムである必要はなく、伝熱性の液状
体を充填した嚢(袋)体であっても同様な作用、効果が
得られるものである。
【0042】熱伝導部材19と熱吸収板21との結合部
分の好ましい態様について図6を参照して以下説明す
る。図6の(a)図は側断面図、(b)図は矢視G−G
から見た図である。図において、熱伝導部材19が貫通
する熱吸収板21の一面にはフランジ部分61が熱吸収
板21と点溶接62されて結合された結合体60が取り
付けられている。
【0043】この結合体60はフランジ部分61の中心
部軸方向に延び、熱伝導部材19を密着嵌合させている
スリーブ63が一体形成されており、スリーブ63には
一端の開口端から軸方向に切り込み溝65が複数箇所
(図は4箇所)に形成されている。
【0044】このスリーブ63の周囲には巻きばね67
が拡張状態にして嵌められている。したがって、この巻
きばね67は縮小しようとして切り込み溝65によりス
リーブ63を中心方向に縮小させるように働いている。
【0045】この結合体60は熱伝導部材19に対する
熱の伝達面積を大きく有しているので、熱吸収板21か
らの熱を効率よく熱伝導部材19に伝達することができ
る。また、スリーブ63は熱伝導部材19とは密着して
いるものの、接触しているのみであるから軸方向への摺
動移動が可能である。したがって、熱伝導部材19に対
する熱吸収板21の位置を長さ方向の任意位置に移動さ
せて設定することができる。
【0046】結合体60の材料は熱伝導性の良好な銅、
アルミニウムか、これらの合金から形成するのが好まし
い。発熱部品27と熱吸収板21との直接的な熱結合の
好ましい態様の一実施例について図7を参照して以下説
明する。図7の(a)図は側面図であり、(b)図は矢
視H−H方向から見た図である。図において、プリント
板71に搭載実装された発熱部品であるLSI27の左
右に配置された熱吸収板21は、その脚部72がプリン
ト板71にねじ73で取り付けられている。
【0047】熱吸収板21,21の間にはコの字形に形
成された結合板75がその両脚部76,76によって熱
吸収板21,21とねじ77によって取り付けられてい
る。そうして、結合板75とLSI27の放熱装置78
との間には伝熱ゴムシート79が圧接状態に介在挿入さ
れている。
【0048】上記LSI27の発熱はLSI27と一体
の放熱装置78から伝熱ゴムシート79を介して結合板
75に伝達され、その脚部76,76から熱吸収板2
1,21へと伝達され、前述したように熱伝導部材19
を経て伝熱部材22を介して前面板25へ伝熱されて放
熱される。
【0049】この結合板75は熱伝導性の良好な材料、
たとえば銅、銅合金、アルミニウムおよびその合金材な
どから形成される。ゴムシート79についても前述の嚢
体であってもよいものであるが、その他の伝熱用のコン
パウンドなども適用可能である。
【0050】図1の熱吸収板21の間接的な熱吸収用と
して適用可能な好ましい態様の一実施例について図8を
参照して以下説明する。図8の(a)図は平面図、
(b)図は側面図、である。図において、本実施例にお
ける熱吸収板80は上下方向に多数の吸熱ひれ(フイ
ン)81が並列に形成されており、水平方向に貫通する
熱伝導部材19とは圧入または半田付けなどによって固
定的に取り付けられる。しかしながら、図6の結合体の
態様を適用すること勿論好ましいことである。
【0051】本発明は以上説明の各実施例ならびに態様
を、それぞれに適用することは勿論可能なことである
が、それぞれを任意に、または意図的に組み合わせるこ
とによって一層放熱が効率よく行なわれ、このようなこ
とを含むことは勿論のことである。
【0052】上記実施例では、伝熱部材の断面を円形と
して例示したが本発明はこのようなことに限定されるも
のでなく、角形、長円形、楕円形、長方形などの任意の
形状となし得るものである。また、圧接手段についても
コイルばねでなく、その他の弾性体を適用可能、たとえ
ば板ばねなど種々のものが適用され得る。
【0053】
【発明の効果】以上詳細に述べたように、本発明のプリ
ント板ユニットの放熱構造によれば、発熱部品の発熱を
前面側に伝達させる熱伝導部材をプリント板ユニットに
具え、この熱伝導部材の前面端部に圧接手段を具えた伝
熱部材を設けてこの伝熱部材の端面を前面板に圧接させ
ることによって、発熱部品の発熱を伝導経由させて前面
板から放熱させるようにしたので、装置の高密度実装を
可能とできる。
【0054】表面板の着脱に応じて自動的に伝導部品と
の圧接状態と分離状態となるので操作性が簡単容易であ
る。発熱を内部空気の自然対流による分と、表面板から
の放熱とに分担させることでシエルフの上下間隔を最小
限度に設定可能であるなど、従来の問題点を解消したそ
の実用上の効果はきわめて顕著なものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放熱構造の基本的図
【図2】図1のシエルフの前面図
【図3】放熱機能を向上させる前面板
【図4】伝熱部材の第1の実施例
【図5】伝熱部材の第2の実施例
【図6】熱伝導部材と熱吸収板との結合部の実施例
【図7】発熱部品と熱吸収板との結合の一実施例
【図8】熱吸収板の一実施例
【図9】従来の放熱構造の説明図
【符号の説明】
1 筐体 11 シエルフ 12 プリント板ユニット 16,17 誘導板 19 熱伝導部材 21 熱吸収板 22 伝熱部材 23 圧接手段 25 前面板 27 発熱部品 30,50 伝熱部材 31,51 金属体 32,52 伝熱面 34,54 ばね 37,55 伝熱体 38 ピン 41,59 伝熱ゴムシート 60 結合体 61 フランジ 63 スリーブ 65 切り込み溝 67 巻きばね 75 結合板 80 熱吸収板 81 ひれ(フイン)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリント板ユニットの前面に着脱可能に
    取り付けられる前面板と、 上記プリント板ユニットに設けられる発熱部品と該発熱
    部品からの発生熱を伝達させる熱伝導部材と、 上記熱伝導部材の前端に設けられ上記前面板に接触され
    る伝熱面と該伝熱面を前面板に圧接させる弾性体からな
    る圧接手段と を具えた伝熱部材と、 を具えてなることを特徴とするプリント板ユニットの放
    熱構造。
  2. 【請求項2】 上記伝熱部材は熱伝導部材に接合された
    筒状の金属体と、 該金属体に摺動可能に嵌合されかつ前面板に圧接状態に
    接触する伝熱面を有する伝熱体と、 からなることを特徴とする請求項1に記載のプリント板
    ユニットの放熱構造。
  3. 【請求項3】 上記熱伝導部材はヒートパイプであるこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載のプリン
    ト板ユニットの放熱構造。
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